JPH0776208A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

Info

Publication number
JPH0776208A
JPH0776208A JP5221547A JP22154793A JPH0776208A JP H0776208 A JPH0776208 A JP H0776208A JP 5221547 A JP5221547 A JP 5221547A JP 22154793 A JP22154793 A JP 22154793A JP H0776208 A JPH0776208 A JP H0776208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
heat storage
cooling
heat
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5221547A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Saito
和男 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP5221547A priority Critical patent/JPH0776208A/ja
Publication of JPH0776208A publication Critical patent/JPH0776208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器やブロア等の増設を伴わない簡単な
構成で蓄熱式の急速冷房,急速暖房を実現するととも
に、蓄熱容器24の保温性を高める。 【構成】 エンジン1からヒータコア8へ向かう冷却水
通路16a,16bに、蓄熱容器24を具備した第2の
冷却水回路41が三方弁18c,18dを介して接続さ
れる。また、第2の冷却水回路41を閉回路とし得るよ
うにバイパス通路20a,20bが三方弁18a,18
bを介して接続され、かつ回路中にポンプ23が介装さ
れている。蓄熱容器24は、外側容器25と内側容器2
6とを有し、内側容器26内に蓄熱材を封入したカプセ
ル31が収納されている。冷却水は、両容器25,26
の間隙から流入し、かつ内側容器26を通して排出され
る。その間隙内には、冷凍サイクルの冷媒が導入される
伝熱管27が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、蓄熱容器に蓄えた温
熱もしくは冷熱を利用して急速冷暖房を実現するように
した自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空気調和装置において
は、夏季に長時間駐車するなどして車室内が非常に高温
になった場合に、空気調和装置を作動させてもすぐには
低温の冷媒がエバポレータに供給されず、送風空気が十
分冷却されないのである程度の時間が経過するまで乗員
は暑さを我慢しなければならない。その一方で、冬季の
エンジン始動時にはエンジン冷却水が低温になっている
ため、ヒータコアで十分な熱交換が行われずに、エンジ
ンが暖まるまで乗員は寒さを我慢しなければならない。
【0003】そこで、例えば特開平2−220923号
公報のように、冷房負荷の小さいときに冷房装置を用い
て蓄冷し、前述のように室内が高温になた場合に蓄冷し
た冷熱を放冷用の熱交換器から放出し、瞬時に冷風を車
室内に送るようにしたシステムがいくつか提案されてい
る。そして、特開平4−218424号公報のように、
空調ダクト内にヒータコアの代わりに冷却水をためるタ
ンクのついた熱交換器を配設し、冷却水そのものの熱容
量を利用するとともに、ペルチェ素子も併用してタンク
内に蓄冷あるいは蓄熱された冷却水を熱交換器内に循環
させることで急速に冷房や暖房を行うシステムも提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−220923号公報のようなシステムにおいては、
蓄冷、放冷用のそれぞれに熱交換器が必要で、しかも蓄
冷用の冷媒、またそれを循環させるためのポンプ、放冷
用のブロアなど増設しなければならない部品が多く、シ
ステム構成も複雑になって車載に関してはスペース、コ
スト的に困難であるという問題があった。更に特開平4
−218424号公報のようなシステムにおいては、空
調ダクトに収容可能な大きさの熱交換器に付設し得る蓄
冷,蓄熱用のタンク容量は非常に小さくなってしまい、
その程度の冷却水熱容量で効果的な急速冷暖房を行うこ
とは困難であり、更に熱交換器そのものに設置されたタ
ンクに断熱は十分できないと思われ、長時間の保温は期
待できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る自動車用空気調和装置は、エンジン冷却用の冷却水回
路の一部をなすヒータコアと、コンプレッサとコンデン
サとエバポレータとを主体とする冷凍サイクルと、内側
容器と外側容器とを有し、両者間の筒状の間隙に一端部
から流入した冷却水が他端部から内側容器内部へUター
ンして通流するように構成されるとともに、内側容器内
に、潜熱蓄熱材を充填したカプセルが収納され、かつ上
記間隙内に、螺旋状伝熱管が配設されてなる蓄熱容器
と、蓄冷時に、上記エバポレータへ向かう冷媒の一部も
しくは全体を上記伝熱管へ導入する冷媒流路切換手段
