JP3397033B2 - 無段自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段自動変速機の変速制御装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2552/00—Input parameters relating to infrastructure
- B60W2552/15—Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無段変速機を備
えた自動変速機の変速制御装置に関するものである。
えた自動変速機の変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動変速機として、ベル
トとこのベルトとの接触幅が可変制御される入力プーリ
と出力プーリとからなる無段変速機を備え、運転状態に
応じて前記プーリ幅を変化させることにより入出力プー
リ間の変速比を連続可変的に設定できるようにしたもの
がある。
トとこのベルトとの接触幅が可変制御される入力プーリ
と出力プーリとからなる無段変速機を備え、運転状態に
応じて前記プーリ幅を変化させることにより入出力プー
リ間の変速比を連続可変的に設定できるようにしたもの
がある。
【0003】変速比は、エンジン負荷と車速またはエン
ジン回転速度等の運転状態に応じて制御回路により目標
値として設定され、この目標変速比に追従して実変速比
が変化するように無段変速機の変速機構が制御されるよ
うになっている。
ジン回転速度等の運転状態に応じて制御回路により目標
値として設定され、この目標変速比に追従して実変速比
が変化するように無段変速機の変速機構が制御されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
自動変速機にあっては、下り勾配においてアクセルを戻
したまま惰性で走行する状態(これをコースト状態とい
う)では、変速比は例えば車速に応じた最小変速比(最
Hi位置)に固定されるようになっている。
自動変速機にあっては、下り勾配においてアクセルを戻
したまま惰性で走行する状態(これをコースト状態とい
う)では、変速比は例えば車速に応じた最小変速比(最
Hi位置)に固定されるようになっている。
【0005】このため、下り勾配が急であると運転者が
望む以上に車両が加速してしまったり、逆に勾配が緩く
なると運転者が望むよりも減速してしまったりするの
で、この運転者の期待する車速からのずれをアクセルや
ブレーキ操作により補ってやる必要があった。(従来の
この種の無段変速機の制御装置としては、例えば特開昭
62−113956号公報を参照。) この発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、アクセルやブレーキ操作を行わなくとも勾配の
強さに応じて運転者が期待する車速が得られるように、
コースト時変速比を学習制御するようにした変速制御装
置を提供するものである。
望む以上に車両が加速してしまったり、逆に勾配が緩く
なると運転者が望むよりも減速してしまったりするの
で、この運転者の期待する車速からのずれをアクセルや
ブレーキ操作により補ってやる必要があった。(従来の
この種の無段変速機の制御装置としては、例えば特開昭
62−113956号公報を参照。) この発明はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、アクセルやブレーキ操作を行わなくとも勾配の
強さに応じて運転者が期待する車速が得られるように、
コースト時変速比を学習制御するようにした変速制御装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図4に示した
ように、車両の運転状態に応じて無段変速機の変速比を
制御する自動変速比設定手段を備えた自動変速機におい
て、下り勾配を検出する勾配検出手段と、勾配毎に記憶
したコースト時の目標変速比を前記変速比設定手段に付
与する目標変速比記憶手段と、車両の加速・制動要求を
検出する加減速検出手段と、下り勾配検出時に、当該勾
配ごとに加速または制動操作が行われたことを記憶する
加減速要求記憶手段と、下り勾配検出時に、当該勾配に
おける前記記憶手段からの加減速要求の記憶に基づき、
加速要求の経歴があった場合には前記コースト時目標変
速比を所定量増大方向に、制動要求の経歴があった場合
には同じく所定量減少方向に補正する目標変速比補正手
段とを備える。
ように、車両の運転状態に応じて無段変速機の変速比を
制御する自動変速比設定手段を備えた自動変速機におい
て、下り勾配を検出する勾配検出手段と、勾配毎に記憶
したコースト時の目標変速比を前記変速比設定手段に付
与する目標変速比記憶手段と、車両の加速・制動要求を
検出する加減速検出手段と、下り勾配検出時に、当該勾
配ごとに加速または制動操作が行われたことを記憶する
加減速要求記憶手段と、下り勾配検出時に、当該勾配に
おける前記記憶手段からの加減速要求の記憶に基づき、
加速要求の経歴があった場合には前記コースト時目標変
