JPH02122439A - 光情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

光情報記録媒体及びその製造方法

Info

Publication number
JPH02122439A
JPH02122439A JP63273220A JP27322088A JPH02122439A JP H02122439 A JPH02122439 A JP H02122439A JP 63273220 A JP63273220 A JP 63273220A JP 27322088 A JP27322088 A JP 27322088A JP H02122439 A JPH02122439 A JP H02122439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical information
layer
recording medium
thin layer
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63273220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2823209B2 (ja
Inventor
Hisamitsu Kamezaki
久光 亀崎
Yoshitane Tsuburaya
円谷 欣胤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP63273220A priority Critical patent/JP2823209B2/ja
Publication of JPH02122439A publication Critical patent/JPH02122439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2823209B2 publication Critical patent/JP2823209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ディスク等の光情報記録媒体及びその製造
方法に係り、特に例えば、有機色素系のヒートモード記
録材料によりなる記録層を備えた、WO(ライトワンス
)型の光ディスク等を用いて好適な光情報記録媒体及び
その製造方法に関する。
〔従来の技術] 現在、音楽再生用としてCD(コンパクトディスク)が
広く普及しているが、これは再生専用であり、所謂DR
AW (ダイレクトリードアフターライト)機能をもた
ないので、ユーザが記録、編集を行なうことが出来ない
。そこで、DRAW機能を有するCDの出現が望まれて
いる。また、CD以外の用途の光ディスクにおいても、
DRAW機能をもつ安価な光ディスクの実現が期待され
ている。
ところで、DRAW機能をもつ光記録材料としては、穴
あけ型のTe系等の金属材料、或いは、結晶−非結晶転
位を行なう所謂相変化型のIn系等の金属材料が有望視
されているが、これらの金頭糸の記録材料による記録層
の成膜は、何れも蒸着法、スパッタ法等の薄膜形成技術
を用いるため、量産性並びにコストの点で問題が残る。
そこで、成膜にスピンコーティング法を用いることの出
来る穴あけ型(ヒートモードWO型)の有機色素系記録
材料が、生産性の点でより有力視されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで従来の穴あけ型の光情報記録媒体は、記録層の
所望位置にレーザビームをスポット状に照射し、その照
射ビームの熱エネルギーによって記録層を局部的に溶融
せしめ、その溶融物の表面張力を利用して面内方向の拡
がりのみで信号用の穴あけを行なっていた。
そのため短時間あるいは低記録パワーでは、良好な穴あ
け(ピット形成)ができず、不完全なものとなり信頼性
に問題がある。また良好な穴あけ(ピット形成)をする
ためには、記録に長時間を要したり、パワーの大きい記
録駆動源が必要であるなどの欠点を有している。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、
短時間あるいは(ならびに)低記録パワーでも良好なピ
ット形成が行われ、高速記録で信頼性の高い光情報記録
媒体ならびにその製造方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明は、透明基板の上方
に記録層ならびにその記録層を被覆する薄層を設け、透
明基板側から放射線ビームを記録層に照射して加熱する
ことにより、前記薄層を実質的に基板と反対側に変形さ
せて情報を記録することを特徴とするものである。
前述の目的を達成するため、さらに本発明は、透明基板
の上方に記録層ならびにその記録層を被覆する薄層を設
け、透明基板側から放射線ビームを記録層に照射して加
熱することにより、前記薄層を実質的に基板と反対側に
変形させて情報を記録する光情報記録媒体の製造方法に
おいて、例えばシアニン系色素などからなる記録層、な
らびにその記録層の上に形成される例えばポリビニルア
ルコールなどからなる薄層が、ともにスピンコーティン
グ法によって成膜されることを特徴とするものである。
前述の目的を達成するため、さらに本発明は、透明基板
の上方に記録層ならびにその記録層を被覆する薄層を設
け、透明基板側から放射線ビームを記録層に照射して加
熱することにより、前記薄層を実質的に基板と反対側に
