JPH0210221Y2 - - Google Patents

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JPH0210221Y2
JPH0210221Y2 JP1984099379U JP9937984U JPH0210221Y2 JP H0210221 Y2 JPH0210221 Y2 JP H0210221Y2 JP 1984099379 U JP1984099379 U JP 1984099379U JP 9937984 U JP9937984 U JP 9937984U JP H0210221 Y2 JPH0210221 Y2 JP H0210221Y2
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JP
Japan
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bay window
window unit
house
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wall material
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JP1984099379U
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JPS6113789U (ja
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  • Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、出窓ユニツトを家屋に取り付けるた
めの装置に関する。
(従来技術) 既存家屋を増改築する際、この家屋に出窓を設
けることがある。この場合、従来の建築工法で
は、家屋の一部を壊して開口部を形成した後、現
場で種々の構成材を組み付けることにより、出窓
を作つていた。しかし、この方法では工期が長く
なる欠点があつた。
そこで、出窓ユニツトを予め工場で製造し、こ
れを建築現場まで運んで家屋開口部に取り付ける
工法が開発されている。この取付工法の一例が、
実開昭58−62983号公報に示されている。すなわ
ち、第10図に示すように、出窓ユニツト100
の両側縁部には、家屋の壁面102と平行に延び
る連結片101が設けられている。そして、この
連結片101を、家屋の開口部103の両側縁に
配置された柱104に木ねじ105等の手段によ
つて固定することにより、出窓ユニツト100を
取り付ける。
上記構成では、連結片101を柱104の外側
に取り付けるため、作業者は常に家屋の外側に居
て取付作業を行なわなければならず、作業性が低
かつた。特に高い箇所、たとえば2階以上に出窓
ユニツトを取り付ける場合には、作業者の足場を
確保しなければならない等、取付作業に手間がか
かつた。出窓ユニツト100の重量が大である場
合には、作業性がさらに低かつた。
また、連結片101を直接柱104に取り付け
る際に、出窓ユニツト100を保持した不安定な
状態で出窓ユニツト100を正確に位置決めする
ことが困難であるため、出窓ユニツト100の取
付精度が低かつた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に基づきなされたもので、そ
の目的は、作業性良く高精度に出窓ユニツトを取
り付けることができる出窓ユニツトの取付装置を
提供することにある。
(考案の要旨) 本考案の要旨は、出窓ユニツトの両側縁部に設
けられた外部側壁材接続部と、内部側壁材接続部
と、この両接続部の間から突設された第1の連結
片と、家屋開口部の両側縁に設けられ家屋の壁面
に対して直交する方向に延びる第2の連結片とを
備え、上記第1の連結片と第2の連結片とを連結
することにより出窓ユニツトを取り付け、外部側
壁材接続部に外部側壁材を接続し、内部側壁材接
続部に内部側壁材を接続するようにしたことを特
徴とする出窓ユニツト取付装置にある。
(考案の構成) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第8図を参
照して説明する。第1図は完成された出窓を示
す。出窓は、予め工場で製造された出窓ユニツト
10を、家屋に取り付けることによつて、構成さ
れている。
出窓ユニツト10は、第2図〜第5図に示す骨
組11と、この骨組11に付加された種々の構成
材とを有している。骨組11は、平面形状が略U
字形の3枚の横板12と、この横板12を連結する4
本の縦板13と、上部および下部の横板12を補
強する断面L字形の長尺の補強材14、および短
尺の補強材15とを備えている。これら横板1
2、縦板13、補強材14,15は鋼材からな
る。上記横板12の両端部は、家屋の壁面30に
対して直交する方向に延びており(第5図参照)、
この延出部が後述する第1の連結片16となつて
いる。連結片16にはそれぞれ4つの挿通孔16
aが形成されている。また、上部の補強材14に
