JPH0195810A - 圧延機における板厚制御方法 - Google Patents

圧延機における板厚制御方法

Info

Publication number
JPH0195810A
JPH0195810A JP62253249A JP25324987A JPH0195810A JP H0195810 A JPH0195810 A JP H0195810A JP 62253249 A JP62253249 A JP 62253249A JP 25324987 A JP25324987 A JP 25324987A JP H0195810 A JPH0195810 A JP H0195810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate thickness
rolling
stand
rolling roll
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62253249A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0232041B2 (ja
Inventor
Ikuya Hoshino
星野 郁弥
Hiroshi Kimura
木村 紘
Yukihiro Maekawa
前川 行弘
Takayuki Fujimoto
藤本 隆行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Light Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Priority to JP62253249A priority Critical patent/JPH0195810A/ja
Priority to US07/253,582 priority patent/US4907434A/en
Priority to DE3834059A priority patent/DE3834059A1/de
Publication of JPH0195810A publication Critical patent/JPH0195810A/ja
Publication of JPH0232041B2 publication Critical patent/JPH0232041B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は圧延機における板厚制御方法に係り、特に、よ
り高い板厚精度を得ることの出来る方法に関するもので
ある。
(背景技術) 従来から、圧延機の板厚制御においては、圧延ロールギ
ャップを変化させているが、この圧延ロールギャップ操
作のみにて板厚を制御しようとすると、そのロールギャ
ップ変更に伴なう張力変化、特に後方張力変化により、
所期の板厚精度が得られないところから、板厚制御を考
える上では張力制御も同時に行なう必要があった。
このため、従来にあっては、板厚制御と張力制御がそれ
ぞれ独立して設計されており、第iスタンド板厚の制御
は、X線板厚計等で検出された板厚偏差の比例・積分値
に基づいて、ロールギャップを調整することにより実施
し、張力制御は上流(i−1)スタンドのロール速度調
整により実施されていたのであり、その−例が、第5図
(a)及び(b)に示されている。
すなわち、かかる第5図は、タンデム圧延機における従
来の第iスタンドにおける板厚制御方法の概略を示して
おり、そこにおいて、圧延ロールギャップ制御(調整)
装置(一般には圧下装置)2と圧延ロール速度側?II
 (IJI整)装置4とは、互いに独立となっている。
そして、かかる圧延ロールギャップ制御装置2は、当該
スタンドである第iスタンド6に設けられている一方、
圧延ロール速度制御装置4は上流スタンドである第(i
−1)スタンド8に設けられているのである。また、第
iスタンド6の出側には、X線板厚計等の板厚計10が
設けられ、更に第(i−1)スタンド8と第iスタンド
6との間には、張力計12が設けられているのである。
そして、第iスタンド6の出側に設けた板厚計10で検
出される板厚偏差の比例・積分値がフィードバックされ
て、圧延ロールギャップが調整される一方、張力計12
で検出された張力偏差の比例・積分値が圧延ロール速度
制御装置4にフィードバックされて、圧延ロール速度が
調整されるようになっているのであり、そのようなロー
ルギャップ変更指令、U%il及びロール速度変更指令
、 Uv(i−11を出力するためのブロック図が、第
5図(b)に示されている。なお、その図において、h
XLi) は板厚計10にて検出される出側板厚偏差で
あり、σ(”−1) は張力計12にて検出される後方
張力偏差であり、またに、(!ゝは比例ゲイン、K l
 ” は積分ゲインであり、そして14゜16.18及
