JP4654157B2 - グリル装置 - Google Patents
グリル装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4654157B2 JP4654157B2 JP2006170930A JP2006170930A JP4654157B2 JP 4654157 B2 JP4654157 B2 JP 4654157B2 JP 2006170930 A JP2006170930 A JP 2006170930A JP 2006170930 A JP2006170930 A JP 2006170930A JP 4654157 B2 JP4654157 B2 JP 4654157B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- temperature
- sensor
- detected
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
前記下センサ又は前記上センサのどちらか一方の検知温度が各々設定された設定温度に達した時点で消火が決定される』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
グリル皿に水を入れ、焼網の上に食材を載置させた状態で、グリル庫内に収納すると同時に扉を閉塞させ、グリルバーナを点火操作する。グリルバーナの燃焼開始と同時に、下センサによるグリル皿の底外面の温度の計測と、上センサによるグリル庫の前方上部域の温度の計測が開始される。
尚、グリルバーナの消火を決定する設定温度は、上センサと下センサで一致しているとは限らず、それぞれ異なる温度に設定されていることが好ましい。
尚、ここでは、
A.正常使用時
グリル皿に水が入っている正常使用時には、グリル皿から継続的に水分が蒸発するから、上センサ及び下センサによって検知される温度は、緩やかに昇温すると共に異常昇温することはない。従って、食材の焼き上げや、料理の保温等の加熱調理が終了するより前に、上センサ又は下センサが各々の設定温度に到達してグリルバーナの燃焼が停止されることはなく、加熱調理が正常に終了する。
B.異常使用時
次に、グリル皿に水が入っていない異常使用時に於ける加熱調理の動作を説明する。
尚、グリル皿に水が入っていない異常使用時とは、グリル皿に水を入れ忘れた場合や、グリルバーナの消し忘れ等により水が蒸発してしまった場合等を意味している。
又、食材は、上センサ又は下センサのどちらか一方を覆う場合を想定しており、上センサ及び下センサの両方ともを覆うような食材は除外する。
この場合は、グリルバーナにより、下センサが配設されているグリル皿の奥側が直接熱せられることとなり、下センサの温度がその設定温度まで急激に上昇する。そして、下センサによる検知温度が前記設定温度に到達した時点でグリルバーナの燃焼は停止され消火される。
この場合は、グリルバーナからの熱が食材で吸収・遮断されるから、下センサはグリル皿の温度上昇を検知しにくくなる。
食材が下センサの上方を覆う状態では、通常は、グリル庫の前方開放部近傍に配設された上センサは、グリルバーナに対して直接露出する。従って、この場合は、上センサの検知温度が急上昇する。そして、上センサの設定温度に到達すると、その時点でグリルバーナの燃焼が停止される。
この場合は、食材が上センサから離れているから、上センサの近傍の熱が食材に吸収されない。従って、上記B−2の場合と同様に、上センサの検知温度が急激に上昇して設定温度に到達し、その時点でグリルバーナの燃焼が停止される。
この場合は、食材の熱容量により、上センサの近傍の熱が吸収されるため、上センサは温度上昇を検知しにくくなる。
食材が上センサの下方を覆う状態では、グリル庫後方に配設されている下センサは食材で覆われていないため、上記B−1の場合と同様に、下センサの検知温度が急上昇し、グリル庫内の異常過熱を検知することができる。そして、下センサの設定温度に到達すると、その時点でグリルバーナの燃焼が停止される。
尚、上センサ及び下センサの両方が食材によって覆われない場合は、両センサの検知温度は共に急上昇し、どちらかが設定温度に達した時点でグリルバーナの燃焼が停止する。
グリル皿内に水が入っている場合、或いは、水が入っていない場合でも熱容量の大きな食材を加熱調理する場合は、両センサの検知温度は比較的緩やかに上昇するため、検知温度の上昇勾配は小さい。この場合では、予め決められている設定温度が優先される。
この場合は、覆われていない方のセンサの検知温度は、既述したようなグリル皿内に水が入っている場合や、熱容量の大きな食材を加熱調理する場合に比べて、急上昇する。
前記上センサ又は前記下センサのどちらか一方が、前記燃焼時間が終了するよりも前に前記設定温度に到達したことを検知した場合は、前記温度センサによる制御が前記タイマーによる制御よりも優先されて、その時点で消火が決定されるようにした』もので、グリル皿に水を入れ、食材を焼網に載せて、タイマーをセットした状態で加熱調理する場合には、両センサの検知温度は緩やかに上昇し、タイマーで設定された時間だけ(タイマーがタイムアップするまで)グリルバーナは燃焼する。よって、前記グリル皿に水を入れた正常な使用状態においては、タイマーによる制御が優先されて、加熱調理が終了する前に、温度センサが作動してグリルバーナの燃焼を停止させる不都合はなく、正常に加熱調理ができる。
図1は、本発明の実施の形態のグリルを具備させたテーブル式のガスコンロ(1)の斜視図であり、図2はその縦断面図、図3は、グリル庫の横断面図である。
