JPH0198621A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPH0198621A
JPH0198621A JP25472987A JP25472987A JPH0198621A JP H0198621 A JPH0198621 A JP H0198621A JP 25472987 A JP25472987 A JP 25472987A JP 25472987 A JP25472987 A JP 25472987A JP H0198621 A JPH0198621 A JP H0198621A
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JP
Japan
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polyester
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JP25472987A
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English (en)
Inventor
Hideyori Kurihara
英資 栗原
Kazuyuki Jitsuen
実延 一之
Tetsuo Ichihashi
哲夫 市橋
Takatoshi Kuratsuji
倉辻 孝俊
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリエステルの製造方法に関し、更に−詳しく
はポリマー溶融電気抵抗が低く、ポリエステルをシート
状に溶融押出した後、該シート状物へ上面または下面よ
り静電荷を析出させて回転冷却体表面で冷却・固化する
際の静電密着力に優れかつポリマー不溶物の少ないポリ
エステルの製造方法に関する。
(従来技術) 、ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステ
ルは、すぐれた物理的、化学的性質を有することから、
磁気テープ用途、写真用途、包装用途などのフィルム分
野に広く使用されている。
ポリエステルフィルムは、通常、押出機により溶融押出
したシート状ポリエステルを回転ドラム等の冷却体表面
で急冷した後、縦・横方向に2軸延伸して製造される。
このフィルム製造において、その生産性を高めて製造コ
ストを低減することは品質の向上とともに重要な課題で
あり、そのためには回転冷却体の周速を大きくして製膜
速度を向上させることが効果的な方法である。しかし、
この回転冷却体の周速を速めてフィルムの製膜速度を向
上させるにつれて冷却体表面へのシート状ポリエステル
の密着性が低下し、均一なフィルムが得られず、またシ
ート状ポリエステルと回転冷却体との間に空気を巻き込
むことによりフィルム表面に欠点を生ずるようになる。
シート状ポリエステルを急冷する際、押出口金と回転冷
却体表面との間にワイヤー状の電極を設けて未固化のシ
ート状物上面に静電荷を析出させ、該シート状ポリエス
テルを冷却体表面に密着させて均一なフィルムを1qる
静電キャスト法は公知である(特公昭37−6142号
公報等)。しかし、この静電キャスト法においても、製
膜速度を高めるために回転冷却体の周速を速くしていく
と、冷却体表面に密着されたシート状物の表面上への単
位面積静電荷量が減少し、シート状物と回転冷却体との
密着力が低下し、フィルム表面上に欠点が生ずるように
なる。このため、シート状物と回転冷却体との密着力を
高めるべく、押出口金と回転冷却体表面との間に設置さ
れた電極への印加電圧を高め、シート状物表面上への静
電荷の析出量を多くする方法が講じられるが、印加電圧
を高め過ぎると電極と冷却体との間にアーク放電が生じ
、冷却体表面のシート状物が破壊されるとともに、冷却
体表面に損傷を与えることになる。従って、電極に印加
される電圧をある一定以上に高めることは実質上不可能
であり、従来の静電キャスト法ではフィルムの製膜速度
を向上させて均一なフィルムを得るには限界がある。
かかる静電キャスト法の限界を克服し、製膜速度を更に
向上させて高能率で均一な表面欠点のないポリエステル
フィルムを1qる目的で、特公昭53−40231@公
報にはアルカリ金属、アルカリ土類金属またはそれらの
化合物を含有せしめて溶融ポリマーの比抵抗を0.2 
X106〜5父1060cmにコントロールする方法が
提案されている。しかしながら、この方法はアルカリ金
属またはアルカリ土類金属化合物を0.005〜1重ω
%、好ましくは0.07〜0.3重量%含有せしめてポ
リエステルシート状物と回転冷却体との密着性を向上さ
せるものであり、かかる大量のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属を含有させると、ポリエステルの内部に不
溶粒子が析出するようになり、そして粗大化した析出粒
子はフィルム化した時ピンホール等の発生原因となり、
また製膜時のアーク成型を誘発し、ざらにこれら金属は