び20は、それぞれ、ゲイン設定器、更に22及び24
は積分器である。
しかしながら、このような方法では、例えば圧延ロール
ギャップに外乱が加わった場合において、そのような外
乱によって惹起される張力変化が検出され、それによっ
て本来調整する必要のない圧延ロール速度を変化させて
しまうといった不合理な点があり、そしてロールギャッ
プを適正な値に調整するまでに時間を要し、その結果、
高精度の板厚が得られないという問題があった。
そこで、本発明者らは、先に、特願昭61−60144
号として、圧延ロールギャップ制御と圧延ロール速度制
御を連結させて同時に行ない、高精度の板厚制御を行な
う手法を明らかにしたのである。
すなわち、圧延ロールギャップ制御手段と圧延ロール速
度調整手段とを備える圧延機の板厚制御方法において、
板厚変化、張力変化及び圧下力変化の検出値を基にして
、該圧延機に加わる外乱を圧延ロール速度調整のみによ
り補正すべき外乱、圧延ロールギャップ調整のみにより
補正すべき外乱、及び圧延ロール速度調整と圧延ロール
ギャップ調整の両者により補正すべき外乱に分類して、
各外乱の値の推定を行ない、該推定値に応じて上記圧延
ロールギャップ調整手段及び上記圧延ロール速度調整手
段の操作を同時に行なうことにより、板厚変動を回避す
るようにしたのである。
而して、本発明者らの更なる検討の結果、この圧延ロー
ルギャップ制御と圧延ロール速度制御を同時に行なう板
厚制御手法にあっては、板厚情報が圧延機の出側に設け
た板厚計より取り出されるものであるところから、被圧
延材の板厚情報が今一つ充分でなく、板厚精度をより一
層高める上において、更なる改良を加える必要があるこ
とが明らかとなったのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情に鑑みて為された
ものであって、その目的とするところは、先の特願昭6
1−60144号に開示した圧延機の板厚制御方法を改
良して、圧延機に加わる外乱をより一層正確に推定し、
そしてそれらの外乱に適した外乱補償を行なうことによ
って、より高精度の板厚を得ることの出来る板厚制御方
法を提供することにある。
(解決手段) そして、本発明にあっては、上記の如き目的を達成する
ために、圧延ロールギャップ調整装置と圧延ロール速度
調整装置とを備えた圧延機における板厚制御方法にして
、所定の圧延スタンドにおける圧延荷重変化、入側板厚
変化、出側板厚変化及び後方張力変化を検出し、それら
の検出値に基づいて、該圧延機に加わる外乱を、圧延ロ
ール速度調整のみにより補正すべき外乱、圧延ロールギ
ャップ調整のみにより補正すべき外乱、及び圧延ロール
速度調整と圧延ロールギャップ調整の両者により補正す
べき外乱に分類して、各外乱の値の推定を行ない、その
推定値に応じて前記圧延ロールギャップ調整装置及び圧
延ロール速度調整装置をそれぞれ操作して、かかる圧延
機における板厚変動を抑制するようにしたことを特徴と
する圧延機における板厚制御方法にある。
要するに、本発明は、センサとして、出側板厚計、圧延
荷重計及び入側張力計を備えた圧延機を用いる、特願昭
6160144号に従う板厚制御方法において、更に入
側板厚計を付加し、この入側板厚計からの入側板厚情報
をも利用するようにしたものであって、かかる先願特許
方法に比べて、入側板厚計による情報を利用し得る分だ
け、より一層高精度の板厚を得ることが出来るのである
(具体的説明・実施例) 以下、図面を参照しつつ、本発明について、更に詳細に
説明することとする。
先ず、ここでは、通常のタンデム圧延機において、その
第(i−1)スタンドと第iスタンドに注目して説明を
行なうこととする。そして、ここで為すべきことは、外
乱を三種類:ds、dv。
dhに分類して、それぞれの値を推定し、圧延ロール速
度変更指令、Uv(i−11と圧延ロールギャップ変更
指令、U、+iゝを求めることにある。
そこで、先ず、圧延ロールギャップ変更命令:Ul”ゝ
 と圧延ロール速度変更指令:Uv(・−1) とが与
えられると、検出可能な量である第iスタンド後方張力
変化量:σ(i−11と入側板厚計で検出される板厚偏
差、)、、++1  と出側板厚計で検出される板厚偏
差Hh、(i)  と第iスタンドの圧延荷重変化量、
p(i)  とがどうなるかを調べる。
第iスタンド出側板厚変化量:hf(・)は次式のよう
に表すことが出来る。
h、(i)−ε、、3 (0+ε、  、 6 (i−
+1+86・hb(′)十d、   ・・・11)但し
、h、(iゝ :第iスタンド出側板厚変化量S”  
:第iスタンドロールギヤツブ変化量 σ3゛−”″:第iスタンド後方張力変化量hb′″′
 :第iスタンド入側板厚変化量d6 :材料変形抵抗
変化等の外乱 ε8.ε6.ε、:圧延対象材等によって求まる係数 また、後方張力変化:σ(i−11は次式で表される。
+Mv(V””+dv)+Mh、 h、+i+・・・(
