JPH02102325A - 自動車用過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents

自動車用過給機付エンジンの吸気装置

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JPH02102325A
JPH02102325A JP25446788A JP25446788A JPH02102325A JP H02102325 A JPH02102325 A JP H02102325A JP 25446788 A JP25446788 A JP 25446788A JP 25446788 A JP25446788 A JP 25446788A JP H02102325 A JPH02102325 A JP H02102325A
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intake
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air cleaner
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和彦 上田
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博之 小田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車用過給機付エンジンの吸気装置に関する
(従来技術) スーパーチャージャー(機械式過給機)を搭載したエン
ジンにおいては、例えば特開昭62−178730号公
報に記載されているように、吸気通路に上流からエアク
リーナ、スロットルバルブが順に配設され、そのスロッ
トルバルブの下流に過給機が配設されるのが普通である
。そして、通常は、スロットルバルブ下流から分岐して
過給機をバイパスするバイパス通路が設けられ、該バイ
パス通路に制御弁(リリーフバルブ)が設けられろ。ま
た、一般に過給機とインテークマニホールドとの間には
、加圧され高温になった吸気を冷却する吸気冷却器(イ
ンタークーラ)が配設されている。
ところで、従来の過給機付エンジンでは、吸気系をコン
パクトに形成するため、例えば特開昭63−93623
号公報に記載されているようにエアクリーナと過給機お
よび吸気冷却器をエンジン本体に対し同じ側に配設する
のが普通である。この場合、エアクリーナは、それ自体
かなり大きくてスペースを取るものであるが、できるだ
(J加熱されていない空気を吸入して充填効率を高める
ことができるようエンジンルームの前部に配置する必要
があるし、吸気冷却器は、走行風を利用して冷却効果を
高めるためにはやはりエンジンルームの前部に設けなけ
ればならず、また、これについてもかなりのスペースが
必要である。また、過給機は、これも結構大きなもので
あるが、過給機から上流に抜ける吸気原音をできるだけ
減衰させるためにはスロットルバルブの下流に設けるこ
とが必要であり、一方、スロットルバルブの方も、アク
セルワイヤーによって操作する関係上、配設位置はでき
るだけ車室に近付けたい。しかしながら、これらの制約
をすべて満たしながら、限られたエンジンルーム内で上
記のように過給機及び吸気冷却器を同じ側に配設するこ
とは通常きわめて困難である。また、これらをどうにか
ボンネットラインの内側に収めたとしても、そのために
吸気通路が極端に曲げられた形になったのでは、吸気抵
抗か増大してエンジン出力が低下してしまうといった問
題が生する。とくに、V型エンジンの場合には、エンジ
ンルーム内でエンジン側方にできる空間か狭いため、上
記のような問題は顕著なものとなる。V型エンジンでは
、例えば実開昭61−1624号公報に記載されている
ように、バンク間の空間に過給機を配設したものも知ら
れているが、この場合は、エンジン全高が高くなるため
ボンネットラインを低くしたいという要求に答えること
ができない。
(発明の目的) 本発明は」1記問題点に鑑みてなされたものであって、
エアークリーナ、過給機、吸気冷却器等を十分な大きさ
のものとし、しかもそれぞれ機能上効果的な位置に配設
しながら、吸気通路に吸気抵抗を増大させるような急激
な曲げを生ずることなくエンジンーム内にコンパクトに
収めることのできる自動車用過給機付エンジンの吸気装
置を得ることを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、過給機をエアクリーナと同じ側にもってきた
のでは、過給機上流のスロットルバルブを車室側に配設
しようとしたときにどうしても吸気通路の曲がりが急に