と、上記蓄熱容器に接続された冷却水導入通路,冷却水
排出通路および両通路を互いに連通可能なバイパス通路
からなる第2の冷却水回路と、この第2の冷却水回路に
配設され、かつ上記蓄熱容器内へ冷却水を通流させる冷
却水ポンプと、この第2の冷却水回路とエンジン冷却用
の冷却水回路との間に設けられ、蓄冷時に上記第2の冷
却水回路を上記バイパス通路を介した閉回路にするとと
もに、放冷時に、ヒータコアと蓄熱容器との間で冷却水
循環系を形成する冷却水流路切換手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0006】また請求項2の自動車用空気調和装置は、
エンジン冷却用の冷却水回路の一部をなすヒータコア
と、コンプレッサとコンデンサとエバポレータとを主体
とする冷凍サイクルと、内側容器と外側容器とを有し、
両者間の筒状の間隙に一端部から流入した冷却水が他端
部から内側容器内部へUターンして通流するように構成
されるとともに、内側容器内に、潜熱蓄熱材を充填した
カプセルが収納され、かつ上記間隙内に、螺旋状伝熱管
が配設されてなる蓄熱容器と、蓄冷時に、上記エバポレ
ータへ向かう冷媒の一部もしくは全体を上記伝熱管へ導
入する冷媒流路切換手段と、上記蓄熱容器に接続された
冷却水導入通路,冷却水排出通路および両通路を互いに
連通可能なバイパス通路からなる第2の冷却水回路と、
この第2の冷却水回路に配設され、かつ上記蓄熱容器内
へ冷却水を通流させる冷却水ポンプと、この第2の冷却
水回路とエンジン冷却用の冷却水回路との間に設けら
れ、蓄冷時に上記第2の冷却水回路を上記バイパス通路
を介した閉回路にするとともに、蓄熱時にヒータコア上
流側から高温冷却水が蓄熱容器へ導入されるように両回
路を接続し、かつ放冷,放熱時に、ヒータコアと蓄熱容
器との間で冷却水循環系を形成する冷却水流路切換手段
と、を備えている。
【0007】さらに請求項3の自動車用空気調和装置
は、コンプレッサとコンデンサとエバポレータとを主体
とする冷凍サイクルと、空調ダクト内において上記エバ
ポレータの下流側に配置され、かつエンジン冷却用の冷
却水回路の一部をなすヒータコアと、内側容器と外側容
器とを有し、両者間の筒状の間隙に一端部から流入した
冷却水が他端部から内側容器内部へUターンして通流す
るように構成されるとともに、内側容器内に、潜熱蓄熱
材を充填したカプセルが収納されてなる蓄熱容器と、上
記蓄熱容器内へ冷却水を通流させるための冷却水ポンプ
と、蓄冷時および放冷時にヒータコアと蓄熱容器との間
で冷却水循環系を形成する冷却水流路切換手段と、を備
えている。
【0008】
【作用】請求項1の構成では、冷凍サイクルの冷媒を蓄
熱容器の伝熱管に導くことによって、冷熱が蓄熱材に与
えられ、蓄冷される。この蓄冷時には、冷却水流路切換
手段によって第2の冷却水回路が閉回路となり、ここを
冷却水が循環する。そして、放冷時には、冷却水流路切
換手段によって、ヒータコアと蓄熱容器との間を冷却水
が循環する。つまり、蓄熱容器により冷却された冷却水
がヒータコアへ供給される。
【0009】また請求項2の構成では、上述の蓄冷,放
冷作用のほかに、内燃機関からヒータコアへ向かう高温
冷却水を蓄熱容器に導入することにより、蓄熱作用が得
られる。そして、放熱時には、やはり冷却水流路切換手
段によって、ヒータコアと蓄熱容器との間を冷却水が循
環するようになり、高温冷却水がヒータコアへ直ちに供
給される。
【0010】また請求項3の構成では、蓄冷時に、ヒー
タコアと蓄熱容器との間を冷却水が循環するようになる
が、このとき、エバポレータを通過した冷風がヒータコ
アに当たることにより冷却水が冷却され、蓄熱容器に冷
熱が蓄えられる。そして、放冷時には、やはりヒータコ
アと蓄熱容器との間を冷却水が循環し、放冷作用が行わ
れる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】図1は、この発明の一実施例を示す構成説
明図である。
【0013】エンジン1により駆動される外部制御可能
な可変容量コンプレッサ3と、コンデンサ4と、リキッ
ドタンク5と、膨張弁6と、エバポレータ7とを主体と
して冷房装置用の冷凍サイクルが構成されている。17
aは、リキッドタンク5からエバポレータ7へ冷媒を導
入する冷媒供給通路、17bはエバポレータ7からコン
プレッサ3へ冷媒を戻す冷媒戻り通路である。またエン
ジン1内部のウォータジャケットとラジエータ2とヒー
タコア8とを主体として、エンジン冷却用の冷却水回路
が構成されている。ヒータコア8は、ヒータ用冷却水通
路16a,16bを介してエンジン1側に接続されてい
る。冷凍サイクルのエバポレータ7と、エンジン1の冷
却水回路のヒータコア8は、空調ダクト15内に配置さ
れている。この空調ダクト15には、ブロア9、エアミ
ックスダンパ10、内外気切換ダンパ11、吹出口切換
ダンパ12,13,14が配置されており、通常の空気
調和装置を構成している。ここで、ヒータコア8は、エ
バポレータ7の下流側に位置している。そしてヒータ用
冷却水通路16a,16bには、三方弁18c,18d
を介して、蓄熱容器24を備えた第2の冷却水回路41
が接続されている。具体的には、蓄熱容器24の冷却水
導入通路21が三方弁18dを介してヒータ用冷却水通
路16bに接続されているとともに、蓄熱容器24の冷
却水排出通路22が三方弁18cを介してヒータ用冷却
