JP3026713B2 - カラートラップ回路 - Google Patents

カラートラップ回路

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JP3026713B2 JP6005160A JP516094A JP3026713B2 JP 3026713 B2 JP3026713 B2 JP 3026713B2 JP 6005160 A JP6005160 A JP 6005160A JP 516094 A JP516094 A JP 516094A JP 3026713 B2 JP3026713 B2 JP 3026713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラートラップ回路に
関し、特にたとえばIC化されかつトラップ特性を有す
カラートラップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタを含む回路をIC化する場合に
は、抵抗値やコンデンサ値の精度があまり高くとれず、
またその抵抗値やトランジスタ特性の温度特性によって
フィルタのカットオフ周波数が変化することから、一般
に何らかの調整手段が必要となる。
【0003】従来より、このカットオフ周波数を自動調
整するフィルタ回路としては、たとえば図6に示すよう
なものがある。図6に示すフィルタ調整回路1では、フ
ィルタとして使用するトラップなどのフィルタ2とは別
に、調整用のBPF3を設け、BPF3ではその入出力
信号間の位相差がカットオフ周波数では0となることを
利用して、フィルタ2のカットオフ周波数を調整するも
のである。具体的には、入力端子4からBPF3に所望
の周波数の正弦波信号を入力し、BPF3からの出力を
90度移相器5で90度ずらす。そして、この90度ず
らした信号と入力端子4からの正弦波信号との位相を位
相比較器6で比較する。位相比較器6では、2つの入力
信号の位相差が90度になるときに出力が0となり、2
つの入力信号の位相差の90度からのずれ量に応じた出
力をLPF7に出力し、その出力を平滑化する。LPF
7からの制御電圧によって、調整用のBPF3と所望の
フィルタ2とのカットオフ周波数を調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフィ
ルタ回路1では、フィルタ2とは別に調整用のBPF3
および90度移相器5が必要となり、回路規模が大きく
なってしまう。さらに、フィルタ2および調整用のフィ
ルタであるBPF3は同一チップ内に形成されるため、
トランジスタや抵抗などのフィルタを構成する各素子が
ほぼ同一特性であることを前提としている。しかし、実
際には各素子にはばらつきがあるので、調整用のBPF
3のカットオフ周波数を制御することによってフィルタ
2の特性を調整すると、同一チップ内での素子のばらつ
きを吸収できない。特に、フィルタ回路がトラップ特性
のものなどでそのカットオフ周波数のばらつき精度を上
げる必要がある場合などに特性上の問題が生じる。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な回路でかつ良好な特性が得られる、カラートラップ
回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力端子に
接続される第1入力および出力端子からの帰還経路に接
続される第2入力を含む第1の差動増幅回路(26)、第1
の差動増幅回路の出力に接続される第3入力および出力
端子からの帰還経路に接続される第4入力を含む第2の
差動増幅回路(28)、第1の差動増幅回路の出力と交流的
アースとの間に介挿される第1のコンデンサ(C1)、およ
び第2の差動増幅回路の出力と第1入力との間に介挿さ
れる第2のコンデンサ(C2)を備えるトラップフィルタ(1
8)を含み、第1および第2の差動増幅回路の各々のバイ
アス電流を変化させることによってトラップフィルタの
トラップ周波数を調整するカラートラップフィルタ回路
であって、第1入力への入力信号と第1の差動増幅回路
からの出力信号との位相を比較する位相比較手段(20)、
位相比較手段からの出力によってバイアス電流を制御す
る制御手段(22,24)、およびバーストゲート期間中にカ
