JPH02106677A - 車載用冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は宅配業等が保冷品を配送する時、配送車に搭載
して保冷品の保冷を行う車載用冷蔵庫で、特に車載時は
運転を行わず配送センター等の基地で凍結された蓄冷剤
の融解潜熱で配送中の保冷を行う車載用冷蔵庫に関する
。

従来の技術 従来、保冷品の簡便な配送方法としては、断熱ボックス
に、保冷品と、冷凍庫であらかじめ凍結しておいた蓄冷
剤とを収納し、届先まで配送する方法が一般的である。

ところが保冷品の配送量が増加し、保冷配送としてシス
テム化されると、断熱ボックスへの蓄冷剤の出入れ作業
が極めて煩雑な業務となるため、新しい方法として第４
図に示す様に断熱ボックスに対して冷凍装置を組込んだ
車載用冷蔵庫が利用される様になった。

すなわち、第４図は車載冷蔵庫本体１として断熱壁２及
び断熱扉３で構成した保冷品の収納室４と、圧縮機５．
凝縮器６等を配置した機械室７とを一体的Ｋｍ成し、収
納室４には前記圧縮機６゜凝縮器６と冷凍サイクルを配
管構成する蒸発器８と、この蒸発器８によって凍結され
るべく外周に備えた蓄冷剤９とで構成している。

この冷蔵庫本体１は配送センター等の基地に於いて冷凍
サイクルが運転されて蓄冷剤９を完全凍結し、配送車へ
の搭載時、っまシ配送時は蓄冷剤９の融解潜熱で保冷品
の保冷を行うものである。

よって、との車載冷蔵庫１は従来のドライ品の配送に加
えてこれを搭載することで保冷品の配送を可能とするも
ので効率の良い混載配送を可能とする。

ところがかかる従来の車載用冷蔵庫は以下の大きな欠点
を有する。

（１）車載型であることから冬季の如く不用時は配送車
から降して配送車を通常のドライ品配送に利用できる。

つｔｂこの種冷蔵庫は配送車に対し乗降可能であること
でその利用価値大なるものであるが、重量がネックとな
って乗降は極めて作業性が悪い。

（２）本体１は機械室７を一体的に構成する為全体の容
積が大きくなり、収納室４で収納する保冷品の量の割合
に比べ、配送車で収納できる他の配達品収納部分の面積
を大幅に削減することになる。つまシ混載で保冷品、ド
ライ品の配送を可能とするものでありながら、現実的に
は保冷品以外のドライ品の収納がほとんどできず、効率
的な配送ができていない。

（３）蓄冷剤９と蒸発器８とが一体的であるため、当然
蓄冷剤９の融点は固定であシ、保冷できる温度も固定で
ある。これは食品の最適保存温度、例えば冷凍帯、冷蔵
帯、チルド帯といった温度に対応することができず、汎
用性に欠ける冷蔵庫しかユーザーに提供できていないこ
とＫなる。

発明が解決しようとする課題 以上の欠点に鑑み、本発明では保冷品、ドライ品の混載
を可能とする車載用冷蔵庫に於いて、配送車への乗降を
容易とし、配送車への搭載時は省スペースで全体の収容
効率を高めると共に、食品の最適保存温度に対応できる
汎用性の高い車載用冷蔵庫を提供せんとするものである
。

課題を解決するための手段 このため、保冷品を収納する収納部を構成した断熱箱体
部と、蓄冷剤を凍結するための冷凍ユニット部とを分離
自在とし、かつ蓄冷剤は蒸発器と固定せず分離型とする
ことで、入替を可能としたものである。

作　　用 かかる構成によって、配送車への搭載時は冷凍ユニット
部を除く断熱箱体部分のみを可能とし、もって乗降時の
軽量化と配送車に於ける収納スペースの削減を計るとと
もに、蓄冷剤の交換により任意温度の保冷配送を可能と
する。

実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図において、１１は車載用冷蔵庫本体であり、断熱箱体
１２と冷凍ユニット１３とがラック１４゜１５、止め金
１６によって接合されている。つまり止め金１６によっ
て両者１２．１３は分離することが可能であシ、断熱箱
体１２のみを配送車（図示せず）Ｋ搭載することができ
る。断熱箱体１２は前面に断熱扉１７を開閉自在に備え
、内部は仕切板１８によって上部の冷却室１９と、保冷
品（図示せず）を収納する下部の収納室２Ｑとを構成し
ている。冷却室１９内には配達に要する時間（保冷時間
）、扉１７の開閉頻度、配送車荷室温度による断熱箱体
１２の吸熱量、保冷品の保冷温度に基づいて設定された
量及び融点の蓄冷剤２１が収納されている。すなわち、
蓄冷剤２１そのものは一定量を封入した長方形のパック
２２に封入されて構成され、かつこのパック２２は多数
の通風孔２３を全壁面に穿設したケース２４に所定間隔
をもって縦方向に配列されている。例えばここでは第３
図に示す様に冷気の対流方向に対し２列目のものは１列
目の間に位置し、３列目は２列目の間に位置することで
冷気と接触し易い様千鳥状忙配列されている。また上記
ケース２４は扉１７を開扉することで冷却室１９よシ出
入自在に収納されている。

