JPH02104330A - 眼底カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は眼科検査機器に関し、殊にフォーカス状態を自
動的に検出する様にした螢光撮影可能な眼底カメラに関
する。

従来、眼底カメラの焦点調節は観察者が観察用接眼レン
ズをのぞきながら対物レンズ後方に配置せられる撮影レ
ンズを微動調節することで実施していた。しかしながら
この方法では、精度上かなりのバラツキを生じ又、集団
検診などでは観察者を疲労させる原稿の一つであった。

更に散瞳剤を用いずに眼底を観察するために眼底照明光
として赤外線を用いることが行なわれているが、この場
合赤外線像を可視像に変換する必要があるためコントラ
ストが低下し焦点調整はし難くなる。これらの点に対処
するため、焦点調節用指標像を眼底へ投影する装置が組
み込まれている。

一般に、眼底撮影は瞳位置合せ（光軸合せ）、作動距離
合せ、焦点合せ、視線透導その他と操作が煩雑である為
、撮影には慣れを要する。従って焦点合せたけでも自動
化されれば、検者（撮影者）は他の操作に意識を集中で
きるから、良好な画質の写真を得るために都合が良く、
従りて自動焦点合わせの提案が種々なされている。

本発明の目的は螢光撮影可能な眼底カメラにおいてフォ
ーカス状態を検出する際のＳＮ比の向上を図ることにあ
る。

第１図は螢光撮影可能な本発明の実施例を示しており、
先ず一般撮影について述べる。Ｅは被検眼、Ｅｆはその
眼底を示す、１は対物レンズ、２は絞り開口を具えた有
孔鏡、３ａは負屈折力のフォーカシングレンズ、３ｂは
結像レンズ、４は撮影フィルムである。対物レンズＩは
眼底Ｅｆの像Ｐを形成し、フォーカシングレンズ３ａと
結像レンズ３ｂは像Ｐをフィルム４上に再結像する。

５はクイック・リターン・ミラー、６は光路変換眼 鏡、７は接願レンズである。

以上、対物レンズｌから接願レンズ７までが観察撮影系
を構成する。

次に１０と１１はリレーレンズ、１２は光路変換鏡、１
３は円環状開口を具えた遮光板、１４はコンデンサーレ
ンズ、１５は撮影用ストロボ管、１６はコンデンサーレ
ンズ、１７は観察用の白色ランプである。

以上、リレーレンズ１０からランプ１７及び対物レンズ
１と有孔［１１２が照明系を構成する。そして光源１５
と１７の光は夫々コンデンサーレンズ１４と１５を介し
て遮光板１３上に集光し、遮光板１３の開口を通った光
はリレーレンズ１１と１０及び対物レンズ１の作用で被
検眼Ｅの瞳上に一旦結像した後、眼底Ｅｆを一様に照明
する。

次に１８は波長分割鏡で、カラーフィルムの感光波長域
外の近赤外光を反射し、可視光を透過させる性質の干渉
薄膜を蒸着した平板であり、観察撮影系の光軸に４５度
に斜設される。また１９は光路分割プリズム、２０はフ
ォートダイオードのアレイを備えたフォーカス検出器で
ある。波長分割１１１８により反射された光路は光路分
割プリズムで２分割され、それぞれアレイの受光面２０
ａに達するが、光路の一方は鏡１８からフィルム４まで
の光路長より若干短く他方は若干長くなる様に決定され
ている。従って、受光面２０ａ上の物体像のボケの分布
が等しくなったときに合焦が検出される。更に２１はフ
ォーカス指標の投影系で、２３は白色光源、２４は図面
に垂直に延びた線状、　スリットを具えたマスク、２５
は投影レンズ、２６は１８と同等の波長分割鏡で、この
鏡で分岐された光軸上を投影系２１は移動する。また投
影系２１とフォーカシングレンズ３ａは運動するも一゛
　のとし、その結果、マスク２４とフィルム４は同時に
眼底Ｅｆと共役に調整される。これはモータＭもしくは
手動で駆動されるものとし、モータＭの正逆転と停止は
フォーカス検出器２０の出力で制御され、自動と手動は
適宜選択し得る。２７は表示板で、液晶及びこれを挾む
透明電極から成り、第２図に平面形態を示す様に基準マ
ーク２７ａと、上下方向に移動するマークを現出させる
第１表示部２７ｂ、細線の十字を現出させる第２表示部
２７ｃを具える。この表示板２７はミラー５に関してフ
ィルム４と等価な面に配され、十字線が現出した時その
交点が観察光路の光軸に一致する様に置かれる。また第
１表示部２７ｂのフォーカス状態を示すマークはフォー
カス検出器２０の出力に応じて移動するもので、観察撮
影系のピントが合った時には基準マーク２７ａと一列に
並び、前ピンの時は例えば基準マークより上方にずれ、
後ピンの時は連動するものとし、基準マークからのずれ
量はピントの外れ量に対応する。−方、第２表示部２７
ｂの十字線は自動もしくは半自動から手動への切換えで
現出し、この切換えでフォーカス検出器２０とモータＭ
及び光源２３への給電が停止される。

なお、第１表示部はＬＥＤ素子を配列しても良いし、エ
レクトロ・クロミーを使用しても良い、また第２表示部
は自在にスライドあるいは揺動して光路中に配置され且
つ十字線が刻まれた透明板で置換することもできる。

２８は切換スイッチで、自動と半自動と手段の切換が可
能であり、自動の時はフォーカス検出器２０とモータＭ
、光源２３、表示板の第１表示部２７ｂが駆動され、半
自動の時はフォーカス検出器２０と光源２３、第１表示
部２７ｂが駆動され、自動の時は第２表示部２７ｃが駆
動される。

