JPH02101223A - 地下空間用天井スラブの施工方法 - Google Patents

地下空間用天井スラブの施工方法

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JPH02101223A
JPH02101223A JP63254497A JP25449788A JPH02101223A JP H02101223 A JPH02101223 A JP H02101223A JP 63254497 A JP63254497 A JP 63254497A JP 25449788 A JP25449788 A JP 25449788A JP H02101223 A JPH02101223 A JP H02101223A
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concrete
ceiling slab
underground
ground
slab
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JP63254497A
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Naoya Ohashi
大橋 直也
Takeshi Idei
出井 全
Yoshiki Shimizu
芳樹 清水
Nobuyoshi Kanamaru
金丸 伸良
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築物の地下階や道路下に設けられた地下通
路、或いは地下街といった地下空間を形成するにあたっ
て、その天井スラブを構築する施工方法に関する。
〔従来の技術〕
上述した地下空間用天井スラブの構築方法として、従来
、次の工程によるものが知られている。
(イ)地下空間構築箇所の地盤を所定深さまで掘削して
その根切底を整地し、必要に応じて捨コンクリートを打
設する工程。
(ロ)ベニヤ板等の堰板により天井スラブ用のコンクリ
ートを打設するための容器を作製し、その容器を鋼管端
太ならびに鋼管ポスト等からなる支保工を介して上記(
イ)の工程で掘削された根切底に支持させる工程。
(ハ〉前記容器の中にコンクリートを打設する工程。
(ニ)前記コンクリートの強度発現後、前記堰板ならび
に支保工を解体する工程。
(ホ)地下空間が形成される部分のうち(イ)の工程で
掘削された残りの部分の土壌を掘削排出する工程。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来方法においては、次のような問題
があった。
まず、前記(ロ)の工程において、天井スラブ用のコン
クリートを受は止めるための容器を堰板から作成し、そ
の容器ならびに打設コンクリートの荷重を支持するため
の支保工を設置するものであるから、それら堰板および
支保工よりなる型枠に係る材料費・運搬費・製作組立費
等の費用を必要とするとともに、型枠の施工が完了する
まではコンクリートの打設が行なえないので型枠工事に
相当する期間だけ工期が長期化することとなる。
また、前記(ニ)の工程にふいて、型枠の解体を必要と
することから、型枠解体費を必要とするとともに、型枠
の解体が完了するまでは次の掘削の工程を始められない
ので型枠解体工事に相当する期間だけ工期が長期化する
こととなる。
それに加えて、前記(イ)の工程で地盤が所定深さまで
掘削されているから、前記(0)工程の型枠工事を行な
うにあたって、特に地下空間設置領域が広範囲にわたっ
ていたりすると、堰板や支保工等の材料を作業性よく各
施工箇所に運搬すべく、多くの場合乗入れ構台を設置す
るものであり、その乗入れ構台の設置のための仮設費が
必要であること、ならびに乗入れ構台の設置および解体
のために工期が長期化する問題もあった。
本発明の目的は、上記実情に鑑み、安いコストでかつ短
い工期で地下空間の天井スラブを構築することのできる
方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による地下空間用天井スラブの施工方法の特徴は
