JPH02108574A - サーマルプリンタにおける用紙検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテンに対して接離し得るように配設した
サーマルヘッドにより印字を行なうサーマルプリンタに
係り、特に、プラテンとサーマルヘッドとの間に挿入さ
れる用紙の有無を検出するサーマルプリンタにおける用
紙検出装置に関する。

（従来の技術） 従来のサーマルプリンタにおける用紙検出装置は、例え
ば第４図ないし第６図に示すようなものがある。

すなわち、サーマルプリンタ本体（図示せず）に・は、
円筒形をしたプラテンローラ１が回転＠２を中心にして
回転自在に支持されており、このプラテン０−５１は駆
動源（図示せず）に連結され回転駆動されるようになっ
ている。前記プラテンロー５１の近傍には、プラテンロ
ー５１の軸方向に延在する板状のラインサーマルヘッド
３が水平方向の支軸４を中心にしてプラテンローラ１の
外周面に接離しうるように揺動自在にサーマルプリンタ
本体に支持されている。このラインサーマルヘッド３は
、用紙の１行分の良さにわたって発熱要素が整列された
ものであり、サーマルヘッドをプラテンローラドの軸方
向に移動させることなく印字を行なうことができるもの
である。また、前記サーマルヘッド３は押圧手段（図示
せず）により常にプラテンロー５１に圧接するように付
勢されている。前記プラテンローラ１の下方から前記サ
ーマルヘッド３が接離される側とは反対側の外周面を間
隔を隔てて被覆するようにして上方に延在される用紙ガ
イド５がサーマルプリンタ本体に支持されており、この
用紙ガイド５とプラテンローラ１との間に用紙Ｐの搬送
通路５ａが形成されている。

前記回転軸２の端部には、平面部６ａを備え前記サーマ
ルヘッド３の接離をなす接離カム６が回動自在に装着さ
れている。この接離カム６の上部にはレバー７が突設さ
れており、レバー７を手動で回動することにより接離カ
ム６が回転されるようになっている。そして、接離カム
６の平面部６ａがサーマルヘッド３に接合するとサーマ
ルヘッド３がプラテンローラ１の外周面に圧接するよう
になっている。

このようにサーマルプリンタは形成されており、このよ
うなサーマルプリンタにおいて、従来の用紙検出装置は
、前記用紙ガイド５に９設された検出口８を有しており
、この検出０８には、印字に用いる用紙の検出手段であ
る反射型フォトセンサからなる用紙検出センサ９が配設
されている。この用紙検出センサ９は、半導体を有し反
射光の大小により搬送通路５ａにおける用紙の有無を検
出するものであり、搬送通路５ａに白色の用紙がある場
合、反射先人を検出し、また、用紙がない場合、反射光
小を検出し、このようにして電気的に用紙の有無を検出
しうるようになっている。

一方、前記接離カム６の近傍には、この接離カム６の回
動により機械的にｎｖｌｉされるスイッチ１０が配設さ
れており、このスイッチ１０からの出力信号により接離
カム６によってなされるサーマルヘッド３のプラテンロ
ー５１への接離状態が検出されるようになっている゛。

すなわち、前記スイッチ１０のアクチュエータ１０ａが
＠記接離カム６の平面部６ａの隅部の近傍に臨んでおり
、第６図に示すように、接離カム６を回動して、その平
面部６ａの他方の隅部によりサーマルヘッド３を押動し
て、サーマルヘッド３をプラテンローラ１の外周面から
離間させると、スイッチ１０のアクチユエータ１０ａが
接離カム６の平面部６ａの隅部に押動されてスイッチ１
０が閉成される。

前述した従来の用紙検出装置を適用したサーマルプリン
タによれば、第６図に示すように、ｇ　−マルヘッド３
をプラテンロー５１から１１　＋１１１　ｔｉしめてお
き、用紙ガイド５とプラテンロー５１との間に用紙Ｐを
挿入し、レバー７の操作により接離カム６を第６図にお
いて時計方向に０勤し、接離カム６の平面部６ａをサー
マルヘッド３に接合することにより、サーマルヘッド３
をプラテンローラ１に圧接してプラテンローラ１とサー
マルヘッド３との間に用紙Ｐを挟持し、サーマルヘッド
３により用紙Ｐに印字をなすことができる。そして、こ
の印字中、用紙検出センサ９によりその反射光の大小か
ら搬送通路５ａにおける用紙Ｐの有無を検出しており、
用紙切れが生じた場合には、サーマルヘッド３への通電
を停止するようになっている。

