JPH02104217A - きのこ栽培用培養基 - Google Patents

きのこ栽培用培養基

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JPH02104217A
JPH02104217A JP63255930A JP25593088A JPH02104217A JP H02104217 A JPH02104217 A JP H02104217A JP 63255930 A JP63255930 A JP 63255930A JP 25593088 A JP25593088 A JP 25593088A JP H02104217 A JPH02104217 A JP H02104217A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はきのこ栽培用培養基に関する。詳細には、保存
性が高く、かつ大きさの揃った高品質のきのこを高収穫
量で栽培することができるきのこ栽培用培養基に関する
[従来の技術] オガクズ、モミガラ等の基材に米糠、フスマ、小麦胚芽
等の栄養源を混合した培養基を使用してエノキダケ、ヒ
ラタケ、ナメコ等の食用きのこを人工的に栽培すること
が近年広く行われて゛いる。そして、その場合には栄養
源である米糠、フスマ、小麦胚芽等は、通常、生のまま
使用されている。ところで、そのような生の栄養源は変
質し易く、特に米糠の場合は変質が著しく、その保存期
間は1力月に満たない。書くなったり変質したりした栄
養源の使用は、きのこの菌糸の培養や子実体の生育を大
きく阻害し、きのこの品質および収穫量を低下させるの
で、きのこの栽培に際しては常に新しい、品質の低下し
ていない栄養源の使用が必要とされている。しかしなが
ら、新鮮なフスマ、米糠、小麦胚芽等の栄養源を常に必
要な量だけ安定状態で確保することはなかなか困難であ
り、そのために、長時間変質せず安定に保存できる栄養
源やそれを用いたきのこ栽培用培養基が求められてきた
また、米糠、フスマ、小麦胚芽等の栄養源は通常粉末状
で使用されるため、その使用時に粉塵による健康上およ
び取り扱い上の開運が色々生じており、この点での改良
も求められてきた。
[発明の内容] 本発明者等は、長期間品質が低下せず安定に保存でき、
かつ高品質のきのこを高収穫量で栽培でき、更に取り扱
い易いきのこ栽培用培養基について長年研究を続けてさ
た。
その結果、きのこ栽培用培養基に使用されているフスマ
や米糠、小麦胚芽等の栄養源または該栄養源と培養基用
基材との混合物を加熱下に特定の硬度および粒度に造粒
した粒状物、および該粒状物を特定の粒度に粗粉砕した
もの(以後、造粒した粒状物およびその粗粉砕物の両方
を含めて「粒状物」という)は、長期間品質が低下せず
安定に保存でき、しかもそれをきのこの培養基に使用す
ると、長期保存後であっても熱処理造粒してないものに
比べて大きさの揃った高品質のきのこを高収穫量で得ら
れることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、きのこ栽培用栄養源またはきのこ
栽培用栄養源と培養基用基材から形成された硬度が3.
