JPH02124330A - 車両駆動系の車速制御装置 - Google Patents
車両駆動系の車速制御装置Info
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- JPH02124330A JPH02124330A JP63275530A JP27553088A JPH02124330A JP H02124330 A JPH02124330 A JP H02124330A JP 63275530 A JP63275530 A JP 63275530A JP 27553088 A JP27553088 A JP 27553088A JP H02124330 A JPH02124330 A JP H02124330A
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- vehicle speed
- engine torque
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- engine
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Links
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両駆動系の血速制御装置に関する。
従来、アクセル操作と独立してエンジントルクを変え得
る手段を備えた車両駆動システムが提案されている。 この種の駆動システムでは、アクセル開度によってエン
ジントルクが一義的に決まらず、同一のアクセル開度で
あっても種々の走行条件に応じて、例えばスロットルバ
ルブの開度や燃料噴射量を変えさせることにより、異な
ったエンジントルクを発生させることができる。 このようにアクセル操作と独立してエンジントルクを変
え得る場合、例えば、運転者によるアクセル操作に応じ
て目標車速を設定し、車速がその設定された目標車速に
なるようにエンジントルクをフィードバック制御するよ
うな構成とすることができるようになる。その結果、車
両が平地走行から登板走行に切り換わった場合のように
、車両の走行条件が変化したときに、運転者がアクセル
操作によって車速を制御しなくてもよくなり、それだけ
運転者のアクセル操作の負担を軽減することができるよ
うになる(例えば特願昭62−178117 :未公知
)。 一方、車両駆動系の1つのタイプとしてベルト等によっ
て駆動される無段変速機構が提案されている。この無段
変速機構は一般に、有効径が可変とされた■型プーリー
装置を入力軸上及び出力軸上にそれぞれ有し、該V型プ
ーリー装置間に掛は渡された伝動ベルトにより、前記入
力軸側の回転を出力軸側に無段階の変速比で伝達するこ
とができるようにしたものである0通常、入力側の油圧
サーボ装置へのオイル流量を流量制御弁によって変更し
て該入力(llIv型プーリー装置の有効径を強制的に
変更し、一方、出力軸側の油圧サーボ装置の油圧を圧力
制御弁によって変更し、この入力側V型プーリー装置の
有効径の変更に追随して伝動ベルトがスリップしないで
トルク伝達が行なえるように構成しである。 車両の駆動系においてこのような無段変速機構を導入す
ると、例えば車両を常にエンジン使用域の中のいわゆる
最適燃費ラインの部分で走行させ、実車燃費を改善させ
たり、或いは、落差がなく従って変速ショックの小さな
変速を実行することができるようになる。
る手段を備えた車両駆動システムが提案されている。 この種の駆動システムでは、アクセル開度によってエン
ジントルクが一義的に決まらず、同一のアクセル開度で
あっても種々の走行条件に応じて、例えばスロットルバ
ルブの開度や燃料噴射量を変えさせることにより、異な
ったエンジントルクを発生させることができる。 このようにアクセル操作と独立してエンジントルクを変
え得る場合、例えば、運転者によるアクセル操作に応じ
て目標車速を設定し、車速がその設定された目標車速に
なるようにエンジントルクをフィードバック制御するよ
うな構成とすることができるようになる。その結果、車
両が平地走行から登板走行に切り換わった場合のように
、車両の走行条件が変化したときに、運転者がアクセル
