JPH02113892A - 均質な組換ヒトβ―インタ―ロイキン―1の製法 - Google Patents

均質な組換ヒトβ―インタ―ロイキン―1の製法

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JPH02113892A
JPH02113892A JP1200415A JP20041589A JPH02113892A JP H02113892 A JPH02113892 A JP H02113892A JP 1200415 A JP1200415 A JP 1200415A JP 20041589 A JP20041589 A JP 20041589A JP H02113892 A JPH02113892 A JP H02113892A
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interleukin
recombinant human
human
fraction
bacillus subtilis
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JP1200415A
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Bellini Ada Velati
アダ・ベラーチ・ベルリーニ
Giuliano Galli
ジュリアーノ・ガーリ
Guido Grandi
ギード・グランディ
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Eniricerche SpA
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    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons
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    • C07K14/545IL-1
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    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ルス属菌(Bacillus)の細胞を破壊して得られ
た可溶性フラクションを、単一クロマトグラフィー処理
で精製することによる均質形の組換ヒトβ−インターロ
イキン−1の製法に係る。
本発明は、ヒトβ−インターロイキン−Iをコード付け
る遺伝子を含有する複製可能な組換D!l八分へ(バチ
ルス属菌における発現性を有する)、及び該組換DNA
分子で形質転換されたバチルス属菌から選ばれる宿主微
生物にも係る。
さらに、本発明は、このようにして得られたヒトβ−イ
ンターロイキン−1を、ヒトの治療に用いる医薬組成物
の調製に使用することにも係る。
ヒトβ−インターロイキン−1(以下、βーhlLー1
と表示する)は、免疫機能を調節するタンパク質の大グ
ループの1つであるリンホモノカイン系に属する分子量
約17000ドルトンのタンパク質である。
β−hlL− 1 (単核球−マクロファージラインの
細胞によって主に産生される)は、■ーリンパ球の最も
重要な促進剤の1つと考えられており[Oppen−h
eillIJ. rFed. Proc,コ41, 2
57(191112月、T−ヘルパー及びT一細胞傷害
性リンパ球に対する作用により、抗原一認識段階中、免
疫応答の増幅に寄与する。
さらに、β−hl[、−1は、実際には免疫機能ではな
いが、宿主が病理状態の克服に利用する異質な保護機構
を導く多くの機能を果たす。
最後に、β−h[L− 1は、細胞が傷害を受けた際の
修復機構の活性化に寄与し、線維芽細胞の生長を促進す
る。
このような多種の活性のため、特に関節炎及びエリテマ
トーデスの如き自己免疫疾患の治療及び創傷及び熱傷の
治癒を目的とするヒトの治療の分野でのhlL− 1の
使用がますます注目を集めている。
このためには、ヒトβ−インターロイキン−1を適切な
量でかつ高純度及び高い比活性を有する生成物として使
用できることが要求される。
hlL− 1の調製について当分野で公知の方法は、た
とえば白血病患者から得た抹消面白血球又は単核球又は
白血病細胞を適当な条件下で培養し、得られた生成物を
一連のクロマトグラフィーによって精製することからな
るらのである。これに関連して、Tagawaら「ジャ
ーナル・オン・イミュノロノー(J. Iamunol
.)J 122, 2112−211.8(1979)
Lacktnan rフエデレーション泰ブロシーデイ
ングズ(Federation Proceeding
s)J 42, 2639−2645(1983): 
BlydenらrJ.  Immunol.J 118
