JPH0212519B2 - - Google Patents
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- JPH0212519B2 JPH0212519B2 JP15052585A JP15052585A JPH0212519B2 JP H0212519 B2 JPH0212519 B2 JP H0212519B2 JP 15052585 A JP15052585 A JP 15052585A JP 15052585 A JP15052585 A JP 15052585A JP H0212519 B2 JPH0212519 B2 JP H0212519B2
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- lpg
- gas
- lng
- natural gas
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- 239000003915 liquefied petroleum gas Substances 0.000 claims description 33
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 22
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 20
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 13
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、液化天然ガス(以下LNGという。)
に液化石油ガス(以下LPGという)を混じて所
望の熱量に増熱された増熱天然ガスを得る液化天
然ガスの増熱方法関する 〔従来の方法〕 LNGの熱量を所要の熱量に達せしめるための
増熱方法として下記の如きものがあつた。
に液化石油ガス(以下LPGという)を混じて所
望の熱量に増熱された増熱天然ガスを得る液化天
然ガスの増熱方法関する 〔従来の方法〕 LNGの熱量を所要の熱量に達せしめるための
増熱方法として下記の如きものがあつた。
そのうちひとつは、LNGを気化し、また、増
熱源であるLPGも気化し、夫々の生成ガス同志
を混合する所謂ガス/ガス熱調法といわれる方法
であつた、この方法の利点は増熱範囲が大で、ま
た、操作が容易なことであるが、反面LPGを気
化するために高温熱源を必要とするため経済的に
有利でないことが大きな欠点であつた。
熱源であるLPGも気化し、夫々の生成ガス同志
を混合する所謂ガス/ガス熱調法といわれる方法
であつた、この方法の利点は増熱範囲が大で、ま
た、操作が容易なことであるが、反面LPGを気
化するために高温熱源を必要とするため経済的に
有利でないことが大きな欠点であつた。
また、LNGを気化し、該気化天然ガス中に液
状のLPGを噴霧し天然ガスの顕熱で気化する所
謂液/ガス熱調法といわれるもので、この場合は
低温熱源で十分であるが、反面、LPGを天然ガ
スの顕熱で気化させるので該ガスの温度が降下
し、そのため混合割合が小さいのが欠点となつて
いた。これを改良して、LPGの噴霧を2段目の
加熱器の入口で行ない天然ガス温度の低下を可及
的防止する試みもなされているが、前者より多少
は改善されるとしても、混合割合には依然制限が
あつた。
状のLPGを噴霧し天然ガスの顕熱で気化する所
謂液/ガス熱調法といわれるもので、この場合は
低温熱源で十分であるが、反面、LPGを天然ガ
スの顕熱で気化させるので該ガスの温度が降下
し、そのため混合割合が小さいのが欠点となつて
いた。これを改良して、LPGの噴霧を2段目の
加熱器の入口で行ない天然ガス温度の低下を可及
的防止する試みもなされているが、前者より多少
は改善されるとしても、混合割合には依然制限が
あつた。
さらに、上記の欠点を改善して、LNGをLPG
を混合して混合液を気化する方法が試みられてお
り、この方法であれば増熱範囲が比較的広くと
れ、しかも、低温熱源が使用できるため好都合で
あるが、LNGとLPGとの混合時に後述する固形
物が生成し操業上好ましくないため未だ実用化さ
れていない。即ち、LNGとLPGとの混合温度に
よつてLPG中の微量成分が析出して固形物を生
じるが、この固形物は、最初雪状のものであつ
て、次第に弁等に蓄積され配管系等を閉塞し遂に
は操業不能となる程大きな弊害をもたらすからで
ある。
を混合して混合液を気化する方法が試みられてお
り、この方法であれば増熱範囲が比較的広くと
れ、しかも、低温熱源が使用できるため好都合で
あるが、LNGとLPGとの混合時に後述する固形
物が生成し操業上好ましくないため未だ実用化さ
れていない。即ち、LNGとLPGとの混合温度に