変形させて情報を記録する光情報記録媒体の製造方法に
おいて、前記記録層が例えばシアニン系色素などからな
る難水溶性の材料で構成され、その記録層の上に形成さ
れる例えばポリビニルアルコールなどからなる薄層が水
溶性樹脂で構成されて、その薄層に重合による耐水処理
を施したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
この種の光情報記録媒体において、記録層にピットを形
成する支配的な要因は記録層の局部的な溶融拡散である
が、その溶融と同時にわずかの蒸発、昇華が起きている
。そこで本発明のように、記録層上に薄層が設けられて
おれば、照射ビームの熱エネルギーによって記録層が局
部的に溶融して信号用の空洞あるいは穴(これらを総称
して空洞部と称す)が形成される際、溶融時に生成され
た気化物は薄層が存在するための空洞部内で逃げ場を失
い、そのため薄層を若干外側に膨らませながら閉鎖され
た空洞部内で適度の圧力を保持する。
そしてこの圧力保持により、溶融物の拡散が促進され、
そのために迅速にかつ良好にビットが形成され、結果的
に記録感度を向上させることにある。
〔実施例〕
以下、本発明を図示した実施例によって説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係るエアサンドイッチ型
光ディスクの縦断面図、第2図はその光ディスクの要部
拡大断面図である。これらの図において、1は透光性材
料よりなる円板上の基板で、ポリカーボネイト、ポリメ
チルメタクリレート、ポリメチルペンテン、エポキシ等
の透明樹脂材料、或いはガラス等の透明セラミックス等
を用いることができるが、該実施例においてはポリカー
ボネイト基板が用いられている。なお、1aは基板1の
中心孔である。
2は、上記基板1上にスピンコーティング法によって成
膜した記録層で、難水溶性の有機色素系ヒートモード記
録材料よりなっている。このを機色素系ヒートモード記
録材料としては、例えば、ポリメチン系色素、アントラ
キノン系色素、シアニン系色素、フタロシアニン系色素
、キサンチン系色素、トリフェニルメタン系色素、ピソ
リウム系色素、アズレン系色素、金合金アゾ染料等を用
いることができる。咳本実施例ではシアニン系色素材料
を用い、このシアニン系色素のメタノール溶液を、基板
1の上にスピンコードして、記録層2を成膜した。
シアニン系よりなる有機色素のうち特に下記のような一
般構造式を有しているインドール系シアニンが好適であ
る。
一般構造式 一般構造式 式中の■は、メチン鎖を構成するための炭素鎖で、C1
〜C17の直鎖あるいは多員環からなり、炭素原子につ
いた水素原子は、ハロゲン原子。
R″       R′ \\  // 換されてもよい。
AおよびA′は、同じかまたは異なってもよく、それぞ
れ芳香環を表わし、炭素原子に付いた水素原子は、−鳳
 −Br、  −C1,−CnHn+1(Rは、直鎖炭
化水素鎖あるいは芳香環)で置換されてもよい。
BおよびB′は、同じかまたは異なってもよく、0− 
− S −−S e −−CH= CHまたは Cn H7、C3H7、C4H9などのCI〜C4のア
ルキル基)を表わす。
RおよびR′は、同じかまたは異なってもよく、C+ 
’= C2□のアルキル基を表わし、スルホニル基もし
くはエルボキシル基で置換されてもよい。
X−は、例えば六フッ化リン酸イオンPF。
などのリン元素を含む陰イオンを表わす。その他■o、
、CIO<なども可能である。
mおよびnは、それぞれ0または1〜3の整数であり、
m + n≦3の関係を有している。
ディスク基板1上に下地層を介しであるいは介さずに記
録層2を形成する方法は、溶液スピンコード法、蒸着法
あるいはラングミュア・プロゼットによる積層法を用い
てもよく、これらの方法を適宜組み合わせてもよい。
第3図は前記一般構造式中のTの代表例を示した図で、
この例示以外のものも使用可能である。
また第4図は前記一般構造式中のA、A’の代表例を示
した図で、この例示以外のものも使用可能である。
第5図、第6図ならびに第7図に示す各種有機色素を1
.2−ジクロロエタンに1重量%溶解し、この溶液をポ
リメチルメタクリレートからなるディスク基板上にスピ
ンナー法によって塗布して記録層を形成し、後は常法に
従って光ディスクを組立てた。なおこれらの図面中、第
5図と第6図(化合物阻1〜29)は本発明の各具体例
に係る有機色素、第7図(化合物11h30〜35)は
比較例の有機色素をそれぞれ示している。
このようにして製作した各光ディスクに対して記録・再
生試験、記録層の熱安定性試験ならびに耐す−ド光試験
を行い、それらの結果を第8図、第9図ならびに第10
図に示す。
なお、記録・再生試験の条件として、信号の書き込みは
830nmのレーザ光を用い、パワー8mW。
パルス幅100n S 、線速度6.0m/Secで行
った。また信号の書き込みは、830n+++のレーザ
光を用い、パワー1mWで測定し、C/N値を求めた。
記録層の熱安定性は、日本分光社製UVIDEC−43
0Bスペクトロメーターを用い、試験前の830nmに
おける光吸収強度を求めてそれを100としたときの、
80℃、1500時間加熱後の830nmにおける残存
光吸収強度の割合を、図中の残存光吸収率(%)の欄に
示す。
また耐す−ド光試験として、830r+m 、パワー0
.5mWのレーザ光によって信号の読み出しを行い、反
射率が10%低下するまでの読み出し回数を測定した。