0129/Cm”以下の熱処理粒状物であって、かつ該
粒状物の全重量に基づいて5メツシュ篩上に残留する粒
状物の割合が5%以下であり、そして24メツシュ篩を
通過する粒状物の割合が30%以下である粒状物を含有
することを特徴とするきのこ栽培用培養基である。
本発明でいう硬度とは、本屋式硬度計(木星製作所製)
によって100粒測定したときの平均値をいい、本発明
では粒状物が3.0に97cm”以下の硬度、好ましく
は1.5〜2.5kg/cm”の硬度を有することが必
要である。粒状物の硬度が3 、0J29/cm2より
も高いと硬過ぎ、培養基11@時に加水しても充分吸水
膨潤せずきのこ菌の付着が悪くなる。また粒状物の硬度
があまりにも低いとぐ通常、1.0kg/cm”未満)
、取り扱い時に崩壊して微粉化するので望ましくない。
また、本発明における粒状物の粒度とは、ステンレスス
チール篩〔東京スクリーン(株)製〕を付設したテスト
シフター(東京製粉機製作新製)を用い、試料1009
を30秒間篩うことにより測定したときの粒度をいう。
本発明では、粒状物の全重量に基づいて、5メツシュ篩
上に残留する粗大粒状物の割合が5%以下であり、そし
て24メツシュ篩を通過する微細粒状物の割合が30%
以下であることが必要である。5メツシュ篩上に残留す
る粒状物の割合が5%より多いと粒度が粗過ぎきのこ菌
の付着が悪くなり、また24メツシュ篩を通過する粒状
物の割合が30%より多いと粒度が細が過ぎて培養基と
して使用したときに充填が過密になり通気性が劣り、き
のこの菌糸の菌ロリおよび子実体の生育の妨げになる。
そして、そのような粒度のうちでも、特に5メツシュ篩
上に残留する粒状物の割合が5%以下であって、かつ5
メツシュ篩を通過し且つ14メツシュ篩上に残留する粒
状物の割合が40%以上、好ましくは45〜100%で
あり、14メツシュ篩を通過し且つ24メツシュ篩上に
残留する粒状物の割合が30%以下であり更に24メツ
シュ篩を通過する粒状物の割合が30%以下の場合が、
培養基としたときに適度に充填されて通気性が良く、き
のこ菌の付着も良く、その結果きのこの菌糸の菌回り、
子実体の生育が良好になり高品質のきのこを高収穫量で
得ることができる。
ちなみに、前記のステンレススチール篩のメツシュどそ
の目開きとの関係は、以下のようになっている。
篩のメツシュ    目開き(龍) 54.0 92.0 14        1.19 24        0.71 60        0.25 さらに、本発明における粒状物は、60°C以上の温度
で熱処理されたものであることが必要である。熱処理温
度が60°Cより低いと、栄養源や基材中に含まれてい
る酵素(特にリパーゼ)や微生物が失活せず、保存中に
変質するため、きのこ菌糸の発生や子実体の生育が阻害
される。
また熱処理温度が著しく高いと造粒時に材料のσ化が進
み過ぎて粘りが出て培養基に使用したときに結着し易く
物性が悪くなるので望ましくなく、かつ熱効率上も得策
ではない。したがって、熱処理温度は品温60℃〜10
0℃が望ましく、特に65〜90℃がより望ましい。
また、本発明における粒状物の水分含量を粒状物の重量
に基づいて約14%以下にしておくと、長期保存が可能
である。
本発明では、粒状物を形成する栄養源として、きのこの
栽培用栄養源として知られているものであればいずれの
ものも使用でき、A体的にはフスマ、米糠、小麦胚芽、
コーン粉末、コーン胚芽、コーン粕、大豆粉末、大豆粕
、雑穀類粉末(マイロやこうりゃん等のもろこし、稗、
粟、きび等の粉末)等の1種または2種以上を使用する
ことができる。
また、粒状物を栄養源および基材から形成する場合は、
栄養源と同程度か、またはそれよりも小さい粒度を例え
ば約9メツシュスルー〜6゜メツシュオーバー程度の基
材を使用するのが、栄養源とともに粒状物を形成し易く
望ましい。
そのような粒度を有する基材としては、オガクズ、バガ
ス、ビート粕、殿粉粕、おがら等を挙げることができる
。しかしながら、もみがら、パルプ廃材等の通常大きな
粒度を有する基材であっても粉砕して粒度を小さくすれ
ば基材として使用可能である。