ポリエステル自体の色調を著しく悪化させ、その結果と
して黄色味の強いポリエステルフィルムとなる等の問題
点があり、好ましくない。
(発明の目的) 本発明者は、かかる欠点を解消せんとして鋭意検討した
結果、静電印加冷却法におけるポリエステルフィルムの
製膜に用いるポリエステルを改質して、内部析出粒子が
少なくかつ溶融ポリマーの電気抵抗を低下せしめ、ざら
に静電密着力に優れたポリエステルを製造する方法を見
出した。
本発明の目的は、このポリエステルの製造方法を提供す
ることにある。
(発明の構成・効果) 本発明の目的は、本発明によれば、二官能性カルボン酸
またはそのエステル形成性誘導体とグリコールとをエス
テル化反応またはエステル交換反応させ、次いで得られ
る反応生成物を重縮合反応させてポリエステルを製造す
る際に、重縮合反応が終了するまでの任意の段階で、 (A)下記式(I> とも一種と、 (8)下記式(n) R6N  R?      ・・・(II)(C)周期
律表IA族の元素及びこの化合物よりなる群から選ばれ
る少なくとも一種と、 (D)周期律表IIA族、 IIB族、 I[IA族の
元素及びこれらの化合物よりなる群から選ばれる少なく
とも一種とを、 下記式(III)〜(■) 1≦WN≦3600            ・・・(
I[I>2 <WA ≦1700          
  ・(IV)1<WB <1300        
    ・(V )3≦(WA +WB > <250
0      −(Vl>)0.0003≦(LA十L
B)/a−N≦220 ・(W )、を満足する割合で
添加することを特徴とするポリエステルの製造方法によ
って達成される。
本発明で用いる二官能性カルボン酸としては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピ
ン酸等の如き芳香族ジカルボン酸や脂肪族ジカルボン酸
、更にはオキシ安息香酸の如きオキシカルボン酸などを
例示できる。これらのうち特にテレフタル酸、 2.6
−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。
また、二官能性カルボン酸のエステル形成性誘導体とし
ては、上記二官能性カルボン酸の低級アルキルエステル
(例えばメチルエステル、エチルエステル等)、アリー
ルエステル(例えばフエニルエステル等)等を例示でき
る。これらのうち特にジメチルエステルが好ましい。
さらにまた、グリコールとしては、エチレングリコール
、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール
、1,4−シクロヘキサンジメタツール等の如き脂肪族
ジヒドロキシ化合物、ポリエチレングリコール、ポリブ
チレングリコール等の如きポリオキシアルキレングリコ
ールなどを例示できる。これらのうち特にエチレングリ
コールが好ましい。
本発明においてポリエステルとしてはポリエチレンテレ
フタレート及びエチレンテレフタレートを主たる繰返し
単位とするコポリエステルが特に好ましい。ポリエステ
ルには安定剤1着色剤等の如き種々の添加剤をその目的
に応じて添加することができる。
本発明において二官能性カルボン酸とグリコールとのエ
ステル化反応、或いは二官能性カルボン酸のエステル形
成性誘導体とグリコールとのエステル交換反応、さらに
これら反応生成物の重縮合反応は、従来から当業界に知
られ或いは蓄積された方法で行うことができる。
例えば、テレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレ
ングリコールとを攪拌、加熱しながらエステル交換反応
せしめて単量体または初期重合体を生成し、次にこれを
その融点以上の温度で真空下または不活性ガス流通下に
おいて攪拌を加えながら所定の固有粘度まで重縮合反応
させる。その際、触媒、安定剤、滑剤等の添加剤を必要
に応じて用いることができる。
また、例えばテレフタル酸とエチレングリコールとを攪
拌、加熱しながらエステル化反応せしめて単量体または
初期重合体を生成し、次いでこれを上記と同様の方法で
重縮合反応させる。この場合も、触媒、安定剤、滑剤等
の添加剤を必要に応じて用いることができる。
本発明においては、かかるポリエステル製造法において
特定の第4級アンモニウム化合物(A)と、アミン化合
物(B)と、周期律表IA族の元素またはこの化合物(
C)と11周期律表nA族、IIB族。
IIIA族の元素またはこれらの化合物(D)とを、特
定の割合で併用することを特徴とするが、この第4級ア
ンモニウム化合物(A)は上記式(I>で示される化合
物である。上記式(I>におけるR1〜F<4のアルキ
ルとしては、例えばメチル、エチル。
プロピル、n−ブチル、ヘキシル、オクチル、カプリル
、デシル、ドデシル等を例示でき、またアリールとして
は例えばフェニル、ベンジル等を例示できる。またXの
アニオンとしては、ハロゲン(例えば臭素、塩素等)、
ヒドロキサイド等を例示できる。
