JPH0212588Y2 - - Google Patents

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JPH0212588Y2
JPH0212588Y2 JP12876783U JP12876783U JPH0212588Y2 JP H0212588 Y2 JPH0212588 Y2 JP H0212588Y2 JP 12876783 U JP12876783 U JP 12876783U JP 12876783 U JP12876783 U JP 12876783U JP H0212588 Y2 JPH0212588 Y2 JP H0212588Y2
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JP
Japan
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differential gear
gear device
differential
transmission means
driven shaft
Prior art date
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JP12876783U
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JPS6035244U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用差動ギヤ装置の差動機構
が適正に機能するか否かを検査する装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
自動車用差動ギヤ装置の運転検査装置として、
例えば実開昭55−90933号に開示される如く差動
ギヤ装置の両出力軸に発電機や油圧ポンプ等の負
荷を設けて、入力トルクあるいは出力トルク特性
を測定するものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の運転検査装置では、
両出力軸に、おのおのトルク吸収装置を設置する
必要があるなど、構成が複雑で効果なものであつ
た。
この考案は上記従来の欠点を解消するためにな
されたもので、簡単な構成で自動車用差動ギヤ装
置の性能試験が可能となる運転検査装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記目的を達成するため、自動車
用差動ギヤ装置の運転検査装置であつて、供試差
動ギヤ装置の両出力軸のそれぞれに回転数比が異
なる伝達手段を介して連結される単一の従動軸
と、上記供試差動ギヤ装置の入力側を駆動する駆
動手段と、該駆動手段の駆動負荷動力を検出する
検出手段とを具備したものである。
〔作用〕
この考案によれば、駆動手段により差動ギヤ装
置の両出力軸を回転すると同時に、これと連動し
て従動軸を回転数比が異なる伝達手段を介して回
転すると、回転数比が小さい伝達手段側の出力軸
に対して回転数比が大きい伝達手段側の出力軸の
回転が速くなるため、差動ギヤ装置の両出力軸間
に回転速度ずれが生じて差動ギヤ装置は差動状態
になつて、各歯車が相対回転し、この状態におけ
る駆動手段の駆動負荷動力を検出手段によつて検
出し、その駆動負荷動力が予め設定しておいた数
値に入るか否かにより差動ギヤ装置の性能の検査
を行う。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。
図において、1はトランスミツシヨンと差動ギ
ヤ装置が一体となつたFF車用歯車伝達ユニツト、
2a,2bはトランスミツシヨン部を構成するギ
ヤ、2cは減速大歯車である。3はギヤ2aを固
着した回転シヤフト、4は差動ギヤ装置、5a,
5bは差動ギヤ装置4の差動大歯車、5c,5d
は差動ギヤ装置4の差動小歯車、6a,6bは差
動大歯車5a,5bのそれぞれに連結された差動
ギヤ装置4の出力軸である。7は取付フレーム8
に取付けたケーシング9の両端板9a,9a間に
軸受10,10を介して架設した従動軸である。
この従動軸7は、一端7aが伝達手段11aを介
して出力軸6aと連結され、他端7bが伝達手段
11bを介して出力軸6bと連結される。伝達手
段11aは両軸6a,7のそれぞれに固着した歯
数n個のプーリー12a,12bと、これらの間
に巻掛けたタイミングベルト13aとからなり、
また、伝達手段11bは出力軸6bに固着した歯
数n−1個のプーリー12cと、従動軸7に固着
した歯数n個のプーリー12dと、両プーリー1
2c,12d間に巻掛けたタイミングベルト13
bとからなる。従つて、伝達手段11a側では両
軸6a,7は同一回転速度で連動するが、伝達手
段11b側ではプーリー12cの歯数がプーリー
12dのそれより少ないことから、従動軸7に対
して出力軸6bの回転が速くなつてくるように回
転速度ずれを生じるようになつている。14はケ
ーシング9の外面に固設したモーターで、ユニツ
ト1の入力シヤフト3にVベルト15とプーリー
16とを介して連絡する。17は駆動負荷動力検
出手段で例えばメーターリレーでモーター14の
駆動負荷動力を検出する。
上記構成において、ユニツト1の入力シヤフト
3をモーター14により、Vベルト15とプーリ
ー16とを介して回転駆動すると、トランスミツ
シヨンの各ギヤ2a,2b,2c及び差動ギヤ装
置4の各歯車5a,5b,5c,5dの噛合を介
して差動ギヤ装置4の出力軸6a,6bがそれぞ
れ回転し、これと連動して従動軸7も伝達装置1
1a,11bを介して回転する。ところが伝達手
段11b側では両軸6b,7間に回転速度ずれを
生じるので、差動ギヤ装置4の両出力軸6a,6
b間で回転速度が異なつて差動ギヤ装置4は差動
状態となり、差動ギヤ装置4の各歯車5a,5
b,5c,5dは相対的回転する。そこで、この
状態におけるモーター14の駆動負荷動力をメー
ターリレー17によつて検出し、該駆動負荷動力
が予め設定しておいた数値範囲に入るものを良品
と判定し、該範囲外となるものを歯車の成形誤差
や組付不良に伴う差動不良品として判定すること
が可能となる。
尚、上記実施例において伝達手段11bのプー
リー12cの歯数を他より少なくしているが、両
出力軸、6a,6b間に回転速度ずれを生じるよ
うに歯数を変えればよい。また、タイミングベル
ト以外にチエーンや歯車等の回転速度に変動を生
じない連動伝達手段を採用しても差し支えない。
また、実施例では、トランスミツシヨンと差動ギ
ヤ装置とが一体となつたものについて適応してい
るが、差動ギヤ装置単体のものについてももちろ
ん適応できるものである。更に、トルク吸収体を
設けるにしても従動軸7に対して1個だけ連結す
ればよい。
〔考案の効果〕
この考案に係る差動ギヤ装置の運転検査装置に
よれば、差動ギヤ装置の性能の良否を極めて容易
に且つ確実に判定することが可能であり、また、
構造が簡単で、極めて低コストで調達し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る差動ギヤ運転検査装置
の概略正面図、第2図は同概略側面図である。 4……差動ギヤ装置、5a,5b……差動大歯
車、5c,5d……差動小歯車、6a,6b……
出力軸、7……従動軸、14……モーター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車用差動ギヤ装置の運転検査装置であつ
    て、 供試差動ギヤ装置の両出力軸のそれぞれに回転
    数比が異なる伝達手段を介して連結される単一の
    従動軸と、 上記供試差動ギヤ装置の入力側を駆動する駆動
    手段と、 該駆動手段の駆動負荷動力を検出する検出手段
    とを具備したことを特徴とする差動ギヤ装置の運
    転検査装置。
JP12876783U 1983-08-19 1983-08-19 差動ギヤ装置の運転検査装置 Granted JPS6035244U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12876783U JPS6035244U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 差動ギヤ装置の運転検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12876783U JPS6035244U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 差動ギヤ装置の運転検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6035244U JPS6035244U (ja) 1985-03-11
JPH0212588Y2 true JPH0212588Y2 (ja) 1990-04-09

Family

ID=30291999

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JP12876783U Granted JPS6035244U (ja) 1983-08-19 1983-08-19 差動ギヤ装置の運転検査装置

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JPS6035244U (ja) 1985-03-11

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