JPH02120264A - 切削加工性に優れた石目調物品の製法 - Google Patents

切削加工性に優れた石目調物品の製法

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JPH02120264A
JPH02120264A JP26953388A JP26953388A JPH02120264A JP H02120264 A JPH02120264 A JP H02120264A JP 26953388 A JP26953388 A JP 26953388A JP 26953388 A JP26953388 A JP 26953388A JP H02120264 A JPH02120264 A JP H02120264A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、切削加工性に優れた石目調物品に関し、その
耐熱性、耐熱水性および天然の御影石に似た意匠性と相
まって、例えばキッチンカウンターや食卓テーブルの天
板類、洗面化粧台トップや浴室の浴槽・床・壁等の水ま
わり部材等に巾広く用いられる石目調物品の製法に関す
る。
(従来の技術) 従来より、天然石の破砕片を不飽和ポリエステル樹脂中
に混合して硬化せしめた人造石は、よく知られている。
また、成形品の表層部に透明ゲルコート層を設は内部に
破砕片を配置して、天然石の石質感を表出させる方法も
広く用いられている。
しかし、これらの方法は、いずれも天然石の破砕片を装
飾用粒子として用いるので、未硬化樹脂液との比重差が
大ぎく粒子が沈降して均一分散し難く、また、透明度や
色調等の意匠性にも制限があって、様々な好みに応じた
意匠パターンを付与することが出来なかった。また、こ
れらの方法で得られた人造石は、破砕片と樹脂との接着
が不充分のため界面剥離が生じ易く、強度、耐久性、汚
染性等の物性にも問題があった。さらに、切削加工時に
は、石材の加工と同程度の加工機具が必要であり、一部
の専門業者でしか切削・研磨が出来ないという欠点があ
った。
これらの欠点を改善する方法として、天然石の破砕片に
代えてアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂や不飽和ポリエス
テル樹脂等の熱硬化性樹脂の硬化物を破砕して得られる
樹脂粒子を用いる方法(特開昭59−31134号)が
提案されている。
しかし、熱可塑性樹脂の粒子を用いる方法では、成形中
に未硬化樹脂液や重合性モノマーにより粒子が膨潤した
り溶解したりして、粘度や色調が変化して安定した成形
が出来なかった。また、得られた成形品は、比較的低温
で熱により軟化・変形し易く、傷つき易く、耐溶剤性に
劣り化粧品等で容易に変色したり光沢を失ったりする欠
点があった。さらに、熱水により短時間に白化して不透
明になるため浴槽や洗面ボウルには使用し難い成形品し
か得られなかった。
一方、熱硬化性樹脂の硬化物粒子を用いる方法では、加
工性、意匠性、耐熱性、耐溶剤性等においては改善され
るが、耐候変色(黄変)性、耐汚染性、耐熱変色(黄変
)性、耐熱水性(熱水による白化・不透明化)において
は、不充分で、長期使用に耐える成形品が得られなかっ
た。また、木工用器具を用いて切削加工することは出来
るが、カッターやドリル等の刃物あるいはサンドペーパ
ー等の研磨具の訂耗や損傷が大きかったり、切削面に小
さな欠けが生じたりする問題点もあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記事情に鑑みて、切削加工性、耐熱水性、
耐汚染性の改善された意匠性に優れた石目調物品を得る
目的でなされたものである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明者らは
、単量体混液を硬化して得られた着色樹脂の破砕粒子を
単量体混液に分散したのち成形硬化するに際し、単量体
混液中の脂肪族多官能(メタ)アクリレートの重石百分
率と反応性(二重結合当りの分子量の逆数)との積が一
定範囲に入るような単量体混液を用いることにより、前
記目的が達成できるのを見出して、本発明を完成させた
すなわち、本発明は、脂肪族多官能(メタ)アクリレー
トを含んでなる単量体混液、金属酸化物の水和物および
着色剤からなる混合物を硬化して得られる少なくとも一
種の着色樹脂の破砕粒子を、脂肪族多官能(メタ)アク
リレートを含んでなる単量体混液および金属酸化物の水
和物からなる混合物に混合分散したのち、成形硬化して
石目調物品を得るに際し、単量体混液中に占める脂肪族
多官能(メタ)アクリレートの重量百分率をAとし、脂