操作によって車速を制御しなくてもよくなり、それだけ
運転者のアクセル操作の負担を軽減することができるよ
うになる(例えば特願昭62−178117 :未公知
)。 一方、車両駆動系の1つのタイプとしてベルト等によっ
て駆動される無段変速機構が提案されている。この無段
変速機構は一般に、有効径が可変とされた■型プーリー
装置を入力軸上及び出力軸上にそれぞれ有し、該V型プ
ーリー装置間に掛は渡された伝動ベルトにより、前記入
力軸側の回転を出力軸側に無段階の変速比で伝達するこ
とができるようにしたものである0通常、入力側の油圧
サーボ装置へのオイル流量を流量制御弁によって変更し
て該入力(llIv型プーリー装置の有効径を強制的に
変更し、一方、出力軸側の油圧サーボ装置の油圧を圧力
制御弁によって変更し、この入力側V型プーリー装置の
有効径の変更に追随して伝動ベルトがスリップしないで
トルク伝達が行なえるように構成しである。 車両の駆動系においてこのような無段変速機構を導入す
ると、例えば車両を常にエンジン使用域の中のいわゆる
最適燃費ラインの部分で走行させ、実車燃費を改善させ
たり、或いは、落差がなく従って変速ショックの小さな
変速を実行することができるようになる。
本発明は、第1図にその要旨を示すように、アクセル操
作と独立してエンジントルクを変え得る手段を備えた車
両駆動系の制御装置において、目標車速を少なくともア
クセルの開度に依存して設定する目標車速設定手段と、
実車速を検出する手段と、前記検出された実車速が設定
された目標車速となるように前記エンジントルクを変え
得る手段をフィードバック制御する手段と、変速比を検
出する手段と、前記フィードバック制御を前記変速比に
依存して実行する手段と、を備えたことにより、上記目
的を達成したものである。 なお、本発明においては、「アクセル操作と独立してエ
ンジントルクを変え得る手段」の具体的な構成を限定す
るものではない、この「アクセル操作と独立してエンジ
ントルクを変え得る手段」としては、例えば、■エンジ
ンのスロットルバルブがアクセルペダルと完全に独立し
ており、このスロットルバルブの開度をコンピュータか
らの指令によって動くステップモータ等によって独自に
制御することによりエンジントルクを任意に制御し得る
ように構成したもの、或いは、■アクセルペダルとスロ
ットルバルブとはリンクされているが、走行条件に応じ
てバイパスバルブ等を開閉し、同一アクセル開度であっ
てもエンジントルクを変え得るように構成したもの、更
には、■ディーゼルエンジン等にあって、アクセルペダ
ルと独立して燃料噴射ポンプの燃料噴射量が制御できる
ように構成したもの、等が考えられる。 又、本発明の適用対象は、いわゆる無段変速機構を採用
した駆動系に限定されるものではない。
作と独立してエンジントルクを変え得る手段を備えた車
両駆動系の制御装置において、目標車速を少なくともア
クセルの開度に依存して設定する目標車速設定手段と、
実車速を検出する手段と、前記検出された実車速が設定
された目標車速となるように前記エンジントルクを変え
得る手段をフィードバック制御する手段と、変速比を検
出する手段と、前記フィードバック制御を前記変速比に
依存して実行する手段と、を備えたことにより、上記目
的を達成したものである。 なお、本発明においては、「アクセル操作と独立してエ
ンジントルクを変え得る手段」の具体的な構成を限定す
るものではない、この「アクセル操作と独立してエンジ
ントルクを変え得る手段」としては、例えば、■エンジ
ンのスロットルバルブがアクセルペダルと完全に独立し
ており、このスロットルバルブの開度をコンピュータか
らの指令によって動くステップモータ等によって独自に
制御することによりエンジントルクを任意に制御し得る
ように構成したもの、或いは、■アクセルペダルとスロ
ットルバルブとはリンクされているが、走行条件に応じ
てバイパスバルブ等を開閉し、同一アクセル開度であっ
てもエンジントルクを変え得るように構成したもの、更
には、■ディーゼルエンジン等にあって、アクセルペダ
ルと独立して燃料噴射ポンプの燃料噴射量が制御できる
ように構成したもの、等が考えられる。 又、本発明の適用対象は、いわゆる無段変速機構を採用
した駆動系に限定されるものではない。
