JPH02124359A - 係留ロック装置 - Google Patents
係留ロック装置Info
- Publication number
- JPH02124359A JPH02124359A JP27707188A JP27707188A JPH02124359A JP H02124359 A JPH02124359 A JP H02124359A JP 27707188 A JP27707188 A JP 27707188A JP 27707188 A JP27707188 A JP 27707188A JP H02124359 A JPH02124359 A JP H02124359A
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- mooring
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- moored
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、壁体等に沿って、ワゴンや移動台車あるいは
チェアボータ等の被係留体を係留するための係留ロック
装置に関するものである。
チェアボータ等の被係留体を係留するための係留ロック
装置に関するものである。
[従来の技術]
従来、書類その他を収納しておくためのワゴンや、用紙
その他を運搬するための移動台車、或いは、多数の椅子
を載せて運ぶためのチェアポータ等は、不使用時には、
無造作に床上に放置されている。
その他を運搬するための移動台車、或いは、多数の椅子
を載せて運ぶためのチェアポータ等は、不使用時には、
無造作に床上に放置されている。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、ワゴン等をこのような状態で放置しておくと
、地震等の際に自走するおそれがあり危険である。また
、机を袖のないテーブル状のものにして適宜共用し得る
ようにしたいわゆるフリーアドレス方式を採用している
オフィス等においては、机の袖に相当するワゴンを各自
が占有するようにしているが、このようなワゴンについ
ては、所定の箇所に鍵をかけてロックしておきたいとい
う要望がある。
、地震等の際に自走するおそれがあり危険である。また
、机を袖のないテーブル状のものにして適宜共用し得る
ようにしたいわゆるフリーアドレス方式を採用している
オフィス等においては、机の袖に相当するワゴンを各自
が占有するようにしているが、このようなワゴンについ
ては、所定の箇所に鍵をかけてロックしておきたいとい
う要望がある。
そのため、例えば、先に出願した特願昭63−1862
62号のように、ローパーティション等の壁体の下端近
傍部に係留バーを設け、この係留バーにワゴン等を係留
しておくことができるようにしたものが考えられている
。
62号のように、ローパーティション等の壁体の下端近
傍部に係留バーを設け、この係留バーにワゴン等を係留
しておくことができるようにしたものが考えられている
。
しかして、従来考えられているものは、例えば、ワゴン
等の被係留体の後端部下面に突設され係留バーに係留し
得る突出位置から上方側へ退避動作可能な係合爪と、こ
の係合爪を突出位置方向に付勢する付勢手段と、前記係
合爪の先端に設けられ被係留体を壁体方向に後退させる
際に係留バーの前縁に摺接してその後退勤作を係合爪の
上方への退避動作に変換するカム面と、係合爪の上方へ
の退避動作を阻害しないようにして設けられロック解除
操作に伴わせて係合爪を上方へ強制退避させるロック解
除機構と、被係留体における係止爪より前側の位置に設
けられ係合爪が係留バーに係合した段階での被係留体の
後退及び持上がりを防止する浮上防止アームとを具備し
てなる。
等の被係留体の後端部下面に突設され係留バーに係留し
得る突出位置から上方側へ退避動作可能な係合爪と、こ
の係合爪を突出位置方向に付勢する付勢手段と、前記係
合爪の先端に設けられ被係留体を壁体方向に後退させる
際に係留バーの前縁に摺接してその後退勤作を係合爪の
上方への退避動作に変換するカム面と、係合爪の上方へ
の退避動作を阻害しないようにして設けられロック解除
操作に伴わせて係合爪を上方へ強制退避させるロック解
除機構と、被係留体における係止爪より前側の位置に設
けられ係合爪が係留バーに係合した段階での被係留体の
後退及び持上がりを防止する浮上防止アームとを具備し
てなる。
ところが、従来のものは、係合爪を係留バーに係合させ
る際の必要から、ロック解除機構は、係合爪の自由な上