第8図ないし第10図から明らかなように、有機色素中
の陰イオンとして六フッ化リン酸イオンPF、−を用い
たもののC/N値は低いもので49dB、高いもので5
3dB得られるのに対して、有機色素中の陰イオンとし
てヨウ素イオンI−や過塩素酸イオンClO4−を用い
た比較例のものでは、せいぜい46dBで、実施例のも
のの方が3〜7改善されている。
加熱による劣化試験では、ヨウ素イオン■−を用いた場
合の残存光吸収率は61〜63%、過塩素酸イオンCl
O4−を用いた場合は66〜74%でかなり減衰してい
る。これに対して実施例の六フッ化リン酸イオンPF、
−を用いたものは、減衰の大きいもので残存光吸収率が
79%、減衰の小さいもので残存光吸収率が91%であ
り、ヨウ素イオン■を用いたものに比較して最小で25
.4%、最大で49.2%の改善がなされた。また過塩
素酸イオンClO4−を用いたものに比較して最小で6
.8%、最大で37.9%の改善がなされた。
諸種の実験結果から第5図ならびに第6図において、前
記一般構造式中のTが−CH=CH−CH=または であると、記録層の耐熱性ならびに記録感度を向上する
ことができる。
また、前記一般構造式のAならびにA′がさらに、 前記一般構造式中のBならびにB高が であると、有機色素の溶解性を増すことができる。
さらにまた、前記一般構造式中のRならびにR高が、C
a HqあるいはCsH++であると、記録層の反射率
を高めることができる。
特に第5図の化合物階7に示されているように、一般構
造式中の■が でBならびにB′が  R”\ /R”で、Rならびに
R高がCg H5で、かつXがPF。
であるシアニン色素は、耐熱性、記録感度、反射率なら
びに溶解性に優れているため賞用できる。
次に1−エチル−2−(7−(1−エチル−33−ジメ
チル−2−インドリウムン)−1,3゜5−ヘプタトリ
エニル)−3,3−ジメチル−インドリウムからなるイ
ンドール系シアニン色素を合成し、陰イオンとしてヨウ
素イオンI−,過塩素酸イオンCZO,−ならびに六フ
ッ化リン酸イオンPF、−をそれぞれ配置する。これら
各種有機色素の熱重量分析を行い、その結果を第11図
に示した。同図において■−を用いたものは点線で、C
ZO4−を用いたものは一点鎖線で、PF。
を用いたものは実線で、それぞれ重量変化の状態を示し
た。
なお、測定機器は理学電機社製TAS−100の示差走
査熱量計を用い、100m l 7分の流速を有する窒
素気流中で毎分20℃の昇温速度で加熱し、試料の重量
が減少し始める温度を測定した。
この結果から明らかなように、■−を配置したものは約
200℃で、ClO4−を配置したものは約250℃で
、実施例のPF、−を配置したものは約270℃でそれ
ぞれ重量変化が起こっており、このものはI−を配置し
たものに比較して約70℃、ClO4−を配置したもの
に比較して約20℃はど耐熱温度が向上しており、熱安
定性が著しく改善されていることが分かる。
次に記録層などをスピンナー法で形成する場合の条件等
について説明する。
第12図は、スピンナー塗布装置の概略断面図である。
図中の9はモータ、10は塗布ノズル、11はディスク
基板1を載置するターンテーブル、12はスピンナー本
体、13は塗布液、14は加圧ポンプ、15はハウジン
グであり、これには前記ノズルlOが貫通しているが、
ターンテーブル11の周囲がハウジング15によって外
気と遮断されて、内部がほぼ完全に気密状態に保持され
ている。
色素または色素組成物濃度は0.4重量%〜5.0重量
%とする。濃度が5.0重量%を超えると最終の膜厚が
厚くなり過ぎ、記録の際の反応、ヒートモードの場合は
穴あけ、フォトンモードの場合はスペクトルの変化が体
積が律速になりうまく進行しない。また、濃度が0.4
重量%より低いとピンホールなどの欠陥が生じる。
基板1の回転数、すなわち余剰の色素、または色素組戴
物、および溶媒を振り切るための基板1の回転数は35
0〜6500rpn+に調整される。350rpm以下
では、遠心力不足であり、記録層2の内周と外周の間で
乾燥速度の差が生じて膜厚が不均一になる。反対に65
00rpmを超えると膜厚が薄くなり過ぎて所望の膜厚
を得ることができない。
さらに、ターンテーブル11の周囲を密閉状態、または
実際にはターンテーブル11を回転させながら色素また
は、その組成物を滴下するため完全に密封することはで
きないが、密封に非常に近い状態にする必要がある。こ
れにより、ターンテーブル11を回転させたことにより
起こる気流を小さくすることができる。この気流は第1
2図において点線で示されており、気流の発生状態は基
板1と密封状態の最高部16との長さに大きく影響され
、この長さdを基板1の直径の1.5倍以下とした。ま
た、密封あるいは密封に近い状態にすることにより、気
相中の溶媒の分圧を上げることができ、溶液の基板lへ
のぬれ性を向上させることがでる。
これにより、膜の均一性は著しく向上する。密封状態に
した場合と、従来技術の光学特性(反射率。
透過率)の半径方向のばらつきの様子を第13図に示す
この図からも分かるように、従来技術では、光学特性の
ばらつきが平均値に対して相対値で110%以上見られ
たが、この実施例により平均値に対して相対値で±5%
以下にすることができる。このことは均一な記録、読み
出し特性が得られるなどの利点がある。
スピンコード時間、すなわち色素またはその組成物を滴
下したのちの基板1の回転時間は10秒以上とする。ス
