JPH0211006Y2 - - Google Patents

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JPH0211006Y2
JPH0211006Y2 JP1985137973U JP13797385U JPH0211006Y2 JP H0211006 Y2 JPH0211006 Y2 JP H0211006Y2 JP 1985137973 U JP1985137973 U JP 1985137973U JP 13797385 U JP13797385 U JP 13797385U JP H0211006 Y2 JPH0211006 Y2 JP H0211006Y2
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JP
Japan
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hook
thread
inner hook
rotation
pot
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JP1985137973U
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JPS6247378U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はミシンの全回転水平釜に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に、この種の全回転水平釜においては、垂
直固定軸線の周りに回転する外釜中に内釜が嵌装
され、その内釜に回転止め部材が係合されて、外
釜の回転方向における内釜の回転が阻止されるよ
うに構成されている。ところが、この全回転水平
釜では、特にジグザグミシンにおける右基線の縫
製において上糸糸輪が回転止め部材と内釜との間
の回転止め部を通過する際、天秤糸量と釜糸量と
の相互関係により上糸糸輪にたるみを生じ、上糸
糸輪が回転止め部を円滑に通過しないで、場合に
よつては上糸糸輪が内釜周縁に絡み付くという問
題があつた。
このような問題点を解決するために、実開昭59
−70675号公報に示すような水平釜が従来から提
案されている。この水平釜においては、合成樹脂
製の内釜の下面に細幅のリブが一体に形成され、
内釜の下面に渡る上糸糸輪の下方糸部がこのリブ
に係止されて、その下方糸部のたるみが阻止され
るようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この従来の水平釜では、内釜の下面
に細幅のリブを一体に形成したものであるため、
そのリブの厚さを大きくした場合には、成型時に
おける合成樹脂の収縮量が大きくなつて、リブ及
びその周辺部を精度よく成型することができず、
又、これとは逆にリブの厚さを小さくした場合に
は、成型時における合成樹脂材料の流れが悪くな
つて、リブ形状の精度を出すのが困難となり、そ
れを防止するために合成樹脂材料の注入圧力を高
くすることも考えられるが、このようにした場合
には成型機械が複雑かつ大型化するという問題が
あつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、前記のような問題点に着目してな
されたものであつて、垂直固定軸線の周りに回転
する外釜1中に嵌装され、横方向揺動運動可能な
縫針の落下用開口7が形成された合成樹脂製の内
釜4と、前記外釜1の回転方向における内釜4の
回転を阻止するために前記落下用開口7の位置す
る側と反対側に配置され、内釜4と係合可能な回
転止め部材11とを備えた全回転水平釜におい
て、落下用開口7の周縁部に糸係止用切欠12を
形成して、その糸係止用切欠12に上糸糸輪Tの
下方糸部T1を係合させてその下方糸部T1が外釜
1の回転方向と反対方向に移動することを阻止す
る構成としている。
(作用) 従つて、この考案の全回転水平釜においては、
内釜4の下面に渡る上糸糸輪Tの下方糸部T1
内釜4の針落下用開口7の周縁部に形成された糸
係止用切欠12に係止されて、その落下用開口7
中て外釜1の回転方向と反対方向に移動するのを
阻止され、特にジグザグミシンにおける右基線の
縫製に際し上糸糸輪Tにたるみが生じることな
く、その上糸糸輪Tが回転止め部材11と内釜4
との間の回転止め部を円滑に通過して、上糸糸輪
Tが内釜4周辺に絡み付く等のトラブルを確実に
防止することができる。
実施例 以下、この考案をジグザグミシンに具体化した
一実施例を図面に従つて詳細に説明する。
さて、この実施例の全回転水平釜において、外
釜1はミシン機枠2のベツド部内に垂直固定軸線
の周りで回転可能に配置され、その外周には上糸
糸輪Tを捕捉するための剣先3が形成されてい
る。前記外釜1内には合成樹脂製の内釜4が相対
回転自在に嵌装され、その上面には下糸ボビン5
を収容するための収容部6が形成されている。前
記内釜4の外周縁には、横方向揺動運動可能な縫
針(図示しない)の落下用開口7が形成されてい
る。