ラーサブキャリア周波数の正弦波信号を第1入力に与え
かつそれ以外の期間にコンポジットビデオ信号を第1入
力に与える切換手段(12)を備え、バーストゲート期間中
に第1入力に与える正弦波信号とその結果第1差動増幅
回路から出力される出力信号との位相を位相比較手段で
比較する、カラートラップ回路である。
【0007】第2発明は、入力端子に接続される第1入
力および出力端子からの帰還経路に接続される第2入力
を含む第1の差動増幅回路、第1の差動増幅回路の出力
に接続される第3入力および出力端子からの帰還経路に
接続される第4入力を含む第2の差動増幅回路、第1の
差動増幅回路の出力と交流的アースとの間に介挿される
第1のコンデンサ、および第2の差動増幅回路の出力と
第1入力との間に介挿される第2のコンデンサを備える
フィルタを含み、第1および第2の差動増幅回路の各々
のバイアス電流を変化させることによってフィルタのカ
ットオフ周波数を調整するフィルタ回路であって、第1
入力への入力信号と第1の差動増幅回路からの出力信号
との位相を比較する位相比較手段、および位相比較手段
からの出力によってバイアス電流を制御する制御手段を
備える、フィルタ回路である。
【0008】
【作用】切換手段によって、バーストゲート期間内に、
トラップフィルタに含まれる第1の差動増幅回路の第1
入力に正弦波信号を与える。ここで、第1の差動増幅回
路の第1入力に与えられる入力信号と第1の差動増幅回
路の出力信号との位相差が、トラップ周波数の入力信号
が与えられたときに90度の位相差を有することを利用
する。すなわち、第1の差動増幅回路の第1入力への入
力信号と第1の差動増幅回路からの出力信号とを位相比
較手段に直接与え、その位相差に応じて第1および第2
の差動増幅回路のバイアス電流を制御する。その結果、
バーストゲート期間では、第1の差動増幅回路からの出
力信号は、常に正弦波信号すなわち入力信号に対して9
0度の位相差を有するように制御される。これらの入力
信号および出力信号の位相差が90度になるときの入力
信号の周波数は、トラップフィルタのトラップ周波数と
同一である。したがって、トラップフィルタのトラップ
周波数は常に正弦波信号の周波数すなわちカラーサブキ
ャリア周波数に調整される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、従来とは異なり、
ラップフィルタの自動調整のためのフィルタを別に設け
る必要がなく、また90度移相器も不要となるので、I
Cの素子数を削減でき、簡単なカラートラップ回路が得
られる。また、トラップフィルタ自身を使用してそのカ
ットオフ周波数を制御するので、ばらつき精度がよくな
る。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1に示すこの実施例のフィルタ回路10
は、コンポジットビデオ信号のカラーサブキャリア信号
を除くためのカラートラップ回路として構成されたもの
である。フィルタ回路すなわちカラートラップ回路10
はスイッチ12を含む。スイッチ12には、入力端子1
4からコンポジットビデオ信号が入力され、入力端子1
6からカラーサブキャリア周波数の正弦波信号fSCが入
力される。スイッチ12は、バーストゲートパルス(B
GP)によってそのスイッチング動作が制御され、バー
ストゲートパルスが与えられている期間すなわちバース
トゲート期間には入力端子16側を選択し、それ以外の
期間は入力端子14を選択する。このようにスイッチ1
2を切り換えることによって、コンポジットビデオ信号
に正弦波信号fSCが重畳される。そして、スイッチ12
を介してコンポジットビデオ信号および正弦波信号fSC
はフィルタ18および位相比較器20に与えられる。
【0012】フィルタ18はトラップフィルタとして構
成され、LPF22からバッファ24を介して与えられ
る制御信号によって、フィルタ18に含まれる差動増幅
回路26および28のそれぞれのバイアス電流が制御さ
れ、差動増幅回路26および28の利得が変化すること
によって、フィルタ18のカットオフ周波数すなわちト
ラップ周波数が調整される。
【0013】ここで、フィルタ18を説明する。フィル
タ18に含まれる差動増幅回路26の非反転入力端子に
はスイッチ12からの入力信号が与えられ、反転入力端
