JPH02104543A - ビシクロ[3.3.0]オクタン類およびその製造法 - Google Patents

ビシクロ[3.3.0]オクタン類およびその製造法

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JPH02104543A
JPH02104543A JP63257354A JP25735488A JPH02104543A JP H02104543 A JPH02104543 A JP H02104543A JP 63257354 A JP63257354 A JP 63257354A JP 25735488 A JP25735488 A JP 25735488A JP H02104543 A JPH02104543 A JP H02104543A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なビシクロ[3,3,0]オクタン類およ
びその製造法ならびに、該ビシクロ[3,3.0]オク
タン類を出発原料とするインカルバサイクリン[9(0
)−メタノ−八6〔9α)−プロスタグランジンIス]
類の製造法に関する。更に詳細にはプロスタグランジン
■2の6.9位の酸素原子がメチン基(−CH=)で置
換されたインカルバサイクリンの新規な合成中間体であ
るビシクロ[3,3,0]オクタン類およびその製造法
、ならびに該ビシクロ[3,3.0]オクタン類を出発
原料とするイソカルバサイクリン類の製造法に関する。
〈従来技術〉 プロスタサイクリンは生体において主として動脈の血管
内壁で生産される局所ホルモンであり、その強力な生理
活性例えば血小板凝集抑制活性。
血管拡張活性等により生体の細胞機能を調節する重要な
因子であり、このものを直接医薬品として供する試みが
行なわれている[クリニカル・ファーマコロジイー・オ
ブ・プロスタサイクリン(C1inical Phar
iacoloay of Prostacyclin 
) 。
Raven Press、N、Y、、 t981] 。
しかし天然プロスタサイクリンは分子内に非常に加水分
解されやすいエノールエーテル結合を有するため、中性
又は酸性条件では容易に失活し、医薬品としてはその化
学的不安定のため好ましい化合物とはいえない、このた
め天然プロスタサイクリンと同様の生理活性を有する化
学的に安定な合成プロスタサイクリン誘導体が内外で鋭
意検討されている。
中でも10スタサイクリンの6.9位の酸素原子をメチ
ン基で置換した誘導体、すなわち9(0)−メタノプロ
スタサイクリン(カルバサイクリン)は化学的安定性を
十分に満足するプロスタサイクリン類として知られてお
り[プロスタサイクリン(Prostacyclin)
 、 1.R,Vaneand S、 Bergstr
om。
Eds、 Raven Press、N、Y、p31−
41参照]医薬品として期待されている。しかしこの9
(0)−メタノプロスタサイクリンはその生物活性が天
然のプロスタサイクリンよりも弱く、しかもその作用選
択性は特異的とは言えず、必ずしも好ましい化合物とは
言えない。
近年、カルバサイクリンの二重結合異性体の一種である
インカルバサイクリン、すなわち、9(O)−メタノ−
八6(9α)−プロスタグランジン■1類がこの同族体
の中でも最も強い血小板凝集抑制作用を示すことが発見
され、医薬品としての応用が期待されるようになった[
池上らテトラヘドロン・レターズ(Tetrahedr
on Lett、) 、 24.3493(1983)
 、特開昭59−137445号公報]。
従来かかる9(0)−メタノ−Δ6〔ツα]−プロスタ
グランジン11 (インカルバサイクリン)の製造に関
しては以下のものが知られている。
(1)池上ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetra
hedron Letters ) 。
24、3493 (1983)およびゲミストリー・レ
ターズ(CheiistryLetters ) 、 
1984.1069 :(2池上ら、テトラヘドロン・
レターズ(Tetrahedron Letters 
) 。
24、3493 (1983) : (3池上ら、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイ
エティー。
ケミカル・コミュニケーション(J、CheIl、So
c、、CheIlical Con+1uni−cat
ions)、 1984.1602:インカルバサイク
リン (勾 柴崎ら、テトラヘトoンーレターズ(Tetra
hedron Letters ) 。
25、5087 (1984) : 鍵中間体 (5)柴崎ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetra
hedron Letters ) 。
互、 1067 (1984) : [61小島ら、ケミカル・アンド・ファーマシューティ
カル・ブレテ4 ン(CheIl、PharIi、Bu
ll ) 、 32.2866 (19J14)  :
(7)小島ら特開昭60−28943号公報:(dり一
イソ力ルバサイクリン (8)黒住ら、テトラヘドロン−レターズ(Tetra
hedron Letters ) 。
27、6353 (1986) : イソ力ルバサイクリン 191  照性ら、特開昭63−77839号公報、 
7th TUPACConferenceonOr!1
lanic 5Vntlle3iS、NanCy、Ju
l、4th−7ttl (1988) Abstr、4
−^10:(R2=  COCH3または一〇〇〇〇H
3)鍵中間体 イソカルバサイクリン (財)野依ら一日本化学会第53秋季年会講演要旨集p
499  (1986) :OD  羽里ら、日本薬学
会第106年会講演要旨集p379  (1986) 
:02  間材ら、日本薬学会第106年会講演要旨集
p380  (1986) :03  柴崎ら、テトラ
ヘドロン・レターズ(Tetrahedron Let
ters ) 。
衿、 5087 (1984) : などが知られている。
これらの方法のうち、方法(1)と方法(5)はPGE
2を出発原料とし、数工程を経て鍵中間体に導き、さら
に数工程を経て目的物のイソカルバサイクリンを得るも
ので工業的な製法とはいいがたい。
また、方法(2)と方法(aは、いずれも、対応する出
発原料および鍵中間体を得るために高価なコーリーラク
トンから多段階の工程を要し、通算収率も高くなく、必
ずしも工業的に有利な方法とはいえないという難点があ
る。また方法(61および方法(7)は最終生成物が6
1体でしか得られず医薬品化を意図する製法としては好
ましくない方法である。
また、方法(4)は、その出発原料が本発明者らの方法
により光学活性な(R) −4−ヒドロキシ−2−シク
ロベンテノンから容易に得られ(特開昭57−1551
16号公報)、その出発原料から鍵中間体への誘導も工
業的に何ら問題もなくできる方法である。しかし、鍵中
間体から最終のインカルバサイクリン類へ到る工程が長
く、有機水銀化合物の使用や分離困難な副生成物の混入
等の難点のため実用的、工業的製造法とはなりえないと
いう難点がある、また方法(8)および(9)はその鍵
中間体が、本発明者らの方法(特開昭62−61937
号公報)および柴崎らの方法[テトラヘドロン・レター
ズ(Tetrahedron Letters)、 2
5.5087  (1984)コにより(R)=4−ヒ
ドロキシ−2−シクロベンテノンから得られる、工業的
に何ら問題無い方法であるが、鍵中間体からイソカルバ
サイクリン類へ至る工程において直接ブタン類部分を導
入することが難しく、中間体のオルトエステル体やジス
ルホン体を経由し、それをイソカルバサイクリン類に変
