JPH02103141A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JPH02103141A
JPH02103141A JP25825788A JP25825788A JPH02103141A JP H02103141 A JPH02103141 A JP H02103141A JP 25825788 A JP25825788 A JP 25825788A JP 25825788 A JP25825788 A JP 25825788A JP H02103141 A JPH02103141 A JP H02103141A
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英夫 後藤
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竹厚 修
Hiroshi Tanaka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本各発明は、家具、調度品、壁材等における表面材とし
て使用される化粧材に関するものであり、天然木に酷似
した立体感に富む木目模様が付されている化粧材からな
るもので、品質の高い意匠特性を有する化粧材を提供す
るものである。
〔従来の技術〕
天然木の木目模様に類似する印刷模様を有する化粧材は
、家具、調度品、壁材等に供される表面材として広く利
用されており、例えば、化粧川原紙に木目印刷模様を付
すことによって得られた木口印刷模様を有する化粧シー
ト原紙に対して、前記木目印刷模様面上の全面に光沢を
有する透明樹脂コート層を形成し、次いで、木目導管溝
に相当する艶消し印刷層を前記透明樹脂コート層上に部
分的に形成した化粧シートや、化粧用原紙に木目印刷模
様を付すことによって得られた木目印刷模様を有する化
粧シート原紙に対して、前記木目印刷模様面上に、木目
導管溝部分に相当する艶消し印刷層と前記艶消し印刷層
以外の部分たる非導管溝部分に相当する部分をなす光沢
印刷層とを、前記非導管溝部分に相当する光沢印刷層の
高さが前記木目導管溝部分に相当する艶消し印刷層の高
さよりも高くなるようにして形成した化粧シート[特公
昭53−331号公報」等が利用されている◎〔発明が
解決しようとする課題〕 ところで、前者の木目導管溝に相当する艶消し印刷層を
前記透明樹脂−一ト層上に部分的に形成した化粧シート
は、艶消しインキによる導管溝模様が、化粧シート中の
最上面を構成するようにして形成されているので、導管
溝模様が四部をなしているような印象を与え得るもので
はなく、しかも、化粧シートに表現されている艶の種類
が2種類であり、単調である等のため、天然木の木目模
様に対するリア替ティ性が不足しているだけでなく、導
管溝模様部分の耐摩耗性が十分ではない等の弊害を有し
ている。
また、後者の木目導管溝部分に相当する艶消し印刷層と
、前記艶消し印刷層以外の部分たる非導管溝部分に相当
する部分をなす光沢印刷層とを形成した化粧シートは、
導管溝模様部分の耐摩耗性が十分ではなく、また、化粧
シートに表現されている艶の種類が2種類しかなく、単
調であり、さらには、光沢印刷模様部分と艶消し印刷模
様部分とが、ネガ・ポジによる設計とされているため、
印刷見当がずれた場合には下地柄が露出することとなり
、該露出部分の表面物性が悪くなり、しかも、下地柄の
露出による違和感が意匠効果を低下させる等の難点を有
している。
これに対して、本第1の発明は、導管溝模様部分が凹部
ななすと共に、外部から視認される艶消しの程度が4種
類に現出されており、また、木目導管溝部分の片側がよ
り深い凹部に形成されているような印象を与えるもので
あり、天然木の木目模様に対してのりアリティ性の高い
ことによる高度の意匠効果を有しており、しかも、多少
の印刷見当のずれによっても違和感を生じたりして意匠
効果を低下させるようなことがなく、更には、木目模様
の中で最も目立つ導管溝模様が化粧材表面に露出するこ
とがなく、耐摩耗性等においても優れた性質を有する化
粧材を提供し得たものである。
また、本第2の発明は、導管溝模様部分が凹部ななすと
共に、外部から視認される艶消しの程度が5種類に現出
されており、また、木目導管溝部分の片側がより深い凹
部に形成されているような印象を与えるものであり、天
然木の木目模様に対してのり7リテイ性がさらに高く、
極めて高度の意匠効果を有しており、しかも、多少の印
刷見当のずれによっても、違和感を生じたりして意匠効
果を低下させるようなことがなく、更には、木口模様の
中で最も目立つ導管溝模様が化粧材表面に露出すること
がなく、耐摩耗性等においても優れた性質を有する化粧
材を提供し得たものである。
[課題を解決するための手段] 水弟1の発明の化粧材は、木目導管溝部分を表現する縦
細長形状の第1の印刷層を含む木口印刷模様が付されて
いる化粧材用基材と、該化粧材用基材における前記木目
印刷模様面の全面に形成されている透明〜半透明の艶消
