JPH02117938A - ポリビニルアルコール/メラミン‐ホルムアルデヒド樹脂錯体とデンプンを含む水系組成物およびその製造法 - Google Patents

ポリビニルアルコール/メラミン‐ホルムアルデヒド樹脂錯体とデンプンを含む水系組成物およびその製造法

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JPH02117938A
JPH02117938A JP24938789A JP24938789A JPH02117938A JP H02117938 A JPH02117938 A JP H02117938A JP 24938789 A JP24938789 A JP 24938789A JP 24938789 A JP24938789 A JP 24938789A JP H02117938 A JPH02117938 A JP H02117938A
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melamine
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formaldehyde
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JP24938789A
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Robert L Adelman
ロバート・レオナルド・アーデルマン
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EI Du Pont de Nemours and Co
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    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリビニルアルコールに関し、更ニ特定的には
、安定な水系ポリビニルアルコール/メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂錯体組成物に関する。
現在、数多くの市販の湿性末端添加剤が紙の製造に使用
されている。これらのものは多くの制限を有する。最も
普通に使用されている添加剤のうちのいくつかの例は次
の如くである。
カチオン性のデンプンは、セルロース性の繊維、充填剤
および顔料の保持力を改善するのに使用され、また、出
来上がった紙の乾燥強度の増大にもしばしば使用される
。しかし、そのような改善は一般的に控え目加減であり
、同時に、カチオン性デンプンを使用すると、作業の不
整(回分の非再現性、低溶液安定性、低湿潤強度)、充
填物中の他の成分(明曇、サイズ、他の塩)との相反性
、および、パルプ上にないか或いは再循環される、廃水
中に失われる添加剤に対する、高い生物学的酸素要求量
(BOD)を、導き得る。
カチオン性尿素−ホルムアルデヒド樹脂樹脂、エポキシ
ドで旭理した含アミンポリアミド(例えばHercul
es  rKymeneJ 557)またはメラミン−
ホルムアルデヒド(MF)樹脂(例えばアメリカンシア
ナミド(American Cyanamid)のrP
arezJ607)の如き他の湿性末端添加剤も、生成
する紙に永久的な湿潤強度を賦与するのにしばしば使用
される。しかしながら、UF樹脂は機械上での加硫が遅
く、一方、ポリアミドは比較的高価で、セルロースパル
プ上に吸着するのが遅く、紙を再びバルブ化するのを比
較的難しくする。MF樹脂は顔料および充填剤保持力が
乏しく、また、湿潤強ノ度とともに吸収度も望まれるこ
とが多いのであるが、低い水の吸収度しか示さない。こ
れらの種類の添加剤は、全て、乾燥強度は控え目加減の
増進しかもたらさない。上記の種類のものは、更に高度
な生産制御およびある場合には生産性の増大を許容する
ような、湿潤膜強度(それらのものの普通の使用濃度に
於いて)の改善剤としては、今ではどれも認められてい
ない。
粉末、粒剤または刻んだ繊維の形をした通常の可溶性ポ
リビニルアルコールが、日本では紙を作る機械の湿性末
端で添加剤として用いられてきた。
紙の強度および油に対する抵抗力の増大が開示された。
しかしながら、ポリビニルアルコールの粒度、予備的な
熱処理およびポリビニルアルコ一ルの加水分解の程度の
注意深い制御が要求される。
同時に、温度および粒子および生成しつつある紙lこよ
る水の吸収の水準の注意深い制御が、乾燥機のロールの
中を通す前に要求される(C、A 、TinchlI[
ポリビニルアルコール(Polyvinyl Alco
hol)J、Wiley、N 、Y 、 (1973年
)301乃至30505頁参照これらの粒子は非イオン
性なので、繊維の保持力が弱いことが予想され、またこ
れらのものは非加硫性なので湿潤強度の能力を全く有さ
ない。
湿潤強度の高い紙を得るためにメラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂を湿性末端添加剤として使用することは公知で
ある(TAPPI単行本No、29中のC、S 、Ma
xwellの総説rWet Strength in 
Paperand PaperboardJ 、J 、
P 、Weidner編(1965年)20乃至32頁
参照)。
デンプン、およびメラミン−ホルムアルデヒドのカチオ
ン性予備縮合体の、カチオン性デンプンを作る相互作用
(バインダーの吸着を促進)は米国特許第2.998.
344号に開示されている(第3段参照)。濃度の影響
は何も重要とは指摘されなかった。また、その生成物は
、セルロース性バルブのバインダーとしてはそれ自体満
足できるものではなかった(第6段参照)。
米国特許環3.594.271号は、カチオン性熱硬化
性メラミン−ホルムアルデヒド酸コロイドとその5乃至
50倍の重量の水溶性デンプンとのカチオン性反応生成
物の水系酸性コロイド溶液およびこれを用いて紙を処理
する方法を開示した。
そのような生成物は、繊維上への良好な吸着性および低
い湿潤強度を伴う増大した乾燥強度を与えると開示され
ている。混合物の全固体含有率は2乃至10%であるが
、[これは重要ではないJ(第2段)と示されている。
また、湿潤強度が低いのはデンプンに対するメラミン−
ホルムアルデヒド樹脂の濃度が低い結果であるとも開示
された。
米国特許環3.424,650号は、ホルムアルデヒド
−グアニジン−メラミン樹脂と反応させたデンプンはセ
ルロース繊維に対して遥かに吸着性を増大させられたと
開示した。3種の材料全てを反応物質としてそれぞれ9
乃至141O、4乃至1.6/l’O、4乃至1.6の
比で含有することが、比較的安定な樹脂を製造するため
には、そしてデンプンとの先行する反応によって紙製の
物品の乾燥強度を増大させるのに十分な活性を得るため
には、重要であった。反応物質の濃度は、また、l乃至
40重量%とすることができる。
グアニジン−ホルムアルデヒド樹脂およびヒドロコロイ
ド(デンプンまたはポリビニルアルコールの如きもの)
の約2/1重量比の配合剤が生成する紙の湿潤強度を増
大させる、良好な湿性末端添加剤として、米国特許環3
,002,881号に開示されている。多分、成分は独
立に希いバルブスラリーに加えられる。予備混合物の安
定性の欠如のため、樹脂およびポリビニルアルコールの
予備反応の指摘は無い(第5段参照)。
製紙機械の湿性末端に於いてカチオン性の材料(カチオ
ン性デンプン)を使用することの利点は米国特許環4.