.  16311638(1977)を参照する。
しかしながら、公知の方法は、特に生産率が低い、及び
産生されたタンパク質を精製して均質なものとすること
が困難であるとの点で完全には満足できるものではない
α一及びβ−ヒトインターロイキン−1をコード付ける
遺伝子は、それぞれ、最近になってクローン化され、配
列決定されており[Marchら「ネーチ’r−(Na
ture)J 315. 641−647(1985)
; ヨーロソバ特許公開第200986号(1986年
11月12日公開)コ、これにより、高収率で該タンパ
ク質を製造する方法の開発が可能になった。
さらに詳述すれば、公知の方法によれば、該タンパク質
をコード付ける遺伝子を含有する組換DNA分子によっ
て形質転換された大門菌(Escherichia c
oli)の菌株を培養し、つづいて発現された組換生成
物を分離、精製することによってヒトβ−インターロイ
キン−1が生成される。
しかしながら、これらの方法も、大腸菌の如き病原菌を
使用することに基づく不利益がある。
事実、エンドトキシンの如き不用な物質を生成すると共
に、この細菌は不溶性タンパク質として細胞内でヒトβ
−インターロイキン−1を発現する。
公知のように、これは、異質環境において高収率で発現
された異種タンパク質が不適当なら線状又は細菌内での
封入体の形成で明示される配置をとることによるもので
ある。従って、β−hlL−1の回収及び精製には、宿
主細胞を破壊し、細胞物質及び封入体中にかなりの割合
で存在しつる汚染タンパク質から所望タンパク質を分離
することが必要である。
代表的には、封入体は、尿素及びグアニジン塩酸塩の如
き強力な変性剤によってのみ可溶性とされる。
これらの変性剤を使用する精製法は、2以上のクロマト
グラフィー法の組合せを特徴とするものであり、良好な
純度を育する組換β−インターロイキン−1を生成する
。しかしながら、理由は完全には明らかではないが、お
そらくタンパク質の異型性ら線群形成のため、精製され
たβ−hlL−1の比活性レベルは約6X]0’単位(
IJ)/m9の値を越えない。
英国特許第2,186,580号は、遺伝子工学による
処理を行った大腸菌の細胞から産生された組換ヒトα−
インターロイキン−Iの可溶性フラクションを、5ep
hacryl S−200でのゲル濾過及びDEAEセ
ルロースでのクロマトグラフィーとの組合せによって精
製する方法を開示している。
この方法では、比活性0.4− I X 10’U/x
g(J ンバク質)を有するα−hlL−1が収率(生
物活性として測定)50%で得られる。
しかしながら、この方法では、エンドトキシン(その存
在は、ヒトの治療を目的とする物質では好ましくない)
を完全に除去することはできない。
形質転換大腸菌細胞を使用するこの方法は、α−IL−
1の一部のみが可溶形で発現されるとの事実によって制
限される。
従って、本発明の目的は、エンドトキシンを含有せず、
かつ従来法よりも良好な比活性を有する均質なヒトβ−
インターロイキン−1を高収率で得ることができる簡単
かつ経済的に有利な方法を開発することにある。
本発明によれば、この目的は、バチルス属菌から選ばれ
る遺伝子工学による処理を行った微生物を使用する未知
の方法によって達成される。
事実、これら微生物は、エンドトキシンを産生すること
なく、完全に可溶形のヒトβ−インターロイキン−1を
発現でき、これにより、単一工程クロマトグラフィー処
理により精製を行って均質なものとすることができ、比
活性少なくとも1×10”Ulo(タンパク質)を有す
る所望タンパク質を収率的70%で得ることができる。
このように、本発明の目的は、適切な条件下で成育させ
た遺伝子工学処理バチルス属菌の細胞を破壊することに
よって得られたタンパク質を含有する可溶性フラクショ
ンを、単一クロマトグラフィー工程で精製することから
なる、組換ヒトβ−インターロイキン−1をエンドトキ
シンを含有せずかつ少なくと610’U10(タンパク
質)の比活性を有する均質タンパク質として製造する方
法にある。
本発明の他の目的は、バチルス属菌における発現性を有
する複製可能なクローニングベクターをヒトβ−インタ
ーロイキン−1をコード付ける遺伝子に結合させること
によって調製された組換DNA分子、及び該組換DNA
分子によって形質転換されたバチルス属菌から選ばれる
微生物にある。
本発明の他の目的は、このようにして得られた組換ヒト
β−インターロイキン−1をヒトの治療に用いる医薬組
成物の調製に使用すること、及びこれにより得られた組
成物にある。
本発明のさらに他の目的は、以下の記載及び実施例から
明らかになるであろう。
特に、本発明による方法は、a)ヒトβ−インターロイ
キン−1をコード付ける遺伝子を含有する組換DNA分
子によって形質転換させたバチルス属の宿主微生物を適
切な培地で培養し、b)宿主細胞を破壊した後、遠心分
