JPH02104288A - アミノデオキシマンニトールの製法 - Google Patents

アミノデオキシマンニトールの製法

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JPH02104288A
JPH02104288A JP63300364A JP30036488A JPH02104288A JP H02104288 A JPH02104288 A JP H02104288A JP 63300364 A JP63300364 A JP 63300364A JP 30036488 A JP30036488 A JP 30036488A JP H02104288 A JPH02104288 A JP H02104288A
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JP
Japan
Prior art keywords
deoxy
culture
mannitol
amino
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP63300364A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sugiyama
信 杉山
Yoji Ezure
洋治 江連
Nobutoshi Kojima
小島 信敏
Takashi Seto
瀬戸 隆志
Teruya Nakamura
中村 輝也
Manabu Ito
井東 学
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
Nippon Shinyaku Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、以下に述べる特異かつ有用な作用を有する2
−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトールの製造法に
関する。 更に詳しくは、本発明は、ストレプトミセス属に属し2
−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトール産生能を有
する微生物を培地中で培養し、これにより得られた培養
液から2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトールを
採取することを特徴とする2−アミノ−2−デオキシ−
D−マンニトールの製造法に関するものである。 本発明に係る2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニト
ールは、それ自体、配合化粧料として(特開昭59−2
12421号公報)、X線造影剤の製造原料として(特
開昭52−128346号公報)有用であるが、それば
かりではな(、食後の血糖上昇抑制作用を有し糖尿病治
療薬として期待されているモラノリン(特公昭56−0
09919号公報)のストレプトミセス属微生物による
製造において、モラノリンの産生量を高めるという特異
な作用を有する有用な物質である。
【従来の技術】
2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトールはこれま
で、N−アセチルアミノ−2−デオキシ−D−マンノー
スを水素化ホウ素ナトリウム等で還元してN−アセチル
アミノ−2−デオキシ−D−マンニトールとした後、ア
ルカリ又は酸で加水分解して製造されていた既知化合物
である。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の製造法では、原料であるN−アセ
チルアミノ−2−デオキシ−D−マンノースが高価なこ
と、資源性に乏しいこと、また合成単離という煩雑な工
程が必要なこと、等の欠点を有していた。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニ
トールの醗酵法による製造法について広く研究を続けた
結果、ストレプトミセス属に属する微生物が、2−アミ
ノ−2−デオキシ−D−マンニトールを遊離の形でしか
も多量に産生ずる事実を見出し、本発明を完成するに至
った。 本発明に係る微生物として代表的なものは、本発明者ら
が札幌市内の土壌より分離したストレプトミセス ラベ
ンデュレ5EN−158(Streptomycesl
avendulae 5EN−158o以下rSEN−
158株」という。)を挙げることができる。 5EN−158株は、工業技術院微生物工業技術研究所
に微工研菌寄第4301号(FERII P−4301
)として寄託され、その菌学的性質については特開昭5
4−084094号公報に記載されている。また、アメ
リカンタイプ カルチャー コレクション(Ameri
canType Cu1ture  Co11ecti
on、 Rockville、 Md、、)にATCC
31434として寄託されている。 本発明においては、5EN−158株以外のストレプト
ミセス属に属する菌株であっても、2−アミノ−2−デ
オキシ−D−マンニトールを産生ずる菌株はすべて用い
ることができる。また、これらの菌株に紫外線若しくは
b OCO等の照射処理、ナイトロジエンマスタード、
アザセリン、亜硝酸、ニトロソグアニジン若しくは2−
アミノプリン等の変異誘起剤による変異処理、形質導入
、形質転換1、又は細胞融合等の通常用いられる変異処
理手段によって得られた人工的突然変異株、及び自然発
生した変異株も、本発明の目的に適うものである。 本発明は、2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトー
ル産生菌を用い通常の放線菌の培養方法により培養する
ことにより実施することができる。 培地は液体であっても固体であってもよいが、通常は液
体培地による振盪培養又は通気攪拌培養を用いることが
できる。 培地は、放線菌の生育に適し、2−アミノ−2−デオキ
シ−D−マンニトールを産生ずることができるものであ
れば、どのようなものであってもよい。 炭素源としては、グルコース、ガラクトース、マンニト