なるという事情に鑑み、これを避けるためエアクリーナ
とは反対側のエンジンルーム側方に過給機を配設するこ
とを基本としたものであって、その構成はつぎのとおり
である。
すなわち、本発明に係る自動車用過給機付エンジンの吸
気装置は、吸気通路に上流から順にエアクリーナ、スロ
ットルバルブ、過給機および吸気冷却器を備えた自動車
用過給機付エンジンにおいて、エンジンルームの前部一
側方に前記エアクリーナを配設するとともに、エンジン
ルームの前部他側方に前記吸気冷却器を、また、該吸気
冷却器の後方に前記過給機をそれぞれ配設し、前記エア
クリーナと前記過給機とを接続する吸気通路を後方に取
り回しエンジン本体とダッシュパネルとの間隙に沿って
配設したことを特徴としている。
過給機をバイパスする吸気バイパス通路を短く構成する
ためには、過給機をバイパスする吸気バイパス通路をエ
ンジン側方に位置する該過給機の直」−流とインテーク
マニホールドの集合部とを連結するように設ける。
(作用) エアクリーナはエンジンルームの前部一側方にあって加
熱されない空気を吸い込み、吸気冷却器はエンジンルー
ムの前部他側方にあって走行風を受は加圧吸気を冷却す
る。また、エアクリーナがエンジンルームの一側方に、
そして、過給機および吸気冷却器が他側方に配されるこ
とによって、それぞれの装置は必要なサイズを維持しな
がらエンジンルーム内に収まる。そして、エアクリーナ
と過給機とを接続する吸気通路が後方に延びてエンジン
本体とダッシュパネルとの間に配設されたことで、吸気
通路に急な曲がり部を設ける必要がなくなり、また、太
い吸気通路がエンジン上方を通らないため、その分ボン
ネットラインを下げることができる。また、このような
吸気通路の配置によって、過給機上流に設けるべきスロ
ットルボディーを車室に十分近付けることを可能としな
がら、吸気系全体を無理なくエンジンルームに収めるこ
とができる。
また、吸気バイパス通路は、短く、吸気抵抗が小さいも
のとすることができる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はV型6気筒エンジンに適用した本発明の一実施
例の全体図、第2図は同実施例の要部レイアウトを示す
平面図である。
この実施例において、エンジン本体Iは、点火順序の連
続しない二つずつの気筒が左右バンクに分かれて出力軸
方向に一列に並ぶよう形成されたシリンダブロック2と
、シリンダブロックの左右上部にそれぞれ固定されたシ
リンダヘッド3.4と、各シリンダヘッド3.4の上部
を覆うヘッドカバー5,6と、シリンダブロック2の底
部を下から覆うオイルパン7とからなり、全体として断
面V字状に構成されている。そして、エンジン本体1の
下部両側方には発電機その他の補機8.9゜IOが配設
され、また、エンジン本体l上部の左右バンク間にはコ
ンパクトに形成されたインテークマニホールド12が配
設されている。
エンジン本体Iは自動車のエンジンルーム11の中央に
縦置きで搭載されている。そして、エンジンルームII
の前方部には、フロント側から見てエンジン本体1の左
側方の位置にエアクリーナ13が配設され、また、その
後方、左側バンクのヘッドカバー5上方には吸入空気量
を検出するエアフローセンサI4が配設されて前記エア
クリーナI3に連結されている。また、エンジン本体I
に対し前記エアクリーナ13と逆の右側方にはスーパー
チャージャー(機械式過給機)15が配設され、このス
ーパーチャージャ−15と同じ側でスーパーチャージャ
ー15より前方側のエンジンルーム11側部には、エア
パイプ16によってスーパーチャージャー15と接続さ
れた吸気冷却器17が配設されている。そして、この吸
気冷却器17と、バンク間に配設されたインテークマニ
ホールド12のフロント側端部との間には、これらを接
続する連通管18が配設されている。
スーパーチャージャー15の後方には、右側バンクのへ
ラドカバー6の上方に位置して、スロットルバルブI9
が装着されたスロットルボディー20が配設され、これ
が連結管2Iによってスーパーチャージャー15に連結
されている。
また、エンジン本体Iを挟んでエンジンルームの反対側
に位置するエアフローセンサ14とスロットルボディー
20はダクト22によって接続されている。このダクト
22は、エンジン本体lの」1方で両側から後方に延び
、エンジン本体Iとエンジンルーム後方のダッシュパネ
ル23との間隙に沿う格好で配設されて、エアフローセ
ンサ14とスロットルボディー20とを連通ずる吸気通
路を構成している。
エアフローセンサ14およびスロットルボディー20は
、第1図に示すように左右サスペンションタワー24.
