JPH0210873Y2 - - Google Patents

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JPH0210873Y2
JPH0210873Y2 JP1984118986U JP11898684U JPH0210873Y2 JP H0210873 Y2 JPH0210873 Y2 JP H0210873Y2 JP 1984118986 U JP1984118986 U JP 1984118986U JP 11898684 U JP11898684 U JP 11898684U JP H0210873 Y2 JPH0210873 Y2 JP H0210873Y2
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JP
Japan
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tube
oval
flat surface
wall
rib
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JP1984118986U
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JPS6132883U (ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下水道事業の分野等において埋設排
水管として利用される卵形管に関する。
(従来の技術) 少流量・低勾配での掃流性即ち異物搬送性能に
優れた排水管として卵形管が知られている。この
卵形管の管壁の下半部は下端に近付くにつれてそ
の曲率が徐々に大きくなつていて接地面積が小さ
いから、地中に掘つた溝内へ着座させたときの安
定性(設置安定性)に欠け、溝内への土の埋戻し
時にその土圧を受けて傾きやすい難点をもつほ
か、着座時にその最大口径箇所を垂直に設定する
ときの作業性(芯出し性)が悪く、しかもその最
大口径箇所に垂直になつているか否か、即ち正確
な芯出しがなされているか否かを判定することが
容易でない難点をもつている。また、管壁は縦長
の卵形断面形状をなすところから耐垂直荷重に比
べて耐水平荷重が小さくなるので、従来は、充分
な耐水平荷重をもたせるための管壁の肉厚を比較
的厚くしており、このことが合成樹脂等の原料の
歩留りを低下させる一因になつていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、溝内に着座させた卵形管の周囲へ土
を埋戻すときの土圧によつて卵形管が容易に傾く
ことのないようにその設置安定性を高めると共
に、その芯出しの良否の判定を容易に行うことが
でき、しかも管壁の肉厚を薄くしても十分な耐水
平荷重をもたせることのできる卵形管を提供する
ことを解決課題としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、卵形断面
の管壁の適所を取り巻くリブの下端部には着座部
を、中間部にはブラケツトを上記管壁の両側へ張
り出すようにそれぞれ設け、該着座部と該ブラケ
ツトに同軸の杭打孔がそれぞれ設けられていると
ともに、上記リブの頂部に平坦面を設けたことで
ある。
(作用) 上記手段によると、管壁が縦長の卵形断面形状
であるとしても該管壁はその両側から、下端部と
中間部の着座部とブラケツトに設けられた杭打孔
に杭を通すことにより強固に支持されることにな
るから良好な設置安定性が確保される。また、管
壁はそれを取り巻くリブによつて補強されるから
必要な耐水平荷重を確保するのに要求される肉厚
をそれだけ薄くでき、そのように肉厚を薄くして
も、着座部とブラケツトが管壁ではなくそれを取
り巻くリブに設けられていることから、上述した
埋戻し時の土圧によつて管壁に傾くのを阻止する
力は上記リブに作用するだけで管壁には作用しな
いことになり、管壁がその変形から保護される。
他方、リブには平坦面が設けられているから、こ
の平坦面の仮想水平面に対する傾きを基準にすれ
ば卵形管の芯出し及び芯出しの良否の判定を容易
に行うことができる。そして、この平坦面はリブ
の頂部に設けられているから、溝内に着座させた
卵形管の芯出しの良否を溝外から容易に判定でき
る。
(実施例) 第1図から明らかなように、卵形管100の管
壁1は縦長の卵形断面形状をもち、その下半部は
下端に近付くにつれてその曲率が徐々に大きくな
るように構成されている。そして、管壁1には環
状のリブ2が一体に設けられ、管壁1はこのリブ
2によつて全周が取り巻かれている。リブ2には
その下端部に着座部3、頂部に平坦面4がそれぞ
れ設けられていると共に、これら両者の中間部に
ブラケツト5が設けられている。着座部3はその
両端部が管壁1の両側へそれぞれ張り出され、こ
れらの張出部31,31に杭打孔32,32が開
設されている。そして、着座部3の下面33及び
上記平坦面4は、管壁の最大口径箇所を通る中心
線−に対していずれも直交している。ブラケ
ツト5は第3図明示のように上記着座部3の両端
部である張出部31,31各別に対応するように
左右に一対設けられ、それらに開設された杭打孔
51,51は上記張出部31,31の杭打孔3
2,32と同軸になつている。また、第2図明示
のように、上記リブ2は管壁1の長手方向の適所
