JPS6277216A - 車両用蓄熱式暖房装置 - Google Patents
車両用蓄熱式暖房装置Info
- Publication number
- JPS6277216A JPS6277216A JP60216907A JP21690785A JPS6277216A JP S6277216 A JPS6277216 A JP S6277216A JP 60216907 A JP60216907 A JP 60216907A JP 21690785 A JP21690785 A JP 21690785A JP S6277216 A JPS6277216 A JP S6277216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- blower
- heat exchanger
- air
- cooling water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00492—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices comprising regenerative heating or cooling means, e.g. heat accumulators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/14—Indicating devices; Other safety devices
- F01P2011/205—Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車両用蓄熱式暖房装置に関し、さらに詳細には
蓄熱媒体の放熱を利用した即効暖房装置に関する。
蓄熱媒体の放熱を利用した即効暖房装置に関する。
従来、乗用車両等の暖房は、一般にエンジン冷却水の保
有熱を被空調空気に熱交換させることにより行っている
。従ってエンジン始動直後等のエンジン冷却水温の低い
時には、温風を得ることができず乗員は寒い思いをしな
ければならなかった。
有熱を被空調空気に熱交換させることにより行っている
。従ってエンジン始動直後等のエンジン冷却水温の低い
時には、温風を得ることができず乗員は寒い思いをしな
ければならなかった。
これに対して、特公昭５９−２６４８２号公報には、エ
ンジン冷却水温の高いときにこの一部を断熱容器からな
る蓄熱水槽に貯え、エンジン冷却水温の低い時に暖房用
熱交換器に送水して熱交換を行いエンジン冷却水温の低
い時にも暖房を行なえるようにしたものが知られている
。
ンジン冷却水温の高いときにこの一部を断熱容器からな
る蓄熱水槽に貯え、エンジン冷却水温の低い時に暖房用
熱交換器に送水して熱交換を行いエンジン冷却水温の低
い時にも暖房を行なえるようにしたものが知られている
。
しかしながら上記の如き蓄熱式の暖房装置は蓄熱量が限
られているために、その熱は極力有効に利用しなければ
ならないにもかかわらず、従来の車両用空調装置を利用
して温風を発生させると車両内金体で温風の循環がおこ
り温風が薄められてしまうとともに車両壁面との熱交換
により熱損失がおこり十分な温暖感が得られないという
問題があった。
られているために、その熱は極力有効に利用しなければ
ならないにもかかわらず、従来の車両用空調装置を利用
して温風を発生させると車両内金体で温風の循環がおこ
り温風が薄められてしまうとともに車両壁面との熱交換
により熱損失がおこり十分な温暖感が得られないという
問題があった。
それに対して本発明は、上記の如き問題点を解消するた
めに乗員の足元周りに循環する暖房気流を生じさせるこ
とのできる温風の吹出し口と該循環空気の取入れ口を備
えたケーシング内に、エンジン冷却温水を熱源とすると
ともに蓄熱媒体を収納した蓄熱式熱交換器と、補助送風
機とを納めてなる車両用蓄熱式暖房装置を採用するもの
である。
めに乗員の足元周りに循環する暖房気流を生じさせるこ
とのできる温風の吹出し口と該循環空気の取入れ口を備
えたケーシング内に、エンジン冷却温水を熱源とすると
ともに蓄熱媒体を収納した蓄熱式熱交換器と、補助送風
機とを納めてなる車両用蓄熱式暖房装置を採用するもの
である。
上記手段による作用を説明すると、乗員の足元周りに循
環する暖房気流を生じさせることができるので、温風を