ピンコード時間が10秒より短いと信号パターン形成面
に色素またはその組成物を十分に拡散することができな
い。
また必要に応じてスピンコードは、数段階に回転数を変
えて設定することもできる。これは、均一な成膜に適し
た回転数と、はぼ成膜が完成した段階で乾燥を目的とし
た、回転数が必要となるためであり、低速の1段階と、
その後に前記1段階より高速で回転させる2段階の回転
法を用いる。
スピンコードの後の乾燥条件は、乾燥温度が10〜11
5℃で乾燥時間は30秒以上とする。
乾燥温度×乾燥時間の積がこの値よりも小さすぎると乾
燥が不完全となり、反対にこれが大きすぎると基板に熱
変形などの不具合を発生することるになる。
なお、色素または、その組成物を滴下する工程で、基板
の回転モードなどは任意に調整することができる。たと
えば、静止している基板に色素またはその組成物の溶液
をほぼ均一にコーティングしたのち、基板を一気に最高
回転速度まで加速するモードと、または既に適当な回転
数で回転している基板上にクランピングエリアより外周
部に、色素または、その組成物の溶液を滴下するモード
、その他を取ることができる。
再び第2図に戻り図中の3は、前記記録層2上にスピン
コーティング法によって成膜した水溶性樹脂(親水性高
分子材料)よりなる薄層で、例えば以下に示すような水
溶性樹脂を用いることができる。
■ポリビニルアルコール +GHz C(OH)H) n ■ポリエチレンオキシド (CHz  CHz  O+n ■ポリアクリル酸 ■ポリスチレンスルホン酸ナトリウム ■ポリビニルピロリドン ■ポリメタクリル酸 ■ポリフ゛ロビレングリコール ■メチルセルロース ■ポリビニルナイトレート また薄層3として、下記のような熱可塑性合成樹脂も使
用できる。
■ ポリテトラフルオロエチレン2ポリクロロトリフロ
オロエチレン、フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチ
レン−へ、キサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビ
ニリデン−へキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化
ビニリデン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−ペルフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、テトラフルオロエチレンエチレン共重
合体などのフッ素樹脂。
■ ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミ
ドなどのイミド樹脂 ■ 6−ナイロン、 Ll−ナイロン、12−ナイロン
66−ナイロン、 610−ナイロン、610−ナイロ
ンと6ローナイロンの混合物などのアミド樹脂■ ポリ
エチレン、架橋ポリエチレン、エチレンアクリル酸エス
テル共重合、マイオノマーなどのエチレン樹脂 ■ ボリプロビレン ■ ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジェン共重合体
などのスチレン樹脂 ■ ポリ塩化ビニル ■ ポリ塩化ビニリデン ■ ポリ酢酸ビニル [相] ポリビニルアセタール ■ ポリカーボネート @ ポリアセクール ■ ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどの飽和ポリエステル樹脂[相] ポリフェ
ニレンオキシド ■ ポリスルホン さらに薄層3として、下記のようなゴム質のものも使用
できる。
■ スチレン−ブタジェンゴム、ブタジェンゴム。
イソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジェンゴム、
クロロブレンゴムなどのジエン系ゴム■ グチルゴム、
エチレン−プロピレンゴム、アクリルゴム、クロロスル
ホン化ポリエチレンゴム、フッ素ゴムなどのオレフィン
系ゴム■ シリコーンゴム ■ ウレタンゴム ■ 多硫化ゴム 本実施例においては、薄層3の材料としてポリビニルア
ルコール(PVA)を用いてオリ、該PVAの水溶液を
スピンコードし、膜厚120nmの薄層3を成膜してい
る。
なお、軟化変形膜3の膜厚は40nm (0,04μm
)以上とされるべきで、膜厚が60nmより薄い場合に
はピン−ホールが発生し、このピンホールを通って記録
層2に水や異物が付着し、エラー発生の原因となる。ま
た、薄層3の上に更にオーバーコート層を設ける場合、
このオーバーコート材がピンホールを通って侵入し、記
録層2を侵す。よって薄層3の膜厚は60nm以上とす
るのが望ましい。一方、薄N3の膜厚の上限は任意であ
るが、CD用の光ディスクに適用する場合には、CD規
格によって基板lの厚さが1.2±0.1 va、ディ
スク全厚が1゜21111と現状規定されていることか
ら、薄層3の厚みは400μm以下に限定される。(勿
論、CD以外の用途であれば400μmとすることも可
能である。)この薄層3の膜厚の調整は、PVAをスピ
ンコードする際の基板1の回転モード、並びに滴下条件
その他濃度や、ターンテーブルの雰囲気の選択で任意に
なし得る。
ところで、前記薄層3はPVA等の水溶性樹脂からなっ
ているため、耐湿性が劣化する。このため、薄層3を架
橋処理等して耐水性(耐湿性、透湿)、並びに耐熱性を
もたせている。具体的には、水溶性樹脂の水溶液に架橋