水通路16aに接続されている。上記冷却水排出通路2
2には、蓄熱容器24内に冷却水を通流させるためのポ
ンプ23が介装されている。また第2の冷却水回路41
には、更に二つの三方弁18a,18bを介して第1バ
イパス通路20a、第2バイパス通路20bが接続さ
れ、冷却水導入通路21と冷却水排出通路22とが相互
に連通可能となっている。つまり、冷却水が蓄熱容器2
4を含む第2の冷却水回路41内を循環する、あるいは
蓄熱容器24とヒータコア8間を循環する、またはエン
ジン1とヒータコア8、蓄熱容器24の双方を循環する
ように三方弁18a,18bと三方弁18c,18dと
によって切換可能に構成されている。
【0014】上記蓄熱容器24は、外側容器25と内側
容器26の二重構造となっており、内側容器26内には
潜熱蓄熱材の充填された多数の樹脂製の球状カプセル3
1が収納されている。図2は、内側容器26の詳細を示
すもので、多数のカプセル31は、小孔が多数開口した
カプセル支持板28a,28bによって挟まれており、
かつ一方のカプセル支持板28bはバネ30を介して弾
性的に支持されている。これによって潜熱蓄熱材の相変
化による体積変化から生じるカプセル31の弾性変形や
振動等を吸収している。また外側容器25と内側容器2
6との間に生じる筒状の間隙には、二重螺旋状の伝熱管
27が配置されている。図3は、二重螺旋状伝熱管27
の詳細を示す。この伝熱管27には、エバポレータ7へ
向かう冷媒供給通路17aの膨張弁6下流から三方弁1
9および冷媒通路17cを介して冷媒が導入され、かつ
冷媒通路17dを通して冷媒戻り通路17bに冷媒が戻
されるようになっている。なお、伝熱管27の表面に
は、図示しない微細なフィンが設けられている。冷却水
導入通路21によってこの外側容器25と内側容器26
との間隙に導入された冷却水は、伝熱管27内を流れる
冷媒と熱交換した後、内側容器26の一方の端部に設け
られたスリット29(図2参照)を通って内側容器26
内にUターンするように流入し、カプセル31内の潜熱
蓄熱材と熱交換して冷却水排出通路22によって蓄熱容
器24外部に排出される。
【0015】可変容量コンプレッサ3の容量及びエアミ
ックスダンパ10は通常の空調制御の他、ポンプ23、
各三方弁と共に、図示しない室内温センサ、外気温セン
サ、乗員による温度設定手段及び蓄熱状態検出手段から
の信号とエンジンコントロールユニットからの信号を受
けて車室内外の状況に応じて統合的に制御される。な
お、蓄熱状態検出手段としては、蓄熱容器24内部の温
度を検出する方法あるいはその冷却水の入口部の温度お
よび出口部の温度から蓄熱状態を推定する方法などがあ
る。
【0016】図4〜図8は各三方弁の切換状態を示す図
である。
【0017】蓄熱容器24に冷熱を蓄える蓄冷時には、
冷媒と冷却水を熱交換させてその冷熱を潜熱蓄熱材に蓄
冷させるため、図4に示すように、三方弁18aを全方
向閉じ、三方弁18bを第1バイパス通路20b側と蓄
熱容器24側とを接続するようにし、三方弁18c,1
8dをエンジン1側とヒータコア8側とを接続するよう
にする。つまり冷却水が蓄熱容器24を含む第2の冷却
水回路41内を循環するよう切換える。また、三方弁1
9を三方向解放して冷媒の一部が伝熱管27内へ導入さ
れるように切り換える。
【0018】但し、エアコンスイッチがOFFの場合
は、図5に示すように、三方弁19を膨張弁6側と伝熱
管27側を接続するように切り換え、冷媒の全量を蓄熱
容器24側へ導くようにする。
【0019】放冷あるいは放熱時には、蓄冷した冷熱あ
るいは蓄熱した温熱を冷却水に与えてヒータコア8で空
気と熱交換させるため、図6に示すように、三方弁18
a,18b,18c,18dをヒータコア8側と蓄熱容
器24側とを接続するように切り換え、冷却水がヒータ
コア8と蓄熱容器24間を循環するようにする。同時
に、三方弁19を膨張弁6側とエバポレータ7側を接続
するよう切り換える。
【0020】蓄熱時には、エンジン1から出た冷却水の
温熱を蓄熱容器24内に蓄熱するため、図7に示すよう
に、三方弁18aを第2バイパス通路20a側とエンジ
ン1側とを接続するように切り換え、三方弁18bを第
1バイパス通路20b側とエンジン1側とを接続するよ
うに切り換え、さらに、三方弁18c,18dを全方向
に解放し、冷却水がエンジン1とヒータコア8間を循環
すると共にエンジン1と蓄熱容器24間を循環するよう
にする。また、三方弁19を膨張弁6側とエバポレータ
7側を接続するよう切り換える。
【0021】待機時には、ポンプが作動せず熱の出入り
は行われないので、図8に示すように、三方弁19を膨
張弁6側とエバポレータ7側を接続するよう切り換え、
その他の三方弁は図4,図5の蓄冷時と同様に切り換え
ておく。
【0022】次に、図9〜図13に示すフローチャート
を用いて上記構成の空気調和装置の制御の内容を説明す
る。
【0023】図9はメインフローチャートを示すもの
で、ステップ100でエンジン1が始動したか判定し、
次のステップ102で、外気温と室内温を所定の設定値
と比較して現在冷房と暖房のどちらが必要かを判断す
る。冷房が必要と判断したらステップ104、暖房が必
要と判断したらステップ103へと進む。冷房時には、
ステップ104でエアコン(A/C)スイッチが入って
いればステップ106へ、同スイッチが入っていなけれ
ば後述する暑季待機モード(ステップ110)へと進
む。次にステップ106で冷房負荷が大きくかつ蓄冷量
