JPH02111035A - ポリシリコン薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

ポリシリコン薄膜トランジスタの製造方法

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JPH02111035A JP26485488A JP26485488A JPH02111035A JP H02111035 A JPH02111035 A JP H02111035A JP 26485488 A JP26485488 A JP 26485488A JP 26485488 A JP26485488 A JP 26485488A JP H02111035 A JPH02111035 A JP H02111035A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリシリコン薄膜トランジスタ(ThinFi
lm Transistor以下TFTという)におけ
るゲート絶縁膜の形成方法に係り、特に滑らかな酸化膜
−シリコン膜界面を得るための、TPTの製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来のポリシリコンTPTはICプロセスで用いるポリ
シリコン膜あるいはアモルファスシリコン膜を結晶化し
た゛ポリシリコン膜を用いていた。
前者は通常減圧CVD法で基板温度620℃付近で基板
上に堆積したもので、約数100人の結晶粒径を有する
膜が得られる。
後者は基板温度を530〜590°C付近に下げて基板
上に堆積したもので、得られたアモルファスシリコン膜
の結晶化後の結晶粒径は約数1000人であることが知
られている。
これらのポリシリコン膜にTPTを形成した場合、キャ
リアの移動度は高々10 cyn2/V−see程度し
か得られず、実用上問題があった。
しかし、近年、シリコン膜へのセルフイオン注入とその
後の低温アニールによって結晶粒径が数μmと飛躍的に
増大したポリシリコン膜−が得られることが明らかにな
った(例えば、Electron Lett、 17.
 pp587〜588.1981年参照)。それ以来、
ポリシリコンTPTの実用化の研究が盛んに行われてい
る。
ポリシリコンTPTの構造の一例を第5図に示す。
絶縁性基板51上にポリシリコン膜52から成る島を形
成し、核晶の中にはソース領域52−1、ドレイン領域
52−2、チャネル領域52−3がある。チャネル領域
52−3上にはゲート絶縁膜53、ゲート電極54が形
成されており、全体を保護絶縁膜55で被覆し、必要部
分にアルミニウム電極56が形成されている。
このような構造のポリシリコンTPTでは通常ゲート絶
縁膜53としてシリコン膜を熱酸化して形成する熱酸化
膜を用いることが多い。これはICプロセスで実績があ
るように良好な絶縁耐圧と、界面特性が得られることに
よる。
〔発明が解決しようとする課題〕
熱酸化膜はポリシリコン膜に対して他の方法で形成され
る絶縁膜に比較して良好な界面特性を有するが、単結晶
シリコン膜の熱酸化膜に比べて(i)滑らかな界面が得
られないこと、(ii )耐圧が低いことという問題点
がある。
この原因について第6図によって説明する。第6図(a
)は酸化前のポリシリコン膜の状態を表し、第6図(b
)は酸化後、即ち熱酸化膜形成後の状態を示している。
第6図(a)によれば基板51上のポリシリコン膜52
には多くの結晶粒界57が存在し、それはポリシリコン
膜52の表面にまで達している。
大きな粒径を有するポリシリコン膜を酸化すると、粒界
界面での酸化速度が他の部分に比べて非常に早く粒界に
沿って酸化反応が促進されるため、酸化後のポリシリコ
ン膜/熱酸化膜界面は、第6図(b)の曲線Aに示す如
く、粒界に沿って突起部を有する凹凸面となる。この凹
凸は酸化時間が長くなる程大きくなる。
