JPH02102943A - 流体封入型エンジンマウントの制御方法 - Google Patents

流体封入型エンジンマウントの制御方法

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Publication number
JPH02102943A
JPH02102943A JP25186588A JP25186588A JPH02102943A JP H02102943 A JPH02102943 A JP H02102943A JP 25186588 A JP25186588 A JP 25186588A JP 25186588 A JP25186588 A JP 25186588A JP H02102943 A JPH02102943 A JP H02102943A
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JP
Japan
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orifice
engine
fluid
sectional area
effective cross
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Pending
Application number
JP25186588A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Arai
新井 克芳
Toru Sasaki
亨 佐々木
Yuji Fujimura
藤村 雄治
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02102943A publication Critical patent/JPH02102943A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K5/00Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
    • B60K5/12Arrangement of engine supports
    • B60K5/1283Adjustable supports, e.g. the mounting or the characteristics being adjustable

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、オリフィスを介して互いに連通ずる主流体室
と副流体室とを備え、そのオリフィスの有効断面積を制
御することによってエンジンの振動を吸収するようにし
た流体封入型エンジンマウントに関するもので、特に、
そのオリフィスの断面積の具体的な制御方法に関するも
のである。
(従来の技術) 自動車のエンジンは、その運転状態、特にその回転数に
応じて、周波数や振幅の大きく異なる種々の振動を発生
する。したがって、自動車においては、広範囲の振動を
吸収し得るエンジンマウントによってエンジンを防振支
持することが必要となっている。
そのように広範囲の振動を吸収し得るエンジンマウント
としては、流体封入型エンジンマウントが知られている
。流体封入型エンジンマウントは、エンジンを支持する
弾性体によって流体室を形成し、その流体室内に水ある
いは油等の非圧縮性流体を封入したものである。このよ
うな流体封入型エンジンマウントによれば、エンジンの
振動は弾性体の弾性変形とそれに伴う流体の流動とによ
って吸収される。したがって、そのときの振動に応じて
流体の流動に対する抵抗を変化させるようにすれば、広
範囲の振動が吸収されるようになる。
このようなことから、例えば特開昭63−62929号
公報に示されているように、エンジンを支持する弾性体
によって室壁が形成される主流体室と、自由に変形する
ダイヤフラムによって室壁が形成される副流体室とを、
オリフィスを介して互いに連通させ、それら主副流体室
内に流体を封入するとともに、主副流体室間のオリフィ
スの有効断面積を変化させるようにした流体封入型エン
ジンマウントが提案されている。
このような流体封入型エンジンマウントにおいては、オ
リフィスの断面積を大きくすると、流体が抵抗なく流動
して弾性体が容易に変形するようになるので、高周波小
振幅振動が吸収されるようになり、オリフィスの断面積
を小さくすると、流体の流動に大きな抵抗が与えられる
ようになるので、低周波大振幅振動が減衰されるように
なる。したがって、エンジンの回転数に応じてオリフィ
スの断面積を変化させるようにすれば、低回転域から高
回転域までにわたってのエンジン振動を効果的に吸収さ
せることができる。
そこで、このような流体封入型エンジンマウントを用い
る場合、従来は、エンジン回転数が増加するときにはオ
リフィスの断面積を連続的あるいは段階的に増加させ、
