JPS601350B2 - 液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法 - Google Patents
液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法Info
- Publication number
- JPS601350B2 JPS601350B2 JP18194681A JP18194681A JPS601350B2 JP S601350 B2 JPS601350 B2 JP S601350B2 JP 18194681 A JP18194681 A JP 18194681A JP 18194681 A JP18194681 A JP 18194681A JP S601350 B2 JPS601350 B2 JP S601350B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lpg
- gas
- liquefied
- lng
- petroleum gas
- Prior art date
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- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、液化天然ガス(以下LNGという)と液化石
油ガス(以下LPGという)の混合方法に関する。
油ガス(以下LPGという)の混合方法に関する。
天然ガスと増熱用石油ガスとの混合物からなる燃料ガス
の製造方法としては、いくつかの方法が知られている。
の製造方法としては、いくつかの方法が知られている。
例えば、沸点の高いLPGをスチ−ム等の高温度熱源に
より気化させ、これを気化天然ガスに混合する方法があ
るが、この方法では高温度熱源を使用するので、比例費
が高価となる。特に沸点が0℃に近いブタンを主成分と
するLPGを使用する場合にはその傾向は更に大となる
。気化器で気化された天然ガスに加温器内でLPGを添
加し、両ガスの混合を行なう方法も知られているが、こ
の場合には、多量のLPGを混合すると気化しないLP
Gが加温器底部に液状で溜るので、天然ガスに対する石
油ガス混入量には限度があり、燃料ガスの発熱量が制限
される。LNGとLPGとを直接混合する試みもなされ
ているが、LPGがブタンを主成分とする場合には、凝
固点のより高いブタンがLNG中で凝固するという難点
がある。本発明者は、上記の如き従来技術の問題則こ鑑
みて、種々実験及び研究を重ねた結果、以下の如き事項
を見出した。(i’LPGをノズル機構により微細化し
た状態でLNG流中に添加する場合には、LPGがnー
ブタン(凝固点−138.4do)を主成分としていて
も、LPGは凝固することなく、LNGに溶解する。
より気化させ、これを気化天然ガスに混合する方法があ
るが、この方法では高温度熱源を使用するので、比例費
が高価となる。特に沸点が0℃に近いブタンを主成分と
するLPGを使用する場合にはその傾向は更に大となる
。気化器で気化された天然ガスに加温器内でLPGを添
加し、両ガスの混合を行なう方法も知られているが、こ
の場合には、多量のLPGを混合すると気化しないLP
Gが加温器底部に液状で溜るので、天然ガスに対する石
油ガス混入量には限度があり、燃料ガスの発熱量が制限
される。LNGとLPGとを直接混合する試みもなされ
ているが、LPGがブタンを主成分とする場合には、凝
固点のより高いブタンがLNG中で凝固するという難点
がある。本発明者は、上記の如き従来技術の問題則こ鑑
みて、種々実験及び研究を重ねた結果、以下の如き事項
を見出した。(i’LPGをノズル機構により微細化し
た状態でLNG流中に添加する場合には、LPGがnー
ブタン(凝固点−138.4do)を主成分としていて
も、LPGは凝固することなく、LNGに溶解する。
(ii) 但し、微細化前のLPGが、LNQこよって
凝固点以下に冷却されることを防ぐ為、LNG流と接す
るノズル機構及び必要ならばLPG供給路を断熱構造と
しておくべきである。
凝固点以下に冷却されることを防ぐ為、LNG流と接す
るノズル機構及び必要ならばLPG供給路を断熱構造と
しておくべきである。
(iiD LPq供、給路及びノズル機構が混合操作開
始直後にLPGの凝固により閉塞されることのない様に
、混合操作開始前に該供給路及びノズル機構にLPGの
凝固点以上の温度を有するガスを通じておくべきである
。
始直後にLPGの凝固により閉塞されることのない様に
、混合操作開始前に該供給路及びノズル機構にLPGの
凝固点以上の温度を有するガスを通じておくべきである
。
仙 上記(iii)と同様の理由により、混合操作停止
後にLPq供給路及びノズル機構をLPGの凝固点以上
の温度を有するガスによりパージしておくべきである。
後にLPq供給路及びノズル機構をLPGの凝固点以上
の温度を有するガスによりパージしておくべきである。
本発明は、上記の如き知見に基いて完成されたものであ
る。以下図面に示す実施態様を参照しつつ本発明を更に
詳細に説明する。
る。以下図面に示す実施態様を参照しつつ本発明を更に
詳細に説明する。
第1図において、LNGは、管路1内を矢印3の方向に
流れている。
流れている。
LPGは、流量制御弁(図示せず)を経て矢印5の方向
に供給路7に供給され、ノズル9のヘッド11から1側
以下に微細化された状態でLNG流に添加され、LNG
に溶解する。LNG流と接するノズル9及び供給路7の
部分は、微細化される前のLPGがLNGにより冷却さ
れ、凝固することを防止する為、ウレタンフオーム等の
断熱材13により被覆されている。LNGに対するLP
Gの混合操作開始前には、LPOの供給開始直後にLP
G供給路7及びノズル9がLPGの凝固により閉塞され
ることを防止すべく、LPGの凝固点以上の温度を有す
るガス、例えばメタン、プロパン、天然ガス等を流量制
御弁(図示せず)を経て矢印15の方向に供給し、供給
路7及びノズル9を加溢しておく。又、混合操作終了後