第4級アンモニウム化合物の具体例としては、例えばテ
トラメチルアンモニウムブロマイド、テトラエチルアン
モニウムブロマイド、テトラn−ブチルアンモニウムブ
ロマイド、テトラオクチルアンモニウムブロマイド、ベ
ンジルトリエチルアンモニウムブロマイド、トリカプリ
ルメチルアンモニウムクロライド ウムブロマイド、トリエチルドデシルアンモニウムクロ
ライド、テトラフェニルアンモニウムブロマイド、テト
ラメチルアンモニウムヒドロキサイド、テトラエチルア
ンモニウムヒドロキサイド。
テトラn−ブチルアンモニウムヒドロキサイド。
テトラオクチルアンモニウムヒドロキサイド、ベンジル
トリエチルアンモニウムヒドロキサイド。
トリカプリルメチルアンモニウムヒドロキサイド。
トリエチルデシルアンモニウムヒドロキサイド。
トリエチルドデシルアンモニウムヒドロキサイド。
テトラエチルアンモニウムヒドロキサイド等が ・挙げ
られる。これらのうち特にテトラメチルアンモニウムヒ
ドロキサイド、テトラエチルアンモニウムヒドロキサイ
ド、テトラn−ブチルアンモニウムヒドロキサイド,テ
トラオクチルアンモニウムヒドロキサイド等が好ましい
。これらは一種または二種以上を用いることができる。
第4級アンモニウム化合物は、グリコールに分散させた
状態でポリエステル製造系に添加してもよいし、或いは
グリコールを用いずにそのままポリエステル製造系に添
加してもよい。ざらにまた少量の水または低級アルコー
ルに分散させた状態でポリエステル製造系に添加しても
よい。第4級アンモニウム化合物の添加時期はポリエス
テル中で良好な分散状態が得られるならポリエステル製
造中のどの段階でもよい。第4級アンモニウム化合物は
一度に添加しても何度かに分けて添加してもよい。また
、第4級アンモニウム化合物は他の添加成分と同時にポ
リエステル製造系に添加してもよいし、別々に添加して
もよい。またあらかじめ第4級アンモニウム化合物と他
の添加成分とを水あるいは低級アルコールまたはグリコ
ール中で混合したのちに添加してもよい。混合時に必要
ならば、加熱または冷却することは一向にさしつかえな
い。また、第4級アンモニウム化合物とアミン化合物の
みをあらかじめ混合し、周期律表IA族、HA族、II
B族、 I[IA族の元素および/またはこれらの化合
物は第4級アンモニウム化合物とあらかじめ混合しない
状態でポリエステル製造系に添加してもよい。また、第
4級アンモニウム化合物と周期律表IA族、lA族、 
I[B族、 IIIA族の元素および/またはこれらの
化合物のみをあらかじめ混合し、アミン化合物は第4級
アンモニウム化合物とあらかじめ混合しない状態でポリ
エステル6系に添加してもよい。
本発明において用いるアミン化合物は上記式(n)で示
される化合物である。上記式(II)におけるR5. 
Rs、 R7のアルキルとしては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチル、ヘキシル。
オクヂル、カプリル、デシル、ドデシル等を例示でき、
またアリールとしては、例えばフェニル。
ベンジル等を例示できる。また上記式(n)におけるR
5−R1は上記式(I)におけるR1−R1と同じもの
であることが好ましい。
アミン化合物の具体例としては、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリn−ブチルアミン。
トリオクチルアミン、ベンジルジエチルアミン。
トリカプリルアミン、シカプリルメチルアミン。
ジエチルデシルアミン、ジエチルドデシルアミン。
トリフェニルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン
、モロ−ブチルアミン、ジオクチルアミン。
ベンジルエチルアミン リルメチルアミン、エチルデシルアミン、エチルドデシ
ルアミン、ジフェニルアミン、メチルアミン、エチルア
ミン、n−ブチルアミン、オクチルアミン等が挙げられ
る。これらのうち特にトリメチルアミン、トリエチルア
ミン、トリn−ブチルアミン、1〜リオクチルアミン等
が好ましい。これらは一種または二種以上を用いること
ができる。
アミン化合物は他の添加成分と同時にポリエステル製造
系に添加してもよいし、別々に添加してもよい。また、
アミン化合物は他の添加成分の一種または二種とあらか
じめ混合し、残りの添加成分とは混合しない状態でポリ
エステル製造系に添加してもよい。この混合時に必要な
らば加熱または冷却しても一向にかまわない。
本発明において用いる周期律表IA族の元素(C)とし
てはリチウム、ナトリウム、カリウム。
セシウム、ルビジウム等が例示できる。また、これらの
化合物としてはかかる元素の酸化物,塩化物,水素化物
,水酸化物,硫化物,硫酸塩,炭酸塩,リン酸塩,カル
ボン酸塩等が例示できる。更に具体的には、塩化リチウ
ム、塩化ナトリウム。
塩化カリウム、塩化セシウム、塩化ルビジウム。
水酸化リヂウム,水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化セシウム、水酸化ルビジウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸
ナトリウム、リン酸カリウム。
酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム。
酢rtiセシウム、酢酸ルビジウム、安息香酸ナトリウ
ム、安息香酸カリウム、安息香酸ルビジウム。
安息香酸セシウム、フタル酸ナトリウム、フタル酸カリ
ウム等が例示できる。これらは−任または二種以上を用
いることができる。
周期律表IA族の元素及びこの化合物は、グリコール特
にエチレングリコールに可溶性であっても不溶性であっ
てもよい。周期律表IA族の元素またはこの化合物をグ
リコールに分散させて用いる場合、その粒径が5μm以
下、更には3μm以下のものが好ましい。
周期律表IA族の元素またはこの化合物はグリコールに
分散させた状態またはグリコールに溶かした状態でポリ
エステル製造系に添加してもよいし、グリコールを用い
ずにそのままポリエステル製造系に添加してもよい。周
期律表IA族の元素またはこの化合物の添加時期は、ポ
リエステル中で良好な分散状態が1qられるならポリエ
ステル製造中のどの段階でもよい。添加は一度に行って
も良く、何度かに分けて行ってもよい。
周期律表IA族の元素またはこの化合物は他の添加成分
と同時にポリエステル製造系に添加してもよいし、別々
に添加してもよい。また周期律表IA族の元素またはこ
の化合物は他の添加成分の一種または二種とあらかじめ
混合し、残りの成分とは混合しない状態でポリエステル
製造系に添加してもよい。この混合時に必要なら加熱ま
たは冷却しても一向にかまわない。
本発明において用いる周期律表IA族、 IIB族。
■^族の元素(D)としては、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム、ベリリウム。
亜鉛、カドミウム、水銀、ホウ素、アルミニウム。
ガリウム、インジウム、タリウム等が例示できる。
またこれらの化合物としてはかかる元素の酸化物。
塩化物、水素化物、水酸化物、硫化物、硫酸塩。
炭酸塩、リン酸塩、カルボン酸塩等が例示できる。
更に具体的には、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
塩化カルシウム、塩化ストロンチウム。
塩化マグネシウム、水素化カルシウム、水素化ストロン
チウム、水素化マグネシウム、水酸化ベリリウム、水酸
化マグネシウム、水酸化カルシウム。
水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、硫酸マグネシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸ベリリウム
、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチ
ウム、炭酸バリウム、リン酸マグネシウム、リン酸カル
シウム、酢酸ベリリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カル
シウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、安息香酸
マグネシウム、安息香酸カルシウム、安息香酸ストロン
チウム、安息香酸バリウム、フタル酸カルシウム。
フタル酸マグネシウム、フタル酸バリウム、テレフタル
酸カルシウム、テレフタル酸バリウム、水素化亜鉛、水
素化カドミウム、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、塩化亜鉛、臭
化亜鉛、ヨウ化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、リン酸亜鉛
、炭酸亜鉛、酸化カドミウム、水酸化カドミウム、塩化
カドミウム、臭化カドミウム、ヨウ化カドミウム、硫酸
カドミウム、硝酸カドミウム、炭酸カドミウム、酸化水
銀。
硫化水銀、塩化水銀、臭化水銀、硫酸水銀、炭酸水銀、
ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛、酢酸亜鉛。
安息香酸亜鉛、ジメチルカドミウム、ジメチル水銀、酢
酸水銀、ボリン、水素化アルミニウム、水素化ガリウム
、水素化インジウム、水素化タリウム、ホウ酸、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、塩化アルミニウム、
臭化アルミニウム、硫化アルミ→ウム、窒化アルミニウ
ム、酸化ガリウム、塩化ガリウム、臭化ガリウム、硫化
ガリウム。
酸化インジウム、硫化インジウム、塩化インジウム、r
li化タリウム、塩化タリウム、硝酸タリウム。
硫酸タリウム、フッ化タリウム、ホウ酸アルミニウム、
ホウ酸アンモニウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウ
ム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミ
ニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸
アルミニウムセシウム。
アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシウム。
ガリウム酸カリウム、ガリウムボロハイドライド。
硫酸ガリウムセシウム、インジウム酸カリウム。
インジウム酸マグネシウム、ホウ酸エチル、ホウ酸メチ
ル、ホウ酸フェニル、アルミニウムエトキシド、アルミ
ニウムtert−ブトキシド、アルミニウムイソプロポ
キシド、アルミニウムマグネシウムエトキシド、トリメ
チルインジウム、トリエチルインジウム等が例示できる
。これらは一種または二種以上を用いることができる。
周期律表IIA族、 IIB族、 ll1A族の元素ま
たはこれらの化合物はグリコール特にエチレングリコー
ルに可溶性であっても、不溶性であってもよい。
周期律表■^族、 I[B族、 IIIA族の元素また
はこれらの化合物をグリコールに分散ざぜて用いる場合
、その粒径が5μm以下、更には3μm以下のものが好
ましい。
周期律表IIA族、[8族、 IIIA族またはこれら
の化合物はグリコールに分散させた状態またはグリコー
ルに溶かした状態でポリエステル製造系に添加してもよ
いし、グリコールを用いずにそのままポリエステル製造
系に添加してもよい。周期律表I[A族、 IIB族、
 IIIA族の元素またはこれらの化合物の添加時期は
、ポリエステル中で良好な分散状態が1qられるならポ
リエステル製造中のどの段階でもよい。添加は一度に行
ってもよく、何度かに分けて行ってもよい。
周期律表I[A族、 IIB族、 IIIA族の元素ま
たはこれらの化合物は他の添加成分と同時にポリエステ
ル製造系に添加してもよいし、別々に添加してもよい。
また周期律表IA族、 I[8族、 IIIA族の元素
またはこれらの化合物は他の添加成分の一種または二種
とあらかじめ混合し、残りの成分とは混合しない状態で
ポリエステル製造系に添加してもよい。この混合時に必
要なら加熱または冷却しても一向にかまわない。
本発明における成分(A)、 (B)、 (C)、 (
D)の添加量は上記式(1)〜(■)を満足する必要が
ある。
第4@アンモニウム化合物(A)の添加量は、先ず上記
式(III)を満足する範囲にある必要かある。
上記式(I[I)における生成ポリエステルに対して窒
素原子換算の重!(WN>で1〜3800 ppmの範
囲にある必要がある。好ましくは8〜2200 ppm
の範囲である。この量が11)I)m未満ではポリエス
テルの固有抵抗を所望の値にすることができず、またポ
リマー不溶物の含■が多くなる。一方、3600ppm
を超えると副生成物の発生が多くなり、生成ポリエステ
ルの品質が低下するので好ましくない。
アミン化合物(13)の添加量は、第4級アンモニウム
化合物とのモル比で特定でき、上記式(■)を満足する
範囲にある必要がある。上記式(■)におけるモル比(
E/N>として0.0001〜0.40の範囲にある必
要がある。好ましくは0゜004〜0.20の範囲であ
る。この比が0.0001未満ではポリマー不溶物の含
量が多くなり、一方0.40より人でもポリマー不溶物
の含量が多くなるので好ましくない。
周期律表IA族の元素またはこの化合物(C)の添加量
は、先ず上記式(IV)を満足する範囲にある必要がお
る。上記式(IV)における生成ポリエステルに対する
IA族の重1(WA>で2〜1700ppmの範囲にあ
る必要がある。好ましくは5〜1200 ppmの範囲
である。この量が21)l)m未満ではポリエステルの
固有抵抗を所望の値にすることができず、一方1700
 ppmを超えると副生成物の発生が多くなり、生成ポ
リエステルの品質が低下するので好ましくない。
また、周期律表IIA族、IIB族、 IIIA族の元
素またはこれらの化合物(D)の添加量は、先ず上記式
(V)を満足する範囲にある必要がある。上記式(V)
における生成ポリエステルに対するIIA族、 IIB
族、 IIA族の元素の総重量(WB )で1〜130
0 ppmの範囲にある必要がある。好ましくは2〜9
00 ppmの範囲である。この量が11)l)m未満
では静電密着性が不足し、一方13001)り…を超え
ると副生成物の発生が多くなり、生成ポリエステルの品
質が低下するので好ましくない。
更に、周期律表IA族の元素またはこの化合物(C)と
、周期律表IA族、[8族、 I[[A族の元素または
これらの化合物(D)との総添加量は、上記式(Vl)
を満足する範囲にある必要がある。上記式(Vl)lケ
ル元素の総M (WA +WB > で3〜2500 
ppmの範囲にある必要がある。
第4級アンモニウム化合物(A)2周期律表TA族の元
素またはこの化合物(C)、及び周期律表IIA族、 
IIB族、 IIIA族の元素またはこれらの化合物(
D)の添加量はそれぞれ上記式(■)。
(IV>、  (V)、  (VI)ヲ満足”J ル必