子には差動増幅回路28の出力に接続されるバッファ3
0からの出力信号が帰還経路32を介して負帰還され
る。差動増幅回路26の出力と交流的アースとの間には
コンデンサC1が介挿され、差動増幅回路26の出力は
バッファ34を介して差動増幅回路28の非反転入力端
子に与えられる。また、差動増幅回路28の反転入力端
子には、バッファ30からの出力信号が帰還経路32を
介して与えられ、差動増幅回路28の出力と差動増幅回
路26の非反転入力端子との間にはコンデンサC2が接
続される。そして、バッファ30からの出力信号は出力
端子36から出力される。フィルタ18の具体的な回路
例を図2に示す。
【0014】図2を参照して、差動増幅回路26は、ト
ランジスタQ1およびQ2を含む差動対38、抵抗R
1,R2およびR3を含む分圧回路、ならびにトランジ
スタQ3を含む。また、差動増幅回路28は、トランジ
スタQ4およびQ5を含む差動対40、抵抗R4,R5
およびR6を含む分圧回路、ならびにトランジスタQ6
を含む。なお、差動増幅回路26および28のそれぞれ
の微分抵抗をreとする。また、トランジスタQ7がバ
ッファ34に相当し、トランジスタQ8がバッファ30
に相当する。なお、図1に示すバッファ24は、トラン
ジスタQ9,Q10およびQ11を含む。また、図1お
よび図2において、差動増幅回路26の非反転入力端子
への入力信号をVI ,出力端子36から出力される出力
信号をVO,バッファ34からの出力信号をVM とす
る。
【0015】ここで注目すべきは、入力信号VI と出力
信号VM との位相関係である。差動増幅回路26にカッ
トオフ周波数の入力信号VI が与えられたとき、入力信
号V I と出力信号VM との位相関係は以下に述べるよう
に90度の位相差を有する。以下、フィルタ18の回路
動作を説明する。K=R2/(R1+R2+R3)とす
ると、出力信号VM は数1によって表される。
【0016】
【数1】
【0017】また、出力信号VO は数2によって表され
る。
【0018】
【数2】
【0019】ここで、トランジスタQ3およびQ6に流
れるバイアス電流を2IO とすると、微分抵抗reは数
3によって表される。
【0020】
【数3】
【0021】上式を解くとフィルタ18の入出力の伝達
関数T(S)は数4によって表され、
【0022】
【数4】
【0023】数4より、フィルタ18はトラップ特性を
有する。すなわち、フィルタ18はトラップとして機能
する。次に、入力信号VI と出力信号VM との関係を求
めると、数5のようになる。
【0024】
【数5】
【0025】数5より、出力信号VM は、入力信号VI
に対して2次LPFの出力信号となることがわかる。す
なわち、入力信号VI と出力信号VM との間には、2次
LPFと等価な回路が存在すると考えられる。したがっ
て、入力信号VI に対して出力信号VM の位相が90度
遅れるときの入力信号VI の周波数(等価的な2次LP
Fのカットオフ周波数)は、フィルタ18すなわちトラ
ップのカットオフ周波数ω0 と同一になる。
【0026】次いで、このような出力信号VM と入力信
号VI とが直接与えられる位相比較器20およびその出
力を平滑化するLPF22について説明する。位相比較
器20およびLPF22は、たとえば図3のように構成
され、図4に示すように動作する。位相比較器20を能
動化するためにトランジスタQ20にバーストゲートパ
ルスが与えられるバーストゲート期間では、図3の入力
端子42および44に図4(B)に示すような入力信号
I (このときは正弦波信号f SC)が入力され、入力端
子46および48には、図4(A)に示すような出力信
号VM が入力される。
【0027】 両信号が同相の場合、正の周期ではト
ランジスタQ12およびQ16がオンしかつ負の周期で
はトランジスタQ14およびQ17がオンする。したが
って、出力Aにおける電圧は図4(C)に示すように負
方向に半周期毎に脈動し、出力Bにおける電圧は図4
(D)に示すように一定電圧となる。したがって、トラ
ンジスタQ18を流れる電流I1(すなわちI4)は図
4(E)に示すように正方向に脈動し、トランジスタQ
19を流れる電流I2は図4(F)に示すように一定電
流となる。そのため、LPF22に流れる電流I3(I
2−I4)は、図4(G)に示すように負方向に脈動す
