JPH02125735A - ウレタン積層体およびその製造方法 - Google Patents

ウレタン積層体およびその製造方法

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JPH02125735A
JPH02125735A JP63279053A JP27905388A JPH02125735A JP H02125735 A JPH02125735 A JP H02125735A JP 63279053 A JP63279053 A JP 63279053A JP 27905388 A JP27905388 A JP 27905388A JP H02125735 A JPH02125735 A JP H02125735A
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JP
Japan
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rubber
urethane resin
urethane
layer
rubber layer
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JP63279053A
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English (en)
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Takuya Onoe
尾上 卓也
Masami Sawaki
澤木 正実
Shoji Yonemochi
米持 昭司
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はウレタン積層体およびその製造方法、特にウレ
タン樹脂に接着しにくい特殊なゴム層にウレタン樹脂膜
を形成する方法に関するものである。
(従来技術) 第1図は従来にゴム引布の構造を示したものであるが、
この図より明らかなように従来のゴム引布は基布1に対
しゴム層2を形成した構造を有している。
このような構造のゴム引布においては、前記ゴム層2は
何ら保護層を有していないために、耐磨耗性が劣ってお
り、硬いもので線を引くと上記線が残存する、いわゆる
チョーキングを生じるという欠点があった。さらに、上
述のようなゴム引布はシボなどの模様を付けることは困
難であるという欠点もある。
一方第2図に示すように基布1に対しウレタン膜3を設
けたウレタンコーティング布も周知である。
しかしながら、このようなウレタンコーティング布はゴ
ム層を有していないので弾性がないという欠点があった
上述のような欠点を除去するためには、基布1上にゴム
層2を設けると共に、前記ゴム層2上にさらにウレタン
膜3を形成すればよいのであるが、前記ウレタン膜3は
、耐洗濯性の良好なヒドリンゴムなどと接着性が悪く、
実用化されていないのが現状であった。
(発明の概要) 本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、接着性の
劣悪な特殊なゴムにウレタン膜を設けた積層体およびそ
の製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明によるウレタン積層体
はフッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、エチレ
ン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM) 、ク
ロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいずれか
に対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一種以上
を20〜50重量%混合したゴム層に二液性ウレタン樹
脂によるウレタン樹脂膜を積層したことを特徴としてい
る。
また本発明によるウレタン積層体の製造方法によれば、
フッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、エチレン
−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM) 、クロ
ロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいずれかに
対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一種以上を
20〜50重量%混合したゴム層に二液性ウレタン樹脂
液を塗布し、硬化せしめることを特徴としている。
さらに本発明による第二のウレタン積層体の製造方法に
よれば、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、
エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM)
 、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(C8M)のい
ずれかに対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一
種以上を20〜50重量%混合したゴム層に、剥離シー
トに二液性ウレタン樹脂液を塗布した転写シートを前記
二液性ウレタン樹脂液がゴム層側になるように重ね合わ
せ、前記二液性ウレタン樹脂液を硬化させた後、剥離シ
ートを剥離することを特徴とするものである。
本発明によれば、ウレタンとの接着性の劣悪なゴムに対
し、ウレタンと接着性の良好なゴムを混合し、加硫ある
いは冷却して硬化せしめた後、二液性ウレタン樹脂液を
塗布あるいは転写によって積層し、前記ウレタン樹脂液
