JPH02100960A - 画像形成装置の排出トレイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高速複写機等のような画像形成装置においで
、用紙を収容するための排出トレイに関し、特に、高速
度で排出される用紙を用紙押圧部材によって案内すると
ともに、一定の部分より先の位置では、その用紙にブレ
ーキ作用を与えることが出来るようにする装置に関する
。

（従来の技術） 複写機等のような記録紙作成装置においては、感光体ド
ラム等に形成した原稿の画像情報を用紙に転写し、その
トナー画像が転写された用紙を定着装置を通して、加熱
と加圧とを行って定着し、コピーを排出トレイに向けて
排出するようにされている。

一般的な画像形成装置においては、そのコピーの排出速
度は、装置の画像形成に際してのプロセススピードによ
って自動的に設定されるものであり、定着装置のローラ
装置や、排出口部分に配置される排出ローラ等の駆動も
、装置内部での用紙搬送速度とほぼ同一に設定される。

ところが、複写機等から排出されるコピーは、定着装置
を通る際に、その熱や圧力等によってカールが発生した
り、排出ローラの送り速度が用紙の左右両側部分で若干
の差が発生すること等の理由によって、比較内乱れが生
じヤリ゛いものである。

そこで、従来Ｊ：り排出トレイの入口の端部付近に、プ
ラスチック製の柔軟なシート部材を配置しておき、その
シート部材に用紙を摺ａさせることによって、排出１コ
ーうによって排出される用紙が乱れずに、良好な状態で
トレイ上に堆積され得るようにする手段が用いられてい
る場合がある。

排出１−レイの上部にプラスチック製のシート部材を配
置する例としては、例えば、実開昭６２−１７１５２９
号公報等に示されるような例がある。

この従来例の装置は、中間トレイにおける片面複写演み
用紙の整列のために、１〜レイの上部にグラスチック製
のシー１へ部材を配置しでいるもので、該シート部材に
よって用紙を押圧する状態で、その用紙が飛びはねたり
することを防止し、所定の位置に正確に停止され得るに
うにするとともに、その中間（・レイ内での位置決めの
作用を行うことが出来るように構成しているものである
。

また、−膜内な複写機の排出トレイにおいても、前記し
た従来例に示されるようなシート部材を設けて、］ビー
の排出の姿勢等を制御することが行なわれる場合がある
。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したような従来の装置においては、排出トレイの上
部に配置されるプラスチック製のシート部材は、例えば
、ポリプロピレン製等の薄くて柔軟な材料で構成したも
のが用いられており、そのシー１一部材のｉｍ係数は比
較的小さいらのである。

イして、前記したようなシー１へ部材を用いる場合に、
プロセススピードが比較的遅い複写機にＪ３いては、コ
ピーの排出速度が遅いので、排出［］−ラにより排出ト
レイに向（プて搬送されるコピーは、シート部材によっ
て良好な状態で案内されて、該１−レイに堆積され得る
ことになる。

しかし、単位時間当たりのコピーの作成枚数が、８０〜
１００枚／分のような高速複写機においては、当然用紙
搬送路内での用紙の搬送速度が速く、排出トレイに対し
ても非常に高速度で用紙を排出することになるために、
従来のような単純なプラスデック製のシートを設けるこ
とのみによっては、用紙がシート部分を突き扱けてしま
い、シートによる規制部分によって停止させることが出
来なくなる等の欠点が生じることがあり、用紙の乱れを
防止することが出来ないという問題が発生している。

そこで、用紙の排出速度の制御を行うために、排出ロー
ラの近傍の部分に用紙センサーを配置しておき、定着装
置から排出される用紙の侵端部を検知した場合に、その
排出ローラの駆動速度を低下させ、排出トレイに排出さ
れるコピーの速度を遅くして、その用紙の排出に際して
、慣性で遠方に飛ばされることを防止するような手段を
用いる場合がある。

しかし、そのような用紙の排出速痘の制御を行う場合に
、高速複写機等においては、次の用紙が前の用紙に重な
るような状態で接近することがあり、その排出ローラ″
の駆動の切替の制御が比較的面倒である等の問題が発生
することがある。

（発明の目的） 本発明は、−上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、排出トレイに対してプラス
チック製の用紙押圧゛部材を設ける場合に、その摩擦係
数の小さい部材の先端部に、摩擦係数の大きな部材を接
続して配置し、コピーに対して余分なブレーキ作用が行
なわ枕ずに、堆積の作用を良好に発揮出来るようにする
装置を提供することを目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の画
像形成装置の排出ｌ・レイは、単位時間当たりの記録紙
の作成能力が大ぎく、用紙の排出速度が大きく設定され
ている画像形成装置に関する。