も十分であると判定すると、後述する放冷モード(ステ
ップ108)へ、それ以外ではステップ110へと進
む。そして暖房時には、ステップ103へ進み、ここで
暖房負荷が大きくかつ蓄熱量も十分であると判定する
と、後述する放熱モード(ステップ105)へ、それ以
外では後述する寒季待機モード(ステップ107)へと
進む。
【0024】図10はステップ108の放冷モードを示
すフローチャートである。まずステップ200で各三方
弁18a〜18d,19を、図6に示した放冷位置に切
り換え、エアミックスダンパ10を全開にしてポンプ2
3を駆動する。これにより蓄熱容器24内の冷却水が蓄
熱材と熱交換しながらヒータコア8内を循環し、ブロア
9によって送風される空気を冷却して室内に送り、急速
冷房効果を得る。次のステップ202,204,206
では急速冷房を続行するかどうかの判断をする。ステッ
プ202では冷房負荷がまだ大きく、かつ蓄冷量もまだ
十分か判定しており、この場合には急速冷房を続行す
る。冷房負荷が小さくなった、あるいは蓄冷量が十分で
なくなったと判定するとステップ203へと進む。ステ
ップ204では低温の冷房用冷媒が十分供給されていな
ければ急速冷房を続行し、されていればステップ203
へと進む。ステップ206では、A/Cスイッチが切ら
れていなければ急速冷房を続行するものとし、ステップ
208へ進む。同スイッチが切られるとステップ203
へと進む。ステップ203、208では共にエンジン1
が停止したかどうかを判定し、停止すれば双方ともステ
ップ210で各三方弁18a〜18d,19を図8に示
した待機位置に切り換え、ポンプ23を停止して制御を
終了する。エンジン1が停止していないときには、ステ
ップ208ではステップ202に戻り、ステップ203
では後述するステップ110の暑季待機モードに進む。
図20は、蓄熱容器24に蓄冷した冷熱のみによる吹き
出し風の温度特性を示したもので、同図に示すように、
急速冷房を実現できる。
【0025】図11はステップ110の暑季待機モード
を説明したものである。まずステップ300で各三方弁
18a〜18d,19を図8に示した待機位置に切り換
え、エアミックスダンパ10を通常の空調用制御に復帰
させるとともに、ポンプ23を停止させる。次のステッ
プ302ではA/Cスイッチの状態を判定しており、該
スイッチがONの状態ではステップ304へ、OFFの
状態ではステップ303へと進む。ステップ304以降
はエアコンが作動している場合の蓄冷モードで、ステッ
プ303以降はエアコンが作動していない場合の蓄冷モ
ードである。エアコンが作動している場合、ステップ3
04で冷房負荷が大きくかつ蓄冷量が十分であると判定
するとステップ300に戻り、それ以外ではステップ3
06に進む。ステップ306では、三方弁18a〜18
d,19を図4に示した蓄冷位置に切り換え、ポンプ2
3を駆動すると共にコンプレッサ3の容量を最大に制御
して蓄冷を行った後、ステップ308で蓄冷量が十分に
なったことを検知するとステップ310でコンプレッサ
3を通常の容量制御に復帰させ、ステップ312に進
む。蓄冷量が十分でないと検知すると、ステップ314
に進む。なお、蓄熱容器24の冷却水入口部の温度およ
び出口部の温度を比較し、両者の温度差が小さくなれば
蓄冷量が大きいことが判る。ステップ312、314で
はエンジン1が停止したかどうかを判定し、停止すれば
ステップ316へ進んで三方弁18a〜18d,19を
図8に示した待機位置に切り換え、ポンプ23を停止し
て制御を終了する。停止しなければステップ312から
ステップ300へ、ステップ314からステップ304
に戻る。
【0026】次にエアコンが作動していない場合である
が、ステップ303で蓄冷量が十分であると検知すると
ステップ311へ、十分でないと検知するとステップ3
05に進んで蓄冷を行う。ステップ305ではコンプレ
ッサ3を容量最大に制御して起動すると共に、三方弁1
8a〜18d,19を図5に示した蓄冷位置に切り換え
てポンプ23を駆動し、蓄冷を行う。つまりこの状態で
は、伝熱管27へのみ冷媒を供給する。その後、ステッ
プ307で再び蓄冷量を検知し、十分であればステップ
309へ、不十分であればステップ311へ進む。ステ
ップ309ではコンプレッサ3とポンプ23を停止し、
かつ三方弁18a〜18d,19を図8の待機位置に切
り換え、蓄冷を終えてステップ302へ戻る。ステップ
311ではエンジン停止を判定し、停止すればステップ
313に進んでコンプレッサ3とポンプ23を停止、三
方弁18a〜18d,19を図8の待機位置に切り換え
て制御を終了し、停止しなければステップ302に戻
る。
【0027】図12はステップ105の放熱モードを説
明したものである。まずステップ400で各三方弁18
a〜18d,19を図6に示した放熱位置に切り換え、
エアミックスダンパ10を全開にしてポンプ23を駆動
する。これにより蓄熱容器24内の温かい冷却水がヒー
タコア8内を循環し、ブロア9によって送風される空気
を加熱して室内に送り、急速暖房効果を得る。次のステ
ップ402,404では急速暖房を続行するかどうかの
判断をする。ステップ402で暖房負荷がまだ大きくと
蓄熱量もまだ十分だと判定すると急速暖房を続行し、暖
房負荷が小さくなった、あるいは蓄熱量が十分でなくな
ったと検知するとステップ403へと進む。ステップ4
04では冷却水温の判定を行い、冷却水温がまだ十分暖
まっていなければ急速暖房を続行するものとし、十分高