動を常時可能にし得る構造をなしている。そのため、操
作部に鍵をかけておいても、手等を挿入して前記係止爪
を付勢手段の付勢力に抗して上方に押し上げると、係留
状態が解除され、被係留体を係留バーから離脱させるこ
とができる。
る際の必要から、ロック解除機構は、係合爪の自由な上
動を常時可能にし得る構造をなしている。そのため、操
作部に鍵をかけておいても、手等を挿入して前記係止爪
を付勢手段の付勢力に抗して上方に押し上げると、係留
状態が解除され、被係留体を係留バーから離脱させるこ
とができる。
そのため、操作部分に鍵をかけておいても安心できない
という問題がある。
という問題がある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
うな手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る係留ロック装置は、床面上の所
定高さ位置に架設された係留バーに移動可能な被係留体
を係留するための係留ロック装置であって、被係留体に
片持的に固設され該被係留体を係留位置に移動させた場
合にその係留バーの下面側に侵入する浮上防止アームと
、被係留体に上下回動可能に枢支されロック位置にまで
回動降下した場合に下方に屈曲する先端部が係留バーの
後縁側に係合可能となるフックと、このフックをロック
位置方向に回動付勢する付勢手段と、係留バーに係合し
得ない待機位置にまで回動させられたフックをその位置
に保持するとともに被係留体の係留位置への移動により
係留バーの前縁に当接した場合にその保持状態を解除す
るキツカーと、フックがロック位置にまで回動した場合
に該フックの係合部に係合してその上昇を禁止するロッ
ク爪と、外部操作により上昇する昇降体と、この昇降体
の上昇動作を先ずロック爪に伝達して該ロック爪による
フックの拘束を解除し次いでその上昇動作をフックに伝
達して該フックを待機位置にまで回動させる遅延伝達操
作機構とを具備してなることを特徴とする。
定高さ位置に架設された係留バーに移動可能な被係留体
を係留するための係留ロック装置であって、被係留体に
片持的に固設され該被係留体を係留位置に移動させた場
合にその係留バーの下面側に侵入する浮上防止アームと
、被係留体に上下回動可能に枢支されロック位置にまで
回動降下した場合に下方に屈曲する先端部が係留バーの
後縁側に係合可能となるフックと、このフックをロック
位置方向に回動付勢する付勢手段と、係留バーに係合し
得ない待機位置にまで回動させられたフックをその位置
に保持するとともに被係留体の係留位置への移動により
係留バーの前縁に当接した場合にその保持状態を解除す
るキツカーと、フックがロック位置にまで回動した場合
に該フックの係合部に係合してその上昇を禁止するロッ
ク爪と、外部操作により上昇する昇降体と、この昇降体
の上昇動作を先ずロック爪に伝達して該ロック爪による
フックの拘束を解除し次いでその上昇動作をフックに伝
達して該フックを待機位置にまで回動させる遅延伝達操
作機構とを具備してなることを特徴とする。
[作用]
このような構成によれば、フックが待機位置に保持され
た状態で、被係留体を係留位置方向に移動させていくと
、その係留位置に到達した段階またはその位置のやや手
前で、キツカーが係留バーの前縁に当接する。その結果
、このキツカーによるフック保持状態が解除され、フッ
クは付勢手段の付勢力によりロック位置にまで回動する
。そして、その段階で、該フックの係合部にロック爪が
係合してそのフックの上昇を禁止する。
た状態で、被係留体を係留位置方向に移動させていくと
、その係留位置に到達した段階またはその位置のやや手
前で、キツカーが係留バーの前縁に当接する。その結果
、このキツカーによるフック保持状態が解除され、フッ
クは付勢手段の付勢力によりロック位置にまで回動する
。そして、その段階で、該フックの係合部にロック爪が
係合してそのフックの上昇を禁止する。
しかして、この係留状態においては、被係留体を係留バ
ーから引き離そうとする動きに対しては、フックの先端
部が係留バーの後縁に係接することにより、それを禁止
する。被係留体を持ち上げようとする動きに対しては、
浮上防止アームが係留バーの下面に当接することにより
、それを防止する。そして、この係留状態においては、
フックの上方への回動が禁止されるので、ロック爪を直
接に持上げて係留バーから外すようなことは不可能にな
る。
ーから引き離そうとする動きに対しては、フックの先端
部が係留バーの後縁に係接することにより、それを禁止