離によって、不溶性細胞フラクションから可溶性フラク
ションを分離し、C)該可溶性フラクションから、溶離
剤として20mMTris−HCl2 pH7,5緩衝
液を使用するイオン交換クロマトグラフィーによる単一
工程で均質な組換ヒトβ−インターロイキン−1に精製
することからなる。
本発明の方法によって生成された組換ヒトβインターロ
イキン−1は、第1図に示すアミノ酸配列によって特徴
づけられる。
本発明の方法によれば、たとえばアメリカン・タイプ・
カルチャー・センターの如き保存機関に寄託された利用
可能な枯草菌(Bacillus 5ubtilis)
、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillu
samy!oliquefaciens)、バチルス・
セレウス(Bacillus cereus)、バチル
ス・プレビス(Bacillus brevis)又は
バチルス・ステアロサーモフィルス(Bacillus
 5tearotherIIlophilus)の菌株
を、工程a)における宿主微生物として使用できる。
本発明の目的に関しては、バチルス属菌のクロニングベ
クターをβ−hlL−1をコード付ける遺伝子に結合さ
せることによって得られた組換DN八へ子を用いて形質
転換させた枯草菌の5M5I 18菌株(leu、 p
yr、 Dl、、 npr−、sprつを使用すること
が好ましい。本発明の目的に適するクローニングベクタ
ーは、当分野で一般的に使用されるバチルス属菌のプラ
スミドから選択される。
好ましくは、枯草菌における良好な安定性によって特徴
づけられ、異種タンパク質の有効な発現を誘発できるプ
ラスミドpSM214(ATCC67320)を使用す
る。このプラスミドは、カナマイシン、アンピシリン及
びクロラムフェニコールに対する耐性をそれぞれコード
付けるKm、 Bla及びCat遺伝子の枯草菌及び大
腸菌での複製を可能にするpuBllo及びpBR32
2の多官能性複製開始点、Bla及びCat遺伝子の配
列を含むジシストロニック(dicystronic)
メツセンジャーRNA(mRN人)の転写を指図する強
力な合成プロモーター及びCat遺伝子の下流に位置す
る大腸菌のランダファージのLOターミネータ−を含有
する。
このプラスミドから制限酵素1:coRI及びtlin
dtllによってBla遺伝子を除去し、つづいて該部
位に異種遺伝子を挿入することによって、単一プロモー
ターの存在によって転写が確実に行われる組換DNA分
子(クロラムフェニコールの存在下で選別される)を作
成できる。
本発明によれば、異種遺伝子はβ−hlL−1をコード
付けるものである。
この遺伝子は、Auronらの開示(TNatl、 A
cad。
Sci、 USAJ 81.790?−7911(19
84)]及びMarchらの開示[「ネーチ+−(Na
ture)J 15.641.−646(1984)]
の如く、β−hlL−Iのフロデューサ細胞から抽出さ
れた完全DNAからcDNAとして得られる。
特に、β−IL−]をコード付ける5o4bp(塩基対
)Sau3Aフラグメント(Marchらによって開示
されている)を有するプラスミドpUC8−β−hlL
−1から、制限酵素HpaU及びPst Iでの消化に
よって、該タンパク質の最初のアミノ酸11個をコード
付ける5′末末端列を持たないβ−hlL−1遺伝子を
含む600bpフラグメントを単離する。
ついで、Hpa Uでの切断によってDNAから除去さ
れた11個のアミノ酸をコード付ける36bpオリゴヌ
クレオチドを合成する。
メチオニン(net)をコード付け、すべてのタンパク
質の翻訳を開始するために必須であるATGトリブレッ
ト及びEcoRIでの切断によって生じた配列をオリゴ
ヌクレオチドの5′末端部に配置する。
本発明によれば、オリゴヌクレオチドを、T4DliA
リガーゼの存在下、リゲーンヨン混合物中で600bp
DNAフラグメントに結合させる。
得られたDNAフラグメント(640bpである)をゲ
ル電気泳動で分離し、ついで制限酵素EcoRI及びP
stIで消化したpsA+214ベクターに挿入する。
リゲーション混合物中、T4 f)NAリガーゼの存在
下、14℃において一夜反応を行う。ついで、リゲーシ
ョン混合物を使用して、Contnente及びDub
nau法IJMo1. Gen、 Genet、J 1
67、258(1,979月によってコンピテントとし
た枯草菌細胞5M5118を形質転換させる。
このようにして形質転換させた細胞を、クロラムフェニ
コールを添加して選択性とした好適な培地で選別する。
組換プラスミドを陽性クローンの1つから単離し、該プ
ラスミドは電気泳動分析及び配列決定において予測した
特性を示す。
このプラスミド(psM261と称する)を枯草菌5M
811.8(psM261)としてアメリカン・タイプ