換しなければならないという欠点を有する。また方法[
F]は、鍵中間体からイソカルバサイクリン類へ至る工
程の安定性、再現性に乏しいという欠点を有する。
方法0υは生成物であるイソカルバサイクリン製造時に
カルバサイクリンが副生ずるという欠点がある。また方
法a2は出発原料から最も短い工程数でインカルバサイ
クリンを製造しうるものであるが収率が低く、工業的に
満足しうる方法とはいえない、方法易は鍵中間体からイ
ソカルバサイクリン類に至る工程において、収率が低く
工業的に満足しうる方法とはいえない。
〈発明の開示〉 本発明者らは、上述した諸点に着目し、インカルバサイ
クリン類の効率的な製造法を見出すべく鋭意検討した結
果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明ではまず、下記式[I]で表わされる
化合物、その鏡像体あるいはそれらの任意の混合物であ
るビシクロ[3,3,0]オクタン類、およびその製造
法が提供される。
上記式[I]において、R1、R2およびR3は;R1
、R2が共同して単結合を表わし、その時R3は塩素原
子、臭素原子またはヨウ素原子を表わすか、或いはR2
,R3が共同して単結合を表わし、R1は塩素原子また
はヨウ素原子を表わす。
上記式[I]においてR4、R6は同一もしくは異なり
、水素原子、トリ(C1〜Cy)炭化水素シリル基、ま
たはRA 、R8それぞれが、それが結合している酸素
原子(水酸基に由来する酸素原子)とともにアセタール
結合またはエステル結合を形成する基を表わす。
トリ(C1〜Cy )炭化水素シリル基としては、例え
ば、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイ
ソプロピルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基のよ
うなトリ(Cs〜Cm)アルキルシリル基:t−ブチル
ジフェニルシリル基のようなジフェニル(Cs〜Ca)
アルキルシリル基;ジメチルフェニル基のようなジ(C
1〜Cm)アルキルフェニル基:またはトリベンジルシ
リル基などを好ましいものとして挙げることができる。
これらの中でもトリ(C1〜Ca )アルキルシリル基
、ジフェニル(C1〜Cm)アルキルシリル基、フエニ
ルジ(Cs〜C4)アルキルシリル基が好ましく、なか
でもt−ブチルジメチルシリル基、トリメチルシリル基
が特に好ましい。
また水酸基に由来する酸素原子と共にア七タール結合を
形成する基としては、例えば、メトキシメチル基、1−
エトキシエチル基、2−メトキシ−2−プロピル基、2
−エトキシ−2−プロピル基、(2−メトキシエトキシ
)メチル基、ベンジルオキシメチル基、2−テトラしド
ロピラニル基。
2−テトラヒドロフラニル基、または6.6−シメチル
ー3−オキサ−2−オキソビシクロ[3,3,0]へキ
ス−4−イル基を挙げることができる。2−テトラヒド
ロピラニル基、2−テトラヒドロフラニル基、1−エト
キシエチル基、2−エトキシ−2−プロピル基、(2−
メトキシエトキシ)メチル基、6.6−シメチルー3−
オキサ−2−オキソビシクロ[3,3,0]へキス−4
−イル基が特に好ましい、なかで62−テトラヒドロピ
ラニル基が特に好ましい。
R4又はR5が結合している水酸基由来の酸素原子と共
にエステル結合を形成する基としては、例えばホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基。
ブタノイル基、ペンタノイル素等の(Cエ〜C5)アル
カノイル基;ベンゾイル元、トルイル基等の置換又は非
置換のベンゾイル基を挙げることができる。アセチル基
、ベンゾイル基が特に好ましい。
上記式[I]において、R6は、水素原子、メチル基、
またはビニル基を表わす。
上記式[I]においてR7は酸素原子を含んでいてもよ
い直鎖もしくは分枝鎖のC3〜C8アルキル基;置換も
しくは非置換のフェニル基;置換もしくは非置換のフェ
ノキシ基:置換もしくは非置換の03〜C,6シクロア
ルキル基;または01〜CSアルコキシ基、置換されて
いてもよいフェニル基、置換されてもよいフェノキシ基
もしくは置換されていてもよいC1〜CtOシクロアル
キル基で置換されている直鎖もしくは分枝鎖C1〜C,
アルキル基を表わす。
酸素原子で中断されていてもよい未置換の直鎖もしくは
分枝鎖C5〜C8アルキル基としては、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基。
ヘプチル基、2−ヘキシル基、2−メチル−2−ヘキシ
ル基、2−メチルブチル基、2−メチルペンチル基、2
−メチルヘキシル基、2.2−ジメチルヘキシル基が好
ましい、   ′ 置換フェニル基、置換フェノキシ基、及びC1〜C,、
、の置換シクロアルキル基の置換基としては、例えばハ
ロゲン原子、保護された水酸基(例えばシリルオキシ基
+C1〜CIlアルコキシ基など)。
01〜C4アルキル基などが挙げられる。Cコ〜CI!
+のシクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロへ
キセニル基、シクロへブチル基。
シクロオクチル基、シクロデシル基などを挙げることが
できる。これらの中でもシクロペンチル基。
シクロヘキシル基が好ましい。
01〜CGアルコキシ基、置換されていてもよいフェニ
ル基、置換されていてもよいフェノキシ基、もしくはW
換されていてもよいC5〜Cωシクロアルキル基で置換
されてい直鎖もしくは分枝鎖C1〜C5アルキル基にお
いて、01〜CI!アルコキシ基としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロとル
オキシ基。
ブトキシ基、t−ブトキシ基、ヘキシルオキシ基などが
挙げられる。置換されていてもよいフェニル基、置換さ
れていてもよいフェノキシ基、もしくは置換されていて
もよい03〜Ct6シクロアルキル基の置換基およびC
1〜Cωシクロアルキル基としては前述の例示と同じも
のを挙げることができる。直鎖もしくは分子gCs〜C
6C3〜C8アルキル基例えば、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基
、 5ec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基など
挙げることができる。かかるR7としてはブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基。
2−ヘキシル基、2−メチル−2−ヘキシル基。
2−メチルブチル基、2−メチルペンチル基、2−メチ
ルヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
フェニル基、フェノキシ基、シクロペンチルブチル基、
シクロヘキシルメチル基などを好ましいものとして挙げ
ることができる。なお、置換基はその任意の位置に結合
していてもよい。
上記式[I]においてnは0または1を表わす。
n=oの場合下記式[I −A−1] [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6。
R1は前記定義に同じ、] で表わされるω鎖の天然型立体配置と、下記式%式%] [式中、R1、R2、R3、R4、R6、R6。
R1は前記定義に同じ、] で表わされるω鎖の非天然型立体配置のどちらか一方ま
たはそれらの任意の割合の混合物を表わす。
なかでも上記式[I−^]で表わされる15位の天然立
体配置が好ましい、n=1の場合も、16位の(R)−
配置、(S)−配置およびそれらの任意の割合の混合物
を含む。
上記式[I]で表わされるビシクロ[3,3,0]オク