する。被係留体を持ち上げようとする動きに対しては、
浮上防止アームが係留バーの下面に当接することにより
、それを防止する。そして、この係留状態においては、
フックの上方への回動が禁止されるので、ロック爪を直
接に持上げて係留バーから外すようなことは不可能にな
る。
この係留状態から、所定の操作により、昇降体を上昇さ
せると、まず、その上昇動作力を利用してロック爪によ
るフックの拘束が解除される。そして、その昇降体をさ
らに上昇させると、次に、その昇降体の上昇動作力を利
用してフックが付勢手段の回動付勢力に抗して上方に回
動させられ、待機位置に達した段階で、このフックがキ
ツカーにより保持される。したがって、その後は、操作
を止めて昇降体を降下させても、フックは待機位置に保
持されたままとなり、前述した元の状態に戻る。
せると、まず、その上昇動作力を利用してロック爪によ
るフックの拘束が解除される。そして、その昇降体をさ
らに上昇させると、次に、その昇降体の上昇動作力を利
用してフックが付勢手段の回動付勢力に抗して上方に回
動させられ、待機位置に達した段階で、このフックがキ
ツカーにより保持される。したがって、その後は、操作
を止めて昇降体を降下させても、フックは待機位置に保
持されたままとなり、前述した元の状態に戻る。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
ローパーティション等の壁体1に固設した係留バー2に
、被係留体たるワゴン3を係留ロック装置4を介して係
留し得るようにしている。
、被係留体たるワゴン3を係留ロック装置4を介して係
留し得るようにしている。
壁体1は、例えば、第4図にその下半部分を示すように
、複数のパネル11を柱12を介して接続してなり、そ
の目地13に柱12に穿設したフック孔14を臨ませで
ある。そして、そのフック孔14を利用して各社12に
ブラケット15を固定し、このブラケット15間に係留
バー2を架設している。しかして、この係留バー2は、
床面F上の一定高さ位置に固定されている。
、複数のパネル11を柱12を介して接続してなり、そ
の目地13に柱12に穿設したフック孔14を臨ませで
ある。そして、そのフック孔14を利用して各社12に
ブラケット15を固定し、このブラケット15間に係留
バー2を架設している。しかして、この係留バー2は、
床面F上の一定高さ位置に固定されている。
ワゴン3は、車輪31により床面F上を自由に移動させ
得るように構成された通常の基本構成を備えたもので、
その底部後縁部分に係留ロック装置4を設けている。
得るように構成された通常の基本構成を備えたもので、
その底部後縁部分に係留ロック装置4を設けている。
係留ロック装置4は、浮上防止アーム41と、フック4
2と、キツカー43と、ロック爪44と、昇降体45と
、遅延伝達操作機構46とを具備してなるもので、その
昇降体45を外部操作により昇降動作させ得るようにし
である。
2と、キツカー43と、ロック爪44と、昇降体45と
、遅延伝達操作機構46とを具備してなるもので、その
昇降体45を外部操作により昇降動作させ得るようにし
である。
浮上防止アーム41は、ワゴン3の底壁3aに固設した
装置フレーム47の底壁47aを後方に一体に延出させ
ることにより形成したもので、後端を解放した片持梁的
な形態をなしており、ワゴン3を第1図に示す係留位置
に移動させた場合に、係留バー2の下面側に侵入し得る
ようになっている。
装置フレーム47の底壁47aを後方に一体に延出させ
ることにより形成したもので、後端を解放した片持梁的
な形態をなしており、ワゴン3を第1図に示す係留位置
に移動させた場合に、係留バー2の下面側に侵入し得る
ようになっている。
フック42は、基端部42kを軸48を介して装置フレ
ーム47に枢着した2枚のフック本体42aと、このフ
ック本体42aの上縁部同士を連結する連結部42bと
を一体に成形してなる板金製のもので、それらフック本
体42aは、先端部42sが下方に屈曲する逆り字形を
なしている。
ーム47に枢着した2枚のフック本体42aと、このフ
ック本体42aの上縁部同士を連結する連結部42bと
を一体に成形してなる板金製のもので、それらフック本
体42aは、先端部42sが下方に屈曲する逆り字形を
なしている。
そして、このフック42は、前記軸48に支承されて上
下方向に回動し得るようになっており、第1図に示すロ
ック位置にまで回動降下した場合に下方に屈曲する先端
部42sが係留バー2の後縁2a側に係合し得るように