速比を所定量増大方向に、制動要求の経歴があった場合
には同じく所定量減少方向に補正する目標変速比補正手
段とを備える。
【0007】上記目標変速比補正手段は、目標変速比の
補正量を加減速要求の強さに応じて、加減速要求が大で
あるほど大きな補正量を付与するように設定することが
できる。
補正量を加減速要求の強さに応じて、加減速要求が大で
あるほど大きな補正量を付与するように設定することが
できる。
【0008】また、上記勾配検出手段は、次式(a)に基
づいて勾配θを算出するように構成することができる。
づいて勾配θを算出するように構成することができる。
【0009】
θ = sin-1{(Te・i・if・η /r - ρ・Cd・S・V2 - μ・W - W・α)/W} … (a)
ただし、Te:エンジン回転・スロットル開度から算出さ
れるエンジントルク i :無段変速機の変速比 if:車両の終減速比 η :機械効率 r :車輪の有効半径 ρ :空気密度 Cd:空気抵抗係数 S :車両の前面面積 V :車速 μ :転がり・摩擦抵抗係数 W :車体質量 α :車両の加速度 である。
れるエンジントルク i :無段変速機の変速比 if:車両の終減速比 η :機械効率 r :車輪の有効半径 ρ :空気密度 Cd:空気抵抗係数 S :車両の前面面積 V :車速 μ :転がり・摩擦抵抗係数 W :車体質量 α :車両の加速度 である。
【0010】
【作用】上記構成に基づき、下り勾配にて運転者がアク
セルまたはブレーキ操作により加速または制動要求をし
て車両の速度調節を行うたびに、この調節結果に対応し
てコースト変速比は、加速要求があったときには小さく
なる方向に、制動要求があったときには大きくなる方向
にそれぞれ所定量だけ補正され、当該下り勾配における
新たなコースト時変速比として設定される。したがっ
て、以後同程度の下り勾配を走行する場合には、当初か
らほぼ運転者の望む車速となるので、アクセルやブレー
キを操作して車速を加減する機会が減少する。
セルまたはブレーキ操作により加速または制動要求をし
て車両の速度調節を行うたびに、この調節結果に対応し
てコースト変速比は、加速要求があったときには小さく
なる方向に、制動要求があったときには大きくなる方向
にそれぞれ所定量だけ補正され、当該下り勾配における
新たなコースト時変速比として設定される。したがっ
て、以後同程度の下り勾配を走行する場合には、当初か
らほぼ運転者の望む車速となるので、アクセルやブレー
キを操作して車速を加減する機会が減少する。
【0011】加速または制動の要求が大であるほどコー
スト変速比の補正量を大とした場合には、運転者が期待
する下り勾配での走行特性をより速やかに実現すること
ができる。
スト変速比の補正量を大とした場合には、運転者が期待
する下り勾配での走行特性をより速やかに実現すること
ができる。
【0012】式(a)を用いた場合には、勾配を直接検出
する手段を設けるまでもなく、エンジン特性や車両に関
する既知量から勾配の検出および推定が行なえる。
する手段を設けるまでもなく、エンジン特性や車両に関
する既知量から勾配の検出および推定が行なえる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につき
説明する。
説明する。
【0014】図1に本発明が適用可能な無段自動変速機
の縦断面構造を示す。これを説明すると、エンジン出力
軸10には流体式伝動装置としてのトルクコンバータ1
2が連結されている。流体式伝動装置としては、トルク
コンバータ12に代えてフルードカップリングあるいは
電磁クラッチ等が用いられる場合もある。
の縦断面構造を示す。これを説明すると、エンジン出力
軸10には流体式伝動装置としてのトルクコンバータ1
2が連結されている。流体式伝動装置としては、トルク
コンバータ12に代えてフルードカップリングあるいは
電磁クラッチ等が用いられる場合もある。
【0015】トルクコンバータ12はロックアップクラ
ッチ11を備えており、コンバータ室12cおよびロッ
クアップ油室12dの油圧を相反的に制御することによ
り、入力側のポンプインペラ12aと出力側のタービン
ランナ12bとを機械的に連結しまたは切り離し可能と
している。
ッチ11を備えており、コンバータ室12cおよびロッ
クアップ油室12dの油圧を相反的に制御することによ
り、入力側のポンプインペラ12aと出力側のタービン
ランナ12bとを機械的に連結しまたは切り離し可能と
している。
【0016】トルクコンバータ12の出力側は回転軸1
3と連結され、回転軸13は前後進切換機構15と連結
されている。前後進切換機構15は、遊星歯車機構1
9、前進用クラッチ40、後退用ブレーキ50等から構
成されている。遊星歯車機構19の出力側は回転軸13
の外側に同軸的に嵌装された駆動軸14に連結されてい
る。駆動軸14には無段変速機17の駆動プーリ16が
設けられている。
3と連結され、回転軸13は前後進切換機構15と連結
されている。前後進切換機構15は、遊星歯車機構1
9、前進用クラッチ40、後退用ブレーキ50等から構
