JPH0211888A

JPH0211888A - 密閉型スクロール圧縮機

Info

Publication number: JPH0211888A
Application number: JP16171388A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Fukuhara; 弘之福原; Shigeru Muramatsu; 繁村松; Masanobu Seki; 関　正信; Ryoichi Matsuzaki; 松崎　良一
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-06-29
Filing date: 1988-06-29
Publication date: 1990-01-16
Anticipated expiration: 2011-07-03
Also published as: JP2512089B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は空調機、冷蔵庫等の冷凍機用の密閉形スクロ
ール圧縮機に関するものである。

従来の技術密閉型スクロール圧縮機は、固定渦巻羽根と旋回渦巻羽
根で構成する圧縮室で渦巻羽根の中心へと冷媒を圧縮し
ていく機構であり、第２図に示す如く旋回渦巻羽根を保
持する偏心軸受部１１およびスラスト軸受部１４、クラ
ンク軸５を保持する軸受部１８．１９、旋回渦巻羽根部
品８の自転を拘束する自転拘束部品１３の各摺動面へは
、密閉容器底部の潤滑油溜め２２から給油ポンプ２１に
よってクランク軸５に設けた連通孔２３を通じて潤滑油
が供給される。給油ポンプ２１はクランク３　・＼−７軸５に固定され、回転運動を行ない潤滑油を前記各摺動
面へ供給する。

発明が解決しようとする課題しかし、旧記従来の構成は、圧縮機運転中における給油
ポンプの回転による潤滑油溜めの潤滑油の攪拌が激しく
、液冷媒の戻り状態での運転時では、攪拌により、液冷
媒の混じった潤滑油が発泡し、潤滑油溜めの上部に位置
する電動機要素の下端に接触することにより、潤滑油が
密閉容器内に分散され、密閉容器内の潤滑油溜り側に開
口された吸入口より潤滑油が吸入され、圧縮後吐出口よ
り吐出され、密閉容器内の潤滑油溜りの潤滑油がなくな
り、各摺動部へ潤滑油の供給が行なわれない状態が発生
する。

また、圧縮機運転における給油ポンプの回転により、底
部潤滑油溜りの潤滑油はその粘性の為、回転運動を引き
起こされ、中心部は低く、外周に行くにつれて高い油面
形成が行なわれる。底部潤滑油溜りの中心での油面が低
いすなわち、給油ポンプの給油入口孔付近での油面が低
い時には、給油ポンプ、特（（遠心力を利用した給油ポ
ンプの場合、潤滑油の揚程が低くなり、各摺動面への潤
滑油の給油が減少あるいは、無給油の状態が発生する。

したがって、従来は、その間摺動部に異常磨耗が生じ、
寿命、信頼性の点で問題があった。

そこで本発明は、潤滑油の無給油状態を改善することに
より、圧縮機の信頼性を高めることを目的とする。

課題を解決するだめの手段り記課題を解決する本発明の技術的手段は、底部潤滑油
溜りに、給油ポンプの回転部分と小さな隙間を形成し、
クランク軸と平行でほぼ半径方向にのびる平板を設け、
潤滑油の攪拌および回転を防１七するようにしたもので
ある。

作　　　用り把手段により、いかなる圧縮機の運転状況においても
オイルポンプの回転に伴なう潤滑油の攪拌が防ＩＬされ
、液冷媒の戻り状態ｈ！ｇ−における発泡を抑制するこ
とが出来、潤滑油の減少を防止する５ヘー〕ことになり、潤滑油の安定供給を行なうことになる。

実施例以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

まず第２図により密閉型スクロール圧縮機の概略構造に
ついて説明する。

同図において、密閉容器１の内部に固定子２と回転子３
からなる電動機要素４および、この電動機要素４により
クランク軸５を介して駆動される圧縮機要素６が配設さ
れている。固定渦巻羽根部品７と旋回渦巻羽根８が噛み
合い複数個の圧縮室９を形成し、電動機要素４の駆動が
クランク軸５、偏芯軸受１１、旋回渦巻羽根軸１２と伝
達されて旋回渦巻羽根部品８が旋回する。旋回渦巻羽根
部品８は自転拘束部品１３で自転を拘束され、軸方向の
付勢は旋回羽根スラスト軸受１４で支承される。第１主
軸１５、第２主軸１６を有したクランク軸５は、軸受部
品１７の第１主軸受１８と第２主軸受１９、クランク軸
スラスト軸受２０で支承６・＼−７される。寸だクランク軸５の下端に取り付けられた給油
ポンプ２１（でよって底部潤滑油溜め２２の潤滑／！１
］は、連通孔２３を通して偏芯軸受１１へ供給される。