本発明の装置は、排出トレイの上面に用紙を案内するた
めの用紙押圧部材を配置するとともに、前記用紙押圧部
材は、最小サイズの用紙に対応する長さの部分を摩擦係
数の小さい部材で形成し、その先端部には柔軟で摩擦係
数の大きな部材を接続してｌｋ！置してなる装置である
。

そして、上記したように構成することによって、本発明
の排出トレイにおいては、排出ローラによって排出され
る用紙が用紙押圧部材の基部シートの部分で案内される
間は、用紙に対する摩擦抵抗が小さいので、用紙抑圧部
材に沿って移動されるが、先端部シートの部分では摩擦
力が非常に大きいために、急激にブレーキがかかった状
態で停止されることになる。

したがって、本発明の排出トレイにおいては、排出ロー
ラににって用紙が高速度で排出される場合でも、その紙
が遠くに飛ばされたりすることが防止され、排出１−レ
イの所定の位置に整理された状態で堆積される。

また、本発明の排出トレイにおいては、多数枚の用紙を
連続して収容する場合にも、用紙抑圧部材の基部シー１
へが任意に揺動されるので、用紙に対する案内作用と押
圧作用とを良好に発揮することが出来る。

（実施例） 図示された例に従って、本発明の画像形成装置の排出ト
レイの構成を説明する。

第１図および第２図に示される本発明の実施例において
、複写機等の画像形成装置の外フレーム１に、排出トレ
イ５が支持されており、該排出トレイ５の取付は部分に
対応して、排出ローラ２が配置されている。

この排出ローラ２は、一般の画像形成装置の場合と同様
に、装置のプロセススピードと同じ速度で駆動が行なわ
れるものであるから、本発明の装置においては、例えば
、Ａ４サイズで換算して８０〜１００枚／分程度の速度
で、用紙を排出出来る速度で駆動が行われる。

前記した排出ローラに続いて配置される排出トレイ５は
、その導入側端部を外フレーム１に係止する等の手段に
よって固定支持されており、その底板６はフレーム側が
低く、用紙の進行方向先端部が高くなるように傾斜して
設けられる。したがって、該１７１出トレイ５に堆積さ
れた用紙は、底板６の傾斜にしたがって、排出ローラ２
の方向に戻され、後板７に後端部を接した状態で整列さ
れて停止される。

本発明の、上記した排出トレイ５の上部には、用紙抑圧
部材１０が配置されている。この用紙押圧部材１０は、
適度な弾性を有する程度の長さを右し、摩擦係数の小さ
いグラスチック製のシート部材１１と、咳基部シート１
１の先端部に一体に設けられる、柔軟で１９１１係数の
大きい先端部シート１５とから構成される。

そして、前記基部シート１１の一端部は、外フレーム１
の所定の位置に接着部１２を介して接続され、（ｌ！！
端部には先端部シート１５を接着部１３を介して一体に
接続している。このように構成した本発明の用紙押圧部
材１０において、基部シート１１は、マイラー（商品名
）のような比較的弾性の大きいプラスチック製のフィル
ム部材を使用することが出来るが、その他に、用紙に対
する摩擦係数が小さく、弾力性が大きいフィルムであれ
ば、任意のフィルム状のものを使用することが可能であ
る。

また、前記基部シート１１の先端部に設けられる先端部
シート１５は、薄く人造皮革のように、その表面が滑ら
かでないものを用いると良く、例えば、「クラリーノ」
　（商品名）の非常に薄いもののような柔軟性があり、
その表面（バックスキン部分）の摩擦抵抗が非常に大き
い材料を用いることが出来る。

上記したように、２種類のシート状の材料を組合せて構
成した本発明の用紙押圧部材１０において、基部シート
１１の長さしは、例えば、Ｂ５サイズの長手方向の長さ
に用紙に対応させた位置に配置することが出来る。

また、本発明の用紙抑圧部材１０は、排出トレイのＴｔ
Ｊｈ向に対しては、第２図に示されるように、Ａ４サイ
ズの用紙の中央部分に配置することが出来るもので、前
記したように用紙押圧部材を配置すると、小サイズの用
紙に対しては、その先端部分が先端部シートに当接して
停止されることになるので、用紙が遠くに飛ばされる等
の問題が発生することがなくなる。