し下刷り印刷層と、前記透明〜半透明の艶消し下刷り印
刷層上に形成されている透明〜半透明の光沢模様による
第2の印刷層とからなるものである。
前記第1の発明の化粧材においては、前記第2の印刷層
は、前記縦細長形状の第1の印刷層の左右いずれか1方
の帯域と幅方向において前記1方の帯域に連続する縦細
長状の帯域とを除く全帯域に形成されているものであり
、前記艶消し下刷り印刷層よりも遥かに突出して形成さ
れているものである。
また、水弟2の発明の化粧材は、木目導管溝部分を表現
する縦細長形状の第1の印刷層を含む木口印刷模様が付
されている化粧材用基材と、°その外郭輪郭線が、前記
第1の印刷層の外方位置にて、前記第1の印刷層の外郭
輪郭線に沿って位置しており、しかも、前記第1の印刷
層を被覆するよう1こして、前記化粧材用基材における
前記木目印刷模様面に部分的に形成されている透明〜半
透明の艶消し下刷り印刷層と、前記透明〜半透明の艶消
し下刷り印刷層上と化粧材用基材における木目印刷模様
上とに跨がるようにして形成されている透明〜半透明の
光沢模様による第2の印刷層とからなるものである。
前記水弟2の発明の化粧材においては、前記第2の印刷
層は、前記縦細長形状の第1の印刷層の左右いずれか1
方の帯域と幅方向において前記1方の帯域に連続し前記
透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層の帯域を越える部分
をも含む縦細長状の帯域とを除く全帯域に、前記艶消し
下刷り印刷層よりも遥かに突出して形成されているもの
である。
また、水弟3の発明の化粧材は、前記水弟1〜2の発明
の化粧材の構造において、第1の印刷層の幅Aに対する
、第2の印刷層の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と幅
方向において隣接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距
11iB。
すなわち、第2の印刷層が付されていない部分の帯域の
幅Bの比(B/A)が、0.1〜2.0であり、第2の
印刷層の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と幅方向にお
いて隣接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距離Bに対
する、第1の印刷層と第2の印刷層との重畳部分の幅C
の比(C/B)が、0.1〜0.9の範囲内にあるもの
であるO なお、前記構成の水苔発明ら化粧材において、第1の印
刷層の長さ方向の帯域と、第2の印刷層が付されること
のない部分の長さ方向の帯域とについては、これらの両
者が一致していることが望ましいが、第1の印刷層の長
さに対して第2の印刷層が付されることのない帯域の長
さが、第1の印刷層の長さの10%程度以内の範囲内で
それぞれずれていることは、何等差し支えないことであ
る。
すなわち、水苔発明の化粧材における第1の印刷層と第
2の印刷層との位置関係を示す第3図において、第1の
印刷層31.31に対する第2の印刷層32.32が存
在することのない帯域33゜33の長さは、図中点線で
表示されているように、第1の印刷層の長さに対して、
その両端が、それぞれさらにlO%程度以内の範囲で延
設されていても、あるいは、その両端が10%程度以内
の範囲でそれぞれ短くなっていても、何等差し支えない
ものである。
前記構成からなる水苔発明の化粧材における木口導管溝
部分に近似する第1の印刷層は、縦細長形状に形成され
るものであり、前記木口導管溝部分に近似する第1の印
刷層を含む木目印刷模様、艶消し下刷り印刷層、及び第
2の印刷層等の印刷模様は、化粧材用基材に対して、例
えば、シルクスクリーンやグラビアオフセット等の印刷
手法によって形成されるものであり、例えば、薄葉紙、
晒しクラフト紙、リンター紙等の紙類、ポリ塩化ビニル
フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフ
pv−)等のプラスチックフィルム、銅、フルミニニー
ム、鉄等の金属箔またはシート、木1合板。
パーチクルボード等の木質系基材、石膏ボード、石膏ス
ラグボード等の石膏系基材、パルプセメント板1石綿七
メン)板、木片セメント板等の繊維セメント板、GRC
及びコンクリート、銅、アルミニューム、鉄等の金属板
、更には、前記シート状物や板状体等の2種類以上を積
層した積層体等が化粧材用基材として利用される。
なお、前記化粧材用基材としては、経費及び印刷加工の
容易性等の点から、米坪量20〜70y/llの薄葉紙
、あるいは、厚さ50〜300μ。
可塑剤5〜35重量部のポリ塩化ビニルフィルが最適で
ある。
また、フィルム状あるいはシート状の化粧材用基材が利
用される場合には、本各発明の化粧材は、一般の化粧板
用基材に積層され、所定の化粧板とされるものであり、
例えば、木1合板、パーティクルボード等の木質系基材
、石膏ボード、石膏スラグボード等の石膏系基材、パル