にも、ノズル9とこれに接する供給路7の部分にLPG
が残留して凝固しない様に、同様にLPGの凝固点以上
の温度を有するガスにより、LPGのパージを行なう。
LNG中にLPGを溶解する混合液化ガスは、管路1内
を矢印17の方向に送られ、公知のLNG気化及び加熱
方法と同様の方法により気化及び加熱され、燃料ガスと
なる。本発明方法によれば、以下の如き顕著な効果が奏
される。
に供給路7に供給され、ノズル9のヘッド11から1側
以下に微細化された状態でLNG流に添加され、LNG
に溶解する。LNG流と接するノズル9及び供給路7の
部分は、微細化される前のLPGがLNGにより冷却さ
れ、凝固することを防止する為、ウレタンフオーム等の
断熱材13により被覆されている。LNGに対するLP
Gの混合操作開始前には、LPOの供給開始直後にLP
G供給路7及びノズル9がLPGの凝固により閉塞され
ることを防止すべく、LPGの凝固点以上の温度を有す
るガス、例えばメタン、プロパン、天然ガス等を流量制
御弁(図示せず)を経て矢印15の方向に供給し、供給
路7及びノズル9を加溢しておく。又、混合操作終了後
にも、ノズル9とこれに接する供給路7の部分にLPG
が残留して凝固しない様に、同様にLPGの凝固点以上
の温度を有するガスにより、LPGのパージを行なう。
LNG中にLPGを溶解する混合液化ガスは、管路1内
を矢印17の方向に送られ、公知のLNG気化及び加熱
方法と同様の方法により気化及び加熱され、燃料ガスと
なる。本発明方法によれば、以下の如き顕著な効果が奏
される。
(a} LPGの加熱気化にスチームの如き高温度熱源
を必要としないので、比例費が低減される。
を必要としないので、比例費が低減される。
【b)LNGに対するLPGの混入量は実質上制限され
ないので、燃料ガスの発熱量を任意に調整し得る。【c
ー LPGがブタンを主成分とする場合にも、LNG中
でLPGが凝固することはない。
ないので、燃料ガスの発熱量を任意に調整し得る。【c
ー LPGがブタンを主成分とする場合にも、LNG中
でLPGが凝固することはない。
実施例 1
第1図に示す装置を使用してLNGとLPGの混合物を
得る。
得る。
管路1を流れるLNG(沸点−1600C)に供給路7
からのブタン(凝固点−138o○)を液滴径100仏
以下として下記第1表に示す種々の割合で添加し、次い
で常法に従って気化及び加熱して第1表に示す混合比及
び発熱量の燃料ガスを得る。
からのブタン(凝固点−138o○)を液滴径100仏
以下として下記第1表に示す種々の割合で添加し、次い
で常法に従って気化及び加熱して第1表に示す混合比及
び発熱量の燃料ガスを得る。
供給路7の下方及びノズルは、ウレタンフオームにより
断熱被覆されており、又混合操作の前後には、常温のプ
ロパンを供給路7及びノズル9に通じた。LPGの凝固
は、全く認められなかった。
断熱被覆されており、又混合操作の前後には、常温のプ
ロパンを供給路7及びノズル9に通じた。LPGの凝固
は、全く認められなかった。
第 1 表
第1図は、本発明方法を実施する為の装置の一例を示す
図面である。 1・・・・・・LNG用管路、3・・・・・・LNGの
流れ方向、5・・・・・・LPGの流れ方向、7・・・
・・・LPGの供給路、9・・・・・・ノズル、11…
・・・ノズル9のヘッド、13・・・・・・断熱材、1
5・・・・・・加温及びパージ用ガスの流れ方向、1
7・・・・・・LNGとLPGとからなる混合ガスの流
れ方向。 第1図
図面である。 1・・・・・・LNG用管路、3・・・・・・LNGの
流れ方向、5・・・・・・LPGの流れ方向、7・・・
・・・LPGの供給路、9・・・・・・ノズル、11…
・・・ノズル9のヘッド、13・・・・・・断熱材、1
5・・・・・・加温及びパージ用ガスの流れ方向、1
7・・・・・・LNGとLPGとからなる混合ガスの流
れ方向。 第1図
Claims (1)
- 1 液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法において、
断熱被覆されたノズル機構により液化石油ガスを微細化
して液化天然ガスに混合溶解させ、該混合操作の開始前
及び停止後には液化石油ガス供給路及び上記ノズル機構
をLPGの凝固点以上の温度のガスでパージすることに
より液化石油ガスの凝固による該ノズルの閉塞を防止す
ることを特徴とする液化天然ガスと液化石油ガスの混合
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194681A JPS601350B2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194681A JPS601350B2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5883094A JPS5883094A (ja) | 1983-05-18 |
JPS601350B2 true JPS601350B2 (ja) | 1985-01-14 |
Family
ID=16109641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18194681A Expired JPS601350B2 (ja) | 1981-11-12 | 1981-11-12 | 液化天然ガスと液化石油ガスの混合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601350B2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-12 JP JP18194681A patent/JPS601350B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5883094A (ja) | 1983-05-18 |
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