肪族多官能(メタ)アクリレートの分子量を官能基数(
二重結合数)で除した官能基当りの分子量をBとしたと
き、0.05≦A/B≦0.17を満足するような単岳
体混液を使用することを特徴とする切削加工性に優れた
石目調物品の製法に関するものである。
以下この発明の詳細な説明する。
本発明の石目調物品の製法は、■脂肪族多官能(メタ)
アクリレートを含んでなる単量体混液および水酸化アル
ミニウム等の金ff1li化物の水和物に各種の着色剤
を添加して破砕粒子製造用混合物を調製し、該混合物を
硬化させて着色樹脂を得る工程、■該着色樹脂を破砕し
て装飾用の粒子を得る工程、■得られた破砕粒子を結合
するマトリクスとなる単量体混液および金属酸化物の水
和物からなる混合物を調製する工程、■着色樹脂の破砕
粒子を結合用の混合物に混合分散した後成形硬化せしめ
る工程とよりなる。
本発明では、これらの工程で用いられる単量体混液にお
ける前記パラメーターのA/Bを0.05〜0.17、
好ましくは0.08〜0.14の範囲とすることが重要
である。A/Bの値が0.05未満の場合では、得られ
る成形硬化物の耐熱性、耐熱水性、汚染性、表面硬度等
が低下して、熱油や熱水の入った容器を直装置いたり浴
槽等の熱水が直接接触したりする用途では、変形や白化
や汚れやクラック等の成形硬化物表面の変化が起こり易
く、また成形硬化物のサンディング時に目詰りを起こし
、光沢のある仕上げができなくなる。逆に。A/Bの値
が0.17を越える場合では、得られる成形硬化物が硬
く、脆くなりすぎて、切削加工性が悪くなり、刃物やサ
ンディングペーパーの耐久性が低下し、また切断仕上げ
面に欠けやクラックが入り易くなる等の加工面で問題を
生じる。
前記工程により得られる成形硬化物は、脱型後そのまま
製品としてもよい。しかし、−船釣には、成形硬化物の
端部を切断したり、表面を研磨して板状素材として製品
化したり、さらに切断、穴明け、飾り加工、接着加工等
を施してキッチンカウンタートップや洗面台トップ等の
製品となる。
着色樹脂の破砕粒子結合用の混合物は、金属酸化物の水
和物を混合分散せしめる方法によっては、高充填材含量
でかつ低粘度の注型用混合物にもなり、また、加圧時の
流動性の優れた生パン状の混合物にもなり得るものであ
る。したがって、成形硬化方法は、得られた混合物の性
状によって適宜選択すればよい。
本発明に使用される脂肪族多官能(メタ)アクリレート
とは、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プ
ロビレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ
)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)
アクリレートなどを含むものである。
本発明における単量体混液は、脂肪族多官能(メタ)ア
クリレートを必須成分として含有するものであるが、脂
肪族多官能(メタ)アクリレート以外にメチル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどの単官能(メ
タ)アクリレートや、スチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレンなどの単官能芳香族ビニル化合物な
どの脂肪族多官能(メタ)アクリレートと共重合し得る
二重結合を1個有する単量体の少なくとも1種を混合し
てなるものである。脂肪族多官能(メタ)アクリレート
と混合使用する単m体の中でも、より天然の石目調が得
られる点からメチルメタクリレートおよび/またはスチ
レンが好ましい。
さらに成形硬化時の収縮を小さくし、製品のクラック防
止や表面平滑性を良くするために、熱可塑性ポリマーを
該単量体混液に配合してもよい。
熱可塑性ポリマーとしては、例えばポリメチルメタクリ
レート等の(メタ)アクリル系ポリマー(メタ)アクリ
ル−スチレン共重合体、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル
、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リブタジェン、ポリエチレン、ポリカプロラクタム、飽
和ポリエステル等の従来公知の低収縮化用ポリマーを単
独もしくは複数併用して用いられる。低収縮化用の熱可
塑性ポリマーは、多量に配合すると、単量体混液の粘度
上昇をまねいて高充填材含量の注型用に野道な混合物が
得難くなったり、製品の透明性や耐熱性の点で劣ったも
のしか得られなくなることがある。したがって、低収縮
