JPH0629652Y2 - 物品冷却収納装置 - Google Patents
物品冷却収納装置Info
- Publication number
- JPH0629652Y2 JPH0629652Y2 JP1987029913U JP2991387U JPH0629652Y2 JP H0629652 Y2 JPH0629652 Y2 JP H0629652Y2 JP 1987029913 U JP1987029913 U JP 1987029913U JP 2991387 U JP2991387 U JP 2991387U JP H0629652 Y2 JPH0629652 Y2 JP H0629652Y2
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- JP
- Japan
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- container
- air passage
- heat insulating
- unit
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,断熱コンテナの物品収納空間に物品を収納し
て冷却する装置(以下物品冷却収納装置と呼ぶ)に関す
る。
て冷却する装置(以下物品冷却収納装置と呼ぶ)に関す
る。
従来,物品冷却収納装置としては,断熱コンテナに冷却
装置を内蔵し,この冷却装置によって物品収納空間を冷
却し,これにより物品の冷凍や冷蔵を行うことができる
ようにしたものがある。その冷却装置は一般に,冷媒の
蒸発・凝縮を繰り返えさせる冷凍サイクルにて実施され
る。そしてこの冷凍サイクルの駆動は普通,電動圧縮機
にて行われる。
装置を内蔵し,この冷却装置によって物品収納空間を冷
却し,これにより物品の冷凍や冷蔵を行うことができる
ようにしたものがある。その冷却装置は一般に,冷媒の
蒸発・凝縮を繰り返えさせる冷凍サイクルにて実施され
る。そしてこの冷凍サイクルの駆動は普通,電動圧縮機
にて行われる。
しかしながら,従来の物品冷却収納装置はそれに内蔵さ
れた電動圧縮機を駆動できる所定の電源をもたない箇所
では所定の作用,即ち,物品の冷凍や冷蔵を行なうこと
ができない。例えば,商用電源((100V)用電動圧縮機を
備えた物品冷却収納装置は,自動車電源(12V)では
運転できないため,自動車に搭載して物品の冷凍や冷蔵
を行なわせることはできない。その反対に,自動車用の
物品冷却収納装置は商用電源では使用できない。そのた
め,要冷物品は搬送車によって遠隔地に搬送するには異
なる物品冷却収納装置間で移し変えを必要とし,作業が
繁雑である。
れた電動圧縮機を駆動できる所定の電源をもたない箇所
では所定の作用,即ち,物品の冷凍や冷蔵を行なうこと
ができない。例えば,商用電源((100V)用電動圧縮機を
備えた物品冷却収納装置は,自動車電源(12V)では
運転できないため,自動車に搭載して物品の冷凍や冷蔵
を行なわせることはできない。その反対に,自動車用の
物品冷却収納装置は商用電源では使用できない。そのた
め,要冷物品は搬送車によって遠隔地に搬送するには異
なる物品冷却収納装置間で移し変えを必要とし,作業が
繁雑である。
それ故に本考案の技術的課題は,要冷物品を断熱コンテ
ナに収納したまま搬送車に積載して物品を冷却しつつ遠
隔地まで運び,かつ搬送車からその断熱コンテナを降し
た後もそのまま要冷物品の冷却を継続することの可能な
物品冷却収納装置を提供することにある。
ナに収納したまま搬送車に積載して物品を冷却しつつ遠
隔地まで運び,かつ搬送車からその断熱コンテナを降し
た後もそのまま要冷物品の冷却を継続することの可能な
物品冷却収納装置を提供することにある。
本考案の他の技術的課題は,貯蔵時に要求される温度の
互いに異なる複数種の要冷物品も同時に取り扱うことの
可能な物品冷却収納装置を提供することにある。
互いに異なる複数種の要冷物品も同時に取り扱うことの
可能な物品冷却収納装置を提供することにある。
本考案によれば、多数の小孔をもつ仕切板によって仕切
られた2つの物品収納空間を有した断熱コンテナと、該
断熱コンテナの外部に位置したクーリングユニットとを
含み、上記断熱コンテナは断熱構造のコンテナ本体と該
コンテナ本体の内壁面に沿って形成されたコンテナ風路
と該コンテナ風路に配された送風機及び蒸発器とを有
し、該コンテナ風路は上記2つの物品収納空間に夫々接
続された端部の吸入口及び吐出口と途中部分の連結口と
を有しており、上記クーリングユニットは、上記断熱コ