、地下空間用の天井スラブを、次の工程により構築する
ことにある。
(A)地盤を支保工とする状態で、コンクリート受止面
を形成する第1工程。
(B)前記コンクリート受止面上に前記天井スラブ用の
コンクリートを打設する第2工程。
(C)前記コンクリートの強度発現後、そのコンクリー
トの下方に地下空間を形成するように、そのコンクリー
トの下方の土壌を掘削排出する第3工程。
なお、前記第1工程は、例えば、 (a)前記地盤の上面を整地する工程、(b)前記地盤
上面に前記第3工程において前記土壌とともに掘削排出
される墨出し用の捨コンクリートを打設する工程、 (C)その捨コンクリートの上面に剥離促進用の部材を
配設して前記コンクリート受止面となす工程、 とからなるものであってもよいし、或いはまた、前記地
盤の上面を整地して前記コンクリート受止面となす工程
のみからなるものであってもよい。
〔作 用〕
本発明による地下空間用天井スラブの施工方法は、上述
した(A)〜(C)の工程によるものであり、天井スラ
ブ用のコンクリートの受止面が地盤を支保工とする状態
で形成され、そのコンクリート受止面上にコンクリート
が打設されるものであるから、地盤自身によって打設コ
ンクリートの荷重を支持することとなって、従来方法で
必要とした鋼管端太やポスト等からなる支保工を省略す
ることができる。
そして、コンクリート受止面によって形成される地下空
間の天井スラブの下面にある程度の平滑性が要求される
場合には、地盤の上面を整地した後に揄コンクリートを
打設してその表面を均し仕上げするとともに、その捨コ
ンクリートの上にコンクリート受止面を形成するビニー
ルシート等を敷設して捨コンクリートが天井スラブから
剥れ易いようにしておいたり、或いは、上面整地後の地
盤上にベニヤ板等の堰板を敷設してコンクリート受止面
としたりすることによって、平滑なコンクリート受止面
を形成すればよいのであるが、他方、地下空間において
天井スラブとは別に天井貼りを施す場合や天井スラブの
下面に比較的大きな凹凸を持つ吹付タイルを施工する場
合のように、天井スラブの下面にさほどの平滑性が要求
されない場合であれば、地盤の上面を整地してコンクリ
ート受止面とすることも可能であって、この場合には、
地盤自体が堰板ならびに支保工を併せた型枠全体の機能
を果たすこととなって、従来方法で必要とした型枠全体
の設置を全く不要にできる。
従って、打設されたコンクリートの強度が発現した状態
では、上述したように平滑な天井スラブ下面を得るべく
揄コンクリートや堰板を用いた場合であっても支保工の
解体の必要がなく、かつその捨コンクリートや堰板の撤
去が掘削と同時的に行なわれることから型枠解体作業と
して独立した工程を必要とすることなく、また、天井ス
ラブ下面がさほどの平滑性を必要とせずに地盤自体に型
枠全体の機能を持たせた場合にあっては全く型枠解体作
業を行なうことなく、地下空間を形成するための天井ス
ラブコンクリート下方の掘削を直ちに開始することがで
きる。
それに加えて、地盤自体に型枠全体の機能を持たせる場
合には勿論のこと、地盤自体には単に支保工の機能を持
たせその地盤の上に堰板等を敷設する場合であっても、
その地盤の上での作業となるため、地下空間設置領域の
広さに拘らず常に材料等の連撮を作業性よくかつ安全に
行なうことができ、乗入れ構台の設置を不要にできたり
、或は、必要に応じて乗入れ構台を設置する場合であっ
ても、その構造を簡素化できる。
〔発明の効果〕
その結果、型枠の設置ならびに解体に係る型枠工事を少
なく或は全く不要にできることで、型枠の材料費・運搬
費・施工費の削減による工事費のコストダウンを達成す
ることができるとともに、工期の短縮が可能となり、そ
れに加えて、乗入れ構台の設置を不要にできたりその構
造の簡素化を図れるから、全体として、地下空間用の天
井スラブを、安いコストでしかも短い工期で構築するこ
とができるようになった。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明の施工方法で構築される天井スラブが覆う