本発明においては、アクセル操作と独立してエンジント
ルクを変え得る手段を備え、このエンジントルクを制御
するに当たって、基本的に目標車速と実車速との偏差に
依存したフィードバック制御を実行するようにしたため
、例えば上り坂や下り坂の多い道路を走行するような場
合であっても、アクセルペダルを一定に保つ限り一定の
車速を得ることができ、よりアクセル操作の負担の少な
い走行を行なうことができるようになる。 又、そのうえで、本発明においては、駆動系の変速比に
依存して前記フィードバック制御を実行するようにして
いる。従って、車両がどのような状態で運行されている
場合であっても、車速を変化させるような走行条件変化
に対して速やかに対応することができ、且つ安定した車
速制御を実行することができるようになる。 即ち、今、 Fr・・・タイヤが地面に対して与える力、Td・・・
タイヤ駆動力、 Te・・・エンジントルク、 Ter・・・目標基本エンジントルク、Ti・・・負荷
トルク、 D・・・変速比、 ω・・・エンジン回転速度、 ω「・・・目標エンジン回転速度、 ωt・・・タイヤの回転速度、 M・・・タイヤ半径上の等価車両質量、■・・・車速、 r・・・タイヤ半径、 ■・・・無段変速機前方(主にエンジン)の等何回転慣
性モーメント、 It・・・無段変速機を含む後方(車輪側)の等何回転
慣性モーメント、 R・・・走行抵抗、 とした場合、車両運動モデル及びエンジン挙動モデルと
して、(1)〜(5)式を仮定することができる。 M (dV/dt) =Fr −R・・・(1)It
(d ωt /dt) =Td −Fr ・r −=
(2)I (d ω/dt) ==’re −Ti
++ (3)ω=D・ωt ・・・
(4)D−Te =Td =−(5)
(1)〜(5)式より、(6)式が導かれる。 d c、>/dt= (1/ A ) ・Te(1/A
)・(R・「/D)、 A= + (M・r ”−、It )/D’ ) +I
・・・・・・・・・ (6) ω=ωrのときのエンジントルクTerがそのときの走
行抵抗Rrと変速比りを用いて(7)式のように表わさ
れると仮定すると(8)式が導かれる。 Ter=Rr ・r /D ・=
(7)d (ω−ωr )/dt=1/A (Te
−Ter)・・・ (8) 従って、ω−ω「−〇とする制御則は、(9)式のよう
に表わすことができ、その結果、エンジントルクの最適
値は(10)式のように表わすことができる。なお、(
9)式においてFlは定数である。 1/A (Te ’rer)=F + <(1)
csir )・・・(9) Te =AP+ ((,1−ωr ) +Rr −r
/D・・・(10) (10)式と(6)式とより、エンジントルクを変え得
る手段の最適値は速度比りの変化に大きく依存している
ことがわかる。 従って、このように求められた最適値によりエンジント
ルクを変え得る手段をフィードバック制御することによ
り、応答性がよく、しかも安定した制御を実行すること
ができるようになる。
ルクを変え得る手段を備え、このエンジントルクを制御
するに当たって、基本的に目標車速と実車速との偏差に
依存したフィードバック制御を実行するようにしたため
、例えば上り坂や下り坂の多い道路を走行するような場
合であっても、アクセルペダルを一定に保つ限り一定の
車速を得ることができ、よりアクセル操作の負担の少な
い走行を行なうことができるようになる。 又、そのうえで、本発明においては、駆動系の変速比に
依存して前記フィードバック制御を実行するようにして
いる。従って、車両がどのような状態で運行されている
場合であっても、車速を変化させるような走行条件変化
に対して速やかに対応することができ、且つ安定した車
速制御を実行することができるようになる。 即ち、今、 Fr・・・タイヤが地面に対して与える力、Td・・・
タイヤ駆動力、 Te・・・エンジントルク、 Ter・・・目標基本エンジントルク、Ti・・・負荷
トルク、 D・・・変速比、 ω・・・エンジン回転速度、 ω「・・・目標エンジン回転速度、 ωt・・・タイヤの回転速度、 M・・・タイヤ半径上の等価車両質量、■・・・車速、 r・・・タイヤ半径、 ■・・・無段変速機前方(主にエンジン)の等何回転慣
性モーメント、 It・・・無段変速機を含む後方(車輪側)の等何回転