車室内全体に循環させる場合に比べて、温風の温度低下
がなく乗員の足元周りのみに高温の温風を集中させるこ
とができる。
環する暖房気流を生じさせることができるので、温風を
車室内全体に循環させる場合に比べて、温風の温度低下
がなく乗員の足元周りのみに高温の温風を集中させるこ
とができる。
従って本発明によれば、熱量の限られた蓄熱装置を用い
て効果的に即効暖房が行なえるという優れた効果を有す
る。
て効果的に即効暖房が行なえるという優れた効果を有す
る。
以下本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
本発明装置の基本実施例を描いた自動車の側断面図とし
ての第１図において、■は計器盤２の下方の車体床３近
傍に配置された本発明の補助装置であって、温風吹出口
４と、その循環空気の取入口５を備えたケーシング６内
にエンジン冷却用ウォータージャケット７から供給され
る温水を通水するとともに蓄熱媒体を収納した蓄熱式熱
交換器８と、循環空気の吸入吐出用の駆動用モータ９ａ
により駆動される補助送風機９を納めて構成されている
。１０と１１は蓄熱式熱交換器８とウォータージャケッ
ト７を結ぶ温水の循環用配管で往路配管１０にはウォー
ターバルブ１２と以下に詳細を説明する車室内冷暖房ユ
ニットのヒータコア１３が介在されている。
ての第１図において、■は計器盤２の下方の車体床３近
傍に配置された本発明の補助装置であって、温風吹出口
４と、その循環空気の取入口５を備えたケーシング６内
にエンジン冷却用ウォータージャケット７から供給され
る温水を通水するとともに蓄熱媒体を収納した蓄熱式熱
交換器８と、循環空気の吸入吐出用の駆動用モータ９ａ
により駆動される補助送風機９を納めて構成されている
。１０と１１は蓄熱式熱交換器８とウォータージャケッ
ト７を結ぶ温水の循環用配管で往路配管１０にはウォー
ターバルブ１２と以下に詳細を説明する車室内冷暖房ユ
ニットのヒータコア１３が介在されている。
５０は本発明装置の温水配管１０および１１、後述する
制御回路の一部を共用している他は全く独立した車室内
冷暖房ユニットであって、ハウジング１５の一端には内
外気切換箱１６内に設けられた車室内外空気の切換導入
ダンパ１７と駆動用モータ１８ａにより駆動される送風
機１８が取付けられ、その下流に向かって順次冷房用エ
バポレータ１９、エアミックスダンパ２ｏ、ヒータコア
１３、空調済空気吹出ロ選択兼吹出量調節ダンパ群１４
が組み込まれ、他端には複数個の吹出口すなわちデフロ
スト吹出口１５ａ、ベンチレーション吹出口１５ｂ、ヒ
ート吹出口１５ｃが開口している。
制御回路の一部を共用している他は全く独立した車室内
冷暖房ユニットであって、ハウジング１５の一端には内
外気切換箱１６内に設けられた車室内外空気の切換導入
ダンパ１７と駆動用モータ１８ａにより駆動される送風
機１８が取付けられ、その下流に向かって順次冷房用エ
バポレータ１９、エアミックスダンパ２ｏ、ヒータコア
１３、空調済空気吹出ロ選択兼吹出量調節ダンパ群１４
が組み込まれ、他端には複数個の吹出口すなわちデフロ
スト吹出口１５ａ、ベンチレーション吹出口１５ｂ、ヒ
ート吹出口１５ｃが開口している。
さらに第２図に本発明の補助装置１の車室内への設置状
況を計器パネル面の正面図として示した。
況を計器パネル面の正面図として示した。
次に本発明の補助装置１の蓄熱式熱交換器８の構造を第
３図〜第５図に基づいて詳細に説明する。
３図〜第５図に基づいて詳細に説明する。
第３図はこの蓄熱式熱交換器８の全体形状を示す斜視図
で蛇行状に屈曲形成したアルミニウム製扁平チューブ１
８と、この扁平チューブ１８の間ごとに挿入されたアル
ミニウム製扁平管１９と、この扁平チューブ１８と扁平
管１９との間の空間を埋めるように扁平チューブ１８と
、扁平管１９にろう付は形成された蛇行状屈曲アルミニ
ウム製フィン２０とよりなり図中側矢印（イ）方向に空
気が流通できるよう側面は仕切壁で覆われている。
で蛇行状に屈曲形成したアルミニウム製扁平チューブ１
８と、この扁平チューブ１８の間ごとに挿入されたアル
ミニウム製扁平管１９と、この扁平チューブ１８と扁平
管１９との間の空間を埋めるように扁平チューブ１８と
、扁平管１９にろう付は形成された蛇行状屈曲アルミニ
ウム製フィン２０とよりなり図中側矢印（イ）方向に空
気が流通できるよう側面は仕切壁で覆われている。
そして扁平チューブ１８の出入口は、第４図の斜視図に