しである。なお、このフック42は、付勢手段たるねじ
りスプリング49により、下方(矢印X方向)に回動付
勢されており、外力が作用しない場合には、そのスプリ
ング49の付勢力により第1図に示すロック位置に自己
復帰し得るようにしである。
下方向に回動し得るようになっており、第1図に示すロ
ック位置にまで回動降下した場合に下方に屈曲する先端
部42sが係留バー2の後縁2a側に係合し得るように
しである。なお、このフック42は、付勢手段たるねじ
りスプリング49により、下方(矢印X方向)に回動付
勢されており、外力が作用しない場合には、そのスプリ
ング49の付勢力により第1図に示すロック位置に自己
復帰し得るようにしである。
キツカー43は、係留バー2に係合し得ない待機位置に
まで回動させられたフック42をその位置に保持すると
ともにワゴン3の係留場所への移動によりその先端部4
2sが係留バー2の前縁2bに当接した場合にその保持
状態を解除するようにしたもので、板状をなしている。
まで回動させられたフック42をその位置に保持すると
ともにワゴン3の係留場所への移動によりその先端部4
2sが係留バー2の前縁2bに当接した場合にその保持
状態を解除するようにしたもので、板状をなしている。
具体的には、このキツカー43は、基端部43kを軸4
0を介して装置フレーム47の両側壁47bに前後回動
可能に軸着されたもので、その先端部43sは、下方に
垂下させである。そして、このキツカー43の外方縁に
は、カム面43aが形成してあり、このキツカー43を
図示しないスプリングにより外方(矢印Y方向)に回動
付勢しておくことによって、このカム面43aを、前記
フック42に固設した摺動ピン42cに摺接させるよう
にしている。カム面43aは上端に、凹陥部43a1を
有しており、フック42が待機位置にまで回動させられ
た際に、該フック42の摺動ピン42cがその凹陥部4
3a工に落ち込んで係止されるようになっている。すな
わち、このキツカー43を矢印Y方向へ回動させようと
する弾性付勢力は、前記ピン42cが凹陥部43a1に
係合した際に、フック42がスプリング49の付勢力に
より下方に回動しようとするのを阻止し得る程度の値に
設定しである。
0を介して装置フレーム47の両側壁47bに前後回動
可能に軸着されたもので、その先端部43sは、下方に
垂下させである。そして、このキツカー43の外方縁に
は、カム面43aが形成してあり、このキツカー43を
図示しないスプリングにより外方(矢印Y方向)に回動
付勢しておくことによって、このカム面43aを、前記
フック42に固設した摺動ピン42cに摺接させるよう
にしている。カム面43aは上端に、凹陥部43a1を
有しており、フック42が待機位置にまで回動させられ
た際に、該フック42の摺動ピン42cがその凹陥部4
3a工に落ち込んで係止されるようになっている。すな
わち、このキツカー43を矢印Y方向へ回動させようと
する弾性付勢力は、前記ピン42cが凹陥部43a1に
係合した際に、フック42がスプリング49の付勢力に
より下方に回動しようとするのを阻止し得る程度の値に
設定しである。
ロック爪44は、フック42がロック位置にまで回動し
た場合に該フック42の係合部たるピン42dに係合し
てその上昇を禁止するもので、板状をなしている。具体
的には、ロック爪44の基端部44には、キツカー43
と共通の軸40を介して、装置フレーム47に回動可能
に軸着されている。そして、ロック爪44の先端部44
sには、外方及び下方に開口する凹欠部44aが設けて
あり、この凹欠部44aにフック42の係合ピン42d
が係合することによって、該フック42の上方への回動
が禁止されるようになっている。しかして、このロック
爪44は、図示しないスプリングにより、その凹欠部4
4aが前記ピン42dに係合する方向(矢印Z方向に)
回動付勢されている。
た場合に該フック42の係合部たるピン42dに係合し
てその上昇を禁止するもので、板状をなしている。具体
的には、ロック爪44の基端部44には、キツカー43
と共通の軸40を介して、装置フレーム47に回動可能
に軸着されている。そして、ロック爪44の先端部44
sには、外方及び下方に開口する凹欠部44aが設けて
あり、この凹欠部44aにフック42の係合ピン42d
が係合することによって、該フック42の上方への回動
が禁止されるようになっている。しかして、このロック
爪44は、図示しないスプリングにより、その凹欠部4
4aが前記ピン42dに係合する方向(矢印Z方向に)
回動付勢されている。