タン類の2位、6位、7位の立体配置は、天然プロスタ
サイクリン型であるため特に有用な立体異性体であるが
、本発明では、それぞれの位置の立体配置が異なること
によ゛る立体異性体あるいはそれらの任意の割合の混合
物をも含むものである。
本発明により提供される上記式[I]で表わされる。新
規ビシクロ[3,3,0]オクタン順の好ましい具体、
例としては下記に示した化合物を挙【デるこができる。
(1)(Is、5R,6R,7R) −2−クロロ−3
−メチレン−6−((E、3’ 5)−3’ −、ヒド
ロキシ−1′−オクテニル)−7−しドロ、キシビシク
ロ[3,3.0]オクタン(2)(Is、5R,6R,
7R)−2−クロロ−3−メチレン−6−((E、3’
 5)−3’ −ヒドロキシ−5″−メチル−1′−ノ
ネニル)−7−しドロキシビシクロ[3,3.0]オク
タン(3) (21の化合物の5′位の配置が(S)−
配置の化合物 44N2]の化合物の5′位の配置が(R)−配置の化
合物 (5)(Is、5R,6R,7R) −2−ブロモ−3
−メチレン−6−((E、3” 5)−3’ −ヒドロ
キシ−4′−メチル−1′−オクテニル)−7−ヒドロ
キシビシクロ[3,3.0]オクタン(6)(Is、5
R,6R,7R)−2−ヨード−3−メチレン−6−+
 (E、3’ R)−3’ −ヒドロキシ−4°、4°
−ジメチル−1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシ
クロ[3,3,0]オクタン <7)(13,5R,6R,7R)−2−ブロモ−3−
メチレン−6−((E、3” 5)−3’ −ヒドロキ
シ−1′−デセニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,
3.0]オクタン (8)(Is、5R,6R,7R)−2−クロロ−3−
メチレン−6−+ (E、3’ 5)−3’ −しドロ
キシ−3′−シクロベンチルー1′−10ベニル)−7
−しドロキシビシクロ[3,3.0]オクタン (9)(Is、5R,6R,7R)−2−り四ロー3−
メチレン−6−((E、3’ 5)−3” −ヒドロキ
シ−3′−シクロへキシル−1′−プロペニル)−7−
ヒドロキシビシクロ[3,3.0]オクタン (io)(13,5R,6R,7R)−2−ブロモ−3
−メチレン−6−((B、3’ R)−3’ −ヒドロ
キシ−3′−フェニル−1′−プロペニル)−7−しド
ロキシビシクロ[3,3,0]オクタン (11)(IS、5R,6R,7R)−2−ブロモ−3
−メチレン−6−((E、3′5)−3′−ヒドロキシ
−3′−フェノキシ−1′−プロペニル)−7−ヒドロ
キシビシクロ[3,3.0]オクタン (12)(IS、5R,6R,7R)−2−ブロモ−3
−メチレン−6−((E、3’ 5)−3′−ヒドロキ
シ−3’ −(3”−ブチルシクロペンチル)−1′−
10ベニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3.0]
オクタン (13)(IS、5R,6R,7R) −2−ヨード−
3−メチレン−6−((E)−4’−ヒドロキシ−1′
−オクテニル)−7−しドロキシビシクロ[3,3.0
]オクタン (14)(Is、5R,6R,7R)−2−クロロ−3
−メチレン−6−((B)−4’−ヒドロキシ−4′−
メチル−1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシクロ
[3,3.0]オクタン(15)<IS、5R,6R,
7R)−2−クロロ−3−メチレン−6−((E)−4
’−ヒドロキシ−4′−ビニル−1′−オクテニル)−
7−ヒドロキシビシクロ[3,3.0]オクタン(16
)(Is、5R,6R,7R)−2−ブロモ−3−メチ
レン−6−((E)−4’−ヒドロキシ−4′−メチル
−4′−シクロベンチルー1′−ブテニル)−7−ヒド
ロキシビシクロ[3,3.0]オクタン (17)(Is、5R,6R,7R)−2−ヨード−3
−メチレン−6−+(E)−4’−ヒドロキシ−4°、
6°−ジメチル−1′−ノネニル)−7−ヒドロキシビ
シクロ[3,3,0]オクタン(18013)〜(17
)の化合物の4′位の配置が(S)−配置の化合物 (19)(13)〜(17)の化合物の4′位の配置が
(R)−配置の化合物 (20)(Is、5S、6R,7R)−3−クロロメチ
ル−6−((E、3’ 5)−3’−ヒドロキシ−1′
−オクテニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,0
] −2−オクテン (21)(Is、5S、6R,7R)−3−クロロメチ
ル−6−((E、3’ 5)−3’−ヒドロキシ−5′
−メチル−1′−ノネニル)−7−しドロキシビシクロ
[3,3,0] −2−オクテン(22)(21)の化
合物の5′位の配置が(S)−配置の化合物 (23021)の化合物の5′位の配置が(R)−配置
の化合物 (24)(13,5S、6R,7R)−3−ヨードメチ
ル−6−((E、3” 5)−3’−ヒドロキシ−4′
−メチル−1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシク
ロ[3,3,0] −2−オクテン(25)(Is、5
S、6R,7R)−3−り四ロメチル−6−((E、3
’ R)−3’−ヒドロキシ−4°、4°−ジメチル−
1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3
.0] −2−オクテ(26)(Is、58,6R,7
R)−3−ヨードメチル−6−1(E、3’ 5)−3
’−ヒドロキシ−1′−アンデセニル)−7−しドロキ
シビシクロ[3,3.0] −2−オクテン(27)(
Is、58,6R,7R)−3−クロロメチル−6−(
(E、3’ 5)−3’−ヒドロキシ−3′−シクロベ
ンチルー1′−プロペニル)−7−ヒドロキシビシクロ
[3,3.0] −2−オクテン (28)(Is、5S、6R,7R)−3−ヨードメチ
ル−6−((E、3’ 5)−3−ヒドロキシ−3′−
シクロヘキシル−1′−プロペニル)−7−ヒドロキシ
ビシクロ[3,3.0] −2−オクテン (29)<Is、53,6R,7R)−3−クロロメチ
ル−6−((E、3’ 5)−3’−ヒドロキシ−3”
 −(p−クロロフェニル)−1゛−プロペニル)−7
−ヒドロキシビシクロ[3,3.0]−2−オクテン (3G)(I S、5S、6R,7R) −3−クロロ
メチル−6−((F、、3’ 5)−3’−ヒドロキシ
−3’ −(m−メチルフェノキシ>−i” −プロペ
ニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,0]−2−
オクテン (31)(IS、58.6R,7R)−3−ヨードメチ
ル−6−((E、3’ 5)−3’−ヒドロキシ−4′
−シクロペンチル−1′−ブテニル)=7−しドロキシ
ビシクロ[3,3.0] −2−オクテン (32)(Is、5S、6R,7R)−3−り四ロメチ
ル−6−+ (B)−4’−ヒドロキシ−1′−オクテ
ニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3,0]オクテ
ン (33)(Is、53,6R,7R)−3−クロロメチ
ル−6−((E)−4’−ヒドロキシ−4′−メチル−
1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3
,0]オクテン (34)(Is、53,6R,7R)−2−ヨードメチ
ル−6−((E)−4’−ヒドロキシ−4′−ビニル−
1′−オクテニル)−7−ヒドロキシビシクロ[3,3
,0]オクテン (35)(Is、53,6R,7R)−3−ヨードメチ
ル−6−((E)−4’−ヒドロキシ−4′−シクロペ