慣性モーメント、 R・・・走行抵抗、 とした場合、車両運動モデル及びエンジン挙動モデルと
して、(1)〜(5)式を仮定することができる。 M (dV/dt) =Fr −R・・・(1)It
(d ωt /dt) =Td −Fr ・r −=
(2)I (d ω/dt) ==’re −Ti
++ (3)ω=D・ωt ・・・
(4)D−Te =Td =−(5)
(1)〜(5)式より、(6)式が導かれる。 d c、>/dt= (1/ A ) ・Te(1/A
)・(R・「/D)、 A= + (M・r ”−、It )/D’ ) +I
・・・・・・・・・ (6) ω=ωrのときのエンジントルクTerがそのときの走
行抵抗Rrと変速比りを用いて(7)式のように表わさ
れると仮定すると(8)式が導かれる。 Ter=Rr ・r /D ・=
(7)d (ω−ωr )/dt=1/A (Te
−Ter)・・・ (8) 従って、ω−ω「−〇とする制御則は、(9)式のよう
に表わすことができ、その結果、エンジントルクの最適
値は(10)式のように表わすことができる。なお、(
9)式においてFlは定数である。 1/A (Te ’rer)=F + <(1)
csir )・・・(9) Te =AP+ ((,1−ωr ) +Rr −r
/D・・・(10) (10)式と(6)式とより、エンジントルクを変え得
る手段の最適値は速度比りの変化に大きく依存している
ことがわかる。 従って、このように求められた最適値によりエンジント
ルクを変え得る手段をフィードバック制御することによ
り、応答性がよく、しかも安定した制御を実行すること
ができるようになる。
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図に本発明に係る車両駆動系の車速制御装置の概略
を示す、装置の全体構成を簡単に説明すると、エンジン
10の出力はロックアツプクラッチ12の付設された流
体継手14、無段変速機16、デファレンシャル装置1
8を介してタイヤ20側に伝達される。流体継手14は
、発進後油圧ライン21を介したオイルの給排によりロ
ックアツプクラッチ12が周知の方法で係合又は解放さ
れ、機械的に直結又は非直結の状態とされる。 無段変速機16は、油圧ライン22を介して入力側の油
圧サーボ装置24内にオイルが供給され、これにより有
効半径が連続的に変更・制御される。 又、油圧ライン26を介して出力側の油圧サーボ装置2
8にオイルが供給され、これにより入力側の有効半径の
変更に追随してベルト30がスリップせずにトルクの伝
達ができるように、ベルト30の押え力が変更・制御さ
れる。 なお、符号30は、P(パーキング)、R(リバース)
、Nにュートラル)、D(ドライブ)等を選択するため
のセレクトレバーを示している。 無段変速機16の変速比制御、流t+、g1手14のロ
ックアツプクラッチ12の係合制御は、油圧制御装置3
2により、コンピュータ34の指令に応じて行なわれる
。無段変速機2の入力軸回転数口i、出力軸回転数no
は、マグネットピックアップ40.42で検出され、コ
ンピュータ34に送られる。コンピュータ34には、エ
ンジン回転数センサ44、アクセル開度センサ46から
のエンジン回転速度ω、アクセル開度θaCの情報も同
時に入力されている。 以上の信号から、ステップモータ50によってスロット
ルバルブ(エンジントルクを変え得る手段)52の開度
θthを制御する。 第3図にコンピュータ34によって行なわれる制御を機
能的に示したブロック図を示す。 アクセル開度θaCに応じて目標車速設定手段70によ
って目標車速■「を設定し、無段変速機16の入出力軸
回転数ni、n、に応じて変速比計算手段72によって
変速比りが求められる。求められた変速比り及び前記目
標車速V「とから、目標エンジン回転速度計算手段74
により目標エンジン回転速度ω「が計算される。 一方、実エンジン回転速度ωと目標エンジン回転速度ω
「との差からフィードバック量計算手段76によりフィ
ードバックfF+(ω−ωr)が計算される。 更に、出力軸回転数noから車速計算手段78によって
車速Vが計算され、この車速■から走行抵抗計算手段8
0により走行抵抗Rが計算される。 この走行抵抗Rと変速比りとから目標エンジントルク計