化用の熱可塑性ポリマーは、できるだけ少ω用いるのが
良く、単量体混液100重最部分対して41ffi部以
下、より好ましくは5〜30重R部の範囲で使用するの
が望ましい。
本発明に使用される金属酸化物の水和物には、例えば水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシ
ウムなどがある。中でも、平均粒径が5ミクロン以下の
金属酸化物の水和物を用いると、特に表面状態の良い美
麗な製品が得られ、耐熱水性にも特に優れたものとなる
ため好ましい。
さらに、自重も90%以上のものは特に好ましい。
尚、この場合もシリカ、アルミナ、石英、ケイ酸カルシ
ウム、炭酸カルシウム、タルク、クレーなどの無機質充
填材を得られる製品の難燃性などに悪影響が生じない範
囲で、該金属酸化物の水和物の一部に置き換えて使用す
ることができる。
本発明に用いられる着色剤は、単量体混液に溶解する油
溶性染料などの染料あるいは単量体混液に分散する顔料
の中から得ようとする色調に応じて選択使用すればよい
。中でも、天然の石目調に近い色調が得られ且つ耐候性
等の堅牢度にも優れた酸化チタンやカーボンブラックが
好ましい。
混合物を硬化する際に使用される硬化剤としては、例え
ばベンゾイルパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ビス(
4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチル
パーオキシオクトエート等が用いられる。また、硬化剤
は単独かもしくは促進剤として有機アミンや多価金属の
塩類と共に用いることができる。
本発明を具体的に実施するためには、例えば着色樹脂の
破砕粒子製造用として先ず使用する脂肪族多官能(メタ
)アクリレートの分子量を官能基数で割った数値のBを
算出し、0.05B−0,17B重量部、好ましくは0
.08B−0,14B重但部の脂肪族多官能(メタ)ア
クリレートを秤mする。
次に、単官能(メタ)アクリレートや単官能芳香族ビニ
ル化合物等の脂肪族多官能(メタ)アクリレートと共重
合し得る単官能重合体を加えて合計100重量部とし、
単量体混液を調製する。この混液100重ω重囲対し1
00〜800重囲部の金属酸化物の水和物および所望の
着色度に応じた1の着色剤を加えて混合する。この際、
金riE酸化物の水和物は予めシランカップリング剤で
処理されたものを用いたり、又は使用する金属酸化物の
水和物の重囲を基準として0.1〜2.0%に相当する
シランカップリング剤を前記単量体混液に溶解ないし分
散させておいてから金属酸化物の水和物を用いることに
より、得られる製品の耐水性を向上させることができる
なお、単量体混液中に加える金属酸化物の水和物以外に
、必要ならば本発明の効果を阻害しない範囲の量の各種
充填材、ガラス繊維等の補強繊維、ステアリン酸亜鉛等
の離型剤、揺変剤、可塑剤、難燃剤や耐炎剤などを加え
てもよい。また、硬化剤は、単量体混液の製品を基準と
して0.5〜3.0%に相当する聞を加えるのが普通で
ある。
混合方法としては、注型用の低粘度混合物を調製するに
は、高速撹拌機や、塗料製造用の顔料分散機あるいは混
線ロールなどを用いれば良く、プレス成形用の生パン状
混合物を得るためには、ニーダ−等の低速の強力な混線
機が適している。
このようにして得られた混合物は、型に注入、圧入又は
投入され、注型、プレス、押出し等の各種成形方法で硬
化され、破砕粒子製造用の着色樹脂とされるが、一般に
は注型硬化により着色樹脂が得られる。注型硬化の場合
は、例えば60℃程度の温度で予備硬化を進め、必要に
より80〜120℃の加温により後硬化して、破砕粒子
製造用の着色樹脂となる。
この硬化樹脂は、透明なものから不透明なものまで使用
できるが、立体的に見えより深みのある意匠性に優れた
石目調物品を得るには、厚さ0.3M板での全光線透過
率が2〜70%のものが望ましい。
次に樹脂の破砕には、通常のハンマーミルによる衝突破
砕法やクラッシャーによる押しつぶし法等があるが、得
られる粒子の形状により適宜選択すればよい。
また、破砕粒子の大きさは、求められる御影石模様に応
じて選択すればよいが、通常1oメツシユ標準篩を通過
し且つ100メツシユ標準篩を通過しないものが好まし
い。1oメツシユを通過しないような大粒のものや10
0メツシユを通過する微粒では、製品に鮮明な石目模様
を再現性良く出現させることが困難となる。
着色樹脂の破砕粒子を結合するマトリクス用の混合物は
、破砕粒子の製造に用いた前記混合物と類似の組成でよ
いが、中でも、得られる石目調物量中の破砕粒子をより
立体的に見せるために、混合物の硬化物の厚さ0.3 
