JPH0210484A - 紙葉類判定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば紙幣鑑査装置などにおいて、紙幣の
複数の特徴により紙幣の種類などを判定する紙葉類判定
装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の紙葉類判定装置として、搬送される紙幣
の複数の特徴（たとえば光学パターン、磁気パターン、
形状、厚さなど）をそれぞれ複数の検知部によって検知
し、これらの各検知結果をそれぞれ判定部に供給して、
各検知結果を総合判定することにより紙幣の種類などを
判定するものがある。

このような紙葉類判定装置にあっては、所定間隔をもっ
て順次搬送されてくる紙幣に対して順次判定するもので
あり、また検知部も複数個存在するので、各検知部から
得られる検知結果がどの紙幣に対するものであるか、検
知結果と紙幣との対応をとる必要がある。

そこで、従来は、判定部内に設けられたタイマを用い、
このタイマのカウント値を読出して時間を算出すること
により、搬送される紙幣の時間管理を行ない、検知結果
と紙幣との対応をとっている。

すなわち、紙幣の進入を検知すると、その紙幣に対して
インデックス情報（たとえば番号）を割り付けると同時
に、このときのカウンタの値を読出して、上記割り付け
たインデックス情報に対応させてテーブルに格納してお
く。そして、検知部から検知結果が得られると、再びこ
のときのカウンタの値を読出して、上記テーブルに格納
しである進入時の値との差を求め、この求めた差があら
かじめ設定される基準の上限値と下限値との間に入る値
であるか否かを判断し、その間に入る値であれば、いま
得られた検知結果は上記インデックス情報の紙幣に対応
する検知結果であると認識するものである。

しかしながら、このような方法では、判定部自身が内部
のタイマを用いて紙幣の時間管理を行なっているため、
特に検知部の数が多く、処理速度の速いシステムにおい
ては、判定部の処理プログラムが複雑化し、処理時間も
長くなり、判定部の処理時間が搬送される紙幣間の時間
に追付かない可能性がでてくる。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記したように特に検知部の数が多く、処理
速度の速いシステムにおいては、判定部の処理プログラ
ムが複雑化し、処理時間も長くなるという問題点を解決
すべくなされたもので、判定部の処理プログラムの単純
・化および処理時間の短縮化が図れる紙葉類判定装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の紙葉類判定装置は、搬送される紙葉類の複数の
特徴をそれぞれ検知する複数の検知部と、この複数の検
知部への前記紙葉類の進入を検知して進入検知信号を発
生するとともに、その紙葉類に対するインデックス情報
を発生する手段と、前記複数の検知部にそれぞれ対応し
て設けられた複数の記憶手段と、前記進入検知信号およ
びインデックス情報を受信し、あらかじめ設定される時
間管理パラメータに基づいて、前記受信したインデック
ス情報を前記記憶手段に格納するとともに総合判定時間
通知信号を発生する手段と、前記複数の検知部の検知結
果を受信し、その受信時に対応する前記記憶手段の内容
を読出すことにより、受信した検知結果がどのインデッ
クス情報に対応する検知結果であるかを認識し、前記総
合判定時間通知信号が発生すると、認識した各検知結果
を総合判定することにより、前記紙葉類の種類などを判
定する判定部とを具備している。

（作用） このように構成することにより、搬送される紙葉類の時
間管理を判定部が行なわずに、判定部の外部で行なうよ
うにしたものであり、これにより判定部は従来のような
時間管理を必要としないので、判定部の処理プログラム
の単純化および処理時間の短縮化が図れ、たとえ検知部
の数が多く、処理速度の速いシステムにおいても、判定
部の処理時間は充分に追従することができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図において、１は搬送路で、紙幣（紙葉類）Ｐを所
定間隔をもって順次搬送する。２は区分ゲートで、搬送
されてくる紙幣Ｐを例えば種類別に区分するもので、搬
送路１の終端部に設けられている。３１〜３ｎは検知部
で、搬送路１に沿って順次設けられている。検知部３１
〜３ｒＬは、搬送される紙幣Ｐの複数の特徴（たとえば
光学パターン、磁気パターン、形状、厚さなど）をそれ
ぞれ検知するものであり、光学的および磁気的な検知手
段を用いている。４は進入検知器で、搬送路１の検知部
３１〜３ｎの手前に設けられていて、進入してきた紙幣
Ｐを光学的に検知する。

５は搬送制御部で、進入してきた紙幣Ｐに対して割り付
けるインデックス情報（たとえば番号）を発生するとと
もに、区分ゲート２の制御を行なう。６はインデックス
制御部で、後で詳細を説明するような制御を行なう。７
は時間管理パラメータテーブル（ＲＯＭ、ＲＡＭなどの
記憶手段）で、たとえば第２図に示すように、各検知部
３１〜３ｎごとの検知結果時間制御パラメータおよび総
合判定時間制御パラメータが格納されている。検知結果
時間制御パラメータは、オン時間情報およびオフ時間情
報からなっている。また、総合判定時間制御パラメータ
はオン時間情報からなっている。８１〜８ｎはインデッ
クス情報通知ポート（レジスタなどの記憶手段）で、各
検知部３１〜３ｎにそれぞれ対応して設けられていて、
通常は“ＦＦ”が書込まれており、インデックス制御部
６によって制御される。