粒状物を栄養源および基材から形成する場合は、栄養源
と基材を約1:l−1:8の重量割合で使用するのが、
造粒性、きのこ培養基としての性能上望ましい。
本発明における粒状物は、上記した栄養源および基材の
他にも、必要に応じて通常きのこ栽培用培養基において
使用されている成分を含むことができ、例えばそのよう
な成分としては炭酸カルシウム、卵殻粉末、貝殻粉末等
を挙げることができる。
粒状物が栄養源のみからなるときには、きのこ栽培用培
養基は、粒状にした栄養源を基材と混合することによっ
て形成され、その場合には、基材の粒度は特に限定され
ない。この場合には、きのこ栽培用培養基は、通常、栄
養源からなる粒状物と基材とを約1=1〜l:8の重量
割合で混合することによって調製される。
本発明では、培養基に使用する粒状物は上記のものであ
れば、いかなる方法および装置で製造されたものであっ
てもよく、その製造法や装置の種類は問わない。
しかしながら、通常、粒状物は、栄養源を単独で、また
は栄養源および基材に必要に応じて他の成分を混合して
加水下に品@60’O以上、好ましくは60〜90℃で
加熱造粒して製造する。その際の加水量は被造粒材料の
重量に対して、外側で約5〜20%とするのが、造粒性
や製造された粒状物の硬度等の点で好ましい。また、l
o。
〜130℃の飽和水蒸気を吹き込みながら造粒を行うと
加水と加熱が同時に行える。そして、上記したように、
この造粒時の加熱により保存中の変質を引き起こす酵素
類や細菌等の微生物等を失活させることができる。造粒
は、製造される粒状物が、直径(横幅)約1.0mm〜
4.0mm、長さ約1..0+m−15+++m、好ま
しくは約1.5〜4 +u+、硬度3.0kg/ cm
”以下になるようにして行う。このような寸法を有する
粒状物は、上記と同様にして篩分けした場合、5メツシ
ュ篩に残留する粒状物の割合が5%以下で、かつ24メ
ツシュ篩を通過する粒状物の割合は30%以下である。
この上うな造粒は例えば、ベレットミルを使用して直径
1〜4■の棒状に押出し、これを長さ1〜10mmに切
断して行うことができる。
造粒された粒状物は、通常長期5間保存可能なように乾
燥して最終的な水分含量が14%以下になるようにする
とよい。
さらに、本発明では、前記したように造粒したままの粒
状物だけではなく、その粗粉砕物も有効に使用できる。
その場合には粉砕の程度は、得られた粉砕物の粒度が上
記した本発明の範囲に入るようにして行わなければなら
ない。
本発明の培養基は、シロタモギタケ(商品名ホンシメジ
)、ヒラタケ(WR品名シメジ)、エノキタケ、ナメコ
、シイタケ、マイタケ、キクラゲ、ブナシメジ等の食用
きのこ、サルノコシカケ等の薬用きのこの栽培に使用す
ることができる。
本発明の培養基を使用してきのこを栽培するにあたって
は、本発明の培養基に水を加えて培養基の含水量を通常
約50〜70重量%に調整後、必要に応じて加熱殺菌し
冷却後、菌を接種して各々のきのこに対して通常採用さ
れている培養、成育工程および条件に従って行う。
以下に本発明を例によって具体的に説明するが本発明は
それらの例によって限定されない。
例1〜3(粒状物の製造例) 例1−■:ベレントミル(10馬力、上田鉄工株式会社
製)に米糠(水分含量12,3重量%)30に9を1分
間当たり3.772gの割合で供給し、これに温度13
0°Cの飽和水蒸気を1分間当たり0.27に9の割合
で供給して(米糠に対する加水量7.3重量%)、品温
を65〜85℃に保ちながら押出口径4.5m+xの押
出機ダイから押出し、これを8+1mに切断してベレッ
トを製造した。これを直ちに95°Cの熱風を使用して
水分含量が8.7重量%になるように乾燥した。
例1−■:押出機の押出口径を2.5m属とした他は、
上記例1−■と同様にしてベレットを製造した。
例1−■二上お例1−■で製造されたベレットをバリオ
ローラミル(西ドイツ、ビューラーミアグ社製)に供給
してブレーキロールを使用して粗粉砕粒状物を製造しl
;。
例1−■:上記例1−■で得た粗粉砕粒状物を、更にも
う一度ブレーキロールに通して微粉砕粒状物を製造した