プセメント板9石綿セメント板、木片セメント板等の繊
維セメント板、GRC及びコンクリート、鉄、アルミニ
ニウム、銅等の金属シート、あるいは金属板、前記各基
材による複合板等による化粧板用基材が使用される。
前記化粧材用基材面に形成される木目印刷模様は、隠蔽
性を付与する目的で、化粧材用基材に対して、直接、ベ
タ刷り印刷によって形成されているペースプート層面に
形成されるのが普通である。
また、化粧材用基材面における前述の木目印刷模様は、
導管溝部分が省略されている木目模様に対して、第1の
印刷層たる導管溝部分をさらに別工程で形成したもので
あっても良いことは勿論である。
前記本各発明の化粧材における第1の印刷層は、その色
彩と輪郭形状とが天然木の導管溝と近似して、縦細長形
状に形成されているものであることは勿論であり、この
第1の印刷層については、艶消しでも、あるいは艶有り
でも良く、前記第1の印刷層における光沢については同
等特定されているものではない◎ さらに、本各発明の化粧材において、艶消し印刷層とし
て形成される部分は、艶消しインキ、すなわち、CaC
O3,AJ 203.5j(h等の艶消し剤たる無機質
顔料の適量を含有する印刷インキで形成されるものであ
る〇 また、本各発明の化粧材において、部分的に形成されて
いる透明〜半透明の光沢模様による第2の印刷層は、無
色あるいは着色の印刷層として形成されるものであり、
前述の透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層面に比較して
遥かに突出した表面が得られるようにして形成されるも
のである。
なお、前記第2の印刷層の表面から透明〜半透明の艶消
し下刷り印刷層の表面迄の距離は、通常、1〜20μ程
度に形成されていれば十分である。
また、本各発明の化粧材において、垂直方向において一
部重なり合うようにして形成されている第1の印刷層と
第2の印刷層とは、第1の印刷層の幅Aに対する、第2
の印刷層の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と幅方向に
おいて隣接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距11t
B。
比(B/A)が、0.1〜2.0であり、第2の印刷層
の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と幅方向において隣
接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距離Bに対する、
第1の印刷層と第2の印刷層との側辺部における重畳部
分の輻Cの比(C/B)が、O61〜0.9である場合
に、天然木の木目模様に近似する理想的な化粧材が得ら
れることが確認されている。
さらに、本第2の発明の化粧材において、平面方向にお
ける透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層の外郭輪郭線と
第1の印刷層の外郭輪郭線との間の平面方向の距離、す
なわち、第1の印刷層に対して延設されている部分の透
明〜半透明の艶消し下刷り印刷層の帯域の直線の長さは
、lOO〜3000μ程度とされていることが好ましい
また、水苔発明の化粧材における露出表面となる印刷層
、す′なわち、第1の発明の化粧材においては、艶消し
下刷り印刷層と第2の印刷層、同じく本第2の発明の化
粧材においては、化粧材用基材における木目導管溝部以
外の木目印刷模様、艶消し下刷り印刷層、及び第2の印
刷層は、化粧材表面における物理的及び機械的特性の向
上を計るために、電磁波または荷電粒子線のうち、分子
を架橋9重合させるに足るエネルギー量子を有する電離
放射線の照射で硬化する電離放射線硬化型インキ、二液
反応硬化型インキ、更には、熱硬化型インキ等による架
橋硬化型インキで形成されることが好ましい。
なお、利用し得る架橋硬化型インキにおける樹脂ベヒク
ルについての特別の制限はないが、例えば1 、線硬化型 脂 分子中にエチレン性不飽和結合を有するプレポリマーま
たはオリゴマー、例えば、不飽和ポリエステル類、ポリ
エステルアクリレート、エポキシ7クリレート、ウレタ
ンアクリレート。
ポリエーテルアクリレート、ポリオールアクリレート、
メラミンアクリレートなどの各種アクリレート類、ポリ
エステルメタクリレート、ポリエーテルメタクリレート
、ポリオールメタクリレート、メラミンメタクリレート
などの各種メタクリレート類などの一種もしくは二種以
上と、分子中にエチレン性不飽和結合を有する七ツマー
1例エバ、スチレン、α−メチルスチレンfx トのス
チレン系七ツマー類、アクリル酸メチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル、アクリル酸メトキシエチル、アク
リル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
メト−+ジプチル、アクリル酸フェニルなどのアクリル