を反応させてウレタン樹脂膜を形成するなめ、良好な接
着強度を有するゴム−ウレタン積層体を得ることができ
るという利点がある。
(発明の詳細な説明) 第3図は本発明によるウレタン積層体の断面図であるが
、この図より明らかなように、基布1上にゴム層2を設
けると共に、前記ゴム層2にさらにウレタン樹脂膜3を
形成した構造になっている。
上述のような基布1は本発明において、必ずしも必要な
ものではない、前述のように加硫などの手段によって、
あらかじめ硬化したゴム層2にウレタン樹脂膜3を設け
るものであるためである。
上述のような基布1としては、織布、不織布、編織布な
どのいずれをも使用することができる。
すなわち、本発明において基布1は基本的に限定される
°ものではない、また基布の状態も限定されるものでは
なく、例えば起毛した布などを使用することができる。
この場合、接着面積が太きくなるため、剥離強度が大き
くなるという利点も生じる。
このような基布1上に設けられるゴム層2の基本的成分
は、本発明において、ヒドリンゴム、フッ素ゴム、シリ
コーンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM
、EPDM) 、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(
C5M)のいずれかである、上述のようなゴムは、基本
的にウレタン樹脂との接着性が劣悪であり、実用性のあ
るウレタン積層体を製造できなかったからである。
特にヒドリンゴムは耐ドライクリニング性に優れており
、衣料用の素材として広く用いられているが、本発明を
適用すれば、耐磨耗性、耐折皺性の良好な衣料用素材と
なる。
このゴム層2には前述のゴムのほかに、ウレタン樹脂膜
と接着性の良好なゴムが混合されている。
このようなゴム成分としては、たとえばアクリロニトリ
ルブタジェンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、ブタ
ジェンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジェンゴム、
イソプレンゴム、ウレタンゴムなどの一種以上を挙げる
ことができる。
上述の接着性の良好なゴム成分は、20〜50重量%添
加する。20重量%未満であると、接着性の改良効果が
なく、また50重量%を越えると、ヒドリンゴムなどの
基材となるゴムの性質が失われる恐れを生じるからであ
る。
このようなゴム層2の厚さは、好ましくは0゜03〜0
.3mmであるのがよい、0.03mm未満であると、
弾性が十分でなくなる恐れを生じ、一方0.3mmを越
えると、風合いがかたくなると同時に、着用した場合に
重く感じるようになる。
ゴム層の形態は本発明において基本的に限定されるもの
ではなく、ソリッドでも発泡体でも良いのは明らかであ
る。
次にこのゴム層2にウレタン樹脂層3を設ける。
このウレタン樹脂層3は、好ましくは1〜1000μm
であるのがよい、1μm未満であると、ウレタン樹脂層
3を形成した効果が発揮されない恐れがあり、一方10
00μmを越えると、ゴム層2の性質が発揮されない恐
れがある。
このようなウレタン積層体を製造するに当たっては、ま
ず基布にヒドリンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムエ
チレン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM) 
、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいず
れかを形成させる。
例えばヒドリンゴムなどを塗布などによって設けると共
に、加硫して前記基布と一体化する。
また、熱可塑性エラストマーを使用することもでき、こ
の場合、加硫を行なう必要がないため、たとえは常温に
放置して、硬化せしめる。
上述のいずれの場合においても、基布を必ずしも必要と
しないのは明らかである。
このようにゴム層を形成した後、二液性ウレタン樹脂液
を塗布し、加熱架橋後さらに繰り返しウレタン樹脂液を
塗布してウレタン樹脂層を厚くすることもできる。
この二液性ウレタン樹脂液の濃度は、好ましくは5〜5
0%であるのがよい、5%未満であると、ウレタン樹脂
分が少なすぎて良好なウレタン樹脂膜が形成されない恐
れがあり、一方、50%を越えると、粘度が高くなって
塗布が困難になると共に、溶媒がゴム層に十分に浸透せ
ず、剥離強度が十分でなくなる恐れがあるからである。
このようなウレタン樹脂液の溶媒としては、上記ウレタ
ン樹脂分を溶、解すると共に、下層となるゴム層を若干
なりとも溶解するようなものであるのがよい、このよう
な溶媒としては、例えばメチルエチルケトンなどのよう
なケトン系溶媒、酢酸エチルのような酢酸エステル系、
ジメチルホルムアミドのようなアミド系溶媒、またはテ
トラヒドロフランなどを使用するのがよい。
上述のような二液性ウレタン樹脂液を前記ゴム層に20
〜100 g/m’の割合で塗布する。
二液性ウレタン樹脂液の塗布量が20g/m2未満であ
ると、良好なウレタン樹脂膜が形成されない恐れがあり
、一方100 g/m2を越えると、均一な厚さに塗装
されにくい恐れがある。
上述のように二液性ウレタン樹脂液を塗布する方法は、
本発明において基本的に限定されるものではなく、例え
ばドクターナイフコーター、リバースロールコータ−、
グラビアコーターなどの方法によって塗布可能である。
次に前記二液性ウレタン樹脂液を反応硬化させ、ウレタ
ン積層体とする。
本発明による第二の方法によれば、前記ウレタン樹脂液
をゴム層に設ける場合、剥離シートを利用する。
まず第4図に示すように、剥離シート4に二液性ウレタ
ン樹脂液3゛を塗布し、このウレタン樹脂液3′に当接
するように、ゴム層2を張り合わせる。
このように剥離シート4に塗布する二液性ウレタン樹脂
液3°の濃度は、前述のようなゴム層2の直接塗布する