029,885号に開示されている。
カチオン性の高吸着ポリビニルアルコールを製造する他
の方法もまた記載されている。しかしながら、これらの
ものはコストが更に高くついたりおよび/または有毒な
反応物質に伴う問題をもたらしがちである。これらのも
のは次の如し:米国特許第3.597,313号および
同3,772.402号は、カチオン柱上ツマ−で修飾
されたビニルアルコールのコポリマーを開示している。
米国特許環3.051,691号は、ポリビニルアルコ
ールおよびカルシウムシアナミドがセルロースに対して
直接染まるカチオン性ポリマーポリオールを形成するこ
とを開示している。
ポリビニルアルコールとメチロールメラミン(モノマー
性メラミン−ホルムアルデヒド)を紙のコーティングに
使用することが連合王国特許環551.950号に記載
されている。織物の仕上げとしての施用は米国特許環2
,876.136号に開示されている。後者に於いては
、2種の成分の間の反応は、基質への施用後までは多分
起っていなかった(触媒はこの時点で加えられた)。開
示されたポリビニルアルコール/メチロール化合物比は
1/1乃至1/125であった。
米国特許環3,067.160号は、少量のポリビニル
アルコールでさえもカチオン性メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂酸コロイド(メチルエーテル形)に加えるのは
成功しなかったと開示した。
そのような系は非常に不安定でゲル化を起し、従って、
ポリビニルアルコールを含有する安定なメラミン−ホル
ムアルデヒド酸コロイド溶液は期待できないことを示し
ている。
水溶液中のポリビニルアルコール中位乃至高い濃度で架
橋剤を加えるとゲル生成が導かれることは長い間公知で
あったが、もしこの溶液が十分希ければ分子間相互作用
が殆ど排外的に起り、ゲルは全く生成しないことになる
(W、KuhnおよびG 、Balmer、Journ
al of Polymer 5cience第57巻
 311乃至319頁(1962年)参照)。
更に、これらの著者の研究は、1ooo〜2000の程
度の重合度を有するポリビニルアルコールとメラミン−
ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの如き高官能性架橋剤
との反応(そして後者はPVAの20乃至10011%
という高い濃度とする)に於いて、ゲル化を防止するた
めには非常に低濃度のPVAが存在しなければならない
(概略0゜3乃至O、5%)ことを示している。かくて
、PVAおよびMF樹脂酸コロイドの相互作用(錯化)
が3.75%もの高い溶液濃度で起って、溶液の広汎な
加熱をもってさえ安定であるが、まだ活性な系を与え得
るということは、驚異的である。
これらの著者は、この希釈効果が起るにはポリマー鎖の
完全な分離が必要であることを示している。他の研究者
もまた、ポリビニルアルコールの分子の完全な分離には
O、25%以下の濃度を必要とすること、および、もし
濃度が約O、9%まで上昇した場合は膨潤し、たポリマ
ーコイルは貫き合わねばならずもれが極めて重要になる
ことを指摘した( J 、 G 、Pr1tchard
、GordenおよびBreachによるrPolyv
inyl Alcohol」、 N Y D、 (19
79年)、15頁参照1゜ 本発明に従って、乾燥重量基準でポリビニルアルコール
/メラミン−ホルムアルデヒド樹1111Mコロイド重
量比約1/l乃至約5/lのポリビニルアルコールポリ
マーとカチオン性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コ
ロイドとの錯体、および、約O、7重量%乃至重力の力
のもとで流れが無い段階までのゲル化をひき起さない水
準までで但し6重量%を超えない固体含有率を与えるの
に十分な水、およびポリビニルアルコール1重量部あた
り6重量部までの、未修飾、修飾および低品位デンプン
およびデンプン誘導体から成る群から選んだデンプンか
ら成る、安定な水系組成物が提供される。
更に、本発明に従って、本発明のポリビニルアルコール
/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂錯体の安定な水系組
成物を製造する方法が提供される。
「安定な」なる語は、本明細書中で用いる時は、重力の
力のもとて流れが無い段階までのゲル化が48時間以内
に起らないことを意味する。
上に引用した先行技術の指摘に反し、そして非常に驚く
べきことに、ポリビニルアルコールおよびカチオン性メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの配合剤が、
約3%という高い濃度或いは85乃至90℃までの温度
では更に高い濃度の溶液中で、■乃至2時間の間、もし
望ましければ目に見える水準のゲルを導くことなく或い
はセルロースに対する錯体の吸着活性を失うことなく、
相互作用し得ることを、発見した。この発見により、こ
れらの濃度および反応速度が、紙の機械に加えられるカ
チオン性デンプンの溶液に対して既に用いられている装
置を、改善された性質を得るための機械として許容する
ので、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデ
ヒド相互作用が商業的に適合したものとなる。
上に論議した先行技術の湿性末端添加剤の限界は、本発
明のポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂錯体の使用によって軽減される。カチオン性デン
プンに優る改善面は、生成する紙の、回分の再現性、高
溶液安定性、高湿潤膜強度、供給物中の他の成分(塩、
サイズ、充填剤)との更に良好な両立性、更に低いBO
D (、生物学的酸素要求量)、繊維の更に高い保持力
および更に高い乾燥強度、乾燥強さおよび湿潤強度およ
び強さに示される。湿潤強度試剤に関しては、原素/ホ
ルムアルデヒド樹脂以上の改善は、機械上での高加硫速
度で示される。メラミン−ホルムアル、デヒド樹脂以上
の利点は、生成する紙のより高い水吸収速度(サイズを
加えていない組成物中)、更に高い繊維の保持力、およ
びより高い湿潤強さで示される。湿性添加剤としての非
イオン性ポリビニルアルコール以上の利点は、より容易
なプロセス制御、より良い繊維保持力、および紙の湿潤
強度能力を含めたより良いシート特性である、他のカチ
オン性ポリビニルアルコールの使用以上の改善は、湿潤
強度能力および上記のプロセス上の利点によって示され
る。
かくて、セルロースパルプに対して高吸着性の、ポリビ
ニルアルコール −ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの成る種の錯体の製
造が提供され、そしてそのようなことは紙工業における
応用に対して大いに好適である。これらの錯体は、乾燥
させると耐水性の生成物を形成することができるが、ま
た、約3.75重量%までまたは更に高い溶液濃度にお
いてもなお良好な溶液安定性を示す。これらの錯体は、
前に記載した高吸着性のポリビニルアルコールよりも更
に容易に且つ顧客に対しては更に低いコストで製造し得
る。しかしながら、これらのものは、製造工程に対する
他の湿性末端添加剤以上に進んだ特性を有する生成物を
得るためには、その製造に関しかなり特定的な条件を必
要とする。良好な溶液安定性、セルロースバルブへの高
い吸着能力、増進した加工能および制御および改善され
た紙質という高められた特性によって、本発明の錯体は
、製紙機械の湿性末端における使用に殊に好適となり、
また製紙工場の全体のコストを低下させることができる
本発明の錯体のポリビニルアルコールポリマー成分は、
「完全に」加水分解された級(アセテート基の加水分解
モル%が990乃至約100%)、部分的に加水分解さ
れた級(加水分解率80乃至90%)、中間的な水準の
加水分解のポリマーまたはこれらのものの配合剤とする
ことができる。
最も高い湿潤強度特性を有する紙が望ましい時は、完全
に加水分解された級およびまた更に高い分子量の市販の
級のものが好ましい。ポリビニルアルコールは、約O、
3乃至約1.4dl/gの固有粘度(π1nh)に反映
される如き、約600乃至約3000の重合度を有する
ものとする。固有粘度は水中で30℃においてO、5g
/dj!の濃度で測定する。これは、近似的に、ポリビ
ニルアルコールの多くの市販の級のものに対しては、約
4乃至約160cPsの溶液粘度(4%水溶液、20℃
にて、1loepplar の落下球法(fallin