ンチル−1′−ブテニル)−7−ヒドロキシビシクロ[
3,3,0]オクテン(36)(Is、58,6R,7
R)−3−クロロメチル−6−((E)−4′−ヒドロ
キシ−4′−メチル−1′−デセニル)−7−ヒドロキ
シビシクロ[3,3゜OJオクテン (37)(32)〜(36)の化合物の4′位が(S)
配置の化合物 (38H32)〜(36)の化合物の4′位が(R)配
置の化合物 (39) (1)〜(12)および(20)〜(31)
の化合物の7,3゜−ビス(t−ブチルジメチルシリル
)エーテル(40) (1)〜(12)および(20)
〜(31)の化合物の7,3゜−ビス(2−テトラヒド
ロピラニル)エーテル(41) (1)〜(12)およ
び(20)〜(31)の化合物の7,3゜−ジアセテー
ト (42) (1)〜(12)および(20)〜(31)
の化合物の7,3゜−ジベンゾエート (43) (13)〜(19)および(32)〜(36
)の化合物の7−t−ブチルシリルエーテル 4′−ト
リメチルシリルエーテル (44)(13)〜(19)および(32)〜(36)
の化合物の7,4“−ビス(2−テトラヒドロピラニル
)エーテル(45)(13)〜(19)および(32)
〜(36)の化合物の7,4゜−ジアセテート (46)(13)〜(19)および(32)〜(36)
の化合物の7,4゛−ジベンゾエート (47) (1)〜(46)の化合物の1位、5位、6
位、7位および6位の置換基上の不斉炭素の立体異性体 などを挙げることができるがこれらに限定されるもので
はない。
上記式[I]で表わされる新規なビシクロ[3,3.0
]オクタン類は下記式[I[]で表わされるビシクロ[
3,3,0]オクタン類、または下記式[11[] [式中、R”、R’l、R6,R’ 、nは前記定義に
同じである。] で表わされるヒドロキシビシクロ[3,3.0]オクタ
ン類をハロゲン化せしめ、必要により脱保護反応せしめ
ることにより得られる。
ハロゲン化の方法は、アリリックアルコールをアリリッ
クハライドに変換する方法ならいかなる方法でもよいが
、例えば、上記式[I[]または[1]で表わされるヒ
ドロキシビシクロオクタン類を、置換されていてもよい
ハロゲン化フェニルスルホニルまたは置換されていても
よいハロゲン化アルキルスルホニルと塩基存在下反応せ
しめ、必要により脱保護反応せしめることにより得られ
る。置換されてよいハロゲン化フェニルスルホニルまた
は置換されていてもよいハロゲン化アルキルスルホニル
としては、例えば塩化p−トルエンスルホニル、塩化p
−ブロモベンゼンスルホニル。
塩化メタンスルホニル、塩化トリフルオロメタンスルホ
ニル、臭化p−トルエンスルホニル、臭化メタンスルホ
ニル等が挙げられる。これら塩化スルホニル類の使用量
は原料のビシクロ[3,3,0]オクタン類に対して0
.5〜30当量、好ましくは1〜5当量である。また使
用される塩基としては、ピリジン、4−ジメチルアミノ
ピリジン、2.6−ルチジン、キノリン、イミダゾール
等含窒素芳香族環類や、n−ブチルリチウム、 5ec
−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、メチルリチウ
ム、フェニルリチウム等の有機リチウム顕、メチルマグ
ネシウムクロリド、フェニルマグネシウムプロミド等の
グリニア試薬類が好ましく用いられるが、中でも、ピリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン。
n−ブチルリチウムが好ましく用いられる。これら塩基
の使用量は原料のビシクロ[3,3,0]オクタン類に
対して0.5〜50当量、好ましくは1〜5当量である
。なお、ピリジン、2.6−ルチジン等の液体の塩基は
、これを反応の溶媒として用いることもできる0本反応
の反応温度は、−100〜100℃であり、好ましくは
一80〜50℃である0反応時間は0.1〜30時間で
、好ましくは0.5〜5時間である0反応の溶媒として
は塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−
ジクロロエタン等の有機塩素系溶媒、エチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル系
溶媒。
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド。
ヘキサメチルホスホリックトリアミド等が好ましく用い
られるが、特に塩化メチレン、テトラヒドロフラン等が
好ましい、なお前述したようにピリジン、2.6−ルチ
ジン等の塩基を溶媒として用いることもできる0本反応
では、反応中間体として、下記式[I −3−1] で表わされるスルホニルオキシドビシクロ[3,3,0
]オクタン類を経由するが、これらのスルホニルオキシ
ビシクロ[3,3,0]オクタン類の上記式[I]で表
わされるビシクロ[3,3.0]オクタン類への変換は
、反応系内で進行する。なお上記式[I −3−1]で
表わされるスルホニルオキシビシクロ[3,3.0]オ
クタン類を単離し、それを上記の方法、又は、ハロゲン
化リチウム、ハロゲン化ナトリウム等でハロゲン化する
ことによっても上記式[I]で表わされるビシクロ[3
,3,0]オクタン類を得ることができる。
゛上記式[I]で失わされるビシクロ[3,3.0]オ
クタン類は、上記式[II]または上記式[111]で
表わされるビシクロ[3,3,0]オクタン類から、次
のようなハロゲン化法を行なうことによっても得ること
ができる0例えば三塩化リン、三臭化リン。
三ヨウ化リンなどの三ハロゲン化すン類、トリフェニル
ホスフィンジクロリド、トリフェニルホスフィンジブロ
ミド、トリフェニルホスフィンジョーシト等のホスフィ
ンシバライド類、ホスホン酸トリフェニル−塩化メチル
、ホスホン酸トリフェニル−臭化エチル、ホスホン酸リ
ドフェニル−ヨウ化メチル等のホスホン酸トリフェニル
−ハロゲン化アルキル類、トナフェニルホスフィン−四
塩化炭素トリフェニルホスフィン−四臭化炭素、トリフ
ェニルホスフィン−四ヨウ化炭素等のトリフェニルホス
フィン−四ハロゲン化炭素類等が挙げられる(新実験化
学講座14巻、有機化合物の合成と反応I p381〜
I)369. p425〜p430 、日本化学会編。
丸首 1977年等参照)がこれに限定されない。
かくして得られた上記式[I]で表わされるビシクロ[
3,3,0]オクタン類は、R1、R2が共同して2重
結合を表わすエキソメチレン体またはR2、R3が共同
して2重結合を表わすエンド2重結合体あるいはそれら
の混合物として得られる。
混合物として得られた場合は、通常の分離手段、。
例えばシリカゲルカラムクロマトグラフィー、高速液体
クロマトグラフィー、シリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー、再結晶等の方法により単離することができる。
かくして得られた生成物は、必要によって脱保護反応に
付すことができる。保護基が水酸基に由来する酸素原子
とともにアセタール結合を形成する基の場合には、例え
ば、酢酸、p−トルエンスルホン酸、ピリジニウムP−
4−ルエンスルホネート、陽イオン交換樹脂等を触媒と
し、例えば水。
メタノール、エタノールまたは、水、メタノール。
エタノール等を共存させたテトラヒドロフラン。
エチルエーテル、ジオキサン、アセトン、アセトニトリ
ル等を反応溶媒とすることにより好適に実施される0反
応温度は4常−78℃〜+50℃の温度範囲で10分〜
3日間程度行なわれる。保護基がトリ(C1〜C7)炭
化水素基の場合には、例えば、酢酸、p−トルエンスル
ホン酸、ピリジニウムp−)ルエンスルホネート等の酸
を触媒とし上記した反応溶媒中で同様の温度で行なうか
、またはテトラブチルアンモニウムフルオライド、セシ