こととなる地下空間(v)について説明する。この地下
空間(V) は、第2図に示すように、逆打ち工法で地
面下に形成される建物地下階であって、地下1階空間(
Van)および地下2階空間(VB2)それぞれが地下
空間(v)であり、1階床スラブ(Sl)および地下1
階床スラブ(SBυそれぞれが、本発明の施工対象とす
る天井スラブ(S)である。
この建物地下階は、フラットスラブ構造で構成されてお
り、各天井スラブ(Sl)、 (Sol、)と複数の地
下柱(2)との取合部分にはキャピタルが設けられてい
る。
本発明による地下空間用天井スラブの施工方法の要旨は
、上述の天井スラブ(S)を鉄筋コンクリート造にて構
築するにあたって、地盤自体を支保工としてコンクリー
トを打設した後、そのコンクリートの強度発現を待って
コンクリートの下方を掘削することにあり、地下空間(
v)を形成するための構造体等が地下に存在するもので
ありながら、掘削されて地下空間(V)が形成されるこ
ととなる地盤を、掘削前にコンクリート打設用の型枠の
一部として利用することで型枠工事を殆ど不要にするこ
とを可能にして、工費の削減と工期の短縮とを併せて達
成できるようにしたものである。
次に、本発明の施工方法を、工程順に説明する。
まず、第1図(イ)に示すように、地下空間設置箇所の
側方に、地下連続壁(1)を構築する。
この地下連続壁(1)は、地下空間形成領域を掘削する
にあたっての土留め壁になるとともに、第2図に示すよ
うに、その頂部に1階床スラブ(Sl)の端部を載置し
て支持するものである。
次に、第1図(ロ)に示すように、前記地下連続壁(1
)によって囲まれる地下空間設置箇所に、複数の地下柱
(2)を構築して構真柱とする。この構真柱となる地下
柱(2)により、後述する各スラブ(Sl)、 (S、
、)が支持されることとなる。
その後、第1図儲) に示すように、地盤(G)の上面
を1階床スラブ(S、)の厚さに相当する分だけ鋤取り
して整地するとともに、地下連続壁(1)に接する外周
部分を掘削してその外周部分に設ける地下外壁を順次下
方に連結するための刃型部分を施工する。
この刃型部分は、ある階の地下外壁のうち、分割して施
工されるその上方部分と下方部分とが構造的に強固に連
結されるように、地下外壁の上方部分を応力の比較的小
さい上下中間部分にまで伸ばしてその下端を傾斜面とし
たものであって、その施工にあたっては、第3図に示す
ように、この刃型部分の周りを掘削し、下方に差筋(3
)を突出させた状態で型枠(4)を組み立てた後、地下
連続壁(1)の頂部に一部が載置される状態でその型枠
(4)の内部にコンクリート(5)を打設し、型枠(4
)の周囲をポリシート(6)で養生した後に、刃型部分
の周りを埋め戻して、鋤取った地盤レベル(GLI) 
 と同一レベルに揃える。
次に、第4図に示すように、上面が整地された地盤の上
に、墨出し用の厚さが〔50mm〕程度の捨コンクIJ
−) (7)を全面に施工し、その表面を均し仕上げす
る。この捨コンク!J −ト(7)は、天井スラブ(S
)の下面の面精度を高めるためと墨出し用とに用いられ
るものであって、後述する第3工程において、天井スラ
ブ(S)の下方の土壌とともに掘削排出されるものであ
る。
そして、その工程においてこの捨コンクリート(7)の
掘削を容易に行なえるように、捨コンクリート (7)
  は小片に分割され易いように施工される。そのため
の手法を説明すると、第6図および第7図に示すように
、捨コンクリート(7)中に、平面視において格子状と
なるように橋本(8)を埋設することによって捨コンク
リート(7)中に低強度部(7x)を形成するものであ
る。その結果、固化した捨コンク!J −ト(7)がそ
の低強度部(7x)によって形成される格子に沿って容
易に分割されて小片となるのである。なお、第7図(1
8)は、レベル出し用のテープ(19)を巻き付けて地
盤(G)に突き刺した鉄筋である。
その後、第4図に示すように、捨コンクリート(7)の
上面に、その捨コンクIJ −) (7)が天井スラブ