グリル皿(12)は、スチール製の薄板を略長方形の皿状でかつその周囲に略水平な周縁フランジ(120)が張り出すようにプレス成形した後、ホーロー等の仕上塗装を施したものであり、グリル皿(12)内には焼網(17)が収容されている。
尚、前記設定温度は、下センサ(21)が120℃に、上センサ(22)は、190℃に設定されている。
下センサ(21)又は上センサ(22)のどちらか一方が急激に昇温し、タイマー(20)による燃焼時間が終了するまでに設定温度に達した場合には、これら下センサ(21)又は上センサ(22)による制御が優先され、タイマー(20)がタイムアップする前であって、食材が焼き上がる前であっても、グリルバーナ(11)は自動消火されるように設定されている。
尚、この実施の形態で加熱調理される食材(3)としては、例えば、鶏肉のように、焼網(17)への載置面積が比較的大きく且つ熱容量が大きいものや、アジの開きのように、載置面積は比較的大きいが熱容量が前記鶏肉より小さいものを想定している。
尚、図示していないが、グリル皿(12)内に入れる水が少量であったために途中で蒸発してしまった場合では、図4の(A)の実線及び二点鎖線の途中から、温度上昇勾配が急に大きくなって、タイマー(20)で設定された所定時間が経過するより前に、下センサ(21)又は上センサ(22)の検知温度が各々の設定温度に到達すれば、その時点で消火されることとなる。
尚、設定温度変更手段は、グリルバーナ(11)の燃焼時間を計測するタイマー(20)を作動させない調理時において特に有効に機能する。
グリル庫(10)で加熱調理中に、食材(3)を裏返したり、調理具合を確認したりするために、グリル庫(10)の扉(13)を開けて、焼網(17)をグリル皿(12)ごと引き出すことがある。グリル皿(12)が引き出されると、下センサ(21)がグリル庫(10)内に露出し、グリルバーナ(11)によって直接熱せられて、下センサ(21)による検知温度が急上昇する。下センサ(21)の検知温度が急上昇し、設定温度に達してしまうと、グリル庫(10)内が異常過熱状態でないにもかかわらず、グリルバーナ(11)が自動消火してしまう不都合がある。
尚、ステップ(S4)で、上センサ(22)の検知温度(Tn)が10秒前の検知温度(Tn-10)以上になったことが検知されると、グリル皿(12)が戻され、扉(13)が閉められたと判断されるが、扉(13)が閉められてもすぐには下センサ(21)の検知温度は下がらないから、上センサ(22)の検知温度(Tn)が10秒前の検知温度(Tn-10)以上になったと判定された状態で10秒待機し(S5)、10秒後に、ステップ(S1)に戻る。
(11)・・・・・グリルバーナ
(12)・・・・・グリル皿
(13)・・・・・扉
(17)・・・・・焼網
(21)・・・・・下センサ
(22)・・・・・上センサ
Claims (3)
- 前方開放部に開閉自在の扉が設けられているグリル庫と、食材が載置される焼網と共に前記前方開放部から出し入れ自在に前記グリル庫内に収納されるグリル皿と、前記食材を上方から加熱するグリルバーナと、前記グリル庫内に設けられる温度センサとを具備し、前記温度センサで検知される温度が設定温度に達した時点で前記グリルバーナの燃焼が自動停止されて消火される形式のグリル装置において、
前記温度センサは、前記グリル庫の左奥又は右奥側底部に配設され且つ前記グリル皿の底外面に接触してその温度を検知する下センサと、前記グリル庫の前記前方開放部近傍の上部域で且つ前記下センサの配設位置から前記グリル庫の中心を通る直線の先端近傍に位置する所定箇所に配設される上センサとからなり、
前記下センサ又は前記上センサのどちらか一方の検知温度が各々設定された設定温度に達した時点で消火が決定されることを特徴とするグリル装置。 - 請求項1に記載のグリル装置において、前記下センサ又は上センサのどちらか一方の検知温度の温度上昇勾配が基準勾配より大きい場合には、前記設定温度を所定温度だけ低下させる設定温度変更手段が設けられていることを特徴とするグリル装置。
- 請求項1又は2に記載のグリル装置において、加熱調理に必要な前記グリルバーナの燃焼時間を設定するタイマーが内蔵されており、
前記上センサ又は前記下センサのどちらか一方が、前記燃焼時間が終了するよりも前に前記設定温度に到達したことを検知した場合は、前記温度センサによる制御が前記タイマーによる制御よりも優先されて、その時点で消火が決定されるようにしたことを特徴とするグリル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006170930A JP4654157B2 (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | グリル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006170930A JP4654157B2 (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | グリル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008000238A JP2008000238A (ja) | 2008-01-10 |
JP4654157B2 true JP4654157B2 (ja) | 2011-03-16 |
Family