吸入管２４から密閉容器１内に入った冷媒ガスは、吸入
口２５より圧縮機要素６に吸入され、圧縮室９で圧縮さ
れて吐出口２６より吐出される。

第１図は、本発明を説明する潤滑油溜り部の詳細図であ
り、給油ポンプ２１の回転部と０．２ｒｎｍ〜ＩＱｍｉ
の半径方向の隙間２８を形成し、外周および下部は密閉
容器１と隙間なくクランク軸および給油ポンプと平行な
平板２７を数枚設けている。

給油ポンプ回転部との半径方向の隙間は、１０ｉＩ＋１
１を超えると効果は著しく低下する。

上記構成において、圧縮機が運転された状態で、給油ポ
ンプ２１の回転による底部潤滑油溜り２２の潤滑油の粘
性に起因する回転運動現象や、液冷媒の戻り状態等での
、潤滑油の激しい攪拌やそれに伴なう発泡現象等を平板
２７により抑制され、すなわちあらゆる運転状況におい
ても潤滑油油面７１、。

の低下が防止され、潤滑油の安定供給が実現出来だ。こ
の場合、平板２７のト端部が潤滑油面より突出すると、
効果が著しい。また、平板２７の下端部および外周部を
それぞれ密閉容器１の底部および側面内壁に隙間なく配
設することにより、底部潤滑油溜め２２が平板２７によ
り部屋に区切られ、潤滑油の回転現象、攪拌現象、発泡
現象すなわち潤滑油面の低下の防止に大きな効果がある
。

これらは、遠心力を利用した給油ポンプの場合に最も有
効である。

以りの様に、潤滑油の安定供給が実現できだ結果、圧縮
機としての信頼性の向とがはかれる。

第３回は、本発明の他の実施例の詳細図である。

同図は圧縮機の電動機要素より下方を電動機要素側から
見た図である。

同図においては、平板２７をチャンネル状に折り曲げ、
密閉容器１の内側に取りつける構造にして製作を容易に
している。

なお、本実施例において、平板２７の下部形状を直線と
しく図示せず）、密閉容器１との間に隙間を形我させて
も同様の効果が得られ、より製作が容易となる。

発明の効果以北のように本発明によれば、圧縮機構が上方にあり潤
滑油溜めが底部にある構造の圧縮機において、底部潤滑
油溜めに給油ポンプによる潤滑油の攪拌を抑止する平板
を設けることにより、液冷媒の反り運転状況等における
発泡を防止し、潤滑油の減少を防止することが出来る。

その結果、いか身る運転状況下においても潤滑油の安定
供給が行なえ、信頼性の高い圧縮機を実現することが出
来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるスクロール圧縮機の
底部潤滑油溜り部の縦断面図、第２図は密閉型スクロー
ル圧縮１幾の縦断面図、第３図は本発明の他の実施例に
おけるスクロール圧縮機の電動機要素より下方を電動機
要素側から見た横断面図である。１　・密閉容器、２　・・固定モ、３・・・・回転子、
９へ− ４・・・・電動機要素、５・・・・・クランク軸、６・
・・・・・圧縮機要素、７・・・・・固定渦巻羽根部品
、８・・・・旋回渦巻羽根部品、９・・・・圧縮室、１
１・・・・・・偏芯軸受、１２・・・旋回渦巻羽根軸、
１３・・・・自転拘束部品、１４・・・・旋回渦巻羽根
スラスト軸受、１５・・・・・第１主軸、１６・・・・
・第２主軸、１７・・・・・軸受部品、１８・・・・・
第１主軸受、１９・・・・・・第２主軸受、２１・・・
給油ポンプ、２２・・・・底部潤滑油溜め、２３・・−
・・・連通孔、２４・・・・・吸入管、２５・・・・・
・吸入口、２６・・・・・吐出口。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）密閉容器内の上方に圧縮機構を、下方に電動機を
配設し、底部に潤滑溜めを設け、前記圧縮機構を、固定
渦巻羽根部品と、旋回渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽
根部品を駆動するクランク軸と、このクランク軸を支承
する第１及び第２主軸受と、クランク軸スラスト軸受を
有する軸受部品と、前記旋回渦巻羽根部品の回転を防止
する自転拘束部品と、軸方向の付勢力を支える旋回羽根
スラスト軸受とで構成し、前記電動機部の下方に、この
電動機によって駆動され、その給油入口孔が、前記底部
潤滑油溜りに浸漬された給油ポンプを持ち、この給油ポ
ンプの回転部分と小さな隙間を形成し、クランク軸と平
行でほぼ半径方向に伸びる平板を設けた密閉型スクロー
ル圧縮機。
（２）平板の上部を潤滑油面より突出させた特許請求の
範囲第１項記載の密閉型スクロール圧縮機。
（３）平板の外周および下部を密閉容器の内周面に近接
させた特許請求の範囲第２項記載の密閉型スクロール圧
縮機。
（４）遠心力を利用した給油ポンプを配設した特許請求
の範囲第１項記載の密閉型スクロール圧縮機。