この界面の凹凸はTPTを形成した際、トランジスタの
チャネルを走行するキャリアの表面散乱の原因となり、
キャリアの移動度の低下を招く。
さらに、凹凸面の突起部で電界集中が起こり、形成した
TPTのゲート耐圧の低下という問題も生ずる。
従って、本発明の目的は、ポリシリコン膜/熱酸化膜界
面の平滑性を改善し、TPTの特性を向上するポリシリ
コンTPTの製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明はポリシリコンまたは
アモルファスシリコンをチャネル層とし、このチャネル
層表面にゲート酸化膜を形成するポリシリコンTPTの
製造方法において、チャネル部にポリシリコン膜或いは
アモルファスシリコン膜を堆積するポリシリコンまたは
アモルファスシリコン着膜工程と、ポリシリコン膜ある
いはアモルファスシリコン膜にセルフイオンを注入する
セルフイオン注入工程、低温でアニールして結晶化する
低温アニール工程、結晶化したポリシリコン膜表面に微
小粒径のポリシリコン膜あるいはアモルファスシリコン
膜を形成する工程、形成したポリシリコン膜あるいはア
モルファスシリコン膜を酸化する酸化工程によってゲー
ト酸化膜を有するポリシリコン膜を得るものである。
なお、アモルファスシリコン膜は酸化時に微小粒径のポ
リシリコンに変わり、酸化される。
〔作用〕
本発明の製造方法によれば、結晶粒径の大きいポリシリ
コン膜上の粒径の小さいポリシリコン膜あるいは粒界の
ないアモルファスシリコン膜が酸化されるため、第6図
(b)に示す如き結晶粒界に沿った酸化速度の増殖作用
は抑えられる。その結果、均質な酸化膜と良好な平滑性
を有する界面が得られ、形成されるポリシリコンTPT
のゲート耐圧も向上する。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図〜第4図によって説明する。
■、第1の実施例 第1図は本発明の第1の実施例の工程説明図、第2図は
熱酸化温度が低い場合の酸化模式図である。
第1図において、lは石英基板、2はポリシリコン膜、
2−1はアモルファス化したシリコン膜、3は粒径の大
きなポリシリコン膜、4はアモルファスシリコン膜、5
は熱酸化膜、6はゲート電極、7.7−1はソース・ド
レイン領域、8はSiO2膜、9は金属電極を示す。
(1)石英基板1上に減圧CVD法を用いて基板温度5
80℃でポリシリコン膜2を、例えば約1000人堆積
する(第1図(a)参照)。一般に減圧CVD法を用い
ると580℃ではアモルファスになることは知られてい
るが、X線回折によりポリシリコン膜であることがわか
った。
(2)次に100KeV、2 ×10 ”am−” ・
ドーズの条件でセルフイオン注入方式でSi′″イオン
注入を行い、ポリシリコン膜のバルク中の結晶核及び界
面の結晶核のアモルファス化を行う(第1図(b)参照
)。
(3)その後、窒素雰囲気中で600℃50時間のアニ
ールを行い、アモルファス化したシリコン膜2−1を再
結晶化する。得られたポリシリコン膜の平均粒径は約2
μmと大きな粒径であった。
次に通常のフォトリソグラフィとドライエツチングによ
り、このポリシリコン膜3を島状にバターニングする(
第1図(c)参照)。
(4)得られた粒径の大きいポリシリコン膜3の島の表
面を含む基板全面に、減圧CVD法を用いて、基板温度
560℃でアモルファスシリコン膜4を例えば約200
〜400人だけ堆積する(第1図(d)参照)。
(5)続いて、1000’Cでドライ酸化を行い、アモ
ルファスシリコン膜4をすべて熱酸化膜5に変える(第
1図(e)参照)。
(6)その後は通常のポリシリコンTPTの製造方法と
同様に、その場ドープ(in−situ doping
)でリン(P)をドープしたポリシリコン膜を、例えば
約3000人堆積し、フォトリソグラフィとドライエツ
チングにより、ゲート電極6を形成する(第1図(f)