も挿通孔14aが形成されている。
第1図に示すように、上記構成の骨組11に
は、3面に亙つて窓17が設けられている。ま
た、骨組11の下部には、収納部18が設けられ
ている。収納部18は扉18aによつて開閉され
るようになつている。収納部18の上部には棚1
9が設けられている。棚19の真上には出窓用天
井材20が設けられている。骨組11の外周側に
は断熱材21aを介して外装材21が取り付けら
れており、内周側には内装材22が取り付けられ
ている。骨組11の底面側には断熱材23aを介
して底板23が設けられている。
第6図に示すように、外装材21と内装材22
の側縁には、それぞれ外部側壁材接続部と内部側
壁材接続部が設けられており、両接続部の間から
第1の連結片16が突設されている。
上記構成の出窓ユニツト10において、連結片
16および底板23のみが他の構成材よりも家屋
方向に突出している。
他方、家屋には、壁等を一部壊すことにより、
予め開口部31が形成されている(第5図参照)。
開口部31の両側縁には柱32が配置されてい
る。また、開口部31の上縁には天井梁33、下
縁には床梁34が配置されている。本実施例で
は、これら柱32、天井梁33、床梁34は型鋼
からなり、互いに連結されている。
2本の柱32の互いに対向する面には、補助柱
35が溶接により連結されている。補助柱35は
断面4角形の型鋼からなる。補助柱35には、予
め工場においてそれぞれ3枚の第2の連結片36
が溶接されている。これら連結片36は、出窓ユ
ニツト10側の連結片16と一致するように位置
決めされている。各連結片36にはそれぞれ4つ
の挿通孔36aが形成されている。また、補助柱
35の上下端には連結板37が溶接されており、
補助柱35はこの連結板37を介して天井梁3
3、床梁34にも連結されている。
出窓ユニツト10は次のようにして家屋に取り
付けられるようになつている。まず、第2図に示
すように、出窓ユニツト10の上部の補強材14
の挿通孔14aに、吊具40を取り付け、この吊
具40にワイヤ41を懸けてクレーン(図示しな
い)で吊る。そして、この出窓ユニツト10を家
屋側に近付けて、出窓ユニツト10の第1の連結
片16を、家屋側の第2の連結片36に重ね合わ
せる。この状態で挿通孔16a,36aにボルト
43を挿通し、このボルト43とナツト44とで
連結片16と連結片36aとを連結する。この連
結により、出窓ユニツト10が家屋に取り付けら
れる。
上記連結作業は、家屋の外側からはもちろん室
内側からも行なうことができ、作業性が良い。ま
た、出窓ユニツト10をクレーンで吊つた不安定
な状態では、一般に正確な位置決めが困難である
が、本例では、家屋側からも連結片36が突出し
ており、これら連結片16,36を重ね合わせて
挿通孔16a,36aにボルト43を挿通するこ
とにより、出窓ユニツト10を簡単な作業で高精
度に取り付けることができる。しかも、連結片1
6,36は、共に工場において正確に位置決めさ
れて出窓ユニツト10、補助柱35に設けられて
いるため、出窓ユニツト10をさらに高精度に取
り付けることができる。
次に、ワイヤ41を吊具40から外すととも
に、この吊具40を補強材14から外す。この
後、第1図に示すように、断熱材50aを備えた
出窓用屋根50を取り付ける。また、出窓用屋根
50の端縁部と、天井梁33の上に配置された梁
42との間を、コーキング材51によりシールす
る。
また、出窓ユニツト10の取付状態において、
出窓ユニツト10の底板23の端縁部は床梁34
の上方に近接して配置されているが、この底板2
3の端縁部と床梁34との間をコーキング材52
によりシールする。
さらに、出窓ユニツト10の天井材20と家屋
側の天井材53との間に、これらに連なるように
して、天井材54を取り付ける。また、出窓ユニ
ツト10の下部と家屋側の床材55との間に、こ
の床材55と連なるようにして、床材56を取り
付ける。
他方、第8図に示すように、出窓ユニツト10
の外装材21、内装材22に連なるように、断熱
材57aを備えた外部側壁材57と内部側壁材5
8を取り付ける。外部側壁材57の端縁部と柱3
2との間をコーキング材59によりシールする。
このようにして、出窓が完成する。
完成された出窓において、連結片16,36
は、外部側壁材57、内部側壁材58により隠す
ことができ、外観に優れている。しかも、これら
側壁材57,58が出窓ユニツト10の外装材2
1、内装材22と連なつて、外観上一体の出窓を
形成し、不自然な形状とならないため、この点か
らも外観に優れている。また、柱32には補助柱
35が連結されていて柱32の補強がなされてい
るため、出窓の重量を支持するための十分な強度
を備えている。
なお、本考案は上記実施例に制約されず種々の
態様が可能である。例えば、家屋は木造であつて
もよい。この場合には、第9図に示すように、木
製の柱32′に、ボルト60とナツト61によつ
て補助柱35を取り付ける。
また、第2の連結片36を直接柱32の側面に
取り付けてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、家屋開
