JPH0212388Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0212388Y2
JPH0212388Y2 JP1985141838U JP14183885U JPH0212388Y2 JP H0212388 Y2 JPH0212388 Y2 JP H0212388Y2 JP 1985141838 U JP1985141838 U JP 1985141838U JP 14183885 U JP14183885 U JP 14183885U JP H0212388 Y2 JPH0212388 Y2 JP H0212388Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure hose
inclined surface
inner cylinder
caulking
inner cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985141838U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6249092U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985141838U priority Critical patent/JPH0212388Y2/ja
Publication of JPS6249092U publication Critical patent/JPS6249092U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0212388Y2 publication Critical patent/JPH0212388Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、継手金具をもつ高圧ホースに関する
ものである。
[従来の技術] 従来の高圧ホース用継手金具は、例えば第6
図、第7図に示すように、外周面に高圧ホース取
付部11をもつ内筒部1と、内筒部1の外周面に
隣接して一体的に設けられた鍔状の係合部2と、
係合部2の外周縁より同軸的に内筒部1の外周面
を覆う外筒部3とで構成されている。
高圧ホース用継手金具に高圧ホース4を装着す
る場合、まず高圧ホース用継手金具の内筒部1
に、内筒部1の外径より小さな内径をもつ高圧ホ
ース端部41を挿入する。これによつて規定の位
置にまで挿入された高圧ホース端部41は自身の
弾性によつて内筒部1の高圧ホース取付部11の
外周面を中心方向に向つて締付けた状態を保持す
る。更にこの高圧ホース端部41の外周面を覆う
外筒部3をかしめることによつて、内筒部1と外
筒部3とで高圧ホース4を挟圧し、かつ高圧ホー
ス4が内筒部1の外周面に固定されるものであ
る。
[本考案が解決しようとする問題点] 従来の高圧ホース用継手金具は、高圧流体の流
通時において、高圧ホース締結部の高圧ホース4
に対する締結力が低下した場合には、内筒部1の
外周面と高圧ホース4の内周面との合せ面Bか
ら、高圧流体が高圧ホース4の弾性に抗して侵入
する。合せ面Bから侵入した高圧流体は高圧ホー
ス4の端部の端面42に達すると、端面42より
高圧ホース4を構成する最外側の筒状部材から、
高圧ホース4を構成する他の筒状部材と間Cに侵
入する。(ひとつの高圧ホースは通常、横断面で
環状に層をなした数種類の筒状部材で構成されて
いる。)この場合には最外側の筒状部材を膨張さ
せたり、破裂させたりする問題がある。又、この
ような問題の発生を押えるために高圧ホースの端
面42と鍔状の係合部2と間にゴム等の弾性体を
介置させる構成として、例えば実開昭47−9014が
提案されている。しかしこの構成では介置される
弾性体のスペース分、高圧ホース取付部の距離が
短くなり、この分、高圧ホース4の固定力が弱く
なる。これと共に高圧ホース用継手金具を構成す
る部品が増す欠点がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記従来の問題点を解決するため次の
ような手段を提供するものである。
即ち、本考案の継手金具をもつ高圧ホースは、 外周面に複数個の環状溝をもつ内筒部と、該内
筒部の後端側に一体的に設けられた鍔状の係合部
および該係合部の外周縁より同軸的に該内筒部の
該外周面を覆う外筒部とからなる継手金具と、 該継手金具の該内筒部の外径より小さい内径を
もち一端部が該内筒部と該外筒部の間に挿入され
た状態で該外筒部をかしめられて固定された高圧
ホースとで構成された継手金具をもつ高圧ホース
において、 該内筒部は複数個の該環状溝と先端との間に外
周面が平坦な先端部をもち、該環状溝は該内筒部
の該先端に近い第1傾斜面と該第1傾斜面と一対
をなし、該先端より遠い第2傾斜面とから形成さ
