JPH0210985A - 画像色信号過渡現象改善装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、色信号成分に帯域制限を受けて、伝送されて
きた映像信号の表示を行う際の画像信号過渡現象改善装
置に関する。

従来の技術 従来、色信号の過渡現象改善は、第３図に示す装置によ
っていた。第３図の上側は、構成を示すブロック図、下
側はその各部の信号波形を示している。

ここで、入力波形４Ｑの立ち上がシ部は色差信号の帯域
幅によって決まる最小の立ち上がり時間とし、立ち下が
り部はもっとゆるやかなものを例にとっている。

入力色差信号４ｏはアンプ３１を通った後、通常は閉じ
られているスイッチ３４を経由してコンデンサ３７に達
する。その際、アンプ３１は出力インピーダンスが低い
ためす早く充、放電される。

一方、入力色差信号４ｏは過渡域検出のために、微分器
３２にて微分され、全波整流器３３にて全波整流されバ
イパスフィルタ３６によシ高域成分が抽出される。その
出力を４２に示す。ここで、信号４２がスレッショルド
電圧■Ｔよりも高ければ過渡域の始めであると判断して
パルス発生器３６がパルス４３を発生し、スイッチ３４
を開く。

その際、コンデンサ３７の作用により出力電圧はスイッ
チ３４を開いた時と同じ電圧で維持される。

次に、定常域においてはバイパスフィルタ３６の出力信
号４２は、スレッショルドレベル以下トなり、スイッチ
３４は閉じられ、アンプ３１はす早くコンデンサ３７の
電圧を入力信号電圧とする。

その結果、入力信号４０がそのまま出力信号４４となシ
、過渡域の立上シ、立下りが強調される。

発明が解決しようとする課題 ところが、この従来の方式では、色差信号の過渡域の波
形補正を、過渡域の最初のデータをホールドすることに
より行っている。第４図にその様子を示すが、このため
、第４図のようにゆるやかに色差信号が変化するところ
での過渡現象改善が行われた際には、理想的には第４図
中−点鎖線で示すような補正が行わなければならないの
に対し、第２図中の点線のように波形補正が行われるた
め、画面上不自然さが生じてしまうという問題がある。

そこで、本発明は、かかる従来の欠点を解消して、ゆる
やかに変化する色差信号の性質をとらえ、より自然な過
渡域改善を可能にすることのできる装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明の技術的手段は、過
渡域の少し前のデータと過渡域が始まったところのデー
タを用いて、線形性補間を行うようにすることによシ過
渡域改善のための波形補正を行うものである。

作　　　用 この技術的手段による作用は次のようになる。

まず過渡域が検出されると、過渡域が始まったところの
データとその少し前のデータがホールドされる。この２
つのデータを用いて過渡域中のデータを線形性補間する
。

次に、定常域に入ると、従来例と同様にす早く入力電圧
まで変化し、従来例と同様に立上り、立下シが強調され
る。

この線形性補間によりホールドされたデータは近くの映
像の性質をもって変化するだめ、過渡域改善部に違和感
がなく、自然な過渡域改善が行える。

実施例 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図の上側は溝成を示すブロック図、下側は各部の信
号波形を示している。ここではゆるやかな傾斜をもつ色
差信号の中で過渡域がある場合を例にとっている。第１
図において３１〜３７は第４図と同一であり説明は省略
する。３８は遅延回路、３９は遅延回路３８に直列に接
続されたコンデンサ、４０はスイッチ、４１はコンデン
サである。スイッチ４ｏは遅延回路３８とコンデンサ３
９の直列回路、コンデンサ４１を入力色差信号ラインに
接続したり、切ったシするスイッチで、パルス発生器３
８の出力によシ開閉が制御される。

４２はコンデンサ３９．４１の両端電位を入力とする差
動アンプ、４３はコンデンサ３７に接続された定電流回
路で、差動アンプ４２の出力にょシミ流値が制御される
。以下に動作説明を行う。

入力色差信号２ｏは従来例通シアンプ３１を通った後、
通常は閉じられているスイッチ３４を経由してコンデン
サ３７に達する。入力色差信号２ｏは、一方では遅延回
路３８を通り、もう一方ではそのままでコンデンサ３９
．４１におのおの供給されると共に差動アンプ４２に接
続されている。さらに、との差動アンプ４２の出力は、
定電流回路４３の電流値を変化させている。

いま、入力色差信号２０の電圧が過渡域に入ると、従来
例通９パルス発生器３６に作用し、スイッチ３４．４０
が開く。ここでは、スイッチ３４゜４０が開く直前の電
圧とスイッチ３４．４０が開いた時の電圧により、差動
アンプ４２の出力が定電流回路４３に作用し、スイッチ
３４．４０が開いている間、差動アンプ４２の出力に比
例した割合で色差信号出力の電圧を変化させる。

次に、定常域（ここでは、ゆるやかに色差信号が変化す
るところ）に入ると従来通りスイッチ３４．４０が閉じ
られ、従来例と同様の動作をする。

この結果、入力信号波形２ｏが出力信号２４となり、自
然な波形補正が行える。

この過渡現象改善部を拡大したものを第２図に示す。図
中、−点鎖線で示すようにホールドされたデータは、過
渡域が始まるデータとその直前のデータの傾きによシ変
化し、違和感のない波形補正が行われる。

発明の効果 このように、本発明は、過渡現象改善の際に信号波形の
補正を過渡域内のデータだけでなく、過渡域の少し前の
データも用いて線形外補間を行うものであるので、ホー
ルド中のデータは近くの映像の性質をもって変化するた
め、過渡域改善部に違和感がなく自然な過渡域改善が行
える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の過渡現象改善方式の動作原理を示すブ
ロック図と波形図、第２図はその過渡現象改善を示す波
形図、第３図は従来例の色信号過渡現象改善装置を示す
ブロック図と波形図、第４図はその波形補正を示す波形
図である。 ３８・・・・・・遅延回路、３９．４１・・・・・・コ
ンデンサ、４２・・・・・・差動アンプ、４０・・・・
・・スイッチ、４３・・・・・・定電流回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名遍濯
誠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像色信号の過渡現象部分において信号波形の補正デー
   タを過渡域内のデータに加え、過渡域の直前のデータを
   用いて線形外補間を行うようにした画像色信号過渡現象
   改善装置。