JPH06189326A - 映像調整回路 - Google Patents
映像調整回路Info
- Publication number
- JPH06189326A JPH06189326A JP43A JP35448292A JPH06189326A JP H06189326 A JPH06189326 A JP H06189326A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35448292 A JP35448292 A JP 35448292A JP H06189326 A JPH06189326 A JP H06189326A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- gain
- circuit
- delay
- balanced modulator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像信号のクロマ信号を、位相変動を伴わず
にレベル調整する。 【構成】 バンドパスフィルタ5で映像信号からクロマ
信号成分を取出し、平衡変調器6で外部制御信号に応じ
てゲインを変化せしめる。遅延回路3の遅延時間を、フ
ィルタ5及び平衡変調器6における遅延時間と同一の時
間とすれば、加算回路において位相が一致した状態で、
クロマ信号のレベルを調整することができる。
にレベル調整する。 【構成】 バンドパスフィルタ5で映像信号からクロマ
信号成分を取出し、平衡変調器6で外部制御信号に応じ
てゲインを変化せしめる。遅延回路3の遅延時間を、フ
ィルタ5及び平衡変調器6における遅延時間と同一の時
間とすれば、加算回路において位相が一致した状態で、
クロマ信号のレベルを調整することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像調整回路に関し、特
に映像信号の色信号(クロマ信号)のレベルを調整する
回路に関する。
に映像信号の色信号(クロマ信号)のレベルを調整する
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クロマ信号のレベルを変化させ
る場合は、フィルタを用いて入力映像信号を輝度信号成
分(Y信号)とクロマ信号成分(C信号)とに分離した
後で利得制御を行っている。その従来の回路について図
3を参照して説明する。
る場合は、フィルタを用いて入力映像信号を輝度信号成
分(Y信号)とクロマ信号成分(C信号)とに分離した
後で利得制御を行っている。その従来の回路について図
3を参照して説明する。
【0003】図3に示されている従来の映像調整回路で
は、入力端子21に印加される映像信号をフィルタ25
でY信号及びC信号に分離し、この2つに分けられた信
号について夫々利得制御回路23,26で利得制御した
後、再び加算回路24で加算し出力端子22に送出して
いる。この場合、利得制御端子27,28により利得調
整が行われていた。
は、入力端子21に印加される映像信号をフィルタ25
でY信号及びC信号に分離し、この2つに分けられた信
号について夫々利得制御回路23,26で利得制御した
後、再び加算回路24で加算し出力端子22に送出して
いる。この場合、利得制御端子27,28により利得調
整が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回路に
おいては、2つの利得制御回路23及び26を用いてい
るため、両回路23と26との特性が全く同一でない
と、映像信号レベルを調整する際に周波数振幅特性が変
化してしまうという欠点があった。
おいては、2つの利得制御回路23及び26を用いてい
るため、両回路23と26との特性が全く同一でない
と、映像信号レベルを調整する際に周波数振幅特性が変
化してしまうという欠点があった。
【0005】このため、図4に示されている平衡変調器
を用いた回路が提案されている。この回路は調整したい
C信号だけをバンドパスフィルタ(BPF)15で分離
し、平衡変調器16で制御信号入力17に応じて利得調
整するものである。ところが、BPF15及び変調器1
6によって信号の遅延が生じるため、クロマ信号レベル
を変化させるとクロマ信号の位相変動を伴うという欠点
がある。
を用いた回路が提案されている。この回路は調整したい
C信号だけをバンドパスフィルタ(BPF)15で分離
し、平衡変調器16で制御信号入力17に応じて利得調
整するものである。ところが、BPF15及び変調器1
6によって信号の遅延が生じるため、クロマ信号レベル
を変化させるとクロマ信号の位相変動を伴うという欠点
がある。
【0006】また、PinP(ピクチャインピクチャ)機
能において映像信号のレベル制御を行う技術として特開
昭62−264789号公報に開示されているものがあ
るが、かかる技術ではY/C分離を行っていないため、
クロマ信号だけの調整は行えない。
能において映像信号のレベル制御を行う技術として特開
昭62−264789号公報に開示されているものがあ
るが、かかる技術ではY/C分離を行っていないため、
クロマ信号だけの調整は行えない。
【0007】一方、クロマ信号を分離して記録する技術
として特開平2−290397号公報に開示されている
ものがあるが、これはクロマ信号を一定レベルに調整す
るものであり、そのゲインを自在に変えることはできな
い。
として特開平2−290397号公報に開示されている
ものがあるが、これはクロマ信号を一定レベルに調整す
るものであり、そのゲインを自在に変えることはできな
い。
【0008】さらに、輝度信号の利得を調整する技術と
して特開昭61−295793号公報に開示されている
ものがあるが、これはクロマ信号のゲイン調整に関する
ものではなく、しかも外部から自在に調整できるもので
はない。
して特開昭61−295793号公報に開示されている
ものがあるが、これはクロマ信号のゲイン調整に関する
ものではなく、しかも外部から自在に調整できるもので
