JPH0210381B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0210381B2
JPH0210381B2 JP12335579A JP12335579A JPH0210381B2 JP H0210381 B2 JPH0210381 B2 JP H0210381B2 JP 12335579 A JP12335579 A JP 12335579A JP 12335579 A JP12335579 A JP 12335579A JP H0210381 B2 JPH0210381 B2 JP H0210381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
electron beam
electron
image
conductive film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12335579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5646463A (en
Inventor
Kazumichi Ogura
Masao Murota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Nihon Denshi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Denshi KK filed Critical Nihon Denshi KK
Priority to JP12335579A priority Critical patent/JPS5646463A/ja
Publication of JPS5646463A publication Critical patent/JPS5646463A/ja
Publication of JPH0210381B2 publication Critical patent/JPH0210381B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同一試料について光学顕微鏡像と電子
線走査に基づく像とを同時に得ることのできる試
料観察方法に関する。
近時例えば細胞等の生物試料を観察する際、同
一試料について光学顕微鏡(以下OMと呼称す
る)による像と走査電子顕微鏡(以下SEMと呼
称する)による像を比較検討することが行われて
いる。そのために従来は試料を二つに分け、一方
をSEM用に他方をOM用に夫々調製して観察す
るか、或いは一つの試料を最初にOMで観察し、
次いでカーボンコーテイング等を施してSEMで
走査像として観察する等の方法が行なわれてい
る。ところがこの様な方法のうち前者では完全に
同一試料の同一領域をOMとSEMで観察するこ
とはできず、又後者では同一試料の同一領域を
OMとSEMで観察できたとしてもOMで観察して
からSEMで観察するまでに長時間経過してしま
い経時的な変化が発生するおそれがあり、両者と
も同一時刻に同一試料の同一領域をOMとSEM
で観察することはできない。
本発明はこの点に鑑み成されたもので、電子線
の照射による変形が僅かで電子線を透過しにくい
充分な厚さを有する透明なガラス板であつて、そ
の表面に透明導電膜を有するガラス板上に、該透
明導電膜が試料の下面と接するように該試料を置
き、該試料に光及び電子線を照射し、試料を透過
した光による光学顕微鏡像と、電子線走査により
試料から発生した情報に基づく走査像とを同一試
料について得るようにしたことを特徴としてい
る。
第1図は本発明にかかる方法を実施するための
装置の一例を示し、同図において1は透明なスラ
イドガラスである。取扱いを容易にし、電子線の
照射に伴う熱の発生による変形を防ぎ、又、電子
線がガラスを透過して下側に配置された光学部材
にチヤージアツプすることを防ぐため、このスラ
イドガラスは充分な厚さを有している。スライド
ガラス1の表面には第2図に示す様にインジウム
(Io)又はスズ(So)の酸化物等よりなる透明導
電膜2が形成されており、更にその上に例えば切
片試料3がのせられている。そして該試料3には
電子銃4から発生した電子線が電子レンズ5によ
り細く絞られて照射されると共に、光源6から発
生した光がレンズ7及び電子線通路に配置された
ミラー8を介して電子線と同時又は交互に照射さ
れる。試料上に照射される電子線は走査回路9か
らの走査信号が供給される偏向コイル10によつ
て試料上で2次元的に走査され、この電子線走査
により試料から発生した情報(2次電子,反射電
子,オージエ電子,X線等)は検出器11により
検出される。該検出器11から得られた検出信号
は増巾器12を介して試料上での電子線走査に同
期した表示装置13へ輝度信号として送られるた
め、該表示装置13の画面には電子線走査に基づ
く試料像(2次電子像,反射電子像,オージエ電
子像,X線像等)が表示される。
又試料に照射された光は試料の各部分において
異なつた吸収を受けた後透明導電膜2及びスライ
ドガラスを透過し、該スライドガラスの下方に近
接して配置された光学顕微鏡(OM)14の対物
レンズ15に入射する。そのためオペレータは
OM14の接眼レンズ16を介して試料のOM像
を観察することができる。
このような構成においては、取扱いを容易に
し、電子線の照射に伴う熱の発生による変形を防
ぎ、又、電子線がガラスを透過して下側に配置さ
れた光学部材にチヤージアツプすることを防ぐた
め、ガラス板として充分な厚さを有するものを使
用しているにもかかわらず、試料に照射された電
子は試料を通過して透明導電膜に至り、この導電
膜を介してアースに流れるため、試料が絶縁性で
あつても、又、加速電圧を種々設定した場合で
も、試料にチヤージアツプすることはない。その
ため、導電性物質の蒸着膜を介することなく試料
表面に直接電子線を照射して試料表面からオージ
エ電子等を発生させ、チヤージアツプ防止用の蒸
着膜の影響を受けずにオージエ電子像等が観察可
能であると共に、同時に同一試料の同一領域を光
学顕微鏡で透過光学像として観察することがで
き、従つて、オージエ電子像等と光学像とを対応
させながら比較観察可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる方法を実施するための
装置の一例を示す図であり、第2図は試料部分の
断面図である。 1:スライドガラス、2:透明導電膜、3:試
料、4:電子銃、6:光源、8:ミラー、10:
偏向コイル、11:検出器、13:表示装置、1
4:光学顕微鏡。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電子線の照射による変形が僅かで電子線を透
    過しにくい充分な厚さを有する透明なガラス板で
    あつて、その表面に透明導電膜を有するガラス板
    上に、該透明導電膜が試料の下面と接するように
    該試料を置き、該試料に光及び電子線を照射し、
    試料を透過した光による光学顕微鏡像と、電子線
    走査により試料から発生した情報に基づく走査像
    とを同一試料について得るようにしたことを特徴
    とする試料観察方法。
JP12335579A 1979-09-26 1979-09-26 Sample observing method Granted JPS5646463A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12335579A JPS5646463A (en) 1979-09-26 1979-09-26 Sample observing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12335579A JPS5646463A (en) 1979-09-26 1979-09-26 Sample observing method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5646463A JPS5646463A (en) 1981-04-27
JPH0210381B2 true JPH0210381B2 (ja) 1990-03-07