ウムフルオライド、フッ化水素酸、フッ化水素−ピリジ
ン等のフッ素系試薬を使用し、テトラしドロフラン、エ
チルエーテル、ジオキサン、アセトン。
アセトニトリル等を反応溶媒として上記と同様の温度で
同程度の時間性なうことにより好適に実施される。保護
基が水酸基の酸素原子とともにエステル結合を形成する
基の場合には、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム。
水酸化カルシウムの水溶液もしくは水−アルコール混合
溶媒、あるいはナトリウムメトキシド、カリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシドを含むメタノール、エタノ
ール溶液中で加水分解せしめることにより実施すること
ができる。
本発明の製造法によける原料である上記式[、I[]で
表わされるヒドロキシビシクロ[3,3.0]オクタン
類は、例えば我々が別途出願した方法により得ることが
てる(特開昭62−61937号公報、特開昭62−2
58330号公報等参照)、また、本発明の製造法にお
ける原料である上記式[■コで表わされるヒドロキシビ
シクロ[3,3,0]オクタン類は、例えば柴崎らの方
法と同様にして又はそのに準じて製造することができる
[テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron
 Letters ) 、 25.5087 (198
4) 。
特開昭Go−202838号公報等参照)。
かくして得られた上記式[I]で表わされるビシクロ[
3,3.0]オクタン類は、医薬品として有望視されて
いるイソカルバサイクリンを合成する有用な中間体とし
ても有用な化合物である。即ち、上記式[I]で表わさ
れるビシクロ[3,3,0]オクタン類を出発原料とし
て以下に示す方法に従い、上記式[V]で表わされるイ
ソカルバサイクリンを製造することができる。この方法
に従えば、下記式[I−41 で表わされるビシクロ[3,3,0]オクタン類も同様
に上記式[V]で表わされるイソカルバサイクリン類を
製造することができる。上記式[I−4]で表わされる
ビシクロ[3,3.0]オクタン類のRSまたはR”の
置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基とし
ては次のようなものが挙げられる。置換されていも良い
フェニルホニルオキシ基の置換基としてはメチル基、エ
チル基、イソプロピル基1t−ブチル基等のC1〜C4
のアルキル基、またはハロゲン原子などが挙げられるが
、メチル基、臭素原子が好ましい、また置換されていも
良いアルキル基のアルキル基としては上記01〜C4ア
ルキル基が挙げられ、置換基としてはハロゲン原子が挙
げられる。これらの中で好ましいものは、p−トルエン
スルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、トリ
フルオロメタンスルホニルオキシ基、p−ブロモベンゼ
ンスルホニルオキシ基等が挙げられる。上記式[I−4
]で表わされるビシクロ[3,3,0]オクタン類は、
例えば本発明者らが別゛途出顧した方法(特開昭62−
61937号報)あ6いは柴崎らの方法[テトラヘドロ
ン・レターズ(Tetrahedron Letter
s ) 、 25.5087(1984) ]等により
得ることができる。
本発明は、下記式[I−3] [式中、Ru R23、R33、R4、R5、R6゜R
’ 、nは前記定義に同じ、] で表わされるビシクロ[3,3,Olオクタン類を下記
式[IV] R’ OOCAAZ n X    −[TV ][式
中R8は01〜Ct6のアルキル基を表わし、Xはハロ
ゲン原子を表わす、]′ で表わされる有機亜鉛化合物と反応せしめ、必要によっ
て脱保護反応せしめることを特徴とする下記式[V] [式中、R”、R”、R’ 、R’ 、Rel、nは前
記定義に同じ、] で表わされるインカルバサイクリン類の製造法に関する
本製造法においては、下記式[VI] CuY       ・・・[VI] [式中、Yは前記定義に同じ] で表わされる銅試薬存在下に反応を行なうのが好ましく
、上記式[VI]で表わされる銅試薬は、前もって上記
式[TV]で表わされる有機亜鉛化合物と混合しておい
ても、また反応系に直接添加してもよい0本製法の原料
である上記式[I−3]で表わされるビシクロ[j、3
.O]オクタン類は、R13゜Raが共同して単結合を
表わす°エキソ2重結合類の場合と、R23,Ruが共
同して単結合を表わすエンド2重結合類の場合があるが
、そのうち、R”、R”が共同して2重結合を作るエキ
ツク重結合類が好ましい、上記式[I−3]におけるR
13゜Rzi、R33のうち単結合に関与しない基とし
ては塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、p−トルエンス
ルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基。
トリフルオロメタンスルホニルオキシ基が好ましい、R
’ 、R’ 、R’ 、R’ 、nの好ましい基につい
ては前述したものと同一である。尚、本反応の原料とし
ては、上記式[l−31で表わされる種類の化合物の混
合物を用いてもよい、上記式[IV]で表わされる有機
亜鉛試薬のXはハロゲン原子を表わし、ヨウ素原子が特
に好ましい、 F?−Bは01〜Cωのアルキル基を表
わすが、メチル基、エチル基、イソプビル基、ブチル基
、t−ブチル基。
ヘキシル基、デシル基等が好ましく、メチル基が特に好
ましい、上記式[VI]で表わされる銅試薬のYとして
はシアノ基、またはハロゲン原子が挙げられるが、シア
ノ基が好ましい、上記式[IV]で表わされる有機亜鉛
試薬の使用量は、上記式[I−3]で表わされるビシク
ロ[3,3.0]オクタン類1モルに対して0.8〜1
00倍モル、好ましくは1.0〜50倍モルである。ま
た上記式[VI]で表わされる銅試薬の使用量は上記式
[rV]で表わされる有機亜鉛試薬1モルに対して0〜
20倍モル、好ましくは0.1〜2倍モルである。この
時の反応温度は一80℃〜100℃、好ましくは一30
℃〜70℃である0反応時間は0.5〜30時間であり
、好ましくは1〜5時間である0反応の溶媒としては、
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン。
ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、ベンゼン。
トルエン、ヘキサンなどの炭化水素系溶媒、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド等の有機極
性溶媒等から選ばれるが、テトラヒドロフラン、ジエチ
ルエーテル、ジメチルアセトアミド等が好ましい。
本反応で使用する上記式[IV]で表わされる有機亜鉛
化合物は例えばKnoche lらの下記に示す方法に
よって調製することができる。[P、Knoche I
ら、J、Ora、Chei、 、53.2390(19
88)等参照]、即ち、金属亜鉛に、上記溶媒存在下1
.2−ジブロモエタン等のアルキルハライド類等の、次
いでトリメチルクロロシラン等の活性化剤を加え、亜鉛
を活性化した後、下記式[■] RI!OOC/′S/″ X     ・・・・・・[
VI][式中R” Xは前記定義に同じ] で表わされるハロゲン化ブタノエート類を反応させるこ
とにより容易に調製できる。この時の活性化剤としては
、1.2−ジブロモエタンおよびトリメチルクロロシラ
ンが特に好ましく、それぞれ亜鉛の0〜1当量、好まし
くは0.01〜0.1当量用いる。上記式[■]で表わ
されるハロゲン化ブタノエート類の使用量は亜鉛の0.
