JPH02124723A - 六弗化タングステンの精製方法 - Google Patents

六弗化タングステンの精製方法

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JPH02124723A
JPH02124723A JP27730288A JP27730288A JPH02124723A JP H02124723 A JPH02124723 A JP H02124723A JP 27730288 A JP27730288 A JP 27730288A JP 27730288 A JP27730288 A JP 27730288A JP H02124723 A JPH02124723 A JP H02124723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated alumina
heating
iif
temperature
alumina
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27730288A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Harada
功 原田
Tokuyuki Iwanaga
岩永 徳幸
Akio Yoshikawa
明男 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication of JPH02124723A publication Critical patent/JPH02124723A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G41/00Compounds of tungsten
    • C01G41/04Halides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は六弗化タングステンの精製方法に関し、更に詳
しくは六弗化タングステン中の弗化水素の除去方法に関
する。
六弗化タングステン(Wh)は、半導体用の電極材料の
原料、各種の弗素化剤や光学材料の原料としても使用さ
れている。
また、畦、を原料とするタングステンシリサイド(WS
iz)は高集積回路(LSI)の配線材料として注目さ
れている。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題]WFb
は種々の方法で製造される。即ち、六塩化タングステン
と弗素化合物との反応によるハロゲン交換法や、金属タ
ングステンと弗素(F2)ガスあるいは三弗化窒素(N
F、)ガスとを反応させる直接弗素化法等が一般的によ
く知られている。
しかしながら、これらの方法で製造された畦。
中には、何れも不純物として弗化水素(肝)が数十〜数
百ppm程度含有されている。
このようにIIPを含有する畦、を上記の各用途ζこ使
用した場合には、問題があることが報告されている。従
って、畦、を上記用途に供するためには、WF、中のI
IFの含有推を極力低下する必要があるが、肝の沸点は
19.5℃でWF、の沸点17.5℃と近接しており、
かつ、WF、及びIIFは何れも融点近くでも比較的高
い蒸気圧を示すので、蒸留による精製も事実上不可能で
ある。また、不純物を除去する方法として一般的に吸着
剤が常用されるが、吸着剤を使用して−F、中のIIF
を除去する方法は未だ知られていない。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は−F6中のIIFを除去する方法について
種々の吸着剤を使用して鋭意検討を重ねた結果、加熱し
て脱水処理した活性アルミナ層に訃、を特定の温度で接
触させれば、WF、中のIIFが効率よく、かつ経済的
に除去できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
たものである。
即ら本発明の六弗化タングステンの精製方法は、少なく
とも不純物として弗化水素を含有する六弗化タングステ
ンを、予め加熱して脱水処理した活性アルミナ層に3〜
80℃の温度で接触させることを特徴とするものである
「発明の詳細な開示」 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用する活性アルミナは品質を特に限定するも
のではなく、通常市販のものが使用される。しかし、W
F、の活性アルミナへの良好な接触を図る上で、該活性
アルミナは粒状もしくは顆粒状のものが好ましい。
本発明では、上記活性アルミナは畦、との接触に先立っ
て、加熱して脱水処理して実質的に完全に水分を除去す
る必要がある。
活性アルミナ中に水分が存在すると、この水分と旺、が
加水分解反応を起こして、除去すべきIIFを逆に生成
するので不都合である。
かかる活性アルミナの脱水処理は、該活性アルミナを2
50〜900″C1好ましくは250〜600℃の温度
に加熱することで実施される。
加熱温度が250℃未満では活性アルミナ中に水分が残
存し、該活性アルミナ層へ旺、を接触した際に上記の通
りIIFが生成するので、111Zの除去率が大きく低
下するか、あるいは場合によってはIIFの含有量が増
加する。逆に必要以上の高温はエネルギーのt置火のみ
ならず、活性アルミナの加熱処理容器、例えばカラムの
腐食などの問題が生ずるので不都合である。
活性アルミナの加熱による脱水処理は空気中で行なって
もよいが、該加熱は活性アルミナ中に含有する水分を気
化逸散させるために行なうので、例えば窒素(N2)ガ
スのように水分を含有しない不活性ガスを流通させなが
ら該雰囲気下で行なうのがよく、またガスを吸引しなが
ら減圧下で行なうことも好ましい。
加熱時間は上記の加熱温度及び雰囲気において30分以
上であればよいが、念のために通常1〜2時間行なわれ
る。
かくして加熱による脱水処理された活性アルミナは、放
冷または強制冷却によって畦、の接触温度、即ち3〜8
0℃の温度に冷却されるが、この場合に水分の混入を回
避しなければならない、従って、その方法として上記活
性アルミナの加熱による脱水処理を、例えばカラム等に
活性アルミナを充填した状態で行ない、脱水処理後これ
を冷却し、しかるのち引続きこの活性アルミナ層へ訃、
を接触させる方法が好ましいつ このようなことから、カラム等の材質はステンレス鋼、
ニッケル、銅等が使用される。また、その形状は円筒形
のものが製作が容易であるので好ましい。
WF、の精製は、上記の通りカラム等に充填された活性
アルミナ層へ、−F6を3〜80℃の温度で接触させる
方法で実施されるが、WF、は融点が2.3℃で沸点が