mts板での全光線透過率は60%以上であることが望
ましい。また、破砕粒子との比重差を小さくするために
、混合物中の金mM化物の水和物の比率を若干増すこと
が好ましい。
マトリクス用の混合物に着色樹脂の破砕粒子を混合分散
させる際の両者の混合割合は、混合物100重聞部に対
し破砕粒子40〜100重ω部の範囲が好ましく、特に
天然の石目に近い外観を得るには50〜80重吊部が最
も適当である。
また、マトリクス用の混合物に添加する破砕粒子は1種
類の着色樹脂から得られたものでもよいが、1種類の場
合は石目調模様の深みに欠ける傾向があり、好ましくは
マトリクス用混合物の硬化物とは透明度の異なった少な
くとも2種の着色樹脂を破砕して得られた粒子を用いる
とよい。
マトリクス用の混合物への破砕粒子の分散方法としては
、注型用の低粘度配合物を調製するには、高速撹拌機や
、塗料製造用の顔料分散機あるいは混練ロールなどを用
いれば良く、プレス成形用の生パン状配合物を得るため
には、ニーダ−等の低速の強力な混練機が適している。
このようにして得られた着色樹脂の破砕粒子がマトリク
ス用混合物に分散してなる配合物は、型に注入、圧入又
は投入され、注型、プレス、押出し等の各種成形方法で
成形され、そのまま西口調製品となるか、又は表面を研
磨、サンディングされて仕上げられる。
(発明の効果) 本発明によって得られる石目調物品は難燃性であり、沈
動水中に長時間浸漬しても白化や黄変などの外観変化が
無く、高い熱変形温度を有し、耐タバコテストやその伯
の汚染テストにおいても優れた結果を与える意匠性に優
れた樹脂成形品であり、浴槽、キッチンカウンターなど
従来耐熱・耐熱水性の不足のために使用され難かった分
野においても安心して使用することができるものである
しかも、本発明によれば、脱型して得た成形品を通常の
木工用加工機器で容易に切削研磨作業することができ、
かつ切削面の仕上りも良いため、美麗な石目調物品を効
率よく生産することができる。
(実 施 例) 以下、実施例について更に詳細に説明するが、これらが
本発明の全てを代表するものではない。
なお、例中の部は全て重量部を表わすものとする。
〔着色樹脂の破砕粒子の製造〕
製造例 1 トリメチロールプロパントリメタクリレート10部、ス
チレン60部、メチルメタクリレート30部およびシラ
ンカップリング剤(KBM−503、信越化学■製〕0
.5部を混合し、単■体混液とした。次に、この混液中
に水酸化アルミニウム〔ハイシライトH−320、平均
粒径3.5ミクロン、昭和軽金属■%1)200部およ
び酸化チタン0.8部を高速撹拌機を用いて混練し、つ
いで、硬化剤のt−ブチルパーオキシビバレート〔化薬
ヌーリー■製P−70)0.5部を加え、混合後減圧説
泡して粒子用混合物を得た。
次に、この混合物を200x200x50Mの注型用型
に注入し、70℃にて硬化せしめたところ30分で硬化
し、さらに120℃にて2時間、後硬化せしめた。硬化
物は乳白色の美麗に光を散乱する天理石調の半透明性を
有する樹脂であった。
この樹脂をハンマーミルで粉砕し、20メツシユ標準篩
で粗粒を除去した後80メツシユ標準篩で微粒を除去し
て、20〜80メツシユの粒子を採取し、白色粒子(1
)を得た。
なお、この白色粒子(1)を得るのに用いた単伍体混液
において、A=10、B=338/3=112.7であ
り、A/Bの値は0.089であった。
製造例 2 製造例1において、酸化チタンの代りにカーボンブラッ
ク2.0部を用いる他は製造例1と全く同じ方法で、半
透明の黒色粒子(2)を得た。
製造例 3 製造例1において、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの代りにポリエチレングリコール(分子160
0)のジメタクリレート20部を用い、メチルメタクリ
レートの使用量を20部にする他は製造例1と全く同じ
方法で、半透明の白色粒子(3)を得た。
なお、この白色粒子(3)を得るのに用いた単量体混液
において、A=20、B=736/2=368であり、
A/Bの値は0.054であった。
製造例 4 製造例3において、酸化チタンの代りにカーボンブラッ
ク2.0部を用いる他は製造例3と全(同じ方法で、半
透明の黒色粒子(4)を得た。
製造例 5 製造例1において、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの使用量を18部、メチルメタクリレートの使
用量を22部にする他は製造例1と全く同じ方法で、半
透明の白色粒子(5)を得た。
なお、この白色粒子(5)を得るのに用いたtlffi
体混液において、A=18、B=338/3=112.