示す如（、エンジン冷却水入口管２１とエンジン冷却水
出口管２２とが接続され、エンジン冷却水循環用配管１
０および１１にそれぞれ接続されている。また扁平管１
９内には第５図に示す如く、酢酸ナトリウム水化物ＣＨ
３ＣＯＯＮ ａ・ｎＨｚ ｏ、ｎ＝２．５〜４．０から
なる蓄熱媒体２３が密封充填されている。なお扁平管１
９内面は、この酢酸ナトリウム水化物により腐食されな
いように、塗装、メッキ等により耐腐食処理が施されて
いる。
示す如（、エンジン冷却水入口管２１とエンジン冷却水
出口管２２とが接続され、エンジン冷却水循環用配管１
０および１１にそれぞれ接続されている。また扁平管１
９内には第５図に示す如く、酢酸ナトリウム水化物ＣＨ
３ＣＯＯＮ ａ・ｎＨｚ ｏ、ｎ＝２．５〜４．０から
なる蓄熱媒体２３が密封充填されている。なお扁平管１
９内面は、この酢酸ナトリウム水化物により腐食されな
いように、塗装、メッキ等により耐腐食処理が施されて
いる。
次に本発明の蓄熱媒体である酢酸ナトリウム水化物の蓄
熱原理を説明すると、酢酸ナトリウム水化物は、熱を吸
収し、５８℃になるとゲル状となり、完全にゲル状とな
ったものは温度が低下しても（５８℃以下になっても）
結晶化（水化の少ない相への転移）せずゲル状Ｂ（水化
の多い相）のまま（過冷却状態）となっている。これを
熱を放出したい時に、機械的刺激等を加えることによっ
て過冷却状態が一気に崩れゲル状態から結晶状態に変化
し、このとき４０〜６０ｃａｌ／ｇの熱量を放出する。
熱原理を説明すると、酢酸ナトリウム水化物は、熱を吸
収し、５８℃になるとゲル状となり、完全にゲル状とな
ったものは温度が低下しても（５８℃以下になっても）
結晶化（水化の少ない相への転移）せずゲル状Ｂ（水化
の多い相）のまま（過冷却状態）となっている。これを
熱を放出したい時に、機械的刺激等を加えることによっ
て過冷却状態が一気に崩れゲル状態から結晶状態に変化
し、このとき４０〜６０ｃａｌ／ｇの熱量を放出する。
第５図はこの機械的刺激を与える装置としての放熱開始
装置２４の構造を示す断面図で、扁平管１９の端部には
、酢酸ナトリウム水化物がゲル状態となっても表面張力
によりその液面が保持される程度の小孔２５ａを有する
隔壁２５を介して空間２６が設けられ、この空間内には
永久磁石２７がバネ２８により隔壁２５と反対側に押付
けられている。そしてこの永久磁石２７には小孔２５ａ
に向けて先端が鋭利に形成された針２９が取付けられて
いる。この扁平管１９の末端の壁１９ａに面して扁平管
１９の外側には励磁コイル３０が設けられ、リード線が
引き出されている。そして、この励磁コイル３０に後述
する電気回路により通電されると、永久磁石２７をバネ
２８の付勢力に抗して第５図において左側に移動させる
磁気を発生し得るよう構成されており、永久磁石２７が
左側に動くと、針２９の先端が小孔２５ａ中に挿入され
、蓄熱媒体に接触し、ゲル状態のナトリウム水化物に機
械的刺激を与えることができる。また複数個の扁平管１
９は図に表われない接続管により互いに接続され、放熱
開始装置２４による機械的刺激はすべての蓄熱媒体２３
中に伝達される。
装置２４の構造を示す断面図で、扁平管１９の端部には
、酢酸ナトリウム水化物がゲル状態となっても表面張力
によりその液面が保持される程度の小孔２５ａを有する
隔壁２５を介して空間２６が設けられ、この空間内には
永久磁石２７がバネ２８により隔壁２５と反対側に押付
けられている。そしてこの永久磁石２７には小孔２５ａ
に向けて先端が鋭利に形成された針２９が取付けられて
いる。この扁平管１９の末端の壁１９ａに面して扁平管
１９の外側には励磁コイル３０が設けられ、リード線が
引き出されている。そして、この励磁コイル３０に後述
する電気回路により通電されると、永久磁石２７をバネ
２８の付勢力に抗して第５図において左側に移動させる
磁気を発生し得るよう構成されており、永久磁石２７が
左側に動くと、針２９の先端が小孔２５ａ中に挿入され
、蓄熱媒体に接触し、ゲル状態のナトリウム水化物に機
械的刺激を与えることができる。また複数個の扁平管１
９は図に表われない接続管により互いに接続され、放熱
開始装置２４による機械的刺激はすべての蓄熱媒体２３
中に伝達される。
次に本発明の車両用蓄熱式暖房装置の制御回路について
第６図に基づいて説明する。冷暖房ユニット５０のヒー
タコア１３の下流側には、このヒータコア１３の下流の
空気の温度を検知するサーミスタ４０が、蓄熱式熱交換
器８の下流にはこの熱交換器下流の温度を検知するサー
ミスタ４１がそれぞれ設けられ、マイクロコンピュータ
４２にその信号は入力される。またマイクロコンピュー
タ４２は自動車空ＢｙＪ装置の制御パネル部に設けられ
たプロワスイッチ４３を介してバッテリ４４に接続され
ている。そしてこのマイクロコンピュータ４２の制御に
より蓄熱式熱交換器８の放熱開始装置２４の励磁コイル
３０、送風機１８、補助送風機９の駆動用モータ１８ａ
、９ａへの通電が制御されるよう構成されている。
第６図に基づいて説明する。冷暖房ユニット５０のヒー
タコア１３の下流側には、このヒータコア１３の下流の
空気の温度を検知するサーミスタ４０が、蓄熱式熱交換
器８の下流にはこの熱交換器下流の温度を検知するサー
ミスタ４１がそれぞれ設けられ、マイクロコンピュータ
４２にその信号は入力される。またマイクロコンピュー
タ４２は自動車空ＢｙＪ装置の制御パネル部に設けられ
たプロワスイッチ４３を介してバッテリ４４に接続され
ている。そしてこのマイクロコンピュータ４２の制御に
より蓄熱式熱交換器８の放熱開始装置２４の励磁コイル
３０、送風機１８、補助送風機９の駆動用モータ１８ａ
、９ａへの通電が制御されるよう構成されている。
次に上記構成になる本発明の蓄熱式暖房装置の作動につ
いて説明する。エンジン始動直後のエンジン冷却水温の
低い時に自動車空調装置のプロワスイッチ４３をＯＮす
ると（風量切換モードのあるものではいずれの風量の位
置でもＯＮ位置とする）サーミスタ４０の検知するヒー
タコア１３の下流の温度が１０℃以下の時にはマイクロ
コンピュータ４２の信号に基づいて送風６１Ｂを停止さ
せるとともに電磁弁１２を閉じたまま、放熱開始装置２
４の励磁コイル３０に時限回路等により数秒間通電する
と、永久磁石２７が移動して針２９の先端が小孔２５ａ
内に挿入されて過冷却ゲル状態で潜熱を蓄えている蓄熱
媒体２３を刺激し、−気に結晶化させることにより結晶
化に伴う潜熱を放出する。そしてプロワスイッチ４３Ｏ
Ｎと同時に補助送風機９の駆動用モータ９ａに通電され
蓄熱式熱交換器８に送風されて発生した潜熱と送風空気
がフィン２０を介して熱交換し、吹出口４より車室内の
運転席足元に吹出される。吹出された温風は、第１図中
矢印のように床面３に沿って流れた後、シート３３の前
端面に沿って上昇し、その後吸込口５の吸込みにより図
のようにほぼ円を描くように循環する。従って、蓄熱式
熱交換器８で発生した潜熱は、はぼこの循環空気流内に
とじ込められ車室内全体に分散することによる温風の温
度低下や、車両壁面との熱交換による熱損失を最少比に
とどめることができるとともに、乗員にとって最も快適
な頭寒足熱型暖房が達成できるという効果がある。
いて説明する。エンジン始動直後のエンジン冷却水温の
低い時に自動車空調装置のプロワスイッチ４３をＯＮす
ると（風量切換モードのあるものではいずれの風量の位
置でもＯＮ位置とする）サーミスタ４０の検知するヒー
タコア１３の下流の温度が１０℃以下の時にはマイクロ
コンピュータ４２の信号に基づいて送風６１Ｂを停止さ
せるとともに電磁弁１２を閉じたまま、放熱開始装置２
４の励磁コイル３０に時限回路等により数秒間通電する
と、永久磁石２７が移動して針２９の先端が小孔２５ａ
内に挿入されて過冷却ゲル状態で潜熱を蓄えている蓄熱
媒体２３を刺激し、−気に結晶化させることにより結晶
化に伴う潜熱を放出する。そしてプロワスイッチ４３Ｏ
Ｎと同時に補助送風機９の駆動用モータ９ａに通電され
蓄熱式熱交換器８に送風されて発生した潜熱と送風空気
がフィン２０を介して熱交換し、吹出口４より車室内の
運転席足元に吹出される。吹出された温風は、第１図中
矢印のように床面３に沿って流れた後、シート３３の前
端面に沿って上昇し、その後吸込口５の吸込みにより図
のようにほぼ円を描くように循環する。従って、蓄熱式
熱交換器８で発生した潜熱は、はぼこの循環空気流内に
とじ込められ車室内全体に分散することによる温風の温
度低下や、車両壁面との熱交換による熱損失を最少比に
とどめることができるとともに、乗員にとって最も快適
な頭寒足熱型暖房が達成できるという効果がある。
次にエンジン始動から５〜ｌＯ分程度するとエンジン冷
却水温は十分上昇しサーミスタ４０の検知するヒータコ
ア１３下流の温度がサーミスタ４１の検知する蓄熱式熱