剤等を添加しておき薄層3を成膜後、例えば紫外線など
の光照射による架橋反応や加熱による架橋反応を起こさ
せたり、或いは、架橋剤の添加のない薄層3を熱処理し
て結晶化(例えば該実施例ではPVAを用いているので
、変性PVA化)すること等によって、耐水・耐熱性を
もたせることが出来る。
しかしながら、基板1、記録層2への熱的悪影響を考慮
しなくても済む、上述した光照射による架橋反応が、作
業性の点でも優れているので、該実施例においては、架
橋剤としてクロムを添加し、光照射により薄層3を架橋
反応させる手法が採られている。
以下に示すのは架橋手段の具体例で、必要に応じ任意の
手段が採用可能である。
■ 無機系架橋剤としての、例えば銅、ホウ素、アルミ
ニウム、チタン、ジルコニウム、スズ、バナジウム、ク
ロム等の添加。
■ アルデヒドを用いたアセタール化。
■ 水酸基のアルデヒド化。
■ 活性化ビニル化合物の添加。
■ エポキシ化合物を添加してのエーテル化。
■ 酸触媒のもとてジカルボン酸を反応。
■ コハク酸および硫酸の添加。
■ トリエチレングリコールおよびアクリル酸メチルの
添加。
■ ポリアクリル酸およびメチルビニルエーテルマレイ
ン酸共重合体のブレンド。
第2図において4は、前記薄層3の上にスピンコーティ
ング法によって成膜したオーバーコート層で、該実施例
においては紫外線硬化型樹脂であるアクリレート樹脂が
用いられ、その膜厚は100μmに設定しである。なお
、オーバーコート層4はアクリレート樹脂以外の適宜材
料を用いることも可能である。
そして、該実施例においては、薄層3、オーバーコート
層4を順次成膜後、両層にUV照射し、薄層3を架橋さ
せると共に、オーバーコート層4を重合させて、耐水・
耐熱性をもたせである。
以上のようにして作製された光ディスクを、線速1.2
5m/sec 、記録パワー5mWで記録し、再生パワ
ー0.5mWで再生したところ、良好な記録/再生特性
が得られ、オーバーコート層4の下に中間層たる薄層3
が存在することによる雑音の増加等は見られなかった。
第14図は、記録ピットの拡大断面図である。同図に示
すように所定パワーの半導体レーザを記録層2の所定位
置にスポット状に照射することにより、その部分の温度
が450℃前後に昇温して、記録層2が局部的に熱溶融
される。この溶融と同時にわずかの蒸発、昇華があり、
生成した気化物は溶融によって形成された信号用の空洞
部5内に充満し、軟化変形膜3の存在によって逃げ場を
失い、照射ビームの熱エネルギーによって柔らかくなっ
た薄層3を図に示すように反基板側に膨らませながら、
閉鎖された空洞部5内で適度の圧力が保持される。そし
てこれによって矢印に示すように空洞部5をより拡げよ
うとする力が三次元的に作用して、溶融物の拡散が促進
され、より迅速にかつ明確なピットが形成される。
第14図に示す記録ビットの場合は、記録層2の薄層3
側が一部薄く残って空洞部5となっている。
これに対して第15図に示す記録ピットの場合は、記録
層2の薄層3側もほぼ完全に溶融して穴6となっている
。このように記録ビットの形状が空洞部5となるか穴6
になるかは、記録層2の材質。
膜厚、記録パワーならびにビームの照射時間などによっ
て決まってくるものである。
第16図は本発明の第2実施例に係る光ディスクの要部
拡大断面図である。この実施例においては、基板1上に
感度向上を目的とした下地層5を設けである。
下地層5の材料としては、自己酸化性物質等が用いられ
るが、該実施例では、自己酸化性物質の1つたるポリビ
ニルナイトレードを用いており、ポリビニルナイトレー
トの水溶液をスピンコーティング法によって成膜するこ
とによって下地層5としである。この下地層5上には、
前記シアニン系色素を1,2−ジクロロエタンに溶解し
、その溶液をスピンコード法で成膜した記録層2が形成
されている。なお、薄層3、オーバーコート層4は前記
第1実施例と全く同一である。
この第2の実施例による光ディスクに、線速1.25m
/see 、記録パワー3mWで記録し、再生パワー0
.5 mWで再生したところ、第1実施例と同様に良好
な記録/再生特性が得られた。
第17図及び第18図はそれぞれ本発明の第3実施例及
び第4実施例を示しており、該第3.第4実施例におい
ては、前記オーバーコート層4がない構成となっている
(第3実施例は下地層5のない場合、第4実施例は下地
層5のある場合である)。
この第3.第4実施例においては、薄層3の厚みは、数
10〜数100μm厚とされ、且つ、架橋反応によって
耐水・耐熱化処理を施しである。該実施例においても、
同様に良好な記録/再生特性が期待できる。
次に第5実施例について説明する。まず、射出成形法に
よって直径130mmのポリカーボネート製基板を作成
した。下記に示す分子構造式を有するシアニン色素をメ
タノールに0.5重量%溶解した色素溶液を使用し、ス
ピンコード法により前記基板上に塗布して記録層を形成
した。
(以下余白) スピンコード条件は、次の通りである。前記基板を49
Orpmで回転させながら、その中心部に前記色素溶液
を滴下し、30秒間回転させた後、さらに3000rp
mで30秒間回転させる。このスピンコードには第12
図に示した塗布装置が用いられ、ハウジング15の容積
は5000cm3で気密状態とし、dの長さを12cm
とした。スピンコード後に常温で30秒間以上乾燥して
、基板上にシアニン色素の記録層を形成した。
次に薄層の材料としてポリビニルアルコールを水に2.