7であり、A/Bの値は0.160であった。
製造例 6 製造例5において、酸化チタンの代りにカーボンブラッ
ク2.0部を用いる他は製造例5と全く同じ方法で、半
透明の黒色粒子(6)を得た。
製造例 7 製造例1において、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの使用量を5部、スチレンの使用量を65部と
し、酸化チタンの代りにカーボンブラック2.0部を用
いる他は製造例1と全く同じ方法で、半透明の黒色粒子
(1)を得た。
なお、この黒色粒子(1)を得るのに用いた単量体混液
において、A=5、B=338/3=112.7であり
、A/Bの値は0.044であった。
製造例 8 製造例1において、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの使用量を24部、スチレンの使用量を46部
とし、酸化チタンの代りにカーボンブラック2.0部を
用いる他は製造例1と全く同じ方法で、半透明の黒色粒
子(8)を得た。
なお、この黒色粒子(8)を得るのに用いた単量体混液
において、A=24、B=338/3=112.7であ
り、△/Bの値は0.213であった。
実施例 1 トリメチロールプロパントリメタクリレート10部、ス
チレン60部、メチルメタクリレート30部およびシラ
ンカップリング剤(KBM−503、信越化学■製)0
.5部を混合し、単量体混液とした。次に、この混液中
に水酸化アルミニウム〔ハイシライト)−1−320、
平均粒径3.5ミクロン、昭和軽金属■製〕300部を
高速撹拌機を用いて混練し、ついで、硬化剤のt−ブチ
ルパーオキシビバレート〔化薬ヌーリーvlJ製P−7
0)0、5部を加え、混合後減圧ll52泡して粒子結
合用混合物を得た。
次に、この混合物100部に製造例1で得た白色粒子(
1)30部および製造例2で得た黒色粒子(2)30部
を添加混合し、脱泡後1000X 2000x13#I
Ilの注型用型に注入し、70℃にて硬化せしめたとこ
ろ25分で硬化し、さらに130℃にて2時間後硬化し
た。
硬化物は、乳白色半透明の美麗な天理石調の硬化樹脂の
中に、半透明な白色粒子と黒色粒子とが均一に分散した
、深みのある石目調の成形物品であった。
得られた成形物品の物性は表−1の通りであった。
実施例 2 ポリエチレングリコール(分子ff1600)のジメタ
クリレート20部、スチレン60部、メチルメタクリレ
ート20部およびシランカップリング剤(KBM−50
3、信越化学@J製〕0.5部を混合し、単量体混液と
した。次に、この混液中に水酸化アルミニウム〔ハイシ
ライトH−320、平均粒径3.5ミクロン、昭和軽金
属■製〕300部を高速撹拌機を用いて混練し、ついで
、硬化剤のt−ブチルパーオキシビバレート〔化薬ヌー
リーItM製P−70)0.5部を加え、混合後減圧脱
泡して粒子結合用混合物を得た。
次に、この混合物100部に製造例3で得た白色粒子(
3)30部および製造例4で得た黒色粒子(4)30部
を添加混合し、脱泡後1000X 2000X13#I
ll+の注型用型に注入し、70℃にて硬化せしめたと
ころ25分で硬化し、さらに130℃にて2時間後硬化
した。
硬化物は、乳白色半透明の美麗な天理石調の硬化樹脂の
中に、半透明な白色粒子と黒色粒子とが均一に分散した
、深みのある石目調の成形物品であった。
得られた成形物品の物性は表−1の通りであつた。
実施例 3 トリメチロールプロパントリメタクリレート1.8部、
スチレン60部、メチルメタクリレート22部およびシ
ランカップリング剤(KBM−503、信越化学■製)
0.5部を混合し、単量体混液とした。次に、この混液
中に水酸化アルミニウム〔ハイシライトH−320.平