９は判定部で、検知部３１〜３ｒＬからの各検知結果に
より総合判定を行なうことにより、紙幣Ｐの種類などを
判定する。１０は総合判定編集テーブルで、判定部９の
総合判定に必要なデータが格納されている。１１は検知
結果記憶部で、インデックス情報ごとに対応する検知結
果を格納するエリアを備えている。１２は時間ずれカウ
ンタ群で、各検知部３．〜３ルにそれぞれ対応する複数
のカウンタからなり、検知部が検知結果を出力したけれ
ども時間がずれていたときにそれぞれカウントする。１
３は未受信カウンタ群で、各検知部３１〜３ｒＬにそれ
ぞれ対応する複数のカウンタからなり、総合判定で検知
結果が得られていないときにそれぞれカウントする。１
４は検知結果受信フラグ群で、各検知部３１〜３ｒＬに
それぞれ対応する複数のフラグからなる。

次に、このような構成において動作を説明する。

紙幣Ｐが搬送路１に進入すると、進入検知器４がそれを
検知して進入検知信号を搬送制御部５に送る。搬送制御
部５は、進入検知信号を受取ると、その進入検知信号を
インデックス制御部６に送ると同時に、その紙幣Ｐに対
して割り付けるインデックス情報を発生し、そのインデ
ックス情報を判定部９に送る。なお、発生されるインデ
ックス情報は例えば“００〜７Ｆ”であり、”ＦＦ”は
イリーガルインデックス情報となっている。判定部９は
、搬送制御部５からインデックス情報を受取ると、その
インデックス情報をインデックス制御部６に送る。

インデックス制御部６は、進入検知信号を受取ると、時
間管理パラメータテーブル７から各検知結果時間制御パ
ラメータおよび総合判定時間制御パラメータを読出して
、内部メモリ（図示しない）にあらかじめ確保されてい
るカウンタエリアにそれぞれプリセットし、それらの値
のダウンカウントをそれぞれ開始する。そして、ダウン
カウントが進み、検知結果時間制御パラメータのオン時
間情報が「０」になると（つまり紙幣Ｐの進入検知から
検知結果時間制御パラメータのオン時間になると）　対
応するインデックス情報通知ポート８１〜８ｒＬに判定
部９から受取ったインデックス情報を書込み、オフ時間
情報が「０」になると（つまり紙幣Ｐの進入検知から検
知結果時間制御パラメータのオフ時間になると）、対応
するインデックス情報通知ポート８、〜８ｎに再び“Ｆ
Ｆ″を書込むことにより、検知部３１〜３ｎからの検知
結果受付は時間を制御する。

搬送される紙幣Ｐが検知部３１〜３ｒＬに到達すると、
検知部３１〜３ｎは紙幣Ｐの特徴をそれぞれ順次検知し
、その検知結果を判定部９に送る。

判定部９は、検知結果を受取ると、その検知部（３１〜
３ル）に対応するインデックス情報通知ポート（８１〜
８ＦＬ）の内容を読込み、いま得られた検知結果はどの
インデックス情報の紙幣Ｐのものだと認識し、その検知
結果を検知結果記憶部１１の対応するエリアに格納する
。この場合、判定部９は、インデックス情報通知ポート
から読込んだインデックス情報が正常なインデックス情
報（“ＯＯ〜７Ｆ″）であれば、受取った検知結果を検
知結果記憶部１１の対応するエリアに格納するとともに
、検知結果受信フラグ群１４の対応するフラグに“１”
をセットする。また、異常なインデックス情報（“ＦＦ
”）であれば、受取った検知結果は捨て、検知結果受信
フラグ群１４の対応するフラグに“０”をセットすると
ともに、時間ずれカウンタ群１２の対応するカウンタを
「＋１」する。

インデックス制御部６におけるダウンカウントが更に進
み、総合判定時間制御パラメータのオン時間情報が「０
」になると（つまり紙幣Ｐの進入検知から総合判定時間
制御パラメータのオン時間になると）、インデックス制
御部６は総合判定時間通知信号を発生し、その信号に対
応するインデックス情報を付加して判定部９に送る。判
定部９は、総合判定時間通知信号を受取ると、それに付
加されているインデックス情報に対応する検知結果を検
知結果記憶部１１から読出し、総合判定編集テーブル１
０内のデータを用いて総合判定を行なうことにより、紙
幣Ｐの種類判定などを行ない、その判定結果を搬送制御
部５に送る。この総合判定の際、判定部９は、検知結果
受信フラグ群１４をチエツクすることにより、１つでも
“０“のフラグが存在すれば判定結果をリジェクト券と
し、未受信カウンタ群１３の対応するカウンタ（“０″
のフラグに対応するカウンタ）を「＋１」する。