2) 但し、dvは圧延材料変形抵抗変化、ロールと圧延材料
間の摩擦変化等によって生じる第(+ −1)スタンド
先進率変化、即ち第(i−1)スタンド出側板速度変化
等の3 (i) 、 V (”−1)以外のσ3゛−1
1に影響を及ぼす外乱である。なお、M、。
Ms、Mvは、それぞれ定数である。
また、第iスタンド出側板厚変化:h、(・)は、次式
でも表される。
但し、P(・) :第iスタンド荷重変化量M”  :
第iスタンドミル定数 圧延ロールギャップ変化量、5(i) は、油圧圧下装
置等の圧延ロールギャップ制御装置への変更指令:Ul
“)により決定される圧延ロールギャップ変化量、3C
1il の他に、ロールの熱膨張等の影響:d5も受け
る。式で表現すると次のようになる。
S”=Sc”+ds     −・・(41上記(5)
式は、圧延ロールギャップ変更指令、U%”ゝにより決
定される圧延ロールギャップ変化量:Sc(”)の動特
性を一次遅れで表したものであり、Tsは時定数である
圧延ロール速度変化量:y(+−11は圧延ロール速度
制御装置に与えられる圧延ロール速度変更指令、Uv(
i−11により次式のように表される。
d そして、以上の(1)〜(6)式の関係をブロック線図
に表すと、第1図のようになる。
すなわち、かかる第1図は、圧延ロールギャップ変更指
令:US’) と圧延ロール速度変更指令:UvLi−
11と入側板厚計で検出される板厚偏差、hb(i) 
 とが与えられると、検出可能な量である第iスタンド
後方張力変化量:σ(i−11と、出側板厚計で検出さ
れる板厚偏差:h、”ゝ と、第iスタンド圧延荷重変
化量、p(i) とが、どうなるかを示している。
そこにおいて、圧延ロールギャップ変更指令:U 、(
“)により、(5)式を基にした積分がブロック30で
行なわれて、圧延ロールギャップ量:3 c(i)が求
められる。この圧延ロールギャップ変化量、3%)に点
32で外乱:dsが加わり、(4)式で表される圧延ロ
ールギャップ変化量=S′′)が決定される。
一方、圧延ロール速度変更指令、Uv(i−11により
、(6)式を基にした積分がブロック34で行なわれて
、圧延ロール速度変化量、■(+−11が求められる。
また、この圧延ロール速度変化量:y((−11に点3
6で外乱:dvが加わったものに、ブロック38で成る
係数Mvを掛け、これに、圧延ロールギャップ変化量、
3Ti+ にブロック40で成る係数:M、を掛けたも
のと、入側板厚偏差、Jiilにブロック42で成る係
数:M+、を掛けたものを点44で加えて、(2)式を
基にした積分をブロック46で行なわしめて、後方張力
変化:σ(i−11を求める。
また、圧延ロールギャップ変化量、 3 T+1にブロ
ック48で成る係数:ε5を掛けたものと、後方張力変
化:σ(i−11にブロック50で成る係数:ε6を掛
けたものと、入側板厚偏差:h、(”)にブロック52
で成る係数:ε、を掛けたものと、外乱:dhが点54
で加え合わされて、前記(1)式の第1スタンド出側板
厚変化量、h、(i)が決まる。
圧延ロールギャップ変化量、3(“) と第1スタンド
出側板厚変化量、J(i)から、前記(3)式の第iス
タンド圧延荷重変化量、p(il が求まる。
以下では、上記したのとは反対に、検出可能な量である
第iスタンド後方張力変化量:σ(+−11と、入側板
厚計で検出される板厚偏差:hb(・)と、出側板厚計
で検出される板厚偏差、h、(りと、第iスタンド圧延
荷重変化量、p(+1 とから、圧延ロール速度変更指
令、UvT+−1) と圧延ロールギャップ変更指令、
U%i)を求める操作を説明する。
要するに、板厚及び張力に偏差が生じる原因は、外乱:
 d、、dv、dS、hb’)が加わるためであり、そ
れらの外乱量を知ることが出来れば、適正な操作を行な
うことが出来る。例えば、外乱:dsが加わった場合、
第1図から明らかなように、板厚:hf(+)  と張
カニσ(ト1)の両方が変動することになるが、この場
合、ギャップの調整のみで板厚と張力を制御すべきであ
り、また外乱:dvが加わった場合は速度の調整のみで
良い。
更に、外乱:d6に対しては、板厚:hf′”)への影
響をギャップ操作[(−1/ε−)dh]で補正し、そ
れと同時に、ギャップ変化の張カニσ(i−1)への影
響を速度操作[(Ms /Mv)(1/ε−)dh]で
補正する必要がある。
従って、外乱j dh、dv、d、、h、’)に対する
圧延ロールギャップ及び圧延ロール速度の調整は、以下
のように行なうことが考えられる。
ε S       εS ・・・(8) 上記したように、外乱:dhに対しては、圧延ロールギ
ャップと圧延ロール速度を同時に操作しなければならな
いが、圧延ロールギャップ制御装置の応答性:Tsと圧
延ロール速度制御装置の応答性:Tvに大きな差がある
場合は、(7)式及び(8)式のような操作量の与え方
では、過渡的に外乱:dk及びhb″) に対する圧延