(S)の下面から剥離し易くするためにポリシート(9
)を敷設し、さらにその上に断熱用のスタイロフォーム
(lO)を全面に敷設してこのスタイロフォーム(10
)の上面をコンクリート受止面(x)  とする。第4
図において、(11)は天井インサートであり、後述す
る工程において打設される天井スラブ用のコンクリート
(12)中に埋設されるものである。
なお、前述した構真柱となる地下柱(2)との取合部分
について説明すると、地下柱(2)には、各階床スラブ
(S) に相当する位置の外周面に、付着性を高めるた
めのコツタ一部(2a)を形成してあり、第5図に示す
ように、地盤の鋤取時に、前述したキャピタルの形状に
合わせて地下柱(2)の周囲を儒鉢状に掘削して前記コ
ツタ一部(2a)を露呈し、前記捨コンク’) −) 
(7)をその儒鉢状の鋤取面に合わせて打設した後、下
地モルタル(13)を施工してその上面にポリシート(
9)を敷設してそのポリシート(9)の上面をコンクリ
ート受止面(x)とする。
そして、上述のように地盤を鋤取り整地し、揄コンクリ
ート(7)・ポリシート(9)・スタイロフォーム(1
0)等を施工する工程が、地lを支保工とする状態でコ
ンクリート受止面(x)を形成する第1工程である。
その後、前記スタイロフォーム(10)の上に配筋を行
ない、前記コンクリート受止面(x)上に、第1図(ニ
) に示すように、天井スラブ用のコンクIJ −) 
(12)を打設する。これが第2工程である。
上記コンクリート(12)が打設されることによって、
そのコンクU −) (12)が前記構真柱となる地下
柱(2)のコツタ一部(2a)に付着して地下柱(2)
と一体化され、さらに地下連続壁(1)に連結されるこ
とでそのコンクリート (12)が切梁となって地下連
続壁(1)の外方からの土庄に抵抗することとなり、次
の工程の掘削を支障なく行なうことができるのである。
上記天井スラブ用のコンク!J −) (12)の強度
が発現すれば、第1図(ホ)に示すようにそのコンク!
j −) (12)の下方の土壌(14)を掘削排出す
る。これが第3工程である。
第8図を用いてこの掘削排出をさらに詳しく説明すると
、前記第2工程において天井スラブ(S)の一部に開口
(Sa)を形成するようにコンク’J −ト(12)が
打設されており、この開口(Sa)を介してタラムシエ
ル(15)を用いて所定部分の土壌(14)を掘削排出
した後、パケットローダ(16)をその部分に搬入し、
そのパケットローダ(16)によって残りの部分の土壌
(14)を掘削して前記開口(Sa)の下方に集積して
は、クラムシェル(15)によって、その土壌(14)
を排出することを繰り返すことによって行なわれる。
この掘削時に、既に述べたように、前記揄コンクリート
(7)もともに除去されて搬出される。
捨コンクIJ −) (7)の除去を容易に行なうべく
、第9図に示すように、前記パケットローダ(16)の
バケツ) (17)の上側周縁に、そのパケット(17
)の下側周縁に付設される複数の掘削爪(17a)と同
様な掘削爪を利用した1つの剥離爪(17b)を付設し
てあり、第10図に示すように、その剥離爪(1711
)を天井スラブ(S)用のコンクリート(12)と揄コ
ンクリート(7)との間に差し込んでバケッ) (17
)を下方に移動操作することによって、揄コンクリート
(7)を容易に天井スラブ(S)用のコンクリート(1
2)から剥がして除去することができる。なお、前記剥
離爪(17b) は、複数であっても良い。
この第3工程によって、第1図(ホ)に示すように、1
階床スラブ(Sl)となる前記コンクリート (12)
の下方に、地下1階となる地下空間(VBl)が形成さ
れることとなる。
その後、第11図に示すように、掘削底を整地し、捨コ
ンクリート(7)を打設し、ポリシート(9)を敷設し
た後、今度は断熱用のスチレンフオームは敷設せずにポ
リシート(9)の上面をコンクリート受止面(x)  
とし、その第1工程の終了後、第2工程として、第1図
(へ)に示すように、そのコンクリート受止面(x)上
に天井スラブ用のコンクリート (12)を打設し、そ