8〜10当量、好ましくは1〜1.5当量である0反応
の溶媒は上記した溶媒と同じであるが、特にテトラヒド
ロフランが好ましい0反応源度および時間は、亜鉛活性
化の時、ジブロモエタン等のアルキルハライド添加時は
20〜100℃、0.5〜30分であり好ましくは50
〜70℃、0.5〜5分であり、次のトリメチルクロロ
シラン添加時は0〜50℃、10分〜1時間、好ましく
は10〜30分である。活性化された亜鉛と上記式[■
]で表わされるハロゲン化ブタノール類との反応におけ
る反応温度は0〜80℃であり、好まし−くは20〜4
0℃であり、また反応時間は1〜50時間、好ましくは
8〜15時間である。また、本反応で使用する上記式[
IV]で表わされる有機亜鉛化合物は、0chiaiら
の方法[H,0chiaiら、J、Or!11.ch1
31m、 、′52.4418(1987)等参照]に
より、銅で活性化された亜鉛を用いて調製することもで
きる。このようにして調製した上記[TV]で表わされ
る有機亜鉛化合物は、単離することなく、反応液のまま
次の反応に供することができる。
以上のような反応で得られた上記式[V]で表わされる
イソカルバサイクリン類を含有する最終の反応液は、通
常行なわれる方法に準じて後処理すればよい0例えばヘ
キサン、ペンタン、石油エーテル、エチルエーテル、酢
酸エチルなどの如き水に離溶の有機溶、媒を加えて得ら
れた混合物を、必要に応じて食塩水などで洗浄し、無水
硫酸マグネシウム、無水!!ナトリウム、無水塩化カル
シウムなどの如き乾燥剤にて乾燥後、有機媒体を減圧除
去して粗生成物が得られる。粗生成物は、所望により、
カラムクロマトグラフィー、薄層クロマドグラフィー、
液体クロマトグラフィーなどの精製手段により、精製す
ることができる。
本発明方法では、さらにここで得られた生成物を必要に
より脱保護反応に付することもできる。
保護基のうち、Ha、R62の脱保護反応は、前述した
上記式[I]で表わされる化合物の脱保護反応の場合と
同様に行なわれる。また1位カルボン酸エステルの保護
基の除去は、前述した上記式[I]で表わされる化合物
の脱保護反応におけるエステル結合加水分解法により行
なうことにより達成される。
尚、本発明では、上記式[n]又は上記式[111]で
表わされるヒドロキシビシクロオクタン類をハロゲン化
せしめて得られる上記式[I]で表わされるビシクロ[
3,3.0]オクタン類を含有する反応液を、そのまま
上記式[TV ]で表わす有機亜鉛化合物と反応せしめ
、必要によって脱保護することによっても上記式[V]
で表わされるイソカルバサイクリン類を製造することも
できる。
かくして、上記式[I−3]で表わされるとシクロ[3
,3.0]オクタン類を出発物質として本発明方法によ
り上記式[V]で表わされるイソカルバサイクリン類が
得られる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
尚、式中−0Z1はt−ブチルジメチルシリルオキシ基
を表わし、−〇Z2はトリメチルシリルオキシ基を表わ
す。
[実施例1] (化合物θ))(化合物ω〕) (13,5S、6R,7R)−2−ヒドロキシ−3−メ
チレン−6−+ (E)−3’ 5)−3’ −t−ブ
チルジメチルシリルオキシ−1′−オクテニルl −7
−t−ブチルジメチルシリルオキシビシクロ[3,3,
0]オクタン(化合物θ))131■(0,25nu+
+o l )を塩化メチレン1mlに溶解後、水冷して
4−ジメチルアミノピリジン122■(1,0iiol
)を加えた。そこに塩化P−トルエンスルホニル190
 w (1.0]111101)を加え、室温で3時間
撹拌後、水を加え、ヘキサンで2回抽出した0合わせた
有機層を飽和硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた粗生成物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製すると5%
酢酸エチル−ヘキサン溶出部に、92r@t(収率70
%)の(18,5R。
6R,7R)−2−クロロ−3−メチレン−6−((E
、3’ 5)−3’ −t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−1′−オクテニル) −7−t−ブチルジメチルシ
リルオキシビシクロ[3,3.0]オクタン(化合物■
)を得た。
3、74(IH,l)、 4.09(IH,br)、4
.36(IH,bs) 。
5.08(1N、bs)、5.23(1N、bs)、5
.49f2H,m)[実施例2] (化合物(1))       (化合物(へ))(I
s、53.6R,7R)−2−ヒドロキシ−3−メチレ
ン−6−((E)−3’ 35’ 5)−3′−t−ブ
チルジメチルシリルオキシ−5′□−メチル−1′−ノ
ネニル+ −7−t−ブチルジメチルシリルオキシビシ
クロ[3,3.0]オクタン(化合物@ ) 200 
aur (0,37nlflOl )を[実施例1]と
同様に反応させることにより、(Is、5R,6R。
7R)−2−クロロ−3−メチレン−6−((E。
3’ S5’ S) −3’ −t−ブチルジメチルシ
リルオキシ−5′−メチル−1′−ノネニル)−7−1
−ブチルジメチルシリルオキシビシクロ[3,3,0]
オクタン(化合物(へ))133■(収率65%)を得
た。
CDC#s NMR(δ   ) 0.02(12B)、0.8−1
.0(24H)ms 3.80(1M、i)、4.15(IH,br)、4.
36(1H,bs)。
5.08(1N、bs)、5.23(1N、bs)、5
.50(2H,n)[実施例3] (化合物(V) ’)        (化合物0)(
13,5S、6R,7R)−2−ヒドロキシ−3−メチ
レン−6−+ (E)−4’−メチル−4′−トリメチ
ルシリルオキシ−1′−オクテニル)−7−t−ブチル
ジメチルシリルオキシビシクロ[3,3,0]オクタン
(化合物(v))168■(0,35u+ol)を[実
施例1]と同様に反応させることにより、(Is、5R
,6R,7R)−2−クロロ−3−メチレン−6−((
E)−4’−メチル−4′−トリメチルシリルオキシ−
1′−オクテニルl −7’ −t−ブチルジメチルシ
リルオキシビシクロ[3,3,0]オクタン(化合物(
j4 ) 131 l11r(収率75%)を得た。
DCR3 NMR(δ   ) 0.02(6H,s)、0.13
(9H,S)。
ms 0.89(9H,s)、1.16(311,s)、3.