温であればステップ403へと進む。ステップ403、
406では共にエンジン1が停止したかどうかを判定
し、停止すればステップ408で各三方弁18a〜18
d,19を図8の待機位置に切り換え、ポンプ23を停
止して制御を終了する。停止していないときには、ステ
ップ406からステップ402に戻り、ステップ403
からは後述するステップ107の寒季待機モードに進
む。
【0028】図13はステップ107の寒季待機モード
を説明したものである。まずステップ500で各三方弁
18a〜18d,19を図8の待機位置に切り換え、エ
アミックスダンパ10を通常の空調用制御に復帰させ、
ポンプ23を停止させる。次のステップ502で暖房負
荷が大きくかつ蓄熱量が十分であると判定するとステッ
プ500に戻り、それ以外ではステップ504に進む。
ステップ504では、三方弁18a〜18d,19を図
7に示した蓄熱位置に切り換え、ポンプ23を駆動して
蓄熱を行う。その後、ステップ506で蓄熱量が十分に
なったと判定するとステップ508に進む。蓄熱量が十
分でないと検知すると、ステップ507に進む。ステッ
プ507、508ではエンジン1が停止したかどうかを
判定しており、停止すればステップ510へ進んで三方
弁18a〜18d,19を図8の待機位置に切り換え、
ポンプ23を停止して制御を終了する。
【0029】このように上記実施例では、蓄熱容器24
およびその周辺の配管類からなる非常に簡単な構成でも
って急速冷房および急速暖房を実現できる。特に、放冷
および放熱が別個に熱交換器を設けずにヒータコア8に
よってなされるので、その構成の複雑化や大型化を回避
できるとともに、蓄冷が冷房用の冷媒でもって直接に効
率よくなされ、十分に大きな熱容量を確保できる。
【0030】次に図14は、本発明の第2の実施例の要
部を示している。尚、上述した第1の実施例と共通の構
成に関しては説明を省略する。
【0031】まず構成を説明すると、ヒータ用冷却水通
路16a,16bに、三方弁18c,18dを介して、
蓄熱容器24′を含む第2冷却水回路41′が接続され
ており、この第2冷却水回路41′の一部となる冷却水
排出通路22にポンプ23が配置されている。この蓄熱
容器24′は第1の実施例と同様に外側容器25′と内
側容器26の二重構造となっており、内側容器26内に
は潜熱蓄熱材の充填された多数の樹脂製の球状カプセル
31が小孔を有するカプセル支持板28a,28bに挟
まれた形で収納されている。カプセル支持板28bはや
はりバネ30によって弾性的に支持されている。また外
側容器25′と内側容器26との間隙には、冷却水導入
通路21が連通しているが、前述した第1の実施例と異
なり、この間隙内には伝熱管は設けられていない。尚、
この外側容器25′と内側容器26との間隙に導入され
た冷却水は、内側容器26の一方の端部に設けられたス
リット29を通って内側容器26内に流入し、球状カプ
セル31内の潜熱蓄熱材と熱交換した後、冷却水排出通
路22を通して蓄熱容器24′外部に排出されるように
なる。そして、ポンプ23の冷却水出口,入口間には、
冷却水の流れ方向を反転させる切換弁32が設置されて
いる。可変容量コンプレッサ3の容量及びエアミックス
ダンパ10は、通常の空調制御の他、ポンプ23、三方
弁18c,18d、切換弁32と共に、図示しない制御
手段により車室内外の状況に応じて統合的に制御され
る。
【0032】図15,図16は、三方弁18c,18d
および切換弁32の切換状態を示す説明図である。
【0033】図15は蓄熱時の状態を示すもので、エン
ジン1からの冷却水の温熱を蓄熱容器24′内に蓄熱す
るため、三方弁18c,18dを全方向解放し、冷却水
の一部を蓄熱容器24′内へ通流させる。また、このと
きには、ポンプ23の作動により蓄熱容器24′内を冷
却水が逆方向に流れるように、切換弁32を切り換え
る。尚、一部の冷却水はエンジン1からヒータコア8へ
と循環する。
【0034】図16は、蓄冷時、放冷時および放熱時の
状態を示す、蓄冷時にはエバポレータ7から送風される
冷風と下流側のヒータコア8内の冷却水を熱交換させて
その冷熱を潜熱蓄熱材に蓄冷させるため、また放冷、放
熱時には蓄冷した冷熱あるいは蓄熱した温熱を冷却水に
与えてヒータコア8で空気と熱交換させるため、三方弁
18c,18dを、ヒータコア8側と蓄熱容器24′側
とを接続するように切り換える。つまり、冷却水がヒー
タコア8と蓄熱容器24′間を循環するようにする。ま
た、このときには、ポンプ23による冷却水の流れが蓄
熱容器24′に対し正方向になるよう切り換える。
【0035】待機時には、ポンプが作動せず熱の出入り
は行われないので、三方弁18c,18dをエンジン1
側とヒータコア8側を接続するよう切り換えておく。
【0036】図17,図18は切換弁32の一構成例を
示す。
【0037】この切換弁32は円筒型の弁体42を有す
るもので、この弁体42に4つの貫通孔33,34,3
5,36が形成されている。ここで、貫通孔33,34
と、貫通孔35,36とが、それぞれ対になっている
が、貫通孔33と貫通孔34は、直線状をなしているの
に対し、貫通孔35と貫通孔36は、その出口と入口と
が反対側に位置するように弁体42内部で屈曲してい
る。従って、弁体42を90°回転させることにより、
図18の(A)図あるいは(B)図のように流路の切り
換えが行われ、蓄熱容器24′内の流れを正方向あるい
は逆方向にすることができる。