”1K カd7i ルカ、同時に上記式(VIA)を満
足する範囲にある必要がある。上記式(VI)における
生成ポリエステルに対するIA族元素のグラム原子数(
LA >とLA族、■8族、 IIIA族元素の総ダラ
ム原子数(LB)の和と、第4級アンモニウム化合物の
モル数(N>と第4級アンモニウム化合物のアニオン部
(X>の電荷数(a)の積(a−N>との比 (LA +LB >/a−Nが0.0003〜220 
(7)範囲ニある必要がある。この比が0.0003未
満ではポリエステルの固有抵抗を所望の値にすることが
できず、また静電密着力が不足し、一方220を超える
とポリエステルに不溶の異物の生成が多くなり、生成ポ
リエステルの品質が低下するので好ましくない。
本発明においては、上述した点以外の条件、特にエステ
ル化反応条件、エステル交換反応条件。
重縮合反応条件等は従来から当業界に蓄積されまたは知
られた条件を採用することができる。その際、無機ある
いは有機微粒子からなる滑剤を添加して、エステル交換
或いはエステル化、および重縮合反応を行ってもよい。
本発明の方法によれば内部析出粒子が少なく、かつポリ
マー固有抵抗を0.2 X106Ω・cm〜200×1
06Ω・cmに低下せしめ、かつポリエステルをシート
状に溶融押出した後、該シート状物の上面または下面よ
り静電荷を析出させて回転冷却体表面で冷却・固化する
際の静電密着力にすぐれたポリエステルを得ることがで
きる。ポリエステルの固有粘度は通常0.45〜0,7
5であり、該ポリエステルを用いての製膜は高速製膜が
可能となる。
(実施例) 以下、実施例に基いて本発明を更に説明する。
なお、例中の「部」は重量部を意味する。また、特性、
評価の方法は以下の方法によった。
1、ポリマー中の粗大粒子数 ポリマー50+ngを2枚のカバーグラス間にはさんで
280℃で溶融プレスし、急冷したのち位相差顕微鏡を
用いてI2察し、画像解析処理装置ルーゼックス500
  (日本レギュレーター製)で顕微鏡像内の最大長が
5μm以上の粒子数をカウントし、その個数により、次
のようにランク分けして評価する。
特急:5μmを超える粒子が全く認められない。
1級:5t1mを超える粒子数が5個/10mm2未満
である。
2級=5μmを超える粒子数が5個/10mm2以上1
0個/10mm2未満でおる。
3級:5μmを超える粒子数が10個/10m…2以上
50個/10mm2未満である。
4級:5μmを超える粒子数が50個/10m…2以上
である。
なお、特急および1級、2級が実用に供せられる。
2、固有粘度 0−クロロフェノールを溶媒として35℃にて測定する
3、 ポリマーの固有抵抗 ポリマ−1oog2Ff溶融し、その中に’1cm2(
7)[積の一対のステンレス製電極をっけ、1cm間の
距離で1KVの電圧をかけて290 ’Cの溶融ポリマ
ーの電気抵抗を測定する。
4、 静電密着力の評価 ポリマーをシート状に溶融押出しする口金部において押
出したシートの上部に設置した電極によりキャスティン
グドラムとの間に5000Vの電圧を印加し、キャステ
ィングする際安定に製膜できる最大のキャスティングド
ラムの速度により次のようにランク付けして評価する。
ランク−A:キャスティングドラムの速度551Il/
分以上でも安定に製膜できる。
ランク−B:キャスティングドラムの速度50〜55I
ll/分で安定に製膜できる。
ランク−C:キャスティングドラムの速度50 m7分
以上では安定に製膜できない。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
G部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150℃から240’Cに徐々に昇温しながらエ
ステル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリ
メチル0.025部を添加し、15分間反応させてから
三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反
応させてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイド
0.042部を添加し、更に5分間反応させてから水酸
化カリウム0.080部と水酸化カルシウム0.015
部を添加し、更に5分間反応させてからトリエチルアミ
ン0.0017部を添加した。
続いて290℃まで昇温し、0.2 mmttoa下の
高真空下にて重縮合反応を行って固有粘度0.60のポ
リエチレンテレフタレートを得た。このポリマーの固有
抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第1表に示す
通りである。
実施例2 テレフタル酸のビス−β−ヒドロキシエチルエステル1
00部とテレフタル酸65部とエチレングリコール29
部の混合物を210〜230℃の温度でエステル化反応
を行った。反応により生成する水の留出量が13部とな
った時点で反応終了とし、反応生成物100部当り0.