6−4.0(IH,n+)、4.35(1N、bs)、
5.07(18,bs)。
5.22(IH,bs)、5.2−5.8(2N、l)
[実施例4] (化合物(V) −S )       (化合物■−
8)(13,53,6R,7R)−2−ヒドロキシ−3
−メチレン−6−((E、4’ 5)−4’−メチル−
4′−トリメチルシリルオキシ−1′−オクテニルl 
−7−t−ブチルジメチルシリルオキシビシク0 [3
,3,0]オクタン(化合物(V)−2) 100# 
(0,19In+Ol )を使用して[実施例11と同
様に反応させることにより、(Is、5R,6R,7R
)−2−クロロ−3−メチレン−6−((B。
4’5)−4’−メチル−4′−トリメチルシリルオキ
シ−1′−オクテニル) −7’ −t−ブチルジメチ
ルシリルオキシビシクロ[3,3,0]オクタン(化合
物(h!1−2) 7511Ir(収率73%)を得た
CD(Js NMR(δ   )0゜02(6H,s)、0.13(
9N、S)。
Tn+s 0.88(9H,s)、 1.17(3H,s)、 3
.6−4.0(1H,i)、 4.36(1N、 bs
)、 5.08(1H,bs)。
5.23(IH,bs)、5.2−5.8(2N、m)
[実施例5] (化合物610)         (化合物に))(
Is、5S、6R,7R)−2−ヒドロキシ−3−メチ
レン−6−((E、3’ 5)−3’ −を−ブチルジ
メチルシリルオキシ−3′−シクロベンチルー1′−1
0ベニル) −7−t−ブチルジメチルシリルオキシビ
シクロ[3,3,0]オクタン(化合物に)) t20
 w (0゜24iiol)を[実施例1]と同様に反
応させることにより、(13,5R。
6R,7R) −2−り四ロー3−メチレン−6−((
E、3’ 5)−3’ −t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−3′−シクロベンチルー1′−プロペニルl −
7−t−ブチルジメチルシリルオキシビシクロ[3,3
,0]オクタン(化合物61El ) 8911Ir(
収率71%)を得た。
CDCf3 NMR(δ    ) 0.02(12H)、0.8−
1.0(1811)is 3.6 〜4.1 (2H,i)、 4.36(IH,
bs)、 5.09(1H,bs)、5.23(IH,
bs)、5.50(2H,i)[実施例6] (化合物Qy))         (化合物α))(
13,53,6R,7R) −3−ヒドロキシメチル−
6−((E、3’ 5)−3’ −t−ブチルジメチル
シリルオキシ−1′−オクテニル)−7−1−ブチルジ
メチルシリルオキシビシクロ【3゜3.01−2−オク
テン(化合物QX) ) 201 rstr (0,4
0u+ol)を塩化メチレン1.5mlに溶解後、水冷
して4−ジメチルアミノピリジン195■(1,6ni
ol ) 。
次いで塩化p−トルエンスルホニル229■(1,2i
io I )を加えた。室温で3.5時間撹拌後、水を
加え、ヘキサンで2回抽出した0合わせた有機層を飽和
硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄し、[酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製すると、30%ベンゼン
−ヘキサン溶出部に129 IIIr(62%)の(I
s、 53.6R,7R) −3−クロロメチル−6−
(E、3′5)−3’ −t−ブチルジメチルシリルオ
キシ−1′−オクテニル)−7−t−ブチルジメチルシ
リルオキシビシクロ(3,3.0]−2−オクテン(化
合物0))を得た。
3.8〜3.2(IH4)、3.78(IH,n)、4
.12(3H,bs)、5.52(2H,i)、5.6
7(2H,bs)[実施例7] [実施例6]と同様にして以下の出発物質から、以下の
化合物を得た。
出発物質      生成物 [実施例8] (化合物QD)        (化合物(ロ))亜鉛
粉末850■(t3ilol)にテトラヒドロフラン2
mlを加え、そこにジブロモエタン45μ!(0,52
IIIIol)を加えた後、65℃で1分間撹拌しな。
室温で20分撹拌後、トリメチルクロロシラン50μx
  (0,39m1ol )を加え、室温でさらに20
分撹拌した。4−ヨードブタン酸メチル2゜85g (
12,51iol)をテトラヒドロフラン5 mlに溶
解して加え、40°Cで15時間撹拌した。この溶液を
一10℃に冷却後、シアン化W1990■(11nno
l )および塩化リチウム950 w (221111
Ol)をテトラヒドロフラン10m1に溶解した溶液を
全量加え、水冷下10分撹拌した。この溶液を一25°
Cに冷却し、アルキル化試薬溶液とした。
(Is、5R,6R,7R)−2−クロロ−3−メチレ
ン−6−((E、3’ 5)−3’ −t−ブチルジメ
チルシリルオキシ−1′−オクテニル)−7−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシビシクロ[3,3.0] −2
−オクタン(化合物00 ) 42IIIr< 0.0
811101 )のテトラヒドロフラン溶液(1ml)
を−25℃に冷却後、上記アルキル化試薬溶液4mlを
加え、水冷下、2時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム
水溶液を加えエーテルで2回抽出した0合わせた有機層
を飽和硫酸水素水素カリウム水溶液、次いで飽和重曹水
、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製すると、1%酢酸エチル−ヘキ
サン溶出部に44■(収率94%)のイソカルバサイク
リンメチルエステル11.15−ビス−t−ブチルジメ
チルシリルエーテル(化合物(ロ))を得た。
CD(:f。
NMR(δ   ) 0.2(12N)、0.8−1.
0(21H)is 3.8−3.2(IH,II)、3.67(3H,S)
、3.75(IH,I)4.08(1)1.br)、5
.28(1H,bs)、5.51(2H,Il)[実施
例9] [実施例8]と同様にして、下記出発物質から、下記生
成物を得た。
出発物       生成物 [実施例10] (化合物(+) )         (化合物(4)
(Is、5S、6R,7R)−2−ヒドロキシ−3−メ
チレン−6−((E、3’ 5)−3’ −t−ブチル
ジメチルシリルオキシ−1′−オクテニル+ −7−t
−ブチルジメチルシリルオキシビシクロ[3,3.0]
オクタン(化合eJ(1) > 252 R(0,50
nnol)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液を一7
8℃に冷却し1.38m1のn−ブチルリチウムのヘキ
サン溶液(1,55M、0.59Illol)を加え1
5分撹拌後、水冷上塩化p−トルエンスルホニル112
 M(0,59nnol)を加え、10〜20℃で3時
間撹拌した。TLCでモニターすると、(化合物(+)
)のp−トルエンスルホン酸エステルと、クロロ体[実
施例1の(化合物■)]が反応液中に生成していること
がわかった。この反応液を一25℃に冷却後、[実施例
8コと同様にして調製したアルキル試薬溶液4mlを添
加し、次いで水冷下2時間撹拌した。飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加えエーテルで2回抽出した0合わせた有
機層を、飽和硫酸水素水素カリウム水溶液、次いで飽和
重曹水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製すると、1%酢酸エチル
−ヘキサン溶出部に230■(収率78%)のインカル
バサイクリンメチルエステル11.15−ビス−1−ブ
チルジメチルシリルエーテル(化合物@)を得た。
(物理データーは[実施例1]参照) [実施例11] [実施例10]と同様にして、下記出発物質から、下記
生成物を得た。
出発物質       生成物 [実施例12] (化合物α))(化合物(ゆ) (Is、5S、6R,7R)−3−クロロメチル−6−
((B、3’ 5)−3’ −t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−1′−オクテニル) −7−を−ブチルジメ
チルシリルオキシビシクロ[3,3,0]オクテン(化
合物(W))76■(0,14nnol)に、−25℃
で[実施例8]で調製したアルキル試薬溶液4mlを加
え、水冷下3時間撹拌した。[実施例8]と同様にして
後処理して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラ
フィーで生成すると1%−酢酸エチル−ヘキサン溶出部
に、91.の油状物を得た。これを高速液体クロストで
更に精製すると(カラム、YMC−PACK  5J−
043,移動層ヘキサン)8■(収率10%)のインカ
ルバサイクリンメチルエステル11.15−ビス−t−
ブチルジメチルシリルエーテル(化合物(4)を得た。
(物理データーは[実施例8]参照)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] 〔但し、式中、R^1、R^2及びR^3は、R^1と
    R^2とが共同して単結合を表わし、R^3が塩素原子
    、臭素原子又はヨウ素原子を表わすか、或いはR^2と
    R^3とが共同して単結合を表わし、R^1が塩素原子
    又はヨウ素原子を表わし; R^4とR^5は同一若しくは異なり、水素原子、トリ
    (C_1〜C_7)炭化水素シリル基、またはR^4、
    R^5それぞれが、それが結合している酸素原子ととも
    にアセタール結合またはエステル結合を形成する基を表
    わし; R^6は水素原子、メチル基またはビニル基を表わし; R^7は酸素原子を含んでいてもよい直鎖もしくは分岐
    鎖のC_3〜C_5アルキル基;置換もしくは非置換の
    フェニル基;置換もしくは非置換のフェノキシ基;置換
    もしくは非置換のC_3〜C_1_0シクロアルキル基
    ;またはC_1〜C_8アルコキシ基、置換されていて
    もよいフェニル基、置換されていてもよいフェノキシ基
    もしくは置換されていてもよいC_3〜C_1_0−シ
    クロアルキル基で置換されている直鎖もしくは分岐鎖C
    _1〜C_5アルキル基を表わし; nは0又は1を表わす。 で表わされる化合物、その鏡像体あるいはそれらの任意
    の混合物であるビシクロ[3.3.0]オクタン類。 2、R^1、R^2が共同して単結合を表わす請求項1
    記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類。 3、R^3が塩素原子である請求項2記載のビシクロ[
    3.3.0]オクタン類。 4、R^2、R^3が共同して単結合を表わす請求項1
    記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類。 5、R^1が塩素原子である請求項4記載のビシクロ[
    3.3.0]オクタン類。 6、R^4、R^5が、t−ブチルジメチルシリル基、
    トリメチルシリル基、または2−テトラヒドロピラニル
    基である請求項1〜5記載のいずれか1項記載のビシク
    ロ[3.3.0]オクタン類。 7、R^6が水素原子である請求項1〜6のいずれか1
    項記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類。 8、R^6がメチル基である請求項1〜6のいずれか1
    項記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類。 9、R^1がブチル基、ベンチル基、ヘキシル基、ヘプ
    チル基、2−ヘキシル基、2−メチル−2−ヘキシル基
    、2−メチルブチル基、2−メチルペンチル基、2−メ
    チルヘキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
    、フェニル基、フェノキシ基、シクロペンチルブチル基
    、またはシクロヘキシルメチル基である請求項1〜8の
    いずれか1項記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類
    。 10、nが0である請求項1〜9のいずれか1項記載の
    ビシクロ[3.3.0]オクタン類。 11、nが1である請求項1〜9のいずれか1項記載の
    ビシクロ[3.3.0]オクタン類 12、下記式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[II] 〔式中、R^4^1とR^5^1は同一若しくは異なり
    、トリ(C_1〜C_7)炭化水素シリル基、またはR
    ^4^1、R^5^1それぞれが、それが結合している
    酸素原子とともにアセタール結合またはエステル結合を
    形成する基を表わす。R^6、R^1、nは前記定義に
    同じである。〕 で表わされるビシクロ[3.3.0]オクタン類をハロ
    ゲン化せしめ、必要により脱保護反応せしめることを特
    徴とする前記式[ I ]で表わされるビシクロ[3.3
    .0]オクタン類の製造法。 13、前記式[II]で表わされるヒドロキシビシクロ[
    3.3.0]オクタン類を、置換されていてもよいハロ
    ゲン化フェニルスルホニルまたは置換されていてもよい
    ハロゲン化アルキルスルホニルと塩基存在下反応せしめ
    、必要により脱保護反応せしめることを特徴とする請求
    項12記載のビシクロ[3.3.0]オクタン類の製造
    法。 14、置換されていてもよいハロゲン化フェニルスルホ
    ニルまたは置換されていてもよいハロゲン化アルキルス
    ルホニルが塩化p−トルエンスルホニルである請求項1
    3記載の下記式[ I −1]▲数式、化学式、表等があ
    ります▼[ I −1] [式中、R^4、R^5、R^6、R^7、nは前記定
    義に同じである。] で表わされるビシクロ[3.3.0]オクタン類の製造
    法。 15、下記式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[III] [式中、R^4^1、R^5^1、R^6、R^7、n
    は前記定義に同じである。] で表わされるヒドロキシビシクロ[3.3.0]オクタ
    ン類をハロゲン化せしめ、必要により脱保護反応せしめ
    ることを特徴とする上記式[ I ]で表わされるビシク
    ロ[3.3.0]オクタン類の製造法。 16、前記式[III]で表わされるヒドロキシビシクロ
    [3.3.0]オクタン類を、置換されていてもよいハ
    ロゲン化フェニルスルホニルまたは置換されていてもよ
    いハロゲン化アルキルスルホニルと塩基存在下反応せし
    め、必要により脱保護反応せしめることを特徴とする請
    求項15記載の前記式[ I ]で表わされるビシクロ[
    3.3.0]オクタン類の製造法。 17、置換されていてもよいハロゲン化フェニルスルホ
    ニルまたは置換されていてもよいハロゲン化アルキルス
    ルホニルが塩化p−トルエンスルホニルである請求項1
    6記載の下記式[ I −2]▲数式、化学式、表等があ
    ります▼・・・[ I −2] [式中、R^4、R^5、R^6、R^7、nは前記定
    義に同じである。] で表わされるビシクロ[3.3.0]オクタン類の製造
    法。 18、下記式[ I −3] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I −3] 〔式中、R^1^3、R^2^3、R^3^3は、R^
    1^3、R^2^3が共同して単結合を表わし、R^3
    ^3が塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてい
    てもよいアルキルスルホニルオキシ基または置換されて
    いてもよいアルキルスルホニルオキシ基を表わすか、あ
    るいはR^2^3、R^3^3が共同して単結合を表わ
    し、R^1^3が塩素原子、臭素原子ヨウ素原子、置換
    されていてもよいフェニルスルホニルオキシ基または置
    換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ基を表わ
    す。 R^4、R^5、R^6、R^7、nは前記定義に同じ
    。〕 で表わされるビシクロ[3.3.0]オクタン類を下記
    式[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・[IV] [式中R^8はC_1〜C_1_0のアルキル基を表わ
    し、Xはハロゲン原子を表わす。] で表わされる有機亜鉛化合物と反応せしめ、必要によつ
    て脱保護反応せしめることを特徴とする下記式[V] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[V] 〔式中、R^4^2とR^5^2は同一もしくは異なり
    、水素原子、トリ(C_1〜C_7)炭化水素シリル基
    、またはR^4^2、R^5^2それぞれが、それが結
    合している酸素原子とともにアセタール結合またはエス
    テル結合を形成する基を表わしR^6^1は水素原子、
    C_1〜C_1_0のアルキル基もしくは1当量のカチ
    オンを表わし、R^6、R^7、nは前記定義に同じで
    ある。〕 で表わされるイソカルバサイクリン類の製造法。 19、下記式[VI] CuY・・・[VI] [式中、Yはシアノ基またはハロゲン原子を表わす。] で表わされる銅試薬存在下に反応を行なう請求項18記
    載のイソカルバサイクリン類の製造法。 20、ビシクロ[3.3.0]オクタン類が前記式[
    I −1]で表わされるビシクロ[3.3.0]オクタン
    類である請求項18または19記載のイソカルバサイク
    リン類の製造法。
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