5重量%溶解し、さらに架橋剤として重クロム酸アンモ
ニウムを0.25重量%添加して、塗布液を調整した。
この塗布液を静止状態にある前記基板の記録エリア全面
に滴下し、その後基板を2000rpmで20秒間回転
させ、余分な液を除去し、さらに乾燥を促進させるため
6000rpmで1分間回転させた。このスピンコード
にも、第12図に示した塗布装置が用いられる。
このようにして成膜された薄層に紫外線を照射し、ポリ
ビニルアルコールの架橋を行ない耐水性(耐湿性)処理
を行なった。なお、記録層が紫外線の影響を受けないた
めには、薄層の厚さは40nm以上必要である。
この実施例によって得られた光ディスクを600rpn
+で回転させながら、パルス幅220nsecで種々の
パワーで記録を行ない、変調度を測定した結果を第19
図に示す。ここで変調度とは記録層の感度を示す度数で
あって、記録前の反射率をA、記録後の反射率をBとし
たとき、次式によって表される。
変調度=1−(B/A) 図中の曲線Aは本実施例によるもの、曲線Bは薄層を形
成していない光ディスクの特性を示している。
この図から明らかなように、本発明のように薄層を形成
することにより、記録感度の向上が図れる。
また耐リード光特性についても、リードパワー0.5m
W、読み出し回数10’回で、光反射率の劣化率は0%
と非常に良好であった。
第20図は、本発明の第6実施例を説明するための図で
ある。この実施例の場合、基板1上に記録層2.薄層3
ならびに必要に応じてオーバーコート層4や下地層5な
どを形成した単板を前記薄層3の変形が許容可能な程度
の柔軟性を有する例えばポリウレタンなどの弾性層17
を介して一体に貼り合せた構造になっている。
第21図は、本発明の第7実施例を説明するための図で
ある。この実施例は、基板1上に記録層2゜薄層3なら
びに必要に応じてオーバーコート層4や下地層5などを
形成した記録単板を1枚用い、これと保護膜18とを前
記薄層3が内側になるように重ね合せる。そして前記記
録単板と保護板18との周辺部を、例えばエポキシ樹脂
や紫外線硬化樹脂などの接着剤で一体に接着する。なお
図中の19は空間である。
第22図は、本発明の第8実施例を説明するための図で
ある。この実施例で前記第7実施例と相違する点は、記
録単板の基板1と記録層2との間に反射膜20が設けら
れている点と、保護板18が必らず透光性であるという
点である。
なお、前記実施例では記録層に空洞部が形成された場合
について説明したが、放射線の照射条件などによっては
必ずしも記録層に空洞部が形成されず、熱膨張によって
薄層が基板と反対側に膨らむ場合もある。
なお本発明は、各種追記型、再生記録可能型(消去型)
光ディスク等に用いることが出来、場合によっては光デ
イスク以外の光情報記録媒体にも適用可能であり、記録
エリア形態、記録速度制御方式の如何に本発明に限定さ
れることはない。
〔発明の効果〕
本発明は前述のような構成になっており、記録ピットの
形成が促進されるから、短時間あるいは(ならびに)低
記録パワーでも良好なピット形成が行なわれ、高速記録
で信頼性の高い光情報記録媒体ならびにその製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係るエアサンドイッチ
型・しディスクの縦断面図、 第2図は、その光ディスクの要部拡大断面図、第3図は
、実施例で使用する有機色素の一般構造式中のTの代表
例を示す図、 第4図は、同じく一般構造式中のA、A高の代表例を示
す図、 第5図ならびに第6図は、実施例に係る有機色素の具体
例を示す図、 第7図は、有機色素の比較例を示す図、第8図、第9図
、第1O図ならびに第11図は各種特性を示す特性図、 第12図は、実施例に用いる塗布装置の概略断面図、 第13図は、塗布技術の違いによる光学特性のばらつき
状態を示す特性図、 第14図、第15図は記録ピットの拡大断面図、第16
図は、本発明の第2実施例に係る光ディスクの要部拡大
断面図、 第17図は、本発明の第3実施例に係る光ディスクの要
部拡大断面図、 第18図は、本発明の第4実施例に係る光ディスクの要
部拡大断面図、 第19図は、本発明の実施例のものと従来のものの記録
層における変調度特性図、 第20図は、本発明の第6実施例に係る光ディスクの縦
断面図、 第21図は、本発明の第7実施例に係る光ディスクの縦
断面図である。 第22図は、本発明の第8実施例に係る光ディスクの縦
断面図である。 1・・・基板、1a・・・中心孔、2・・・記録層、3
・・・薄層、4・・・オーバーコート層、5・・・下地
層、17・・・弾性層、1B・・・保護板、19・・・
空間、20・・・反射膜。 第 図 + 釘i1Bm 第12図 c/2 第13 図 円個¥怪(rnm) 第14図 第15 図 第18図 第16図 ア  ) 第17図 第19図 f 々危昌°7− (mw) a

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板の上方に記録層ならびにその記録層を被
    覆する薄層を設け、透明基板側から放射線ビームを記録
    層に照射して加熱することにより、前記薄層を実質的に
    基板と反対側に変形させて情報を記録することを特徴と
    する光情報記録媒体。
  2. (2)請求項(1)記載において、前記放射線ビームを
    照射することにより記録層に空洞あるいは穴が形成され
    ることを特徴とする光情報記録媒体。
  3. (3)請求項(1)または請求項(2)記載において、
    前記薄層の反基板側に空間が設けられていることを特徴
    とする光情報記録媒体。
  4. (4)請求項(1)または請求項(2)記載において、
    前記薄層が記録層の材料に対して濡れにくい材料で構成
    されていることを特徴とする光情報記録媒体。
  5. (5)請求項(1)または請求項(2)記載において、
    前記薄層が、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリ
    アミド、フッ素樹脂、ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリ
    プロピレン、ポリスチレンのグループから選択された熱
    可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする光情報記
    録媒体。
  6. (6)請求項(1)または請求項(2)記載において、
    前記薄層が架橋ポリビニルアルコールから構成されてい
    ることを特徴とする光情報記録媒体。
  7. (7)請求項(1)記載において、前記記録層が有機色
    素系の記録材料より形成されていることを特徴とする光