エンジン回転数が減少するときにはオリフィスの断面積
を連続的あるいは段階的に減少させるという単純な制御
のみを行うようにしていた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エンジン振動には、周波数がエンジン回転数
に比例する主振動のほかに、周波数の異なる種々の振動
が含まれている。そのために、上述のような流体封入型
エンジンマウントによってエンジンを支持させた場合、
常にそのオリフィスの有効断面積をエンジン回転数の増
減に対応して増減させるようにすると、実際に自動車に
エンジンを搭載したときには、あるエンジン回転数領域
においてエンジンからの微小振動が車体に伝わり、車体
パネルやライニングが共振してこもり音が発生すること
がある。従来のような単純な制御では、このようなこも
り音の発生を防止することはできない。
また、エンジン回転数に対する追従性を高めるためには
、オリフィスの断面積の変化速度を速めることが望まれ
る。しかしながら、常にエンジン回転数に対応してオリ
フィスの断面積を変化させるようにしたものでは、その
ようにオリフィスの断面積の変化速度を速めると、エン
ジン回転数が高回転域からアイドル回転域まで急速に低
下するようなとき、オリフィスが急激に閉じられること
になる。そして、オリフィスに流体が流れているときに
、そのように急激にオリフィスが閉じると、流体に衝撃
が与えられ、−時的に異常な振動や異音が発生すること
がある。特にアイドル用オリフィスと高速用オリフィス
とを有し、アイドル時には高速用オリフィスが全閉とさ
れるエンジンマウントの場合には、そのようにエンジン
回転数が急速に低下するとき、オリフィスの有効断面積
すなわち開度な制御する回転弁やスライド弁等が、全開
位置に設けられているストッパに急激に衝突し、耳障り
な音が発生する。したがって、従来のように単にエンジ
ン回転数に応じてオリフィスの開度な変化させるもので
は、このような振動や異音の発生を防止するためにオリ
フィスの断面積の変化速度を遅くすることが必要となり
、追従性を高めることができない。
更に、エンジンはいつでもオリフィスが全閉状態にある
ときに停止されるとは限らない。例えばエンジンがアイ
ドル回転数にまで低下する前に停止されると、オリフィ
スは多少開いた状態で停止することになる。そのために
、常にエンジン回転数の増減に応じてオリフィスの断面
積を増減させるものでは、次のエンジン始動時に、エン
ジン回転数の増加に伴ってオリフィスが多少開いた位置
から更に開いていくことになる。そして、このようなこ
とが繰り返されると、エンジン回転数に対応する目標オ
リフィス開度とそのときの実際のオリフィス開度との間
に大きな差が生じるようになり、エンジンマウントによ
る効果的な振動吸収がなされなくなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、流体封入型エンジンマウントのオリフ
ィスの有効断面積が適切に制御され、それによって、こ
もり音や異音等を発生することなく広範囲のエンジン振
動が吸収されるようにすることである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、エンジン回転
数の増加時にはその増加に伴ってオリフィスの有効断面
積を連続的あるいは段階的に増加させ、エンジン回転数
の減少時にはその減少に伴ってオリフィスの有効断面積
を連続的あるいは段階的に減少させるという制御パター
ンを基本としながら、ある条件のときにはその基本パタ
ーンから外れる制御を行うようにしている。
その条件は、例えば車体にこもり音が発生するエンジン
回転数領域のとき、オリフィスの有効断面積の減少過程
においてその断面積が最小近くに達したとき、あるいは
エンジンの始動時等とされる。そして、こもり音が発生
する領域においては、オリフィス開度がそのときのエン
ジン回転数に対応する開度よりも大きく、あるいは小さ
くされる。また、オリフィスの断面積の減少過程におい
ては、オリフィスが全閉近くに達したときにその閉じ速
度が遅くなるようにされる。更に、エンジンの始動時に
は、一旦オリフィスが全閉となるような制御が行われる
(作用) このように、あるエンジン回転数領域においてオリフィ
ス開度を基本パターンから外れるように制御すると、そ
の領域における流体封入型エンジンマウントの振動吸収
特性が変化する。
したがって、基本パターンに従った制御ではこもり音が
発生するような場合、そのこもり音の発生するエンジン
回転数領域においてはオリフィス開度が大きく、あるい
は小さくなるように制御することにより、こもり音の発
生を防止することができる。その場合、その領域におい
てはエンジンマウントの動ばね定数が多少高くなるが、
オリフィス開度はわずかに変化させるのみでよいので、
その影響は小さい。そして、その他の領域では基本パタ
ーンに従った制御がなされるので、広範囲にわたって効
果的な振動吸収が行われる。