酸エステル類、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸メトキシエチル。
メタクリル酸エトキシメチル、メタ2リル酸フエニル、
メタクリル酸ラウリルなどのメタクリル酸エステル類、
アクリルアミド、メタクリルアミドなどの不飽和カルボ
ン酸アミド、アクリル酸−2−(N、N−ジエチルアミ
ノ)エチに、I !l り!jル酸−2−(N、N−ジ
メチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N、N−ジ
ベンジルアミノ)エチル、メタクリル酸(N。
N−ジメチルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N、
N−ジエチルアミノ)プロピルなどの不飽和酸の置換ア
ミノアルコールエステル類。
エチレングリコールジアクリレート プロピレングリコ
ールジ7クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、l、6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジ
エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアク
リレート、エチレグリシールアクリレート、プロピレン
グリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレートなどの多官能性化合物、および(または
)分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール
化合物、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリ
コレート、トリノチロールプロパントリチオープービレ
ート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコールなど
との混合物、 二 反自p− インシアネートを硬化剤として用いるポリウレタン、不
飽和ポリエステル系樹脂、アミン等を硬化剤として用い
るエポキシ系樹脂等、然旦3JL匙脂− ポリシロキサン系等、 等が、利用され得る。
尚、前記印刷層は、必要に応じて添加される硬化剤、触
媒、光増感剤、染料、顔料等を添加成分として含有する
印刷インキによって形成されるものである。
〔実 施 例〕
以下、水苔発明の化粧材の具体的な構成を、その製造実
施例に基づいて説明する。
実施例1 第1図において、30y/m′の薄葉紙「玉輿製紙■」
1に、厚さ5μのベタ刷り印刷層「昭和インク■・SA
J 2をグラビア印刷法にて形成した後、グラビア印刷
インキ「昭和インク■・SAMJの3色を利用して、縦
細長形状の導管溝部分からなる第1の印刷層5を含む木
口印刷模様3を、同じくグラビア印刷法にて形成し、導
管溝部分5を有する木目印刷模様3が付されている化粧
シート原紙からなる化粧材用基材4を得た。
次いで、前記化粧シート原紙4における前記木目印刷模
様3面の全面に、2液硬化型ポリウレタン系の艶消しク
リアーインキ「昭和インク・GBSマット」による厚さ
5μの艶消し下刷り印刷層6をグラビア印刷法にて形成
し、さらに、前記艶消し下刷り印刷層6上に、2液硬化
型ポリウレタン系の光沢クリアーインキ「昭和インク・
CBSクリアー」を利用した導管抜き版によって、厚さ
5μの光沢模様をなす第2の印刷層7を、前記下刷り印
刷層6を介して、前記第1の印刷層3の左側帯域8と前
記左側帯域8に連続する縦細長形状の帯域9とを除く帯
域の全帯域に形成し、第1図にて符号lOで表示さhる
水弟1の発明の1実施例品たる化粧材を得た。
なお、前記化粧材10における第2の印刷層70表面か
ら艶消し下刷り印刷層60表面までの距離は、約5μで
ある。
また、前記化粧材10において、第1の印刷層50幅A
に対する、第2の印刷層7の外郭輪郭線から前記第2の
印刷層7と幅方向において隣接する別の第2の印刷層7
の外郭輪郭線迄の距#lBの比(B/ A)は、1.2
〜1.4であり、第2の印刷層7の外郭輪郭線から前記
第2の印刷層7と幅方向において隣接する別の第2の印
刷層7の外郭輪郭線迄の距離Bに対する、第1の印刷層
5と第2の印刷層7との重畳部分の幅Cの比(C/B)
は、0.1−0.3である。
実施例2 前記実施例1における化粧シート原紙4と同一の構成か
らなる化粧材用基材14、すなわち、第2図において、
3011/dの薄葉紙[玉輿製紙■J 11に、厚さ5
μのベタ刷り印刷層「昭和インク■・SAJ 12と、
グラビア印刷インキ「昭和インク■・SAMJの3色に
よる厚さ2μの第1の印刷層たる縦細長形状の導管溝部
分15を含む木目印刷模様13とを、それぞれ、グラビ
ア印刷法にて形成し、導管溝部分15を含む木目印刷模
様13が付されている化粧シート原紙からなる化粧材用
基材14を得た。
次いで、前記化粧シート原紙14の前記木目印刷模様1
3面に、その外郭輪郭線が、前記第1の印刷層15. 