場合と同様である。
上述のようにゴム層2を張り合わせた後、前記二液性ウ
レタン樹脂液3″を反応させて硬化せしめた後、剥離シ
ート4を剥離し、ウレタン積層体とする。
この場合、前記剥離シート4の二液性ウレタン樹脂を塗
布する面にシボなどの模様を形成しておけば、ウレタン
膜3の表面にもこれと対応した模様を形成することがで
きるという利点がある。
実施例1 ヒドリンゴム          60重量%NBR4
0重量% を混合したゴム層を厚さ0.5mmの不織布上に厚さ0
.1mmで形成した後、加硫してゴム層を硬化させた。
このゴム層に、さらに二液性ウレタン樹脂液(樹脂分1
5%)を408Rの割合で塗布し、加熱して前記ウレタ
ン樹脂液を反応させ、厚さ6μmのウレタン樹脂膜を形
成させた。ウレタン樹脂液の溶媒としては、酢酸エステ
ルを使用しな。
このように製造されたウレタン積層体のゴム層とウレタ
ン樹脂膜との剥離強度は1 、5kg/cmであった。
比較のため、ヒドリンゴム単体に同様な方法でウレタン
樹脂膜を形成した場合の剥離強度を測定したところ、0
.3kg/Cmであり、本発明による方法によって剥離
強度が著しく改良されたことがわかった。
実施例2 ヒドリンゴム 60重量% NBR40重量% を混合したゴム層を厚さ0.5mmの不織布上に厚さ0
.1mmで形成した後、加硫してゴム層を硬化させた。
一方、カイト化学工業(株)製のシリコーン処理剥離紙
5L−8OR剥離シートに二液性ウレタン樹脂液(樹脂
分20%)を50 gem2の割合で塗布し、ただちに
上記加硫したゴム層に張り合わせた。ウレタン樹脂液の
溶媒としては、メチルエチルケトンを使用した。その後
、加熱して前記ウレタン樹脂液を反応させ、厚さ10μ
mのウレタン樹脂膜を形成させた。
このように製造されたウレタン積層体のゴム層とウレタ
ン樹脂膜との剥離強度は1 、3kg/cmであった。
(発明の効果) 本発明によれば、従来の引布に比較して耐磨耗性が良好
で、耐候性および風合に優れ、皺になりに<<、弾性、
および伸縮性のあるウレタン積層体を提供できるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゴム引布の断面図、第2図は従来のウレ
タン樹脂コーティング布の断面図、第3図は本発明によ
るウレタン積層体の一具体例の断面図、第4図は本発明
によるウレタン積層体を製造する方法を模式的に説明し
た図である。 1・・・基布、2・・・ゴム層、3・・・ウレタン樹脂
膜、3° ・・・ウレタン樹脂液、4・・・剥離シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、エ
    チレン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM)、
    クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいずれ
    かに対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一種以
    上を20〜50重量%混合したゴム層に二液性ウレタン
    樹脂によるウレタン樹脂膜を積層したことを特徴とする
    ウレタン積層体。
  2. (2)前記ゴム層は基布上に形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のウレタン積層体。
  3. (3)フッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、エ
    チレン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM)、
    クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいずれ
    かに対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一種以
    上を20〜50重量%混合したゴム層に二液性ウレタン
    樹脂液を塗布し、硬化せしめることを特徴とするウレタ
    ン積層体の製造方法。
  4. (4)フッ素ゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、エ
    チレン−プロピレン共重合ゴム(EPM、EPDM)、
    クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)のいずれ
    かに対し、ウレタン樹脂と接着性の良好なゴムの一種以
    上を20〜50重量%混合したゴム層に、剥離シートに
    二液性ウレタン樹脂液を塗布した転写シートを前記二液
    性ウレタン樹脂液がゴム層側になるように重ね合わせ、
    前記二液性ウレタン樹脂液を硬化させた後、剥離シート
    を剥離することを特徴とするウレタン積層体の製造方法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088248A (ja) * 1999-08-13 2001-04-03 Premark Rwp Holdings Inc 強い裏材を有する耐液体積層板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088248A (ja) * 1999-08-13 2001-04-03 Premark Rwp Holdings Inc 強い裏材を有する耐液体積層板
US6641926B1 (en) 1999-08-13 2003-11-04 Premark Rwp Holdings, Inc. Liquid resistant laminate with strong backer

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