・カルチャー・センターに苓託しており、1988年7
月19日付で受託番号A丁CC67743か付されてい
る。
本発明によれば、psM261で形質転換させた枯草菌
5M5118の細胞を、クロラムフェニコールの存在下
、ウシ浸出ブロス(DIPCO)の如き好適な培地にお
いて細胞内に挿入された遺伝子の発現を達成するjこ必
要な温度及び期間で培養する。
ついで、破壊した枯草菌SMSL18(psM281励
)ら全タンパク質を抽出し、ヒトβ−インターロイキン
−1を分離、精製する。
細胞の破壊に当たっては、たとえば化学的処理、リゾチ
ームによる酵素分解、ガラスポール等による物理的処理
等、又は好ましくは音波処理の如き各種の方法を利用で
きる。
実際には、本発明の方法に従い、遠沈による培養基から
の分離後、細胞を適当な緩衝液で繰返し洗浄し、180
00psiでフレンチ・プレス(FrenchPres
s)を2回以上繰返し通過させることによって破壊する
ついで、得られたホモジネートを3800Orpmで3
0分間遠心分離して、不溶性細胞物質(従来法によれば
、形質転換大腸菌細胞によって発現されたβ−hiL−
1の大部分を含有する)からOJ溶性フラクションを分
離する。
ついで、上澄液を分析して、BIO−RAD ミクロ法
によって全タンパク質の量を測定する(約6.219/
村)。
さらIこ、可溶性フラクション及び不溶性フラクション
の両者について、12.5%ポリアクリルアミドゲル上
での電気泳動の後、クマンー・ブルー[HaIIles
 B、 D、及びRickwood D、編rゲル・エ
レクトロホレシス・才ブ・プロテインズ:ア・プラクテ
ィカル・アプローチ(Ge1. Electropho
resis orProteins: A Pract
ical Approach)Js IRL Pres
s社]での染色及びニトロセルロースへの転移後におけ
るイミュノブロツティングによってテストを行う。
得られた結果は、可溶性フラクションにのみ分子1i1
70(10ドルトンを有しかつ特異的に抗β〜IL−1
抗体と反応しうるタンパク質が存在することを示す。
本発明によれば、上述の如くして得られた可溶性フラク
ショ〉・からイオン交換クロマトグラフィーによって組
換β−hJL−1をI製する。
好ましくは、2hM Tris−HC(l pH7,5
緩衝液で平衡化したDEAEセルロースカラムを使用す
る。
ついで、平衡化に使用したものと同じ緩衝液を使用し、
流m25x(1/時間でカラムからタンパク質を溶出し
、溶出液の吸光度を連続して28Dnmでモニターする
溶出されたタンパク質を含有するフラクションを集め、
Laemlllliによって開示されたように[rNa
tureJ 277、680−685(1970)コ、
ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミド(SDS
−PAGE)上でのゲル電気泳動によってテストする。
β−hlL−1を含有するフラクション(単一の狭いバ
ンドを示す)を合わせ、膜上で濾過してa縮し、タンパ
ク資金(12,5xg/:4Qを有する溶液を生成する
5DS−PAGE上における単一の狭いバンド及びII
PLc上におけるシングルビークの存在によってβ−h
!L−1の純粋性を確認する。
本発明の方法に従って精製したβ−hlL−1の生物活
性を比活性1 x lO’U/ay(タンパク質)を存
する標準β−hlL−1を使用するテス)・法fKay
eらrJlmmunol、 J 13.1339−13
45(1,984)コで測定する。
第7図に示すように、β−IL−1は標準物質より65
−10倍高い生物活性を示す。
ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動によって測定し
た均質なβ−hlL−1の分子量は約17000ドルト
ンである。
精製した生成物の比活性はt x io’U/l?(タ
ンパク質)である。
従って、本発明の方法によって得られた均質なヒトβ−
インターロイキン−Iは、シングルビーク形として単離
されたものであり、2−メルカプトエタノールの存在下
、5DS−ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動にお
いて唯一の狭いバンドを生ずることによって特徴づけら
れる。
このようにして得られた均質なβ−hlL−1は、たと
えば病原体に対する宿主の防御を改善するように、患者
の免疫系を促進する医薬として、又はワクチンにおける
アジュバントとして使用される。
他の臨床上の用途としては、自己免疫疾患の治療及び組
織が傷害を受けた際の修復機構の活性化がある。
得られたヒトβ−インターロイキン−1は、これらの臨
床上の用途を目的としてヒトに投与される。
投与は従来法(筋肉内、静脈内及び皮下注射)によって
行われる。
当然ながら、必要な用量は、病状、治療期間及び投与方
