JPH0198878A - 低温ショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は上面に形成した商品収納及び取出用の開口にエ
アーカーテンを形成する平形の低温ショーケースに関す
る。

（ロ）従来の技術 特開昭５９−１１２１７１号公報（Ｆ２５Ｄ１７１０８
）や実開昭５９−２１４７９号公報に示される平形の低
温ショーケースは、吹出口から開口に吹き出されエアー
カーテンを形成する冷気流に速度勾配をつけて貯蔵室の
冷気団に接する内側流よりも外気に接する外側流の速度
を遅くしている。この速度勾配をつける手段として、吹
出口に配置された整流部材の長さを内側部分より外側部
分を長くすることや整流部材に複数乃至多数形成された
整流路のうち内側部分の開口面積よりも外側部分の開口
面積を大きくすることが採用されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来の技術によれば、吹出口から開口に吹き出され
た冷気のうち外気と接する外側流は速度が遅く且つ吹出
口から吹き出きれた直後その巻込作用によって外気を巻
き込む関係上、吹出口の外側部分となる整流部材の外側
部分に外気に含まれていた水分が露乃至霜として付着し
、整流路が目詰まりを起こしてエアーカーテンが乱れ、
開口における冷凍負荷が増加するという問題点があった
、特にこの問題点は、エアーカーテンが上面に形成され
る平形の低温ショーケースの場合には、外気の下方にこ
の外気より密度の高い冷気が降下気味に横断する関係か
ら、前面開口にエアーカーテンが形成される多段形低温
ショーケースよりも多く発生した。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決することを目的とするもので
、その手段として、開口に向けて冷気を吹き出す吹出口
に設けられた整流装置の通路側で、且つこの整流装置の
外側部分近傍に、該外側部分及び該外側部分を通過する
冷気を加熱する発熱体を設けた構成としたものである。

（＊）作用 上記構成によれば、整流装置の通路側で且つ整流装置の
外側部分近傍に設けた発熱体でもって、冷却運転時には
エアーカーテンの外側流となる冷気を加熱して乾燥冷気
とすることに併わせて、整流装置の外側部分を加温する
ことができるので、外側流と外気との温度差を小さくし
てエアーカーテンへの湿気進入量を少なくすることがで
きると共に、水分付着が起因する整流装置の目詰まりを
防止できる。

（へ）実施例 以下図面に基づき本発明の詳細な説明すると、図中（１
）は上面に商品収納及び取出用の開口（２）を形成した
断熱壁（３）にて本体を構成してなる平形の低温ショー
ケースである。前記断熱壁は前壁（３Ａ）の上部にガラ
スよりなる透明窓（４）を立設すると共に、この透明窓
の前面下部に沿ってバンパーレール（５）を装設してお
り、又背壁（３Ｂ）の上部に前方に張り出すエプロン（
３Ｃ）を形成している。（６）は前記断熱壁の内壁より
適当間隔を存して配置される略Ｕ字形の区画板で、この
区画板の配置に伴ない、プレートフィン形冷却器（７）
及び正逆回転可能な軸流形送風機り８）を収納配置し、
且つ一端を前向きに開口して吹田口（９）、他端を上向
きに開口して吸込口（１０）となす通路（１１）と、貯
蔵室（１２）とを断熱壁（３）内に形成する。前記区画
板の前壁（６Ａ）の上部には、前記透明窓と共に外部か
ら貯蔵室（１２）を透視可能となし、且つ貯蔵室（１２
）のロードラインを実質的に引き上げる透明板（１３）
が立設され、又背壁（６Ｂ）の上部には、後述する整流
装置を載置する載置部（６Ｃ）が形成されている。　（
１４＞は前記吹出口に配置されたハニカム材等の整流装
置、（１５）は同じく吹出口（９）に配置され、前記整
流装置よりも開口（２）側に位置する格子部材で、共に
前記載置部（６Ｃ）に載置される。（１６）は前記吸込
口の下方に配置されたパンチングメタル又は網等の商品
落下防止部材である。