また、オリフィスを閉じるとき、その有効断面積が最小
付近に達した時点でその閉じ速度を遅らせることにより
、オリフィスが急激に閉じることがなくなり、異音や異
常振動の発生が防止される。そして、それ以外のときに
はエンジン回転数の変化に応じてオリフィス開度が変化
するので、追従性は良好に保たれる。
更に、エンジンの始動時にオリフィスを一旦閉じること
により、以後の基本パターンに従う制御は、常にオリフ
ィスの全閉位置から開始されることになる。したがって
、各時点におけるオリフィス開度は制御回路において常
に把握されるようになり、正確な制御が行われる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図中、第1〜5図は本発明が適用される流体封入型エン
ジンマウントの一例を示すもので、第1図はその縦断面
図であり、第2.3図はそのハウジング部分の平面図及
び底面図である。
また、第4.5図はそのエンジンマウントの異なる作動
状態を示す要部の図である。
第1〜3図から明らかなように、このエンジンマウント
1は、厚肉ゴムからなる円錐筒状の弾性体2と、金属あ
るいはプラスチック等の剛性材料からなり、下端側が開
放された有底円筒状のハウジング3とを備えている0弾
性体2の上端部には、エンジンを取り付けるための取付
金具4が加硫接着されている。また、弾性体2の下端に
はリング状のフランジ部材5が加硫接着されており、こ
のフランジ部材5によって弾性体2がハウジング3に取
り付けられるようになっている。ハウジング3は、その
下端に固着されるブラケット6によって、車体フレーム
に取り付けられるようになっている。こうして、弾性体
2は、振動体であるエンジンを支持し、その振動に応じ
て弾性変形するようにされている。
ハウジング3の上底壁は固定板7として形成されている
。また、ハウジング3の内部には、下端が開放された有
底円筒状の可動体8が嵌合されている。この可動体8は
、固定板7の中心部に固定された支持軸9により、その
上面を固定板7の下面に摺接させながら支持軸9のまわ
りに回転するように支持されている。したがつて、この
可動体8の上底壁は回転板lOとなっている。
フランジ部材5の下面には、内外二重のシールリング1
1.11が設けられており、それによってフランジ部材
5とハウジング3との間が液密にシールされるようにな
っている。また、ハウジング3の下端開口は、薄肉ゴム
からなる柔軟なダイヤフラム12によって液密に密閉さ
れている。こうして、エンジンマウントlの内部には、
弾性体2、ハウジング3、及びダイヤフラム12によっ
て液密に取り囲まれた空間が形成されている。そして、
その空間は、固定板7及び回転板10からなる仕切板1
3によって、上方の主流体室14と下方の副流体室15
とに仕切られている。したがって、主流体室14は、室
壁の一部が弾性体2によって形成されるものとなってお
り、エンジンの振動に伴う弾性体2の変形によってその
容積が変化するようにされている。また、副流体室15
は、ダイヤフラム12の変形によって自由にその容積が
変化するようになっている。これら主副流体室14.1
5の内部には、水あるいは油等の非圧縮性流体が封入さ
れている。
ハウジング3の上面には、その外周部に、円周方向に長
く延びる細い溝16が形成されている。この溝16の上
面は、フランジ部材5の下面の、シールリング11.1
1間の部分によって密閉されている。そして、その溝1
6の一端は、弾性体2及びフランジ部材5の下部の円周
方向の一部に設けられた切り欠き溝17を介して、主流
体室14に開放されている。また、その溝16の他端は
、ハウジング3の周壁3aに形成された連通孔18、及
びハウジング3の周壁3a内面と可動体8の周壁8a外
面との間のすきまを通して、副流体室15に連通ずるよ
うにされている。こうして、溝16及び連通孔18によ
り、主流体室14と副流体室15とを常に連通させる固
定オリフィス19が形成されている。この固定オリフィ
ス19は、断面積が小さく、かつ長いもので、エンジン
マウントlにクランキング振動のような極めて振幅の大
きい振動が加えられたとき、そこを流動する流体に大き
な流通抵抗を与え、その振動を十分に減衰させ得るよう
に設定されている。
固定板7には、その直径の一側に、十分に大きい面積の
開口20が設けられている。この開口20は、大面積の
扇形部分20aとこれに連続する比較的幅の狭い弧状部
分20bとからなるものとされている。そして、固定板
7の下面には、その開口20の弧状部分20bの先端側
に、下方に延びるストッパ壁21が設けられている。こ
のストッパ壁21は、その両端が可動体8の周壁8a内
面と中心部の円筒状軸受部8b外面とに摺接するように
されている。
一方、回転板10には、固定板7の開口20に対応する
大面積の開口22が設けられている。この間口22は、
はぼ半円形の部分22aの端部に、固定板7の開口20
の弧状部分20bの先端部分に対応する形状の凹入部分