g ballmethod) )に相当するが、約10
乃至70センチポアズイユが好ましい。
本発明のポリビニルアルコール成分は、ビニルアセテー
トと少量(約15モル%まで)の他のモノマーとのコポ
リマーを加水分解することによって得られるものの如き
、ビニルアルコールのコポリマーとすることもできる。
好適な七ツマ−は例えばアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸またはフマル酸、イタコン酸等のエステルであ
る。また、ビニルアセテートと炭化水素、例えばエチレ
ン、プロピレンまたはオクタデセンの如きα−オレフィ
ン等との共重合、ビニルブチレート、2−エチルヘキソ
エート、ステアレート、トリメチルアセテートの如き更
に高分子のビニルエステルとの共重合、またはこれらの
ものの同族体(5hel lChem、Co、発売のr
VV−1OJ型のビニ−)’v エフ、チル)等は、加
水分解されて好適なポリビニルアルコールポリマーとな
り得るコポリマーを与える。
他の好適なコポリマーはN−置換アクリルアミド、ビニ
ルフルオライド、アリルアセテート、アリルアルコール
等である。アクリル酸、メタクリル酸、モノメチルマリ
エート等の如き遊離の不飽和酸もまた、最終生成物の安
定性(即ち、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂との反応
の後)は減少するか、コモノマーとして作用し得る。
他の重要な成分であるカチオン性メラミン−ホルムアル
デヒド樹脂酸コロイドは、トリメチロールメラミン(T
MM)(またはAmerican CyanamidC
orporat ionの生成物rParezj 60
7の如き水への溶解を容易にするために成る種の供給物
を加えた僅かに重合させたTMM)を塩酸を含有する水
(TMM 1モルあたり約O、8モルのHCI)の中に
溶かし室温で少なくとも1時間エージングした時に生成
する、低分子量ポリマー(MWW18O49のコロイド
溶液とする。これらのコロイド粒子は陽に帯電しており
(カチオン性)、非常に低い濃度でも負に帯電したセル
ロース繊維の上に不可逆的に吸着することが知られてい
る。これらのものは「正則」コロイドと呼ばれる。
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドに関する詳
細な議論はTAPPI単行本シリーズに29 rWet
 Strength in Paper and Pa
perboardJ(John Weidner編Te
ch、As5oc、of the Pu1p andP
aper Industry、N Y C、(1965
年)、20乃至32頁)に与えられている。この議論の
中に含まれており且つまた本発明の錯体中に使用するの
が好適なのは所謂「高効率」のメラミンコロイドであり
、その中ではTMM1モルあたりl乃至7モルの余剰の
ホルムアルデヒドをTMMに加え、最適なHCI/TM
Mモル比は約0,8から約0゜6まで減少される。最大
の効率をあげるためには、「高効率」のコロイドが好ま
しい。発明者らは、[高効率の」メラミン−ホルムアル
デヒドコロイドを、冷水中にTMMを溶かし続いて酸を
加えることによって製造した時に、最終的な紙質にいく
らかの利点があることをも見出した。この「冷たいJ手
順によるメラミン−ホルムアルデヒド成分の製造を下記
に記載する。
乏しい溶解性および結合特性を避けるために、ポリビニ
ルアルコールはメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロ
イドの製造の際に溶液中に存在してはならない。
「高効率」型のカチオン性メラミンホルムアルデヒド樹
脂酸コロイドの製造の際は、コロイドの熟成過程の間に
ホルムアルデヒド以外のアルデヒドを加えることができ
る。これらのアルデヒドは約10個までの炭素原子を含
有し得る。濃度はトリメチロールメラミンの重量を基準
として8乃至100重量%とすることができる。使用し
得るアルデヒドの種類には、分枝鎖型のものも含めて、
ホルムアルデヒドの単純な同族体が含まれる。例はアセ
トアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒ
ドまたは2−エチルヘキンルアルデヒドである。アセト
アルデヒドは、殊に低い濃度で、殊に有効である(実施
例14参照)。フェニルアセトアルデヒド、クロロアセ
トアルデヒド、3−メトキシ70ピオンアルデヒド、ア
ルドールおよびクロトンアルデヒドの如き置換アルデヒ
ドもまた有用である。使用し得るポリアルデヒドには、
グルタールアルデヒド、グリオキサル、アジパルデヒド
およびテレフタルアルデヒドが含まれる。グルタルアル
デヒドは、異常に高い充填剤保持、5cott内部結合
強度および湿潤引張エネルギー吸着値を得るのに殊に有
用である(実施例15参照)。
高分子のアルデヒドを添加する場合は、最適なHCI/
TMMモル比はO、6よりもO、8に近い。
本発明の水系組成物におけるデンプンは、顔料保持の如
き成る特性を低下させない一方コストを下げるための希
釈剤として作用し得る成分であって、それには、未修飾
デンプン、低品位(酸修飾、酵素転換)デンプン、ヒポ
クロライド酸化デンプンの如き修飾デンプンまたはヒド
ロキシエチルデンプンもしくはカチオン性デンプンの如
きデンプン誘導体が含まれる。加えることができるデン
プンの量は、例えば6/I/lデンプン/ポリビニルア
ルコ一ル/メラミンホルムアルデヒド錯体を生成しそし
てなおもデンプン/メラミン−ホルムアルデヒド錯体の
使用よりもいくらかでも改善を得るためには、ポリビニ
ルアルコール1重量部に対して約6重量部の多きの上記
のデンプンとすることができる。例えば、実施例2の第
■および■表を参照すれば、そこでは3/I/lデンプ
ン/ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒ
ドの利点が3/iデンプン/メラミン−ホルムアルデヒ
ドに対して示されている。
ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂の比率は、乾燥基準で、約1/l乃至約5/lの重量
比とすることができる。比率は高くするとパイプ上の吸
着水準が下がる。他方、比率が低すぎると脆い生成物が
導かれ、これが生成する紙の減少した物理的特性に反映
される。
ポリビニルアルコールおよびメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂酸コロイドは、各々の水溶液を数時間室温で混合
することにより、或いは加熱することにより(30°乃
至90℃1約3乃至約15分)、或いはポリビニルアル
コール粉末または粒剤をメラミン−ホルムアルデヒド酸
コロイド中でスラリーとし続いて加熱し約80°乃至9
5℃・でポリビニルアルコールが溶けるまで撹拌するこ
とによって、相互作用させることができる。しかしなが
ら、全ての変形に於いて、混合後の全体の固体濃度が約
O、7乃至約3.75重量%或いは重力の力のもとて流
れが無い段階までのゲル化をひき起さない水準までの更
に高い濃度、但し6重量%は超えないことが重要である
。更に高い濃度になると、混合物の粘度は多分有用であ
る以上に急速に上昇し、そしてゲルの生成をひき起す。
8%の固体濃度ではゲル化は数分で起り得るが、5%の
濃度では、他の条件がどの位有利であるかにもよるが、
ゲル化は約48時間たって起るか起らないかである。好
ましくは、全体の固体濃度は約2重量%乃至3重量%の
間とすべきである。
錯体を製造するための最も経済的な方法の一つは次の通
りである。トリメチロールメラミンヲ水および塩酸の中
に室温で耐酸性の槽の中で溶かし熟成させてオリゴマー
とする。このものを次に他の槽(相互作用槽)の中ヘポ
ンプで送り、そこで水で希釈して約O、6重量%の濃度
とする。第三の槽の中で、ポリビニルアルコールを熱お
よび撹拌で溶かして10重量%の溶液とする。後者を次
に錯化槽(メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド
を含有)の中へ熱いままポンプで送り、そしてこの混合
物を僅かに撹拌して最終生成物を生成させる。好ましく
は、約2/1乃至3/1のポリビニルアルコール/メラ
ミン−ホルムアルデヒド比および約2重量%の全体の固
体濃度を使用する。反応混合物の温度はその特約33℃
であるが、これは、約15分の混合時間内に錯体の生成
を確実にするのに十分高い。もし約24時間の混合時間