はない。
【0009】そこで、本発明は上述した従来の欠点を解
決するためになされたものであり、その目的は位相変動
を伴わずにクロマ信号のレベルを調整することのできる
映像調整回路を提供することである。
決するためになされたものであり、その目的は位相変動
を伴わずにクロマ信号のレベルを調整することのできる
映像調整回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による映像調整回路は、入力された映像信号
から所定の信号成分を取出すフィルタと、この取出され
た信号成分のゲインを、外部制御信号に応じて変化せし
めるゲイン変化手段と、前記映像信号について前記フィ
ルタ及び前記ゲイン変化手段における遅延時間と同一の
時間を遅延せしめる遅延手段と、この遅延手段による遅
延出力と前記ゲイン変化手段の出力とを混合する加算手
段とを有することを特徴する。
め、本発明による映像調整回路は、入力された映像信号
から所定の信号成分を取出すフィルタと、この取出され
た信号成分のゲインを、外部制御信号に応じて変化せし
めるゲイン変化手段と、前記映像信号について前記フィ
ルタ及び前記ゲイン変化手段における遅延時間と同一の
時間を遅延せしめる遅延手段と、この遅延手段による遅
延出力と前記ゲイン変化手段の出力とを混合する加算手
段とを有することを特徴する。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0012】図1は本発明による映像調整回路の構成を
示すブロック図である。図において、本発明の一実施例
による映像調整回路は、入力端子1に印加される映像信
号からC信号を分離するためのBPF5と、この分離さ
れたC信号を入力とする平衡変調器6と、これらBPF
5及び平衡変調器6による遅延時間と同等の遅延時間を
有する遅延回路3と、この遅延出力と平衡変調器6の出
力とを加算する加算回路4とを含んで構成されている。
なお、図中の7は制御信号入力端子,2は出力端子であ
る。
示すブロック図である。図において、本発明の一実施例
による映像調整回路は、入力端子1に印加される映像信
号からC信号を分離するためのBPF5と、この分離さ
れたC信号を入力とする平衡変調器6と、これらBPF
5及び平衡変調器6による遅延時間と同等の遅延時間を
有する遅延回路3と、この遅延出力と平衡変調器6の出
力とを加算する加算回路4とを含んで構成されている。
なお、図中の7は制御信号入力端子,2は出力端子であ
る。
【0013】かかる構成によれば、遅延回路3が設けら
れているため加算回路4の加算処理時において入力信号
とC信号との位相が合致するのある。
れているため加算回路4の加算処理時において入力信号
とC信号との位相が合致するのある。
【0014】ここで、平衡変調器6は、例えば図2に示
されているような周知の乗算器構成であり、入力される
信号のゲインを変えるだけでなく、その出力信号の極性
をも変える機能を有する。すなわち、入力される利得制
御信号に対して符号付き演算を行うものである。したが
って、この平衡変調器6の出力極性が入力端子に印加さ
れる信号と同相ならば加算回路4における出力のクロマ
信号レベルは増大し、反対極性ならばクロマ信号レベル
は低下することになる。図1に戻り、かかる構成におい
て、入力端子1に印加される映像信号は、BPF5,遅
延回路3に夫々供給される。平衡変調器6では制御信号
入力端子7の電圧に応じてその利得が変化する。制御信
号が+側の時入力同位相でレベルは+電位の大きさによ
って変化する。制御信号が−の場合は出力信号は反転す
る。したがって、制御電圧がゼロのとき利得がゼロにな
る。
されているような周知の乗算器構成であり、入力される
信号のゲインを変えるだけでなく、その出力信号の極性
をも変える機能を有する。すなわち、入力される利得制
御信号に対して符号付き演算を行うものである。したが
って、この平衡変調器6の出力極性が入力端子に印加さ
れる信号と同相ならば加算回路4における出力のクロマ
信号レベルは増大し、反対極性ならばクロマ信号レベル
は低下することになる。図1に戻り、かかる構成におい
て、入力端子1に印加される映像信号は、BPF5,遅
延回路3に夫々供給される。平衡変調器6では制御信号
入力端子7の電圧に応じてその利得が変化する。制御信
号が+側の時入力同位相でレベルは+電位の大きさによ
って変化する。制御信号が−の場合は出力信号は反転す
る。したがって、制御電圧がゼロのとき利得がゼロにな
る。
【0015】平衡変調器6において利得と位相とが制御
された出力は加算回路4で、入力信号が遅延回路3を経
由した信号と加算される。したがって、平衡変調器6の
出力がゼロの場合は入力信号がそのまま出力端子2に送
出されることになる。平衡変調器6の出力が反転信号の
場合は、その信号が加算されることにより、クロマ信号
レベルは低下することになる。
された出力は加算回路4で、入力信号が遅延回路3を経
由した信号と加算される。したがって、平衡変調器6の
出力がゼロの場合は入力信号がそのまま出力端子2に送
出されることになる。平衡変調器6の出力が反転信号の
場合は、その信号が加算されることにより、クロマ信号
レベルは低下することになる。
【0016】このように、平衡変調器を用いれば、クロ
マ信号レベルを自在に変化させることができるのであ
る。これにより、ボリウム(可変抵抗素子)を用いてレ
ベル変換する場合に比べて離れた場所からのコントロー
ルができるというメリットがある。また、周知の映像混
合増幅器(フェーダ増幅器)を用いた場合には利得を1
倍〜0倍に変化させることができるのが一般的である
が、本実施例のように平衡変調器を用いれば+1倍〜0
倍〜−1倍に変化させることができるのである。
マ信号レベルを自在に変化させることができるのであ
る。これにより、ボリウム(可変抵抗素子)を用いてレ
ベル変換する場合に比べて離れた場所からのコントロー
ルができるというメリットがある。また、周知の映像混