算手段82により目標基本エンジントルクTerが求め
られる。この目標基本エンジントルクTerは、目標エ
ンジントルク計算手段86においてフィードバック量補
正手段84からの出力と加算され、目標エンジントルり
Teaとされる。そしてこの目標エンジントルクTea
とエンジン回転速度ωとに応じてスロットル開度演算手
段88によりスロットルバルブ52の開度θthが求め
られ、ステップモータ50によりスロットルバルブ52
が制御される。前記フィードバック量補正手段84にお
ける出力値は、フィードバック量計算手段76からの出
力Fl(ω−ωr)と変速比計算手段72の出力である
変速比りとから後述する演算式により計算されるように
なっている。 なお、無段変速機16の変速比n、/r+Bは、油圧ラ
イン22を介して制御されるが、例として、車速Vとス
ロットル開度θthに対し第4図に示されるような目標
入力軸回転数nirに無段変速機16の入力軸回転数n
iがなるように制御する方法がある。しかしながら、本
発明では、無段変速1i116の変速比をどのようにし
て制御するかを限定するものではない。 第5図に、上記コンピュータ34において実行される制
御のフローチャートを示す。 まずステップ101で無段変速機16の入力軸回転数n
i、出力軸回転数no、アクセル開度θaC、エンジン
回転速度ωを検出する。 ステップ102では、車速Vをタイヤ半径r、デファレ
ンシャル比d1、中間ギヤ減速比d2として、(11)
式を用いて計算する。 V= r−no / (dl・d2) −(1
1)ステップ103では、エンジン10からタイヤ20
に至るまでの変速比りを(12)式に基づいて計算する
。 D= (nt/ no ) ・ (dl・d2)
−(12>ステップ104では、(11)式で求
めた車速■に基づいて、走行抵抗Rを(13)式、或い
は車速Vに対する走行抵抗マツプによって求める。 R=α1 ・V2+α2 (α1、α2は定数)・・
・・・・(13) ステップ105では、アクセル開度θaCに対する目標
車速V「を設定する。この目標車速V「の設定にあたっ
ては、例えば第6図で示されるようなマツプが用いられ
る。 ステップ106では、変速比りと目標車速Vrとから(
14)式により目標エンジン回転速度ω「が求められる
。 ωr = (Vr /r ) ・D −(14
)ステップ107においては、目標基本エンジントルク
Terが(15)式に基づいて求められる。 Ter=R・r/D −(15)ステッ
プ108では、エンジン回転速度ωと目標エンジン回転
速度ω「との差を補償するフィードバックゲインをFl
とし、エンジンの回転部等価慣性モーメントをIとし、
フィードバック量ΔTecを(16)式により求める。 ΔTeC=IP+(ω−ωr) =(16)ステップ
109では、変速比の補正を行い、補正フィードバック
量を(17)式により求める。 Δ’r’e = ((Mr ’÷It)/D2+Il×
F1 (ω−ωr) ・・・(17)ステップ110で
は、(15)式と(16)式とを加え、目標エンジント
ルクTeaを(18)式により求める。 Tec= I (Mr 2+It )/D2+I )x
l:’ 1 (ω−ωr ) +R−r /D
・・・ (18) この(18)式は前述のくlO)式に相当しているもの
である。 ステップ111では、目標エンジントルりTecとエン
ジン回転速度ωのマツプから要求スロットル開度θth
rを求め、ステップモータ50によりスロットルバルブ
52を駆動しエンジントルクの制御を行なう。 この実施例では、エンジントルクを変え得る手段である
スロットルバルブ52の最適値(補正要求エンジントル
ク)T”ecが、基本的に目標車速Vrと実車速Vとの
差に依存して決定され、しかもそれが変速比りに依存し
て補正されるため、応答性がよく、且つ安定したフィー
ドバック制御を実行することができる。 なお、上記実施例では本発明を、変速比りが無段階に変
化するような無段変速機を搭載した車両駆動系に適用し
たが、本発明は、変速比りが制御可能なものであれば、
特にそれが無段階に制御される必要はない。
を示す、装置の全体構成を簡単に説明すると、エンジン
10の出力はロックアツプクラッチ12の付設された流