（１７）は前記整流装置（１４）の通路（１１）側で、
この整流装置の外側部分近傍に配置された４０Ｗの電気
ヒータ等の発熱体で、前記整流装置（１４）の押え板及
び冷気の指向板を兼用する取付板（１９）に取付けられ
ており、低温ショーケース（１）の冷却、除霜両運転に
関係なく常時発熱している。前記取付板（１９）は略り
字形に折曲された金属板からなるもので、前端取付部分
はビスにて前記エプロン（３Ｃ）に取付けられ、又下端
垂直部分は前記整流装置（１４）の背面上半分と相対し
、且つ前記発熱体（１７）を支持している。（２０）は
前記格子部材（１５）を押える略り字形状の押え板で、
前記エプロン（３ｃ）の前面から下面前部にわたって配
置され、その後部をエプロン（３Ｃ）と格子部材（１５
）及び整流装置（１４）との間の隙間（２１）に差し込
むことにより、格子部材（１５）及び押え板（２０）双
方が相互に固定される。前記取付板（１９）及び押え板
（２０）の取付けに伴ない、この取付板、押え板及び前
記隙間（２０）によってエプロン（３Ｃ）と、整流装置
（１４）及び格子部材（１５）との直接接触を防止でき
、取付板（１９）及び押え板（２ｏ）からエプロン（３
Ｃ）への熱伝導が緩和される。

前記低温ショーケース（１）は、冷却運転時には、送風
機（８）を正回転して冷却器（７）で熱交換された冷気
を、第２図実線矢印に示す如く強制循環して開口（２）
に冷たいエアーカーテン（ＡＣ’）を形成し、又冷却器
り７）への冷媒供給を停止する除霜運転時には、送風機
（８）を逆回転して空気（外気）を第２図鎖線矢印の如
く流し冷却器（７〉の除霜を行なう。

前記整流装置（１４）は角形又は円形をなす多数木の整
流路（１８Ａ）〜（１８Ｈ）を有している。この整流路
はその内側部分（１８Ａ）から外側部分（１８Ｈ）にか
けて累進的にその寸法が長くなっており、冷却運転時に
は、エアーカーテン（ＡＣ）の速度に勾配をつける。即
ち第１図に矢印（Ａｃｔ　）　（ＡＣ２’）　（ＡＣ３
）で示す如く、エアーカーテン（ＡＣ）の内側流（Ａｃ
ｔ）から中間流（ＡＣ２）、外側流（ＡＣ３）と順次速
度が遅くなる。前記エアーカーテンの外側流（ＡＣ３）
となる冷気は、取付板（１９）で指向されつつ整流装置
（１８）に流入する直前に発熱体（１７）で加熱され、
外気より温度が低く、内側流（Ａｃｔ）、中間流（ＡＣ
２）を形成する冷気より温度が高い乾燥冷気となる。前
記発熱体は除霜運転時には、吹出口（９）から通路（１
１）に導入され冷却器（７）に至る外気を加熱する。

又、前記外側流（ＡＣ３）の整流路（１８Ｈ）の通過及
び発熱体（１７）の輻射熱、更には取付板（１９）から
の熱伝導でもって整流装置（１４）の外側部分が加温さ
れる関係上、この外側部分の結露乃至着霜を防止でき、
整流装置（１４）の目詰まりを回避できる。

又、前記発熱体（１７）は整流装置（１４）の外側部分
を加温する関係上、電力消費量が小さく、冷凍負荷の増
加割合も少なくてすむ。

（ト）発明の効果 上述した本発明では次に列挙する効果を奏する。

■整流装置の通路側で、且つ整流装置の外側部分近傍に
設けた発熱体でもって、エアーカーテンの外側流となる
冷気を加熱して乾燥冷気とすることができるので、外側
流と外気との温度差を小さくしてエアーカーテンへの湿
気進入量を少なくすることができ、この結果、冷却器の
時間当りの着霜量を減らすことができる。

■発熱体によって整流装置の外側部分が主に加温される
関係上、外気に含まれる水分の付着が起因する整流装置
の目詰まりの発生がなくなり、整流装置全域から冷気を
吹き出すことができる。

■発熱体は整流装置の外側部分を主として加温するので
、電力消費量が小さく、且つ冷凍負荷の増加も僅かです
む。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明低温ショーケースの実施例を示し、
第１図はショーケースの要部拡大縦断面図、第２図はシ
ョーケースの全体縦断面図である。 （２）・・・開口、　（７）・・・冷却器、　（８）・
・・送風機、（９）・・・吹出口、　（１１）・・・通
路、　（１２〉・・・貯蔵室、り１４）・・・整流装置
、　（１７）・・・発熱体、　（ＡＣ３）・・・外側流
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上面に商品収納及び取出用の開口を形成し本体を構
   成する断熱壁と、貯蔵室を画成する区画板との間に、一
   端が前記開口に臨んで整流装置を備えた吹出口、他端が
   この吹出口に対向する吸込口となす通路が形成され、こ
   の通路に配置された送風機により冷却器で熱交換された
   冷気を強制循環して前記開口にエアーカーテンを形成し
   てなる低温ショーケースにおいて、前記整流装置の通路
   側で且つこの整流装置の外側部分近傍に発熱体を設けて
   なる低温ショーケース。