22bを設けたものとされている。その凹入部分22b
の長さは、開口20の弧状部分20bより短くされてい
る。そして、この間口22は、可動体8の周壁8a、中
心軸受部8b、及びこれらの間を連結する隔壁8cによ
って取り囲まれている。したがって、開口22は、かな
りの長さを有する筒状に形成されている。
可動体8を第2図で反時計方向、すなわち第3図で時計
方向に限度まで回転させたときには、第3図に示されて
いるようにその隔壁8cがストッパ壁21に当接し、そ
の回転が制限されるようになっている。そして、そのと
きには、開口20と開口22どの位相が完全にずれ、開
口20が回転板10によって閉鎖されるようになってい
る。また、その状態から可動体8を第2図で時計方向に
回転させたときには、開口20と開口22とが部分的に
重なり合い、主流体室14と副流体室15とを連通させ
るオリフィス23(第4.5図)が形成されるようにな
っている。
可動体8の周壁8aは、開口22を取り囲む部分以外は
高さの小さいものとされている。そして、その部分の下
面にラック24が形成されている。そのラック24には
、ピニオンギヤ25が噛み合わされている。このピニオ
ンギヤ25は、ハウジング3の周壁3aを貫通する駆動
軸26を介して、ハウジング3の外部に設置されるパル
スモータ27によって回転駆動されるようになっている
こうして、可動体8、したがって、回転板lOは、パル
スモータ27により支持軸9のまわりに回転され、それ
によってオリフィス23の開度すなわち有効断面積が変
えられるようになっている。
パルスモータ27は例えば4極4相モータで、255の
ステップを与えることにより、固定板7の開口20と回
転板1oの開口22どの位相が完全にずれたオリフィス
23の全閉位置から開口20と開口22とが完全に重な
り合うオリフィス23の全開位置まで可動体8を回転さ
せるものとされている。
第6図はこのパルスモータ27を駆動する制御装置のブ
ロック図である。
この図から明らかなように、パルスモータ27を駆動す
るパルスモータコントローラ28は、制御回路(CPU
)29からの信号によって制御されるようになっている
制御回路29には、エンジン回転センサ30からの信号
とイグニッションスイッチ31からの信号とが入力され
る。エンジン回転センサ30からの信号は、波形整形回
路32により波形が整形され、信号変換器33において
エンジン回転数NEに対応するディジタル信号に変換さ
れた後、メモリ34のアドレスに入力される。
メモリ34には、エンジン回転数とそのときの振動吸収
に適したオリフィス開度との関係を表すマツプが記録さ
れている。したがって、メモリ34においては、そのと
きのエンジン回転数NKに対応する目標オリフィス開度
F、がマツプ検索され、その値が出力される。そして、
その出力信号がコンパレータ35に入力される。
コンパレータ35には、パルスモータ位置カウンタ36
からの信号も入力されている。このカウンタ36は、パ
ルスモータコントローラ28からパルスモータ27に送
られたパルス数をカウントして、パルスモータ27のそ
のときの回転位置、すなわちオリフィス23のそのとき
の開度F1に対応する信号を出力するものである。した
がって、コンパレータ35においては、メモリ34に設
定されているそのときのエンジン回転数NEに対応する
目標オリフィス開度F。とそのときの実際のオリフィス
23の開度F+とが比較され、その大小等に応じた信号
が出力される。
コンパレータ35からの信号は制御信号発生回路37に
入力される。この制御信号発生回路37は、コンパレー
タ35からの信号に応じて、パルスモータコントローラ
28からパルスモータ27に送られるパルスの周波数や
その符号を制御するものである。したがって、その制御
信号発生回路37からの制御信号によって、パルスモー
タ27の回転速度や回転方向が切り換えられる。
一方、イグニッションスイッチ31からの信号は、イニ
シャライズ回路38に入力される。
このイニシャライズ回路38は、イグニッションスイッ
チ31がオンとされたとき、パルスモータ27を1ステ
ツプずつ逆転、すなわちオリフィス23を閉じる側へ回
転させる信号を255回発生し、その信号を送り終える
と、パルスモータ位置カウンタ36のリセット信号を発
生するものである。そして、その間は、メモリ34の作
動が停止される。
メモリ34に記録されているエンジン回転数とオリフィ
ス開度との関係マツプは、第7図のようなものとされて
いる。すなわち、エンジン回転数の増減に伴ってオリフ
ィス開度がほぼ比例的に増減するパターンを基本としな
がら、あるエンジン回転数領域においては部分的にその
基本パターンから外れ、オリフィス開度をやや小さくす
るものとされている。その基本パターンから外れる領域
は、基本パターンに従ってオリフィス23の開度すなわ
ち有効断面積を変化させたときには車体にこもり音が発
生するような領域とされる。その領域は、実際にその流