前記落下用開口7に対向して内釜4の上面には
凹所8が形成され、又、落下用開口7の位置する
側と反対側において内釜4の外周には突起9が形
成されている。前記ミシン機枠2内には逆転止め
部材10が配置固定され、内釜4上の凹所8に係
合してその内釜4が下糸ボビン5の回転に伴い第
1図の時計方向へ逆転されるのを阻止している。
又、ミシン機枠2内には回転止め部材11が配置
固定され、内釜4上の突起9に係合してその内釜
4が外釜1の回転に伴い第1図の反時計方向へ回
転されるのを阻止している。
前記内釜4の落下用開口7においてその周縁部
には糸係止用切欠12が形成され、内釜4の下面
に渡る上糸糸輪Tの下方糸部T1がこの糸係止用
切欠12に係止されて、その下方糸部T1が内釜
4の落下用開口7中において外釜1の回転方向と
反対方向に移動するのを阻止するようになつてい
る。
従つて、第4図a〜cに示すように、外釜1の
回転に伴い上糸糸輪Tが外釜1の剣先3により捕
捉されて内釜4を潜り抜ける際、その内釜4の下
面に渡る上糸糸輪Tの下方糸部T1が糸係止用切
欠12に係止され、上糸糸輪Tのたるみが吸収さ
れる。そのために、特に針の揺動範囲の右端、す
なわち右基線における縫製に際し、上糸糸輪Tに
たるみが生じることなく、その上糸糸輪Tが回転
止め部材11と内釜4の突起9との間の回転止め
部を円滑に通過して、上糸糸輪Tが内釜4の周辺
に絡み付く等のトラブルを確実に防止することが
でき、縫製運転を支障なく遂行することができ
る。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案は、内釜の下面に
渡る上糸糸輪の下方糸部が内釜の針落下用開口の
周縁部に形成された糸係止用切欠に係止されて、
その落下用開口中で外釜の回転方向と反対方向に
移動するのを阻止され、特にジグザグミシンにお
ける右基線の縫製に際し、上糸糸輪にたるみが生
じることなく、その上糸糸輪が回転止め部材と内
釜との間の回転止め部を円滑に通過して、上糸糸
輪が内釜周辺に絡み付く等のトラブルを確実に防
止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した全回転水平釜の
内釜を外釜内に嵌装した状態を示す平面図、第2
図は内釜を取り出して示す平面図、第3図はその
内釜の背面図、第4図a〜cは上糸糸輪が内釜を
潜り抜ける状態を順に示す全回転水平釜の略体平
面図である。 図において1は外釜、4は内釜、7は落下用開
口、11は回転止め部材、12は糸係止用切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 垂直固定軸線の周りに回転する外釜1中に嵌装
    され、横方向揺動運動可能な縫針の落下用開口7
    が形成された合成樹脂製の内釜4と、前記外釜1
    の回転方向における内釜4の回転を阻止するため
    に前記落下用開口7の位置する側と反対側に配置
    され、内釜4と係合可能な回転止め部材11とを
    備えた全回転水平釜において、 前記落下用開口7の周縁部に糸係止用切欠12
    を形成して、その糸係止用切欠12に上糸糸輪T
    の下方糸部T1を係合させてその下方糸部T1が外
    釜1の回転方向と反対方向に移動することを阻止
    する構成としたことを特徴とする全回転水平釜。
JP1985137973U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0211006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985137973U JPH0211006Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985137973U JPH0211006Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Publication Number Publication Date
JPS6247378U JPS6247378U (ja) 1987-03-24
JPH0211006Y2 true JPH0211006Y2 (ja) 1990-03-19

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ID=31042525

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JP1985137973U Expired JPH0211006Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190978U (ja) * 1982-06-15 1983-12-19 リツカ−株式会社 水平釜

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6247378U (ja) 1987-03-24

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