一方、用紙Ｐが搬送通路５ａに詰ったりした場合には、
接離カム６を回動してサーマルヘッド３をプラテンロー
５１から離間して、詰った用紙Ｐなどを除去しなければ
ならないが、このようにサーマルヘッド３をプラテンロ
ーラ１から離間した状態においてサーマルヘッド３に電
力を印加すると、サーマルヘッド３の発熱要素を破損す
るおそれがあるため、スイッチ１０によりサーマルヘッ
ド３のプラテンローラ１に対する接離状態を検出し、サ
ーマルヘッド３がプラテンローラ１から離隔した場合に
は、スイッチ１０を閉成して制御手段（図示せず）によ
りサーマルヘッド３の通電を停止するようになっている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前述した従来のサーマルプリンタにお１
ブる用紙検出＠置は、用紙Ｐがなくなったとき、および
、サーマルヘッド３をプラテンローラ１から離隔したと
きにいずれもサーマルヘッド３への通電を即座に停止し
ているが、結果的にサーマルヘッド３への電力の印加を
停止するための用紙Ｐの有無の検出およびサーマルヘッ
ド３のプラテンローラ１に対する接離状態の検出がそれ
ぞれ異なる用紙検出センサ９ｔ３よびスイッチ１ｏによ
りなされており、しがも、用紙検出センサ９は半導体を
有し、一方、スイッチ１０は機械的なスイッチであるた
め、これらのそれぞれに電気信号波形整形回路（図示せ
ず）が必要となり、また配線も複雑化し、信頼性の低下
の原因となるとともに、経済性の低下の原因ともなって
いる。

本発明は、前述した従来のものにおける問題点を解決し
、用紙の有無およびサーマルヘッドのプラテンに対する
接離状態の検出をひとつの検出手段によりなすようにし
て、制御回路を単純化し、検出精度、信頼性および経済
性を向上することができるサーマルプリンタにおける用
紙検出装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 前述した目的を達成するため本発明は、プラテンに対し
て接離しうるサーマルヘッドを有し、前記プラテンと前
記サーマルヘッドとの間に挿入される用紙の有無を検出
する検出手段を設けてなるサーマルプリンタにおける用
紙検出装置において、前記検出手段を、前記サーマルヘ
ッドの接離に連動して、前記サーマルヘッドがプラテン
に対し接近状態にあるとき用紙の搬送通路に対向して用
紙の有無を検出しろる用紙検出位置と、前記サーマルヘ
ッドがプラテンに対し離隔状態にあるとき用紙の有無を
検出できない用紙非検出位置との闇を移動可能にすると
ともに、前記検出手段が用紙非検出位置にあるとき、こ
の検出手段から用紙非存在信号を出力するための信号制
御手段を前記検出手段に対向するように配設したことを
特徴とじている。

（作　用〕 前述した構成の本発明によれば、サーマルへ、ラドがプ
ラテンに対し接近状態にあるとき検出手段を用紙の搬送
通路に対向して用紙のｆ！蕪を検出しうる用紙検出位置
に配置することができ、用紙の有無を容易に検出するこ
とができるし、また、サーマルヘッドがプラテンに対し
離隔状態にあるとき検出手段を用紙の有無を検出できな
い用紙非検出位置に配置することができ、この位置にお
いて信号制御手段により検出手段から用紙非存在信号を
出力させるので、検出手段が用紙検出位置に位置してい
るときに用紙切れが生じても、また、検出手段が用紙非
検出位置に位置しても、検出手段から用紙非存在信号が
出力されこの用紙非存在信号によりサーマルヘッドへの
通電を直ちに停止することができる。