027部の三酸化アンチモンと0.002部のリン酸1
〜リメチルを添加した。ざらにあらかじめエチレングリ
コール10部にテトラフェニルアンモニウムブロマイド
0.87部、酢酸ナトリウム・3水塩0.089部、酢
酸マグネシウム・4水塩0.033部及びトリフェニル
アミン0.053部を加えた混合液を反応系に添加した
後290℃まで昇渇し、0.2 mmHg以下の高真空
下にて重縮合反応を行い、固有粘度0.60のポリエチ
レンテレフタレートを得た。このポリマーの固有抵抗及
び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第1表に示す通りで
ある。
実施例3 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部と安
息香酸カリウム0.824部を添加し、150°Cから
240℃まで徐々に昇温しながらエステル交換反応を行
った。得られた反応物にリン酸トリメデル0.025部
を添加し、更に5分間反応させてから三酸化アンチモン
0.045部を添加し、続いて10分間240〜250
℃にて反応を続けてからテトラn −ブチルアンモニウ
ムヒドロキサイド6.105部と酢酸カルシウム・1水
塩0.0044部とトリ「)−ブチルアミン0.035
部を同時に反応系に添加した後10分間反応させた。そ
の後290 ’Cまで昇温し、0.2mm119以下の
高真空下にて重縮合反応を行い、固有粘度0.62のポ
リエチレンテレフタルートを得た。
このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性
は後掲第1表に示す通りである。
比較例1 実施例1においてテトラエチルアンモニウムヒドロキサ
イド0.042部を0.0063部に変更し、水酸化カ
リウム0.080部を0.216部に変更し、水酸化カ
ルシウム0.015部を0.167部に変更し、トリエ
チルアミン0.0017部を9x10−11部に変更す
る以外は実施例1と全く同様にして固有粘度0.60の
ポリエチレンテレフタル−トを得た。このポリマーの固
有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第1表に示
す通りである。
比較例2 実施例2においてテトラフェニルアンモニウムブロマイ
ド0.870部を0.0002部に変更し、酢酸ナトリ
ウム・3水塩0.089部を0.002部に変更し、酢
酸マグネシウム・4水塩0.033部を0.0014部
に変更し、トリフェニルアミン0.053部を0.00
004部に変更する以外は実施例2と全く同様にして固
有粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを19だ
このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性
は後掲第1表に示す通りである。
比較例3 実施例3においてテトラn−プチルアンモニウムヒドロ
キザイド6.105部を0.019部に変更し、安息香
酸カリウム0.824部を0.478部に変更し、酢酸
カルシウム・1水塩0.0044部を0.097部に変
更し、更にトリn−ブチルアミン0.035部を0.0
14部に変更する以外は実施例3と全く同様にして固有
粘度0.62のポリエチレンテレフタレートを得た。こ
のポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性は
後掲第1表に示す通りでおる。
比較例4 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガンφ4水塩0.036部と水
酸化バリウム0.015部を添加し、150’Cから2
40℃に徐々に昇温しながらエステル交換反応を行った
。内温か190℃に達した時点でトリエチルドデシルア
ンモニウムクロリド0.851部と1〜リエチルアミン
0.084部を添加し、ざらにエステル交換反応を行っ
た。エステル交換反応終了後、リン酸トリメチル0.0
24部を添加し、更に10分間反応させてから三酸化ア
ンチモン0.045部を添加し、5分後に酢酸セシウム
0.376部を添加した。引き続いて290 ’Cまで
昇温し0.2 mmtig以下の高真空下にて重縮合反
応を行い、固有粘度0.60のポリエチ 。
レンテレフタレートを得た。このポリマーの固有抵抗及
び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第1表に承り通りで
ある。
比較例5 実施例5においてテトラn−ブチルアンモニウムヒドロ
キサイド2.294部を0.0037部に変更し、酢酸
マグネシウム・4水塩0.485部を3゜00部に変更
し、トリn−ブチルアミン0.623部を0.0005
3部に変更する以外は実施例5と全く同様にして固有粘
度0.60のポリエチレンテレフタレートを得た。
このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性
は後掲第1表に示す通りである。
比較例6 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部と酢
酸ナトリウム・3水塩0.0013部を添加し、150
℃から240℃まで徐々に昇温しながらエステル交換反
応を行った。1qられた反応物にリン酸トリメチル0.
025部を添加し、更に5分間反応させてから三酸化ア
ンチモン0.045部を添加し、続いて10分間240
〜250℃にて反応を続けてからテトラn−ブチルアン
モニウムヒドロキサイド27.38部と酢酸マグネシウ
ム・4水塩0,0013部とトリn−ブチルアミン0.
004部を同時に反応系に添加した後10分間反応させ
た。その後290℃まで昇温し、0.2 mmt1g以
下の高真空下にて重縮合反応を行い、固有粘度0.50
のポリエチレンテレフタレートを得た。このポリマーの
固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第1表に
示す通りである。
実施例4 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150’Cから240’Cに徐々に昇温しながら
エステル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸ト
リメチル0.025部を添加し、15分間反応さけてか
ら三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間
反応させてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイ
ド0.0743部を添加し、更に5分間反応させてから
水酸化カリウム0.0144部と酢酸亜鉛0.0113
部とトリエチルアミン0.00104部を添加した。続
いて290℃まで昇温し、0.2 mmH(]以下の高
真空下にて重縮合反応を行って、固有粘度0.60のポ
リエチレンテレフタレートを得た。このポリマーの固有
抵抗及び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第2表に示す
通りである。
比較例7 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150℃から240℃に徐々に反しながらエステ
ル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメチ
ル0.025部を添加し、15分間反応させてから三酸
化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反応ざ
じてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイド0.