が許されるならば、混合温度は室温(約20℃)とする
ことができる。
上記の如き錯体に至る代替の筋道は、粉末としたポリビ
ニルアルコールを直接希釈メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂酸コロイドに錯化槽中で加えてスラリーを形成し、
そして次にO、25時間乃至2時間、或いはポリビニル
アルコールが溶けるまで85乃至90℃に加熱すること
である。この筋道の利点は、ポリビニルアルコールの溶
解がそのような媒質中では速やかであり(約15分)、
三番目の槽を必要としないという点である。後者の方法
の欠点は、更に大きな容積の溶液を加熱するのに多くの
エネルギーを必要とする点である。
両者の手順から得られる錯体の水系組成物は、少なくと
も3週間は貯蔵して安定である(粘度、活性に関して)
。本発明者らは、いくつかの場合について、3ケ月以上
に亘って溶液粘度が変化しないのを観察した。
粉末または粒剤の形の成る級の固体ポリビニルアルコー
ルのメラミンと3モルのホルムアルデヒドの固体、水溶
性または水系酸に可溶の縮合生成物との配合剤もまた、
例えばスラリーの手順を適用することによって使用し得
る。乾いた配合剤を、水または望ましければ水系酸とそ
れに付加したホルムアルデヒドに、好ましくは冷えた状
態で加えてメラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物を溶
かしそしてこれらのものをカチオン性樹脂酸コロイドに
転化する一方、ポリビニルアルコールは実質的に溶けな
い形でスラリーとして残ることができる。次に最終的に
約0,7%乃至約6%の固体を含む溶液となるように適
当な量の水を加え。スラリーを前の如く加熱してポリビ
ニルアルコールを溶かし、反応させる。ポリビニルアル
コール/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの
比率は約5/l乃至約1/1の重量比とすることができ
る。使用するポリビニルアルコールはできるだけ低い冷
水可溶率を有さなければならず、約8重量%の最大冷水
可溶物含有率を有する級は使用可能で、一方、約4゜5
重量%の最大値を有する級が好ましい。約2重量%の最
大冷水可溶物含有率が最も望ましい。メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂酸コロイドは、ゲル化を防ぐために更に
高程度の希、釈を用いるなどの、前の手順よりも温和な
条件のもとで製造すべきであり、普通の14乃至18重
量%の固体濃度よりにむしろ9重量%の方が良好な結果
を与えた。
本発明のポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアル
デヒド錯体の構造は詳細には決定されていない。しかし
ながら、型にとったフィルムの赤外スペクトルは、ポリ
ビニルアルコールおよびメラミン−ホルムアルデヒド樹
脂のグラフト共重合体を形成する、−OH基を通しての
化学的相互作用を示した。
ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒド錯
体は、紙ソートおよび他のセルロース生成物を製造する
通常の方法を用いて使用するのが好ましい。好ましくは
、セルロースパルプ材料との相互作用は、紙シートを形
成する前にセルロースパルプに内部的に加えることによ
って行なわせる。かくて、錯体の水溶液は、紙の原料の
水系懸濁液に、これがFourdrinierのヘッド
の箱の中、ファンポンプの所、原料容器、ハイドロパル
パーまたは他のシート生成の地点に先立つ工程の如何な
る点に在る間にでも、加えることができる。ポリビニル
アルコール/メラミン−ホルムアルデヒド錯体の、パル
プとの吸着速度が高いので、この関係では多くの代案が
許される。有効に処理し得る多種多様なパルプの中には
、漂白および無漂白のスルフェート(クラフト)、漂白
および無漂白のスルファイト、ソーダ、中性スルファイ
ト、半化成品、粉末木材またはこれらの繊維の配合剤が
ある。その他、ビスコースレーヨン、ガラス、再生セル
ロース、ポリアミド、ポリエステルまたはポリビニルア
ルコールの繊維もまたセルロースパルプと併せて使用し
得る。ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデ
ヒド錯体を含有するパルプ原料の好ましい開領域は約5
乃至約8であり、良好な吸着および充填剤保持がこの領
域に亘って示される。生成する紙の最良の湿潤強度特性
は約4乃至約6.5のpH領域内で出現する。
ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒド錯
体と一緒にパルプスラリーに加えることができる材料に
は、カチオン性表面活性剤、カチオン性尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂またはカチオン性ポリアクリルアミドが含
まれる。また、ポリマーの骨格に沿ってアミノ基を含有
するポリアミドから誘導され、またエビクロロヒドリン
と反応させたポリ?  (HerculesのrKym
eneJ 557の如し)もまた加えることができる。
アニオン性のポリアクリルアミドポリマー、強化ロジン
サイズ、充填剤、顔料、明嚢等もまた存在し得る。
シートを次に通常の方法で形成し、圧縮し、乾燥させる
。後の段階は、ポリビニルアルコール/メラミン−ホル
ムアルデヒド錯体をその水に対して不感性の状態に保蔵
する役割を果す。良好な走行性および曳行な紙生成が示
された。
パルプスラリに加えるポリビニルアルコール/メラミン
−ホルムアルデヒド錯体の量は、パルプの乾燥重量を基
準として約O、02乃至約10%の範囲である。好まし
い範囲は約O、05%乃至3%であり、これは仕上がっ
た紙生成物に望まれる特性、パルプの種類および特定的
な操作条件に依存する。かくて、ポリビニルアルコール
/メラミン−ホルムアルデヒドがスラリー中で小さすぎ
ると、興味のあるべき特性の向上は非常に小さいものし
か得られない。ポリビニルアルコール/メラミン−ポル
ムアルデヒドが高すぎるのは不経済となりうる。
次の実施例は本発明を例示するためのものである。全て
の部および%および割合は他に指摘しなければ重量基準
である。
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの製潰 参考例A 「高効率」のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイ
ドを、試薬級の濃塩酸13.2gを蒸留水365gに加
えることによって製造した。次に撹拌しながらトリメチ
ロールメラミン粉末50gを加え、続いて37%のホル
ムアルデヒド水溶液95gを加えた。室温で終夜ゆっく
りと撹拌すると、期待通り青色のぼんやりした状態が明
らかに出現した。この酸コロイドを蒸留水365gで希
釈し7.4%固体とした(110℃/1時間で空気循環
オープン中で乾燥することにより測定)。
これは、もし乾燥過程の間にホルムアルデヒドが全く失
われていないとすれば、理論の約74%である。上記の
最初の比率から、トリメチロールメラミンlセルあたり
0,6モルのHCIおよびトリメチロールメラミン1モ
ルあたり5モルのホルムアルデヒドが得られる。酸コロ
イド数111βに濃塩酸の滴を加えると、メラミン−ホ
ルムアルデヒド酸コロイドが十分にエージングされてい
る場合に期待される如く、直ちに凝固が起った。コロイ
ドのpHは1.8であった。酸コロイド安定性は少なく
とも一ヶ月の間優秀であった。
参考例B メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを製造する
ための代替法は次の如し。試薬級の濃塩酸(11,6g
)を蒸留水346gに加えた。次に撹拌しながら、市販
の噴霧乾燥したトリメチロールメラミン(Americ
an Cyanamid Corparationのr
ParezJ 607) 43.2 gを加えた。この
溶液を室温で一晩ゆっくり撹拌した。この酸コロイドを
蒸留水346gで希釈して5,70%の固体のコロイド
分散液とした。モル比HCI/TMMはO、6/1.0
であった。
参考例C メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの別の代替
製造法を下記に示す。試薬級の濃塩酸(15,8g)を
蒸留水390gに加えた。次に、撹拌しながら、rPa