Family

ID=14858518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12335579A Granted JPS5646463A (en) 1979-09-26 1979-09-26 Sample observing method

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5646463A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62209365A (ja) * 1986-03-11 1987-09-14 Tamotsu Inoue 観察箱
JP2008300354A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Fei Co 荷電粒子装置内での試料キャリアの使用、当該試料キャリアの使用方法、及び当該試料キャリアを用いるように備えられた装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5646463A (en) 1981-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3626184A (en) Detector system for a scanning electron microscope
JPH07260713A (ja) X線撮像装置
JP2004301863A (ja) 電気的に絶縁された標本表面の分析装置
JPH0530279Y2 (ja)
WO2020084729A1 (ja) 荷電粒子線装置、荷電粒子線装置のオートフォーカス処理方法、及び検出器
JP3101114B2 (ja) 走査電子顕微鏡
JPH0210381B2 (ja)
EP0241060B1 (en) Apparatus for energy-selective visualisation
US2418228A (en) Electronic microanalyzer
JPH04229939A (ja) 電子ビーム装置
KR830002361B1 (ko) 시료관찰방법
JPS6352427B2 (ja)
JPS582856U (ja) 透過走査像観察装置
JPS60138252U (ja) 粒子線装置における試料画像表示装置
JPS6119044A (ja) ステレオ走査型電子顕微鏡
JPS61267000A (ja) X線顕微鏡
JPS6261255A (ja) 透過型電子顕微鏡
JPH0636726A (ja) 走査形顕微鏡
JPS5919622B2 (ja) 電子顕微鏡
JPH06310078A (ja) 集束イオンビーム装置
JPH09166559A (ja) 電子線分析装置および分析法
JPS5825053A (ja) イオンビ−ム観察方法
JPS61110954A (ja) 電子顕微鏡
JPS58112231A (ja) 電子線放出角度分布検出方式
JPS5851452A (ja) 分析電子顕微鏡