よつてLPG中の微量成分が析出して固形物を生
じるが、この固形物は、最初雪状のものであつ
て、次第に弁等に蓄積され配管系等を閉塞し遂に
は操業不能となる程大きな弊害をもたらすからで
ある。
既に本発明者等の研究により、この固形物の生
成を防止するためには、LNGとLPGとの混合液
の温度を上げてやればよいことが判明している。
しかし、混合液の温度を上げるには、混合前の
LNG又はLPGの温度を上げるか、或いは、LPG
の混入量を憎加する必要がある。この場合、前者
では前処理装置としてかなり大掛りな昇温設備が
必要となり、また、後者では固形物生成を防止し
うる混合温度以上に保たねばならないので、
LNGに比較して高温のLPGの混入比率を高める
こととなり、熱量が過大な気化ガスが生じ適正な
熱量の増熱天然ガスが得られないのが欠点となつ
ていた。
成を防止するためには、LNGとLPGとの混合液
の温度を上げてやればよいことが判明している。
しかし、混合液の温度を上げるには、混合前の
LNG又はLPGの温度を上げるか、或いは、LPG
の混入量を憎加する必要がある。この場合、前者
では前処理装置としてかなり大掛りな昇温設備が
必要となり、また、後者では固形物生成を防止し
うる混合温度以上に保たねばならないので、
LNGに比較して高温のLPGの混入比率を高める
こととなり、熱量が過大な気化ガスが生じ適正な
熱量の増熱天然ガスが得られないのが欠点となつ
ていた。
本発明は、このような従来技術に鑑みて、
所要の増熱範囲が容易に確保できること
出来るだけ低温熱源を使用しうるものである
こと 固形物を絶対に発生させないものであること 以上の問題点を一挙に解決すべくなされたもの
である。
こと 固形物を絶対に発生させないものであること 以上の問題点を一挙に解決すべくなされたもの
である。
本発明は、これがため、
(i) 主経路から従経路に取出された一部のLNG
と別の経路を流れるLPGとを液−液状態で混
合したのち (ii) 海水の如く比較的低温の熱源を用いて気化せ
しめ必要熱量より僅かに高熱量の混合ガスを生
成し (iii) 該混合ガスに、前記主経路を流れる残りの一
部の液化天然ガスを気化して得られる天然ガス
を混合して (iv) 所要の熱量を有する増熱天然ガスを得る以上
を要旨として成立するものである。
と別の経路を流れるLPGとを液−液状態で混
合したのち (ii) 海水の如く比較的低温の熱源を用いて気化せ
しめ必要熱量より僅かに高熱量の混合ガスを生
成し (iii) 該混合ガスに、前記主経路を流れる残りの一
部の液化天然ガスを気化して得られる天然ガス
を混合して (iv) 所要の熱量を有する増熱天然ガスを得る以上
を要旨として成立するものである。
以下図面を参照し実施例に基づいて本発明を説
明する。
明する。
第1図は本発明に係る増熱方法を実施するため
の装置の説明図である。符号1はLNGラインの
主経路を示し、この主経路に対し従経路2が設け
られる。主経路1には、気化器3及びガス混合器
4が設けられ、また、従経路2には、液混合器5
と該混合液を気化する気化器6が設けられる。
の装置の説明図である。符号1はLNGラインの
主経路を示し、この主経路に対し従経路2が設け
られる。主経路1には、気化器3及びガス混合器
4が設けられ、また、従経路2には、液混合器5
と該混合液を気化する気化器6が設けられる。
一方、LPGは別の経路7から前記液混合器5
に導かれその流量を調整するための流量調節弁8
を介在させ、最終的に増熱されたガスのカロリー
を検出するカロリーメータ9からの情報に基づい
て前記弁8の開度が制御されるようになつてい
る。
に導かれその流量を調整するための流量調節弁8
を介在させ、最終的に増熱されたガスのカロリー
を検出するカロリーメータ9からの情報に基づい
て前記弁8の開度が制御されるようになつてい
る。
また、主経路1には、全体のLNGの量を調節
する流量調節弁10があり、また、従経路2に
は、気化器6の直前に、混合液の温度を検出する
温度計11を備え、該温度に基づき従経路2を流
れるLNGの液量を調節する流量調節弁12が設
けられる。
する流量調節弁10があり、また、従経路2に
は、気化器6の直前に、混合液の温度を検出する
温度計11を備え、該温度に基づき従経路2を流
れるLNGの液量を調節する流量調節弁12が設
けられる。
さらに図示しないが必要に応じ、主経路におい
て、従経路の分岐点と気化器3との間に圧力弁又
はオリフイスを設け、主経路1の圧力損失を従経
路の圧力損失より大にする。
て、従経路の分岐点と気化器3との間に圧力弁又
はオリフイスを設け、主経路1の圧力損失を従経
路の圧力損失より大にする。
通常上記の装置を操作するためには、まず、カ
ロリーメータ9によつて、所要熱量の増熱天然ガ
スにするのに必要なLPG量を検出し、該検出情
報に基づいて流量調節弁8の開度を定めてその流