成されている。遊星歯車機構19の出力側は回転軸13
の外側に同軸的に嵌装された駆動軸14に連結されてい
る。駆動軸14には無段変速機17の駆動プーリ16が
設けられている。
【0017】無段変速機17は、上記駆動プーリ16と
従動プーリ26と、駆動プーリ16の回転力を従動プー
リ26に伝達するVベルト24などからなっている。
従動プーリ26と、駆動プーリ16の回転力を従動プー
リ26に伝達するVベルト24などからなっている。
【0018】駆動プーリ16は、駆動軸14と一体に回
転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置さ
れてV字状プーリ溝を形成すると共に駆動プーリシリン
ダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向に
移動可能である可動円錐板22からなっている。駆動プ
ーリシリンダ室20は、この場合室20aおよび室20
bの2室からなっており、後述する従動プーリシリンダ
室32よりも大きな受圧面積を有している。
転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置さ
れてV字状プーリ溝を形成すると共に駆動プーリシリン
ダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向に
移動可能である可動円錐板22からなっている。駆動プ
ーリシリンダ室20は、この場合室20aおよび室20
bの2室からなっており、後述する従動プーリシリンダ
室32よりも大きな受圧面積を有している。
【0019】従動プーリ26は、従動軸28上に設けら
れている。従動プーリ26は、従動軸28と一体に回転
する固定円錐板30と、固定円錐板30に対向配置され
てV字状プーリ溝を形成すると共に従動プーリシリンダ
室32に作用する油圧によって従動軸28の軸方向に移
動可能である可動円錐板34とからなっている。
れている。従動プーリ26は、従動軸28と一体に回転
する固定円錐板30と、固定円錐板30に対向配置され
てV字状プーリ溝を形成すると共に従動プーリシリンダ
室32に作用する油圧によって従動軸28の軸方向に移
動可能である可動円錐板34とからなっている。
【0020】従動軸28には駆動ギヤ46が固着されて
おり、この駆動ギヤ46はアイドラ軸52上のアイドラ
ギヤ48とかみ合っている。アイドラ軸52に設けられ
たピニオンギア54はファイナルギア44とかみ合って
いる。ファイナルギア44は差動装置56を介して図示
しない車輪に至るプロペラシャフトまたはドライブシャ
フトを駆動する。
おり、この駆動ギヤ46はアイドラ軸52上のアイドラ
ギヤ48とかみ合っている。アイドラ軸52に設けられ
たピニオンギア54はファイナルギア44とかみ合って
いる。ファイナルギア44は差動装置56を介して図示
しない車輪に至るプロペラシャフトまたはドライブシャ
フトを駆動する。
【0021】上記のような無段自動変速機にエンジン出
力軸10から入力された回転力は、トルクコンバータ1
2および回転軸13を介して前後進切換機構15に伝達
され、前進用クラッチ40が締結されると共に後退用ブ
レーキ50が解放されている場合には一体回転状態とな
っている遊星歯車機構19を介して回転軸13の回転力
が同じ回転方向のまま無段変速機17の駆動軸14に伝
達され、一方前進用クラッチ40が解放されると共に後
退用ブレーキ50が締結されている場合には遊星歯車機
構19の作用により回転軸13の回転力は回転方向が逆
になった状態で駆動軸14に伝達される。
力軸10から入力された回転力は、トルクコンバータ1
2および回転軸13を介して前後進切換機構15に伝達
され、前進用クラッチ40が締結されると共に後退用ブ
レーキ50が解放されている場合には一体回転状態とな
っている遊星歯車機構19を介して回転軸13の回転力
が同じ回転方向のまま無段変速機17の駆動軸14に伝
達され、一方前進用クラッチ40が解放されると共に後
退用ブレーキ50が締結されている場合には遊星歯車機
構19の作用により回転軸13の回転力は回転方向が逆
になった状態で駆動軸14に伝達される。
【0022】駆動軸14の回転力は駆動プーリ16、V
ベルト24、従動プーリ26、従動軸28、駆動ギア4
6、アイドラギア48、アイドラ軸52、ピニオンギア
54、およびファイナルギア44を介して差動装置56
に伝達される。前進用クラッチ40および後退用ブレー
キ50の両方が解放されている場合には動力伝達機構は
中立状態となる。
ベルト24、従動プーリ26、従動軸28、駆動ギア4
6、アイドラギア48、アイドラ軸52、ピニオンギア
54、およびファイナルギア44を介して差動装置56
に伝達される。前進用クラッチ40および後退用ブレー
キ50の両方が解放されている場合には動力伝達機構は
中立状態となる。
【0023】上記のような動力伝達の際に、駆動プーリ
16の可動円錐板22および従動プーリ26の可動円錐
板34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置