昇降体45は、帯板状のもので、中央部及び下端近傍部
にそれぞれ長孔45a、45bが穿設しである。そして
、中央部の長孔45aにキツカー43とロック爪44を
支持する軸40を挿通させるとともに、下端近傍部の長
孔45bにフック42に固設したピン42dを挿通させ
ている。この昇降体45は、第4図に示すように、操作
機構5を介して取手6に連設されており、使用者が、そ
の取手6を手前に引くことによって、この昇降体45が
上昇するようになっている。操作機構5は、例えば、第
4図に示すように、ワゴン3の天板後部内に回転可能に
架設した中間軸51と、この中間軸51に固設した第1
の回動アーム52と、この第1の回動アーム52に対し
略9o6位相を異ならせて中間軸51に固設した第2の
回動アーム53と、第1の回動アーム52の回動端を昇
降体45の上端に連結する連結板54と、第2の回動ア
ーム53の回動端を前記取手6に連結する連結ロッド5
5と、これら連結ロッド55を後方に弾性付勢して取手
6を後退位置に保持するスプリング56とを具備してな
る。
にそれぞれ長孔45a、45bが穿設しである。そして
、中央部の長孔45aにキツカー43とロック爪44を
支持する軸40を挿通させるとともに、下端近傍部の長
孔45bにフック42に固設したピン42dを挿通させ
ている。この昇降体45は、第4図に示すように、操作
機構5を介して取手6に連設されており、使用者が、そ
の取手6を手前に引くことによって、この昇降体45が
上昇するようになっている。操作機構5は、例えば、第
4図に示すように、ワゴン3の天板後部内に回転可能に
架設した中間軸51と、この中間軸51に固設した第1
の回動アーム52と、この第1の回動アーム52に対し
略9o6位相を異ならせて中間軸51に固設した第2の
回動アーム53と、第1の回動アーム52の回動端を昇
降体45の上端に連結する連結板54と、第2の回動ア
ーム53の回動端を前記取手6に連結する連結ロッド5
5と、これら連結ロッド55を後方に弾性付勢して取手
6を後退位置に保持するスプリング56とを具備してな
る。
遅延伝達操作機構46は、この昇降体45の上昇動作を
先ずロック爪44に伝達して該ロック爪44によるフッ
ク42の拘束を解除し、次いでその上昇動作をフック4
2に伝達して該フック42を待機位置にまで回動させる
ためのもので、次のような構成をなしている。すなわち
、この遅延伝達操作機構46は、ロック爪44の回動部
及び昇降体45の上端近傍部にピン44c、45cをそ
れぞれ突設し、これら両ピン44c、45c間を連結部
材46aにより連結している。連結部材46aは、例え
ば、一方の端部に長孔46bを有しており、その長孔4
6bにピン45cを摺動可能に係合させている。また、
昇降体45の下端近傍部に前述した長孔45bを穿設し
、この長孔45bにフック42に固設した前記ピン42
dを摺動可能に挿通させている。そして、この長孔45
bの位置及び前記連結部材46aの長さ寸法は、昇降体
45を上昇させた場合に、まず、連結部材46aに張力
が作用してロック爪44が付勢され、そのロック爪44
がピン42dの回動を係止し得ない位置にまで回動した
段階で、前記長孔45bの下端が、ピン42dに当接し
得るように設定しである。
先ずロック爪44に伝達して該ロック爪44によるフッ
ク42の拘束を解除し、次いでその上昇動作をフック4
2に伝達して該フック42を待機位置にまで回動させる
ためのもので、次のような構成をなしている。すなわち
、この遅延伝達操作機構46は、ロック爪44の回動部
及び昇降体45の上端近傍部にピン44c、45cをそ
れぞれ突設し、これら両ピン44c、45c間を連結部
材46aにより連結している。連結部材46aは、例え
ば、一方の端部に長孔46bを有しており、その長孔4
6bにピン45cを摺動可能に係合させている。また、
昇降体45の下端近傍部に前述した長孔45bを穿設し
、この長孔45bにフック42に固設した前記ピン42
dを摺動可能に挿通させている。そして、この長孔45
bの位置及び前記連結部材46aの長さ寸法は、昇降体
45を上昇させた場合に、まず、連結部材46aに張力
が作用してロック爪44が付勢され、そのロック爪44
がピン42dの回動を係止し得ない位置にまで回動した
段階で、前記長孔45bの下端が、ピン42dに当接し
得るように設定しである。
次いで、この実施例の作動を説明する。
まず、第1図に示す係留状態においては、フック42の
先端部42sが、係留バー2の後縁2aに係合し得るロ
ック位置にまで回動し停止している。そして、この状態