ンテナに切離し可能に接続されるユニット本体と、該ユ
ニット本体の内部に形成され上記連結口に入口及び出口
を接続されるユニット風路と、該ユニット風路に配され
た送風機及び蒸発器とを有し、さらに上記断熱コンテナ
は上記コンテナ風路を上記連結口部分で上流部分と下流
部分とに仕切ることのできる可動の移動板を備え、上記
ユニット風路の入口及び出口は上記上流部分及び上記下
流部分に一対一で対応接続されるものであり、上記コン
テナ風路に配された送風機及び蒸発器と上記ユニット風
路に配された送風機及び蒸発器とを選択的に駆動して上
記物品収納空間を冷却できるようにしたことを特徴とす
る物品冷却収納装置が得られる。
られた2つの物品収納空間を有した断熱コンテナと、該
断熱コンテナの外部に位置したクーリングユニットとを
含み、上記断熱コンテナは断熱構造のコンテナ本体と該
コンテナ本体の内壁面に沿って形成されたコンテナ風路
と該コンテナ風路に配された送風機及び蒸発器とを有
し、該コンテナ風路は上記2つの物品収納空間に夫々接
続された端部の吸入口及び吐出口と途中部分の連結口と
を有しており、上記クーリングユニットは、上記断熱コ
ンテナに切離し可能に接続されるユニット本体と、該ユ
ニット本体の内部に形成され上記連結口に入口及び出口
を接続されるユニット風路と、該ユニット風路に配され
た送風機及び蒸発器とを有し、さらに上記断熱コンテナ
は上記コンテナ風路を上記連結口部分で上流部分と下流
部分とに仕切ることのできる可動の移動板を備え、上記
ユニット風路の入口及び出口は上記上流部分及び上記下
流部分に一対一で対応接続されるものであり、上記コン
テナ風路に配された送風機及び蒸発器と上記ユニット風
路に配された送風機及び蒸発器とを選択的に駆動して上
記物品収納空間を冷却できるようにしたことを特徴とす
る物品冷却収納装置が得られる。
第1図は本考案の一実施例を用いた物品個別配達システ
ムを示している。第1図を参照して,各家庭1や各事業
所2等から取次店3に集められた冷却物品,即ち,要冷
物品は集配車4に積み込まれる。集配車4は,第2図に
示すような吊棚式可動仕切冷凍冷蔵庫6を備えており,
上述の要冷物品をこの冷凍冷蔵庫6に入れて冷却しつつ
他の物品と共にセンター(ステーション)7まで運ぶた
めのものである。なおこの冷凍冷蔵庫6の庫内は,集配
車4のエンジンにて駆動される冷凍サイクル(図示せ
ず)によって冷却されるものとする。
ムを示している。第1図を参照して,各家庭1や各事業
所2等から取次店3に集められた冷却物品,即ち,要冷
物品は集配車4に積み込まれる。集配車4は,第2図に
示すような吊棚式可動仕切冷凍冷蔵庫6を備えており,
上述の要冷物品をこの冷凍冷蔵庫6に入れて冷却しつつ
他の物品と共にセンター(ステーション)7まで運ぶた
めのものである。なおこの冷凍冷蔵庫6の庫内は,集配
車4のエンジンにて駆動される冷凍サイクル(図示せ
ず)によって冷却されるものとする。
センター7において,要冷物品を第3図や第4図に示す
断熱コンテナ8,9に移し,他の物品を収容した他のコ
ンテナとともに横持車(運搬車)11に混載してベース
(ステーション)12へ搬送する。ここで断熱コンテナ
8,9はいずれも,商用電源によって駆動される内部冷
却装置としての冷却ユニット(図示せず)を内蔵し,し
たがってセンター7においても要冷物品の冷却を断続で
きるものである。
断熱コンテナ8,9に移し,他の物品を収容した他のコ
ンテナとともに横持車(運搬車)11に混載してベース
(ステーション)12へ搬送する。ここで断熱コンテナ
8,9はいずれも,商用電源によって駆動される内部冷
却装置としての冷却ユニット(図示せず)を内蔵し,し
たがってセンター7においても要冷物品の冷却を断続で
きるものである。
横持車11は第5図に示すように,冷風を利用したクー
リングユニット,即ち,冷風ユニット13を備えてい
る。冷風ユニット13は,第3図の断熱コンテナ8と接
続され,この断熱コンテナ8の庫内を冷却することがで
きるものである。換言するに,断熱コンテナ8は横持車
11に積み込まれた状態では冷風ユニット13によって
庫内を冷却される。
リングユニット,即ち,冷風ユニット13を備えてい
る。冷風ユニット13は,第3図の断熱コンテナ8と接
続され,この断熱コンテナ8の庫内を冷却することがで
きるものである。換言するに,断熱コンテナ8は横持車
11に積み込まれた状態では冷風ユニット13によって
庫内を冷却される。
一方,第4図の断熱コンテナ9は,内蔵の冷却ユニット
(第1の冷却装置)により冷却されかつ蓄冷する蓄冷装
置(図示せず)を内蔵している。したがってこの断熱コ