体継手14、無段変速機16、デファレンシャル装置1
8を介してタイヤ20側に伝達される。流体継手14は
、発進後油圧ライン21を介したオイルの給排によりロ
ックアツプクラッチ12が周知の方法で係合又は解放さ
れ、機械的に直結又は非直結の状態とされる。 無段変速機16は、油圧ライン22を介して入力側の油
圧サーボ装置24内にオイルが供給され、これにより有
効半径が連続的に変更・制御される。 又、油圧ライン26を介して出力側の油圧サーボ装置2
8にオイルが供給され、これにより入力側の有効半径の
変更に追随してベルト30がスリップせずにトルクの伝
達ができるように、ベルト30の押え力が変更・制御さ
れる。 なお、符号30は、P(パーキング)、R(リバース)
、Nにュートラル)、D(ドライブ)等を選択するため
のセレクトレバーを示している。 無段変速機16の変速比制御、流t+、g1手14のロ
ックアツプクラッチ12の係合制御は、油圧制御装置3
2により、コンピュータ34の指令に応じて行なわれる
。無段変速機2の入力軸回転数口i、出力軸回転数no
は、マグネットピックアップ40.42で検出され、コ
ンピュータ34に送られる。コンピュータ34には、エ
ンジン回転数センサ44、アクセル開度センサ46から
のエンジン回転速度ω、アクセル開度θaCの情報も同
時に入力されている。 以上の信号から、ステップモータ50によってスロット
ルバルブ(エンジントルクを変え得る手段)52の開度
θthを制御する。 第3図にコンピュータ34によって行なわれる制御を機
能的に示したブロック図を示す。 アクセル開度θaCに応じて目標車速設定手段70によ
って目標車速■「を設定し、無段変速機16の入出力軸
回転数ni、n、に応じて変速比計算手段72によって
変速比りが求められる。求められた変速比り及び前記目
標車速V「とから、目標エンジン回転速度計算手段74
により目標エンジン回転速度ω「が計算される。 一方、実エンジン回転速度ωと目標エンジン回転速度ω
「との差からフィードバック量計算手段76によりフィ
ードバックfF+(ω−ωr)が計算される。 更に、出力軸回転数noから車速計算手段78によって
車速Vが計算され、この車速■から走行抵抗計算手段8
0により走行抵抗Rが計算される。 この走行抵抗Rと変速比りとから目標エンジントルク計
算手段82により目標基本エンジントルクTerが求め
られる。この目標基本エンジントルクTerは、目標エ
ンジントルク計算手段86においてフィードバック量補
正手段84からの出力と加算され、目標エンジントルり
Teaとされる。そしてこの目標エンジントルクTea
とエンジン回転速度ωとに応じてスロットル開度演算手
段88によりスロットルバルブ52の開度θthが求め
られ、ステップモータ50によりスロットルバルブ52
が制御される。前記フィードバック量補正手段84にお
ける出力値は、フィードバック量計算手段76からの出
力Fl(ω−ωr)と変速比計算手段72の出力である
変速比りとから後述する演算式により計算されるように
なっている。 なお、無段変速機16の変速比n、/r+Bは、油圧ラ
イン22を介して制御されるが、例として、車速Vとス
ロットル開度θthに対し第4図に示されるような目標
入力軸回転数nirに無段変速機16の入力軸回転数n
iがなるように制御する方法がある。しかしながら、本
発明では、無段変速1i116の変速比をどのようにし
て制御するかを限定するものではない。 第5図に、上記コンピュータ34において実行される制
御のフローチャートを示す。 まずステップ101で無段変速機16の入力軸回転数n
i、出力軸回転数no、アクセル開度θaC、エンジン
回転速度ωを検出する。 ステップ102では、車速Vをタイヤ半径r、デファレ
ンシャル比d1、中間ギヤ減速比d2として、(11)
式を用いて計算する。 V= r−no / (dl・d2) −(1
1)ステップ103では、エンジン10からタイヤ20
に至るまでの変速比りを(12)式に基づいて計算する
。 D= (nt/ no ) ・ (dl・d2)
−(12>ステップ104では、(11)式で求
めた車速■に基づいて、走行抵抗Rを(13)式、或い
は車速Vに対する走行抵抗マツプによって求める。 R=α1 ・V2+α2 (α1、α2は定数)・・