Isの外方でしかも第1の印刷層15゜15の外郭輪郭
線に沿って位置している厚さ5μの艶消し下刷り印刷層
16.16を、消しクリアーインキ「昭和インク・CB
Sマット」によるグラビア印刷法にて、部分的に形成し
た。
さらに続けて、光沢クリアーインキ「昭和インク・GB
Sクリアー」を利用した導管抜き版によって、厚さlO
μの光沢模様をなす第2の印刷層17を、前記第1の印
刷層15の左側帯域18と、前記左側帯域18に連続し
前述の艶消し下刷り印刷層16.16の帯域を越える部
分をも含む縦細長形状の帯域19とを除く帯域の全帯域
に形成し、第2図にて符号20で表示される水弟2の発
明の1実施例品たる化粧材を得た。
なお、前記化粧材20における第2の印刷層17の表面
から艶消し下刷り印刷層16の表面までの距離は5μで
あり、第1の印刷層15の幅Aに対する、第2の印刷層
17の外郭輪郭線から前記第2の印刷層17と幅方向に
おいて隣接する別の第2の印刷層17の外郭輪郭線迄の
距離Bの比(B/A)は、1.2〜1.4であり、第2
の印刷層17の外郭輪郭線から前記第2の印刷層17と
幅方向において隣接する別の第2の印刷層17の外郭輪
郭線迄の距離Bに対する、第1の印刷層15と第2の印
刷層17との重畳部分の幅Cの比(C/B)は、0.1
〜0.3であり、さらに、第1の印刷層15に対する艶
消し下刷り印刷層16の延設部分の直線距離は、200
〜500μの範囲内にある。
【発明の作用、効果〕
水弟1の発明の化粧材は、木口導管溝部分を表現する縦
細長形状の第1の印刷層を含む木目印刷模様が付されて
いる化粧材用基材と、該化粧材用基材における前記木目
印刷模様面の全面に形成されている透明〜半透明の艶消
し下刷り印刷層と、前記透明〜半透明の艶消し下刷り印
刷層上に形成されている透明〜半透明の光沢模様による
第2の印刷層とからなるものであり、前記第2の印刷層
は、前記縦細長形状の第1の印刷層の左右いずれか1方
の帯域と幅方向において前記1方の帯域に連続する縦細
長形状の帯域とを除く全帯域に形成されており、しかも
、前記艶消し下刷り印刷層よりも遥かに突出して形成さ
れているものである。
しかして、前記構成からなる水弟1の発明の化粧材は、
導管溝模様部分が化粧材表面において凹部をなす部分と
凸部をなす部分とに対応する位置に跨がって形成されて
いるので、導管溝部分の片側、すなわち、第2の印刷層
で被覆されることのない方の片側部分がより深い導管溝
部分をなすような導管溝模様が表現されているものであ
り、しかも、化粧材表面における艶消しの程度が4段階
に現出されている、すなわち、第1の印刷層と第2の印
刷層との重畳部分、艶消し下刷り印刷層を通して第1の
印刷層が視認される部分、艶消し下刷り印刷層を通して
第1の印刷層以外の木口印刷模様が視認される部分、第
2の印刷層を通して第1の印刷層以外の木口印刷模様が
視認される部分の4部分からなる艶消しの程度が、それ
ぞれ相違して現出されているものであるから、天然木の
木口模様に対してのり7リテイ性が高く、意匠効果にお
いて優れた作用を奏するものである。
また、前記水弟1の発明の化粧材においては、第1の印
刷層と第2の印刷層との間には、下地である木目印刷模
様地が露出する帯域か、あるいは、第1の印刷層と第2
の印刷層とが重畳する帯域かのいずれかの帯域が設けら
れているので、第1の印刷層と第2の印刷層との間に、
水平方向において多少の印刷見当のずれが生じても、こ
れによる木目模様に違和感が生ずるようなことがなく、
したがって、印刷見当のずれが意匠効果を低下させると
いうようなことがないので、印刷時における印刷見当の
ずれの許容度が大きい、すなわち、製造に際しての管理
が容易であるという作用、効果をも有するものである。
さらに、前記水弟1の発明の化粧材においては、烹消し
下刷り印刷層が導管溝模様部分を披榎するようにして形
成されているので、前記導管溝模様の艶消し程度の調節
が広範囲において任意であり、需要に対応した多種類の
化粧材が得られるという作用、効果をも奏するものであ
るO また、水弟2の発明の化粧材は、木目導管溝部分を表現
する縦細長形状の第1の印刷層を含む木口印刷模様が付
されている化粧材用基材と、その外郭輪郭線が、前記第
1の印刷層の外方位置にて、前記第1の印刷層の外郭輪
郭線に沿って位置しており、しかも、前記第1の印刷層
を被覆するようにして、前記化粧材用基材における前記
木目印刷模様面に部分的に形成されている透明〜半透明
の艶消し下刷り印刷層と、前記透明〜半透明の艶消し下