ール、シュクロース、マルトース、グリセリン、デキス
トリン、デンプン等を単独又は混合した状態で用いるこ
とができる。 窒素源としては、大豆粉、ペプトン、酵母エキス、肉エ
キス、コーン・ステイープ・リカーζ塩化アンモニウム
、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素等を用い
ることができる。 その他、塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸カルシウ
ム、各種リン酸塩等を適量加えると良好な結果を得るこ
とができる。また、更に適量の鉄、マグネ・シウム等を
加えてもよい。 必要に応じて、使用菌の生育や2−゛アミノー2−デオ
キシーD−マンニトールの産生を促進する有機物、無機
物、ビタミン類等を加えることができる。 また、醗酵中の発泡が著しいときには、消泡剤を適宜加
えることができる。 培地のpH1培養培養環の培養条件は、2−アミノ−2
−デオキシ−D−マンニトールを産生ずる範囲内で適宜
変更することができるが、例えば、液体の振盪又は通気
攪拌培養の場合には、pH6〜9、培養温度は20〜3
5°C程度でよく、好ましくは25〜30°Cで行うこ
とが望ましい。 培養時間は培養の規模及びその他の条件によって異なる
が、通常は2〜20日間で充分である。 培養後は菌体を分離し、得られた培養液から目的物を精
製し、単離する。 培養液から本発明物質を精製し単離するには、一般に微
生物代謝産生物をその培養液から単離精製するときに使
用される方法を用いることができる。 例えば、各種の吸着剤(例、シリカゲル、アルミナ、活
性炭、イオン交換樹脂等)による脱吸着、クロマト法、
分配クロマト法、分別結晶法、再結品性等を、単独又は
適宜組み合わせて用いることができる。
【実施例】
以下に、本発明の実施例及び試験例を掲げて本発明を更
に詳しく説明する。 実施例 50hJ!容三角フラスコに培地(可溶性澱粉8%、大
豆粉1%、酵母エキス1%、塩化カリウム0.05%、
硫酸マグネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.5%
、硝酸ナトリウム0.2%、pH7,2)  100r
dを入れ、滅菌した。これに5EN−158株の数白金
耳をスラントより接種し、27°Cで3日間振盪培養を
行い、前培養液を得た。この前培養液300成を、15
1の培養液(成分は前培養液と同じ)を入れた30β容
ジヤーフアメンクーに接種し、27°Cにて11日間培
養をした。 消泡剤は、ニジサン ディスホーム CB−442を用
い、通気量は201/分、撹拌速度は300rpmで行
らた。 得られた培養液12.9 ffiを900Orpmで2
0分遠心分離し、得た上澄液を強酸性イオン交換樹脂ダ
ウエックス50Wx2 (Ho)(11のカラムを通過
させ、充分に水洗後、INアンモニア水で溶出する。 溶出液を減圧下に濃縮し、強塩基性イオン交換樹脂ダイ
アイオン5A−11^(OH−)(500m1>を通過
させ、水洗する0通過液と洗液とを合わせ、減圧下に濃
縮し、5°Cに数日間放置する。生じた結晶を集め、2
0%含水エタノールより再結晶し、2−アミノ−2−デ
オキシ−D−マンニトールの結晶1gを得た6本品の物
性値は、以下のとおりであった。 融点161〜163°C0 元素分析値(C& H+5NOs) 計算値(%)CF39.77 H:8.34  N ニ
ア、73実測値(%)  C:39.62 H:8.1
7  N ニア、81比旋光度〔α)=+4.O°(C
=1%、水)”C−NMRppm ; (D20+  
内部標準;メタノール49.8ppm) 53.84.64.05.64.31.70.73. 
71.29.71.85’H−NMRppm ; (1
)tQ、  内部標準; DSS)2.98〜3.12
(1)1.  m) 、  3.56〜3.90(71
1,m) 。 なお本島の構造は、N−アセチルアミノ−2−デオキシ
−D−マンノースを水素化ホウ素ナトリウムで還元した
後、塩酸で加水分解して合成した合成品と完全に物性値
が一致したことにより確認した。 試験例 ストレプトミセス属に属する新規に分離されたモラノリ
ン産生菌MB−733株の変異株GC−148株をスラ
ントより次に示す培地に接種し、27°Cで7日間振盪
培養後、培養液10m1を遠心分離して、その上清液を
強酸性イオン交換樹脂ダウエックス50WX2 (H”
 )(11)のカラムを通過させ、充分に水洗後、0.
5Nアンモニア水で溶出し、減圧下に濃縮乾固後、1 
allの水に溶解し、高速液体クロマトグラフィーによ
りモラノリンを定量した。 高速液体クロマトグラフィーの条件は、カラム; Nu
cleosil 5NH2、展開溶媒;アセトニトリル
−水=7:3 、検出;示差屈折計、であった。 培地A:可溶性澱粉2%、大豆粉1%、酵母エキス1%
、塩化カリウム0.05%、硫酸マグネシウム水和物0
.05%、塩化ナトリウム0.5%、硝酸ナトリウム0
.2%、炭酸カルシウム0.35%、pH7,0゜ 培地B:培地Aに1%の2−アミノ−2−デオキシ−D
−マンニトールを添加したもの。 結果を下の表に示す。 これにより本発明に係る2−アミノ−2−デオキシ−D
−マンニトールのモラノリン産生効果が明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ストレプトミセス属(Streptomyces
    )に属し、2−アミノ−2−デオキシ−D−マンニトー
    ル産生能を有する微生物を培地中で培養し、得られた培
    養液から2−アミノ−Z−デオキシ−D−マンニトール
    を採取することを特徴とする、2−アミノ−2−デオキ
    シ−D−マンニトールの製造法。
JP63300364A 1987-11-28 1988-11-28 アミノデオキシマンニトールの製法 Pending JPH02104288A (ja)

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JP30060087 1987-11-28
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