25の丁度内側で、左右へラドカバーの上方に位置して
いる。そして、エアクリーナ13とスーパーチャージャ
−15および吸気冷却器17は、左右ザスペンションタ
ワー24.25を避けた格好でそれらの前方に位置し、
左右に張り出した形となっている。エアクリーナI3の
空気取入口26は前方側から内側上方に向けて延び、エ
ンジン本体1の前方でエンジンルーム11の上部に前向
きに開口している。
スロットルボディー20とスーパーチャージャー15と
を結ぶ連結管21は、また、バイパス通路管27によっ
てインテークマニホールドI2の下流側端部と接続され
ている。このバイパス通路管27は、右側へラドカバ−
6の上方を横切ってバンク間まで延び、インテークマニ
ホールド12の下流端上部に連結された連結管28に連
結されている。そして、それらの連結部には負圧応動式
のアクチュエータ29を備えたバルブボディー30が介
設されている。また、インテークマニホールド12の下
流側端部には、各分岐管部31内のシャッターバルブを
駆動する負圧応動式のアクチュエータ32が配設され、
エンジン本体1の上方には、これら両アクチュエータ2
9.32に作動用負圧あるいは大気圧を選択的に導入す
る三方ソレノイドバルブ33.34が配設されている。
第2図において、101はラジェータ、102は冷却フ
ァン、103,104はスーパーチャージャー15駆動
用の駆動プrりおよび被駆動プーリを示す。
つぎに、上記インテークマニホールド12の詳細な構造
を第3図乃至第7図によって説明する。
第3図および第4図は上記インテークマニホールド12
の平面図および正面図であり、第5図は同上流側側面図
である。また、第6図は第3図のAA断面図、第7図は
同B−B断面図である。
このインテークマニホールドI2は、V型エンジンの左
右バンクの各気筒に対応した6木の分岐管部31によっ
て構成される各独立吸気通路35と、これら独立吸気通
路35をバンク毎に集合せしめる左右の吸気集合通路3
6.37を備えている。各吸気集合通路36.37は吸
気系の共鳴効果を利用して過給を行うために実質的に拡
大部とならないようコンパクトに形成されたものであっ
て、左右バンクに対応して軸方向に所定量オフセットし
互いに隣接してインテークマニホールドI2の長手方向
に延びている。そして、それぞれの吸気集合通路36.
37の側壁に長手方向に間隔を置いて形成された開口部
38には各バンクの上記独立吸気通路35が接続されて
いる。
各吸気集合通路36.37は、フロント側端部に入口開
口部36a、372Lを備えている。これら入口開口部
36a、37aはインテークマニホールド12のフロン
ト側端部上方に位置し、各吸気集合通路36.37はこ
れら入口開口部36a。
372Lから後方に水平に延び、各吸気集合部36゜3
7において最も上流側に位置する独立吸気通路35の開
口部38のほぼ真上で下方に湾曲して段部36b、37
bを形成する。そして、この段部36b  37bの下
流では、最も下流側に位置する開口部38の後方位置ま
でストレートに延びている。上記段部36b、37bは
、最上流に位置する開口部38の直上流に位置するわけ
で、吸気流はこれら段部36b、37bにおいて下向き
に偏向せしめられる。
各吸気集合通路36.37の上記入口開口部36a、3
6bは、先に説明した連通管I8によって吸気冷却器1
7に接続されている。この連通管18の内部に形成され
た連通路は、各吸気集合通路36.37との接続部にお
いては二つに分かれ、上流側では1本に集合して吸気冷
却器17に連通ずる。これにより、左右吸気集合通路3
637が上流側で相互に連通する。
各吸気集合通路36.37の下流側端部底面には略矩形
の開口39,4.0が形成され、これら開口39.40
が下方の連通路41によって相互に接続されている。こ
の下流側連通路41は、第6図に示すように、左右バン
ク間において吸気集合通路36.37下方の左右独立吸
気通路31間に生じるスペースを利用したものであって
、湾曲し吸気集合通路36.37に沿ってフロント側に
大きく延びるようインテークマニホールド12の底部に
一体形成されている。このように、左右吸気集合通路3
6.37の下流側が相互に連通し、しかも、この下流側
連通路が長いことによって、吸気系の固有振動数は小さ
くなり低回転域において共鳴による過給効果が高まる。
この下流側連通路41の底部には、水及びオイルが溜ま
るのを防ぐため、各バンクとの連結部に向けて左右にド
レン口42が設けられている。
左右バンク間に位置するインテークマニホールド12の
フロント側下方には、上記下流側連通路41に隣接して
、やはり各吸気集合部36.37下方の左右吸気集合通
路35の間に、第7図に示す密閉されたバキュームチャ
ンバー43が形成されている。このバキュームチャンバ
ー43は、各独立吸気通路35に設けられたシャッター
バルブ44を駆動するアクチュエータ32および前記バ
ルブボディー30内のリリーフバルブを駆動するアクチ
ュエータ29その他の作動負圧を蓄えるものであって、
チエツクバルブ45を介し左右独立吸気通路35の吸気
負圧を導入し蓄える。
」1記シャッターバルブ44は低速・低負荷時の吸気吹
き返しを防ぐために設けられているものである。低速・
低負荷時には、上記バキューム−チャンバー43に蓄え
