JPH019267Y2 - - Google Patents

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JPH019267Y2
JPH019267Y2 JP12604881U JP12604881U JPH019267Y2 JP H019267 Y2 JPH019267 Y2 JP H019267Y2 JP 12604881 U JP12604881 U JP 12604881U JP 12604881 U JP12604881 U JP 12604881U JP H019267 Y2 JPH019267 Y2 JP H019267Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は面対向形の無整流子電動機に関するも
のである。
例えば、テープレコーダのキヤプスタン軸の駆
動に用いられる従来の面対向形無整流子電動機
は、第5図に示されているように、キヤプスタン
軸1と共軸一体でフライホイルを兼ねたロータ2
の下面に複数の磁極を有する円環状のロータマグ
ネツト3を固着し、ロータマグネツト3と対向し
て設けられたステータコア4の上面に駆動コイル
5及びロータマグネツト3の磁極を検出する位置
検出素子(例えば、ホール素子)6を設けてなる
ものである。しかるに、上記従来の電動機では駆
動コイル5を設けるに当つては、ステータコア4
に孔を穿ち、この孔にコイル5を貫いたはとめ7
を通してこれをかしめるようになつており、ま
た、位置検出素子6は、ステータコア4に穿つた
孔8内に配置するようになつている。従つて、上
記従来例によれば、ステータコア4に駆動コイル
取付用の孔及び位置検出素子の取付用孔8を形成
するため、これらの孔の部分がエアーギヤツプと
なつて磁気抵抗が部分的に増大し、コツキングの
原因となつていた。それでもロータが大型で充分
な慣性力が得られる場合はさほど問題にはならな
いが、ロータが小型、軽量となつて慣性力が小さ
くなるに従つてコツキング現象が大きくなり、電
動機の小型、軽量化が困難であるという欠点があ
つた。
そこで、前記ステータコア4は、前記ロータマ
グネツト3との対向面の範囲を無穴にし、ロータ
マグネツト3との対向面の範囲外に透孔を形成
し、前記位置検出素子及び前記駆動コイルのリー
ド線を上記ステータコア4の透孔に挿通させるこ
とにより、上記位置検出素子がロータマグネツト
との対向平面を放射方向にまたいで取り付けられ
るようにしたものも考えられている。しかし、こ
れによれば、位置検出素子のリード端子を長尺に
する必要があることから、位置検出素子の位置が
定まらず、位置検出信号が不安定となつて駆動コ
イルへの通電位相がずれ、回転が不安定となる欠
点があり、また、長尺のリード線同志が、外部応
力等に基づく変形によつて短絡事故を生じ易いと
いう欠点があつた。
本考案の目的は、コツキング現象を解消し、も
つて、小型、軽量化を可能にすると共に、位置検
出素子の取付位置を安定化し、かつ、位置検出素
子のリード端子の短絡防止を図つた面対向形無整
流子電動機を提供することにある。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図乃至第3図において、電動機の回転軸と
なるキヤプスタン軸11は、所要の慣性を有して
フライホイルを兼ねたロータ12に圧入固定され
ており、ロータ12の下面がわに形成された凹陥
部には多極着磁された円環状ロータマグネツト1
3が固着されている。キヤプスタン軸11は、鉄
材からなるステータコア14上に固定されたスラ
スト受15によつて支持されると共に、支柱1
6,16の介在によつてステータコア14と平行
に所定の間隔をおいて固定された地板17と、こ
の地板17のさらに上方に所定の間隔をおいて平
行に固定されたメカシヤーシ18との間に固定さ
れた軸受ホルダ19に挿通されている。軸受ホル
ダ19の両端部には軸受メタル19a,19aが
嵌められていて、これらの軸受メタル19a,1
9aによつてキヤプスタン軸11が回転可能に支
持されている。第1のステータコア14上には、
キヤプスタン軸11と同心円上に複数個の駆動コ
イル20が所定の周角度をもつて配設され、各コ
イル20の上面とロータマグネツト13の下面と
の間に所定の間隙を存して相対向させられてい
る。また、ステータコア14上にはロータマグネ
ツト13と対向する位置にホール素子などでなる
ロータマグネツト13の磁極を検出する位置検出
素子21,21が固定され、この検出信号に基い
て駆動コイル20への通電を制御することによ
り、周知の無整流子電動機としてロータマグネツ
ト13及びロータ12が回転し、ロータ12と一
体にキヤプスタン軸11が回転するようになつて
いる。ロータ12の上面がわにも凹陥部12aが
形成されていて、この凹陥部12aの内周面には
内歯々車状に内歯22が形成されている。上記凹
陥部12a内には、軸受ホルダ19の下端部に固
着された周波数発動機の上下のヨーク23,24
が位置しており、ヨーク23,24間にはその内
周部においてリング状の励磁マグネツト25が、
さらにその外方には周方向にリング状に巻回され
た発電コイル26が配設されている。周波数発電
機の一方のヨーク23の外周部には歯車状に外歯
23aが形成され、上記内歯22と外歯23aが
適宜の間隔を存して相対向している。発電コイル
26は、ロータ12の回転による内歯22と外歯
23aとの間の磁気的変化を検出してロータ12
の回転数に応じた信号を出力し、この検出信号に
基づいて駆動コイル20への通電を制御すること
によりロータ12を一定の回転数で回転駆動する
ようになつている。
ステータコア14の下面にはプリント配線基板
27が固着されている。プリント配線基板27に