    情報記録媒体。
  8. (8)請求項(7)記載において、前記記録材料がシア
    ニン系色素であることを特徴とする光情報記録媒体。
  9. (9)請求項(8)記載において、前記シアニン系色素
    がメチン鎖を有するインドール系シアニン色素で、その
    色素中の陰イオンとしてリン元素を含む陰イオンを配置
    したことを特徴とする光情報記録媒体。
  10. (10)請求項(9)記載において、前記有機色素が下
    記の一般構造式を有していることを特徴とする光情報記
    録媒体。 一般構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中の(T)は、メチン鎖を構成するための炭素鎖で、
    C_3〜C_1_7の直鎖あるいは多員環からなり、炭
    素原子についた水素原子は、ハロゲン元素、▲数式、化
    学式、表等があります▼(Rは、C_1〜C_6の直鎖 あるいは芳香環)で置換されてもよい。 AおよびA′は、同じかまたは異なつてもよく、それぞ
    れ芳香環を表わし、炭素原子についた水素原子は、−I
    、−Br、−Cl、−CnH_n_+_1(n=1〜2
    2)、−OCH_3、▲数式、化学式、表等があります
    ▼ −NO_2、▲数式、化学式、表等があります▼(Rは
    、直鎖炭化水素 鎖または芳香環)で置されてもよい。 BおよびB高は、同じかまたは異なつてもよく、−O−
    、−S−、−Se−、−CH=CH−、または ▲数式、化学式、表等があります▼(R^nは、C_1
    〜C_4のアル キル基)を表わす。 RおよびR′は、同じかまたは異なつてもよく、C_1
    〜C_2_2のアルキル基を表わし、スルホニル基もし
    くはカルボキシル基で置換されてもよい。 X^(−)は、リン元素を含む陰イオンを表わす。 mおよびnは、それぞれ0または1〜3の整数で、m+
    n≦3の関係を有している。
  11. (11)請求項(9)または請求項(10)記載におい
    て、前記リン元素を含む陰イオンが、六フッ化リン酸イ
    オンであることを特徴とする光情報記録媒体。
  12. (12)請求項(10)記載において、前記一般構造式
    中の(T)が、−CH=CH−CH=または▲数式、化
    学式、表等があります▼ であることを特徴とする光情報記録媒体。
  13. (13)請求項(10)記載において、前記一般構造式
    中のAおよびA′が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ であることを特徴とする光情報記録媒体。
  14. (14)請求項(10)記載において前記一般構造式中
    のBおよびB′が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ であることを特徴とする光情報記録媒体。
  15. (15)請求項(10)記載において、前記一般構造式
    中のRおよびR′が同じアルキル基で、かつC_4H_
    9またはC_5H_1_1であることを特徴とする光情
    報記録媒体。
  16. (16)請求項(10)記載において、前記一般構造式
    中のTが、 ▲数式、化学式、表等があります▼ で、AおよびA′が ▲数式、化学式、表等があります▼で、BおよびB′が ▲数式、化学式、表等があります▼で、RおよびR′が C_2C_5で、かつXがPF_6であることを特徴と
    する光情報記録媒体。
  17. (17)請求項(1)記載において、前記薄層上に更に
    オーバーコート層が設けられていることを特徴とする光
    情報記録媒体。
  18. (18)請求項(16)記載において、前記オーバーコ
    ート層の材料としてアクリレート系樹脂を用いたことを
    特徴とする光情報記録媒体。
  19. (19)請求項(1)記載において、前記基板と記録層
    の間に下地層が設けられていることを特徴とする光情報
    記録媒体。
  20. (20)請求項(19)記載において、前記下地層が自
    己酸化性物質であることを特徴とする光情報記録媒体。
  21. (21)請求項(1)記載において、前記基板の上方に
    少なくとも記録層と薄層とを設けた第1の記録単板と、
    基板の上方に少なくとも記録層と薄層とを設けた第2の
    記録単板とを、所定の空隙を介して互いに記薄層が内側
    になるように重ね合わせ、第1の記録単板と第2の記録
    単板との周辺部どうしを一体に連絡したことを特徴とす
    る光情報記録媒体。
  22. (22)請求項(1)記載において、前記基板の上方に
    少なくとも記録層と薄層とを設けた記録単板と、前記基
    板と同形同大の保護板とを、所定の空隙を介して前記薄
    層が内側になるように重ね合わせ、記録単板と保護板と
    の周辺部どうしを一体に連結したことを特徴とする光情
    報記録媒体。
  23. (23)透明基板の上方に記録層ならびにその記録層を
    被覆する薄層を設け、透明基板側から放射線ビームを記
    録層に照射して加熱することにより、前記薄層を実質的
    に基板と反対側に変形させて情報を記録する光情報記録
    媒体の製造方法において、前記記録層ならびに薄層がと
    もにスピンコーティング法によつて成膜されることを特
    徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  24. (24)請求項(23)記載において、前記スピンコー
    ティング法が大気と遮断された気密雰囲気中で行なわれ
    ることを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  25. (25)透明基板の上方に記録層ならびにその記録層を
    被覆する薄層を設け、透明基板側から放射線ビームを記
    録層に照射して加熱することにより、前記薄層を実質的
    に基板と反対側に変形させて情報を記録する光情報記録
    媒体の製造方法において、前記記録層が難水溶性の材料
    で構成され、前記薄層が親水性樹脂で構成されて、その
    薄層に重合による耐水処理を施したことを特徴とする光
    情報記録媒体の製造方法。
  26. (26)請求項(25)記載において、前記記録材料が
    シアニン系色素であることを特徴とする光情報記録媒体
    の製造方法。
  27. (27)請求項(26)記載において、前記シアニン系
    色素が、メチン鎖を有するインドール系シアニン色素で
    、その色素中の陰イオンとしてリン元素を含む陰イオン