半径を変えることにより、駆動プーリ16と従動プーリ
26とのあいだの回転比つまり変速比(減速比)を変え
ることができる。例えば、駆動プーリ16のV字状プー
リ溝の幅を拡大すると共に従動プーリ26のV字状プー
リ溝の幅を縮小すれば、駆動プーリ16側のVベルト2
4の接触位置半径は小さくなり、従動プーリ26側のV
ベルト24のVベルトの接触位置半径は大きくなるの
で、大きな変速比が得られることになる。可動円錐板2
2および34を逆方向に移動させれば上記とは逆に変速
比は小さくなる。
16の可動円錐板22および従動プーリ26の可動円錐
板34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置
半径を変えることにより、駆動プーリ16と従動プーリ
26とのあいだの回転比つまり変速比(減速比)を変え
ることができる。例えば、駆動プーリ16のV字状プー
リ溝の幅を拡大すると共に従動プーリ26のV字状プー
リ溝の幅を縮小すれば、駆動プーリ16側のVベルト2
4の接触位置半径は小さくなり、従動プーリ26側のV
ベルト24のVベルトの接触位置半径は大きくなるの
で、大きな変速比が得られることになる。可動円錐板2
2および34を逆方向に移動させれば上記とは逆に変速
比は小さくなる。
【0024】このような駆動プーリ16と従動プーリ2
6のV字状プーリ溝の幅を変化させる制御は、次に述べ
る制御系統を介しての駆動プーリシリンダ室20(20
a,20b)または従動プーリシリンダ室32への油圧
制御により行われる。
6のV字状プーリ溝の幅を変化させる制御は、次に述べ
る制御系統を介しての駆動プーリシリンダ室20(20
a,20b)または従動プーリシリンダ室32への油圧
制御により行われる。
【0025】図2に、本願発明の制御手段の機能を含め
て上記した無段自動変速機の基本的な変速比制御を行う
機能を有する制御系統の概略を示す。なお、図2におい
て図1と対応する機構部分には同一の符号を付して示し
てある。
て上記した無段自動変速機の基本的な変速比制御を行う
機能を有する制御系統の概略を示す。なお、図2におい
て図1と対応する機構部分には同一の符号を付して示し
てある。
【0026】以下、この制御系統について本発明に関連
する部分を中心に説明する。図4において101はマイ
クロコンピュータ等からなる電子制御部、102は各種
油圧制御弁等からなる油圧制御部を示しており、この制
御系統では上記無段自動変速機の制御手段は主としてこ
れら電子制御部101および油圧制御部102によって
構成されている。
する部分を中心に説明する。図4において101はマイ
クロコンピュータ等からなる電子制御部、102は各種
油圧制御弁等からなる油圧制御部を示しており、この制
御系統では上記無段自動変速機の制御手段は主としてこ
れら電子制御部101および油圧制御部102によって
構成されている。
【0027】電子制御部101は、制御演算処理を行う
中央演算部101A、中央演算部101Aにエンジンお
よび車両からの各種の運転状態信号を処理可能な形式に
変換して供給する入力部101B、および中央演算部1
01Aからの制御信号に基づいて油圧制御等のための各
種信号を出力する出力部101Cからなる。
中央演算部101A、中央演算部101Aにエンジンお
よび車両からの各種の運転状態信号を処理可能な形式に
変換して供給する入力部101B、および中央演算部1
01Aからの制御信号に基づいて油圧制御等のための各
種信号を出力する出力部101Cからなる。
【0028】入力部101Bには、エンジン100の燃
料噴射量や点火時期を電子制御するためのコントロール
モジュール103によって利用される水温信号S1、ス
ロットル開度信号S2、エンジン回転信号S3、ABS
(アンチロックブレーキシステム)制御装置104から
のABS作動信号S4、車両の制動装置作動時に発せら
れる制動信号S5、セレクタレバー105の操作位置を
示す信号としてインヒビタスイッチから発せられるセレ
クタ位置信号S6、駆動プーリ16の回転速度信号S
7、従動プーリ26の回転速度信号S8などが入力し、
これらの信号を必要に応じて中央演算部101Aに供給
する。
料噴射量や点火時期を電子制御するためのコントロール
モジュール103によって利用される水温信号S1、ス
ロットル開度信号S2、エンジン回転信号S3、ABS
(アンチロックブレーキシステム)制御装置104から
のABS作動信号S4、車両の制動装置作動時に発せら
れる制動信号S5、セレクタレバー105の操作位置を
示す信号としてインヒビタスイッチから発せられるセレ
クタ位置信号S6、駆動プーリ16の回転速度信号S
7、従動プーリ26の回転速度信号S8などが入力し、
これらの信号を必要に応じて中央演算部101Aに供給
する。
【0029】中央演算部101Aは、変速制御部10
6、ライン圧制御部107、ロックアップ制御部108
からなり、それぞれ上記各種信号中から必要な所定の信
号を用いて制御信号を演算し、出力部101Cを構成す
るステップモータ駆動回路109、ライン圧ソレノイド
駆動回路110、ロックアップソレノイド駆動回路11