均粒径3.5ミクロン、昭和軽金属■製〕300部を高
速撹拌機を用いて混練し、ついで、硬化剤のt−ブチル
パーオキシビバレート〔化薬ヌーリー観製P−70)0
、5部を加え、混合後減圧脱泡して粒子結合用混合物を
得た。
次に、この混合物100部に製造例5で得た白色粒子(
5)30部および製造例6で得た黒色粒子(6)30部
を添加混合し、脱泡後1000X 2000X13m+
の注型用型に注入し、70℃にて硬化せしめたところ2
5分で硬化し、さらに130℃にて2時間後硬化した。
硬化物は、乳白色半透明の美麗な天理石調の硬化樹脂の
中に、半透明な白色粒子と黒色粒子とが均一に分散した
、深みのある石目調の成形物品であった。
得られた成形物品の物性は表−1の通りであった。
比較例 1 実施例1において、トリメチロールプロパントリメタク
リレートの使用量を5部、スチレンの使用量を65部と
した他は実施例1と全く同じ方法で粒子結合用混合物を
得た。
この混合物100部に製造例7で得た黒色粒子(7)6
0部を添加混合し、以下実施例1と同様にして注型硬化
し、黒色石目調の成形物品を得た。
得られた成形物品の物性は、表−1(示した通りであり
、耐熱(水)性や耐汚染性に劣っていた。
リメタクリレートの使用ωを24部、スチレンの使用量
を46部とした他は実施例1と全く同じ方法で粒子結合
用混合物を得た。
この混合物100部に製造例8で得た黒色粒子(8)6
0部を添加混合し、以下実施例1と同様にして注型硬化
し、黒色石目調の成形物品を得た。
得られた成形物品の物性は、表−1に示した通りであり
、切削加工性に劣っていた。
比較例 2 実施例1において、トリメチ口−ルブロバンド(注1>
:m’aきタバコの着火物を5分間接触放置後、洗剤(
ライオン■製、ママローヤル)にて拭きとり、変化を目
視した。
○痕跡なし  Δ微少黄変  ×黄変 (注2)二回転丸鋸刃(新調工1m製、ランニングソー
を使用)による切断面の平滑性と連続切断可能長さ(m
)を測った。
平滑性はO欠は無し、O微少な欠け、Δ欠け、×欠は大
で評価した。
(注3):耐水サンドペーパー(日本何紙(Il製)に
て、研磨して目詰りを起こさない最低番手を調べた。
(注4):汚染後、20℃で24時間放置した後、洗剤
(ライオン■製、ママローヤル)にて拭き取り、汚染状
態を目視した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、脂肪族多官能(メタ)アクリレートを含んでなる単
    量体混液、金属酸化物の水和物および着色剤からなる混
    合物を硬化して得られる少なくとも一種の着色樹脂の破
    砕粒子を、脂肪族多官能(メタ)アクリレートを含んで
    なる単量体混液および金属酸化物の水和物からなる混合
    物に混合分散したのち、成形硬化して石目調物品を得る
    に際し、単量体混液中に占める脂肪族多官能(メタ)ア
    クリレートの重量百分率をAとし、脂肪族多官能(メタ
    )アクリレートの分子量を官能基数(二重結合数)で除
    した官能基当りの分子量をBとしたとき、0.05≦A
    /B≦0.17を満足するような単量体混液を使用する
    ことを特徴とする切削加工性に優れた石目調物品の製法
    。 2、単量体混液がスチレンおよび/またはメチルメタク
    リレートを含んでいるものである請求項1記載の石目調
    物品の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04280848A (ja) * 1991-03-08 1992-10-06 Inax Corp 人造石

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