・・・・(13) ステップ105では、アクセル開度θaCに対する目標
車速V「を設定する。この目標車速V「の設定にあたっ
ては、例えば第6図で示されるようなマツプが用いられ
る。 ステップ106では、変速比りと目標車速Vrとから(
14)式により目標エンジン回転速度ω「が求められる
。 ωr = (Vr /r ) ・D −(14
)ステップ107においては、目標基本エンジントルク
Terが(15)式に基づいて求められる。 Ter=R・r/D −(15)ステッ
プ108では、エンジン回転速度ωと目標エンジン回転
速度ω「との差を補償するフィードバックゲインをFl
とし、エンジンの回転部等価慣性モーメントをIとし、
フィードバック量ΔTecを(16)式により求める。 ΔTeC=IP+(ω−ωr) =(16)ステップ
109では、変速比の補正を行い、補正フィードバック
量を(17)式により求める。 Δ’r’e = ((Mr ’÷It)/D2+Il×
F1 (ω−ωr) ・・・(17)ステップ110で
は、(15)式と(16)式とを加え、目標エンジント
ルクTeaを(18)式により求める。 Tec= I (Mr 2+It )/D2+I )x
l:’ 1 (ω−ωr ) +R−r /D
・・・ (18) この(18)式は前述のくlO)式に相当しているもの
である。 ステップ111では、目標エンジントルりTecとエン
ジン回転速度ωのマツプから要求スロットル開度θth
rを求め、ステップモータ50によりスロットルバルブ
52を駆動しエンジントルクの制御を行なう。 この実施例では、エンジントルクを変え得る手段である
スロットルバルブ52の最適値(補正要求エンジントル
ク)T”ecが、基本的に目標車速Vrと実車速Vとの
差に依存して決定され、しかもそれが変速比りに依存し
て補正されるため、応答性がよく、且つ安定したフィー
ドバック制御を実行することができる。 なお、上記実施例では本発明を、変速比りが無段階に変
化するような無段変速機を搭載した車両駆動系に適用し
たが、本発明は、変速比りが制御可能なものであれば、
特にそれが無段階に制御される必要はない。
以上説明した通り、本発明によれば、全走行域でエンジ
ントルクを変え得る手段を、応答性よく且つ安定して制
御できるようになるという優れた効果が得られる。
ントルクを変え得る手段を、応答性よく且つ安定して制
御できるようになるという優れた効果が得られる。
第1図は、本発明の要旨を示すブロック図、第2図は、
本発明の実施例が適用された車両駆動系の車速制御装置
の全体概略図、第3図は、コンピュータによって実行さ
れる制御内容を機能的に示したブロック図、第4図は、
無段変速機の速度比を決定する際に用いるマツプの例を
示す線図、第5図は、コンピュータ内で実行される制御
フローを示す流れ図、第6図は、アクセル開度から目標
車速を求める際のマツプの例を示す線図である。 10・・・エンジン、 16・・・無段変速機、
32・・・油圧制御装置、 34・・・コンピュータ
、50・・・ステップモータ、 52・・・スロットルバルブ 得る手段)、 ■・・・車速、 D・・・変速比。 (エンジントルクを変え Vr ・・・目標車速、
本発明の実施例が適用された車両駆動系の車速制御装置
の全体概略図、第3図は、コンピュータによって実行さ
れる制御内容を機能的に示したブロック図、第4図は、
無段変速機の速度比を決定する際に用いるマツプの例を
示す線図、第5図は、コンピュータ内で実行される制御
フローを示す流れ図、第6図は、アクセル開度から目標
車速を求める際のマツプの例を示す線図である。 10・・・エンジン、 16・・・無段変速機、
32・・・油圧制御装置、 34・・・コンピュータ
、50・・・ステップモータ、 52・・・スロットルバルブ 得る手段)、 ■・・・車速、 D・・・変速比。 (エンジントルクを変え Vr ・・・目標車速、
Claims (1)
- (1) アクセル操作と独立してエンジントルクを変え
得る手段を備えた車両駆動系の車速制御装置において、 目標車速を少なくともアクセルの開度に依存して設定す
る目標車速設定手段と、 実車速を検出する手段と、 前記検出された実車速が設定された目標車速となるよう
に前記エンジントルクを変え得る手段をフイードバツク