で、このフック42の係合ピン42dに、ロック爪44
の凹欠部44aが係合し、フック42の上方への回動が
禁止されている。
先端部42sが、係留バー2の後縁2aに係合し得るロ
ック位置にまで回動し停止している。そして、この状態
で、このフック42の係合ピン42dに、ロック爪44
の凹欠部44aが係合し、フック42の上方への回動が
禁止されている。
この状態から、使用者が取手6を手前に牽引操作すると
、スプリング56の付勢力に抗して連結ロッド55が後
方に移動し、中間軸51が回転して連結板54を引き上
げることになり、昇降体45が上昇する。その際に、ま
ず、昇降体45が、第1図に示す最降下位置がら、上昇
を始めた瞬間から、連結部材46aに張力が作用し、ロ
ック爪44のピン44cが上方に牽引される。そのため
、ロック爪44は、その牽引力により、図示しないスプ
リング力に抗して図中時計回り方向に回動させられる。
、スプリング56の付勢力に抗して連結ロッド55が後
方に移動し、中間軸51が回転して連結板54を引き上
げることになり、昇降体45が上昇する。その際に、ま
ず、昇降体45が、第1図に示す最降下位置がら、上昇
を始めた瞬間から、連結部材46aに張力が作用し、ロ
ック爪44のピン44cが上方に牽引される。そのため
、ロック爪44は、その牽引力により、図示しないスプ
リング力に抗して図中時計回り方向に回動させられる。
そして、第5図に示す中間位置まで、昇降体45が上昇
した段階で、この昇降体45の長孔45bの下端がフッ
ク42のピン42dに当接する。この中間位置において
は、前記ロック爪44は、前述した回動により係合ピン
42dの上昇を禁止し得ない位置にまで退避させられる
。この中間位置からさらに昇降体が上昇すると、この昇
降体45により前記係合ピン42dが上方に付勢され、
第6図に示すように、フック42がスプリング49の付
勢力に抗して上方に回動させられる。そして、昇降体4
5が最上昇位置にまで上昇した段階で、フック42の摺
動ビン42cがキツカー43のカム面43aに設けた凹
陥部43a1に係合する。そのため、その後は、取手6
の牽引操作をやめて、第7図に示すように、昇降体45
を元の最降下位置に復帰させても、フック42は、待機
位置に保持された状態を維持する。
した段階で、この昇降体45の長孔45bの下端がフッ
ク42のピン42dに当接する。この中間位置において
は、前記ロック爪44は、前述した回動により係合ピン
42dの上昇を禁止し得ない位置にまで退避させられる
。この中間位置からさらに昇降体が上昇すると、この昇
降体45により前記係合ピン42dが上方に付勢され、
第6図に示すように、フック42がスプリング49の付
勢力に抗して上方に回動させられる。そして、昇降体4
5が最上昇位置にまで上昇した段階で、フック42の摺
動ビン42cがキツカー43のカム面43aに設けた凹
陥部43a1に係合する。そのため、その後は、取手6
の牽引操作をやめて、第7図に示すように、昇降体45
を元の最降下位置に復帰させても、フック42は、待機
位置に保持された状態を維持する。
したがって、この段階においては、ワゴン3を手前に引
き出せば、係留バー2から自由に離間させることが可能
となり、所望の位置に移動させることができる。
き出せば、係留バー2から自由に離間させることが可能
となり、所望の位置に移動させることができる。
そして、再度、このワゴン3を係留する場合には、該ワ
ゴン3を壁体1方向に移動させ、該ワゴン3の後端を壁
面に接近させるだけでよい。すなわち、ワゴン3を後退
させて壁体1に接近させていくと、浮上防止アーム41
が係留バー2の下面側に侵入するとともに、フック42
の先端部42Sが係留バー2の上面側を通過し、キツカ
ー43の先端部43sが係留バー2の前縁2bに衝突す
る。それによりキツカー43が図中時計回り方向に回動
させられ、その凹陥部43a1と係合ピン42dとの係
合か解除される。その結果。フック42がスプリング4
9の付勢力により下方(矢印X方向)に回動するととも
に、ロック爪44が外方(矢印8方向)に回動し、第1
図に示すロック状態となる。
ゴン3を壁体1方向に移動させ、該ワゴン3の後端を壁
面に接近させるだけでよい。すなわち、ワゴン3を後退
させて壁体1に接近させていくと、浮上防止アーム41
が係留バー2の下面側に侵入するとともに、フック42
の先端部42Sが係留バー2の上面側を通過し、キツカ
ー43の先端部43sが係留バー2の前縁2bに衝突す
る。それによりキツカー43が図中時計回り方向に回動