例2−■:米糠の代わりにコーンコブ、フスマおよび米
糠を8 : 2 : 1の重量割合で含有する原料を使
用した他は上記例1−■と同様にしてベレットを製造し
た。
例2−■:上記例2−■で製造したベレットを上お例1
−■と同様に粉砕して粗粉砕粒状物を製造した。
例2−■二上記例2−■で製造したベレットを上記例1
−■と同様に粉砕して微粉砕粒状物を製造した。
例3−■:米糠の代わりに米糠、フスマおよび小麦胚芽
をa:a:tの重量割合で含有する原料を使用して例1
−■と同様にしてベレットを製造した後、これを例1−
■と同様に粉砕して粗粉砕粒状物を製造した。
上記の各個で製造された粒状物の粒度分布、硬度および
水分含量を未処理の米糠、フスマ、コーンコブおよび小
麦胚芽の粒度分布および水分含量とともに、下記の表−
1に示す。
また、例1−■において米糠の代わりにフスマまたは小
麦胚芽を使用して、フスマの熱処理粒状物(ベレット)
および小麦胚芽の熱処理粒状物(ベレット)を製造した
(例4および5)。
例1−■の米糠ベレット、例4のフスマベレットおよび
例5の小麦胚芽ベレットの酸価の経時変化、ならびに未
処理の米糠、フスマおよび小麦胚芽の酸価の経時変化を
測定して各々の保存性を調べた。その結果を添付した図
面に示す。
図面において、I−aは米糠粒状物、  r−bは未処
理米糠、II−aはフスマ粒状物、u−bは未処理フス
マ、m−aは小麦胚芽粒状物、そしてm−bは未処理小
麦胚芽の酸価の経時変化を表す。ここで酸価は下記のよ
うにして測定した。
〔酸価の測定〕
各試料を常法に従いエチルエーテルで抽出処理して得た
油脂1.0gに対して、エチルアルコール(50C1+
+Q)/エチルエーテル(500Il112)/フェノ
ールフタレイン(0,20g)からなる混液の50m4
を加える。この液を、0.0178N水酸化カリウム/
エチルアルコール溶液で滴定し、該溶液を中和するのに
要した水酸化カリウムの量を測定し、試料油脂19を中
和するのに要した水酸化カリウムの量(+I+9)をも
って酸価とした。
図面に示した結果から、きのこ栽培用培養基用の栄養源
である米糠、フスマまたは小麦胚芽を熱処理造粒した本
発明の栄養源は、生のままの未処理栄養源に比べて長期
間保存後も酸価が低く保存性が大幅に改良されているこ
とがわかる。
例6(ホンシメジの栽培例) オガクズぐ水分含量63重量%)3009に未処理の米
糠1009を混合し、これに水135m4を加えて水分
含量63重量%に調整した培養基を容量850CCのポ
リプロピレン製ビンに充填し、120°Cで45分間高
圧殺菌した。これにホンシメジ菌を18g接種し、23
〜25°Cで75日間培養熟成を行った後、菌掻きをし
た。その後室温15°C1湿度95〜100%の栽培室
で生育を行い22日後に本シメジを収穫した(例6−1
)。
上記の例6−iにおいて未処理の米糠の代わりに表−1
に示した例1−■〜例1−■の米糠粒状物の各々を使用
した他は例6−4と同様の方法で本シメジを栽培した(
例6−u〜例6−V)。
また、米糠を造粒せずにそのまま蒸器中で100℃で1
0秒間蒸した後、95℃の熱風で水分含量101量%に
乾燥した。これを使用して、例6−1と同様にして本シ
メジを栽培した(例6−vi)。
各々で得られた結果を表−2に示す。
上記表−2の結果から、上記した特定の粒度および硬度
を有する米糠粒状物を含有する本発明の培養基を使用し
て本シメジを栽培すると、本発明以外の栄養源を使用し
た場合に比べて、きのこの収穫量が大幅に増加するとと
もに、きのこの大きさが揃った品質のよいきのこが得ら
れることがわかる。
例7(シイタケの栽培例) コーンコブ320g、フスマ80gおよ(/米糠4hを
混合し、これに水760mQを加えて水分含量65重量
%に調整した培養基12009を袋詰めし、120℃で
60分間高圧殺菌した。冷却後シイタケ菌を259接種
し、23〜25°Cで80日間培養熟成を行った後、室
温15℃、湿度95〜100%の栽培車で発生を行い、
1番および2番の合計2回の収穫を行った(例7−i)
上記の例7−iにおける未処理の培養基4409の代わ
りに表−1に示した例2−■〜例2−■の粒状培養基の