ロールギャップと圧延ロール速度操作の同時性が崩れる
ことになる。従って、圧延ロールギャップ制御装置の応
答性と圧延ロール速度制御装置の応答性に差がある゛場
合は、上記の(7)及び(8)式に代えて、次式のよう
に操作量が与えられることとなる。
・・・(7′) ・・・(8′) 但し、かかる(7′)及び(8′)式の第1項が、それ
ぞれ、圧延ロールギャップ制御装置及び圧延ロール速度
制御装置の応答性を調整するためのフィードパンクであ
り、’r’s’ 、 ’rv’が、それぞれ調整後の時
定数となる。ここで、T3’ −Tv’ とすれば、そ
れぞれの制御装置の応答性が一致することとなる。また
、(7′)及び(8′)式の第2項の係数: T、/T
、’ 、TV/TV’は、それぞれ第1項の応答性調整
のためのフィードバックによるゲイン変化分を補正した
ものである。
すなわち、圧延ロールギャップ変更指令、[J%il及
び圧延ロール速度変更指令:Uv(“−1)から実際の
ギャップ変化量:So(・)及び圧延ロール速度変化量
:l’−11への動特性は、(5)式及び(6)式で表
されるが、伝達関数表現すると、次のようになる。
但し、カニラプラス演算子 そして、前記(7′)及び(8′)式に示された操作量
を(A−1)及び(A−2)式に代入すると、次式のよ
うになる。
5cC1)よ □ 。
Ts 、6+1 ・ ・ ・ (八−3) V(i−11よ □ ・ Tv A+1 ・ ・ ・ (八−4) また、かかる(A−3)及び(A−4)式を変形すると
、次のようになる。
17門 εS       ε5 ・ ・ ・  (八−5) y(ト1)ユ□ 。
Tv′  ^+1 ・ ・ ・ (A−6) 従って、TS’ −’rv’とすれば、外乱から圧延ロ
ールギャップ変化量:S♂゛)及び圧延ロール速度変化
量、y(i−11への応答性は一致する。そして、前記
(7′)式及び(8′)式を実現するためには、外乱”
s 、dy 、dh、  h、(i)及びギャップ:5
c(1)、速度、y(i−11が必要となる。以下では
、それらを検出された板厚・張力及び荷重から推定する
方法について述べる。なお、h、(i)は、圧延機入側
に設けられた板厚計による検出されることとなる。
A工」シ(ケ友 前記(1)及び(3)式より、次式が成立する。
・ ・ ・(9) 従って、p(i)、σ(ト1)及びhb(盈)は、それ
ぞれ、荷重計、圧力針、入側板厚計により検出可能であ
るところから、5(i)が分かれば、dhを求めること
が出来る。Slり は、(4)式より5c(i′及びd
、が分かればよい。
dl l  Se’)の)め 外乱:d3のモデルとして次式を仮定する。
かかる(10)式は、外乱:dsが一定であることを意
味するものであるが、その変動が緩やかな場合は近位的
に成立する。なお、外乱:d、の変動が緩やかでない場
合は、次式のように高次微分を考えればよい。
以下では、前記(10)式に基づいて、外乱:d、を推
定する方法について述べるが、(11)式を用いても、
同様な方法で行なうことが出来る。
外乱:d3及び圧延ロールギャップ変化量:3 c(i
l の推定値をft + gc”  とすると、次式で
求めることが出来る。
・・・側 ・ ・ ・a( −80σ +i−0−ε hhb”     ”   
’05)h%i)、板厚計で検出される出側板厚偏差に
+ 、Kz  : gcどLの推定速度を調整するゲイ
ン ところで、π、T・)は推定値(宮。(+1. Ks)
から求まる出側板厚偏差であり、(h、(i)−π、m
)が推定誤差となるのである。上記(12)式の右辺第
2項までは、前記(5)式及び(10)式で示される圧
延ロールギャップ変化量と外乱のモデルであり、モデル
から求まる推定値(fs+sc”)を推定誤差(h、(
il−π (i) )で修正していく構造となっている
。そして、かかる(12)式に、(13)、  (14
)及び(15)式を代入して整理すると、次のようにな
る。
T、′  ε   M (xゝ Ts’  ε5・ ・
 ・αη そして、かかる(16)式が、外乱;d、及び圧延ロー
ルギャップ変化量:5c(i) の推定方法を与える式
であり、(17)式は、その推定値番こ基づいて圧延ロ
ールギヤ・ノブ操作量を決める式である。
なお、外乱;dlの推定値は、前記(15)式%式% dv、y(東−区)の、゛め 前述したds、  S%i)  と同様にして、次のよ
うに行なう。
・・・Qlll y、<=−+)=Mv (V +=−++ +Hv )
+ Ms (gc(i’  + Ks )   ・・・
Ol−Mhhb”          ・ ・ ・(2
0)・ ・ ・eυ そして、y 、 (t −1)は張力の実測値から求ま
る量であり、また?、(i−1)は各推定値から決まる
量である。前記(2)式より、推定値が正しければ、本
来、y 、 L r −11? 、 (r −+ 1 
−〇であるところから、[y 、 (i−11? 、 
