JPH0211369Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はトランジスタ、ICなどのインデツ
クス付き部品の供給装置に関するものである。

従来、第１図示のような円筒形のパツケージで
インデツクス１を設けたトランジスタ、ICなど
の電子部品部品２を、自動組立機械へ供給するに
は、部品の向きを揃える必要があるので、第２図
示のようなマガジン３に人手でセツトしていた。
すなわち、部品２の筒部が入る穴４と、インデツ
クス１をはめ込む一対のガイド５，６を複数組設
けたものを用意し、これにあらかじめ人が方向を
選別して並べていた。

しかしこれではマガジンへ並べる作業に人手を
要し手間がかかるという欠点があつた。

この考案は、こうした従来例における欠点を解
決し、自動的に方向に選別して揃えることができ
るようにするものである。

つぎに実施例について説明する。

第３図において、シユート７には、円筒形のイ
ンデツクス付き部品８が複数個、一例に並べられ
る。９はインデツクスガイドである。分離用シヤ
ツタ１０は上記シユート７へ進退自在に設けられ
ている。右端に来た部品８は受けローラ１１，１
２に当接する。駆動軸１３はモータ（図示せず）
により回転されるもので、これに駆動ローラ１４
および駆動ローラ移動用カム１５とが固着されて
いる。なおこの駆動軸１３はバネ１６によりガイ
ドローラ１７方向へ押されている。このガイドロ
ーラ１７は上記カム１５と摩擦的に接している。

つぎに動作説明をする。

第４，５図において、シユート７に載せられた
複数の部品８に対し、分離用シヤツタ１０が進出
して、右端の部品８を分離して保持する。このと
きは駆動ローラ１４は作動していない。つぎに駆
動軸１３が回転するとカム１５が回転し、ガイド
ローラ１７がカムの山から外れた部分と係合する
と、駆動ローラ１４が部品８を第６図時計方向へ
回転させ、ついには、そのインデツクスがインデ
ガイド９に当るところまでくる。駆動ローラ１４
は部品８に対しスリツプし、やがてカム１５の山
がガイドローラ１７と接するに至ると、駆動ロー
ラ１４は部品８から離れ駆動軸１３の回転は止ま
る（第８図）。このようにして、インデツクス付
き部品８はそのインデツクスが所定方向に向けて
保持される。第８図で右端の部品が自動組立機に
より取上げられた後は、次の部品が右端に送りこ
まれて、ふたたび上述の動作によりインデツクス
の方向が揃えられる。

上述の構成よりなる本考案インデツクス付き部
品の揃え装置によれば、インデツクス付き部品の
方向の選別が自動的に行えるので人手による作業
の手間が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はインデツクス付き部品の斜視図、第２
図は従来使われていたマガジンの斜視図、第３図
は本考案の実施例の平面図、第４図は第３図の実
施例の動作説明図、第５図は第４図の断面説明
図、第６図は第３図の実施例の他の動作状態を示
す平面図、第７図は第６図の断面説明図、第８図
は第３図の実施例の他の動作状態を示す平面図で
ある。 ７……シユート、８……インデツクス付き部
品、９……インデツクスガイド、１０……分離用
シヤツタ、１４……駆動ローラ、１５……駆動ロ
ーラ移動用カム。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状部の一端面にインデツクスを有する部品を
   一列に並べるシユートと、 上記シユートに設けたインデツクスガイドと、 上記部品を上記シユートの端部に保持するため
   の分離用シヤツターと、 上記シユートの端部に保持された上記部品の筒
   状部と摩擦的に係合し、上記部品を回転させる駆
   動ローラと、 上記駆動ローラと同軸的に設けられた駆動ロー
   ラ移動用のカムとを含み、 上記シユートの端部に保持した上記部品を上記
   駆動ローラで回転させ、上記部品のインデツクス
   が上記インデツクスガイドに当接する位置に向け
   ることを特徴とするインデツクス付き部品の供給
   装置。