（実施例） 以下、本発明を第１図ないし第３図に示す実施例により
説明する。

第１図ないし第３図は本発明に係るサーマルプリンタに
おける用紙検出装置の実施例を示すものであり、サーマ
ルプリンタ本体（図示せず）には、円筒形をしたプラテ
ンロー５２１が回転軸２２を中心にして回転自在に支持
されており、この回転軸２２の一方の端部は伝達機構（
図示せず）を介してモータ（図示せず）に連結されてお
り、これによりプラテンローラ２１は回転駆動されるよ
うになっている。また、プラテンローラ２１の近傍には
、プラテンローラ２１の軸方向に延在する板状のサーマ
ルヘッドの一例としてのラインサーマルヘッド２３（以
下単にサーマルヘッドと略称する）が支点軸２４を中心
にして前記プラテンローラ２１の外周面に接離しうるよ
うに揺動自在に前記サーマルプリンタ本体に支持されて
いる。このサーマルヘッド２３には、プラテンローラ２
１の軸方向に複数の発熱要素が列状に配設されている。

また、このサーマルヘッド２３はばねなどの押圧手段（
図示せず）により常にプラテンロー５２１に圧接するよ
うに付勢されている。

前記プラテンローラ２１の下方から前記サーマルヘッド
２３が接離される外周側と反対側の外周側を覆うように
して上方に延在される用紙ガイド２５が前記サーマルプ
リンタ本体に支持されており、この用紙ガイド２５とプ
ラテンローラ２１との間に用紙Ｐの搬送通路２５ａが形
成されている。

前記回転軸２２の前記伝達機構が連結される端部と反対
側の端部には、平面部２６ａを備え前記サーマルヘッド
２３の接離をなす接離カム２６が回動自在に装着されて
いる。この接離カム２６の上部にはレバー２７が突設さ
れており、このレバー２７を手動で回動することにより
接離カム２６が回転されるようになっている。そして、
接離カム２６の平面部２６ａがサーマルヘッド２３に接
合するとサーマルヘッド２３がプラテンロー５２１の外
周面に圧接するようになっている。

前記接離カム２６の下部には、先端部が用紙ガイド２５
の下側に沿うように前記プラテンロー５２１の軸方向に
折曲されさらにその先端を用紙ガイド２５の外周に沿っ
て略り字形に形成されたアーム２８が適宜手段により固
着されている。このアーム２８の先端部は、用紙ガイド
２５と同心円をなすように緩やかに弯曲されており、上
面には、用紙ガイド２５の下面に臨むように用紙の検出
手段である反射型フォトセンサからなる用紙検出センサ
２９が配設されている。この用紙検出センサ２９は、半
導体を有し反射光の大小により搬送通路２５ａにおける
用紙の有無を検出するものであり、搬送通路５ａに白色
の用紙がある場合、反射先人を検出し、また、用紙がな
い場合、反射光小を検出し、このようにして電気的に用
紙の有無を検出しうるようになっている。

前記用紙ガイド２５には、サーマルヘッド２３がプラテ
ンローラ２１に圧接しているヘッドダウンの状態すなわ
ち前記用紙検出センサ２９の用紙検出位置において用紙
検出センサ２９をプラテンローラ２１外周の搬送通路２
５ａに対向することができる検出口３０が穿設されてい
る。また、前記用紙ガイド２５の裏面には、前記接離カ
ム２６によりサーマルヘッド２３をプラテンローラ２１
からｔ！ｉ隔するヘッドアップ状態すなわち前記用紙検
出センサ２９の用紙非検出位置において用紙検出センサ
２９から用紙非存在信号を出力するための信丹制閤手段
の一例としての黒色塗料３１が塗装されている。この黒
色塗料３１は用紙検出センサ２９が反射光小を検出して
用紙非存在信号を出力するためのものであるが、同様の
状態を検出させる部材であれば黒色塗料に限定されるも
のではない。

つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。

まず、第１図に示寸ように、レバー２７の手動により接
離カム２６を回動して、サーマルヘッド２３をプラテン
０−５２１に接近させたヘッドダウン状態においては、
接離カム２６の回動と連動してアーム２８が回動され、
用紙検出センサ２９が、検出口３０を介してプラテンロ
ーラ２１の外周の搬送通路２５ａに対向する位置に移動
されてプラテンロー５２１と用紙ガイド２５との搬送通
路２５ａに挿入される印字用の用紙Ｐの有無を検出する
ことができる。すなわち、印字中、用紙検出ヒンサ２９
によりその反射光の大小から搬送通路２５ａにおける用
紙Ｐの有無を検出しており、用紙切れが生じた場合には
、サーマルヘッド２３への通電を停止するようになって
いる。

一方、用紙Ｐが搬送通路２５ａに詰ったりした場合には
、接離カム２６を回動してサーマルヘッド２３をプラテ
ンローラ１から離間して、詰った用紙Ｐなどを除去しな
ければならないが、このようにサーマルヘッド２３をプ
ラテンロー５２１から離間した状態においてサーマルヘ
ッド２３に電力を印加すると、サーマルヘッド２３の発
熱要素を破損するおそれがあるため、第２図に示すよう
に、レバー２７を手動操作して接離カム２６を回動して
、サーマルヘッド２３がプラテンローラ２１から離隔さ
れたヘッドアップ状態すなわち用紙検出センサ２９の用
紙非検出位置においては、接離カム２６と連動してアー
ム２８が反時計方向に回動され、用紙検出センサ２９が
黒色塗料３１に対向する位置に移動され、用紙検出セン
サ２９から用紙非存在信号が出力される。すると、この
用紙検出センサ２９から用紙非存在信号を入力されたプ
リンタの制御手段（図示せず）からサーマルヘッド２３
への通電を停止する信号が直ちに出力される。

このように本実施例によれば、用紙切れおよびサーマル
ヘッド２３のプラテンローラ２１に対する離隔状態をい
ずれも１個の用紙検出センサ２９からの用紙非存在信号
として検出することができ、この信号によりｉ制御手段
からサーマルヘッド２３への通電を停止するように信号
が出力され、サーマルヘッド２３の破損を確実に防止す
ることができるし、また機構の信頼性および経済性の向
上をはかることができる。

なお、本発明は、前述した実施例に限定されるものでは
なく、必要に応じて種々の変更が可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、用紙の有無および
サーマルヘッドのプラテンに対する接離状態の検出がひ
とつの検出手段によりなされているため、制御回路を単
純化し検出精度、信頼性および経済性を向上することが
できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係るサーマルプリンタに
おける用紙検出装置の実施例を示すものであり、第１図
および第２図はサーマルプリンタにおける用紙検出装置
のそれぞれ異なる状態を示す側面図、第３図はサーマル
プリンタにおける用紙検出装置の要部斜視図、第４図な
いし第６図は従来のサーマルプリンタにおける用紙検出
装置を示すものであり、第４図は斜視図、第５図および
第６図はそれぞれ異なる状態を示す側面図である。 ２１・・・プラテンローラ、２３・・・サーマルヘッド
、２５・・・用紙ガイド、２５ａ・・・搬送通路、２６
・・・接離カム、２８・・・アーム、２９・・・用紙検
出センサ、３０・・・検出口、３１・・・黒色塗料。 弄、１図 ２ム ４２４圀 尾３１２Ｔ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンに対して接離しうるサーマルヘッドを有し、前
   記プラテンと前記サーマルヘッドとの間に挿入される用
   紙の有無を検出する検出手段を設けてなるサーマルプリ
   ンタにおける用紙検出装置において、前記検出手段を、
   前記サーマルヘッドの接離に連動して、前記サーマルヘ
   ッドがプラテンに対し接近状態にあるとき用紙の搬送通
   路に対向して用紙の有無を検出しうる用紙検出位置と、
   前記サーマルヘッドがプラテンに対し離隔状態にあると
   き用紙の有無を検出できない用紙非検出位置との間を移
   動可能にするとともに、前記検出手段が用紙非検出位置
   にあるとき、この検出手段から用紙非存在信号を出力す
   るための信号制御手段を前記検出手段に対向するように
   配設したことを特徴とするサーマルプリンタにおける用
   紙検出装置。