各々4509を使用し、水7501112を加えて水分
含量65重量%に調製したものを使用した他は例7−i
と同様にしてシイタケを栽培した(例?−ii〜例7−
 vi )。
得られた結果を表−3に示す。
表−3の結果から、本発明の培養基を使用すると、本発
明以外の培養基を使用した場合に比べて、シイタケの収
穫量が大幅増えるとともに、i本当たりの重量が大きく
品質の良いシイタケが得られることがわかる。
例8(ヒラタケの栽培例) オガクズ250gに米糠409、フスマ409および小
麦胚芽59(栄養源859)を混合し、水135mQを
加えて水分含量65重量%に調整した培養基4709を
容量800ccのビンに詰め、120°Cで45分間高
圧殺菌した。冷却後ヒラタケ菌を159接種し、室温2
0℃で27日間培養した後菌掻きをし、室温15°C1
湿度95′−1OO%で発生を行い、15日後にヒラタ
ケ1049を収穫した(例8−1)。
上記例8−iにおける未処理栄養源85gの代わりに、
それを30℃で1力月放置したものを使用した以外は例
8−iと同様にしてヒラタケを栽培した(例8−it)
上記の例8−iにおける未処理の栄養源859の代わり
に、表−1の例3−■の粒状栄養源を5℃で1力月放置
したもの85gをオガクズ2509と混合した培養基を
使用した以外は例8−iと同様にしてヒラタケを栽培し
た(例8−iii)。
表−1の例3−■の粒状栄養源を30°Cで1力月放置
したちの85gを使用した以外は例8−iiと同様にし
てヒラタケを栽培した(例8−vi)。
得られた結果を下記の表−4に示す。
/ 表−4の結果から、本発明の培養基を使用してヒラタケ
を栽培すると、きのこの収穫量が大幅に増加するととも
に、きのこの大きさが揃った品質のよいきのこが得られ
ることがわかる。
さらに表−4の結果は、熟逃理を施した粒状栄養源を使
用した本発明の培養基は長期保存後も品質の低下がなく
、きのこを高収穫量で得ることが出来るのに対して、熱
処理を施してない休養源は長期保存による品質の低下が
著しく、それを含有する培養基を使用するときのこの収
穫量が著しく低下することを示している。
[発明の効果1 本発明のきのこ栽培用培養基は、熱処理さとてはいるが
本発明以外の粒度および/または砧度を有する栄養源ま
たは栄養源と基材との混(初使用した場合に比べて、あ
るいは熱処理さtてない生の栄養源または栄養源と基材
を含有する培養基を使用した場合に比べて、栄養源おJ
び培養基の品質が長期間低下せずに安定に保存できる。
しかも本発明の培養基を使用すると、製造直後であって
も、更には長期保存後であっても、°  それ以外の培
養基を使用した場合に比べてさのこの大きさが揃った高
品質のきのこを高収穫量で得ることができる。
その上、本発明では栄養源または栄養源と基°  材と
を熱処理された粒状物として使用しているE  ため、
微細な粉末状の栄養源や基材を使用していた従来技術と
異なり粉塵による健康上の問題が生じず、かつ取り扱い
も極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
ぎ   図面は本発明の培養基で使用する熱処理された
粒状栄養源、および未処理栄養源の酸価の経t  時変
化を示す図である。 97一

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. きのこ栽培用栄養源またはきのこ栽培用栄養源と培養基
    用基材から形成された硬度が3.0kg/cm^2以下
    の熱処理粒状物であって、かつ該粒状物の全重量に基づ
    いて5メッシュ篩上に残留する粒状物の割合が5%以下
    であり、そして24メッシュ篩を通過する粒状物の割合
    が30%以下である粒状物を含有することを特徴とする
    きのこ栽培用培養基。
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JP2610660B2 (ja) 1997-05-14

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