17.5℃の化合物である。従って上記は接触は、3〜
沸点未満の温度においては畦、をカラム等に通液する方
法で、また、沸点を越える温度〜80℃の温度では通気
する方法で実施される。
WF、は上記の通り融点が2.3℃であるので、3℃未
満の通液は事実上不可能である。逆に通気温度が80℃
を越えると、IIFの活性アルミナへの吸着能力が著し
く低下し通気後のWF、中の肝の含有量が増加するので
不都合である。
WF、の活性アルミナ層への通気または通液時の圧力は
これまた特に限定はないが、例えば0〜5kg/ c4
−G程度の圧力が操作しやすいので好ましい。
本発明では−F、中のIIFの含有量はガスクロマトグ
ラフィーにて測定するが、この場合、高怒度ガスクロマ
トグラフィーを使用すれば、HPの含有量は検出限界1
 pp+*まで測定することができる。
〔実施例] 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する、尚
、以下において%及びρpmは特記しない限り容量基準
を表わす。
実施例1〜3 内径15mmのステンレス製カラムに平均粒径が2mm
の粒状活性アルミナを充填(充填高さ400mm)した
後、該活性アルミナの加熱による脱水処理とガス状の−
F6の通気を、第1表に示す条件で行なった。−F、の
活性アルミナ層への通気前後の畦。
中のIIPの含有量を測定したが、その結果は第1表に
示す通りで、本発明の方法で精製すれば畦、中のIIF
は極めて良好に除去されることが分かる。
実施例4〜6 実施例1〜3と同一の活性アルミナを充填したカラムを
使用して1、該活性アルミナの加熱による脱水処理と液
状の畦、の通液を、第2表に示す条件で行なった。畦、
の活性アルミナ層への通液前後の−F、中のIIFの含
有量を、MP、をガス化して測定したが、その結果は第
2表に示す通りであり、実施例1〜3と同様に畦、中の
IIFは極めて良好に除去されることが分かる。
第 表 第 表 比較例1〜6 実施例と同一の活性アルミナを充填したカラムを使用し
て、第2表に示す条件で該活性アルミナの加熱による脱
水処理と、旺、の通気または通液を行なった。
結果を第3表に示すが、本発明で特定する条件(加熱温
度)で脱水処理した活性アルミナを使用しなければ、た
とえ長時間脱水処理してもIIFの除去率が大き(低下
するか、または逆に通気前よりも増加することが分かる
。また、畦、の活性アルミナ層への通気温度が本発明で
特定する温度よりも高いと、これもIIFの除去率が大
きく低下することが分かる。
比較例7〜9 実施例及び比較例1〜5に用いた活性アルミナに代え、
第4表に示す各吸着剤を充填したカラムを用いて、各吸
着剤の加熱による脱水処理と−F。
の通気による精製を試みた。カラムの形状、吸着剤の充
填量は実施例と同一とし、通気前の畦、は実施例と同じ
ものを使用した。
その結果は第4表に示す通りであり、 ミナ以外の吸着剤を使用した場合には、着剤を予め加熱
して脱水処理しても−126殆ど除去されないことが分
かる。
活性アル たとえ吸 中の肝は 〔発明の効果〕 以上詳細に説明したように本発明の旺、の精製方法は、
吸着剤として安価な活性アルミナを予め特定の温度に加
熱して脱水処理し、この活性アルミナ層へ旺、を特定の
温度で通気または通液することにより、接触させるとい
う極めて簡単な方法であり、本発明の実施により−F、
中のIIFは極めて効率よく、かつ経済的に除去できる
のである。
従って、本発明の方法で精製されたwp、は、半導体用
の電極材料の原料、各種の弗素化剤や光学材料の原料、
1.s+の配線材料の原料として極めて好適であり、W
F、の用途開発に多大な貢献を果たすものである。
尚、活性アルミナの加熱による脱水処理の際の加熱温度
は特に重要であり、比較例1.2.4.5が示す如く本
発明で特定する温度未満での加熱では、この加熱が長時
間であってもIIFの除去率は大きく低下するか、また
は増加する。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも不純物として弗化水素を含有する六弗
    化六弗化タングステンを、予め加熱して脱水処理した活
    性アルミナ層に3〜80℃の温度で接触させることを特
    徴とする六弗化タングステンの精製方法。
JP27730288A 1988-11-04 1988-11-04 六弗化タングステンの精製方法 Pending JPH02124723A (ja)

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JP27730288A JPH02124723A (ja) 1988-11-04 1988-11-04 六弗化タングステンの精製方法

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JPH02124723A true JPH02124723A (ja) 1990-05-14

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ID=17581644

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5234679A (en) * 1991-05-17 1993-08-10 Central Glass Company, Limited Method of refining tungsten hexafluoride containing molybdenum hexafluoride as an impurity
WO2001044112A1 (fr) * 1999-12-16 2001-06-21 Stella Chemifa Kabushiki Kaisha Procede de purification d'hexafluorure de tungstene
KR100727272B1 (ko) * 2005-11-15 2007-06-13 주식회사 소디프신소재 고순도 육불화텅스텐의 제조방법

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US6896866B2 (en) 1999-12-16 2005-05-24 Stella Chemifa Kabushiki Kaisha Method for purification of tungsten hexafluoride
KR100727272B1 (ko) * 2005-11-15 2007-06-13 주식회사 소디프신소재 고순도 육불화텅스텐의 제조방법

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