JPH02118320A - 焙焼器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は魚や肉などを調理する焙焼器に閣するものであ
る。

従来の技術 従来の焙焼器は第４図に示すように、庫体１内に熱源で
あるバーナ２を有し、庫体１内下部には被加熱体を載置
する焼網３と、被加熱体から出る油や固型物等を受ける
受皿４を、庫体ｌ向上部にはバーナ２の燃焼ガスや被加
熱体から出る煙等を排出する排気口５を配している。ま
た、バーナ２へのガスの供給はバーナ２の炎が熱電対６
によって検知されることにより、制御手段である安全弁
７によって継続される。受皿４には、被加熱体自体やそ
れから出た油が発火したり、油で汚れるのを防止するた
めに水に入れて使用するのが通常である。（例えば実開
昭６０−１４０８２２号公報）発明が解決しようとする
課題 ところが、上記従来の構成では、被加熱物が焼き上った
後も庫内から取り出すのを忘れて長時間焙焼を続けた場
合には、受皿４の水が全て蒸発した後に庫内雰囲気が上
昇し、被加熱物から出た油蒸気が発火点′に達し、遂に
は被加熱物が発火して排気口５から炎が立ち上り、危険
な状態になる課題を有していた。受皿４に水を入れ忘れ
た場合にはもっと早く危険な状態になるのはもちろんで
ある。

本発明はかかる従来の課題を解消するもので、被加熱物
や油が着火点に達する以前に、被加熱物から発する音の
変化を検知して熱源を制御し、庫内が炎で充満される危
険を未然に防止することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記した課題を解決するために、庫体内の被加
熱物から発する焙焼音を検知する音センサを設け、その
音センサからの信号のピーク値からの減少を検知して熱
源を制御する制御手段とを設けたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、被加熱物が加熱し過ぎ
になって被加熱物からの音の発生が減少するのを音セン
サでとらえ、被加熱物や油が着火点に到る以前に制御手
段で熱源を制御することによって、着火を未然に防止で
きるようになるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづいて
説明する。第３図と同一の構成部品は同一符号で示しで
ある。第１図の構成図で第３図と異る点は、庫体内ｌの
側壁に在って被加熱物８が発する音を検知する音センサ
９を設けた点である。

第２図に制御手段７の詳細図を示す。ｌＯは音センサか
らの信号のピーク値からの減少を検知して炎検知用熱電
対６と直列に接続された接点１１を開放する比較回路で
あり、炎検知用熱電対６と接点１１とは電磁石１２のコ
イル１３に接続されている。電磁石１２はガスコックと
結合されているロッド１４を押すことで炎検知用熱電対
６からの起電力がある時のみ吸着をｍ続し、ロッド１４
に結合された弁１５を弁座１６から開放してガスの放出
を継続させるものである。したがって第２図の状態はバ
ーナ２が燃焼を継続している状態を示す。

上記構成において、被加熱物の焙焼を示すと、庫内の温
度上昇とともに第３図の焙焼音特性図に示すように、被
加熱物からの油や水蒸気の放出量が多くなって行くのに
伴い、その音レベルは徐々に上昇し、ある時点からはピ
ークが続く、油や水蒸気の放出は局部的には突発的に発
生するので音レベルの変動も大きい。魚や肉を焼いてい
る時に出ル「ジュージュー」　「ブシュツ」という音が
これに相当する。音レベルのピーク継続間に最適な焼き
上り点があり、それを越えて加熱すると魚や肉から出る
油や水蒸気量が減少して行き、それに伴って音レベルも
減少して行く。その減少度合がなだらかになって来ると
、魚や肉の表面から煙が放出され、表面の油および以前
に落下した油の気化も激しくなる。この間の庫体内温度
は徐々に上昇を続けており、ついには煙もしくは油蒸気
が着火点に到り、魚に火が着く間もなく魚から落下する
火玉によって受皿に溜った油も燃え上り、庫内は炎で充
満される。ところが、着火点は前述のように焼き上り点
より大部離れており、かつ音のレベルの減少が大きいの
で、音センサ９と比較回路１０によって着火点に到る前
に接点１１を開放し、電磁石工２を離脱させて弁１５と
弁座１６とを閉成してガスの供給を閉じ、バーナ２の燃
焼を停止して庫体内の火炎を未然に防止することができ
る。比較回路１０としては、音レベルのピーク値を常に
ホールドしておき、その値からあるレベルまで下がった
ことを検知するものや、音レベル平均値の減少微分値が
負もしくは負のある値になったことを検知するものなど
、色々な構成が考えられるが、いずれも第３図の特性を
うまく利用して制御点を定める構成が必要になる。

この実施例では、制御手段の動作として熱源を停止する
ものを示したが、表示や警告、熱源の出力を落とす等、
状況に応じて他の制御動作を行ってもよいものであり、
この実施例に限定されるものではない。

発明の効果 以上のように本発明の焙焼器は、庫体内の被加熱物から
発する焙焼音を検知する音センサを設け、その音センサ
からの信号のピーク値からの減少を検知して熱源を制御
する制御手段を設け、被加熱物が加熱し過ぎになって被
加熱物からの音の発生が減少するのをとらえ、被加熱物
や油が着火点に到る以前に制御手段で熱源を制御するこ
とによって着火を未然に防止し、庫内火炎および排気口
からの立炎等の危険を解消することができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における焙焼器の断面図、第２
図は同焙焼器における制御手段の詳細断面図、第３図は
同焙焼器の特性図、第４図は従来の焙焼器の断面図であ
る。 １・・・・・・庫体、２・・・・・・熱源（バーナ）、
７・・・・・・制御手段、９・・・・・・音センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 庫体と、前記庫体内に設けた熱源と、前記庫体内の被加
   熱物から発する焙焼器を検知する音センサと、前記音セ
   ンサからの信号のピーク値からの減少を検知して前記熱
   源を制御する制御手段とを設けた焙焼器。