rezJ 607を43.2gゆっくり加えた。この溶
液を次に室温で終夜撹拌した。
この際コロイドを蒸留水340gで希釈し、6゜6%固
体のコロイド分散液とした。モル比HC1/ T M 
MはO、8/1.0であった。
参考例D メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを製造する
ための[冷J手順を下記に示す。成分比は参考例Aと同
じである。水冷中で140℃まで冷却した蒸留水150
gに、トリメチロールメラミン25gを撹拌しながら加
えた。次に37%ホルムアルデヒド47.5gを加え、
この懸濁液に蒸留、水32.5g中の濃塩酸6,6gを
加えた。数時間撹拌した後、懸濁液は乳状溶液となった
。ゆっくり撹拌しながら温度を一晩放置して室温で上昇
させ、そして蒸留水182gで希釈した。固体の百分率
は6.9%であった。
参考例1 本参考例では「スラリー技法」を例示する。
「高効率」型のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロ
イド(7,2%固体、参考例Aの方法に従って製造)i
o、4gに、ゆっくり撹拌しながら室温で96gの蒸留
水を加えた。上記のものに、撹拌しながら、20℃で3
 Q mPa、s (30cps)の4%水溶液粘度、
約1%のアセテート基を有し99.0%以上#IOふる
いを通過する、中程度の分子量の完全に加水分解した級
の市販のポリビニルアルコール粉末1.5gを加えた。
このスラリーを次に撹拌しながら85乃至95℃まで1
5分間加熱し、この時間の間、ポリビニルアルコールは
完全に溶けるように見えた。生成物の透明な溶液を室温
まで冷却した。pHは約2.8固体含有率は2.0%、
そして溶液粘度は低かった( l cpsより小さいB
rookf ie ld)。ポリビニルアルコール/メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂比は2/lであった。全
固体12%を試みたこの種の錯体水溶液は失敗しく数分
でゲル化した)、また4%固体でも失敗した(16時間
以内にゲル化)が、2.9%固体では安定であった。
参考例2 本参考例は、参考例Bの方法に従って製造したメラミ/
−ホルムアルデヒド値(脂酸コロイドを使用する点以外
は参考例1と同様である。この場合、全固体が5%存在
しても操作は実質的に成功であった(但し48時間後に
は粘度も約3 、2 cpsまで上がり、痕跡量のゲル
も見られた)。pH4,0における漂白セルロースバル
ブ上の吸着効率は73%より大きかった(直鎖ポリビニ
ルアルコールの約18%と比較)。
参考例3 本参考例は、参考例りの方法に従って製造したメラミン
−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを使用する点以外は
参考例1と同様である。
成功した生成物は2%水準および2.7%固体で生成し
たが、6%固体では失敗しく16時間以内にゲル化)、
但し2.9%固体では安定があつIこ 。
実施例1 磁気撹拌子を含む250−の三角フラスコに、参考例1
で使用したポリビニルアルコールの4゜05%水溶液5
5.6gを加えた。この溶液に、室温で、参考例りの方
法に従って製造した7、15%固体のメラミン−ホルム
アルデヒド樹脂酸コロイドIO,5gを撹拌しながら加
えた。続いて蒸留水84gを加え、そして次に温度を6
5℃まで15分間上昇させた。活性で安定な錯体水溶液
が生成し、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムア
ルデヒド重量比は3/lであり、溶液中の固体は1.9
%であった。
他の級のポリビニルアルコールを用い、種々のメラミン
−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを用い、異なったポ
リビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒド比の
ポリビニルアルコールコポリマーを用い、そしてとうも
ろこしデンプンまたはいもデンプンの存在下で、同様の
実施例を成功裡に行なった。また、ポリビニルアルコー
ルの熱濃厚(10%)溶液を希(0,6%)メラミン−
ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを加えるのも成功した
。実際、これは、本発明のポリビニルアルコール/メラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂錯体水溶液を製造するため
の好ましい手順の一つである。
比較例1 参考例Iで使用したポリビニルアルコールのIO,1%
溶液(66,6g)を7,2%のメラミン−ホルムアル
デヒド樹脂酸コロイド(「高効率」型)(31,2g)
および蒸留水2.2gと室温で混合し、全固体8.7%
で3/1ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアル
デヒド配合剤を得た。この「溶液」の粘度は、混合倹約
1分後の6゜3ポアズイコ(Gardner Ho1d
tの較正粘度管を用いて測定)から30分後の148ポ
アズイユ以上まで急速に増大し、固いゲルを生成した。
比較例2 7.2%のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド
(「高効率」型)37.2gに水158gを加え、そし
て次に撹拌しながら、参考例1で使用したポリビニルア
ルコール粉末5.36gを加えた。ポリビニルアルコー
ル/メラミン−ホルムアルデヒド比は2/lであり、溶
液中の生成物の固体は4%であった。このスラリーを撹
拌しながら次に85℃まで加熱した。16時間たたない
うちにゲルか生じた。
比較例3 中程度の分子量の完全に加水分解した級の市販のポリビ
ニルアルコール[20℃でl 4 mPa5(cPs)
の4%水溶液粘度および約1%のアセテート基を有する
14.4gの、水100ml中の溶液に、rParez
J 607なるTMM l gを撹拌しながら加えた。
TMMはゆっくり溶解した。次に濃塩酸2.9gを加え
てP )Iを下げた。室温で16時間撹拌した後、コロ
イド溶液が生成した。生成物の活性は非常に低かった(
セルロースパルプ上の吸着効率はP H4、5で僅か8
%)。
参考例4 上に示唆した如く、新規な生成物を形成する、ポリビニ
ルアルコールおよびメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸
コロイドの間の相互作用(錯化)は、次のものによって
示される・ (()成分を、本発明の範囲内よりいくぶん高い濃度で
、但し他は同じか或いは更に温和な反応条件のもとで、
混合した時に起る、粘度の顕著な増大: (2)カチオン性の基ををするポリビニルアルコールを
示す直鎖ポリビニルアルコールを使用した時に得られる
効率に比してセルロースバルブ上の吸収効、率の顕著な
増大。このことは第1表に示す。
第  1  表 PVA      27 3/I PVA/MF(HE)   692/l PV
A/MF(HE)   94IJF(HE)     
89 カチオン性デンプン     32 (a)全て乾燥パルプを基準として1.6%の濃度で使
用。ポリビニルアルコールは実施例1で使用したものと
した。MF (HE)は、メラミン−ホルムアルデヒド
樹脂酸コロイド「高効率」型であった。カチオン性デン
プンはrcatoJ l 5(National 5L
arch)とした。
(b)使用したパルプは無漂白西部クラフト、カナデイ
アン・スタンダード・フリーネス(C5F)値60O、
のものとした。スラリー中の強くかきまぜた原料の濃度
は2.5%であった。水相中の添加剤の初濃度は0゜0
4]%であった。パルプに曝した後の濾液中の添加剤の
濃度を測定するのには、重量法を用いた。PHが6.5
であった直鎖ポリビニルアルコールの場合を除いては、
原料のPHを4.5とした。
第1表から、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルム
アルデヒド「高効率」錯体のパルプ上の吸着水準は直鎖
のポリビニルアルコールよりも或いは市販のカチオン性
デンプンよりもなお遥かに高いことが明らかである。
(3)スペクトルデータもまたポリビニルアルコールお
よびメラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドの間の
相互作用(錯化)を示す。(a)溶液は、直鎖ポリビニ
ルアルコールがそうである如く、ホウ酸−ヨウ素で、着
色した反応生成物を与えた。しかしながら、錯体の強度
は、直鎖ポリビニルアルコールから予期されるよりも小
さかった。(b)室温で風乾した型をとったフィルムの
赤外スペクトルでは、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂
酸コロイドの100100O’のピークは消失し、殆ど
のメチロール基が反応したことを示唆する。また、−O
H結合に帰属される約830c+++−’のポリビニル
アルコール吸収は減少し、これらの基によるある種の反
応を示唆する。
参考例5 直鎖ポリビニルアルコールよりも増大した吸着効率およ
び市販のカチオン性湿式末端添加剤(Hercules
から得た、多分エビクロロヒドリンと予備反応したアミ
ノ基を含有するカチオン性ポリアミドであるrKyme
neJ 557の如し)よりも増大した吸着速度を、漂
白パルプの混合物(50150漂白北部軟材スルファイ
ト/漂白北部硬材クラフト)を用いて他の条件は参考例
5と同じにして示した。結果を第■表に要約する。かく
て、3/lポリビニルアルコール/メラミン−ホルムア
ルデヒド錯体は、湿潤パルプに15分曝した後、約80
%の吸着効率を有するが、一方、直鎖ポリビニルアルコ
ールは僅かに18%である。また、ポリビニルアルコー
ル/メラミン−ホルムアルデヒドは1分以内でその最大
吸着水準を達成したが、一方、rKymeneJ 55
7は5乃至10分以上たっても高水準の吸着を達成しな
かった。かくて、ポリビニルアルコール/メラミン−ホ
ルムアルデヒドは、Fourd口旧er紙機械に対して
、他のカチオン性湿式末端添加剤よりも、添加の地点で
(ファンポンプ、機械容器、ヘッドの箱等)更に高い可
撓性を示す。
第  ■  表 PVA     12 14 16 1g“Kymen
e” 557  5368 68 773/l PVA
/MF()IE)  84 79  80参考例6 上記の如く、本発明のポリビニルアルコール/メラミン
−ホルムアルデヒド錯体の溶液は優秀な貯蔵安定性を有
する。かくて、粘度の増大またはゲルは数週乃至数ケ月
の間全く起らず、上記の参考例のポリビニルアルコール
/メラミン−ホルムアルデヒド錯体は、活性が少なくと
も2ケ月間は高いままである。また、カチオン性デンプ
ン溶液中の情況とは異なり、かびの増殖する傾向は全く
見られない。
これらの錯体は、また、紙の#R減上で熱により手を加
えることかでさる。即ち、かなりの水準の永久湿潤強度
が、急速に、尿素−ホルムアルデヒド樹脂を用いるより
は明らかに速く、モして直鎖のメラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂を用いるのと多分同じ位速く、得られる。他方
、廃紙またはくず(broke)の回収は、非常に温和
な酸の条件下で加熱することにより、メラミン−ホルム
アルデヒド樹脂を用いるより速い(参考例12参照)。
本参考例は、本発明のポリビニルアルコール/メラミン
−ホルムアルデヒド錯体の湿潤膜強度における利点を定
量的に示す。紙は100フイート/分で操作される36
インチ幅のFourdr in ier上で作った。パ
ルプは、500C3Fに精製した、70/30硬材漂白
クラフト/軟材漂白クラフトの混合物とした。添加剤は
ファンポンプの所で供納物に加えた。湿潤膜試験用に、
で輻の片を膜の端から寝いす型ロール(couch r
oll)上で切り離し、そして2種の異なった水負荷に
おける裂開力をインストロンで測定した。裂開する長さ
(強度)を計算し、裂開長さの内挿値を、等価な水負荷
の所(35%固体)で、および乾燥および/または湿潤
紙強度の応用にこれらのものが普通使用される添加剤濃
度において、比較した。これらのものを第■表に示す。
第  ■  表 “Kytnene”557H0,657湿潤強度用MF
樹脂    2.0   58   湿潤強度用無し 
          71 これらの添加剤の殆どのものは、実際に、湿潤膜の強度
を減少させることが判る(多分、セルロースのバルブ−
パルプ相互作用の妨害による)。しかし、ポリビニルア
ルコール/メラミン−ホルムアルデヒド錯体は、本当に
、湿潤膜強度を増大させる。
参考例7 本参考例は、添加剤としてポリビニルアルコール/メラ
ミン−ホルムアルデヒドを使用することによって可能な
、セルロース繊維のより高い保持力を例示する。最初の
通行時の高い保持力により生ずる加工上の利点は文献で
認められている(K。
W、Br1tt、Paper Trade Journ
al、 4月15日、1977年、36頁)。また、セ
ルロース繊維(および顔料および/または充填剤も)の
保持は、通常の実験室の試験における低い剪断速度にお
けるよりも、商業的な紙用ミルで経験される高い剪断速
度においては、顕著に低くなり得ることはよく知られて
いる。K 、Br1tLは、セルロース繊維、充填剤お
よび顔料を、実験室で、パルプ原料が低機械のワイアの
最初の圧画内で流れ出る際にパルプ原料が経験する撹流
を近似する条件のもとで測定するための、シングルスク
リーン型の装置を開発した。これは「動的流出ジャー」
または「ブリットジャー(BriLt  Jar) J
 と呼ばれる。これはTAPPTレポートNo、57 
rRetention of FineSolids 
During Paper ManufacLureJ
  (9/ l /75)のに、W、Br1ttによる
第8jEの付録ニ記載されている。
ブリット(BritL)の手順に従って、第■表に要約
する次の結果が、3/l PVA/MF(HE)錯体に
対して、2種の市販のカチオン性デンプンと比較して、
種々の添加剤濃度およびパルプ原料の種々のPHにおい
て得られた。
の                        
  や   %J ’、j       リ V ロポ
リビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒドの保
持の目的のためにはPH4,5が最適であることは明ら
かであるが、一方、P H6、5は多分カチオン性デン
プンには最適であろう。各添加剤に対し、その最適PH
において、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムア
ルデヒドが全添加剤濃度でカチオン性デンプンより優れ
ていることもまl二明らかである。
上で使用した無漂白クラフトパルプ上、および漂白パル
プ上でもまた、粘土または顔料(TiOz)の保持にも
、第Vおよび■表に示す如(、同様の利点が見られた。
無し             〜2 カチオン性デンプン     15 MF(HE)樹脂           123/I 
PVA/MF          28(a)5015
0漂白軟材スルフアイト/漂白硬材グラフトバルグ、C
5F〜500゜1000 rpmでブリットジャー使用
。カチオン性デンプンはrcaLoJ g。ポリビニル
アルコール/メラミン−ホルムアルデヒドは実施例1の
方法で製造した。
第  ■  表 カチオン性デンプン O、7    222.0   
 37 MF *脂       2.0    163/I 
PVA/MF      O、7    452.0 
   58 ・(a)50150漂白軟材スルフアイト/漂白硬材ク
ラフトパルプ、C3F50O、1000 rpn+のブ
リットジャー。添加剤の濃度はパルプを基準。カチオン
性デンプンはrcaLoJ 9゜P V A/M Fは
実施例4の方法で製造。
これらの高水準の繊維保持が過大な綿状固化に伴うもの
ではなかったことを示すためノこ、これは紙質または加
工特性を傷い得るものであるが、生成する紙の光学的特
性を調べ、優秀であることを見出した。このことは実施
例9で以下議論する。
次の実施例は、ポリビニルアルコール/メラミン−ホル
ムアルデヒド錯体を添加剤として低機械lこ使用するこ
とを通して得ることができる、強化紙および紙関連の生
成物を示す。
参考例8 参考例6詫載の如(Fourdrinier機械上で製
造しt;紙を使用して、反射率を決定するためのTAP
PI法7218−05−69によって散乱係数を測定し
、次にSW値のTAPPI  425−05−75のデ
ータを使用し、基準重量で割ってlo、oooをかけて
、co+27gで表わした値を得た。
データは10%の粘土を含有する紙に対して第1表に示
す。
第  ■  表 無し            395 ”Cato” 9   O、6     4092.0
     420 Cato” 15  O、6     4162.0 
    382 MF(旺)     O、6     4082.0 
    420 3/l PVA/MF   O,64722,0450 (a)70/30硬材漂白クラフト/軟材漂白クラフト
、C3F500、濃度は乾燥バルブを基準とする。PV
A/MPは実施例1の方法で作った。
上記はPVA/MF錯体を用いた時の増大した散乱を示
し、これは、より良い紙の生成および/または紙の中の
充填剤の分布を示唆する。
参考例9 ノープルアンドウッド(Noble and Wood
)のシート型(8” X 8 ” )の中でハンドシー
ト(Ilandsheet)を製造し、ロールの間で圧
延し、そしてノープルアンドウッドのモデルE−8乾燥
機の中で乾燥させる。バルブはC3F600まで精製し
た無漂白西部クラフトであった。引張持をTAPPI 
 494−05−70によって測定した。結果を第1表
に示す。
垣 罪 S 世 1 塙 H仕 Σ 旬 θ 漬 \   賢ノ   楡   識 2 ■ る 悩 一一一一一一一、fl  煉 暑 ゴ る 囁 聾 〈 七 も 屍 伽 − シ h 剖 h  壷  論 ム  蓼  旬 ヘ  セ  軒 IrX1!F  濶 へ 子 伽 ”=−一−01陥 °( 晒  ・・ 奪 [へ ♀ へ    さ +−識 国    p 居 暮    ト 工    @ U 厭    の キ \   V   累 −。       。 。
モ T//    民   濶 \    tn−p 
  u@ に   Σ   派 へ    8    
  88PVA/MF錯体は、市販の直鎖MF*脂より
も、或いは勿論のことであるが、湿潤強度特性は何も有
さないことが知られているカチオン性デンプンよりも、
良好な湿潤強さ、湿潤引張エネルギー吸収(TEA)を
示す。アミノポリアミドのエポキシド化したものは、湿
潤強度(湿潤裂開長さ)の点では本発明のP V A/
M F錯体よりもいくらか良いようである。しかしなが
ら、エポキシド化したアミノポリアミドは遥かに高価で
あり、また、くずまたは廃紙回収の容易さの点で、ポリ
ビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデヒド生成物
に遥かに劣る。
参考例11 本参考例は、エポキシド化したアミノポリアミド(rK
ymeneJ 557 )がくずまたは廃紙回収の容易
さの点で本発明のポリビニルアルコール/メラミン−ホ
ルムアルデヒド錯体と比べて遥かに劣ることを例示する
。このことは第X表中に示すが、そこでは、漂白クラフ
トパルプからFourdr in ier上で作った紙
に関するデータは、紙を非常に希い酸溶液中で加熱する
と紙の湿潤強度が失われることを示している。強度のそ
のような消失は、勿論、容易な紙回収に必要である。明
らかに、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアル
デヒド添加剤を含有する紙は、直鎖のメラミン−ホルム
アルデヒド樹脂よりも、希い酸で更に容易に崩れ落ち、
また極めて明らかに、エポキシド化したアミノポリアミ
ドよりも遥かに容易に崩れ落ちる。
実施例2 重量比で3/lの生のイモデンプン/MF(HE)+7
1濃度2%の水溶液を3/l  PVA/MF(HE)
錯体水溶液と同様の方法で製造した。また、3/1/1
デンプン/ P V A / M F (HE )錯体
水溶液を同様の方法で製造した。これらの場合、MF 
(HE) #M脂醋酸コロイド参考例Aの如く製造し、
後者を次にイモデンプンおよび/またはポリビニルアル
コールと実施例1の如く反応させた。デンプン/メラミ
ン−ホルムアルデヒドおよびデンプン/ポリビニルアル
コール/メラミン−ホルムアルデヒド溶液は3週間より
短い間しか安定ではなかったが、一方、ポリビニルアル
コール/メラミン−ホルムアルデヒドは3ケ月以上安定
であった。漂白したスルファイトパルプを用いてハンド
シートを製造した。ハンドシートの特性−賢を、湿性末
端添加剤を何も含有しない照査標準とともに第■表に示
す。かくて、3/lポリビニルアルコール/メラミン−
ホルムアルデヒドの3/1デンプン/メラミン−ホルム
アルデヒドを凌ぐ優秀性は、溶液安定性においても紙質
においても示される。事実、いくつかの特性において、
O、7%の3/lポリビニルアルコール/メラミン−ホ
ルムアルデヒドは、濃度2%の3/1デンプン/メラミ
ン−ホルムアルデヒドと等しいか或いは優っている。ま
た、3/l/1デンプン/ポリビニルアルコール/メラ
ミン−ホルムアルデヒドは3/1デンプン/メラミン−
ホルムアルデヒドより優っている。
参考例12 本参考例は、PVA/MF錯体を修飾するために高分子
のアルデヒドを使用することを例示する。
操作(C)では、「高効率」メラミン−ホルムアルデヒ
ドの樹脂酸コロイドを参考例への如く製造した。操作(
D)および(E)では、ホルムアルデヒドを追加するか
わりに、MF樹脂酸コロイドの「熟成」の際にアセトア
ルデヒドを加えた。これらのものを次にパルプに加え、
そしてハンドシートを作った。第X■表には、パルプへ
の添加剤の吸着および生成する紙のハンドノート特性を
示す。アセトアルデヒドを追加した時の結果は、少なく
とも乾燥特性に関しては、ホルムアルデヒドを追加した
時と同じくらい良かったことは明らかである。
第X■表 パルプ上の Mullen   乾燥製添加剤(b) 
     吸着    裂開因子 開長さ(A)無し 
             39   5800(B)
 PVA         4.9    −(C) 
2/l PVA/MF     96.8    48
   6900(ホルムアルデヒド) (66%)(d) (D) 2/l PVA/MF     94.9  
  49   7200(アセトアルデヒド) (66%)(d) (E) 2/l PVA/MF           
  49    7800(アセトアルデヒド) (23%)(d) ! 叔  op t 屍 も 柩       表 配 8 つ 」       ω 。 暮 伽 + 1ト0 し 択 重 囲 →       寸 ′、   2  宙  g  ト      。  ヰ
。 鷹 0 < と m     邸 1便 X  0
  ← 伽 曾    劇 く叱 へ Co  桶 −
暑    」 ←■ 塚 ン 旦 【 剛    艷 
 。
旦 貫 氏 CIl:l@     −IトC陥 の 
(0帽    シ 也 擾 し Q 園 層  7    砦 シ蓼考例13 本参考例は、MF樹脂酸コロイド熟成過程の間(こジア
ルデヒド、グルタルアルデヒドを加えた、PVA/MF
錯体の有用性を例示する。操作(B)、(C)および(
D)は、参考例12の一般的な手順を追って行なった。
データは、グルタルアルデヒドの添加をホルムアルデヒ
ドと比較して第XIV表に要約した。グルタルアルデヒ
ド修飾生成物の溶液安定性はホルムアルデヒド修飾生成
物よりもかなり低かった。それにも拘らず、製造後はん
の少しで使用すると、パルプ中の充填剤保持は、グルタ
ルアルデヒドを使用すると驚くほど高い。また、パルプ
に加える生成物の濃度が実施例14よりも低いにも拘ら
ず、良好な紙質が得られる。改善された溶液安定性(少
なくとも5日)がより低い水準のグルタルアルデヒドを
加えることにより(MF樹脂を基準として13重量%)
が得られた。
第XrV表 coti 添加剤(a)     溶液安定性 充填剤保持 内部
結合(B) 2/I PVA/MF    >3ケ月 
   5.2    49(ホルムアルデヒド) (66%)(b) (C) 2/l PVA/MF    >3ケ月   
 7.6    63(ホルムアルデヒド) (23%)(b) (D) 2/l PVA/MF    〜48時間  
11.0    75(グルタルアルデヒド) (23%)(b) 第 XIV  表(統) 湿潤裂 湿潤引張 開長さ エネルギー吸収 添加剤(a)OJXd)  (J/Mリ (d)(B)
 2/I PVA/MF     840     1
7(ホルムアルデヒド) (66%)(b) (C) 2/l PVA/MF     =900  
   18(ホルムアルデヒド) (23%)(b) (D) 2/l PVA/MF     1000  
   26(グルタルアルデヒド) (23%)(b) (a)パルプを基準として添加剤濃度O、7%において
。サイズまたは明嚢は全く存在しない。パルプは参考例
9で使用した如き無漂白クラフト。
(b)トリメチロールメラミンを基準として重量%で表
わしたアルデヒド濃度。
(c)低い剪断速度における粘土充填剤のデータ。粘土
は乾燥パルプの重量を基準として20%添加した。
(d)充填剤水準ゼロにおいて。5cott内部結合の
データはft−1bxlooOで表示。
(e)固体濃度2%で比較した添加剤溶液の安定性を指
す。
特許出願人 イー・アイ・デュポン・デ・二外1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、乾燥重量基準で1/1乃至5/1のポリビニルアル
    コール/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド重
    量比のポリビニルアルコールポリマーとカチオン性メラ
    ミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドとの錯体、およ
    び0.7重量%乃至6重量%の固体含有率を与えるのに
    十分な水、およびポリビニルアルコール1重量部あたり
    6重量部までの、未修飾、修飾および低品位デンプンお
    よびデンプン誘導体から成る一群から選んだデンプン、
    から成ることを特徴とする水系組成物。 2、固体含有率が0.7乃至3.75重量%であること
    から成る、特許請求の範囲第1項記載の水系組成物。 3、ポリビニルアルコールポリマーが少なくとも99モ
    ル%加水分解されていることから成る、特許請求の範囲
    第2項記載の水系組成物。 4、ポリビニルアルコールポリマーが、水中30℃で濃
    度O、5g/dlで測定して0.3乃至1.4dl/g
    の固有粘度を有することから成る、特許請求の範囲第3
    項記載の水系組成物。 5、ポリビニルアルコールポリマーが0.5乃至1.1
    dl/gの固有粘度を有することから成る、特許請求の
    範囲第4項記載の水系組成物。 6、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを、ト
    リメチロールメラミンの重量を基準として8乃至100
    重量%の、10個までの炭素原子を有するアルデヒドを
    、水に溶かしたトリメチロールメラミンに加え、そして
    トリメチロールメラミン1モルあたり0.6乃至0.2
    モルの塩酸の存在下で該溶液をエージングすることによ
    つて製造することから成る、特許請求の範囲第2項記載
    の水系組成物。 7、該アルデヒドがホルムアルデヒドおよびその同族体
    、置換アルデヒドおよびポリアルデヒドから成る一群か
    ら選んだものであることから成る、特許請求の範囲第6
    項記載の水系組成物。 8、該アルデヒドを、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
    ヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、2−
    エチルヘキシルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド
    、クロロアセトアルデヒド、3−メトキシプロピオンア
    ルデヒド、アルドール、クロトンアルデヒド、グルター
    ルアルデヒド、グリオキサル、アジパルデヒド及びテレ
    フタルアルデヒドから成る一群から選ぶことから成る、
    特許請求の範囲第7項記載の水系組成物。 9、該アルデヒドがホルムアルデヒドである、特許請求
    の範囲第7項記載の水系組成物。10、該アルデヒドが
    アセトアルデヒドである、特許請求の範囲第7項記載の
    水系組成物。 11、該アルデヒドがグルタルアルデヒドである、特許
    請求の範囲第7項記載の水系組成物。 12、2乃至3重量%の固体含有率を有する特許請求の
    範囲第2項記載の水系組成物。 13、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデ
    ヒド樹脂酸コロイドの重量比が乾燥基準で2/1乃至3
    /1であることから成る、特許請求の範囲第3項記載の
    水系組成物。 14、ポリビニルアルコール1重量部あたり3重量部ま
    でのデンプンを含有する、特許請求の範囲第1項記載の
    水系組成物。 15、乾燥重量基準で1/1乃至5/1のポリビニルア
    ルコール/メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド
    重量比のポリビニルアルコールポリマーとカチオン性メ
    ラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドとの錯体、お
    よび0.7重量%乃至6重量%の固体含有率を与えるの
    に十分な水、およびポリビニルアルコール1重量部あた
    り6重量部までの、未修飾、修飾および低品位デンプン
    およびデンプン誘導体から成る一群から選んだデンプン
    、から成る水系組成物の製造方法であつて、 (a)カチオン性メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コ
    ロイドを製造し、 (b)該メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドを
    、ポリビニルアルコールと、ポリビニルアルコール/メ
    ラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド重量比が乾燥
    重量基準で1/1乃至5/1であるような割合で、与え
    られた混合温度において該ポリビニルアルコール/メラ
    ミン−ホルムアルデヒド樹脂錯体が生成するのに十分な
    時間、0.7重量%乃至6重量%の固体含有率を与える
    のに十分な水の存在下で、且つポリビニルアルコール1
    重量部あたり6重量部までの上記デンプンをも存在させ
    て、混合することを特徴とする方法。 16、固体含有率が0.7乃至3.75重量%であるこ
    とから成る、特許請求の範囲第15項記載の方法。 17、該メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドお
    よびポリビニルアルコールを室温付近で24時間混合す
    ることから成る、特許請求の範囲第16項記載の方法。 18、該メラミン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイドお
    よびポリビニルアルコールを30乃至90℃の温度で3
    乃至15分間混合することから成る、特許請求の範囲第
    16項記載の方法。 19、ポリビニルアルコール粉末または粒剤を該メラミ
    ン−ホルムアルデヒド樹脂酸コロイド中でスラリーとし
    、そしてスラリーを80乃至95℃の温度で0.25乃
    至2時間の間或いはポリビニルアルコールが溶けるまで
    加熱し撹拌することから成る、特許請求の範囲第16項
    記載の方法。 20、2乃至3重量%の固体含有率を与えるのに十分な
    水を使用することから成る、特許請求の範囲第16項記
    載の方法。 21、ポリビニルアルコール/メラミン−ホルムアルデ
    ヒド樹脂酸コロイド重量比が乾燥基準で2/1乃至3/
    1であることから成る、特許請求の範囲第20項記載の
    方法。 22、ポリビニルアルコールを混合および加熱によつて
    水に溶かして10重量%の溶液とし、該熱ポリビニルア
    ルコール溶液を0.6重量%のメラミン−ホルムアルデ
    ヒド樹脂酸コロイドに加え、該メラミン−ホルムアルデ
    ヒド樹脂酸コロイドは室温付近にあり、そして生成する
    混合物を穏やかに15分間撹拌することから成る、特許
    請求の範囲第20項記載の方法。 23、ポリビニルアルコールポリマーが少なくとも99
    モル%加水分解されており、そして水中30℃で0.5
    g/dlの濃度で測定して0.5乃至1.1dl/gの
    固有粘度を有することから成る、特許請求の範囲第16
    、20または21項記載の方法。 24、該デンプンがポリビニルアルコール1重量部あた
    り3重量部の量だけ存在することから成る、特許請求の
    範囲第15項記載の方法。
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