(a−11]の値が推定誤差になる。なお、各記号の意
味は、次のようになる。
♀(i−+) : V (f−11の推定値’Iv:d
vの推定値 Kx 、Ka  : v”−” 、3’vの推定速度を
調整するゲイン(定数) また、上記の(18)式に、前記(15) 。
(19)〜(21)式を代入して整理すると、次のよう
になる。
但し、f(t)=宮。(i>十g     ・・・−v
t−−(Ka+Ka)(−1/Tv’+KtMv)Vt
−(Ks 十Km)KaMy +に4MB・ ・ ・(
5) ナオ、上記の(22)式は、(V(4−11+に3σ(
・−1ゝ)及び(汎十に4σT+−11)の推定方法を
与える式である。これより、前記(21)式に示したロ
ール速度操作量は、次のように構成される。
Iy’   My 上記検討してきたところから明らかなように、(16)
式、  (17)式及び(22)式、  (26)式に
より、所期の板厚制御系が構成されることとなるのであ
り、そしてそれをブロック図で表すと、第2図及び第3
図の如くなるのである。
なお、圧延ロールギャップ制御装置と圧延ロール速度制
御装置の応答性を調整する必要がない場合には、上記の
式でTs =Ts’ 、 Tv =Tv’ と置けばよ
い。
第2図及び第3図に示されるブロック図の操作を実行さ
せるには、ゲイン設定器60〜116、加算器120〜
148、積分器150〜154を用いれば良い。先ず、
第2図は、検出可能な量である第iスタンド後方張力変
化量:σ(i−11と出側板厚計で検出される板厚偏差
:hr’ゝ と第iスタンド圧延荷重変化量、 p (
Hとから圧延ロールギャップ変更指令、Us(i)を求
める手続きを示す図である。
そこにおいて、検出可能な量である第iスタンド後方張
力変化量:σ(+−11と、出側板厚計で検出される板
厚偏差:hf(゛) と、第iスタンド圧延荷重変化量
、 p (″)を第iスタンドミル定数:M(・)で割
ったものとは、それぞれ、ゲイン設定器64.60.6
6を通った後、加算器120で加算される。他方、第i
スタンド圧延荷重変化量、p(i)を第iスタンドミル
定数:M” で割ったものと板厚偏差、h、(i)は、
それぞれ、ゲイン設定器68.62を通った後、加算器
128で加え合わされる。
加算器120の出力は、加算器122を通って積分器1
50に送られ、積分された後、ゲイン設定器70を経て
加算器122にフィードバックされる。この加算器12
2には、更に、積分器152による加算器130の出力
の積分値が、ゲイン設定器72を経てフィードバックさ
れている。積分器150からの最終出力が、圧延ロール
ギャップ変化量、3.++1の推定値IC(il であ
る。
また、加算器128の出力は、上で述べたように、加算
器130を通って積分器152に送られ、積分された後
、ゲイン設定器76を経て加算器130にフィードバッ
クされる。この加算器130には、更に積分器150の
出力がゲイン設定器74を通ってフィードバックされて
いる。積分器152からの最終出力が外乱:d5の推定
値:a。
である。
そして、かかる外乱の推定値:a5と第iスタンド圧延
荷重変化量、p(i)を第iスタンドミル定数:M” 
で割ったものは、それぞれゲイン設定器80.84を経
て、加算器126で加え合わされる。
第iスタンド後方張力変化量:σ1i−11のゲイン設
定器82を通したものと、ゲイン設定器78の出力と、
加算器126の出力とが加算器124で加え合わされる
ことにより、圧延ロールギャップ変更指令、Us(”)
が求められるのである。
また、積分器150と152の出力は、加算器132で
加え合わされて、f (t)として、第3図に送られる
ようになっている。
ところで、第3図は、上記第2図の処理の続きであって
、検出可能な量である第iスタンド後方張力変化量:σ
(i−1)  と、入側板厚計で検出される板厚偏差、
J(Hと、出側板厚計で検出される板厚偏差、)、、(
iゝ と、第iスタンド圧延荷重変化量、p(il  
とから、圧延ロール速度変更指令: UV’−’)を求
める手続きを示している。
そこにおいて、先ず、第iスタンド圧延荷重変化量、 
p ((l を第iスタンドミル定数:M” で割った
ものと、f (t)と第iスタンド後方張力変化量:σ
(・−1)は、それぞれゲイン設定器90゜92.86
を通った後、加算器134で加え合わされる。他方、f
(t)と第iスタンド後方張力変化量:σ(f−11と
入側板厚計で検出された板厚偏差、hb(i) は、そ
れぞれゲイン設定器94,88.96を通った後、加算
器142で加え合わされる。
また、加算器134の出力は、入側板厚変化:hb(H
のゲイン設定器98を通ったものと加算器136で加え
合わされ、更に加算器138を通って積分器154に送
られて積分された後、ゲイン設定器104を経て加算器
138にフィードバツクされる。この加算器138には