量を制御する。LPGは液混合器5に流れ、従経
路2から流入するLNGと混合するが、LPGの量
の変化によつて、LNG・LPG混合液の液温が変
動し、この温度を温度計11でとらえて所望の温
度即ち固形物が発生しない温度になるようLNG
の量を流量調節弁12で操作する。全体の主経路
を流れるLNGの量は、流量調節弁10で一定に
制御されているので、流量調節弁12を操作する
ことによつて、主経路1′のLNG流量が変化す
る。かくして、主経路1′を流れるLNGは気化器
3で、また、従経路2を流れるLNGと別の経路
7を流れるLPGとの混合液は気化器6において、
夫々気化せしめられ、さらに、これらに気化ガス
全部がガス混合器4で一緒になり、増熱されたガ
スとして矢印方向に導かれるものである。
ロリーメータ9によつて、所要熱量の増熱天然ガ
スにするのに必要なLPG量を検出し、該検出情
報に基づいて流量調節弁8の開度を定めてその流
量を制御する。LPGは液混合器5に流れ、従経
路2から流入するLNGと混合するが、LPGの量
の変化によつて、LNG・LPG混合液の液温が変
動し、この温度を温度計11でとらえて所望の温
度即ち固形物が発生しない温度になるようLNG
の量を流量調節弁12で操作する。全体の主経路
を流れるLNGの量は、流量調節弁10で一定に
制御されているので、流量調節弁12を操作する
ことによつて、主経路1′のLNG流量が変化す
る。かくして、主経路1′を流れるLNGは気化器
3で、また、従経路2を流れるLNGと別の経路
7を流れるLPGとの混合液は気化器6において、
夫々気化せしめられ、さらに、これらに気化ガス
全部がガス混合器4で一緒になり、増熱されたガ
スとして矢印方向に導かれるものである。
本発明にあつては、LPGは液混合器5でLNG
と混合せしめられてから気化するので、海水等の
比較的低温な熱源の使用が可能となる。
と混合せしめられてから気化するので、海水等の
比較的低温な熱源の使用が可能となる。
以下具体例を述べる。
主経路1を流れるLNGは、その流量が92ト
ン/時、また、圧力45Kg/cm2であつて気化された
のち9900kcal/Nm3の熱量を有するガスとなる。
このLNGは、従経路2に38トン/時で分岐して
流れるため、主経路1′には54トン/時流れてい
る。
ン/時、また、圧力45Kg/cm2であつて気化された
のち9900kcal/Nm3の熱量を有するガスとなる。
このLNGは、従経路2に38トン/時で分岐して
流れるため、主経路1′には54トン/時流れてい
る。
一方、経路7から液混合器5に流れるLPGは、
その流量が19トン/時で、圧力46Kg/cm2であり、
気化されて生じるガスは24000kcal/Nm3のもの
である。これらの原料により液混合器5を出る
LNGとLPGとの混合液の温度は−129℃となり、
また、気化器6を出る気化ガスは12100kcal/N
m3となつて最終的に生成された増熱天然ガスは流
量120000Nm3/時、発熱量11000kcal/Nm3出温
8℃であつた。なお加熱媒体には、海水(8℃)
を使用した。
その流量が19トン/時で、圧力46Kg/cm2であり、
気化されて生じるガスは24000kcal/Nm3のもの
である。これらの原料により液混合器5を出る
LNGとLPGとの混合液の温度は−129℃となり、
また、気化器6を出る気化ガスは12100kcal/N
m3となつて最終的に生成された増熱天然ガスは流
量120000Nm3/時、発熱量11000kcal/Nm3出温
8℃であつた。なお加熱媒体には、海水(8℃)
を使用した。
本発明は以上の構成に基づくものであつて、主
経路から従経路に取出された一部のLNGとの別
の経路を流れるLPGとを液−液の状態で混合し
たのち気化しこれに気化天然ガスを混合するもの
であるから、熱量の調節範囲が例えば従来の液−
ガス混合方式等に比較して遥かに広いため、所望
の熱量に増熱されたガスが容易に得られるもので
あり、また、LPGを気化する場合蒸気等の高温
熱源を使用しないで、海水等の如く比較的低温の
熱源を用いるため経済的に極めて有利であり、さ
らに、LNG、LPGの夫々の量を調節することに
よりLNGとLPGとの混合液の液温をLPGの微量
成分の析出がない温度に容易に調節可能であり、
この結果、固形物の発生を完全に防止することと
なり、さらに、つねに均一の混合ができて、しか
も、混合部分がラインミキサー方式であるため装
置がコンパクトで、かつ、シンプルである等多く
の利点を有するものであり極めて有用な発明であ
る。
経路から従経路に取出された一部のLNGとの別
の経路を流れるLPGとを液−液の状態で混合し
たのち気化しこれに気化天然ガスを混合するもの
であるから、熱量の調節範囲が例えば従来の液−
ガス混合方式等に比較して遥かに広いため、所望
の熱量に増熱されたガスが容易に得られるもので