搬送制御部５は、判定部９からの判定結果を受取ると、
それに応じて区分ゲート２を制御することにより、搬送
されてくる対応する紙幣Ｐを区分する。

第３図は、たとえば時間管理パラメータテーブル７の内
容が第２図の場合で、インデックス情報が“１５”の場
合のインデックス情報通知ポート８１〜８ｒＬの動作例
、および例えば検知部３ｎの検知結果タイミング例を示
している。検知結果時間制御パラメータのオン時間でイ
ンデックス情報通知ポート８、〜８ルにインデックス情
報（“１５”）を書込み、オフ時間でインデックス情報
通知ポート８１〜８ｎに“ＦＦ”を書込む。

また、総合判定時間制御パラメータのオン時間でインデ
ックス情報付きの総合判定時間通知信号を判定部９に送
る。検知部３１〜３ｎが検知結果を出力したとき、イン
デックス情報通知ポート８、〜８ｒＬが“Ｏ○〜７Ｆ”
になっているときのみ有効となる。

また、検知部３ｒＬの検知結果タイミングにおいて、■
は正常受信、■ははやすぎ、■は遅れ、■は未検知の場
合をそれぞれ示しており、タイミング■と■は時間ずれ
カウンタ群１２にカウントされ、タイミング■は未受信
カウンタ群１３にカウントされる。

このように、搬送される紙幣の時間管理を判定部が行な
わずに、判定部の外部で行なうようにしたので、判定部
は従来のような時間管理を必要とせす、したがって判定
部の処理プログラムの単純化および処理時間の短縮化が
図れ、たとえ検知部の数が多く、処理速度の速いシステ
ムにおいても、判定部の処理時間は充分に追従すること
ができる。

また、検知部が検知結果を出力したけれども時間がずれ
ていたときにカウントする時間ずれカウンタ群、および
総合判定で検知結果が得られていないときにカウントす
る未受信カウンタ群を設けることにより、未受信カウン
タ群には、検知結果受信時間ずれによるものと全く検知
結果を出力していないものとの両方がカウントされるの
で、検知部が全く検知結果を出力していない回数は、未
受信カウンタ群のカウント内容から時間ずれカウンタ群
のカウント内容を減算することにより算出される。この
ように、検知部の検知ミスの内容を、時間ずれによるも
のと全く検知結果を出力しないものとに分類することに
より、計器などを用いなくとも検知ミスの原因がわかる
ようになり、その原因追求が容易となり、原因追求の時
間短縮が図れる。

なお、前記実施例では、紙幣の種類などを判定する判定
装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、たとえば小切手など紙幣以外
の有価証券の種類あるいは真偽などを判定する判定装置
にも適用できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、搬送される紙葉類
の時間管理を判定部が行なわずに、判定部の外部で行な
うようにしたので、判定部の処理プログラムの単純化お
よび処理時間の短縮化が図れる紙葉類判定装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第１図
は全体的な構成図、第２図は時間管理パラメータテーブ
ル内の時間制御パラメータの構成例を示す図、第３図は
インデックス情報通知ボートの動作例および検知部検知
結果タイミング例を説明する図である。 Ｐ・・・・・・紙幣（紙葉類）、１・・・・・・搬送路
、３１〜３ル・・・・・・検知部、４・・・・・・進入
検知器、５・・・・・・搬送制御部、６・・・・・・イ
ンデックス制御部、７・・・・・・時間管理パラメータ
テーブル、８１〜８ｒＬ・・・・・・インデックス情報
通知ポート（記憶手段）、９・・・・・・判定部、１０
・・・・・・総合判定編集テーブル、１１・・・・・・
検知結果記憶部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）搬送される紙葉類の複数の特徴をそれぞれ検知し
   、これらの各検知結果を総合判定することにより、前記
   紙葉類の種類などを判定するものにおいて； 搬送される紙葉類の複数の特徴をそれぞれ検知する複数
   の検知部と； この複数の検知部への前記紙葉類の進入を検知して進入
   検知信号を発生するとともに、その紙葉類に対するイン
   デックス情報を発生する手段と；前記複数の検知部にそ
   れぞれ対応して設けられた複数の記憶手段と； 前記進入検知信号およびインデックス情報を受信し、あ
   らかじめ設定される時間管理パラメータに基づいて、前
   記受信したインデックス情報を前記記憶手段に格納する
   とともに総合判定時間通知信号を発生する手段と； 前記複数の検知部の検知結果を受信し、その受信時に対
   応する前記記憶手段の内容を読出すことにより、受信し
   た検知結果がどのインデックス情報に対応する検知結果
   であるかを認識し、前記総合判定時間通知信号が発生す
   ると、認識した各検知結果を総合判定することにより、
   前記紙葉類の種類などを判定する判定部と を具備したことを特徴とする紙葉類判定装置。
2. （２）前記複数の特徴は紙葉類の光学パターン、磁気パ
   ターン、形状、厚さなどのうち少なくとも２つ以上であ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の紙葉類
   判定装置。