交換器８の下流の温度よりも高くなった時、マイクロコ
ンピュータ４２の信号により送風機１８の駆動用モータ
１８ａに通電し電磁弁１２を開としてエンジン冷却水を
送水させる。すると、車室内には通常のエンジン冷却水
を熱源とする冷暖房ユニッ１−５０による暖房が行なわ
れるとともに、蓄熱式熱交換器８へもエンジン冷却水が
送出され扁平管１９内のＭ熱媒体２３にもフィン２０を
介して給熱される。蓄熱媒体が５８℃以上となると蓄熱
媒体である酢酸ナトリウム水化物は溶融しはじめゲル状
になる。そしてこの酢酸ナトリウム全体が完全に溶融し
た状態ではエンジンが停止され、蓄熱式熱交換器８内が
５８℃以下の低温となっても酢酸ナトリウムは結晶化せ
ず過冷却のゲル状態で維持され蓄熱を行なう。
却水温は十分上昇しサーミスタ４０の検知するヒータコ
ア１３下流の温度がサーミスタ４１の検知する蓄熱式熱
交換器８の下流の温度よりも高くなった時、マイクロコ
ンピュータ４２の信号により送風機１８の駆動用モータ
１８ａに通電し電磁弁１２を開としてエンジン冷却水を
送水させる。すると、車室内には通常のエンジン冷却水
を熱源とする冷暖房ユニッ１−５０による暖房が行なわ
れるとともに、蓄熱式熱交換器８へもエンジン冷却水が
送出され扁平管１９内のＭ熱媒体２３にもフィン２０を
介して給熱される。蓄熱媒体が５８℃以上となると蓄熱
媒体である酢酸ナトリウム水化物は溶融しはじめゲル状
になる。そしてこの酢酸ナトリウム全体が完全に溶融し
た状態ではエンジンが停止され、蓄熱式熱交換器８内が
５８℃以下の低温となっても酢酸ナトリウムは結晶化せ
ず過冷却のゲル状態で維持され蓄熱を行なう。
以上の蓄熱媒体の温度と作動経過の関係を第７図に示す
。
。
次に本発明の他の実施例について説明する。上記実施例
においては、本発明の蓄熱式暖房装置１の作動を空調装
置のプロワスイッチ４３により始動するよう構成したが
、これに限定されるものではなく、空調装置の図示しな
いモード切換えスイッチと連動させ、ヒートモードおよ
びデフロストモードの時に蓄熱式暖房装置が作動するよ
う構成してもよい。
においては、本発明の蓄熱式暖房装置１の作動を空調装
置のプロワスイッチ４３により始動するよう構成したが
、これに限定されるものではなく、空調装置の図示しな
いモード切換えスイッチと連動させ、ヒートモードおよ
びデフロストモードの時に蓄熱式暖房装置が作動するよ
う構成してもよい。
また上記実施例において放熱開始装置２４は、鋭利な金
属片の接触による方法を用いたが、その他にも、圧電素
子を用いた機械的振動や、酢酸ナトリウムの微結晶を先
端部に保持させた作動棒を移動させ、微結晶をゲル状態
の酢酸ナトリウムに接触させることにより結晶水を誘起
してもよい。
属片の接触による方法を用いたが、その他にも、圧電素
子を用いた機械的振動や、酢酸ナトリウムの微結晶を先
端部に保持させた作動棒を移動させ、微結晶をゲル状態
の酢酸ナトリウムに接触させることにより結晶水を誘起
してもよい。
また本発明の蓄熱媒体は酢酸ナトリウム水化物永
に限定されず、結晶物の吸収、放出に伴ってゲル相と結
晶相との間を潜熱の吸収、放出を伴って相転移する物質
が用いられ、チオ硫酸ナトリウム、塩化カルシウム等無
機塩類の水化物が使用可能である。
晶相との間を潜熱の吸収、放出を伴って相転移する物質
が用いられ、チオ硫酸ナトリウム、塩化カルシウム等無
機塩類の水化物が使用可能である。
さらに本発明の蓄熱式暖房装置の蓄熱媒体は高温のエン
ジン冷却水自体であってもよく、別に設けられた断熱容
器に貯えておいて、即効暖房モード時に、バルブを開い
てウォータポンプにより補助熱交換器内を循環させても
よい。
ジン冷却水自体であってもよく、別に設けられた断熱容
器に貯えておいて、即効暖房モード時に、バルブを開い
てウォータポンプにより補助熱交換器内を循環させても
よい。
第１図は本発明の車両用蓄熱式暖房装置の構成を説明す
る側断面図、第２図は車室内の運転席前面のインスツル
メンタルパネル部の正面図、第３図は本発明の蓄熱式暖
房装置の蓄熱式熱交換器の形状を説明する斜視図、第４
図は扁平チューブ１９の入口（出口）部の形状を説明す
る斜視図、第５図は蓄熱媒体の放熱開始装置２４の構成
を説明する断面模式図、第６図は本発明の暖房装置を作
動させる手段を示す電気回路図、第７図は蓄熱媒体の作
動温度特性を示す特性図である。 ４・・・温風吹出口、５・・・取入口、６・・・ケーシ
ング。 ８・・・蓄熱式熱交換器、９・・・補助送風機、１５ａ
・・・デフロスト吹出口、１５ｂ・・・ベンチレージコ
ン吹出口、１５ｃ・・・ヒート吹出口、１６・・・内外
気切換箱、１８・・・送風機、１３・・・ヒータコア。 代理人弁理士 岡 部 隆 第２図 第３図 第４図 第５図
る側断面図、第２図は車室内の運転席前面のインスツル
メンタルパネル部の正面図、第３図は本発明の蓄熱式暖
房装置の蓄熱式熱交換器の形状を説明する斜視図、第４
図は扁平チューブ１９の入口（出口）部の形状を説明す
る斜視図、第５図は蓄熱媒体の放熱開始装置２４の構成
を説明する断面模式図、第６図は本発明の暖房装置を作
動させる手段を示す電気回路図、第７図は蓄熱媒体の作
動温度特性を示す特性図である。 ４・・・温風吹出口、５・・・取入口、６・・・ケーシ
ング。 ８・・・蓄熱式熱交換器、９・・・補助送風機、１５ａ
・・・デフロスト吹出口、１５ｂ・・・ベンチレージコ
ン吹出口、１５ｃ・・・ヒート吹出口、１６・・・内外
気切換箱、１８・・・送風機、１３・・・ヒータコア。 代理人弁理士 岡 部 隆 第２図 第３図 第４図 第５図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 内外気切換箱を入口端に、またベンチレーション吹出口
、デフロスト吹出口並びにヒート吹出口を出口端に設け
た通風路内に、少なくとも暖房用熱交換器と送風機を納
めてなるメイン暖房装置の補助装置であって、 乗員の足元周りに循環する暖房気流を生じさせることの
できる温風の吹出し口と該循環空気の取入れ口を備えた
ケーシング内に、エンジン冷却温水を熱源とするととも
に蓄熱媒体を収納した蓄熱式熱交換器と、補助送風機と
を納めてなる車両用蓄熱式暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60216907A JPS6277216A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用蓄熱式暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60216907A JPS6277216A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用蓄熱式暖房装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6277216A true JPS6277216A (ja) | 1987-04-09 |
Family
ID=16695784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60216907A Pending JPS6277216A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 車両用蓄熱式暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6277216A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01153321A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-15 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両用蓄熱空調装置 |
| JP2009190471A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| CN112177754A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-05 | 东风汽车集团有限公司 | 一种燃油汽车暖风水循环的控制方法、系统及存储介质 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634512A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-06 | Fuji Heavy Ind Ltd | Heating apparatus for automobile |