させられ、その凹陥部43a1と係合ピン42dとの係
合か解除される。その結果。フック42がスプリング4
9の付勢力により下方(矢印X方向)に回動するととも
に、ロック爪44が外方(矢印8方向)に回動し、第1
図に示すロック状態となる。
このように、本装置によれば、ワゴン3を壁体1に接近
させるだけで、該ワゴン3を係留することができ、また
、取手6を牽引するだけのワンタッチ操作により、その
係留を解除することができる。しかも、ロック状態にお
いては、ロック爪44によりフック42の上動が禁止さ
れるようにしであるため、手などを侵入させて、フック
42を持ち上げようとしても不可能となる。そのため、
正規の操作を行う場合以外には、その係留状態を解除す
ることができない。したがって、正規の操作を行うため
の取手6に鍵を掛は得るようにしておけば、キーを所有
している考量外は、そのワゴン3を移動させることがで
きないようにするようなことも簡単にできる。また、前
記ロック爪44の解除は、正規の操作により昇降体45
を上昇させる途上において、自動的に行い得るようにし
ているので、ワンタッチ操作により、ロック爪44によ
るロック状態の解除と、フック42による係留状態の解
除とを連続的に行わせることが可能である。したがって
、ロック機能を追加したために、操作が面倒になるとい
う不具合も生じない。
させるだけで、該ワゴン3を係留することができ、また
、取手6を牽引するだけのワンタッチ操作により、その
係留を解除することができる。しかも、ロック状態にお
いては、ロック爪44によりフック42の上動が禁止さ
れるようにしであるため、手などを侵入させて、フック
42を持ち上げようとしても不可能となる。そのため、
正規の操作を行う場合以外には、その係留状態を解除す
ることができない。したがって、正規の操作を行うため
の取手6に鍵を掛は得るようにしておけば、キーを所有
している考量外は、そのワゴン3を移動させることがで
きないようにするようなことも簡単にできる。また、前
記ロック爪44の解除は、正規の操作により昇降体45
を上昇させる途上において、自動的に行い得るようにし
ているので、ワンタッチ操作により、ロック爪44によ
るロック状態の解除と、フック42による係留状態の解
除とを連続的に行わせることが可能である。したがって
、ロック機能を追加したために、操作が面倒になるとい
う不具合も生じない。
なお、昇降体を上昇させるための操作手段は、取手に限
らず、回動ハンドル等でもよく、また、キー操作に連動
させて昇降体を上昇させ得るようにしたものであっても
よい。
らず、回動ハンドル等でもよく、また、キー操作に連動
させて昇降体を上昇させ得るようにしたものであっても
よい。
また、被係留体は、ワゴンに限らず、移動台車やチェア
ーボータ等であってもよい。
ーボータ等であってもよい。
さらに、係留バーは、ローパーティションに取着された
ものに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
[発明の効果]
本発明は、以上のような構成であるから、被係留体を所
定の位置に架設された係留バーに適宜係留しておくこと
ができ、また、簡単な操作によりその係留状態を解除す
ることができる。しかも、係留状態においては、その係
留バーに係合するフックがロック爪によりロックされる
ようにしであるので、そのフックを外部から持ち上げる
等、不測の操作によって、その係留状態を解除すること
ができないことになる。そのため、鍵を掛けて安全に係
留しておくようなことも容易に可能となる。
定の位置に架設された係留バーに適宜係留しておくこと
ができ、また、簡単な操作によりその係留状態を解除す
ることができる。しかも、係留状態においては、その係
留バーに係合するフックがロック爪によりロックされる
ようにしであるので、そのフックを外部から持ち上げる
等、不測の操作によって、その係留状態を解除すること
ができないことになる。そのため、鍵を掛けて安全に係
留しておくようなことも容易に可能となる。
そして、そのロック爪の動きは、フックを係留位置から
待機位置に持ち上げるための昇降体の動きに連動させて
行わせるようにしているので、ロック機能を付与したた
めに、係留状態を解除するための操作が複雑になるとい
う不具合も生じない。
待機位置に持ち上げるための昇降体の動きに連動させて
行わせるようにしているので、ロック機能を付与したた
めに、係留状態を解除するための操作が複雑になるとい