る。この電流I3が、たとえば抵抗RとコンデンサCと
を含むLPF22によって平滑(積分)され、したがっ
て、LPF22は図4(H)に示すように、両信号が同
相のときには負の制御信号を出力する。
【0028】 両信号が逆相の場合、出力信号VM
正の周期ではトランジスタQ15およびQ17がオンし
かつ出力信号VM が負の周期ではトランジスタQ13お
よびQ16がオンする。したがって、出力Aにおける電
圧は図4(C)に示すように一定となり、出力Bにおけ
る電圧は図4(D)に示すように負方向に半周期毎に脈
動する。したがって、トランジスタQ18を流れる電流
I1(すなわちI4)は図4(E)に示すように一定電
流となり、トランジスタQ19を流れる電流I2を図4
(F)に示すように正方向に脈動する。そのため、LP
F22に流れる電流I3は、図4(G)に示すように正
方向に脈動する。この電流I3がLPF22によって平
滑(積分)され、したがって、LPF22は図4(H)
に示すように、両信号が逆相のときには正の制御信号を
出力する。
【0029】 出力信号VM が入力信号VI より90
度位相が遅れている場合、出力信号VM の前半周期の前
半ではトランジスタQ12およびQ16がオンし、後半
ではトランジスタQ15およびQ17がオンする。ま
た、出力信号VM の後半周期の前半ではトランジスタQ
14およびQ17がオンし、後半ではトランジスタQ1
3およびQ16がオンする。したがって、出力Aにおけ
る電圧は図4(C)に示すように各半周期の前半にのみ
負方向電圧となり、出力Bにおける電圧は図4(D)に
示すように各半周期の後半にのみ負方向電圧として出現
する。したがって、トランジスタQ18を流れる電流I
1(すなわちI4)は図4(E)に示すように各半周期
の前半にのみ正方向に流れ、トランジスタQ19を流れ
る電流I2は図4(F)に示すように各半周期の後半に
のみ正方向に流れる。そのため、LPF22に流れる電
流I3は、図4(G)に示すようにほぼ正弦波となる。
したがって、LPF22は図4(H)に示すように、出
力信号VM が入力信号VI より90度位相が遅れている
ときにはほぼ0Vの制御信号を出力する。
【0030】このようにして、入力信号VI と出力信号
M との位相差が90度のときは、LPF22からはほ
ぼ0Vの制御信号が出力される。入力信号VI と出力信
号V M との位相差が90度からずれている場合には、そ
のずれ量に応じて正または負の制御信号がLPF22か
ら出力される。したがって、バーストゲート期間に、位
相比較器20で入力信号VI と出力信号VM とを位相比
較し、LPF22から出力される制御信号をバッファ2
4を介して差動増幅回路26および28に与え、差動増
幅回路26および28のそれぞれのバイアス電流2IO
すなわちトランジスタQ3およびQ6を流れるバイアス
電流2IO を制御する(図2,図3参照)。その結果、
バーストゲート期間では、バッファ34からの出力信号
M は、常に正弦波信号fSCすなわち入力信号VI に対
して90度位相が遅れるように制御される。ここで、出
力信号VM の位相が入力信号VI より90度遅れるとき
の入力信号VI の周波数は、数4および数5よりフィル
タ18すなわちトラップのカットオフ周波数と同一であ
る。したがって、フィルタ18のカットオフ周波数は、
常に正弦波信号fSCの周波数すなわちカラーサブキャリ
ア周波数に制御される。したがって、フィルタ18をト
ラップとして用いても、従来よりばらつき精度がよくな
る。
【0031】このように構成されるフィルタ回路10を
NTSC方式のTV受像機のカラートラップとして用い
る場合の動作を、図5を参照して説明する。入力端子1
4からは図5(A)に示すようなコンポジットビデオ信
号が、入力端子16からは図5(B)に示すようなカラ
ーサブキャリア周波数の正弦波信号fSCがそれぞれ入力
される。なお、図5(A)において、50は水平同期信
号,52は3.58MHzのカラーバースト信号,54
はカラーサブキャリア信号を示す。ここではカラーバー
スト信号52にはノイズaを含んでいるものとする。ま
た、正弦波信号fSCとしては、TV受像機に内蔵される
3.58MHzの発振器から発振する信号をそのまま用
いればよい。そして、スイッチ12および位相比較器2
0には、図5(C)に示すようなバーストゲートパルス