【0038】上記のように構成された第2実施例の装置
は、基本的には、前述した第1実施例と同様のフローチ
ャートに沿って制御される。但しステップ110の暑季
待機モードのみ制御に異なる部分があるので、以下、こ
の実施例における暑季待機モードのみ説明する。
【0039】図19は、第2実施例における暑季待機モ
ードのフローチャートを示す図である。まずステップ6
00で三方弁18c,18dおよび切換弁32を待機位
置に切り換え、エアミックスダンパ10を通常の空調用
制御状態に復帰させ、ポンプ23を停止させる。次のス
テップ602でA/Cスイッチの判定を行い、該スイッ
チがON状態であればステップ604へ、OFF状態で
あればステップ603へと進む。ステップ604以降は
エアコンが作動している場合の蓄冷モードで、ステップ
603以降はエアコンが作動していない場合の蓄冷モー
ドである。エアコンが作動している場合、ステップ60
4で冷房負荷が大きくなく、あるいは蓄冷量が十分でな
いと判定すると、ステップ606に進み、冷房負荷が大
きく、かつ蓄冷量が十分であると判定するとステップ6
00に戻る。ステップ606では、三方弁18c,18
dおよび切換弁32を図16に示した蓄冷位置に切り換
え、ポンプ23を駆動すると共に、コンプレッサ3の容
量を最大にし、かつエアミックスダンパ10を室内冷房
能力を大きく低下させないように開度を制御して蓄冷を
行う。その後、ステップ608で蓄冷量が十分になった
ことを検知すると、ステップ610でコンプレッサ3を
通常の容量制御に復帰させ、ステップ612に進む。蓄
冷量が十分でない場合には、ステップ614に進む。ス
テップ612,614ではエンジン1が停止したかどう
かを判定し、停止すればステップ616へ進んで三方弁
18c,18dおよび切換弁32を待機位置に切り換
え、ポンプ23を停止して制御を終了する。停止しなけ
ればステップ612からステップ600へ、ステップ6
14からステップ604に戻る。
【0040】次にエアコンが作動していない場合である
が、ステップ603で蓄冷量が十分であると判定すると
ステップ611へ進み、また十分でないと判定するとス
テップ605に進んで蓄冷を行う。ステップ605では
コンプレッサ3を容量最大に、エアミックスダンパ10
を全開に制御し、かつブロア9、ポンプ23と同時に駆
動すると共に、三方弁18c,18dおよび切換弁32
を図16の蓄冷位置に切り換える。尚、乗員に不快感を
与えないように吹出口をDEF位置にして蓄冷を行う。
その後、ステップ607で再び蓄冷量を判定し、十分で
あればステップ609へ、不十分であればステップ61
1へ進む。ステップ609ではコンプレッサ3とブロア
9、ポンプ23を停止し、三方弁18c,18dおよび
切換弁32を待機位置に切り換え、蓄冷を終えてステッ
プ602へ戻る。ステップ611ではエンジン停止を判
定し、停止すればステップ613に進んでコンプレッサ
3とブロア9、ポンプ23を停止し、三方弁18c,1
8dを待機位置に切り換えて制御を終了し、停止しなけ
ればステップ602に戻る。
【0041】この構成では、冷媒用の配管等を具備せず
に、コンデンサ7からヒータコア8への冷熱の移動を利
用して蓄冷がなされるので、その構成が一層簡素化でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る自動車用空気調和装置によれば、蓄熱容器に冷却
水を介して熱の授受が行われ、かつ放冷や放熱が別個に
熱交換器を設けずにヒータコアによってなされるので、
ブロア等の増設も不要であり、その構成の複雑化や大型
化を回避できる。つまり蓄熱容器およびその周辺の配管
類からなる非常に簡単な構成でもって急速冷房および急
速暖房を実現できる。
【0043】また蓄熱容器が内側容器と外側容器の二重
構造を有し、その間隙に冷却水が存在するので、蓄熱容
器の保温性が高く、長時間、温熱あるいは冷熱を蓄える
ことができ、かつ十分に大きな熱容量を確保できる。
【0044】また、放冷時や放熱時には、蓄熱容器とヒ
ータコアとの間で冷却水循環系が構成され、その中での
み冷却水が循環するので、蓄熱容器に蓄えられた冷たい
あるいは暖かい冷却水が瞬時にヒータコアに供給される
ことになり、非常に素早く急速冷房あるいは急速暖房を
開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る空気調和装置の第1実施例を示
す構成説明図。
【図2】蓄熱容器の内側容器の構成を示す一部切欠の斜
視図。
【図3】蓄熱容器の伝熱管を示す平面図。
【図4】蓄冷時(エアコンON状態)における各弁の切
換状態を示す説明図。
【図5】蓄冷時(エアコンOFF状態)における各弁の
切換状態を示す説明図。
【図6】放冷時および放熱時における各弁の切換状態を
示す説明図。
【図7】蓄熱時における各弁の切換状態を示す説明図。
【図8】待機時における各弁の切換状態を示す説明図。
【図9】この第1実施例の制御の流れを示すメインフロ
ーチャート。
【図10】放冷モードの制御を示すフローチャート。
【図11】暑季待機モードの制御を示すフローチャー
ト。
【図12】放熱モードの制御を示すフローチャート。
【図13】寒季待機モードの制御を示すフローチャー
ト。
【図14】この発明に係る空気調和装置の第2実施例を
示す構成説明図。
【図15】蓄熱時における各弁の切換状態を示す説明
図。
【図16】蓄冷時、放冷時および放熱時における各弁の
