JPS6372282A - 色トランジエント補正回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラーテレビジョン受像機の色差信号のトラ
ンジェント期間を短くし、立上りや立下りを急峻にする
ことができ、色にじみの少ない輪郭のはつきシした鮮明
な画像を得ることができる色トランジェント補正回路Ｇ
て関するものである。

従来の技術 現在のＮＴＳＣ放送方式では、輝度信号が帯域４．２Ｍ
Ｈｚ　で送信されているのに対して、色信号は上信号が
１−ｓ　ＭＨｚ　ｒ　Ｑ信号は０　、５　ＭＨｚという
狭い帯域幅で送信されている。したがって色信号は輝度
信号に比べそのトランジェントが悪く、画面上では色に
じみ等の問題となってあられれる。

そこで１色信号のトランジェントを改善し、色にじみの
ない鮮明な画像を得る方法として色トランジェント補正
回路が考えられている。

以下図面を参照しながら、従来の色トランジェント補正
回路の一例について説明する。

第４図は従来の色トランジェント補正回路のブロック図
、第６図は各部の信号波形である。第４図において１は
色差信号入力端子、２はパルスによって開閉するスイッ
チ、３は前の状態を保持するためのストレージキャパシ
タ、４は色差信号出力端子、５は微分・全波整流回路、
６は高域通過フィルタ及びパルス形成回路である。第６
図の信号波形を参照しながら色トランジェント補正の原
理を簡単に述べる。

＠５図ａは入力色差信号である。この入力信号を微分・
全波整流回路５で微分し、かつ全波整流することによっ
て同図すの波形が御られる。この信号をさらに高域通過
フィルター６に通すと同図Ｃのよう々波形になシ、パル
ス形成回路である基準電圧Ｖｒと比較することによって
同図すの、補正パルス信号が得られる。この補正パルス
信号によって第４図スイッチ２を開閉する。即ち、パル
ス信号がローレベルのときはスイッチ２がオン、パルス
信号がハイレベルのときにはスイッチ２がオフするよう
にする。スィッチ２オフ時には第４図ストレージキャパ
シタ３の放電によってスイッチ２オフ直前の状態を保持
する。そして、次にパルスがローレベルになり、スイッ
チ２がオンすると同時にストレージキャパシタ３に充電
して入力色差信号と同レベルまで達する。このようにす
ることによって第５図ａのような入力色差信号が同図ｅ
のようにトランジェントの改善された信号となる。

（ＩＥＥＥ　　ＴＲＡＮＳＡＣＴＩＯＮＳ　　ＯＮ　　
Ｃ０Ｎ５ＬｌＢ−［ＥＲＥＬＥＣＴＲＯＮＩＣ８ＮＯＶ
ＥＭＢＥＲ１９８３ＶＯＬｔ１ＭＥＣＥ２９　ＮＵＭＢ
ＥＲ４参照）。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来装置では、入力色差信号が第６図ａ
に示すように立上がってすぐに立下がるような信号であ
ったとする。この時同図との信号を微分し、全波整流す
ると同図すのようになり、これから得られる同図Ｃの補
正パルスで色差信号のトランジェントを補正すると、２
つのパルスがｆ［していて２つのパルスの間のローの期
間、即ちスイッチ２がオンしている期間が短すぎるため
に、ストレージキャパシタ３に充電している途中ではや
くもスイッチ２がオフしてしまい、補正色差信号は同図
：ｄのように入力色差信号に比べ飽和度の小さい信号に
なってし甘う。

本発明は上記問題点に鑑み連続的に変化する信号に対し
ても色飽和度を低下させることなくトランジェント補正
回路を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の色トランジェント
補正回路は、色差信号を入力とする遅延回路と、この遅
延回路の出力を入力とするスイッチ回路と、このスイッ
チ回路の他端子に接続されたストレージキャパシタと上
記入力色差信号を微分・全波整流する回路と、この回路
の出力信号のパルス巾を狭くするパルス巾制限回路と、
その出力を入力とする高域通過フィルタ及びパルス形成
回路とを備え、このパルス形成回路の出力パルス信号に
よって上記スイッチ回路を制御すると込う構成を備えた
ものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、補正パルスのそれぞれ
のパルス巾が狭くなるためにパルスとパルスの間隔は広
くなシ、スイッチがオンになる期間を十分にとることが
でき、補正色差信号が入力色差信号のレベルに達する以
前にスイッチがオフにカリ、十分なレベルに達しない段
階で信号が保持され、色飽和度が低下するということが
なくなる。