れる断面略V字形であり、該第1傾斜面の傾斜角
度は該内筒部の中心軸の垂直平面との間の角度で
35〜50度であり、該第2傾斜面の傾斜角度は該垂
直平面との間の角度で55〜75度であり、 該外筒部は外周方向から内周中心方向にかしめ
られる中心軸方向に配列された2個のかしめ部を
もつとともに、該2個のかしめ部によつて押圧さ
れる該内筒部の外周面の間には少なくとも3個の
該環状溝をもち、 2個の該かしめ部の該先端に近い該かしめ部は
該先端部を押圧する位置にあり、他の該かしめ部
は該先端より最も遠い該環状溝を押圧する位置に
あることを特徴とするものである。
本考案の継手金具をもつ高圧ホースは、内筒部
と鍔状の係合部および外筒部とからなる継手金具
と、高圧ホースとで構成されている。
内筒部は高圧ホースの端部を装着するもので、
外周面に高圧ホース装着用の複数個の環状溝をも
つ。環状溝は断面略V字形である。環状溝は内筒
部の一端側に近い第1傾斜面と、第1傾斜面と一
対をなし一端側より遠い第2傾斜面とから形成さ
れる。第1傾斜面と第2傾斜面とは互いに角度差
を生じている。例えば、第1傾斜面の傾斜角度は
内筒部の中心軸の垂直平面との間の角度で35〜50
度である。第2傾斜面の傾斜角度は前記垂直平面
との間の角度で55〜75度である。この場合には、
内筒部と外筒部との間に高圧ホースの一端部を挿
入した状態で外筒部を外周方向から内周方向にか
しめたとき、中心軸方向に形成された2個のかし
め部により高圧ホースの一端部が内周中心方向に
圧縮される。そして、高圧ホースの内周面は角度
が緩やかな第2傾斜面に案内され、かつ第2傾斜
面側より角度の急な第1傾斜面側へ強固に押圧さ
れ、高圧ホースの内周面と内筒部の外周面との合
せ面から高圧流体が侵入することを防止できる。
鍔状の係合部は、内筒部の後端側に一体的に設
けられたものである。又、鍔状の係合部の端面に
は、内筒部に装着される高圧ホースの端部の端面
を当接する。
外筒部は係合部の外周縁より同軸的に内筒部の
外周面を覆うもので内筒部に装着される高圧ホー
スの端部外周面を中心方向に押圧して高圧ホース
の端部内周面を内筒部の外周面に固定させるもの
である。
外筒部は外周方向から内周中心方向にかしめら
れる中心軸方向に配列された2個のかしめ部をも
ち、2個のかしめ部によつて押圧される内筒部の
外周面の間には少なくとも3個の環状溝をもつ。
この場合には、2個のかしめ部によつて押圧さ
れ、内筒部の外周面に圧着する高圧ホースの内周
面と、内筒部の外周面との気密状態は、2個のか
しめ部と、2個のかしめ部の間の複数個の環状溝
の各々の相乗作用により確実なものとなる。
内筒部の外周面は複数個の環状溝が形成された
一端側に外周面が平坦な先端部をもち、2個のか
しめ部の一端側に近いかしめ部は先端部を、高圧
ホースを介して押圧する位置にあり、他のかしめ
部は一端側より最も遠い環状溝を、高圧ホースを
介して押圧する位置にある構成である。この場合
には、内筒部の平坦な外周部に、内筒部の一端側
の近い位置の高圧ホースの内周面が、2個のかし
め部のひとつに押圧され、圧着して気密を保持す
ると共に、鍔状の係合部に近い位置の高圧ホース
の内周面が、他のかしめ部によつて内筒部の一端
側よりも最も遠い環状溝に押圧され、圧着して気
密を保持することができる。
[作用及び効果] 本考案の継手金具をもつ高圧ホースは、継手金
具の内筒部に、その外径より小さい内径をもつ高
圧ホースの一端部を内筒部に挿入した後、外筒部
をかしめることによつて2個のかしめ部が形成さ
れる。そして前記2個のかしめ部によつて押圧さ
れた高圧ホースの端部の内周面は前記2個のかし
め部の間に存在する少なくとも3個の環状溝の第
1傾斜面及び第2傾斜面に密着する。
即ち、高圧ホースの内周面は角度が緩やかな第
2傾斜面に案内され、かつ該第2傾斜面側より角
度の急な第1傾斜面側へ強固に押圧され、高圧ホ
ースと内筒部とは密に圧着した状態を保持するこ
とができる。この圧着状態は各環状溝で得られ
る。
さらに、前記内筒部の先端に近いかしめ部に押
圧された高圧ホースの端部の内周面は、内筒部の
外周面が平坦な先端部に押圧されて密着し、他の
かしめ部に押圧された高圧ホースの端部の内周面
は、内筒部の先端より最も遠い環状溝を押圧し、
その第1傾斜面及び第2傾斜面に密着する。
従つて、高圧ホースと内筒部との合せ面内に高
圧流体が侵入することを防止できる。又、これに
よつて高圧ホース端部の端面に高圧流体が侵入す
ることもなく、高圧ホースが高圧流体の侵入によ
り膨張したり、破裂したりすることがない。
[実施例] 本考案の継手金具をもつ高圧ホースの実施例を
第1図、第2図、第3図に基づいて説明する。
実施例の継手金具をもつ高圧ホースは、第1図
に示すように継手金具1と、継手金具1に固定さ
れた高圧ホース40とで構成されている。
継手金具1は、第2図に示すように一体的に形
成された内筒部10と鍔状の係合部20および外
筒部30とからなる。内筒部10は外周面101
aに高圧ホース40装着用の5個の環状溝102
をもつ。環状溝102は断面略V字形である。
(第3図参照)。環状溝102は内筒部10の一端
101側に第1傾斜面103と第1傾斜面103
と一対をなし、該一端101側より遠い第2傾斜
面104とで形成されている。第1傾斜面103
の傾斜角度は内筒部10の中心軸の垂直平面Hと
の間の角度θ1で35度である。第2傾斜面104の
傾斜角度は垂直平面Hとの間の角度θ2で55度であ
る。
又、内筒部10は複数個の環状溝102と一端
101側との間に外周面101aが平坦な先端部
101bを形成している。
鍔状の係合部20は内筒部10の後端側に一体
的に設けられている。
外筒部30は、係合部20の外周縁より同軸的
に内筒部10の外周面101aを覆うものであ
る。
高圧ホース40は、前記継手金具1の内筒部1
0の外径より小さい内径をもつ一端部410が内
筒部10と外筒部30の間に挿入された状態で外
筒部30をかしめられて固定されるものである。
ここで、継手金具1に高圧ホース40を挿入、
固定する場合の作業手順を説明する。
継手金具1の内筒部10の外周面101aに高
圧ホース40の端部410の内周部411をその
端面412が鍔状の係合部20の端面210に当
接する位置まで挿入する。(この場合、内筒部1
0の外周面101aの外径寸法は高圧ホース40
の端部410の内周部411の内径寸法よりも大
きいものが使用される。)すると、高圧ホース4
0は、自身の弾性によつて内筒部10の外周面1
01aを緊締する。ここにおいて、外筒部30は
外周方向から内周中心方向にかしめられ、中心軸
方向に配列された2個のかしめ部310,320
が形成される。すると、該2個のかしめ部31
0,320によつて押圧される内筒部10の外周
面101aのかしめ部310,320の間には5
個の環状溝102が位置する。これによつてかし
め部310と320の間の5個の環状溝102の
各々に形成された傾斜角度差のある第1傾斜面1
03と第2傾斜面104とに高圧ホース40の内
周部411の内周面が圧着され、かつ密着する。
さらに、前記内筒部10の一端101に近いか
しめ部の320の直下で押圧された高圧ホース4
0の端部410の内周面は、内筒部10の外周面
101aが平坦な先端部101bに押圧されて密
着し、他のかしめ部310の直下で押圧された高
圧ホース40の端部410の内周面は、内筒部1
0の一端101より最も遠い環状溝102を押圧
し、その第1傾斜面103及び第2傾斜面104
に密着する。
従つて本実施例の継手金具を持つ高圧ホースに
よれば、高圧ホース40の内周面は5個の環状溝
102において角度が緩やかな第2傾斜面104
に案内され、かつ該第2傾斜面104側より角度
の急な第1傾斜面103側へ強固に押圧され、さ
らに内筒部10の先端部101bに押圧され高圧
ホース40の内周面と内筒部10の外周面101
aとの合せ面B1から高圧流体が侵入することを
防止できる。また、これによつて鍔状の係合部2
0の端210に当接している高圧ホース20の端
部410の端面412に高圧流体が侵入すること
もなく、高圧ホース40が高圧流体の侵入により
膨張したり、破裂したりすることがない。
なお、本考案実施例のテスト箇所及びテスト結
果を第4図及び第5図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の継手金具をもつ高圧ホースを
示す縦断面図、第2図は同じくかしめ前の継手金
具のみを示す縦断面図、第3図は第2図における
要部を示す部分縦断面図、第4図は本考案のテス
ト箇所を示す部分縦断面図、第5図は第4図によ
るテスト結果を示し、かつリーク圧力及び第1傾
斜面103と第2傾斜面104との角度比の関係
を示す比較図である。第6図は従来の高圧ホース
用継手金具のかしめ前の状態を示す縦断面図、第
7図は同じくかしめ後の状態を示す縦断面図であ
る。 1……継手金具、10……内筒部、101a…
…外周面、102……環状溝、103……第1傾
斜面、104……第2傾斜面、20……鍔状の係
合部、30……外筒部、40……高圧ホース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周面に複数個の環状溝をもつ内筒部と、該内
    筒部の後端側に一体的に設けられた鍔状の係合部
    および該係合部の外周縁より同軸的に該内筒部の
    該外周面を覆う外筒部とからなる継手金具と、 該継手金具の該内筒部の外径より小さい内径を
    もち一端部が該内筒部と該外筒部の間に挿入され
    た状態で該外筒部をかしめられて固定された高圧
    ホースとで構成された継手金具をもつ高圧ホース
    において、 該内筒部は複数個の該環状溝と先端との間に外