体封入型エンジンマウントlを用いてエンジンを車体に
搭載し、エンジンを作動させることによって求められる
。そして、その領域におけるオリフィス23の制御パタ
ーンもその実験によって定められる。
次に、このように構成された流体封入型エンジンマウン
トl及びその制御装置の作用を、制御の流れを示す第8
図のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチ31をオンとすると、エンジン
が始動されるとともに、制御装置に電源が投入され、制
御がスタートする。そして、まず、イニシャライズ回路
38が作動する。
イニシャライズ回路38においては、当初、パラメータ
Mに255がセットされ、第1回目の信号が発される。
次いで、Mが1だけ減算され、次の信号が発される。こ
うして、MがOとなるまで、合計255回の信号が発さ
れる。この信号は、制御信号発生回路37に送られる。
制御信号発生回路37は、この信号を1回受けるたびに
パルスモータ27を1ステツプ逆転させる信号を発生す
る。したがって、オリフィス23がパルスモータ27の
1ステップ回転ずつ閉じられる。
このようにしてオリフィス23が閉じていくと、オリフ
ィス23はやがて全閉となる。
255ステツプはオリフィス23が全開から全閉となる
までのステップ数であるから、当初オリフィス23の開
度がどのような状態にあっても、この間には必ずオリフ
ィス23は全閉となる。そして、オリフィス23が全閉
となると、可動体8の隔壁8cがストッパ壁21に当接
し、可動体8のそれ以上の回転は阻止されるので、以後
はパルスモータ27が空転するのみで、オリフィス23
は全閉状態で保たれる。
この間において、メモリ34はイニシャライズ回路38
からの信号により作動が停止されている。そして、パラ
メータMが0となると、その信号が解除され、メモリ3
4の作動が開始される。そのとき、同時にイニシャライ
ズ回路38からパルスモータ位置カウンタ36に信号が
送られ、そのカウンタ36がリセットされる。このとき
には上述のようにオリフィス23が全閉位置にあるので
、そのカウンタ36の値とオリフィス23の開度とは確
実に一致することになる。
このようにして、イニシャライズが完了する。そして、
その後は通常の作動状態となる。
通常の作動状態では、オリフィス23の実際の開度Ft
がパルスモータ位置カウンタ36を介して読み取られコ
ンパレータ35に入力されるとともに、エンジン回転数
N、がメモリ34に読み取られる。そして、メモリ34
によりそのエンジン回転数NEに対応する目標オリフィ
ス開度Foが読み取られ、コンパレータ35に入力され
る。コンパレータ35においては、これらのオリフィス
開度F+とFOとが比較される。
イニシャライズが完了したとき、エンジンがまだクラン
キング状態にあると、エンジン回転数N、は極めて低い
。したがって、メモリ34により読み取られる目標オリ
フィス開度F0は0となる。一方、パルスモータ位置カ
ウンタ36から出力される実際のオリフィス開度Fsも
0となっている。このようにFoとFlとが等しいとき
には、コンパレータ35からの信号は出力されない、そ
して、実際のオリフィス開度F1及びエンジン回転数N
Kの読み取り以下の制御フローが繰り返される。コンパ
レータ35から信号が出力されないときには、制御信号
発生回路37からの信号も出力されず、パルスモータ2
7は作動しない。したがって、このときには、可変オリ
フィス23は全閉状態に保たれる。
このようにオリフィス23が全閉状態にあるときには、
エンジンマウント1の主流体室14と副流体室15とは
固定オリフィス19のみを介して連通ずることになる。
その固定オリフィス19は有効断面積が小さく、しかも
長いので、そのオリフィス19を流動する流体には大き
な抵抗が与えられる。一方、クランキング時にはエンジ
ンが大振幅の振動をするので、エンジンを支持する弾性
体2が大きく変形し、主流体室14の容積が大幅に変化
する。その結果、主流体室14と副流体室15との間で
流体が固定オリフィス19を通して流動する。そして、
そのオリフィス19の流通抵抗が大きいので、その流体
に大きな減衰力が作用する。こうして、そのときのエン
ジン振動が減衰される。
エンジンがアイドル状態に入ると、エンジン回転数NE
が増加する。したがって、メモリ34からそのときのエ
ンジン回転数NK、すなわちアイドル回転数に対応する
大きさの目標オリフィス開度FOが出力される。一方、
このときには可変オリフィス23はまだ全閉状態にある
ので、パルスモータ位置カウンタ36により読み取られ
る実際のオリフィス開度F+はOである。その結果、F
!≠F0となり、コンパレータ35においてF!とFo
との比較がなされる。そして、このときには実際のオリ
フィス開度F+は目標オリフィス開度Foよりも小さい
ので、コンパレータ35からの信号により、制御信号発
生回路28がパルスモータ27を通常速度で正転させる