法に応じて変化する。
使用前に凍結乾燥されたβ−hlL−1を滅菌水に再溶
解することによって医薬品としての剤形とされる。
さらに、当業者にとって公知の如く、医薬組成物中に安
定化緩衝剤及び静菌剤及び他の一般的な添加剤を配合す
ることもできる。
次に添付図面について説明する。
第1図は、枯草菌においてクローン化され、発現された
遺伝子のヌクレオチド配列から推定されたβ−h!L−
1の配列を示す図である。図中、アンダーラインしたメ
チオニンは、天然β−IL−1の配列の一部を構成しな
い唯一のアミノ酸である。
第2図は、枯草菌においてβ−hlL−1をクローニン
グする方法を示すダイアグラムである。図中、E= E
coRr 、 8= BamHI 、IA=旧r+dl
lr、P=プロモーターである。
第3図Aは、枯草菌の細胞から抽出した全タンパク質を
単Mし、クマシー・ブルーで染色した12.5%ポリア
クリルアミドゲル電気泳動を示す写真である。I :5
M5118; 2 :SMSI18(psM214);
 3分子量基準物、 4 :5M5118(261)。
第3図Bは、枯草菌から抽出され、I2,5%ポリアク
リルアミドゲル上で分離された全タンパク質のイミュノ
プロットを示す写真である。1:5M5ill!;  
2 :5M5l18(+)8M21.4):  3 :
3MS118(psM261)。矢印はβ−IL−1の
位置を示す。
第4図は、枯草菌の粗製抽出物中に存在する全タンパク
!(1)及びDEAEセルロース上でのイオン交換クロ
マトグラフィー後に得られた各フラクション中に存在す
る全タンパク質のポリアクリルアミドゲル上の挙動を示
す写真である。(2):ワラクシジン8:(3)+フラ
クション10; (4):フラクション12: (5)
:フラクション14:(6)フラクション16:(7)
ニフラクション18:(8)フラクション20゜(9)
:フラクション22; (10):フラクション24;
(+1):フラクション26: (12)フラクション
28゜第5図は、β−メルカプトエタノールの存在下(
2)及び不存在下(1)における精製β−IL−1の電
気泳動を示す写真である。(3);標準β−IL−1、
(SCI、A%’o)。
第6図は、DEAEセルロースで精製したβ−ILlの
HPLCによるクロマトグラムを示すチ畢−トである(
技術上の詳細については後述の実施例2参照)。
第7図は、精製β−I L −1(−0−)泣び標準β
−IL−1(−・−)の添加後におけるDIO細胞によ
る標識チミジンの取込みを示すグラフである。
次に、本発明を説明するためにいくつかの実施例を例示
するが、これら実施例は本発明を限定するものではない
実施例1 発現 a)組換プラスミドpsM261の作成プラスミドps
M214 1119を、50d Tris−)IC(!
pH7,5,10d Mg(J!2.50d NaC(
l及びEcoRr及びPst I (Boehring
er) I Uを含有する溶液20μm2中、37℃、
1時間で消化した。ついで、65℃に10分間維持して
酵素を不活性化させた。
プラスミドpUC8−β−IL−110μgを、上記溶
液1.00μ&中、Hpa’fl及びPstl  IO
Uを使用し、37℃、1時間で消化した。同様に、65
℃に10分間維持して酵素を不活性化させた。
ついで、ポリアクリルアミドゲル上での電気泳動及び溶
出[Maxam及びG11bertfメソツズ・イン・
エンザイモロジ−(Methods in Enzym
ology)J 65゜499−560(1980月に
よって、消化混合物から、β−IL−1をコード付ける
遺伝子を有する600bp1’lpa II −Pst
 Iフラグメントを分離した。
ついで、Beckman DNA合成機System 
One plusを使用して、β−IL−!の最初のア
ミノ酸11個(Hpa IIでの切断によってDNAか
ら除去されたもの)をコード付ける3sbpオリゴヌク
レオチドを合成した。
ATGメチオニントリブレブト及び制限酵素EcoRI
での切断によって生じた配列を、配列5′ ^^丁TC
TTATGGCACCTGTACGATCACTGAA
CTGCACGCTC3’3’  GAA丁^CCGT
GGACATGCTAGTGAC丁TGACGTGCG
AGGC5’を有するオリゴヌクレオチドの5′末端部
に配置させた。
ついで、合成オリゴヌクレオチド0.5μ9を、66m
M Tris−HCf! pH7,5,10mM Mg
CQ、、10dジチオトレイトール(DTT)、I m
M ATP及びT4 Dlr^リガーゼ0、IUを含有
する溶液50μQ中、600bp Hpa[−Pst 
Iフラグメント200μ7と接合させた。
反応を14℃で14時間行い、ついで65℃に10分間
維持して酵素を不活性化させた。
反応混合物をポリアクリルアミドゲルに負荷し、前述の
如くして、640bp EcoRI −PslI  D
N^フラグメントを分離、溶出した。
溶出後、該フラグメント1.00ngをTE(10d 
Tris−HCQpH7,5,1mM EDTA)20
μrl中に懸濁させた。
EcoRI及びPstlで消化したpsM214110
0nを含有する溶液2峠を、Ecol? f −Pst
 r  DNAフラグメント5hgを含有する溶液(6
6d Tris−11C(l pH1,5,10mbl
 MgCL、10mM DTT、  I mM ATP
)50μ&に添加し、T4 DNAリガーゼ0.IUの
存在下、14℃、18時間でリガーゼ処理した。
酵素を不活性化した後、全すゲーシタン混合物を使用し
て、Contente及びDubnauによって開示さ
れた方法[TMol、 Gen、 Genet、 J 
167、251−258(1979)]でココンビテン
とした枯草菌SMSl1g(Ieu。
pyr、 DI、 npr”、 apr−)を形質転換
させた。
クロラムフェニコール5μy/xりを含有するVY培地
(Yeal Inrusion Broth: D[F
CO)上、37℃、18時間で培養して、形質転換体を
選別した。
期待したバイブリドプラスミドを有する形質転換クロー
ンを、Rodriquez及びTa1tによって開示さ
れたプラスミドDNAの急速抽出法(JRecomb3
nantDNA Techniques: An fn
troductionJ p、50−51゜^ddis
on −1resley出版社)により同定した。
各種クローンのプラスミドDNAを、制限酵素EcoR
I及びPstlにより、酵素を販売する会社(Boeh
ringer)の推奨する条件下で消化し、0.8%ア
ガロースゲルによって分析した〔Maniatisらr
Molecular Cloning: A Labo
ratory ManualJCold Spring
 t(arbor (19g2)]。
酵素によって切断の後、640bp及び7(100bp
の2つのフラグメントを生じたプラスミドの1つを98
M261と名付け、さらに検討した。
β−IL−1遺伝子の5′末端領域の正確な配ダリを確
認するため、アルカリホスファターゼによる処理の後、
EcoR1部位の露出した5′末端で640bl)フラ
グメントをマークし、配列決定したEMaxaIll及
びGilbertrMetbods in Enzym
ologyJ(1980)]。
配列の分析の結果、期待した遺伝子構造であることが確
認された。
b)枯草菌SMS11g(psM26f)におけるβ−
IL−1の発現の証明 クロラムフェニコール5μg/ x(lを含有するvY
培地中、37℃で16時間生育させたSMSilg(9
8M261)の菌体培養物1n(lから、下記の方法に
よって全タンパク質を抽出した。すなわち、細胞をEp
pendorf遠心分離機において1分間遠沈し、等容
量の30mMTris−HCff pH7,6,5hM
 NaCIJで洗浄し、リゾチームIxg/x(lを含
有するSET緩衝液(20%ショ糖、30mM Tri
s−HCfJ pl(7,6、l mMEDTA)10
0μrl中に懸濁化させた。
溶菌処理を37℃において15分間行った。ついで、1
25d Tris−HCi! pH6,8,3%SDS
、  3%β−メルカプトエタノール及び20%グリセ
リンを含有する緩衝液150μぐを添加し、混合物をI
 Q G ’Cで5分間インキュベートした。染料(0
,25%ブロムフェノール・ブルー、40%ショ糖)2
μaを添加した後、その20μCを15%ポリアクリル
アミドゲル上に負荷した。2QIl+Aで3時間電気泳
動させた後、クマシー・ブルーで染色することによって
タンパク質バンドを発色させると共に、並行してニトロ
セルロースフィルター(Schleicher and
 5chull 45px)に移動させ、ペルオキシダ
ーゼ(Miles)と複合させたウサギ抗β−IL−1
抗体及びヤギ抗−ウサギー抗体抗体と処理した。
クマシー・ブルーで染色した後、分子1i17000を
育するタンパク質の存在を明確に示した。該タンパク質
は枯草菌5M5118及び3MS118(psM214
)の抽出物では存在しない(第3図A)。このタンパク
質は抗β−IL−1抗体と特異的に反応する(第3図B
)。さらに、クマシー・ブルーで染色した同じゲル上で
行った密度計測分析では、枯草菌SMSI18(1)S
M261.)によって生成されたβ−IL−1の量が全
タンパク質の6%に相当することを示していた。
菌体溶解物を6500rpIIlで10分間遠心分離す
ることによって得られた不溶性細胞フラクションはβ−
IL−1を含有していないことを示していた。
従って、該タンパク質は完全な可溶形で発現されている
実施例2 組換ヒトβ−インターロイキン−1の精製枯草菌5M5
11g(pSM261)の培養培地1りから遠心分離に
よって湿った菌体4gを集めた。
これら菌体を実施例1に記載の如くして洗浄し、Fg!
壊した。
このようにして得られたホモジネートを、30rval
l遠心分離機において、3800Orpmで30分間遠
心分離し、上澄液(29x□を回収した。
BIQ−RAD ミクロ法によって行った全タンパク質
の測定では、タンパク質含量は6.2x9/’x(lで
あった。
ライフ、該上澄液2ht(lを、予め20mM Tri
s−HCI。
pH7、5緩衝液で平衡化した1、6X35ci DE
AEセルロース(DE−52Vhat+aan)カラム
に負荷した。
前記と同じ緩衝液を流量2517時間で使用して、タン
パク質をカラムから溶出した。
溶出液の吸光度を280nmで連続的にモニターしなが
ら溶出を行った。
溶出されたタンパク質を含有するフラクションを集め、
5DS−PAGE上で電気泳動法によってテストしたf
LaemmlirNatureJ 227.680−6
85(1970)](第4図)。
β−hlL−1を含有するもの(フラクション14J9
)(単一の狭いバンドを示した)を合せて、タンパク質
含量約80μ7/峠を有する溶液651を生成した。
ついで、YM −1011i(1011i(A上での濾
過によって該溶液を濃縮し、タンパク質2.519/ス
eを含有する溶液21シを生成した(収率70%)。
このようにして得られたβ−hlL−1の純粋性を、β
−メルカプトエタノール減力剤(reducer)の浮
性下(第5図の2)及び不存在下(第5図の1)におけ
る12.5%5DS−ポリアクリルアミドゲル上での電
気泳動によって確認した。
ゲルをクマシー・ブルーで染色したところ、サンプルが
唯1つの種類のタンパク質で構成されていることを示し
た。
β−IL−1サンプルの純粋性をさらに確認するため、
タンパク質溶液5uQを4.6X 250+nm AL
TEX[JL丁RASIL−ODSタイプのカラム(c
at、 No、 256−25Beckma、n)に負
荷し、Beckman −)IPLCクロマトグラフモ
デルll0Bを使用し、0.1%TFAOリフルオル酢
酸)水溶液から80%CH3CN(アセトニトリル)中
にTFAo、1%を含む溶液までのグラデイエンドによ
ってクロマトグラフィー処理した[Dewhirst 
F、E、らrJ、 In+muno1. J 135.
2562−2568(1985)]。
第6図に示されるように、β−fL−1サンプルは保持
時間43.683分でシングルピークとして溶出された
このβ−IL−1サンプルの生物活性を、Kayeらに
よって開示されたテスト法[rJ、 Immunolo
gyJt見、 1339−1345<1984月で測定
した。特に、融解シタハカリノD10細胞を、25+n
M HEPES、 50tt9/x(1ゲンタマイシン
、2dL−グルタミン、10%非相補性(uncomp
lemented)ウシ胎児血清(Hyclone。
5terile System)及び6 X 10−’
M 2−メルカプトエタノールを含存すルRPMI−1
640培地(GIBCO)中において、平底のC1us
ter′aプレートミクロデイツノ5 (Costar
)に分配した(2XlO’/デイツシユ)。
同じ培地で希釈した標準IL−1又はサンプルの各挿置
を各デイツシュに3個1組として添加した。
さらにConA(コンカナバリンA)を最終濃度2.5
μ2/1gで添加した。各デイツシュの最終容量は0.