1を駆動することにより、無段変速機17の変速比、ラ
イン圧、ロックアップクラッチ11を制御する。
6、ライン圧制御部107、ロックアップ制御部108
からなり、それぞれ上記各種信号中から必要な所定の信
号を用いて制御信号を演算し、出力部101Cを構成す
るステップモータ駆動回路109、ライン圧ソレノイド
駆動回路110、ロックアップソレノイド駆動回路11
1を駆動することにより、無段変速機17の変速比、ラ
イン圧、ロックアップクラッチ11を制御する。
【0030】詳細には、変速制御部106は、スロット
ル開度に代表されるエンジン負荷や回転速度、車速等に
応じて予め定められたパターンに従って変速が行われる
ようにステップモータ駆動回路109に制御信号を出力
する。この制御信号に基づき、ステップモータ駆動回路
109は油圧制御部102の変速制御弁112に連結し
たステップモータ113を駆動する。
ル開度に代表されるエンジン負荷や回転速度、車速等に
応じて予め定められたパターンに従って変速が行われる
ようにステップモータ駆動回路109に制御信号を出力
する。この制御信号に基づき、ステップモータ駆動回路
109は油圧制御部102の変速制御弁112に連結し
たステップモータ113を駆動する。
【0031】すなわちステップモータ113はステップ
モータ駆動回路109からの信号に対応した変速比とな
るように変速制御弁112を駆動し、駆動プーリシリン
ダ室20と従動プーリシリンダ室32(図1参照)に供
給するライン圧を相反的に増減させる。変速制御弁11
2にはリンク114を介して駆動プーリ16の変位つま
り変速比がフィードバックされ、ステップモータ113
の位置に応じた目標とする変速比となったところで各プ
ーリシリンダ室20,32への油圧分配が一定化して当
該目標変速比に安定するようになっている。
モータ駆動回路109からの信号に対応した変速比とな
るように変速制御弁112を駆動し、駆動プーリシリン
ダ室20と従動プーリシリンダ室32(図1参照)に供
給するライン圧を相反的に増減させる。変速制御弁11
2にはリンク114を介して駆動プーリ16の変位つま
り変速比がフィードバックされ、ステップモータ113
の位置に応じた目標とする変速比となったところで各プ
ーリシリンダ室20,32への油圧分配が一定化して当
該目標変速比に安定するようになっている。
【0032】一方、このようにして無段変速機17の変
速比が制御されているとき、各プーリ16,26に供給
されるライン圧が過小であるとプーリ16,18とVベ
ルト24との間の摩擦力が不足してスリップが起こり、
その反対にライン圧が過大であると摩擦力が無用に大き
くなり、いずれの場合も車両の燃費や動力性能に悪影響
がおよぶ。そこで、変速比や負荷等に応じて過不足のな
い適切な動力伝達が行えるように、ライン圧制御部10
7がライン圧ソレノイド駆動回路110を介してライン
圧を制御するようにしている。
速比が制御されているとき、各プーリ16,26に供給
されるライン圧が過小であるとプーリ16,18とVベ
ルト24との間の摩擦力が不足してスリップが起こり、
その反対にライン圧が過大であると摩擦力が無用に大き
くなり、いずれの場合も車両の燃費や動力性能に悪影響
がおよぶ。そこで、変速比や負荷等に応じて過不足のな
い適切な動力伝達が行えるように、ライン圧制御部10
7がライン圧ソレノイド駆動回路110を介してライン
圧を制御するようにしている。
【0033】すなわち、ライン圧ソレノイド駆動回路1
10は、油圧制御部102のライン圧ソレノイド115
の位置を駆動回路110からの制御パルス信号に応じて
デューティ比制御し、これに応じてライン圧ソレノイド
115は、図示しない油圧ポンプからの油圧力を、モデ
ィファイア(圧力制御弁)116およびレギュレータ
(定圧弁)117を介して目標とする適切なライン圧に
調整して変速制御弁112ないし各プーリ16,26に
供給させる。
10は、油圧制御部102のライン圧ソレノイド115
の位置を駆動回路110からの制御パルス信号に応じて
デューティ比制御し、これに応じてライン圧ソレノイド
115は、図示しない油圧ポンプからの油圧力を、モデ
ィファイア(圧力制御弁)116およびレギュレータ
(定圧弁)117を介して目標とする適切なライン圧に
調整して変速制御弁112ないし各プーリ16,26に
供給させる。
【0034】また、ロックアップ制御部108は、ロッ
クアップクラッチ11を、例えば車速が所定値以上とな
ったときに接続し、車速が所定値以下となったときに解
放するように油圧制御を行う。
クアップクラッチ11を、例えば車速が所定値以上とな
ったときに接続し、車速が所定値以下となったときに解
放するように油圧制御を行う。
【0035】すなわち、ロックアップ制御部108は、
車速に応じてロックアップソレノイド駆動回路111を
介して油圧制御部102のロックアップソレノイド11
8を駆動し、これによりロックアップ制御弁119を切
換制御する。この場合、ロックアップ制御弁119は、
油圧ポンプからの油圧をロックアップクラッチ11を接