ンテナ9は,横持車11に積み込まれた状態では蓄冷装
置からの冷気により冷却を継続される。
(第1の冷却装置)により冷却されかつ蓄冷する蓄冷装
置(図示せず)を内蔵している。したがってこの断熱コ
ンテナ9は,横持車11に積み込まれた状態では蓄冷装
置からの冷気により冷却を継続される。
ベース12において,断熱コンテナ8,9を他のコンテ
ナ14とともに横持車11から降し,そして物品を適当
に仕分ける。なおベース12では断熱コンテナ8,9は
いずれも,商用電源によって駆動される内蔵の冷却ユニ
ットにより庫内を冷却され続ける。
ナ14とともに横持車11から降し,そして物品を適当
に仕分ける。なおベース12では断熱コンテナ8,9は
いずれも,商用電源によって駆動される内蔵の冷却ユニ
ットにより庫内を冷却され続ける。
仕分けた物品は断熱コンテナ8,9及び他のコンテナ1
4に入れ,運行車(運搬車)16によって他のベース
(ステーション)17へ運ばれる。この運行車16は,
横持車11と同様な構成を有し,したがって第5図から
わかるように,第3図の断熱コンテナ8の庫内を冷却す
ることのできる冷風ユニットを備えている。また第4図
の断熱コンテナ9の庫内は,それに内蔵されている蓄冷
装置により冷却される。
4に入れ,運行車(運搬車)16によって他のベース
(ステーション)17へ運ばれる。この運行車16は,
横持車11と同様な構成を有し,したがって第5図から
わかるように,第3図の断熱コンテナ8の庫内を冷却す
ることのできる冷風ユニットを備えている。また第4図
の断熱コンテナ9の庫内は,それに内蔵されている蓄冷
装置により冷却される。
ベース17においては,前述のベース12と同様に,断
熱コンテナ8,9及び他のコンテナ14を運行車16か
ら降し,そして物品の仕分けを行なう。このベース17
でも断熱コンテナ8,9の庫内は商用電源を用いて冷却
されつづけることはいうまでもない。
熱コンテナ8,9及び他のコンテナ14を運行車16か
ら降し,そして物品の仕分けを行なう。このベース17
でも断熱コンテナ8,9の庫内は商用電源を用いて冷却
されつづけることはいうまでもない。
仕分けた物品は断熱コンテナ8,9及び他のコンテナ1
4に入れ,横持車(運搬車)18によって他のセンター
(ステーション)19へ運ばれる。この横持車18が前
述の横持車11と同様なものであることはいうまでもな
い。
4に入れ,横持車(運搬車)18によって他のセンター
(ステーション)19へ運ばれる。この横持車18が前
述の横持車11と同様なものであることはいうまでもな
い。
センター19からは集配車21によって物品が各家庭2
2や各事業所23に配達される。この集配車21が前述
の集配車4と同様なものであることもまた勿論である。
2や各事業所23に配達される。この集配車21が前述
の集配車4と同様なものであることもまた勿論である。
上述の物品個別配達システムによると,センター7及び
19にもまたベース12及び17にも冷凍倉庫等の固定
した冷却設備をもうけることなく,要冷物品の個別配達
が可能になる。しかも集配車4,21,横持車11,1
8,及び運行車16のいずれにおいても,要冷物品を他
の物品とともに搬送できるため,要冷物品と他の物品と
を別々に搬送する必要もない。
19にもまたベース12及び17にも冷凍倉庫等の固定
した冷却設備をもうけることなく,要冷物品の個別配達
が可能になる。しかも集配車4,21,横持車11,1
8,及び運行車16のいずれにおいても,要冷物品を他
の物品とともに搬送できるため,要冷物品と他の物品と
を別々に搬送する必要もない。
なお断熱コンテナ8,9の下面には,移動を容易にする
ために車輪等を備えることは好ましい。
ために車輪等を備えることは好ましい。
次に第6図以降を参照して,断熱コンテナ8及び冷風ユ
ニット13につき説明する。
ニット13につき説明する。
先ず第6図を参照して,断熱コンテナ8は断熱構造のコ
ンテナ本体41の前面をドア42にて開閉可能にされて
いる。本体41の内壁面に沿って風路43が形成されて
いる。風路43には送風機44と蒸発器(冷却器)46
とが配されている。風路43の吸入口47及び吐出口4
8は,仕切板49によって仕切られた上部及び下部の物
品収納空間50a,50bにそれぞれ開口している。仕
切板49には多数の小孔49aが形成されている。した
がって物品収納空間50a,50bはそれらの小孔49
aを介して互いに連通している。
ンテナ本体41の前面をドア42にて開閉可能にされて
いる。本体41の内壁面に沿って風路43が形成されて
いる。風路43には送風機44と蒸発器(冷却器)46
とが配されている。風路43の吸入口47及び吐出口4