ID=39005102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006170930A Active JP4654157B2 (ja) | 2006-06-21 | 2006-06-21 | グリル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4654157B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020134098A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 株式会社ハーマン | 加熱調理器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159404A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Harman Kikaku:Kk | グリル調理器 |
JP2002195569A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理器 |
JP2004147841A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 焼成器およびそれを用いた調理器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0781709B2 (ja) * | 1991-03-29 | 1995-09-06 | 株式会社ハーマン | 加熱調理装置 |
JP3594764B2 (ja) * | 1997-05-22 | 2004-12-02 | リンナイ株式会社 | グリル装置 |
-
2006
- 2006-06-21 JP JP2006170930A patent/JP4654157B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159404A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Harman Kikaku:Kk | グリル調理器 |
JP2002195569A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理器 |
JP2004147841A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 焼成器およびそれを用いた調理器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008000238A (ja) | 2008-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5319189B2 (ja) | グリルを備えた加熱調理器 | |
JP7165776B2 (ja) | ガスグリル | |
JP2010042075A (ja) | グリル装置 | |
JP4969991B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2009066086A (ja) | グリル付き加熱調理器 | |
JP5940575B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5363834B2 (ja) | グリル | |
JP5906218B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP5852602B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4654157B2 (ja) | グリル装置 | |
JP5940576B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP6355494B2 (ja) | グリル | |
JP2006020718A (ja) | グリル装置 | |
JP6257553B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JP7075239B2 (ja) | グリル | |
JP4946650B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP6624894B2 (ja) | グリル | |
JP6345047B2 (ja) | グリル | |
JP5785974B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP6345048B2 (ja) | グリル | |
JP7236244B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP7257233B2 (ja) | グリル | |
JP6671969B2 (ja) | ガスグリル | |
JP4152290B2 (ja) | グリル | |
JP5199630B2 (ja) | グリル付き加熱調理器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100818 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4654157 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |