JPH02111564A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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Publication number
JPH02111564A
JPH02111564A JP26436188A JP26436188A JPH02111564A JP H02111564 A JPH02111564 A JP H02111564A JP 26436188 A JP26436188 A JP 26436188A JP 26436188 A JP26436188 A JP 26436188A JP H02111564 A JPH02111564 A JP H02111564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
electrode
wear
thermal head
resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26436188A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuyuki Tomioka
富岡 辰行
Shigeru Yamamoto
茂 山本
Kazuhiro Motomori
元森 一博
Masafumi Chiba
雅史 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26436188A priority Critical patent/JPH02111564A/ja
Publication of JPH02111564A publication Critical patent/JPH02111564A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はたとえば感熱印字装置などに用いられるサーマ
ルヘッドに関する。
従来の技術 従来、感熱印字装置などにおけるサーマルヘッドの電極
は/1111層躾、Cr−AΩ二層膜、Cr−Cu二1
ltWAなどが一般的に用いられていた。
ところで、へρ単MHは密着性が優れているが、IC接
続部のメツキ膜形成に複雑な工程を必要とする欠点があ
る。また、Cr−Au二II膜・はAuが高価であり、
Au中へのCr拡散により抵抗値が非常に高くなる欠点
があった。これに対してCr−Cu二111IIはCu
表面へのメツキが容易であり、CIJは安価であり、C
u中へのCr拡散による抵抗値上昇が小さく優れた電極
であった。
発明が解決しようとする課題 しかし、C?−Qu二層躾には次のような課題が残され
ていた。
(1)CUと耐摩耗膜との密着性を高めるためには、C
rがCu中を拡散してQuと耐摩耗膜との界面に析出す
ることが必要であるため耐摩耗膜成膜時の基板温度を3
80°以上に保つ必要があり、成膜後の降温時間が長く
設備効率が悪かった。また、耐摩耗膜との密着性も十分
ではなかった。
(2)電極エツチング時はQuの次にCrをエッチング
するが、CrがCUに対してアンダーカットの状態とな
り、この上に耐摩耗膜を形成するとアンダーカット部の
Cuの下線空洞であるため、サーマルヘッド印字中のプ
ラテン押圧力に弱いという欠点があった。
(3)CuLt腐食しやすい金属であるため、耐摩耗膜
のピンホール部および樹脂による保護が不完全な部分の
CLJが高温多湿下で腐食するという欠点があった。
(4)Cuは、12.AuよりWI度が轟く、したがっ
て印字中に耐摩耗模上に作用する砂の微粒子などに対し
て強く、傷は付き雌いが、サーマルヘッドの用途によっ
てはもつと硬い電極材料を必要とされていた。
そこで、本発明は上記i!!題を解消し得るサーマルヘ
ッドを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため本発明のサーマルヘッドは、電
極膜の少なくとも耐摩耗膜に接する部分をOrおよびC
uの混合膜で形成したものである。
作用 上記構成によると、従来のCr−Cu二層膜においては
、耐摩耗膜の成膜時の基板温度によりCrがCu中に拡
散し、cr酸化物がCu表面に析出する結果、Cuと耐
摩耗膜との間の密着性を保っていたのに対し、CuとC
rとの混合膜にすることにより、crが始めからCu表
面に存在するため、Cuと耐摩耗膜との密着性が高くな
る。
また、従来のように、OrをCu中に拡散させる必要が
ないため、基板を高温にする必要がなく、したがって降
温時間は短かくなり設備効率が向上する。また、CU中
にCrを含有させたので、Cr−Cu二層膜の場合に比
べてCrのアンダーカットを小さくすることができ、さ
らにCrがCuの表面に存在するため、Cuよりも硬度
を増加させることができるとともに、耐腐食性を向上さ
せることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、1はグレーズドアルミナなどからなる
基板で、この上面にはra−N、5t−Ta、TiC−
SiO2などからなる発熱抵抗体2が形成され、またこ
の発熱抵抗体2の上面の所定位置にはCrとCuとの混
合膜よりなる厚さ0.3μmの電極膜3が形成され、さ
らにこれら発熱抵抗体2および電極1!3の上面には、
SiC。
5iONなどからなる耐摩耗114が形成されている。
また、上記電極膜3におけるOrの原子比は3%とされ
ている。
ところで、第1図においては、電極膜3を、CrとCu
との混合膜だけからなる単層膜として示したが、第2図
に示すように、電極1113を、基板1の上面に直接配
置される厚さ0.03〜0.3μmI:I)crg11
3aと、このCr膜13aの上面に厚さ0.3μmでも
って連続して成膜されたCrとCuとの混合膜131)
とから形成したものでもよい。
次に、本実施例について具体的に説明する。
Cr−Cu系は1000℃以下では金llR間化合物、
共晶を作らず、CrのCuに対する溶解度は原子比で3
00℃で約0.01%、400℃で約0.1%と小さい
。このため、Cuの比抵抗へ与える影響は非常に小さい
。たとえば原子比20%のCrを含むCr−Cu混合物
の比抵抗はアニールすれば2.5μΩaと低い。これは
Cuの1.5倍にすぎずしかもCuの177と小さい。
本発明は、Cr−Qu系のこのような性質を応用したも
ので、比抵抗をあまり上げることなくCuの持つ密着性
、高い硬度、耐蝕性を有する電極膜を実現することがで
きる。
Cuの単層電極では発熱抵抗体および耐摩耗膜との密着
性が得られず実用に耐えない。しかし、Crを添加する
ことにより、Crの大きい酸化物生成エネルギーにより
高い密着性が得られる。実験の結果、Crの原子比が0
.3%以上あればCu単層膜よりも密着性が改善される
ことが判った。
この結果、耐摩耗膜形成時の基板温度は従来のように3
80’C以上に上げる必要はなく、しかもCrが入るこ
とによりCuより高い硬度が得られた。
なお、5i−Ta系およびTiC−SiO2系の材料を
発熱抵抗体として使用する場合には、耐摩粍膜形成時の
基板温度によりCuが発熱抵抗体材料へ拡散し抵抗値が
低下する問題が発生するので、Crを発熱抵抗体膜とC
r−CLI混合膜との間に形成することが望ましい。ま
た、本発明の二m電極躾のエツチングにおいては、Cr
−Cu二層膜で発生したようなQuに対するOrの大き
なアンダーカットは発生せずアンダーカット量は大幅に
改善された。この理由はcrはCUより卑な金属である
ためCr−Cu二層膜ではCrのアンダーカットを生じ
やすいが、Cu中にCrを含有することにより電気化学
的反応が影響を受けてアンダーカットが小さくなったも
のと思われる。
次に、電極上に保護膜を形成せずに65℃、95%。
500時間の耐湿試験を実箱したところ、従来のCr−
Cu二層膜のCLJは完全に酸化しcrsの抵抗値を示
しサーマルヘッドとして使えないが、本発明のCr−C
u混合膜およびCr単It膜とCr−Cu混合膜との二
1lII!から成る電極はいづれも初期値より上昇した
が、サーマルヘッドとして十分使用に耐える抵抗値を示
した。
ところで、第1図および第2図において、CrとCuと
の混合膜3,13bの厚さは電極抵抗値の点から0.1
〜1μmの範囲が適正であり、発熱抵抗体の抵抗値に応
じて選べばよい。Orの原子比は0.3〜80%の範囲
から選ぶことが望ましい。成膜時の基板温度は150〜
300℃が適当である。なお、成膜法は原子比を一定に
保つためにスパッタ法が望ましい。
また、耐摩耗1!i!4は、第1図、第2図ともに厚さ
はサーマルヘッドの用途に応じて2〜10μm。
成膜時の基板温度は200〜400℃が適正な範囲であ
る。なお、成膜法は成膜速度の点でRFマグネトロンス
パッタ法またはプラズマCVD法が望ましい。
発明の効果 以上のように本発明の構成によれば、電極膜の少なくと
も耐摩耗膜に接する部分をCuとCrとの混合膜とした
ので、Crが始めからCu表面に存在するため、Cuと
耐摩耗膜との密着性を向上させることができる。また、
従来のように、CrをCu中に拡散させる必要がないた
め、基板を高温にする必要がなく、したがって降温時間
は短かくなり設籠効率が向上する。また、Cu中にCr
を含有させたので、Cr−Cu二層膜の場合に比べてC
rのアンダーカットを小さくすることができ、さらにC
rがCuの表面に存在するため、CLJよりも硬度を増
加させることができるとともに、耐腐食性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるサーマルヘッドの要
部拡大側面図、第2図は本発明の他の実施例におけるサ
ーマルヘッドの要部拡大側面図である。 1・・・基板、2・・・発熱抵抗体、3・・・電極膜、
4・・・耐摩耗膜、13・・・電極膜、13a・・・C
rt!、13b・・・混合膜。 代理人   森  本  桟  弘 13に、・−・湛会膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に形成された発熱抵抗体および電極膜の上面
    が耐摩耗膜で被覆されたサーマルヘッドであって、電極
    膜の少なくとも耐摩耗膜に接する部分をCrおよびCu
    の混合膜で形成したサーマルヘッド。 2、発熱抵抗体をSi−Ta系材料または TiC−SiO_2系材料で構成するとともに、電極膜
    をCr単層膜とCr−Cu混合膜とから構成した請求項
    1に記載のサーマルヘッド。
JP26436188A 1988-10-19 1988-10-19 サーマルヘッド Pending JPH02111564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26436188A JPH02111564A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 サーマルヘッド

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JP26436188A JPH02111564A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 サーマルヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02111564A true JPH02111564A (ja) 1990-04-24

Family

ID=17402089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26436188A Pending JPH02111564A (ja) 1988-10-19 1988-10-19 サーマルヘッド

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JP (1) JPH02111564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103820A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Kyocera Corp サーマルヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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