制御する手段と、 変速比を検出する手段と、 前記フイードバツク制御を前記変速比に依存して実行す
る手段と、 を備えたことを特徴とする車両駆動系の車速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275530A JPH02124330A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両駆動系の車速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275530A JPH02124330A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両駆動系の車速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124330A true JPH02124330A (ja) | 1990-05-11 |
Family
ID=17556735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63275530A Pending JPH02124330A (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 車両駆動系の車速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02124330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005522699A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-07-28 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 構成部材の回転数を測定するための方法、cvt伝動装置のスリップを確認するための方法およびcvt伝動装置を制御するための方法ならびに円錐形ディスク式巻掛け伝動装置 |
KR100618335B1 (ko) * | 2004-04-15 | 2006-08-30 | 가부시키 가이샤 메이덴샤 | 차량속도제어시스템 |
KR20170116127A (ko) * | 2015-02-19 | 2017-10-18 | 쟈트코 가부시키가이샤 | 무단 변속기의 제어 장치 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63275530A patent/JPH02124330A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005522699A (ja) * | 2002-04-10 | 2005-07-28 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 構成部材の回転数を測定するための方法、cvt伝動装置のスリップを確認するための方法およびcvt伝動装置を制御するための方法ならびに円錐形ディスク式巻掛け伝動装置 |
KR100618335B1 (ko) * | 2004-04-15 | 2006-08-30 | 가부시키 가이샤 메이덴샤 | 차량속도제어시스템 |
EP1586885A3 (en) * | 2004-04-15 | 2009-11-11 | Kabushiki Kaisha Meidensha | Vehicle speed control system for a vehicle on a chassis dynamometer |
US7693641B2 (en) | 2004-04-15 | 2010-04-06 | Kabushiki Kaisha Meidensha | Vehicle speed control system |
KR20170116127A (ko) * | 2015-02-19 | 2017-10-18 | 쟈트코 가부시키가이샤 | 무단 변속기의 제어 장치 |
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