21Qであった。
37℃で48時間インキュベートした(湿潤状態、5%
C07)。増殖を測定するため、各デイツシュ当たりa
、5tt crのトリチウム標識チミジン(Amers
ham、比活性2Ci/ミリモル)を添加し、これらを
さらに16−1.8時間インキュベートシた。
各デイツシュからマルチプル細胞回収装置(Skatr
on)によって菌体を集めた後、増殖した細胞によって
取込まれた放射能を液体シンチレーションによって評価
した。
第7図に示すように、DIO菌体によって取込まれた標
識チミジンの最大量は、精製したβ−11゜110pg
を添加した場合に見られ、この濃度は標準β−IL−1
(SCLAvOX比活性107U/Ryを有する)につ
いて要求されるものの1.15ないしl/10である。
第1表は、相対収率及び精製ファクターと共に、使用し
た精製スキームを示す。
第  1  表 菌体2当たりの  比活性 il!算の収率注タンへす
質のIt (u)   (Uni42−(駕)抽出物 
    45     2XIO@DEAEtラム  
      1.116            1X
IO”        70精製7Tタター 注:収率は、ポリアクリルアミドゲルの密度測定分析に
よって測定されたタンパク!調製物の濃度に基いて評価
されたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によって生成された組換ヒトβ−
インターロイキン−1のアミノ酸配列を示す図、第2図
は枯草菌においてβ−IL−1をクローニングする方法
を示すダイアグラム、第3図は枯草菌から抽出した全タ
ンパク質の12,5%ポリアクリルアミドゲル電気泳動
を示す(A)と共に、枯草菌から抽出され、12.5%
ポリアクリルアミドゲル上で分離された全タンパク質の
イミュノプロットを示す(B)写真、第4図は枯草菌の
粗製抽出物中に存在する全タンパク質及びDEAEセル
ロース上でのイオン交換クロマトグラフィー後に得られ
た各フラクション中に存在する全タンパク質のポリアク
リルアミドゲル上の挙動を示す写真、第5図はβ−メル
カプトエタノールの存在下及び不存在下における精製β
−IL−1の電気泳動を示す写真、第6図はDEAEセ
ルロースで精製したβ−IL−1のHPLCによるクロ
マトグラムを示すチャート、第7図は精製β−IL−1
及び標準β−IL−1の添加後におけるDIO細胞によ
る標識チミジンの取込みを示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンドトキシンを含有せず、比活性少なくとも1−
    10^8U/mg(タンパク質)を有する均質な組換ヒ
    トβ−インターロイキン−1の製法において、 a)ヒトβ−インターロイキン−1をコード付ける遺伝
    子を含有する組換DNA分子によって形質転換させたバ
    チルス属の宿主微生物を適切な培地で培養し、 b)宿主細胞を破壊した後、遠心分離によって、不溶性
    細胞フラクションから可溶性フラクションを分離し、 c)該可溶性フラクションから、イオン交換クロマトグ
    ラフィーによる単一工程で均質な組換ヒトβ−インター
    ロイキン−1に精製する、ことを特徴とする、均質な組
    換ヒトβ−インターロイキン−1の製法。 2 請求項1記載の製法において、前記宿主微生物が枯
    草菌である、均質な組換ヒトβ−インターロイキン−1
    の製法。 3 請求項1記載の製法において、前記組換えDNA分
    子が、バチルス属菌における発現性を有する複製可能な
    クローニングベクターをヒトβ−インターロイキン−1
    をコード付ける遺伝子に結合させることによって調製さ
    れたものである、均質な組換ヒトβ−インターロイキン
    −1の製法。 4 請求項3記載の製法において、前記クローニングベ
    クターが枯草菌において複製可能なプラスミドである、
    均質な組換ヒトβ−インターロイキン−1の製法。 5 請求項4記載の製法において、前記プラスミドがp
    SM214 ATCC 67320である、均質な組換
    ヒトβ−インターロイキン−1の製法。 6 枯草菌における発現性を有する複製可能な組換DN
    A分子(pSM261)(ATCC 67743)。 7 請求項1記載の製法において、前記工程a)で使用
    する培地がウシ浸出ブロスであり、培養をクロラムフェ
    ニコールの存在下、温度25ないし40℃で行う、均質
    な組換ヒトβ−インターロイキン−1の製法。 8 請求項1記載の製法において、前記工程b)におけ
    る細胞の破壊を、フレンチ・プレスによる18000p
    siでの物理的処理によって行う、均質な組換ヒトβ−
    インターロイキン−1の製法。 9 請求項1記載の製法において、前記工程c)におけ
    るイオン交換クロマトグラフィーを、DEAEセルロー
    スカラムを使用し、20mMTris−HClpH7.
    5緩衝液によって溶出して行う、均質な組換ヒトβ−イ
    ンターロイキン−1の製法。 10 請求項1−9記載の製法に従って得られた組換ヒ
    トβ−インターロイキン−1を疾患の治療及び予防に使
    用する、組換ヒトβ−インターロイキン−1の使用法。 11 請求項1−9記載の製法に従って得られた組換ヒ
    トβ−インターロイキン−1を治療上有効な量で含有し
    てなる、医薬組成物。
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