参照)。
(7)  このゲート電極6をマスクに高濃度にリンを
イオン注入する。
この際の注入エネルギー=50〜110KeV。
ドーズ量:  (1〜7)x、l O”cmドーズの条
件で行い、ソース・ドレイン領域7.7′を形成する(
第1図(g)参照)。
(8)次に保護絶縁膜として減圧CVD法により5i0
2膜8を例えば約7000人堆積した後、ドーパントの
活性化のため約1000℃30分間の熱処理を行う(第
1図(h)参照)。
(9)その後、コンタクト・ホールを開けて、アルミニ
ウム・メタライゼーションを行って、各電極9を形成し
、本発明のポリシリコンTPTを得る(第1図(i)参
照)。
本実施例では再結晶化したポリシリコン膜3の上にアモ
ルファスシリコン膜4を堆積しているが、このようにア
モルファスシリコン膜を堆積した場合の熱酸化法は、高
温での酸化が好ましい。これは、低温での熱酸化は、所
望の酸化膜厚(通常500人〜1500人)を得るため
の酸化時間が長くなり、酸化反応中に堆積したアモルフ
ァスシリコン膜4の下層から、粒径の大きなポリシリコ
ンの結晶粒を核に結晶化が始まり、第2図の如く、酸化
中の結晶化したポリシリコンi4Aが形成されるからで
ある。
酸化反応の初期にアモルファスシリコン膜4の下層が結
晶化した状態を模式的に第2図に示す。
なお5Aは酸化膜である。この状態以後まで酸化反応を
続ければ結晶粒界の形成されたアモルファスシリコン膜
4の結晶粒界では酸化が促進されるので、酸化反応、終
了時の界面にはやはり凹凸が形成されることになる。
もっとも、酸化方法のうちでも、高周波(RF)やマイ
クロ波を利用した低温プラズマ酸化を用いると、アモル
ファスシリコン膜4の結晶化が始まる前に酸化が終了す
る。即ち、結晶化速度が殆ど無視できる500℃以下で
の酸化が可能である。
■、第2の実施例(図示省略) (1)室温〜150℃の基板温度の石英基板上に、10
−7〜10−”)ルの高真空中で電子ビーム蒸着法によ
って、例えば約1000人のアモルファスシリコン膜を
堆積する。
ここで、アモルファスシリコン膜といってもバルクでは
膜はアモルファスであるが、シリコン膜と基板との界面
には多数の結晶核が存在していることを想定している。
次に注入エネルギー約100KeV、2×10” cm
 −2ドーズの条件でSi”イオンのセルフイオン注入
を行うが、これは上記界面の結晶核のアモルファス化を
目的としている。
その後窒素雰囲気中で600℃100時間のアニールを
行い、アモルファスシリコン膜を結晶化した。この結果
得られた結晶化膜の平均粒径は約2μmであった。
(2)  それから減圧CVD法を用いて基板温度58
0℃で粒径が約100〜300人と小さいポリシリコン
膜を厚さ例えば約200〜400人だけ、基板全面に堆
積した。
(3)  これらのポリシリコン膜をTPTの大きさに
合わせて島状にバターニング後、例えば約400℃で酸
素プラズマ酸化を用い、前記の粒径の小さいポリシリコ
ン膜をすべて熱酸化膜に変える。
以後の工程は第1の実施例と同様にして所望のポリシリ
コンTPTを得る。
この第2の実施例の場合、結晶化した粒径の大きいポリ
シリコン膜表面に粒径の小さいポリシリコン膜を堆積し
ているので、任意の酸化温度での酸化が可能である。
酸化方法として熱酸化以外に高周波やマイクロ波を利用
した低温プラズマ酸化も用いることができる。
また熱酸化法としてはハロゲンランプを多用したランプ
アニール装置を用いるPTA (Rapid Ther
mal Anneal)による高速酸化法も有用である
さらに、粒径の小さいポリシリコン膜と粒径の大きいポ
リシリコン膜の界面で酸化を止めることは実際上無理な
場合、粒径の大きい下地のポリシリコン膜まである程度
酸化を進行させる必要がある。何故なら粒径の小さいポ
リシリコン膜が界面に残留すると、チャネルを走行する