あり、また、LPGを気化する場合蒸気等の高温
熱源を使用しないで、海水等の如く比較的低温の
熱源を用いるため経済的に極めて有利であり、さ
らに、LNG、LPGの夫々の量を調節することに
よりLNGとLPGとの混合液の液温をLPGの微量
成分の析出がない温度に容易に調節可能であり、
この結果、固形物の発生を完全に防止することと
なり、さらに、つねに均一の混合ができて、しか
も、混合部分がラインミキサー方式であるため装
置がコンパクトで、かつ、シンプルである等多く
の利点を有するものであり極めて有用な発明であ
る。
第1図は、本発明を実施するための好ましい装
置の1例を示す説明図である。 1……主経路、2……従経路、3,6……気化
器、4……ガス混合器、5……液混合器、7……
LPGの経路、8,10,12……流量調節弁、
9……カロリーメータ、11……温度計、13…
…低温熱媒。
置の1例を示す説明図である。 1……主経路、2……従経路、3,6……気化
器、4……ガス混合器、5……液混合器、7……
LPGの経路、8,10,12……流量調節弁、
9……カロリーメータ、11……温度計、13…
…低温熱媒。
Claims (1)
- 1 主経路から従経路に取出された一部の液化天
然ガスと別の経路を流れる液化石油ガスとを液−
液状態で混合したのち、海水等の如く比較的低温
の熱源を用いて気化せしめ必要熱量より僅かに高
熱量の混合ガスを生成し、該混合ガスに、前記主
経路を流れる残りの一部の液化天然ガスを気化し
て得られる天然ガスを混合して、所要の熱量を有
する増熱天然ガスを得ることを特徴とする液化天
然ガスの増熱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15052585A JPS6211798A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 液化天然ガスの増熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15052585A JPS6211798A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 液化天然ガスの増熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211798A JPS6211798A (ja) | 1987-01-20 |
JPH0212519B2 true JPH0212519B2 (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=15498769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15052585A Granted JPS6211798A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 液化天然ガスの増熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6211798A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2525996B2 (ja) * | 1992-05-20 | 1996-08-21 | 日東電工株式会社 | フレキシブルプリント回路板 |
JP2769130B2 (ja) * | 1995-08-31 | 1998-06-25 | 日東電工株式会社 | フレキシブルプリント回路板 |
JP4621379B2 (ja) * | 2001-05-15 | 2011-01-26 | 大陽日酸株式会社 | 蒸発器 |
US8277525B2 (en) * | 2003-02-07 | 2012-10-02 | Dalton Robert C | High energy transport gas and method to transport same |
JP6629740B2 (ja) | 2014-01-21 | 2020-01-15 | ヤンセン ファーマシューティカ エヌ.ベー. | 代謝型グルタミン酸作動性受容体サブタイプ2の正のアロステリック調節因子またはオルトステリックアゴニストを含む組み合わせ、およびそれらの使用 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP15052585A patent/JPS6211798A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6211798A (ja) | 1987-01-20 |
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