信号を発生する。パルスモータコントローラ28は、こ
の信号を受けてパルスモータ27に通常制御周波数の正
のパルスを送る。こうして、回転板10が第2図で時計
方向に回転し、可変オリフィス23が開かれる。
パルスモータコントローラ28からパルスモータ27に
送られたパルス数は、パルスモータ位置カウンタ36に
よってカウントされる。
そのカウンタ36はオリフィス23が全閉のときにリセ
ットされているので、そのカウンタ36から出力される
値はオリフィス23の実際の開度F!を正確に表すもの
となっている。そして、その実際のオリフィス開度F+
がコンパレータ35に入力され、再び同様の制御フロー
が繰り返される。
このようにして、オリフィス23の開度F+がメモリ3
4により読み取られた目標オリフィス開度F0に等しく
なると、コンパレータ35から信号が出力されなくなり
、パルスモータ27の作動が停止される。
このときには、エンジン回転数Ngが低いので、目標オ
リフィス開度F0も小さい。したがって、回転板10は
比較的小角度だけ回転する。その結果、第、4図に示さ
れているように、オリフィス23は、固定板7の開口2
0と回転板10の開口22とが重なり合う開口20の弧
状部分20bの先端部に形成される。したがって、その
オリフィス23は、有効断面積が比較的小さいほぼ矩形
状断面のものとなる。しかも、そのオリフィス23は、
周囲が固定板7のストッパ壁21、可動体8の周壁8a
及び隔壁8Cによって取り囲まれた比較的長いものとな
る。
このようにして、エンジンマウント1の主流体室14と
副流体室15とは、比較的断面積が小さくて比較的長い
オリフィス23を介して連通ずる。したがって、エンジ
ン振動に伴ってそのオリフィス23を流体が流動する。
このとき、主流体室14と副流体室15とは固定オリフ
ィス19′を介しても互いに連通しているが、その固定
オリフィス19は可変オリフィス23よりもはるかに長
く流通抵抗が大きいので、主副流体室14.15間の流
体の流動は主として可変オリフィス23を介して行われ
る。
アイドル回転域における目標オリフィス開度F0は、オ
リフィス23を流動する流体がエンジンのアイドル振動
に共振する大きさに設定されている。したがって、その
目標開度Foに一致する開度とされたオリフィス23を
流動する流体は、そのときのエンジン振動に共振し、そ
の振動を効果的に吸収する。
エンジン回転数Ngが更に増大したときには、その回転
数N、に対応する目標オリフィス開度F。がメモリ34
により読み取られ、同様の制御フローにより、オリフィ
ス23の実際の開度F1がその目標開度Foに一致する
ようにパルスモータ27が駆動される。その目標開度F
0は、第7図に示されているように、基本的にはエンジ
ン回転数Ntが大きいほど大きくなるように設定されて
いる。したがって、エンジンの高回転域においては、回
転板10が大きく回転され、オリフィス23は、第5図
に示されているように、固定板7の開口20と回転板1
0の開口22とが重なり合う開口20の扇形部分20a
に形成される。
このようにして、エンジンマウント1の主流体室14と
副流体室15とが有効断面積の大きいオリフィス23を
介して互いに連通ずる。したがって、主副流体室14.
15間を大量の流体が容易に流動するようになり、弾性
体2が容易に変形するようになる。その結果、エンジン
が柔らかく支持されることになり、高回転域における高
周波小振幅振動が確実に吸収される。
この場合、オリフィス23の目標開度F0は、基本的に
はエンジンマウント1の動ばね定数が低くなるように設
定される。したがって、その目標開度Foは、エンジン
回転数NEにほぼ比例して変化するものとされている。
しかしながら、常にそのような基本パターンでオリフィ
ス23の開度Flを制御すると、エンジンからの微小振
動が車体に伝わって、こもり音が発生することがある。
そこで、第7図に示されているように、こもり音が発生
するエンジン回転数領域においては目標オリフィス開度
F0が基本パターンから外れるものとされている。
メモリ34にはこのような制御パターンが記録されてい
るので、エンジン回転数NEがこもり音発生領域に達す
ると、オリフィス23がわずかに閉じられる。その結果
、エンジンマウント1の振動伝達特性が変化し、こもり
音の発生が防止される。このように、あるエンジン回転
数領域においてオリフィス23の開度F1が基本パター
ンから外れるように制御すると、その領域においてはエ
ンジンマウント1の動ばね定数が多少高くなる。しかし
ながら、こもり音の発生を防止するためにはオリフィス
23の開度F+なわずかに変化させるだけでよく、しか
もその領域はごく一部に設ければよいので、エンジンマ
ウント1の振動吸収特性が損なわれることはない。
エンジン回転数N1の減少時には、実際のオリフィス開
度F!よりもメモリ34によって読み取られる目標オリ
フィス開度F0の方が小さくなる。このときには、コン
パレータ35において、更に実際のオリフィス開度F!