られた負圧が前記下方ソレノイドバルブ34を介して上
記アクチュエータ32に導かれ、このアクチュエータ3
2が作動することにより各シャッターバルブ44が所定
開度まで閉じられる。第8図は上記シャッターバルブの
作動領域を示している。
インテークマニホールドI2のフロント側端部には、吸
気集合通路36.37の前記入口開口部36a、37a
の真下の位置に冷却水通路46が形成されている。この
冷却水通路46は、インテークマニホールド12の前端
面中央に一端が開口し、下方に延び二股に分かれて左右
バンクとの連結部に開口する。冷却水は上方の開口部か
ら入って下方に流れ各バンクに導かれる。
左右吸気集合通路36.37の下流端土壁にはバイパス
用の開口47.48がそれぞれ設けられ、これら開口4
7.48が位置するインテークマニホールド12の上面
に前記連結管28が連結されている。連結管28は左右
の吸気集合通路3637にそれぞれ連通する二つの独立
した通路28a、28bを形成し、インテークマニホー
ルド12の上方でフロント側に反転して、その先端部に
は前記バルブボディー30が横置きで連結されている。
バルブボディー30には右側バンクに対応する側に横向
きの入口管部49が形成され、この入口管部49に前記
バイパス通路管27が連結されている。バイパス通路管
27内の通路27aおよび」1記連結管28内の通路2
82L、28bはスーパーチャージャー15をバイパス
して吸気バイパス通路を構成する。
第9図は前記バルブボディー30内に収納され吸気バイ
パス通路を開閉するリリーフバルブの制御領域を示して
いる。リリーフバルブは、過給圧が所定値(0,6〜0
.7kg/cm)以上になると開いて過給圧をリリーフ
し、また、低負荷時(例えば吸気負圧100mmHg以
上)に開いて、スーパ−チャージャ−15をバイパスし
て吸気を流す。
これにより、高負荷時の過過給が防止され、また、低負
荷時のポンプロスが軽減される。
この実施例においては、上記のようにエアクリーナ13
がエンジンルームII内においてサスペンションタワー
前方の一側方に配設されるため、十分に容量が大きいエ
アクリーナを用い、しかも前方からの冷たい空気を導入
して充填効率を向上させることができる。
吸気冷却器17ちまたエンジンルーム11の前方部でエ
アクリーナ13とは反対側に配設されるので、やはり、
十分なスペースを利用して大型のものを設置し、前方か
らの冷たい空気によって冷却効果を上げることができる
スロットルボディー20はスロットルバルブI9をアク
セルワイヤー等で操作する関係上、車室に近い位置に配
置しなければならないし、スーパーチャージャー15は
このスロットルボディー20の下流に設けることが要求
されるが、上記のようにスーパーチャージャーI5がエ
アクリーナ13とは反対側に配設されているため、スー
パーチャージャー15よりも後方で十分車室に近い位置
にスロットルボディー20を配設することができ、しか
も、後方に緩やかに湾曲するダクト22によってエアク
リーナ13側につなぐことができるので、吸気抵抗が増
大するような急な曲がり部をつくらすともボンネットラ
インの中に十分収めることのてきる吸気系が得られる。
また、インテークマニホールド12に対してフロント側
から吸気を導入するよう吸気冷却器17と吸気集合通路
36.37の入口開口部36a。
37aとが連通管18によって連結されるので、共鳴効
果を得るための分岐した通路部分の長さを確保しながら
、全体として連通路の長さの増大を抑えスーパーチャー
ジャー15の吐出抵抗を小さくすることができる。
また、エアクリーナ13からスーパーチャージャー15
までの吸気通路が長いことによって、スーパーチャージ
ャー15から上流側に伝わる脈動波の減衰が大きくなる
ため、エアクリーナ13を介して外に漏れる吸気流音が
小さくなる。しかもまた、スーパーチャージャー15の
上流はスロットルバルブ19によって絞られるため、と
くに低負荷時において吸気流音減衰の効果が大きくなる
したがって、吸気流音を低減するためにとくにエアクリ
ーナのボリュームを大きくする必要はなくなる。
また、スーパーチャージャー15の上流にスロットルバ
ルブ19が設けられているため、低負荷領域で各独立吸
気通路35のシャッターバルブ44が閉じられたときに
、スーパーチャージャ−15にかかる負荷が小さくなり
、その分燃費を向上させることができる。
また、吸気バイパス通路を構成するバイパス管27は、
スーパーチャージャーI5の直上流から右側へラドカバ
ー6の上方を横切ってエンジン本体lのバンク間のバル
ブボディー30までほぼ最短距離で設けられているため
、吸気バイパス通路の吸気抵抗を小さくして低負荷時の
充填効率を高めることができる。このバイパス管は比較
的径が小さいため、エンジンの高さをそれほど増大させ
ることはない。
左右吸気集合通路の下流側連通路41は、上記のように
ハング間のスペースを利用してインテークマニホールド
12下部の独立吸気通路35間に一体に形成されている
ため、フロント側に湾曲する形で十分に通路長さが確保
でき、したがって、コンパクトな吸気系が得られるだけ
でなく、独立吸気通路35および連通路41を含むイン
テークマニホールド12下部の剛性が高まる。
また、各吸気集合通路36.37には、最上流に開口す
る独立吸気通路35の開口部38の直上流に、吸気流を