| JPS5926482A (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | ブリツジ防止形貯槽 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60216907A patent/JPS6277216A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5634512A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-06 | Fuji Heavy Ind Ltd | Heating apparatus for automobile |
| JPS5926482A (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | ブリツジ防止形貯槽 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01153321A (ja) * | 1987-12-10 | 1989-06-15 | Suzuki Motor Co Ltd | 車両用蓄熱空調装置 |
| JP2009190471A (ja) * | 2008-02-12 | 2009-08-27 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
| CN112177754A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-05 | 东风汽车集团有限公司 | 一种燃油汽车暖风水循环的控制方法、系统及存储介质 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3807072B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| US7266967B2 (en) | Air conditioner for automotive vehicle | |
| US20020005268A1 (en) | Automotive air conditioning system | |
| JP4443588B2 (ja) | 車両用蓄冷システム | |
| EP0775285A1 (en) | Thermal energy storage for a vehicle compartment | |
| JP3985365B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP4111070B2 (ja) | 暖房用熱交換器および車両用空調装置 | |
| JPS63203411A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPS6277216A (ja) | 車両用蓄熱式暖房装置 | |
| JP3789019B2 (ja) | 電気自動車用空調装置 | |
| JP2629675B2 (ja) | 車両用蓄熱式暖房装置 | |
| JP2000060680A (ja) | 車両用座席の冷暖房装置 | |
| JPH04218424A (ja) | 車両用空気調和装置 | |
| JP2841390B2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
| JPH06117787A (ja) | 蓄熱装置 | |
| JP3858373B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH01153321A (ja) | 車両用蓄熱空調装置 | |
| JPH02102816A (ja) | 車両用暖房装置 | |
| JP3563213B2 (ja) | 蓄熱装置を備えた自動車用暖房装置 | |
| JPH0776208A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
| JP2001304633A (ja) | 蓄熱空気調和機 | |
| JP2006062609A (ja) | 車両用暖房装置 | |
| JPH06108043A (ja) | 蓄熱装置 | |
| JPH0231913A (ja) | 自動車用暖房装置 | |
| JP2009274679A (ja) | 車両用空調装置 |