8は,仕切板49によって仕切られた上部及び下部の物
品収納空間50a,50bにそれぞれ開口している。仕
切板49には多数の小孔49aが形成されている。した
がって物品収納空間50a,50bはそれらの小孔49
aを介して互いに連通している。
さらに本体41の外部には,凝縮器51及び圧縮機52
等が配されている。なお53は排熱用の送風機,54は
移動を容易にするための車輪,55はサーミスタを示
す。
等が配されている。なお53は排熱用の送風機,54は
移動を容易にするための車輪,55はサーミスタを示
す。
圧縮機52は商用電源を使用することによって駆動され
るものである。また送風機44,53も商用電源によっ
て駆動されるものである。今,送風機44,53と圧縮
機52が駆動されると,下部の物品収納空間50aの空
気は風路43に吸入されて蒸発器46により冷却されつ
つ上部の物品収納空間50bに吐出される。即ち蒸発器
46及び送風機44の組合せは内部冷却装置として作用
する。したがって物品収納空間50a,50bにおいて
物品を冷凍或は冷蔵することができる。
るものである。また送風機44,53も商用電源によっ
て駆動されるものである。今,送風機44,53と圧縮
機52が駆動されると,下部の物品収納空間50aの空
気は風路43に吸入されて蒸発器46により冷却されつ
つ上部の物品収納空間50bに吐出される。即ち蒸発器
46及び送風機44の組合せは内部冷却装置として作用
する。したがって物品収納空間50a,50bにおいて
物品を冷凍或は冷蔵することができる。
本体41にはさらに,風路43の途中部分を背面上部に
開口させた連結口56を形成するとともに,この連結口
56を開閉できる小扉57を蝶番58によって取付けて
いる。小扉57は,内部冷却装置によって物品収納空間
50a,50bを冷却しているときには連結口56をパ
ッキング59を介してしっかりと密閉するものである。
なお連結口56の近傍には,風路43を上流部分と下流
部分とに仕切ることのできる移動板60が設けられてい
る。
開口させた連結口56を形成するとともに,この連結口
56を開閉できる小扉57を蝶番58によって取付けて
いる。小扉57は,内部冷却装置によって物品収納空間
50a,50bを冷却しているときには連結口56をパ
ッキング59を介してしっかりと密閉するものである。
なお連結口56の近傍には,風路43を上流部分と下流
部分とに仕切ることのできる移動板60が設けられてい
る。
上述の断熱コンテナ8は,第7図に示すように冷風ユニ
ット13に突合わされる。冷風ユニット13は,ユニッ
ト本体61の内部に風路62を形成する仕切板63を設
け,風路62に蒸発器64と送風機66とを配し,入口
67から流入した空気を冷却して出口68から吐出する
ようにしたものである。入口67及び出口68は冷風ユ
ニット13の下部に,上下に互いに隣接して形成されて
いる。なお入口67及び出口68は通常は,本体61に
蝶番69により取付けられた扉71により閉塞されてい
る。
ット13に突合わされる。冷風ユニット13は,ユニッ
ト本体61の内部に風路62を形成する仕切板63を設
け,風路62に蒸発器64と送風機66とを配し,入口
67から流入した空気を冷却して出口68から吐出する
ようにしたものである。入口67及び出口68は冷風ユ
ニット13の下部に,上下に互いに隣接して形成されて
いる。なお入口67及び出口68は通常は,本体61に
蝶番69により取付けられた扉71により閉塞されてい
る。
断熱コンテナ8を冷風ユニット13に突当てるに際し,
小扉57及び扉71を開放させるとともに,移動板60
を移動させて風路43及び連結口56を上流部分と下流
部分とに分ける。そして冷風ユニット13の入口67及
び出口68が断熱コンテナ8の風路43の上流部分及び
下流部に一対一で対応接続されるようになす。
小扉57及び扉71を開放させるとともに,移動板60
を移動させて風路43及び連結口56を上流部分と下流
部分とに分ける。そして冷風ユニット13の入口67及
び出口68が断熱コンテナ8の風路43の上流部分及び
下流部に一対一で対応接続されるようになす。
こうして断熱コンテナ8を冷風ユニット13に接続した
状態では,冷風ユニット13の蒸発器64及び送風機6
6によって物品収納空間50a,50bを冷却すること
ができる。即ち,蒸発器64及び送風機66の組合せは
外部冷却装置として作用する。この蒸発器64は,第5
図に示す圧縮機72及び凝縮器73とともに冷凍サイク
ルを構成するものである。この圧縮機72は運搬車(例
えば横持車11)のエンジンによって駆動される。