    を配置したことを特徴とする光情報記録媒体の製造方法
  28. (28)請求項(25)記載において、前記親水性樹脂
    がポリビニルアルコールであることを特徴とする光情報
    記録媒体の製造方法。
JP63273220A 1988-10-31 1988-10-31 光情報記録媒体及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2823209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273220A JP2823209B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 光情報記録媒体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273220A JP2823209B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 光情報記録媒体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02122439A true JPH02122439A (ja) 1990-05-10
JP2823209B2 JP2823209B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=17524786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63273220A Expired - Lifetime JP2823209B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 光情報記録媒体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2823209B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895230A1 (en) * 1997-08-01 1999-02-03 Taiyo Yuden Co., Ltd. Optical information recording medium

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144602A (en) * 1981-03-05 1982-09-07 Ikura Seiki Seisakusho:Kk Automatic bar stock feeder
JPS6015843A (ja) * 1983-07-08 1985-01-26 Hoya Corp 光メモリ−デイスク
JPS63259854A (ja) * 1987-04-16 1988-10-26 Fuji Photo Film Co Ltd 光情報記録方法および情報記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144602A (en) * 1981-03-05 1982-09-07 Ikura Seiki Seisakusho:Kk Automatic bar stock feeder
JPS6015843A (ja) * 1983-07-08 1985-01-26 Hoya Corp 光メモリ−デイスク
JPS63259854A (ja) * 1987-04-16 1988-10-26 Fuji Photo Film Co Ltd 光情報記録方法および情報記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895230A1 (en) * 1997-08-01 1999-02-03 Taiyo Yuden Co., Ltd. Optical information recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP2823209B2 (ja) 1998-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5199988A (en) Manufacturing apparatus and method for recording medium
EP0348122B1 (en) Optical data recording medium and manufacturing method thereof
JP2786895B2 (ja) 光情報記録媒体の製造装置
JP3008406B2 (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法
JPH02122439A (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法
JP2001184649A (ja) 光記録システム及び光記録媒体
JP2001328350A (ja) 光記録媒体
JP2652279B2 (ja) 情報記録媒体
JPH02223480A (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法
JPH03146393A (ja) 光情報記録媒体の製造方法
JP3773627B2 (ja) 情報記録媒体
JP2002025114A (ja) 光記録媒体
JP3073266B2 (ja) 光記録媒体の製造方法
JPH07109661B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH07109659B2 (ja) 光情報記録媒体
JPH01232559A (ja) 光情報記録媒体の製造方法
JPH07109660B2 (ja) 光情報記録媒体
JP2000276787A (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法
JPH0312834A (ja) 情報記録媒体
JPH04252438A (ja) 光情報記録媒体およびその製造方法
JPH02246033A (ja) 情報記録媒体の製造方法
JPS63153738A (ja) 情報記録媒体及びその製造法
JPH024582A (ja) 情報記録媒体およびその製造方法
JP2000123411A (ja) 光情報記録媒体
JP2002304772A (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070904

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11