合増幅器(フェーダ増幅器)を用いた場合には利得を1
倍〜0倍に変化させることができるのが一般的である
が、本実施例のように平衡変調器を用いれば+1倍〜0
倍〜−1倍に変化させることができるのである。
【0017】この平衡変調器はすでにIC化されている
が、例えばモトローラ(株)のMC1496をはじめと
し、同MC1495等を用いれば良い。
が、例えばモトローラ(株)のMC1496をはじめと
し、同MC1495等を用いれば良い。
【0018】遅延回路3における遅延時間については、
BPF5及び平衡変調器6における遅延時間を予め計測
して適切な素子を選定すれば良い。例えば数10[n
S]程度とすれば良い。
BPF5及び平衡変調器6における遅延時間を予め計測
して適切な素子を選定すれば良い。例えば数10[n
S]程度とすれば良い。
【0019】なお、本発明はクロマ信号のレベル調整に
限らず各種の映像信号の調整に応用できることは明らか
である。
限らず各種の映像信号の調整に応用できることは明らか
である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、BPFと
平衡変調器との和の遅延時間に相当する遅延時間を有す
る遅延回路を設けることにより、位相を合致させつつク
ロマ信号レベルだけを変化させることができるという効
果がある。
平衡変調器との和の遅延時間に相当する遅延時間を有す
る遅延回路を設けることにより、位相を合致させつつク
ロマ信号レベルだけを変化させることができるという効
果がある。
【図1】本発明による映像調整回路の一実施例の構成を
示すブロック図ある。
示すブロック図ある。
【図2】図1中の平衡変調器の内部構成例を示す回路図
である。
である。
【図3】従来の映像調整回路の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】従来の映像調整回路の他の例を示すブロック図
である。
である。
3 遅延回路 4 加算回路 5 バンドパスフィルタ 6 平衡変調器
Claims (3)
- 【請求項1】 入力された映像信号から所定の信号成分
を取出すフィルタと、この取出された信号成分のゲイン
を、外部制御信号に応じて変化せしめるゲイン変化手段
と、前記映像信号について前記フィルタ及び前記ゲイン
変化手段における遅延時間と同一の時間を遅延せしめる
遅延手段と、この遅延手段による遅延出力と前記ゲイン
変化手段の出力とを混合する加算手段とを有することを
特徴する映像調整回路。 - 【請求項2】 前記信号成分は、クロマ信号であること
を特徴とする請求項1記載の映像調整回路。 - 【請求項3】 前記ゲイン変化手段は、平衡変調器であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の映像調整回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354482A JPH0763188B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 映像調整回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4354482A JPH0763188B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 映像調整回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189326A true JPH06189326A (ja) | 1994-07-08 |
JPH0763188B2 JPH0763188B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=18437867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4354482A Expired - Fee Related JPH0763188B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 映像調整回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0763188B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62166658A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 輪郭補正回路 |
JPS6481472A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Hitachi Electronics | Television camera device |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4354482A patent/JPH0763188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62166658A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 輪郭補正回路 |
JPS6481472A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Hitachi Electronics | Television camera device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0763188B2 (ja) | 1995-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971202 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |