JPH02102816A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH02102816A
JPH02102816A JP63254569A JP25456988A JPH02102816A JP H02102816 A JPH02102816 A JP H02102816A JP 63254569 A JP63254569 A JP 63254569A JP 25456988 A JP25456988 A JP 25456988A JP H02102816 A JPH02102816 A JP H02102816A
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JP
Japan
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heat
cooling water
heat exchanger
hot water
storage material
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JP63254569A
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English (en)
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Yoshitaka Tomatsu
義貴 戸松
Yoshimitsu Inoue
美光 井上
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D20/00Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00
    • F28D20/02Heat storage plants or apparatus in general; Regenerative heat-exchange apparatus not covered by groups F28D17/00 or F28D19/00 using latent heat
    • F28D20/028Control arrangements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00492Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices comprising regenerative heating or cooling means, e.g. heat accumulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P2011/205Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、蓄熱式熱交換器を用いた重両用暖房装置に関
する。さらに詳述すれば、過冷却蓄熱材の放熱を利用し
た即効性の暖房装置に関する。
[従来の技術] 自動車の暖房装置は、一般に、エンジンの冷却水の保有
する熱を、車室内へ吹き出す空気に熱交換させることに
より行っている。したがって、ニシンの始動直後などの
冷却水の温度が低いときは、車室内を暖房することがで
きない、このため、車両乗員は、冷却水の温度が」・、
昇するまで、寒い思いをしなければならなかった。
そこで、室内に吹き出す空気と冷却水との熱交換を行う
温水式熱交換器の空気の流れの下流に、過冷却蓄熱材の
入った熱交換器CI熱式熱交換器)を配置した暖房装置
が知られている。この蓄熱式熱交換器の有する過冷却蓄
熱材は、加熱することにより液化し、冷却されても液相
を保つ、そして、刺激を与えることにより、結晶化し、
液相から固相に変態する。この液相から固相に変態する
際に、熱を放つものである。
そして、この蓄熱式熱交換器を用いた暖房装置は、エン
ジンの始動直後など、冷却水の温度が低いときに、蓄熱
式熱交換器に蓄えられていた熱を放出させ、車室内を暖
房するものである。
[発明が解決しようとする課題] 固相に変態した過冷却蓄熱材を、再び液相に変態させる
手段として、蓄熱式熱交換器を温水式熱交換器の空気の
流れの下流に配置し、温水式熱交換器と熱交換された温
風を使用したものがある。
これは、固相の過冷却蓄熱材を液相に変態させるのに、
長い時間を要するとともに、送風を停止すると蓄熱でき
ない問題点を備えていた。
この問題点を解決する手段として、蓄熱式熱交換器に冷
却水を循環させ、過冷却蓄熱材と冷却水とを直接的に熱
交換させるものがある。しかるに、過冷却蓄熱材の発熱
を行う際に、蓄熱式熱交換器に冷たい冷却水が循環する
。このため、過冷却蓄熱材の放出した熱が冷たい冷却水
に奪われ、暖房効果が薄れてしまう問題点を備えていた
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、過冷却蓄熱材を効率良く固相から液相に変態させ
るとともに、過冷却蓄熱材の放出した熱を無駄なく室内
に供給することのできる車両用暖房装置の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、車室内に向かって
空気を送るための通風ダクトと、該通風ダクトに配置さ
れ、前記通風ダクト内を流れる空気と冷却水とを熱交換
させる温水式熱交換器と、前記通風ダクトに配置され、
前記通風ダクト内を流れる空気と熱交換可能に設けられ
るとともに、冷却水と熱交換可能に設けられた過冷却蓄
熱材を有し、該過冷却蓄熱材を結晶化させる発核手段を
備えた蓄熱式熱交換器と、前記温水式熱交換器のみに冷
却水を供給する第1温水経路と、前記温水式熱交換器と
前記蓄熱式熱交換器とに冷却水を供給する第2温水経路
と、前記第1温水経路と前記第2温水経路とを切り替え
る切替手段と、冷却水の温度が低いときに前記第1温水
経路を選択し、冷却水の温度が高いときに前記第2温水
経路を選択するように前記切替手段を制御する制御手段
とを具備する技術的手段を採用する。
[作用] 上記のように構成された車両用暖房装置は、エンジン始
動直後など、冷却水の温度が低い場合、制御手段および
切替手段の働きにより第1温水経路が選択される。第1
温水経路が選択された状態では、蓄熱式熱交換器に冷却
水が循環しない、この状態で、発核手段にまり液相の過
冷却蓄熱材に刺激が与えられると、過冷却蓄熱材が結晶
化し、放熱を行う、過冷却蓄熱材の放出した熱は、過冷
却蓄熱材と熱交換可能な冷却水と、通風ダクトを流れる
空気とに奪われる。そして、過冷却蓄熱材より熱を奪っ
た通風ダクトを流れる空気は、車室内へ吹き出され、車
室内を暖房する。
冷却水の温度が高い場合は、制御手段および切替手段の
働きにより第2温水経路が選択される。
第2温水経路が選択された状態では、温水式熱交換器と
蓄熱式熱交換器との両方に冷却水が供給される。すると
、蓄熱式熱交換器の過冷却蓄熱材と冷却水とが熱交換さ
れるとともに、温水式熱交換器に供給された冷却水と通
風ダクト内を通過する空気とが熱交換される。過冷却蓄
熱材は、高い温度の冷却水と熱交換されることにより加
熱され、熱を蓄える。つまり、同相化された過冷却蓄熱
材は、加熱されて液相に変態する。また、通風ダクトを
通過する空気は、高い温度の冷却水と熱交換されること
によって加熱され、温風となって東室内に供給される。
その結果、車室内が暖房される。
[発明の効果] 本発明は、以上に説明したように構成されているため、
以下に記載されるような効果を奏する。
過冷却蓄熱材が放熱する際、過冷却N熱材と熱交換する
冷却水は循環しない、このため、過冷却蓄熱材が放出し
た熱のうち、冷却水に奪われる割合を最小限に抑えるこ
とができる。この結果、過冷却蓄熱材の放出した熱を効
率良く室内に供給することができる。
過冷却蓄熱材は、冷却水と直接的に熱交換されるため、
冷却水によって過冷却蓄熱材を加熱する際は、過冷却蓄
熱材を効率良く加熱することができる。この結果、内相
の過冷却蓄熱材を短時間で液相に変態させることができ
る。
[実施例] 次に、本発明の車両用暖房装置を図に示す一実施例に基
づき説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は自動車用空気調和装置1の概略図を示す。
自動車用空気調和装′11.1は、車室内に向かって空
気を送るための通風ダクl−2を備える。
この通風ダクト2の一端には、通風ダクト2内において
車室内に向かう空気流を生じさせる送風機3を備えた内
外気切替箱4が装着されている。
この内外気切替箱4は、車室内の空気、または車室外の
空気を選択して通風ダクト2内へ導く周知のものである
また、通風ダクト2の他端には、車室内に吹き出す空気
の吹き出し方向を、乗員の胸元、足元、前面ガラス等に
選択する周知の吹出口切替箱5が設けられている。
通風ダクト2には、上流の位置に冷凍サイクルの冷媒蒸
発器6が配置されている。また、通風ダクト2内の冷媒
蒸発器6の下流位置には、通風ダクト2内を流れる空気
とエンジン冷却水とを熱交換させる温水式熱交換器7が
配置されている。この温水式熱交換器7の両隣には、蓄
熱式熱交換器8とバイパス路9とが設置されている。
蓄熱式熱交換器8は、第2図に示すように、内部に過冷
却蓄熱材10を有する。この過冷却蓄熱材10は、通風
ダクト2内を流れる空気と熱交換可能で、かつ、エンジ
ン冷却水と熱交換可能に設けられた、周知の構造のもの
である。また、蓄熱式熱交換器8は、過冷却蓄熱材10
を結晶化させる発核手段11を備える0本実施例の発核
手段11は、針12によって過冷却蓄熱材10に刺激を
与え、液相の過冷却蓄熱材10を結晶化させるものであ
る。なお、発核手段11の構成は、針12と、この針1
2を過冷却蓄熱材10とは異なった側に付勢するばね1
3と、通電を受けるとばね13の付勢力に抗して針12
を過冷却蓄熱材10へ突き刺す電磁コイル14とからな
る。
そして、過冷却蓄熱材10を収納する容器と、発核手段
11との間は、ゴム等の伸縮自在な膜で隔離され、過冷
却蓄熱材10が発核手段11内に侵入しないように設け
られている。
なお、過冷却蓄熱材10は、例えば酢酸ナトリウム水化
物で、58°C以上に加熱されるとゲル状となる。完全
にゲル状になると、温度が低下しても(58℃より低下
しても)結晶化せず、ゲル状の状態を保つ、そして、熱
を放出させたいときに、発核手段11によって刺激を与
えると、ゲル状態(液相)から結晶化状態(固相)へ変
態する。このとき、過冷却蓄熱材10は、40〜60c
a l/gの熱量を放出する。また、発核手Fu11と
して、種結晶を過冷却蓄熱材10へ接触さぜることによ
り、液相の過冷却蓄熱材10を固相に変態させる構造の
ものを用いても良い。
バイパス路9は、通風ダクト2内を流れる空気を、温水
式熱交換器7および蓄熱式熱交換器8をバイパスさせる
風路である。
温水式熱交換器7、蓄熱式熱交換器8およびバイパス路
9の上流には、即効暖房切替用のダンパ15が設けられ
ている。このダンパ15は、温水式熱交換器7およびバ
イパス路9の上流、または蓄熱式熱交換器8の上流を選
択的に塞ぐものである。
この結果、ダンパ15が温水式熱交換器7およびバイパ
ス路9の上流を塞ぐと、通風ダクト2内の空気は全て蓄
熱式熱交換器8を通過する。逆に、ダンパ15が蓄熱式
熱交換器8の上流を塞ぐと、通風ダクト2内の空気は全
て、温水式熱交換器7またはバイパス路9を通過する。
なお、ダンパ15は、負圧アクチュエータや電動モータ
等の駆動手段16(第3図参照)によって駆動されるも
ので、本実施例では、通電されるとダンパ15が温水式
熱交換器7およびバイパス路9の上流を塞ぎ、通電が停
止されるとダンパ15が蓄熱式熱交換器8の上流を塞ぐ
ものである。
温水式熱交換器7およびバイパス路9の上流には、エア
ミクスダンバ17が設けられている。このエアミクスダ
ンバ17は、ダンパ15により蓄熱式熱交換器8の上流
が塞がれている際に、温水式熱交換器7を通過する空気
量と、バイパス路9を通過する空気量との比率を調節す
るものである。なお、エアミクスダンバ17も負圧アク
チュエータや電動モータ等の駆動手段(図示しない)に
よって駆動される。
温水式熱交換器7および蓄熱式熱交換器8には、水冷式
エンジン(図示しない)の冷却水が冷却水配管18によ
って循環可能に設けられている。
この冷却水配管18は、第1図の破線に示す第1温水経
路19と、実線に示す第2温水経路20とを構成する。
第1温水経路19は、エンジンのウォータジャケット(
図示しない)から流出した冷却水を、バイパス配管21
を用いて蓄熱式熱交換器8をバイパスさせて温水式熱交
換器7へ導き、再びエンジンのウォータジャケットへ戻
すものである。また、第2温水経路20は、エンジンの
ウォータジャケットから流出した冷却水を、蓄熱式熱交
換器8へ導き、次いで温水式熱交換器7へ導き、再びエ
ンジンのウォータジャケットへ戻すものである。
第1温水経路19と第2温水経路20は、電磁三方弁2
2によって切り替えられる。電磁三方弁22は、本発明
の切替手段で、バイパス配管21の上流の冷却水配管1
8との分岐部分に設けられる。そして、電磁三方弁22
は、通電されるとウォータジャケットより供給された冷
却水をバイパス配管21へ導くことで第1温水経路19
を選択し、通電が停止されるとウォータジャケットより
供給された冷却水を蓄熱式熱交換器8へ導くことで第2
温水経路20を選択するものである。
この電磁三方弁22は、第3図に示す制御回路23によ
って制御される。この制御回路23は、本発明の制御手
段で、本実施例の制御回路23は、暖房に関する部分を
示す(冷房運転の制御、エアミクスダンバの制御、風量
制御部分は示さない)。
制御回路23は、マイクロコンピュータ24を備える。
このマイクロコンピュータ24は、送風機3(第1図参
照)の運転状態、車両乗員によって操作されるヒータス
イッチ25の操作状態、およびエンジン冷却水の水温を
検出する水温センサ26の状態に応じて、発核手段11
の電磁コイル14、@A動手段16、電磁三方弁22を
通電制御する。なお、図中の符号21はリレーコイルで
、通電されることによりリレースイッチ28がONL、
駆動手段16、電磁三方弁22を通電する。また、符号
29はバッテリ、符号30はキースイッチを示す。
次に、制御回路23のマイクロコンピュータ24の作動
を第4図のフローチャートに基づき説明する。
エンジンが起動されると、初期値設定される。
続いて、ステップS1において、送風1113が作動し
ているか否かの判断を行う、この判断結果が140の場
合はステップS1へ戻る。
ステップS1の判断結果がYESの場合は、ステップS
2において、車両乗員の操作により、ヒータスイッチが
ONされているか否かの判断を行う。
この判断結果がNOの場合はステップS1へ戻る。
ステップS2の判断結果がYESの場合は、ステップS
3において、水温センサ26の検出した冷却水の温度が
、所定温度(例えば60℃)以」−か否かの判断を行う
この判断結果がNOの場合は、ステップS4において、
リレーコイル27をONL、駆動手段16および電磁三
方弁22を通電させる。続いて、ステップS5において
、発核フラグが立っているか否かの判断を行う、この判
断結果がNOの場合は、ステップS6において、発核フ
ラグを立てる。続いて、ステップS7において、発核手
段11の電磁コイル14を複数回通電し、ステップS1
へ戻る。また、ステップS5の判断結果がYESの場合
も、ステップS1へ戻る。
ステップS3の判断結果がYESの場合は、ステップS
8において、リレーコイル27をOFF して駆動手段
16および電磁三方弁22の通電を停止し、ステップS
1へ戻る。
次に、上記実施例の作動を簡単に説明する。
エンジンの始動直後など、冷却水の温度が低い状態で車
両乗員が、ヒータを要求する場合は、車両乗員が、ヒー
タスイッチ25をONさせるとともに、送風機3を作動
させる。
冷却水の温度が60℃に達しない場合は、制御回路23
の働きにより、発核手段11により蓄熱式熱交換器8の
過冷却蓄熱材10に刺激が与えられるとともに、ダンパ
15が温水式熱交換器7およびバイパス路9の上流を塞
ぎ、さらに第1温水経路19が選択される。
過冷却蓄熱材10は、発核手段11により刺激が与えら
れると液相から固相へ変態し、放熱する。過冷却蓄熱材
1Gの放った熱は、通風ダクト2を流れる空気に奪われ
るとともに、冷却水に奪われる。
このとき、蓄熱式熱交換器8は、冷却水が流れ”ζいな
いため、冷却水が奪う熱量は低く抑えられる。
この結果、過冷却蓄熱材10の放った熱を有効に室内に
供給し、室内を暖房することができる。
エンジンの始動後、5〜10分はど経過し、水温が60
℃に達すると、制御回路23の働きにより、ダンパ15
が蓄熱式熱交換器8の上流を塞ぐとともに、第2温水経
路20が選択される。すると、まず蓄熱式熱交換器8に
おいて、冷却水と過冷却蓄熱材10とが熱交換し、続い
て温水式熱交器7で、冷却水と通風ダクト2内を流れる
空気と熱交換を行う。
そして、温水式熱交換器7で冷却水の熱を奪った空気が
車室内へ供給され、車室内を暖房する。
また、蓄熱式熱交換器8は、温水式熱交換器7で熱を奪
われる前の熱い冷却水と過冷却蓄熱材10とが熱交換さ
れるため、短時間で固相の過冷却蓄熱材10を液相に変
態させることができる。
もし、蓄熱式熱交換器8によって暖房を行っている際に
、温水式熱交換器7、蓄熱式熱交換器8の両方の冷却水
の流れを停止すると、その後熱源が蓄熱式熱交換器8か
ら温水式熱交換器7へ切り替わったときには、温水式熱
交換器7に供給されている冷却水の水温が低い、このた
め切り替わった直後は冷風が車室内に吹き出してしまう
、しかるに、本実施例に示すように、第1温水経路19
が選択されている状態で、温水式熱交換器1に冷却水が
循環している。このため、第1温水経路19から第2温
水経路20へ切り替わる際、温水式熱交換器7へ加熱さ
れた冷却水が供給されている。この結果、切り替わった
直後から加熱された冷却水によって車室内を暖房するこ
とができる。
第5図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例は温水式熱交換器7を通過した空気が蓄熱式熱
交換器8を通過するように、蓄熱式熱交換器8を温水式
熱交換器7の空気流の下流に設けたものである。これに
より、蓄熱式熱交換器8の過冷却蓄熱材(図示しない)
は、第2温水経路20が選択される際、冷却水によって
加熱されるとともに、温水式熱交換器1を通過した空気
によって加熱される。
この結果、第6図の実線Aに示すように、過冷却蓄熱材
の温度の」、昇時間を短縮することができる。なお、過
冷却蓄熱材の温度の上昇時間を短縮すると、短い乗車時
間で蓄熱することができる。
このため、短い乗車時間でも、次回の乗車時に即効暖房
を行うことができる。
なお、図中破11Bは、冷却水のみによって過冷却蓄熱
材を加熱する場合の温度」−昇を示す、さらに、図中−
点鎖IICは、温水式熱交換器7を通過した空気(温風
)によってのみ過冷却蓄熱材を加熱した場合の温度上昇
を示す。
(変形例) 本実施例では、水温が所定温度に上昇することによって
第1温水経路から第2温水経路に切り替えた例を示した
が、冷却水の温度が蓄熱式熱交換器(過冷却蓄熱材や、
蓄熱式熱交換器の下流の空気)の温度よりも上昇した際
に切り替えても良い。
また、タイマーを用いて、所定時間後に冷却水の温度が
高いものとして第1温水経路から第2温水経路に切り替
えても良い。
切替手段に電磁三方弁を用いたが、バイパス水路と蓄熱
式熱交換器とにそれぞれ電磁開田弁を設け、rM閑を切
り替えることによって切替手段を構成しても良い。
る。
図中 2・・・通風ダクト 7・・・温水式熱交換器8
・・・蓄熱式熱交換器 19・・・第1温水経路 20
・・・第2温水経路 22・・・電磁三方弁(切替手段
)23・・・制御回路(制御手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) (a)車室内に向かって空気を送るための通風ダ
    クトと、 (b)該通風ダクトに配置され、前記通風ダクト内を流
    れる空気と冷却水とを熱交換させる温水式熱交換器と、 (c)前記通風ダクトに配置され、前記通風ダクト内を
    流れる空気と熱交換可能に設けられるとともに、冷却水
    と熱交換可能に設けられた過冷却蓄熱材を有し、 該過冷却蓄熱材を結晶化させる発核手段を備えた蓄熱式
    熱交換器と、 (d)前記温水式熱交換器のみに冷却水を供給する第1
    温水経路と、 (e)前記温水式熱交換器と前記蓄熱式熱交換器とに冷
    却水を供給する第2温水経路と、 (f)前記第1温水経路と前記第2温水経路とを切り替
    える切替手段と、 (g)冷却水の温度が低いときに前記第1温水経路を選
    択し、冷却水の温度が高いときに前記第2温水経路を選
    択するように前記切替手段を制御する制御手段と を具備する車両用暖房装置。
JP63254569A 1988-10-07 1988-10-07 車両用暖房装置 Pending JPH02102816A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006233A1 (de) * 1997-07-31 1999-02-11 Wilo Gmbh Heizung oder klimaanlage eines kraftfahrzeugs
JP2014091507A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Furukawa Electric Co Ltd:The 自動車用の暖房システム
WO2021010282A1 (ja) * 2019-07-16 2021-01-21 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用蓄熱システム

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