のコンク’J −) (12)の強度発現後、第3工程
として、第1図(ト)に示すようにコンクリート(12
)の下方の土壌(14)を掘削排出し、もって、地下2
階となる地下空間(VB12)が形成される。すなわち
、地下2階空間(VB2)用の天井スラブである地下1
階床スラブ(SBI) は、先に説明した地下1階空間
(V!II)用の天井スラブである1階床スラブ(Sl
)と同じ施工方法によって施工される。従って、上述の
第1工程から第3工程を繰り返すことによって、複数の
地下階を構築することが可能である。
地下の最下階においては、前記第3工程による土壌(1
4)の掘削排出後、地盤の上面を整地し、割栗地業等を
施した後、コンク!J −ト(15)を打設して底盤が
構築される。以上で、第2図に示すように、建物地下階
が完成する。
〔別実施例〕
次に、本発明の別の実施例を列記する。
く1〉先の実施例では、地盤(G)の上面を整地した後
、得られる天井スラブ(S)の下面の面積度を向上させ
るためと墨出用とに捨コンクリート(7)を打設し、そ
の捨コンクリート(7)の天井スラブ(S)からの剥離
を容易にするためにその捨コンク’J −) (7)の
上面にポリシー ) (9)を敷設してそのポリシート
(9)の上面をコンクリート受止面(×)としたり、或
いは、1階床スラブ(Sl)部分においてはさらにその
ポリシート(9)の上面に断熱用のスチレンフオーム(
10)の上面をコンクリート受止面(×)としたりした
ものを説明したが、それに替えて、天井スラブ(S)の
下面が直性上げ等でより高い面精度の要求がある場合に
は、ベニヤ板や金属パネル等を敷設してコンクリート受
止面(x)  としてもよいし、或いは逆に、天井スラ
ブ(S)の下方に別の天井が施工される場合や、凹凸の
大きい吹付仕上げが施される場合のように、天井スラブ
(S)の下面にさほどの面精度が要求されない場合には
、整地しただけの地盤(G)の上面をコンクリート受止
面(x)  としてもよい。また、上述した各種のコン
クリート受止面(x)が混在していてもよい。さらに、
先の実施例のように捨コンクIJ −ト(7)を打設す
る場合、その捨コンクリート (7)の天井スラブ(S
)からの剥離を促進するために、捨コンクリート(7)
の上にポリシート(9)等のシート部材に替えて、剥離
剤を塗布してもよく、それらシート部材や剥離剤を剥離
促進用の部材(9)と総称する。
く2〉先の実施例で説明したフラットスラブ構造のキャ
ピタルの取合部分において、そのキャピタルの周縁部分
を綺麗に仕上げるために、第12図に示すように、その
周縁部分を形成するためのモルタル製の縁(20)と温
体状の底板(21)とを先行して作製し、その上面にポ
リシー) (9)を敷設してコンクリート受止面(x)
としてもよい。また、キャピタルの周縁部分の形状は、
温体状のものに替えて、角錐状のものにしてもよい。
く3〉先の実施例では、建物地下階がフラットスラブ構
造で構成されたものを説明したが、それに替えて、一般
のラーメン構造や壁構造で構成された建物地下階を構築
する場合であっても、本発明は有用であって、天井スラ
ブ(S)に梁等が付設される構造においても、その粱型
となるコンクリート受止面(x)を先の実施例や上述の
く1〉のように各種の構成によって形成することで対応
することが可能である。
その場合、粱型の内部に、補強用の鉄筋のほか、鉄骨を
施工することも可能で、その場合にも鉄骨の施工が容易
でかつ安全である利点を有する。
く4〉先の実施例では、地下に地下1階空間(VBI)
と地下2階空間(Va□)との2つの地下空間(VB)
を有する建物地下階を例にとって説明した。この場合、
先の実施例中でも説明したが、3つ以上の複数階を有す
る建物地下階であっても、同様の施工方法を繰り返すこ
とによって、本発明を適用することが可能である。また
、複数階を有する建物地下階の場合、例えば地下連続壁
(1)が平面視形状の円形のものに構築したりして切梁
を必要としない場合であれば、第1工程と第2工程とで
1階床スラブ(Sl)を構築した後、第3工程において