、更に積分器156による加算器144の出力の積分値
が、ゲイン設定器106を経てフィードバックされてい
る。
また、加算器142の出力は、上述したように、加算器
144を通って積分器156に送られ、積分された後、
ゲイン設定器110を経て、加算器144にフィードバ
ンクされる。この加算器144には、更に積分器154
による加算器138の出力がゲイン設定器108を通し
てフィードバックされている。
さらに、f(t)と第iスタンド後方張力変化量:σf
i−11は、それぞれゲイン設定器112,100を通
って、加算器148で加え合わされる。
また、第iスタンド圧延荷重変化量、p+i1 を第i
スタンドミル定数:M” で割ったものと積分器154
の出力とは、それぞれゲイン設定器102.114を通
って、加算器140で加え合わされる。
そして、かかる加算器140の出力と積分器156の出
力をゲイン設定器116に通したものと、加算器148
の出力とが加算器146にて加え合わされることにより
、圧延ロール速度変更指令:Uv(i−11が求められ
ることとなるのである。
そして、上述の如き本発明に従う板厚制御手法の概略を
モデル的に示すと、第4図の如くなるのである。
すなわち、かかる第4図において、所定の被圧延材16
0を走行せしめつつ、圧延を行なう圧延機において、そ
の第iスタンド162には油圧圧下装置等の圧延ロール
ギャップ制御(調整)装置164が設けられ、またその
圧延荷重を検出するためのロードセル166が設けられ
ているのである。また、かかる第iスタンド162の出
側には、出側板厚偏差を検出するための板厚計168が
設けられている一方、その入側には、入側板厚偏差を検
出するための板厚計170及び後方張力変化を検出する
ための張力計172が、それぞれ設けられている。また
、当該第iスタンドの後方側となる第(i−1)スタン
ド174を構成するロールには、圧延ロール速度制御(
調整)装置176が設けられているのである。
そして、かかる第iスタンド162における圧延荷重が
、ロードセル166にて検出される一方、出側板厚計1
68からの出側板厚情報、入側板厚計170からの入側
板厚情報、張力計172による張力情報が、それぞれ取
り出されて、前記(16)及び(22)式に基づいて、
外乱の推定が行なわれ、そして(17)及び(26)式
によって外乱補償操作量の計算が行なわれ、それに基づ
いて、圧延ロールギャップ制御装置164と圧延ロール
速度制御装置176の操作制御が行なわれることとなる
のである。
なお、本発明は、上記の説明に用いたタンデム圧延機だ
けでなく、ジングルスタンドの圧延機にも適用可能であ
って、このジングルスタンドへの適用の場合においては
、上流スタンドの速度変更指令がペイオフリールの速度
変更指令となるのである。またタンデム圧延機の場合は
、任意のスタンドに適用可能である。
33                  戸・その他
、−々列挙はしないが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱
しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる
変更、修正、改良等を加え得るものであって、そのよう
な実施形態のものが、何れも本発明の範晴に属するもの
であることが、理解されるべきである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う板厚制御
手法には、以下のような利点が存するのである。
圧延ロールギヤツブ制御装置及び圧延ロール速度制御装
置に不要な指令を与えることが少なくなるために、外乱
が加わった場合の板厚張力の変動が小さくなる。特に圧
延機の加減速時に被圧延材と圧延ロールとの間の摩擦係
数の変化による板厚変動を大幅に減少させることが出来
る。
また、外乱推定に使用する検出信号として、入側の板厚
と出側の板厚と張力と圧延荷重の4種類を使用すること
によって、圧延機に加わる外乱をより正確に推定するこ
とが可能となり、それらの外乱に適した外乱補償を行な
うことが出来るところから、先に提案した特願昭61−
60144号の手法に比べても、より高精度な板厚を得
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施するための圧延機のブロック図
の一例を示すものであり、第2図は検出可能な量から外
乱の値を推定して、圧延ロールギャップ変更指令を出力
するための本発明に従うブロック線図の一例を示すもの
である。第3図は、検出可能な量から外乱の値を推定し
て、圧延ロール速度変更指令を出力するための本発明に
従うブロック線図の一例を示すものであり、第4図は、
本発明の実施の一例を示す圧延機の概略系統図であり、
第5図(a)は、従来の板厚制御方法の一例を示す概略
系統図であり、第5図(b)は、出側板厚偏差及び後方