切換状態を示す説明図。
【図17】切換弁の一例を示し、(A)図は弁体の正面
図、(B)図は弁体の側面図。
【図18】(A)図および(B)図は、切換弁の流路切
換状態を示す説明図。
【図19】この第2実施例における暑季待機モードの制
御を示すフローチャート。
【図20】蓄冷による急速冷房の特性を示す特性図。
【符号の説明】
7…エバポレータ 8…ヒータコア 18a〜18d…三方弁 19…三方弁 23…ポンプ 24、24′…蓄熱容器 32…切換弁 41…第2の冷却水回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却用の冷却水回路の一部をな
    すヒータコアと、 コンプレッサとコンデンサとエバポレータとを主体とす
    る冷凍サイクルと、 内側容器と外側容器とを有し、両者間の筒状の間隙に一
    端部から流入した冷却水が他端部から内側容器内部へU
    ターンして通流するように構成されるとともに、内側容
    器内に、潜熱蓄熱材を充填したカプセルが収納され、か
    つ上記間隙内に、螺旋状伝熱管が配設されてなる蓄熱容
    器と、 蓄冷時に、上記エバポレータへ向かう冷媒の一部もしく
    は全体を上記伝熱管へ導入する冷媒流路切換手段と、 上記蓄熱容器に接続された冷却水導入通路,冷却水排出
    通路および両通路を互いに連通可能なバイパス通路から
    なる第2の冷却水回路と、 この第2の冷却水回路に配設され、かつ上記蓄熱容器内
    へ冷却水を通流させる冷却水ポンプと、 この第2の冷却水回路とエンジン冷却用の冷却水回路と
    の間に設けられ、蓄冷時に上記第2の冷却水回路を上記
    バイパス通路を介した閉回路にするとともに、放冷時
    に、ヒータコアと蓄熱容器との間で冷却水循環系を形成
    する冷却水流路切換手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 エンジン冷却用の冷却水回路の一部をな
    すヒータコアと、 コンプレッサとコンデンサとエバポレータとを主体とす
    る冷凍サイクルと、 内側容器と外側容器とを有し、両者間の筒状の間隙に一
    端部から流入した冷却水が他端部から内側容器内部へU
    ターンして通流するように構成されるとともに、内側容
    器内に、潜熱蓄熱材を充填したカプセルが収納され、か
    つ上記間隙内に、螺旋状伝熱管が配設されてなる蓄熱容
    器と、 蓄冷時に、上記エバポレータへ向かう冷媒の一部もしく
    は全体を上記伝熱管へ導入する冷媒流路切換手段と、 上記蓄熱容器に接続された冷却水導入通路,冷却水排出
    通路および両通路を互いに連通可能なバイパス通路から
    なる第2の冷却水回路と、 この第2の冷却水回路に配設され、かつ上記蓄熱容器内
    へ冷却水を通流させる冷却水ポンプと、 この第2の冷却水回路とエンジン冷却用の冷却水回路と
    の間に設けられ、蓄冷時に上記第2の冷却水回路を上記
    バイパス通路を介した閉回路にするとともに、蓄熱時に
    ヒータコア上流側から高温冷却水が蓄熱容器へ導入され
    るように両回路を接続し、かつ放冷,放熱時に、ヒータ
    コアと蓄熱容器との間で冷却水循環系を形成する冷却水
    流路切換手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 コンプレッサとコンデンサとエバポレー
    タとを主体とする冷凍サイクルと、 空調ダクト内において上記エバポレータの下流側に配置
    され、かつエンジン冷却用の冷却水回路の一部をなすヒ
    ータコアと、 内側容器と外側容器とを有し、両者間の筒状の間隙に一
    端部から流入した冷却水が他端部から内側容器内部へU
    ターンして通流するように構成されるとともに、内側容
    器内に、潜熱蓄熱材を充填したカプセルが収納されてな
    る蓄熱容器と、 上記蓄熱容器内へ冷却水を通流させるための冷却水ポン
    プと、 蓄冷時および放冷時にヒータコアと蓄熱容器との間で冷
    却水循環系を形成する冷却水流路切換手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
JP5221547A 1993-09-07 1993-09-07 自動車用空気調和装置 Pending JPH0776208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5221547A JPH0776208A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5221547A JPH0776208A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 自動車用空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0776208A true JPH0776208A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16768438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5221547A Pending JPH0776208A (ja) 1993-09-07 1993-09-07 自動車用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0776208A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1071840A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Denso Corp 保温タンク