実施例 以下本発明の一実施例の色トランジェント補正回路につ
いて図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一
実施例における色トランジェント補正回路のブロック図
である。第１図において１〜６は第４図と同様、γはパ
ルス巾制御回路、８は遅延回路である。第２図は微分・
全波整流回路６及びパルス巾制限回路７の具体的回路例
である。

第２図において９〜１３は抵抗、１４〜１８はトランジ
スタ、１９はコンデンサ、２０〜２２は電流源である。

抵抗１１．１２とトランジスタ１４．１５及び電流源２
ｏで構成される差動アンプの一方には抵抗９を介して第
３図ａのような色差信号を入力し、もう一方の端子には
抵抗１０とコンデンサ１９で色差信号ａを積分したもの
を入力することばより、出力として色差信号ａの微分が
得られる。さらにトランジスタ１６．１７によって全波
整流される。

ここまでは従来の回路であるが、本発明ではトランジス
タ１８．抵抗１３．及び電流源２２を追加し、パルス巾
を制限している。第２図中Ｂ点の電位ＶＢは電流源２２
の電流をより、抵抗１３の値をＲＢとすると、 ＶＢ＝十Ｂ１−よりＲＢ になる。一方、差動アンプ平衡時の第２図中Ｃ点の電位
■ｃ０は電流源２０の電流を２ＩＣ，抵抗１２の値をＲ
ｃとすると ＶＣ０＝＋Ｂ、　　ＩＣＲＣ となる。ｔ／′１まＶＢをｖｃｏより若干高めに設定す
ると、第２図中Ａ点の電位は第３図すに示すようにＢ点
の電位からトランジスタのペース・エミッタ間電位１Ｄ
だけ下がった電位より下がらなくなる。

このようＫして微分パルスのローレベルの電位をもち上
げてやることによって図のようにパルス巾が狭くなる。

この信号を高域通過フィルタ、パルス形成回路６に通し
て第３図Ｃのようなパルス巾の狭いパルスとパルスの間
隔が広くなった補正パルスが得られるが、このままでは
第１のパルスによってスイッチがオフになる前に色差信
号が立上り始めてしまうため、第１図に示すように遅延
回路８によって色差信号を少しだけ遅らせておく。

このようにすることによって第３図ｄのように連続的に
変化する信号でも色飽和度を低下させることなく色トラ
ンジェントを補正することができる。

発明の効果 以上のように本発明は１色差信号を入力とする遅延回路
と、微分パルスのパルス巾を狭くするパルス巾制限回路
とを設けることにより、色差信号の変化が連続しである
場合に色飽和度が補正前の色差信号と同じレベルに達し
ないと込う弊害をなくして色トランジエツトを補正する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における色トランジェント補
正回路のブロック図、第２図は同微分・全波整流回路及
びパルス巾制限回路の具体例を示す回路図、第３図はブ
ロック各部の信号波形図、第４図は従来の色トランジェ
ント補正回路のブロック図、第６図は第４図の各部の信
号波形図、第６図は従来の色トランジェント補正回路の
問題点を説明するための信号波形図である゛。 １・・・・・・色差信号入力端子、２・・・・・・スイ
ッチ回路、３・・・・・・ストレージ−キャパシタ、４
・・・・・・色差信号出力端子、６・・・・・・微分・
全波整流回路、６・・・・・・高域通過フィルタ・パル
ス形成回路、７・・・・・・パルス巾制限回路、８・・
・・・・遅延回路、９〜１３・・・・・・抵抗、１４〜
１８・・・・・・トランジスタ、１９・・・・・・コン
デンサ、２Ｑ〜２２・・・・・・電流源。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名７−
−ノぐルスＴＰ　ＷＪ１１アユＦ日エト８−一一■！Ｌ
延「Ｌ昭ト 第２図 第３図 適　４　図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 色差信号を入力する遅延回路と、これに接続されるスイ
   ッチ回路と、このスイッチ回路の他端子に接続されたス
   トレージキャパシタと、上記入力色基信号を微分・全波
   整流する回路と、その出力信号のパルス巾を狭くするパ
   ルス巾制限回路と、その出力を入力とする高域通過フィ
   ルタ及びパルス形成回路とを備え、このパルス形成回路
   の出力パルス信号によって上記スイッチ回路を制御する
   ことを特徴とする色トランジェント補正回路。