ざらに、大サイズの用紙を収容する場合には、排出ロー
ラ２によって排出トレイ５Ｆに排出される用紙は、基部
シート１１の部分でその先端部が摺動して先端部シート
１５の部分に達すると、急激にブレーキ作用を受けるこ
とになり、その用紙の後端部が排出ローラを通り扱ｉＪ
た位置で停止されるようになる。

この図示される実施例において、画像形成装置は第２図
の下側を規準線Ｇに設定し１だサイドレジストレー２３
２６式の装置として構成されているので、その排出トレ
イ６の側板８から、Ａ４サイズの用紙の中央部分に用紙
抑圧部材１０が位置でるように設定される。

上記したように配置した用紙押圧部材１０においては、
基部シート１１が弾性を有するフィルム部材であること
から、排出トレイに用紙が堆積されるにしたがって、次
第に用紙押圧部材が上昇されることになるので、多数枚
の用紙を排出トレイ５の底板６上に堆積させた状態でも
、その用紙に対する収容性能には影響が発生することが
ないものとなる。

上記本発明の実施例は、用紙押圧部材１０を基部シート
１１と先端部シート１５とを組合せて形成した場合の例
であるが、本発明の用紙押圧部材においては、前記した
ような基部シートに代えて、第３図に示されるように、
薄いプラスチック製の板部材１７を用いることが出来る
。

そして、前記したように板部材１７を用いる場合には、
該板部材が用紙に対する摩擦係数が小さくて、基部シー
トの場合と同様な性質を有するものであれば、任意の材
料を用いることが出来るものであり、また、プラスチッ
クの他に、薄くて軽い金属製の板部材を用いてｂ良い。

そして、前記したような板部材を用いる場合には、基部
シートの場合のように、その板部材の弾性によって、用
紙抑圧部材を揺動させることが困難であることより、フ
レーム１に取付ける部分には、ヒンジ１８を配置し、そ
の用紙押圧部材を外フレーム１に対して揺動可能に支持
し、排出トレイ５に用紙が多数枚収容された場合に、該
用紙抑圧部材が次第に上昇され（ｑるようにすることが
出来るものとなる。前述した、先端部シート１５（クラ
リーノ等）の屈曲性により先端部シート１５の下部は常
に紙面の上部に密接し、ブレーキ性能等を損うことはな
い。

また、前記したような本発明の実施例において、用紙押
圧部材の長さと配置する位置、および、用紙抑圧部材の
数等は、任意に形成することが出来るものであり、複写
機等の画像形成装置の特質によって、最良の結果を得る
ことが出来るように構成することが出来る。

部シー１〜の部分で案内される間は、用紙に対−４る摩
擦抵抗が小さいので、用紙押圧部材に沿って移動される
が、先端部シートの部分では摩擦力が非常に大ぎいため
に、急激にブレーキがかかった状態で停止されることに
なる。

したがって、本発明の排出トレイにおいては、排出ロー
ラによって用紙が高速度で排出される場合でも、その紙
が遠くに飛ばされたりすることが防止され、排出トレイ
の所定の位置に整理された状態で堆積される。

また、本発明の排出トレイにおいては、多数枚の用紙を
連続して収容する場合にも、用紙押圧部材の基部シート
が任意に揺動されるので、用紙に対する案内作用と抑圧
作用とを良好に発揮することが出来る。

（発明の効果） 本発明の画像形成装置の排出トレイは、上記したような
構成を有するものであるから、排出ローうによって排出
される用紙が、用紙押圧部材の基

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の排出トレイの構成を示す側面図、第２
図はその平面図であり、第３図は本発明の別の実施例の
側面図である。 図中の符号 １・・・・・・外フレーム、２・・・・・・排出ローラ
、５・・・・・・排出トレイ、１０・・・・・・用紙押
圧部材、１１・・・・・・基部シート、１２・１３・・
・・・・接着部、１５・・・・・・先端部シー１〜．１
７・・・・・・板部材。 第１ 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 単位時間当たりの記録紙の作成能力が大きく、用紙の排
   出速度が大きく設定されている画像形成装置において、 排出トレイの上面に用紙を案内するための用紙押圧部材
   を配置するとともに、 前記用紙押圧部材は、最小サイズの用紙に対応する長さ
   の部分を摩擦係数の小さい部材で形成し、その先端部に
   柔軟で摩擦係数の大きな部材を接続して配置することを
   特徴とする画像形成装置の排出トレイ。