WO2013035908A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Volvo Construction Equipment Ab Temperature control system for vehicles
WO2013035907A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Volvo Construction Equipment Ab A vehicle having a temperature control system
JP2013071498A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Toshiba Corp 空調システム
FR3057494A1 (fr) * 2016-10-13 2018-04-20 Hutchinson Installation de conditionnement thermique d'un habitacle et/ou d'au moins un organe d'un vehicule automobile

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1071840A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Denso Corp 保温タンク
WO2013035908A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Volvo Construction Equipment Ab Temperature control system for vehicles
WO2013035907A1 (en) * 2011-09-09 2013-03-14 Volvo Construction Equipment Ab A vehicle having a temperature control system
JP2013071498A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Toshiba Corp 空調システム
FR3057494A1 (fr) * 2016-10-13 2018-04-20 Hutchinson Installation de conditionnement thermique d'un habitacle et/ou d'au moins un organe d'un vehicule automobile
US11407282B2 (en) 2016-10-13 2022-08-09 Hutchinson Installation for the thermal conditioning of a passenger compartment and/or at least one component of a motor vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113661086B (zh) 车辆用电池加热装置
US6604576B2 (en) Automotive air conditioning system
JP3910384B2 (ja) 車両用バッテリ冷却装置
US7266967B2 (en) Air conditioner for automotive vehicle
JP6838518B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4321242B2 (ja) 車両用空調装置
KR101903108B1 (ko) 자동차용 히트펌프
JP2019182124A (ja) 車両用熱管理システム
JP2018177219A (ja) 車両用熱管理装置
JP2001260640A (ja) 車両用暖房装置
JP2003237357A (ja) 車両用空調装置
JPH05155236A (ja) 電気自動車用冷暖房装置
KR100289884B1 (ko) 자동차용공기조화시스템
JPH0776208A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2003211935A (ja) 車両用空調装置
WO2010074042A1 (ja) 車両用空調システム
JPH04218424A (ja) 車両用空気調和装置
JP3977629B2 (ja) 車両用空調装置
JPH02120120A (ja) 自動車用空気調和装置
JP2003136945A (ja) 車両用空調装置
JP2001206053A (ja) 自動車用空気調和装置
JPH06211030A (ja) 自動車用冷房装置
JPH06347111A (ja) 車両用空調装置の冷暖房サイクル
JP2000108640A (ja) 空気調和装置
JP2906699B2 (ja) 空調装置