が与えられる。このバーストゲートパルスによってスイ
ッチ12のスイッチング動作が切り換えられる。すなわ
ち、ハイレベルのバーストゲートパルスが入力されたと
きには、スイッチ12は入力端子16側に接続され、そ
れ以外の期間にはスイッチ12は入力端子14側に接続
される。その結果、フィルタ18には、図5(D)に示
すような入力信号VI が入力される。そして、フィルタ
18のトラップ特性によってコンポジットビデオ信号の
カラーサブキャリア信号が取り除かれ、図5(E)に示
すような出力信号VO が出力36から出力される。
【0032】なお、上述の実施例ではスイッチ12を用
いたが、このスイッチ12は必ずしも必要ではなく、コ
ンポジットビデオ信号のカラーバースト信号をそのまま
使用してもよい。しかし、一般にTV信号の場合、白黒
放送によってカラーバースト信号がない場合や弱電界な
どによりノイズ(図5(A)に矢印aで示す)が含まれ
る場合等を考慮すると、スイッチ12を設けることが望
ましい。
【0033】なお、上述の実施例では、フィルタ回路1
0をNTSC方式のTV受像機に用いた場合について述
べたが、これに限定されず、他の方式のTV受像機にも
適用できる。たとえばPAL方式であれば正弦波信号f
SCとして、TV受像機に内蔵される4.43MHz発振
器からの信号をそのまま用いれば実施可能である。この
ようにTV方式に拘わらずこの発明を適用することがで
きる。また、このフィルタ回路10は、FMトラップや
イメージトラップとしても用いることができる。さら
に、フィルタ回路10のLPF22からの出力によっ
て、他の同一チップ内の各種フィルタを同時に制御する
こともできることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この実施例のフィルタおよびバッファを示す回
路図である。
【図3】この実施例の位相比較器およびLPFを示す回
路図である。
【図4】位相比較器およびLPFの動作を示す波形図で
ある。
【図5】この実施例の動作を示す波形図である。
【図6】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …フィルタ回路 12 …スイッチ 18 …フィルタ 20 …位相比較器 22 …LPF 24,30,34 …バッファ 26,28 …差動増幅回路 C1,C2 …コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/04 H04N 9/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子に接続される第1入力および出力
    端子からの帰還経路に接続される第2入力を含む第1の
    差動増幅回路(26)、前記第1の差動増幅回路の出力に接
    続される第3入力および前記出力端子からの前記帰還経
    路に接続される第4入力を含む第2の差動増幅回路(2
    8)、前記第1の差動増幅回路の出力と交流的アースとの
    間に介挿される第1のコンデンサ(C1)、および前記第2
    の差動増幅回路の出力と前記第1入力との間に介挿され
    る第2のコンデンサ(C2)を備えるトラップフィルタ(18)
    を含み、 前記第1および第2の差動増幅回路の各々のバイアス電
    流を変化させることによって前記トラップフィルタのト
    ラップ周波数を調整するカラートラップフィルタ回路で
    あって、 前記第1入力への入力信号と前記第1の差動増幅回路か
    らの出力信号との位相を比較する位相比較手段(20)、 前記位相比較手段からの出力によって前記バイアス電流
    を制御する制御手段(22,24)、および バーストゲート期
    間中にカラーサブキャリア周波数の正弦波信号を前記第
    1入力に与えかつそれ以外の期間にコンポジットビデオ
    信号を前記第1入力に与える切換手段(12)を備え、 前記バーストゲート期間中に前記第1入力に与える前記
    正弦波信号とその結果前記第1差動増幅回路から出力さ
    れる出力信号との位相を前記位相比較手段で比較する、
    カラートラップ 回路。
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