偏向させる段部36b、37bが設けられていることに
より、前方から流れ込む吸気の流速が抑えられるともに
下向きに流れが変えられるため、大きな慣性力で吸気が
ストレートに流れ最後部に開口する独立吸気通路35に
偏って流れ込むといった現象が緩和される。また、段部
36b  37bを設けたことにより、インテークマニ
ホールド12のフロント側端部に冷却水通路46を設け
るスペースが確保される。
バルブボディー30は、インテークマニホールドI2の
後端部上方の連結管28の前方反転部に横置きで連結さ
れ、その横向きに形成された入口管部49にバイパス通
路管27が接続されているので、バンク間の空間が有効
に利用でき、吸気バイパス系ひいては吸気系全体がコン
パクトに形成できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されることなく、そ
の他いろいろな態様で実施できるものである。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているので、エアクリー
ナ、過給機、吸気冷却器のそれぞれの容量を十分に確保
しながら、それら各装置をそれぞれエンジンルーム内の
機能的な位置に配置し、しかも、吸気通路を吸気抵抗が
増大するほど急激に曲げることなく配設することができ
、また、過給機上流に設けられるスロットルバルブを車
室に近付けてアクセル操作系との接続を容易にすること
ができる。
また、エアクリーナから過給機までの吸気通路が長くな
ることにより、その間のボリュームによって過給機から
上流に抜けようとする吸気流音を減衰させることができ
る。
さらに、過給機をバイパスする吸気バイパス通路をエン
ジン側方に位置する該過給機の直上流とインテークマニ
ホールドの集合部とを連結するように設けることで、吸
気バイパス通路を短くして吸気抵抗を下げ、低負荷時の
充填効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体図、第2図は同実施例
の要部レイアウトを示す概略平面図、第3図は同実施例
におけるインテークマニホールドの平面図、第4図は同
正面図、第5図は同上流側側面図、第6図は第3図のA
−A断面図、第7図は同B−B断面図、第8図および第
9図は同実施例におけるンヤッターバルブおよびリリー
フバルブの制御領域図である。 1:エンジン、11.エンジンルーム、12インテーク
マニホールド、13:エアクリーナ、14:エアフロー
センサ、I5:スーパーヂャージャー(機械式過給機)
、I7.吸気冷却器、20:スロットルボディー 22
:ダクト、23:ダッシュパネル、27:バイパス通路
管、30・バルブボディー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気通路に上流から順にエアクリーナ、スロット
    ルバルブ、過給機および吸気冷却器を備えた自動車用過
    給機付エンジンにおいて、エンジンルームの前部一側方
    に前記エアクリーナを配設するとともに、エンジンルー
    ムの前部他側方に前記吸気冷却器を、また、該吸気冷却
    器の後方に前記過給機をそれぞれ配設し、前記エアクリ
    ーナと前記過給機とを接続する吸気通路を後方に取り回
    しエンジン本体とダッシュパネルとの間隙に沿って配設
    したことを特徴とする自動車用過給機付エンジンの吸気
    装置。
  2. (2)過給機をバイパスする吸気バイパス通路をエンジ
    ン側方に位置する該過給機の直上流とインテークマニホ
    ールドの集合部とを連結するように設けたことを特徴と
    する請求項1記載の自動車用過給機付エンジンの吸気装
    置。
JP25446788A 1988-10-07 1988-10-07 自動車用過給機付エンジンの吸気装置 Expired - Lifetime JP2700479B2 (ja)

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US07/416,777 US5058558A (en) 1988-10-07 1989-10-04 Air feeding system for a vehicle engine equipped with a supercharger
DE8989118602T DE68904154T2 (de) 1988-10-07 1989-10-06 Luftzufuhrsystem fuer einen mit einem auflader versehenen kraftfahrzeugmotor.
EP89118602A EP0362878B1 (en) 1988-10-07 1989-10-06 Air feeding system for a vehicle engine equipped with a supercharger

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040212A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 日産自動車株式会社 エンジン

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