刷り印刷層上と化粧材用基材における木目印刷模様上と
に跨がるようにして形成されている透明〜半透明の光沢
模様による第2の印刷層とからなるものであり、前記水
弟2の発明の化粧材においては、前記第2の印刷層が、
前記縦細長形状の第1の印刷層の左右いずれか1方の帯
域と、幅方向において前記1方の帯域に連続し前記透明
〜半透明の艶消し下刷り印刷層の帯域を越える部分をも
含む縦細長状の帯域とを除く全帯域に、前記艶消し下刷
り印刷層よりも遥かに突出して形成されているものであ
る。
しかして、前記構成からなる水弟2の発明の化粧材は、
導管溝模様部分が化粧材表面において凹部をなす部分と
凸部をなす部分とに対応する位置に跨がって形成されて
いるので、導管溝部分の片側、すなわち、第2の印刷層
で被覆されることのない方の片側部分がより深い導管部
分をなすような導管溝模様が表現されるものであり、し
かも、化粧材表面における艶消しの程度が5段階に現出
されている、すなわち、第1の印刷層と第2の印刷層と
艶消し下刷り印刷層との重畳部分、第2の印刷層と艶消
し下刷り印刷層との重畳部分、第2の印刷層を通して第
1の印刷層以外の木目印刷模様が視認される部分、艶消
し下刷り印刷層を通して第1の印刷層以外の木目印刷模
様が視認される部分、第1の印刷層以外の木目印刷模様
が露出されている部分の5部分からなる艶消しの程度が
、それぞれ相違して現出されているものであるから、天
然木の木目模様に対してのりアリティ性が高く、意匠効
果において優れた作用を奏するものであるO また、前記水弟2の発明の化粧材においては、第1の印
刷層と第2の印刷層と艶消し下刷り印刷層とのそれぞれ
の外郭輪郭線が平面方向においてお互いにずれた位置に
位置しているので、水平方向において多少の印刷見当の
ずれが生じても、これによる木目模様に違和感が生ずる
ようなことがなく、シたがって、印刷見当のずれが意匠
効果を低下させるというようなことがないので、印刷時
における印刷見当のずれの許容度が大きい、すなわち、
製造に際しての管理が容易であるという作用、効果をも
有するものである。
さらに、前記水弟2の発明の化粧材においては、艶消し
下刷り印刷層が導管溝模様部分を被覆するようにして形
成されているので、前記導管溝模様の艶消し程度の調節
が広範囲において任意であり、需要に対応した多種類の
化粧材が得られるという作用、効果をも奏するものであ
るO また、水弟3の発明の化粧材は、前記水弟1〜2の発明
の化粧材のうちのいずれかの1項における構成を具備す
る化粧材であって、しかも、第1の印刷層の幅Aに対す
る、第2の印刷層の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と
幅方向において隣接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の
距離B1すなわち、第2の印刷層が付されていない部分
の帯域の幅Bの比(B/A)が、0.1〜2.0であり
、第2の印刷層の外郭輪郭線から前記第2の印刷層と幅
方向において隣接する第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距
@Bに対する、第1の印刷層と第2の印刷層との側辺部
における重畳部分の幅Cの比(C/B)が、0.1〜0
.9の範囲内にあるものであり、天然木の木目模様に極
めて近似する意匠特性の高い化粧材となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、水弟1の発明の化粧材の要部な示す模型的切
断端面図、第2図は、水弟2の発明の化粧材の要部を示
す模型的切断端面図、第3図は、水苔発明の化粧材にお
ける第1の印刷層と、第2の印刷層との平面的な位置関
係を示す説明図、第4図は、前記第2図の化粧材の平面
模型図である。 1.11:薄葉紙、3,13:木目模様、4゜14:化
粧シート原紙からなる化粧材用基材、5.15:第1の
印刷層(導管溝模様)、6゜16:艶消し下刷り印刷層
、7.17:第2の印刷層、8.18:第1の印刷層上
でしかも第2の印刷層が存在しない帯域、9,19:第
1の印刷層と第2の印刷層との両者が存在しない帯域、
10.20:化粧材。 特許出願人  大日本印刷株式会社 代 理 人   市  川  理  吉新   井  
 清   子 舘 7.7 第2 図 図 第3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、木目導管溝部分を表現する縦細長形状の第1の印刷