張力偏差から、ロールギャップ変更指令及びロール速度
変更指令を出力する長さの一例を示すブロック線図であ
る。 30、 34. 38. 40. 42. 46. 4
B。 50.52ニゲイン設定器 32.36,44,54:加算器 60〜116:ゲイン設定器 120〜148:加算器 150〜156:積分器 160:被圧延材   162:第iスタンド164:
圧延ロールギャップ制御装置 166:ロードセル  168:出側板厚計170=入
側板厚計  172:張力計174:第(i −1)ス
タンド 176:圧延ロール速度制御装置 出願人  住友軽金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧延ロールギャップ調整装置と圧延ロール速度調整装置
    とを備えた圧延機における板厚制御方法にして、所定の
    圧延スタンドにおける圧延荷重変化、入側板厚変化、出
    側板厚変化及び後方張力変化を検出し、それらの検出値
    に基づいて、該圧延機に加わる外乱を、圧延ロール速度
    調整のみにより補正すべき外乱、圧延ロールギャップ調
    整のみにより補正すべき外乱、及び圧延ロール速度調整
    と圧延ロールギャップ調整の両者により補正すべき外乱
    に分類して、各外乱の値の推定を行ない、その推定値に
    応じて前記圧延ロールギャップ調整装置及び圧延ロール
    速度調整装置をそれぞれ操作して、かかる圧延機におけ
    る板厚変動を抑制するようにしたことを特徴とする圧延
    機における板厚制御方法。
JP62253249A 1987-10-07 1987-10-07 圧延機における板厚制御方法 Granted JPH0195810A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62253249A JPH0195810A (ja) 1987-10-07 1987-10-07 圧延機における板厚制御方法
US07/253,582 US4907434A (en) 1987-10-07 1988-10-04 Method and device for controlling strip thickness in rolling mills
DE3834059A DE3834059A1 (de) 1987-10-07 1988-10-06 Verfahren und vorrichtung zur steuerung der banddicke in walzstrassen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62253249A JPH0195810A (ja) 1987-10-07 1987-10-07 圧延機における板厚制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0195810A true JPH0195810A (ja) 1989-04-13
JPH0232041B2 JPH0232041B2 (ja) 1990-07-18

Family

ID=17248640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62253249A Granted JPH0195810A (ja) 1987-10-07 1987-10-07 圧延機における板厚制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4907434A (ja)
JP (1) JPH0195810A (ja)
DE (1) DE3834059A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1040073C (zh) * 1989-12-25 1998-10-07 石川岛播磨重工业株式会社 轧机的板厚控制系统
US5101650A (en) * 1990-05-01 1992-04-07 Allegheny Ludlum Corporation Tandem mill feed forward gage control with speed ratio error compensation
JPH04167910A (ja) * 1990-11-01 1992-06-16 Toshiba Corp 圧延機の制御方法および装置
DE19505694C1 (de) * 1995-02-20 1996-07-04 Siemens Ag Einrichtung zur Dickenregelung von Walzgut
DE102008014304A1 (de) * 2008-03-14 2009-09-24 Siemens Aktiengesellschaft Betriebsverfahren für eine Kaltwalzstraße mit verbesserter Dynamik