口部の両側縁に家屋の壁面に対して直交する方向
に延びる第2の連結片を設けて、出窓ユニツトの
両側縁部に設けられた第1の連結片と連結するよ
うにしたことにより、出窓ユニツトの取付作業を
室内側からも行なうことができ、作業性が大幅に
向上するとともに、出窓ユニツトを高精度に取り
付けることができる。また、第1の連結片が外部
側壁材接続部と内部側壁材接続部の間から突設さ
れているから、完成された出窓において、連結片
が外部側壁材と内部側壁材とにより隠され、外観
が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の出窓ユニツト取付装置を備え
た出窓の完成状態を示す縦断面図、第2図は出窓
ユニツトを家屋に取り付ける前の状態における骨
組を示す縦断面図、第3図は出窓ユニツト取付後
の状態における骨組を示す縦断面図、第4図は出
窓ユニツト取付前の状態における骨組の一部を示
す斜視図、第5図は出窓ユニツト取付後の状態に
おける骨組を示す平面図、第6図〜第8図は出窓
完成までの作業を順を追つて説明する部分拡大横
断面図、第9図は他の態様を示す横断面図、第1
0は従来例を概略的に示す横断面図である。 10…出窓ユニツト、16…連結片、21…外
装材、22…内装材、30…家屋の壁面、31…
家屋の開口部、32…柱、35…補助柱、36…
第2の連結片、57…外部側壁材、58…内部側
壁材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 出窓ユニツトの両側縁部に設けられた外部側
    壁材接続部と、内部側壁材接続部と、この両接
    続部の間から突設された第1の連結片と、家屋
    開口部の両側縁に設けられ家屋の壁面に対して
    直交する方向に延びる第2の連結片とを備え、
    上記第1の連結片と第2の連結片とを連結する
    ことにより出窓ユニツトを取り付け、外部側壁
    材接続部に外部側壁材を接続し、内部側壁材接
    続部に内部側壁材を接続するようにしたことを
    特徴とする出窓ユニツト取付装置。 2 前記第1の連結片が、家屋の壁面に対して直
    交する方向に延設されたものである実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の出窓ユニツト取付
    装置。
JP9937984U 1984-06-29 1984-06-29 出窓ユニツト取付装置 Granted JPS6113789U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9937984U JPS6113789U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 出窓ユニツト取付装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9937984U JPS6113789U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 出窓ユニツト取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6113789U JPS6113789U (ja) 1986-01-27
JPH0210221Y2 true JPH0210221Y2 (ja) 1990-03-14

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ID=30658884

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JP9937984U Granted JPS6113789U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 出窓ユニツト取付装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811577B2 (ja) * 1977-09-09 1983-03-03 三菱電機株式会社 三角函数変化量の演算装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811577U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 ナショナル住宅産業株式会社 付属建物取付装置

Patent Citations (1)

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JPS5811577B2 (ja) * 1977-09-09 1983-03-03 三菱電機株式会社 三角函数変化量の演算装置

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JPS6113789U (ja) 1986-01-27

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