    層を含む木目印刷模様が付されている化粧材用基材と、
    該化粧材用基材における前記木目印刷模様面の全面に形
    成されている透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層と、前
    記透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層上に形成されてい
    る透明〜半透明の光沢模様による第2の印刷層とからな
    り、前記第2の印刷層は、前記縦細長形状の第1の印刷
    層の左右いずれか1方の帯域と、幅方向において前記1
    方の帯域に連続する帯域とを除く全帯域に、前記艶消し
    下刷り印刷層よりも遥かに突出して形成されていること
    を特徴とする化粧材。 2、木目導管溝部分を表現する縦細長形状の第1の印刷
    層を含む木目印刷模様が付されている化粧材用基材と、
    その外郭輪郭線が、前記第1の印刷層の外方位置にて、
    前記第1の印刷層の外郭輪郭線に沿って位置しており、
    しかも、前記第1の印刷層を被覆するようにして、前記
    化粧材用基材における前記木目印刷模様面に部分的に形
    成されている透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層と、前
    記透明〜半透明の艶消し下刷り印刷層上と化粧材用基材
    における木目印刷模様上とに跨がるようにして形成され
    ている透明〜半透明の光沢模様による第2の印刷層とか
    らなり、前記第2の印刷層は、前記縦細長形状の第1の
    印刷層の左右いずれか1方の帯域と、幅方向において前
    記1方の帯域に連続し前記透明〜半透明の艶消し下刷り
    印刷層の帯域を越える部分をも含む帯域とを除く全帯域
    に、前記艶消し下刷り印刷層よりも遥かに突出して形成
    されていることを特徴とする化粧材。 3、第1の印刷層の幅Aに対する、第2の印刷層の外郭
    輪郭線から前記第2の印刷層と幅方向において隣接する
    第2の印刷層の外郭輪郭線迄の距離Bの比(B/A)が
    、0.1〜2.0であり、第2の印刷層の外郭輪郭線か
    ら前記第2の印刷層と幅方向において隣接する第2の印
    刷層の外郭輸郭線迄の距離Bに対する、第1の印刷層と
    第2の印刷層との重畳部分の幅Cの比(C/B)が、0
    .1〜0.9である特許請求の範囲第1項〜第2項のう
    ちのいずれかの1項記載の化粧材。
JP25825788A 1988-09-22 1988-10-13 化粧材 Granted JPH02103141A (ja)

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JP25825788A JPH02103141A (ja) 1988-10-13 1988-10-13 化粧材
US07/411,383 US5178928A (en) 1988-09-22 1989-09-22 Decorative materials

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JPH0435339B2 JPH0435339B2 (ja) 1992-06-10

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0564952A (ja) * 1991-09-10 1993-03-19 Toppan Printing Co Ltd 木目模様化粧紙
WO2008129667A1 (ja) * 2007-04-17 2008-10-30 Sakae Gravure Printing Co., Ltd. 化粧シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0564952A (ja) * 1991-09-10 1993-03-19 Toppan Printing Co Ltd 木目模様化粧紙
WO2008129667A1 (ja) * 2007-04-17 2008-10-30 Sakae Gravure Printing Co., Ltd. 化粧シート

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