とあらかじめ設定されている所定のオリフィス開度Aと
の比較もなされる。その所定開度Aは、アイドル域にお
けるオリフィス23の開度よりもやや大きいものとされ
ている。
そして、F+ >Foであり、かっF+≧Aのとき、す
なわちオリフィス23が十分に大きく開いているときに
は、コンパレータ35から信号が出力され、その信号を
受けて、制御信号発生回路37がパルスモータコントロ
ーラ28に通常制御周波数の負のパルスを発生させる信
号を出力する。したがって、パルスモータ27が通常速
度で逆転し、オリフィス23の開度F!が小さくなる。
そのオリフィス23の開度Flは、パルスモータ位置カ
ウンタ36によって検出される。この場合、パルスモー
タ27に送られるパルスは負であるから、カウンタ36
においてはそのパルス数が減算される。そして、そのオ
リフィス開度F、はコンパレータ35に入力され、メモ
リ34によって読み取られた目標オリフィス開度F0と
比較される。
こうして、オリフィス23の開度F!は、メモリ34に
記録されている第7図の制御パターンに従って制御され
る。したがって、このときにもこもり音の発生は防止さ
れる。
また、F+>Foであり、かっF r < Aのとき、
すなわちオリフィス23が閉じ方向にあり、しかもその
開度が最小開度に近くなったときには、制御信号発生回
路37がパルスモータコントローラ28に制御周波数の
低い負のパルスを発生させる信号を出力する。その結果
、パルスモータ27が低速で逆転し、オリフィス23が
徐々に閉じられるようになる。
このように、オリフィス23の閉じ過程において、その
開度F1が所定値Aより小さくなったときにはオリフィ
ス23の閉じ速度を低下させることにより、エンジンが
高回転域からアイドル域まで急速に減速するときにも、
オリフィス23は、所定開度Aまで急速に閉じた後はア
イドル開度まで徐々に閉じていくことになり、急激に絞
られることがなくなる。したがって、そのときにもオリ
フィス23を流れる流体に衝撃が生ずることがなくなり
、異常振動や異音の発生が防止される。また、何らかの
原因でオリフィス23が全閉となるようなときにも、可
動体8の隔壁8cがストッパ壁21に衝突することによ
る異音の発生が防止される。
イグニッションスイッチ31をオフとすると、制御はそ
の時点で停止する。したがって、パルスモータ27もそ
の位置で停止し、オリフィス23はそのときの開度で保
持される。−方、パルスモータ位置カウンタ36はリセ
ットされる。そのために、カウンタ36の値とオリフィ
ス23の開度Ftとの間に差が生じる。しかしながら、
次にイグニッションスイッチ31をオンとしたときには
、上述のようなイニシャライズが行われ、オリフィス2
3が全閉とされるとともにカウンタ36がリセットされ
るので、制御回路29においてはオリフィス開度F1が
正しく検出され、正確な制御が行われる。
このようにして、オリフィス23の有効断面積は、基本
的にはそのときのエンジン振動を最も効果的に吸収し得
る大きさに制御される。そして、所定の条件下にあると
きにのみ、基本パターンかられずかに外れる制御が行わ
れる。したがって、正確な制御が行われるようになり、
エンジン振動が効果的に吸収されるとともに、異常な振
動や異音、こもり音等の発生が防止されるようになる。
なお、上記実施例においては、エンジン回転数の変化に
対応してオリフィス230開度を連続的に変化させるも
のとしているが、これを段階的に変化させるようにする
こともできる。すなわち、アイドル域用オリフィス、中
速回転域用オリフィス、高速回転域用オリフィス等をそ
れぞれ設け、これらをエンジン回転数に応じて順次開閉
していくようなエンジンマウントにも、本発明を適用す
ることができる。そのような場合には、エンジン回転数
の低下に伴って高速回転域用オリフィスや中速回転域用
オリフィスが全閉とされるので、全閉近くに達したとき
にオリフィスの閉じ速度を低下させる制御が特に効果を
発揮する。
また、こもり音発生領域においてはオリフィス開度を基
本パターンに従う開度よりも小さくするものとしている
が、これを大きくするようにしてもよい、いずれにする
かは実験によって定められる。こもり音が複数の領域に
おいて発生するときには、その各領域において基本パタ
ーンから外れる制御を行うことはいうまでもない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、流体
封入型エンジンマウントの可変オリフィスを、基本的に
はエンジン回転数の増減に伴ってその有効断面積が増減
するように制御しながら、所定のエンジン回転数領域に
おいてはその基本パターンから外れる制御をするように
しているので、エンジン振動の効果的な吸収を図りなが
ら、こもり音等の発生を防止することができる。
また、オリフィスを閉じるとき、その有効断面積が最小
近くに達したところでオリフィスの閉じ速度を低下させ
るようにしているので、オリフィスが急激に閉じられる
ようなことがなくなり、それによる異常振動や異音の発
生が防止されるようになる。したがって、通常時におけ
るオリフィスの有効断面積の変化速度は速くすることが
でき、エンジン回転数の変化に対する追従性を向上させ
ることができる。
更に、エンジンの始動時には、一旦オリフィスを最小断
面積となるまで閉じるようにしているので、オリフィス
の制御は常にその位置から開始されることになり、位置
センサ等の高価な検出装置を用いなくても、オリフィス
のそのときの有効断面積を正確に検出することができる
。したがって、安価な制御装置によっても正確な制御を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による制御方法が適用される流体封入
型エンジンマウントの一例を示す縦断面図、 第2図は、第1図のII −II線から見た、そのエン
ジンマウントのハウジング部分の平面図、 第3図は、第1図の■−■線から見た、そのハウジング
部分の底面図、 第4図は、そのエンジンマウントの異なる作動状態を示
すもので、(A)は第2図と同様の平面図、(B)はそ
のIV−IV線による断面図、 第5図は、そのエンジンマウントの更に異なる作動状態
を示すもので、(A)は第2図と同様の平面図、(B)
はそのv−v線による断面図、 第6図は、そのエンジンマウントの制御に用いられる制
御装置の一例を示すブロック 図、 第7図は、その制御装置のメモリに記録されている制御
パターンの一例を示すグラフ、第8図は、その制御装置
による制御の流れを示すフローチャートである。 1・・・流体封入型エンジンマウント 2・・・弾性体      3・・・ハウジング7・・
・固定板     10・・・回転板12・・・ダイヤ
フラム  13・・・仕切板14・・・主流体室   
 15・・・副流体室19・・・固定オリフィス 23
・・・可変オリフィス27・・・パルスモータ  29
・・・制御回路30・・・エンジン回転センサ 31・・・イグニッションスイッチ 34・・・メモリ     35・・・コンパレータ3
6・・・パルスモータ位置カウンタ 38・・・イニシャライズ回路 第2図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンを支持しそのエンジンの振動に伴って変
    形する弾性体により室壁の一部が形成され、内部に流体
    が封入される主流体室と、 その主流体室とオリフィスを介して連通する副流体室と
    を備え、 前記オリフィスの有効断面積を制御することにより前記
    エンジンの振動を吸収するようにした流体封入型エンジ
    ンマウントにおいて; 前記オリフィスの有効断面積の制御を、エンジン回転数
    の増加時にはその増加に伴って前記オリフィスの有効断
    面積を増加させ、エンジン回転数の減少時にはその減少
    に伴って前記オリフィスの有効断面積を減少させる基本
    パターンに従って行うようにしながら、所定のエンジン
    回転数領域においてはその基本パターンから外れる制御
    を行うことを特徴とする、 流体封入型エンジンマウントの制御方法。
  2. (2)エンジンを支持しそのエンジンの振動に伴って変
    形する弾性体により室壁の一部が形成され、内部に流体
    が封入される主流体室と、 その主流体室とオリフィスを介して連通する副流体室と
    を備え、 前記オリフィスの有効断面積を制御することにより前記
    エンジンの振動を吸収するようにした流体封入型エンジ
    ンマウントにおいて; 前記オリフィスの有効断面積の制御を、エンジン回転数
    の増加時にはその増加に伴って前記オリフィスの有効断
    面積を増加させ、エンジン回転数の減少時にはその減少
    に伴って前記オリフィスの有効断面積を減少させる基本
    パターンに従って行うようにしながら、前記オリフィス
    の有効断面積の減少過程においてそのオリフィスの有効
    断面積が最小近くに達したときには、その減少速度を低
    下させるように制御することを特徴とする、 流体封入型エンジンマウントの制御方法。
  3. (3)エンジンを支持しそのエンジンの振動に伴って変
    形する弾性体により室壁の一部が形成され、内部に流体
    が封入される主流体室と、 その主流体室とオリフィスを介して連通する副流体室と
    を備え、 前記オリフィスの有効断面積を制御することにより前記
    エンジンの振動を吸収するようにした流体封入型エンジ
    ンマウントにおいて; 前記オリフィスの有効断面積の制御を、エンジン回転数
    の増加時にはその増加に伴って前記オリフィスの有効断
    面積を増加させ、エンジン回転数の減少時にはその減少
    に伴って前記オリフィスの有効断面積を減少させる基本
    パターンに従って行うようにしながら、前記エンジンの
    始動時には、一旦前記オリフィスの有効断面積が最小と
    なるまでそのオリフィスを閉じるように制御することを
    特徴とする、 流体封入型エンジンマウントの制御方法。
JP25186588A 1988-10-07 1988-10-07 流体封入型エンジンマウントの制御方法 Pending JPH02102943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223314A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Bridgestone Corp 防振装置

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