キャリアの散乱が増加するため、移動度の低下が起こる
からである。
■、第3の実施例 本発明の第3実施例を第3図により説明する。
(1)石英基板1上に上記第1の実施例あるいは第2の
実施例と同様の方法で、粒径の大きなポリシリコン膜3
を形成する。
次にこのポリシリコン膜3上にアモルファスシリコン膜
34を堆積する(第3図(a)参照)。
(2)続いて、約400℃で酸素プラズマ酸化法によっ
てアモルファスシリコン膜34の一部を酸化し酸化膜3
5を形成する(第3図(b)参照)。
(3)その後、600℃の低温アニールを行う。
これにより酸化膜35と粒径の大きなポリシリコン膜3
にはさまれたアモルファスシリコン膜34の下層からこ
の部分に存在する結晶粒を種に結晶した部分Bが固相成
長し、良好な酸化膜/ポリシリコン膜界面が得られる(
第3図(C)参照)。
以後の工程は第1の実施例と同様に行い、所望のTPT
を得る。キャリアの大部分はこの粒径の大きな部分Bを
通ることになる。
ところで以上の実施例では粒径の大きなポリシリコン膜
3の形成後、粒径の小さいポリシリコン膜4あるいはア
モルファスシリコン膜をその表面上に堆積し、この堆積
した膜を酸化する例について述べたが、本発明はこれに
限られない。
■、第4の実施例 本発明の第4の実施例を、第4図について説明する。
fil  石英基板1上に減圧CVD法を用いてポリシ
リコン膜2を例えば約tooo人堆積する(第4図(a
)参照)。
(2)次に100KeV、2XIQ”cm−”・ドーズ
の条件でセルフイオン、Si0イオン注入を行い、ポリ
シリコン膜2のアモルファス化を行う(第4図(b)参
照)。
(3)その後窒素雰囲気中で600℃50時間のアニー
ルを行い、アモルファス化したシリコン膜2Aを再結晶
化する。得られるポリシリコン膜3の平均粒径は約2μ
mと大きな粒径である。ここまでは前記第1の実施例と
同様である(第4図(c)参照)。
(4)次いで、減圧CVD法を用い5ins膜40を例
えば約500人の厚さでポリシリコン膜3の全面に堆積
して、40〜50KeV、1〜4×10I10l5”ド
ーズの条件でセルフイオン注入を再び行う。これにより
再結晶化したポリシリコン膜3の表面部のみアモルファ
ス化する。
ここで第2のセルフイオン注入工程前にSiO2膜40
を被覆したのは、ポリシリコン膜3の表面部のアモルフ
ァス化を更に効率よく行うためである。この場合、セル
フイオン注入後、被覆したSiO2膜のエツチングを行
うので、その際、基板のエツチングを防ぐため、ポリシ
リコン膜3のパターニングは後で出てくる熱酸化工程前
に行う方が良い。
この第2のセルフイオン注入工程によるポリシリコン膜
3の表面部のアモルファス化により表面部の粒界は消失
する(第4図(d)参照)。
(5)Si02膜40をエツチングにより除去した後、
ポリシリコン膜3を島状にパターニングし、次に約90
0℃のウェット酸化を用いて、例えば約500〜800
人の熱酸化膜5Aを成長させる(第4図(e)参照)。
(6)以後の工程は第1の実施例と同様に、ゲート電極
の形成、ソース・ドレイン領域の形成、保護絶縁膜の形
成、ドーパントの活性化を行った後、コンタクトホール
の開孔、アルミニウムメタライゼーションによって電極
を形成し、所望のポリシリコンTPTを得る。
■、第5の実施例(図示省略) (1110−’〜1O−9)ルの高真空中で電子ビーム
蒸着法により、1000人の厚さのアモルファスシリコ
ン膜を石英基板上に堆積する。次に2×IQ”cm−”
ドーズのセルフイオン注入工程を行った後、窒素雰囲気
中で600℃100時間のアニールを施し、アモルファ
スシリコン膜の再結晶化を行う。これまでの工程は前記
第2の実施例と同様である。
(2)以後の工程は前記第4の実施例と同様である。減
圧CVD法を用い、SiO2膜を例えば約500人の厚
さで再結晶化したポリシリコン膜の全面に堆積する。
続いて、40〜50 K e V、1〜4×lO110