CN113600622B (zh) * 2021-07-23 2023-08-11 首钢水城钢铁(集团)有限责任公司 一种棒材多线切分成品通条尺寸控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE637694A (ja) * 1962-09-21
US3592031A (en) * 1968-12-09 1971-07-13 English Electric Co Ltd Automatic control of rolling mills
US3694636A (en) * 1970-03-20 1972-09-26 Westinghouse Electric Corp Digital computer process control with operational learning procedure
IT1104120B (it) * 1978-04-18 1985-10-14 Selenia Ind Elettroniche Perfezionamento nei sistemi di traslazione di frequenza per segnali modulati in frequenza
JPS5691918A (en) * 1979-12-27 1981-07-25 Mitsubishi Electric Corp Load redistribution controller for continuous rolling mill
JPS61162221A (ja) * 1985-01-09 1986-07-22 Nippon Steel Corp 自動板厚制御方法
JPS62214818A (ja) * 1986-03-18 1987-09-21 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 圧延機の板厚制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4907434A (en) 1990-03-13
DE3834059A1 (de) 1989-07-13
JPH0232041B2 (ja) 1990-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960007487B1 (ko) 연속열간압연기의 제어장치
JP2009208115A (ja) 圧延制御パラメータの算出方法及び算出装置、圧延シミュレーション装置
US3934438A (en) Method of long-edge shape control for tandem rolling mill
JPH0195810A (ja) 圧延機における板厚制御方法
KR100398765B1 (ko) 연속압연기의 판두께 제어방법, 패스스케줄 산출방법 및 판두께 제어장치
JPH0218168B2 (ja)
US5101650A (en) Tandem mill feed forward gage control with speed ratio error compensation
JPS6129806B2 (ja)
JPH06154829A (ja) 板圧延における板厚・張力制御方法
JPH0327285B2 (ja)
JP3224052B2 (ja) 連続圧延機の板厚制御方法
JP2562011B2 (ja) 連続圧延機における形状制御方法
JP3521081B2 (ja) 熱間仕上げ圧延機における板幅制御方法
JPS6124082B2 (ja)
RU2207205C2 (ru) Способ регулирования толщины полосы
JP3345101B2 (ja) 金属帯板の冷間タンデム圧延制御方法及びその装置
JP3348540B2 (ja) タンデムミルの制御方法
JPH08252624A (ja) 熱間連続圧延における仕上温度制御方法
RU2075358C1 (ru) Способ регулирования скорости металла на многоклетьевом непрерывном стане горячей прокатки для обеспечения минимальных продольных тяговых усилий в металле с учетом неравномерного нагрева металла по его длине
JPS62137114A (ja) 厚板の板幅制御方法
JPH08187504A (ja) テーパー鋼板の製造方法
JPS61189812A (ja) 圧延機の厚み制御方法
JP2950182B2 (ja) テーパー鋼板の製造方法
JPS6339322B2 (ja)
JPH0386309A (ja) ストリップの圧延方法