う不具合も生じない。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は要部を示す側
断面図、第2図は第1図における■矢視図、第3図は要
部を示す斜視図、第4図は全体を示す一部省略した斜視
図、第5図、第6図及び第7図は第1図に対応する作用
説明図である。 F・・・床面 2・・・係留バー2a・・・
後縁 2b・・・前縁3・・・被係留体(ワゴ
ン) 4・・・係留ロック装置 41・・・浮上防止アーム4
2・・・フック 43・・・キツカー44・・・
ロック爪 45・・・昇降体46・・・遅延伝達操
作機構
断面図、第2図は第1図における■矢視図、第3図は要
部を示す斜視図、第4図は全体を示す一部省略した斜視
図、第5図、第6図及び第7図は第1図に対応する作用
説明図である。 F・・・床面 2・・・係留バー2a・・・
後縁 2b・・・前縁3・・・被係留体(ワゴ
ン) 4・・・係留ロック装置 41・・・浮上防止アーム4
2・・・フック 43・・・キツカー44・・・
ロック爪 45・・・昇降体46・・・遅延伝達操
作機構
Claims (1)
- 床面上の所定高さ位置に架設された係留バーに移動可能
な被係留体を係留するための係留ロック装置であって、
被係留体に片持的に固設され該被係留体を係留位置に移
動させた場合にその係留バーの下面側に侵入する浮上防
止アームと、被係留体に上下回動可能に枢支されロック
位置にまで回動降下した場合に下方に屈曲する先端部が
係留バーの後縁側に係合可能となるフックと、このフッ
クをロック位置方向に回動付勢する付勢手段と、係留バ
ーに係合し得ない待機位置にまで回動させられたフック
をその位置に保持するとともに被係留体の係留位置への
移動により係留バーの前縁に当接した場合にその保持状
態を解除するキッカーと、フックがロック位置にまで回
動した場合に該フックの係合部に係合してその上昇を禁
止するロック爪と、外部操作により上昇する昇降体と、
この昇降体の上昇動作を先ずロック爪に伝達して該ロッ
ク爪によるフックの拘束を解除し次いでその上昇動作を
フックに伝達して該フックを待機位置にまで回動させる
遅延伝達操作機構とを具備してなることを特徴とする係
留ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277071A JPH0798486B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 係留ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63277071A JPH0798486B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 係留ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124359A true JPH02124359A (ja) | 1990-05-11 |
JPH0798486B2 JPH0798486B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=17578375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63277071A Expired - Fee Related JPH0798486B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 係留ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0798486B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6328576U (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-25 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63277071A patent/JPH0798486B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6328576U (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0798486B2 (ja) | 1995-10-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |