JPH0211407Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0211407Y2 JPH0211407Y2 JP1984102515U JP10251584U JPH0211407Y2 JP H0211407 Y2 JPH0211407 Y2 JP H0211407Y2 JP 1984102515 U JP1984102515 U JP 1984102515U JP 10251584 U JP10251584 U JP 10251584U JP H0211407 Y2 JPH0211407 Y2 JP H0211407Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- resin
- adhesive
- rubber
- cylindrical body
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は紙、フイルム等のウエブの搬送用ロー
ル或いはウエブ巻取機におけるコンタクトロール
等に利用される。
ル或いはウエブ巻取機におけるコンタクトロール
等に利用される。
「従来の技術」
震動するウエブに対して追従性を良くするため
に慣性モーメントを小さくし、かつロール径を小
さくしても物理的強度を有するものとして例えば
アルミニウムの金属製ロールの表面に炭素繊維強
化樹脂層を設けたもの、或いは金属製ロールの内
周面に炭素繊維強化樹脂層を設けたもの等があつ
た。
に慣性モーメントを小さくし、かつロール径を小
さくしても物理的強度を有するものとして例えば
アルミニウムの金属製ロールの表面に炭素繊維強
化樹脂層を設けたもの、或いは金属製ロールの内
周面に炭素繊維強化樹脂層を設けたもの等があつ
た。
「考案が解決しようとする問題点」
上記の従来のロールにおいては金属ロールと炭
素繊維強化樹脂層との接合面は接着剤によつて接
合しているが該接合面は温度変化による金属と炭
素繊維との熱膨張または収縮の差或いはロールに
対する外部からの衝撃等によつて剥離し易く、こ
のような剥離が生じればロールに歪が発生し、ロ
ールの回転においてロールは不安定で不整然とな
つて大きな震動や振れ等が発生してウエブを正し
く搬送或いは巻取ること等ができなくなる問題を
有していた。またロールの外面に炭素繊維が露出
しているものは毛羽だちを生じて、これがフイル
ム表面を傷つける等の欠陥を有するものであつ
た。またロールの外面が金属のものにおいてはロ
ール全体の重量が重くなり易く、ロールの慣性モ
ーメントが大きくなつてウエブに対する追従性が
悪くなり易い問題を有するものであつた。本考案
はこれらの問題、欠陥を解消し、而もロールの曲
げ剛性を高め、自重や外力による撓みを小さくす
ることを可能とすることができるウエブ搬送用ロ
ールを提供することを目的とする。
素繊維強化樹脂層との接合面は接着剤によつて接
合しているが該接合面は温度変化による金属と炭
素繊維との熱膨張または収縮の差或いはロールに
対する外部からの衝撃等によつて剥離し易く、こ
のような剥離が生じればロールに歪が発生し、ロ
ールの回転においてロールは不安定で不整然とな
つて大きな震動や振れ等が発生してウエブを正し
く搬送或いは巻取ること等ができなくなる問題を
有していた。またロールの外面に炭素繊維が露出
しているものは毛羽だちを生じて、これがフイル
ム表面を傷つける等の欠陥を有するものであつ
た。またロールの外面が金属のものにおいてはロ
ール全体の重量が重くなり易く、ロールの慣性モ
ーメントが大きくなつてウエブに対する追従性が
悪くなり易い問題を有するものであつた。本考案
はこれらの問題、欠陥を解消し、而もロールの曲
げ剛性を高め、自重や外力による撓みを小さくす
ることを可能とすることができるウエブ搬送用ロ
ールを提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
図において１は本考案ロールを総括的に示し、
２は炭素繊維強化樹脂からなる円筒体、３は該円
筒体２の外周面に被覆して接着し、かつゴムや樹
脂等からなる外被筒であつて、これら円筒体２と
外被筒３によつてロール本体１′が形成され、該
ロール本体１′の両端に回転軸４，４を取付ける
ものである。上記円筒体２の炭素繊維強化樹脂は
その繊維配例がロールの軸方向に対して0゜〜±
30゜の角度で形成し（望ましくは5゜〜20゜、−5゜〜−
20゜に形成し）、マトリツクス樹脂はエポキシ樹
脂、不飽和ポリエステ樹脂、ビニルエステル樹
脂、ナイロン樹脂等を使用する。また外被体３の
ゴムとしてはシリコンゴム、ポリウレタンゴム、
ブチルゴム等を使用する。さらにまた円筒体２と
外被体３との接着剤としてはエポキシ樹脂系、フ
エノール樹脂系、アクリル系、アミノ樹脂系、ゴ
ム系、シアノアクリル系接着剤等を使用する。
２は炭素繊維強化樹脂からなる円筒体、３は該円
筒体２の外周面に被覆して接着し、かつゴムや樹
脂等からなる外被筒であつて、これら円筒体２と
外被筒３によつてロール本体１′が形成され、該
ロール本体１′の両端に回転軸４，４を取付ける
ものである。上記円筒体２の炭素繊維強化樹脂は
その繊維配例がロールの軸方向に対して0゜〜±
30゜の角度で形成し（望ましくは5゜〜20゜、−5゜〜−
20゜に形成し）、マトリツクス樹脂はエポキシ樹
脂、不飽和ポリエステ樹脂、ビニルエステル樹
脂、ナイロン樹脂等を使用する。また外被体３の
ゴムとしてはシリコンゴム、ポリウレタンゴム、
ブチルゴム等を使用する。さらにまた円筒体２と
外被体３との接着剤としてはエポキシ樹脂系、フ
エノール樹脂系、アクリル系、アミノ樹脂系、ゴ
ム系、シアノアクリル系接着剤等を使用する。
「考案の効果」
ロール本体は内側に炭素繊維強化樹脂からなる
円筒体を、外側にゴム或いは樹脂等からなる外被
筒を接着剤を用いて接合したものであるから両者
間の接着効果は従来のものより一段と高められ、
かつ温度変化による両者間の熱膨張・収縮の差が
少ないので両者間において剥離現象が発生する恐
れはほとんどない。かつ外被筒はゴム、樹脂等よ
りなるので毛羽だち等の弊害を生じることは全く
ない。さらにロール本体は金属を全く使用しない
ので重量を軽減することが可能となり、ウエブの
震動に対して追従性のよいロールが得られる。更
に又本考案の円筒体は繊維の配列がロールの軸方
向に対し0゜±30゜の角度で形成された炭素繊維強
化樹脂からなる円筒体であるためロール本体の剛
性を高め、自重や外力による撓みを可及的に小と
することができ、この点からも、ウエブの振動に
対して追従性を向上することができる。
円筒体を、外側にゴム或いは樹脂等からなる外被
筒を接着剤を用いて接合したものであるから両者
間の接着効果は従来のものより一段と高められ、
かつ温度変化による両者間の熱膨張・収縮の差が
少ないので両者間において剥離現象が発生する恐
れはほとんどない。かつ外被筒はゴム、樹脂等よ
りなるので毛羽だち等の弊害を生じることは全く
ない。さらにロール本体は金属を全く使用しない
ので重量を軽減することが可能となり、ウエブの
震動に対して追従性のよいロールが得られる。更
に又本考案の円筒体は繊維の配列がロールの軸方
向に対し0゜±30゜の角度で形成された炭素繊維強
化樹脂からなる円筒体であるためロール本体の剛
性を高め、自重や外力による撓みを可及的に小と
することができ、この点からも、ウエブの振動に
対して追従性を向上することができる。
図は本考案の実施例を示す一部断面正面図であ
る。 １′……ロール本体、２……円筒体、３……外
被筒、４……回転軸。
る。 １′……ロール本体、２……円筒体、３……外
被筒、４……回転軸。
Claims (1)
- ロール本体１′の両端に回転軸４，４を取付け
てなるウエブ搬送用ロールにおいて、繊維の配列
がロールの軸方向に対して0゜±30゜の角度で形成
された炭素繊維強化樹脂からなる円筒体２の外周
面にゴム或いは樹脂等からなる外被筒３を被覆し
て接着剤によつて接合してロール本体１′を形成
し、該ロール本体１′の両端に回転軸４，４を取
付けてなるウエブ搬送用ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251584U JPS6118258U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ウエブ搬送用ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251584U JPS6118258U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ウエブ搬送用ロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6118258U JPS6118258U (ja) | 1986-02-01 |
| JPH0211407Y2 true JPH0211407Y2 (ja) | 1990-03-22 |
Family
ID=30661913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10251584U Granted JPS6118258U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | ウエブ搬送用ロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6118258U (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4578652A (en) * | 1984-05-14 | 1986-03-25 | Itt Corporation | Broadband four-port TEM mode 180° printed circuit microwave hybrid |
| JPH0791537B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1995-10-04 | 積水化学工業株式会社 | 地盤注入用薬液及びこの薬液を用いる地盤への薬液注入工法 |
| JPH04272055A (ja) * | 1991-02-27 | 1992-09-28 | Nippon Oil Co Ltd | 複合材ロール |
| JPH04310741A (ja) * | 1991-04-10 | 1992-11-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 輪転印刷機のガイドローラ |
| DE4226789A1 (de) * | 1992-08-13 | 1994-02-17 | Sigri Great Lakes Carbon Gmbh | Faserverstärkte Kunststoffwalze mit äußerer, verschleißfester, füllerhaltiger Kunststoffschicht |
| JPH07206241A (ja) * | 1994-01-25 | 1995-08-08 | Toray Ind Inc | 繊維強化金属製ロール及び該ロールを用いた巻取装置 |
| JP2555278B2 (ja) * | 1995-02-13 | 1996-11-20 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
| JP3586919B2 (ja) * | 1995-03-16 | 2004-11-10 | 東レ株式会社 | ゴムロール及びその製造方法 |
| JP2004307197A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Asahi Eng Co Ltd | 搬送用ローラー |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5862660A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-14 | Olympus Optical Co Ltd | 電子写真装置の給紙ロ−ラ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5431748Y2 (ja) * | 1975-11-04 | 1979-10-03 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP10251584U patent/JPS6118258U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5862660A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-14 | Olympus Optical Co Ltd | 電子写真装置の給紙ロ−ラ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6118258U (ja) | 1986-02-01 |
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