0909部を添加し、更に5分間反応させてから水酸化
カリウム0.0173部とトリエチルアミン0.001
04部を添加した。続いて290℃まで昇温し、0.2
 mm1Gl以下の高真空下にて重縮合反応を行って、
固有粘度0.60のポリエチレンテレフタレートを1q
た。このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに静電密
着性は後掲第2表に示す通りである。
実施例5 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150°Cから240℃に徐々に昇温しながらエ
ステル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリ
メチル0.025部を添加し、15分間反応させてから
三酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反
応させてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイド
0.1i4部と酢酸ナトリウム・3水塩0.070部と
水酸化アルミニウム0.008部とトリエチルアミン0
.00052部を添加した。続いて290℃まで昇温し
、0.2 mm11g以下の高真空下にて重縮合反応を
行って、固有粘度0.60のポリエチレンテレフタレー
トを得た。このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子並びに
静電密着性は後掲第2表に示す通りである。
比較例8 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩0.038部を添
加し、150℃から240℃に徐々に昇温しながらエス
テル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメ
チル0.025部を添加し、15分間反応させてから三
酸化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反応
させてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイド0
.227部と酢酸ナトリウム・3水塩0.035部とト
リエチルアミン0.00052部を添加した。続いて2
90℃まで昇温し、0.2 mmt1g以下の高真空下
にて重縮合反応を行って、固有粘度0.60のポリエチ
レンテレフタレートを得た。このポリマーの固有抵抗及
び粗大粒子並びに静電密着性は後掲第2表に示す通りで
ある。
実施例7 テレフタル酸ジメチル100部とエチレングリコール7
0部の混合物に酢酸マンガン・4水塩o、 038部を
添加し、50℃から240℃に徐々に反しながらエステ
ル交換反応を行った。得られた反応物にリン酸トリメチ
ル0.025部を添加し、15分間反応させてから三酸
化アンチモン0.045部を添加し、更に5分間反応さ
せてからテトラエチルアンモニウムヒドロキサイド0.
076部と水酸化カリウム0.020部と酢酸カルシウ
ム・1水塩0.0045部と酢酸亜鉛0.0023部と
水酸化アルミニウム0.0004部とトリエチルアミン
0.0016部を添加した。続いて290 ’Cまで昇
温し、0.2 mmH(J以下の高真空下にて重縮合反
応を行って、固有粘度0.60のポリエチレンテレフタ
レートを19だ。このポリマーの固有抵抗及び粗大粒子
並びに静電密着性は後掲第2表に示す通りである。
手続補正書 昭和62年12月、日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  二官能性カルボン酸またはそのエステル形成性誘導体
    とグリコールとをエステル化反応またはエステル交換反
    応させ、次いで得られる反応生成物を重縮合反応させて
    ポリエステルを製造する際に、重縮合反応が終了するま
    での任意の段階で、(A)下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 〔式中、R_1、R_2、R_3及びR_4はそれぞれ
    アルキルアリールまたは水素原子を示し、Xはアニオン
    を示し、aはアニオンXの電荷の数を示す。〕で示され
    る第4級アンモニウム化合物の少なくとも一種と、 (B)下記式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) 〔式中、R_5、R_6及びR_7はそれぞれアルキル
    、アリールまたは水素原子を示す。〕 で示されるアミン化合物の少なくとも一種と、(C)周
    期律表 I A族の元素及びこの化合物よりなる群から選
    ばれる少なくとも一種と、 (D)周期律表IIA族、IIB族、IIIA族の元素及びこ
    れらの化合物よりなる群から選ばれる少なくとも一種と
    を、 下記式(III)〜(VIII) 1≦WN≦3600・・・(III) 2≦WA≦1100・・・(IV) 1≦WB≦1300・・・(V) 3≦(WA+WB)≦2500・・・(VI)0.000
    3≦(LA+LB)/a・N≦220・・・(VII)0
    .0001≦E/N≦0.40・・・(VIII)〔式中、
    WNは生成ポリエステルに対する第4級アンモニウム化
    合物による窒素原子の量 (ppm)を示し、WAは生成ポリエステルに対する周
    期律表 I A族の元素の量(ppm)を示しWBは生成
    ポリエステルに対する周期律表IIA族、IIB族、IIIA
    族の元素の総量(ppm)を示し、LAは添加する I
    A族元素のグラム原子数を示し、LBは添加するIIA族
    、IIB族IIIA族元素の総グラム原子数を示し、Nは添
    加する第4級アンモニウム化合物のモル数を示し、aは
    添加する第4級アンモニウム化合物のアニオン(X)の
    電荷の数を示し、Eは添加するアミン化合物のモル数を
    示す。〕 を満足する割合で添加することを特徴とするポリエステ
    ルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018062574A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 東レ株式会社 ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなるフィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018062574A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 東レ株式会社 ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなるフィルム

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