状態では,冷風ユニット13の蒸発器64及び送風機6
6によって物品収納空間50a,50bを冷却すること
ができる。即ち,蒸発器64及び送風機66の組合せは
外部冷却装置として作用する。この蒸発器64は,第5
図に示す圧縮機72及び凝縮器73とともに冷凍サイク
ルを構成するものである。この圧縮機72は運搬車(例
えば横持車11)のエンジンによって駆動される。
物品収納空間50a,50bは内部冷却装置によって冷
却されるか外部冷却装置によって冷却されるかにはかか
わらず,互いに温度が異なる。即ち,上部の物品収納空
間50bは下部の物品収納空間50aよりも低温とな
る。したがって比較的低温度で冷蔵することを要する物
品は上部の物品収納空間50bに収納し,一方,比較的
高温度で冷蔵することを要する物品は下部の物品収納空
間50aに収納するとよい。
却されるか外部冷却装置によって冷却されるかにはかか
わらず,互いに温度が異なる。即ち,上部の物品収納空
間50bは下部の物品収納空間50aよりも低温とな
る。したがって比較的低温度で冷蔵することを要する物
品は上部の物品収納空間50bに収納し,一方,比較的
高温度で冷蔵することを要する物品は下部の物品収納空
間50aに収納するとよい。
なお第3図又は第4図において,記号50cは冷凍用の
物品収納空間を示す。この物品収納空間50cは専用の
内部冷却装置又は外部冷却装置(いずれも図示せず)に
よって冷却され,他の物品収納空間50a,50bより
も低温に維持される。
物品収納空間を示す。この物品収納空間50cは専用の
内部冷却装置又は外部冷却装置(いずれも図示せず)に
よって冷却され,他の物品収納空間50a,50bより
も低温に維持される。
以上説明したように,本考案による物品冷却収納装置に
よると,要冷物品を断熱コンテナに収納したまま搬送車
に積載して外内部冷却装置にて物品を冷却しつつ遠隔地
まで運び,かつ搬送車からその断熱コンテナを降した後
もそのまま要冷物品の冷却を内部冷却装置により継続す
ることができるようになる。その上,貯蔵時に要求され
る温度の互いに異なる複数種の要冷物品も同時に取り扱
うことが可能になる。
よると,要冷物品を断熱コンテナに収納したまま搬送車
に積載して外内部冷却装置にて物品を冷却しつつ遠隔地
まで運び,かつ搬送車からその断熱コンテナを降した後
もそのまま要冷物品の冷却を内部冷却装置により継続す
ることができるようになる。その上,貯蔵時に要求され
る温度の互いに異なる複数種の要冷物品も同時に取り扱
うことが可能になる。
第1図は本考案の一実施例を用いた物品個別配達システ
ムの説明図,第2図は集配車の内部を示す一部のみの斜
視図,第3図は第1図のシステムに用いられた断熱コン
テナの一例の斜視図,第4図は断熱コンテナの他例の斜
視図,第5図は横持車に断熱コンテナを積んだ状態を示
す内部を透視した斜視図,第6図は本考案の一実施例に
使用される断熱コンテナを示す断面図,第7図はその断
熱コンテナをクーリングユニットに接続した状態を示す
断面図である。 1,22…家庭,2,23…事業所,3…取次店,4,
21…集配車,6…冷凍冷蔵庫,7,19…センター
(ステーション),8,9…断熱コンテナ,11,18
…横持車(運搬車),12,17…ベース(ステーショ
ン),13…クーリングユニット(冷風ユニット),1
6…運行車(運搬車),46,64…蒸発器(冷却
器),49…仕切板,49a…小孔,50a,50b,
50c…物品収納空間。
ムの説明図,第2図は集配車の内部を示す一部のみの斜
視図,第3図は第1図のシステムに用いられた断熱コン
テナの一例の斜視図,第4図は断熱コンテナの他例の斜
視図,第5図は横持車に断熱コンテナを積んだ状態を示
す内部を透視した斜視図,第6図は本考案の一実施例に
使用される断熱コンテナを示す断面図,第7図はその断
熱コンテナをクーリングユニットに接続した状態を示す
断面図である。 1,22…家庭,2,23…事業所,3…取次店,4,
21…集配車,6…冷凍冷蔵庫,7,19…センター
(ステーション),8,9…断熱コンテナ,11,18
…横持車(運搬車),12,17…ベース(ステーショ
ン),13…クーリングユニット(冷風ユニット),1
6…運行車(運搬車),46,64…蒸発器(冷却
器),49…仕切板,49a…小孔,50a,50b,
50c…物品収納空間。
Claims (2)
- 【請求項1】多数の小孔をもつ仕切板によって仕切られ
た2つの物品収納空間を有した断熱コンテナと、該断熱
コンテナの外部に位置したクーリングユニットとを含
み、上記断熱コンテナは断熱構造のコンテナ本体と該コ