1sドーズの条件でセルフイオン注入工程を再び行う。
これにより、再結晶化したポリシリコン膜の表面部のみ
アモルファス化する。
(3)堆積した5in2膜をエツチング除去後、ポリシ
リコン膜を島状にパターニングし、続いて約900℃の
ウエッ14化を用いて熱酸化膜を成長させ、これをゲー
ト酸化膜として用いる。
以後、ゲート電極、ソース・ドレイン領域、保護絶縁膜
の形成、ドーパントの活性化、電極の形成を行って所望
のポリシリコンTPTを得る。
なお本発明は粒径の大きなポリシリコン膜上に良質の酸
化膜を得る方法を提供するもので、第4、第5の実施例
においても第1のセルフイオン注入工程を用いずとも、
1μ以上の粒径の大きなポリシリコン膜が得られれば、
それにも適用できる。
例えば第5の実施例においては、セルフイオン注入をし
た後低温アニールをしているが、この代わりにセルフイ
オン注入なしで、アモルファスシリコン膜を低温アニー
ル工程のみで大粒径のポリシリコン膜が得られる。
また、第4、第5の実施例において、第2のセルフイオ
ン注入工程の前に5iOa膜を被覆するが、これはポリ
シリコン膜表面部のアモルファスを更に効率よく行うた
めのもので、不可欠の工程ではない。
またポリシリコン膜の表面部のアモルファス化された層
を次工程で酸化するが、この酸化工程はアモルファス層
全体が酸化される条件を選ぶことが重要である。つまり
、酸化工程中にアモルファス層は下部から結晶化が始ま
り、酸化工程初期に粒径の小さいポリシリコン層が成長
してしまう。
従って、元はアモルファス層であった、粒径の小さいポ
リシリコン層全体も酸化しなければならない。
熱酸化法としては第4、第5の実施例を示したウェット
酸化法の外に、ランプアニール装置を用いるPTAによ
る高速酸化法も有用である。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法によれば、微小粒径のポリシリコン膜
或いは酸化時に微小粒径のポリシリコンとなるアモルフ
ァスシリコン膜を利用してこれを酸化膜に変換するため
、ポリシリコンまたはアモルファスシリコン薄膜トラン
ジスタのチャネル層とゲート絶縁膜界面として、特性の
よいポリシリコン膜の熱酸化膜を平滑性良く形成するこ
とが出来る。従って形成されるTPTのゲート耐圧等、
素子の特性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の製造工程説明図、 第2図は第1の実施例の酸化反応初期の模式図、第3図
は本発明の第3の実施例の製造工程説明図、 第4図は本発明の第4の実施例の製造工程説明図、 第5図は従来例の説明図、 第6図は従来例の界面の説明図である。 1・−石英基板、   2−・ポリシリコン膜、3−粒
径の大きなポリシリコン膜、 4・−アモルファスシリコン膜、 5.5A、35−・−熱酸化膜。 第2図 第1図 第3図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリシリコンをチャネル層とし、前記チャネル層
    表面にゲート酸化膜を形成するポリシリコン薄膜トラン
    ジスタの製造方法において、チャネル部にポリシリコン
    膜或いはアモルファスシリコン膜を堆積するポリシリコ
    ンまたはアモルファスシリコン着膜工程と、前記チャネ
    ル層にセルフィオンを注入するセルフィオン注入工程と
    、低温でアニールすることで結晶化する低温アニール工
    程と、前記結晶化したチャネル層上に微小粒径のポリシ
    リコンまたはアモルファスシリコンを着膜する着膜工程
    と、前記形成工程後のチャネル層を酸化する酸化工程と
    を具備するポリシリコン薄膜トランジスタの製造方法。
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