に例えば同一間隔を保つて設けられる。なお、図
示例ではリブ2の下端部に孔11を形成して原料
必要量の節減を図つている。
このような卵形管100は合成樹脂、例えば塩
化ビニル樹脂の連続インジエクシヨン法によつて
容易に一体成形される。
上記構成の卵形管100を第4図のようにブラ
ケツト5の杭打孔51及び張出部31の杭打孔3
2を通して溝底へ鉄筋等よりなる杭300を打ち
込んで着座させると、この杭300によつてリブ
2の下端部及び中間部の各二箇所が強固に支持さ
れる。従つて従来のように縦長の卵形断面形状を
なす管壁をそのまま溝内に着座させるよりも設置
安定性が高められると共に、埋戻し時の土圧の作
用による卵形管100の溝200内での位置ずれ
も確実に防止される。また、管壁1の片側へのみ
土を埋戻すとその反対側の張出部31によつて管
壁1が傾くことが阻止されるが、その傾きを阻止
する力はリブ2に作用するだけで管壁1には作用
しない。そのため、管壁1の肉厚が薄くても、リ
ブ2による補強作用と相まつて、管壁1が変形す
ることはない。
また、溝200内へ卵形管100を着座させる
ときの芯出しは、リブ2に設けられている平坦面
4の仮想水平面に対する傾きを基準にして行な
う。具体的には、平坦面4の傾きを目視観察によ
つて調べるか、或は平坦面4の上に水準器を乗せ
て調べる。芯出しの良否を判定させる場合も同様
である。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案による
と卵形管を、下端部の二箇所のみならず中間部の
二箇所でも支持できるので、卵形管の設置安定性
が高まつてその周囲への土の埋戻し時に作用する
土圧によつて卵形管が当初の状態から容易に傾く
ことがなくなる。また、リブの補強作用によつて
管壁の肉厚を薄くしても充分な耐水平荷重を維持
しやすくなるからその材料の歩留り向上を達成で
きる。さらに、卵形管の芯出し及び芯出しの良否
の判定をリブに設けた平坦面を溝外から観察する
ことによつて容易にできる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図は同
実施例の一部切欠側面図、第3図は同実施例の部
分平面図、第4図は作用を説明するための縦断正
面図である。 1……管壁、2……リブ、3……着座部、31
……張出部、4……平坦面、100……卵形管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 卵形断面の管壁の適所を取り巻くリブの下端部
    には着座部を、中間部にはブラケツトを上記管壁
    の両側へ張り出すようにそれぞれ設け、該着座部
    と該ブラケツトに同軸の杭打孔がそれぞれ設けら
    れているとともに、上記リブの頂部には平坦面が
    設けられていることを特徴とする卵形管。
JP11898684U 1984-07-31 1984-07-31 卵形管 Granted JPS6132883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11898684U JPS6132883U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 卵形管

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JP11898684U JPS6132883U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 卵形管

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Publication Number Publication Date
JPS6132883U JPS6132883U (ja) 1986-02-27
JPH0210873Y2 true JPH0210873Y2 (ja) 1990-03-16

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ID=30677863

Family Applications (1)

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JP11898684U Granted JPS6132883U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 卵形管

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63197210U (ja) * 1987-06-11 1988-12-19

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502159U (ja) * 1973-05-02 1975-01-10
JPS5458621U (ja) * 1977-09-30 1979-04-23

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Publication number Publication date
JPS6132883U (ja) 1986-02-27

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