続すべくアプライ圧としてトルクコンバータ12のコン
バータ室12cに供給する系統と、同じく解放すべくリ
リース圧としてロックアップ油室12dに供給する系統
との2系等の相反的切換えを行うようになっている。つ
まり、ロックアップクラッチ11を接続するときにはコ
ンバータ室12cにアプライ圧を供給すると共にロック
アップ油室12dを開放し、ロックアップクラッチ11
を解放ときにはロックアップ油室12dにリリース圧を
供給すると共にコンバータ室12cを開放する。
車速に応じてロックアップソレノイド駆動回路111を
介して油圧制御部102のロックアップソレノイド11
8を駆動し、これによりロックアップ制御弁119を切
換制御する。この場合、ロックアップ制御弁119は、
油圧ポンプからの油圧をロックアップクラッチ11を接
続すべくアプライ圧としてトルクコンバータ12のコン
バータ室12cに供給する系統と、同じく解放すべくリ
リース圧としてロックアップ油室12dに供給する系統
との2系等の相反的切換えを行うようになっている。つ
まり、ロックアップクラッチ11を接続するときにはコ
ンバータ室12cにアプライ圧を供給すると共にロック
アップ油室12dを開放し、ロックアップクラッチ11
を解放ときにはロックアップ油室12dにリリース圧を
供給すると共にコンバータ室12cを開放する。
【0036】以上は本発明を適用可能な無段自動変速機
の一例を示したものであり、本発明ではこのような無段
自動変速機において、下り勾配におけるコースト変速比
を運転者が期待する車速となるように学習制御する点を
要旨とするものである。
の一例を示したものであり、本発明ではこのような無段
自動変速機において、下り勾配におけるコースト変速比
を運転者が期待する車速となるように学習制御する点を
要旨とするものである。
【0037】この制御につき、上記無段自動変速機の構
成に対応させながら図3に示した流れ図に沿って説明す
ると、まず上述したエンジン回転信号S3、スロットル
開度信号S2からエンジン回転速度Ne、スロットル開
度TVOを算出すると共に、駆動プーリ回転速度信号S
7と従動プーリ回転速度信号S8とから実変速比ip
を、信号S8からの車速Vの変化に基づいて車両の加速
度をそれぞれ算出する。次に、これらの検出または算出
結果から、次式(1)〜(4)により下り勾配およびその強さ
を算出する(ステップ301〜302)。
成に対応させながら図3に示した流れ図に沿って説明す
ると、まず上述したエンジン回転信号S3、スロットル
開度信号S2からエンジン回転速度Ne、スロットル開
度TVOを算出すると共に、駆動プーリ回転速度信号S
7と従動プーリ回転速度信号S8とから実変速比ip
を、信号S8からの車速Vの変化に基づいて車両の加速
度をそれぞれ算出する。次に、これらの検出または算出
結果から、次式(1)〜(4)により下り勾配およびその強さ
を算出する(ステップ301〜302)。
【0038】
F = Te・i・if・η /r … (1)
D = ρ・Cd・S・V2 + μ・W + Wsinθ … (2)
F - D = W・α … (3)
よって、
θ = sin-1{(Te・i・if・η /r - ρ・Cd・S・V2 - μ・W - W・α)/W} … (4)
ただし、F :正味駆動力
Te:エンジン回転・スロットル開度から算出されるエン
ジントルク i :無段変速機の変速比 if:車両の終減速比 η :機械効率 r :車輪の有効半径 D :走行抵抗 ρ :空気密度 Cd:空気抵抗係数 S :車両の前面面積 V :車速 μ :転がり・摩擦抵抗係数 W :車体質量 α :車両の加速度 である。
ジントルク i :無段変速機の変速比 if:車両の終減速比 η :機械効率 r :車輪の有効半径 D :走行抵抗 ρ :空気密度 Cd:空気抵抗係数 S :車両の前面面積 V :車速 μ :転がり・摩擦抵抗係数 W :車体質量 α :車両の加速度 である。
【0039】このような演算の結果として下り勾配であ
ることが検出された場合には、次にその勾配において過
去に走行した経歴の有無を判定し、走行歴のない勾配で
ある場合にはこの勾配を走行中に運転者により加速また
は制動操作が行われたか否かを検出し、加速または制動
操作が行われた場合にはその事実を記憶する(ステップ
303,308)。
ることが検出された場合には、次にその勾配において過
去に走行した経歴の有無を判定し、走行歴のない勾配で
ある場合にはこの勾配を走行中に運転者により加速また
は制動操作が行われたか否かを検出し、加速または制動
操作が行われた場合にはその事実を記憶する(ステップ
303,308)。
【0040】検出した勾配が過去に走行したことのある
勾配である場合には、この勾配において過去に制動操作
または加速操作が行われたか否か、その経歴を判定し、
制動操作の経歴がある場合には記憶されているコースト
変速比を1段階Low側に、加速操作の経歴がある場合
には同じく1段階Hi側に修正する(ステップ304〜
307)。次に、この勾配において再び制動または加速
操作が行われたか否かを記憶する(ステップ308)。
勾配である場合には、この勾配において過去に制動操作
または加速操作が行われたか否か、その経歴を判定し、
制動操作の経歴がある場合には記憶されているコースト
変速比を1段階Low側に、加速操作の経歴がある場合
には同じく1段階Hi側に修正する(ステップ304〜
307)。次に、この勾配において再び制動または加速
操作が行われたか否かを記憶する(ステップ308)。
【0041】このような制御の繰り返しにより、ある下
り勾配にて運転者がしたブレーキ操作またはアクセル操
作等の加減速要求は以後のコースト変速比に反映され、
すなわち過去にブレーキ操作が行われた場合には当該下
り勾配でのコースト変速比がLow側に補正されること
によってコースト車速が制限され、かつて運転者が望ん
だ車速に近い車速での走行状態となる。また、同じく過
去に下り勾配でのコースト走行時にアクセル操作が行わ
れた場合にはコースト変速比がよりHi側に補正される
ことによって以前よりもコースト車速が早くなり、当該
勾配にて運転者が期待した速度に近づくことになる。し
たがって、運転者が下り勾配のたびにアクセルやブレー
キを操作して車速を調節する機会がそれだけ減少し、運
転操作がより快適なものとなる。
り勾配にて運転者がしたブレーキ操作またはアクセル操
作等の加減速要求は以後のコースト変速比に反映され、
すなわち過去にブレーキ操作が行われた場合には当該下
り勾配でのコースト変速比がLow側に補正されること
によってコースト車速が制限され、かつて運転者が望ん
だ車速に近い車速での走行状態となる。また、同じく過
去に下り勾配でのコースト走行時にアクセル操作が行わ
れた場合にはコースト変速比がよりHi側に補正される
ことによって以前よりもコースト車速が早くなり、当該
勾配にて運転者が期待した速度に近づくことになる。し
たがって、運転者が下り勾配のたびにアクセルやブレー
キを操作して車速を調節する機会がそれだけ減少し、運
転操作がより快適なものとなる。
【0042】なお、上述した制動操作または加速操作の
経歴に基づいて一度に補正するコースト変速比の補正量
は、一定量とは限られず、例えば制動操作または加速操
作の程度に応じて、その程度が大であるほど補正量も大
となるように可変設定するものとしてもより。これによ
り、例えば下り勾配が緩やかである場合には加速要求も
大となると考えられるので、Hi側への変速比補正量を
大としておくことにより、次に同程度の緩やかな下り勾
配を走行するときには、運転者がかつて希望した車速に
より近づけることができる。
経歴に基づいて一度に補正するコースト変速比の補正量
は、一定量とは限られず、例えば制動操作または加速操
作の程度に応じて、その程度が大であるほど補正量も大
となるように可変設定するものとしてもより。これによ
り、例えば下り勾配が緩やかである場合には加速要求も
大となると考えられるので、Hi側への変速比補正量を
大としておくことにより、次に同程度の緩やかな下り勾
配を走行するときには、運転者がかつて希望した車速に
より近づけることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
変速機のコースト変速比を、下り勾配走行時に運転者が
加速操作をした場合には小さくなる方向に、制動操作を
した場合には大きくなる方向にそれぞれ修正することに
より、下り勾配ごとに運転者の期待に近い車速が得られ
るようにしたので、コースト状態での加速・減速操作の
機会を減少して運転操作上の快適性を向上することがで
きるという効果が得られる。
変速機のコースト変速比を、下り勾配走行時に運転者が
加速操作をした場合には小さくなる方向に、制動操作を
した場合には大きくなる方向にそれぞれ修正することに
より、下り勾配ごとに運転者の期待に近い車速が得られ
るようにしたので、コースト状態での加速・減速操作の
機会を減少して運転操作上の快適性を向上することがで
きるという効果が得られる。
【図1】 本発明の適用可能な無段自動変速機の実施例
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】 上記無段自動変速機の制御系統の概略図。
【図3】 本発明に対応する実施形態の制御内容を示す
流れ図。
流れ図。
【図4】 本発明の構成図。
10 エンジン出力軸
11 ロックアップクラッチ
12 トルクコンバータ
12a ポンプインペラ
12b タービンランナ
12c コンバータ室
12d ロックアップ油室
13 回転軸
14 駆動軸
15 前後進切換機構
16 駆動プーリ
17 無段変速機
18 固定円錐板
19 遊星歯車機構
20 駆動プーリシリンダ室
20c スプリング
22 可動円錐板
24 Vベルト
26 従動プーリ
28 従動軸
30 固定円錐板
32 従動プーリシリンダ室
32c スプリング
34 可動円錐板
40 前進用クラッチ
44 ファイナルギア
46 駆動ギア
48 アイドラギア
50 後退用ブレーキ
52 アイドラ軸
54 ピニオンギア
56 差動装置
101 電子制御部
101A 中央演算部
101B 入力部
101C 出力部
102 油圧制御部
103 エンジンコントロールモジュール
104 ABS制御装置
105 セレクタレバー
106 変速制御部
107 ライン圧制御部
108 ロックアップ制御部
109 ステップモータ駆動回路
110 ライン圧ソレノイド駆動回路
111 ロックアップソレノイド駆動回路
112 変速制御弁
113 ステップモータ
114 リンク
115 ライン圧ソレノイド
116 モディファイア
117 レギュレータ
118 ロックアップソレノイド
119 ロックアップ制御弁
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の運転状態に応じて無段変速機の変
速比を制御する変速比制御手段を備えた自動変速機にお
いて、 下り勾配を検出する勾配検出手段と、 勾配毎に記憶したコースト時の目標変速比を前記変速比
制御手段に付与する目標変速比記憶手段と、 車両の加速・制動要求を検出する加減速検出手段と、 下り勾配検出時に、当該勾配ごとに加速または制動操作
が行われたことを検出して記憶する加減速要求記憶手段
と、 下り勾配検出時に、当該勾配における前記記憶手段から
の加減速要求の記憶に基づき、加速要求の経歴があった
場合には前記コースト時目標変速比を所定量増大方向
に、制動要求の経歴があった場合には同じく所定量減少
方向に補正する目標変速比補正手段と、 を備えることを特徴とする無段自動変速変速機の変速制
御装置。 - 【請求項2】 目標変速比補正手段は、目標変速比の補
正量を加減速要求の強さに応じて、加減速要求が大であ
るほど大きな補正量を付与するように設定されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の無段自動変速機の変速
制御装置。 - 【請求項3】 勾配検出手段は、次式に基づいて勾配θ
を算出するように構成されることを特徴とする請求項1
または請求項2の何れかに記載の無段自動変速機の変速
制御装置。 θ = sin-1{(Te・i・if・η /r - ρ・Cd・S・V2 - μ・W - W・
α)/W} ただし、Te:エンジン回転・スロットル開度から算出さ
れるエンジントルク i :無段変速機の変速比 if:車両の終減速比 η :機械効率 r :車輪の有効半径 ρ :空気密度 Cd:空気抵抗係数 S :車両の前面面積 V :車速 μ :転がり・摩擦抵抗係数 W :車体質量 α :車両の加速度 である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02237296A JP3397033B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 無段自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02237296A JP3397033B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 無段自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217822A JPH09217822A (ja) | 1997-08-19 |
JP3397033B2 true JP3397033B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=12080813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02237296A Expired - Fee Related JP3397033B2 (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 無段自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3397033B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710625B2 (ja) * | 2006-01-23 | 2011-06-29 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動力制御装置 |
CN113232520B (zh) * | 2021-06-18 | 2023-12-19 | 江苏英拓动力科技有限公司 | 一种用于电动车的下坡滑行速度控制方法及下坡滑行速度控制系统 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP02237296A patent/JP3397033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09217822A (ja) | 1997-08-19 |
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Legal Events
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