以上の構成に於いて、切換スイッチ２８を自動側に設定
すると、光源２３を発した光束はコンデンサーレンズを
介してマスク４のスリットを照明する。スリットを通過
した光束は投影レンズ２５で結像された後、波長分割鏡
２６で反射してリレーレンズ１０へ向うが、その際、近
赤外光が反射し、それにより短波長側の光は＊２６を透
過して光吸収板Ｓに吸収される。リレーレンズ１０を通
過した近赤外光は有孔鏡２で反射した後、再度結像して
対物レンズ１へ向い、その後、眼底Ｅｆ上に鮮明なある
いは不鮮明なスリット像を形成する０次いで眼底Ｅｆで
反射した光束は対物レンズｌで結像し、有孔鏡２の絞り
開口を通過してフォーカシングレンズ３ａ及び結像レン
ズ３ｂで屈折され、波長分割［１Ｂで反射する。

このスリット投影が行われているときには同時に眼底観
察照明も成されており、光源１７を発した光束の内、可
視域の波長より長波長側の光は波長分割！＋１２６で反
射して除去され、可視域の光束は゛対物レンズｌを経て
眼底Ｅｆを一様に照明する。

眼底からの物体光は対物レンズ１と有効１ｉ２の開口、
フォーカシングレンズ３ａ、結像レンズ３ｂを経て波長
分割鏡１８へ向うが、こちらの光束は鏡１８を透過し、
ミラー５で反射して接眼レンズ７へ向い、検者に観察さ
れる。即ち、観察用の光とフォーカス検出用の光は使用
する波長が分離されているので観察用の光が光電検出時
の雑音となることはない。

さて、波長分割１１１１８で反射した光束は光路分割プ
リズム１９で２分割され、それぞれフォードダイオード
・アレイ２０ａ上にスリット像を形成する。ここでアレ
イ２０ａが走査されてスリット像の２つの光分布が読み
出され、両光分布が比較されるが、どちらの光分布の広
がりが小さいかでピントが眼底より前にあるか後にある
かが検出され、その検出信号に従ってモータＭが駆動さ
れて）オー力シングレンズ３ａ及び投影系２１の位置調
節が成される。フォーカシングレンズ３ａ及び投影系２
１はアレイ２０ａ上の光分布が等しくなるまで所定方向
へ移動されるが、一方、表示板２７の第１表示部２７ｂ
はピントの方向及び外れ量に応じて表示が成される。第
３図はファインダー視野例を示しており、視野内には眼
底像と並んで基準マーク像２７ａ°と第１表示部の像２
フｂ′が現出する０図はピントが合った時の様子を描い
ている。

次に切換スイッチ２８を半自動に切換えると、ファイン
ダー視野内に眼底像と基準マーク像として第１表示部の
像が表われるから、検者は基準マーク像と第１表示部の
像が並ぶ様にカメラを手２ＩＩＩ調整する。

更に切換スイッチ２８を手動に切換えると、ファインダ
ー視野内に十字線２７ｃの像が表われるから、検者はこ
の十字線を目安にして従来の眼底カメラと同じ操作を行
う。

以上の如き操作で眼底にピントが合い、撮影レリーズを
行うと、この信号で、自動の場合はモータＭが係止され
る過程が更に加わって、クイック・リターン・ミラー５
は跳上り、ストロボ管１５が発光してフィルム４が露光
される。

なお、フォーカスの検出方式は以上説明した方式以外の
ものも使用可能である。

以上、一般撮影について述べたが、ここで螢光眼底撮影
を行う際には波長分割鏡１８とフィルム４の間にバリヤ
ー・フィルターを配置し、波長分割鏡２６と撮影光源１
５の間にエキサイタ−・フィルターを配置するものとす
る。

以上説明した本発明によれば雑音の影響が除去されるの
で光電変換手段による検出精度が向上してカメラ側の信
頼性が高まる。そして螢光撮影時に光路中波長選択手段
の後方にバリアフィルタを設けることにより、該バリア
フィルタとして不可視光を通過させない製造容易な通常
のバリアフィルタを用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の光学断面図、第２図は表示板の平面図
、第３図はファインダー視野を示す図。 図中％　１は対物レンズ、３ａはフォーカシングレンズ
、４はフィルム、１７は白色ランプ、２１はフォーカス
指標投影系、２４は線状スリットを有するマスク、１８
と２６は近赤外より長波長側を反射し、短波長側を透過
させる波長分割鏡、１９は光路分割プリズム、２ｏはフ
ォーカス検出、Ｍはモーター、２７は表示板、２８は切
換スイッチである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エキサイタフィルタを介して可視の第１の波長域の
   光で被検眼眼底を照明する眼底照明系と、バリアフィル
   タを介し可視の前記第１の波長域と異なる第２の波長域
   の光で被検眼眼底の撮影を行なう眼底撮影系を備える螢
   光撮影可能な眼底カメラにおいて、不可視の第３の波長
   域を含む光で被検眼眼底に合焦検出用の指標を投影する
   指標投影系と、 前記眼底撮影系の光路内で前記バリアフィルタより被検
   眼側にあって可視光と不可視光を分離する波長選択手段
   と、 該波長選択手段で分離される不可視光を受光して被検眼
   眼底に対する合焦状態を検出する光検出手段を有するこ
   とを特徴とする眼底カメラ。 ２、指標光と照明光は眼底照明系に設けられる第２の波
   長選択手段を一方が反射、他方が透過した後、光路を共
   有するようにして前記エキサイターフィルターは前記第
   ２の波長選択手段に関し被検眼と反対側の眼底照明光路
   内に設けられる特許請求の範囲第１項記載の眼底カメラ
   。