    周面が平坦な先端部をもち、該環状溝は該内筒部
    の該先端に近い第1傾斜面と該第1傾斜面と一対
    をなし、該先端より遠い第2傾斜面とから形成さ
    れる断面略V字形であり、該第1傾斜面の傾斜角
    度は該内筒部の中心軸の垂直平面との間の角度で
    35〜50度であり、該第2傾斜面の傾斜角度は該垂
    直平面との間の角度で55〜75度であり、 該外筒部は外周方向から内周中心方向にかしめ
    られる中心軸方向に配列された2個のかしめ部を
    もつとともに、該2個のかしめ部によつて押圧さ
    れる該内筒部の外周面の間には少なくとも3個の
    該環状溝をもち、 2個の該かしめ部の該先端に近い該かしめ部は
    該先端部を押圧する位置にあり、他の該かしめ部
    は該先端より最も遠い該環状溝を押圧する位置に
    あることを特徴とする継手金具をもつ高圧ホー
    ス。
JP1985141838U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0212388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985141838U JPH0212388Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985141838U JPH0212388Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6249092U JPS6249092U (ja) 1987-03-26
JPH0212388Y2 true JPH0212388Y2 (ja) 1990-04-06

Family

ID=31049998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985141838U Expired JPH0212388Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0212388Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2314890A (en) * 1940-04-11 1943-03-30 Bowden Eng Ltd Flexible hose coupling
JPS4423492Y1 (ja) * 1964-12-23 1969-10-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2314890A (en) * 1940-04-11 1943-03-30 Bowden Eng Ltd Flexible hose coupling
JPS4423492Y1 (ja) * 1964-12-23 1969-10-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6249092U (ja) 1987-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5058907A (en) Pipe joint gasket with annular anchoring heel
JP3077817B2 (ja) 樹脂管の外周面係合用継手
US3633944A (en) Tube coupling
JP3512435B2 (ja) ボール結合リンク
US5340163A (en) Safety sealing conduit connector
JPS61274195A (ja) 管継手
US4714278A (en) Plastic part provided with a metal threaded element
JPS59126193A (ja) 機械的係止パイプ継手
JPH0212388Y2 (ja)
KR200245318Y1 (ko) 금속제 주름관용 관연결구
JP3569786B2 (ja) 管継手
JPH059581Y2 (ja)
JPH0326377Y2 (ja)
JP2504715Y2 (ja) 管継手
JP2747450B2 (ja) フレキシブルチューブ端末連結部
JPH08326971A (ja) 差込み継手及びこの差込み継手を組立てる方法
JPS5851496Y2 (ja) 樹脂ホ−スの継手用口金
JP2659757B2 (ja) 管の接続構造
JPH037667Y2 (ja)
JPS5848453Y2 (ja) ダブルフレア−からなる細径金属管端部接続用継手
JPH0637257Y2 (ja) ホースアセンブリ用継手金具
JPH0488285A (ja) ホース継手構造
JPH0241426Y2 (ja)
KR200439569Y1 (ko) 복합관 이음구조
JPH0532714Y2 (ja)