ンテナ本体の内壁面に沿って形成されたコンテナ風路と
該コンテナ風路に配された送風機及び蒸発器とを有し、
該コンテナ風路は上記2つの物品収納空間に夫々接続さ
れた端部の吸入口及び吐出口と途中部分の連結口とを有
しており、上記クーリングユニットは、上記断熱コンテ
ナに切離し可能に接続されるユニット本体と、該ユニッ
ト本体の内部に形成され上記連結口に入口及び出口を接
続されるユニット風路と、該ユニット風路に配された送
風機及び蒸発器とを有し、さらに上記断熱コンテナは上
記コンテナ風路を上記連結口部分で上流部分と下流部分
とに仕切ることのできる可動の移動板を備え、上記ユニ
ット風路の入口及び出口は上記上流部分及び上記下流部
分に一対一で対応接続されるものであり、上記コンテナ
風路に配された送風機及び蒸発器と上記ユニット風路に
配された送風機及び蒸発器とを選択的に駆動して上記物
品収納空間を冷却できるようにしたことを特徴とする物
品冷却収納装置。 - 【請求項2】上記クーリングユニットは、上記断熱コン
テナを積載して搬送できる搬送車に備えられたものであ
る実用新案登録請求の範囲第1)項記載の物品冷却収納
装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987029913U JPH0629652Y2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 物品冷却収納装置 |
US07/141,191 US4831837A (en) | 1987-01-08 | 1988-01-06 | Transporting system for refrigerated merchandise |
EP88300086A EP0276054B1 (en) | 1987-01-08 | 1988-01-07 | Transporting system for refrigerated merchandise |
DE8888300086T DE3860448D1 (de) | 1987-01-08 | 1988-01-07 | Transportsystem fuer gekuehlte waren. |
AT88300086T ATE55641T1 (de) | 1987-01-08 | 1988-01-07 | Transportsystem fuer gekuehlte waren. |
ES88300086T ES2018604B3 (es) | 1987-01-08 | 1988-01-07 | Sistema de transporte para mercancias refrigeradas. |
KR1019880000083A KR970000098B1 (ko) | 1987-01-08 | 1988-01-08 | 냉장 및 냉동 물품 운송 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987029913U JPH0629652Y2 (ja) | 1987-03-03 | 1987-03-03 | 物品冷却収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS63139471U JPS63139471U (ja) | 1988-09-13 |
JPH0629652Y2 true JPH0629652Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=30834233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987029913U Expired - Lifetime JPH0629652Y2 (ja) | 1987-01-08 | 1987-03-03 | 物品冷却収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629652Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5526363U (ja) * | 1978-08-10 | 1980-02-20 |
-
1987
- 1987-03-03 JP JP1987029913U patent/JPH0629652Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63139471U (ja) | 1988-09-13 |
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