全ての地下階に相当する部分の土壌(14)を掘削排出
して地下空間を形成した後、各階の床を下方から順に施
工して行くことも可能である。
〈5〉先の実施例では、建物地下階を例にとって説明し
たが、本発明は、そのほか、地下通路や地下街等を対象
として適用することが可能である。そして、地下通路の
ように幅が狭い地下空間用の天井スラブ(S>を構築す
る場合には、地下柱(2)の施工を必要としない場合も
あり、さらに、地盤が硬い場合等であれば、前記第1工
程と第2工程とで構築した天井スラブ(S)の一部を地
盤に支持させた状態で、第3工程でその天井スラブ(S
)の下方を掘削しつつ、その天井スラブ(S)支持用の
地下柱や地下壁を順次施工することも可能である。
〈6〉掘削にあっては、後での天井スラブ作成時におけ
る地面の整地を容易に行なえるようにする又は、−不要
にする上で、地面を平滑に掘削することが望ましい。
〈7〉尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の方法・構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明に係る地下空間用天井ス
ラブの施工方法の実施例を示し、第1図(イ)ないしく
ト)は工程を示す断面図、第2図は建物地下階の断面図
、第3図は端部の施工形態を示す断面図、第4図は要部
の断面図、第5図はキャピタル部分の施工形態を示す断
面図、第6図は揄コンクリートの施工状態を示す一部切
欠平面図、第7図は第6図における■−■線断面図、第
8図は土壌の掘削搬出形態を示す断面図、第9図はパケ
ットローラの正面図、第10図は捨コンクリートの除去
作業形態を示す断面図、第11図は要部の断面図である
。第12図は別の実施例を示す第5図に相当する断面図
である。 (7)・・・・・・捨コンクリート、(7x)・・・・
・・低強度部、(9)・・・・・・剥離促進用の部材、
(12)・・・・・・コンクリート、(14)・・・・
・・土壌、(G)・・・・・・地盤、(V)・・・・・
・地下空間、(S)・・・・・・天井スラブ、(×)・
・・・・・コンクリート受止面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、地下空間(V)用の天井スラブ(S)を次の工程に
    より構築する地下空間用天井スラブの施工方法。 (A)地盤(G)を支保工とする状態で、コンクリート
    受止面(x)を形成する第1工程。 (B)前記コンクリート受止面(x)上に前記天井スラ
    ブ(S)用のコンクリート(12)を打設する第2工程
    。 (C)前記コンクリート(12)の強度発現後、そのコ
    ンクリート(12)の下方に地下空間(V)を形成する
    ように、そのコンクリート(12)の下方の土壌(14
    )を掘削排出する第3工程。 2、前記第1工程が、 (a)前記地盤(G)の上面を整地する工程、 (b)前記地盤(G)上面に前記第3工程において前記
    土壌(14)とともに掘削排出される墨出し用の捨コン
    クリート(7)を打設する工程、 (c)その捨コンクリート(7)の上面に剥離促進用の
    部材(9)を配設して前記コンクリート受止面(x)と
    なす工程、 とからなる請求項1記載の地下空間用天井スラブの施工
    方法。 3、前記捨コンクリート(7)が、その打設面内におい
    て複数の区画に分割するための低強度部(7x)を形成
    する状態で打設されるものである請求項2記載の地下空
    間用天井スラブの施工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013059911A1 (en) * 2011-10-26 2013-05-02 2341451 Ontario Inc. Undercut excavation method with continuous concrete floors

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