上記仕切板１８１Ｃは収納室２０と連通する連通孔２６
が穿設され、絞孔２６は仕切板１８下面にスライド自在
に備えたダンパー２６の連通孔２７と連通又は非連通に
より、冷却室１９と収納室２０とが連通又は非連通とな
る。

冷凍ユニット１３は断熱箱体１２の側面に合致すぺぐ高
さ、奥行が設定されており、内部には冷凍サイクルを構
成する圧縮機２８．凝縮器２９゜蒸発器３０が配置され
ている。３１．３２はこの凝縮器２９．蒸発器３ｏに空
気を強制循環する送風機である。特に蒸発器３０．送風
機３２は断熱材３３で区画した通路３４内に配置され、
通路３４の冷気吐出部３５．吸込部３θは断熱箱体１２
の冷却室１９に面した側壁に形成した連通孔３７゜３８
と連通すべく構成しである。すなわち、吐出部３６と連
通孔３７及び吸込部３６と連通孔３８が箱体１２．ユニ
ット１３の連通部を構成し、蒸発Ｆａ３０による冷気は
送風ｌ１ｓ３２によって第３図矢印で示す如く冷却室１
９内を循環し蓄冷剤２１の凍結を行う。３９は冷却室１
９内に配置した蓄冷剤２１入りの全ケース２４に循環す
べくかつ連通孔３７．３８でのショートサーキットを防
止する仕切板である。

上記構成に於いて、保冷品の配送前、すなわち配送車へ
の搭載前にあっては配送基地で断熱箱体１２と冷凍ユニ
ット１３とが接合されておシ、圧縮機２８の運転によっ
て蒸発器３ｏによる冷気が冷却室１９に対流して蓄冷剤
２１の凍結を行う。

この時ダンパー２６は冷却室１９と収納室２０とが連通
しない様仕切板１８の連通孔を塞ぐ。蓄冷剤２１が凍結
完了すると止め金１６．フック１４゜１５の係合を解除
し、断熱箱体のみを配送車に搭載する。保冷品の収納品
２０への収納は蓄冷剤２１の凍結運転中又は配送車に断
熱箱体１２を搭載してからのいずれでも良い。尚当然で
はあるが断熱箱体１２と冷凍ユニット１３の分離時、連
通孔３７．３８は断熱性の栓体（図示せず）Ｋて封鎖さ
れる。保冷品を収納室２０に収納する直前又は直後にお
いてダンパー２６をスライドし両速通孔２５．２７を合
致して、冷却室１９と収納室２゜とを連通し、凍結され
た蓄冷剤２１の融解潜熱で保冷を行う。

上記蓄冷剤２１を配置したケース２４は配送に要する時
間、季節による外気温等によってその収納量を可変すれ
ば良く、又蓄冷剤２１の融点は配送する商品の保冷温度
によって変更できる様、パック２２は複数種用意してお
けば良い。すなわち、ハム等の商品を配送する時には保
冷温度は６℃程度が良すので融点として一２℃程度の蓄
冷剤を利用し、生肉、魚貝類等の商品を配送する時には
保冷温度としてｏ℃程度が良いので融点として一７℃程
度の蓄冷剤を利用でき６様パック２２を用意しておくも
のである。

発明の効果 以上の説明からも明らかな如く、本発明によれば、車載
冷蔵庫として、配送車に搭載する時、商品の保冷に必要
な部分のみ、つまり断熱箱体のみを搭載する方式とした
ので、特に重量のある冷凍ユニットを持ちあげる必要は
なく、乗降は極めて容易である。又冷凍ユニットが配送
車荷室にないことからこの部分の収容効率が高まｐ、混
載配送の利点が一層生かす仁とができる。さらに断熱箱
体内の冷却室に収納する蓄冷剤は出入自在であるため量
や、融点を変えることで配送体系や、保冷温度として最
適温での保冷に対応で・き、汎用性の大なるものが提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の車載冷蔵庫の斜視図、第２図
は第１図ｎ−ｎ’線の断面図、第３図は第２図ｍ−ｍ’
線の部分断面図、第４図は従来の車載冷蔵庫の概略図で
ある。 １２・・・・・・断熱箱体、１３・・自・・冷凍ユニッ
ト、１９・・・・・・冷却室、２０・・・・・・収納室
、２１・・・・・・蓄冷剤、３６・・・・・・吐出部、
３６・・山・吸込部、３７．３８・・・・・・連通孔（
３５〜３８・・・・・・連通部）。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名（Ｎ ― 目

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　保冷品を収納する収納室と前記保冷品の保冷用
   蓄冷剤を配置した冷却室とを構成した断熱箱体と、圧縮
   機、凝縮器、蒸発器等の冷凍サイクル部品を一体的に構
   成した冷凍ユニットとを接離自在に構成し、この断熱箱
   体と冷凍ユニットの接合時、前記蓄冷剤を凍結すべく冷
   却室と蒸発器とを連通する連通部も構成した車載用冷蔵
   庫。
2. （２）　前記蓄冷剤を冷却室に対して出入自在に配置し
   、保冷品の保冷温度に応じて冷却室に配置する蓄冷剤の
   融点を変更可能とした特許請求の範囲第１項記載の車載
   用冷蔵庫。