は、位置検出素子21,21の出力信号及び周波
数発電機の出力信号を得て駆動コイル20への通
電を制御するための駆動制御回路が構成されてお
り、かかる制御回路を構成する回路素子群28が
配設されている。ステータコア14には、円環状
ロータマグネツト13との対向面の範囲内におい
ては何らの孔も穿たれていないが、ロータマグネ
ツト13の円環状対向平面の外側及び内側にそれ
ぞれ同心部分円弧状の長孔14a,14bが穿た
れている。
スラスト受15は電気絶縁材料、例えば合成樹
脂によつて一体成形され、中央の突台15c上端
の凹陥部に金属板等の受板30が嵌着され、受板
30によつてキヤプスタン軸11の下端を支承し
ている。スラスト受15には、周縁部に駆動コイ
ル20のリード線20aを挿通すべき複数の孔1
5aが形成され、スラスト受15の周面の一部か
らは突出部15bが一体に突出している。この突
出部15bは位置検出素子21の取付部となつて
いて、突出部15bには、その中央部に平面形状
が台形状の台部15dが、この台部15dを両側
方から挾むようにして押え爪15f,15fが、
また、台部15dを内周がわと外周がわから挾む
ようにしてピン15i,15iがそれぞれ一体に
突設されており、さらに、台部15dと押え爪1
5f,15fとの間には位置検出素子21,21
の位置決め孔15e,15eが穿たれ、また、ピ
ン15i,15iよりも内周がわと外周がわに
は、前記長孔14a,14bと対向する位置にリ
ード端子用の孔15h,15gが穿たれている。
上記位置決め孔15e,15eにはそれぞれ位置
検出素子21,21の本体が嵌め込まれると共
に、押え爪15f,15fによつて素子21,2
1の上方への離脱防止がなされている。各素子2
1,21から導出した前後計4本(二つの素子を
合わせて8本)のリード端子21aの先端は、前
記突出部15bの孔15g,15hにそれぞれ挿
通されたのちステータコア14の長孔14a,1
4bを通つてプリント配線基板27の所定位置に
半田付けされている。各素子21,21の一側か
ら導出した2本1組のリード端子21a,21a
は、前記ピン15iを挾み込むようにして、換言
すればピン15iによつて分離されて配設されて
いる。前記突出部15bの外側縁はステータコア
14と一体に形成された係止爪14dによつて上
方から押えられ、その位置を安定に保持するよう
になつている。上記のようにして、位置検出素子
21,21はロータマグネツト13との対向面を
半径方向にまたぐようにして取り付けられてい
る。また、ロータマグネツト13との対向面より
も内側に位置する複数の透孔15aには各駆動コ
イル20のリード線20aが挿通され、リード線
20aはさらにプリント配線基板27の所定位置
に半田付けされている。
このようにしてステータコア14におけるロー
タマグネツト13との対向面の範囲内では無穴に
形成されるため、位置検出素子21,21のリー
ド線21a,21aが長くなり勝ちで、外来ノイ
ズを拾い易いという不都合が生じるが、前述のよ
うに、位置検出素子21,21をロータマグネツ
トとの対向面の半径方向に配置することによつて
上記不都合を防止するようになつている。
このように、本考案によれば、ステータコア1
4はロータマグネツト13との対向面の範囲内は
無穴になつているから、磁気抵抗が部分的に増大
することはなくなり、ロータマグネツト13との
間の磁気的作用が部分的に変化してコツキングが
生ずるという従来の欠点を完全に解消することが
できる。かかる効果は、ロータを小型、軽量にし
て慣性力を小さくしてもコツキングのない安定な
回転を期待できるということであるから、電動機
の小型、軽量化を可能にするという効果をもたら
すことになる。また、コツキングがある場合はロ
ータマグネツトの振動の原因となつて機械ノイズ
が発生すると共に、周波数発電機を有するものに
あつてはその内歯と外歯との間隔の変化等によつ
て周波数発電機の出力が上記振動周波数によつて
変調され、ワウ、フラツタの発生原因になつてい
たが、本考案によれば、上記のようにコツキング
が防止され、振動もないから、周波数発電機の出
力も正確であり、ワウ、フラツタが大幅に改善さ
れる。実験によれば、機械ノイズは10dB以上改
善され、ワウ、フラツタは0.005程度以上に改善
された。さらに、本考案によれば、位置検出素子
の位置決め装着手段を有しているため、位置検出
素子が安定に保持されて安定した位置検出が行な
われ、駆動コイルへの通電位相がずれることもな
いから、この点からも安定した回転が行われる。
また、位置検出素子を装着する素子取付部はステ
ータコアの中央孔に嵌着される絶縁部材に一体に
延設されるため、位置検出素子は上記中央孔を基
準として位置決めされることになり、リード端子
が必然的に長尺となつてもこれに無関係に位置精
度を一段と向上させることができる。さらに、位
置検出素子が安定に保持されるから、たとえばそ
のリード線が長くなつたとしても短絡事故を防止
することができる。
なお、以上述べた実施例では、位置検出素子を
支持する部材がスラスト受と共有になつていた
が、スラスト受を使用しない電動機の場合は、第
4図に示されているように、絶縁部材に、中心孔
55d、その周りに複数のリード線挿入孔55a
を穿ち、さらに、放射方向の突出部55eに位置
検出部材21のリード端子挿入用の孔55b,5
5cを穿つてなる取付部材55を用意し、この取
付部材55をステータコア上に配設し、取付部材
55の中心孔55dを電動機の回転軸51が余裕
空間をおいて貫くようにしてもよい。上記取付部
材55は、位置検出素子21の位置決め装着手段
を有しているものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面正面
図、第2図は同上平面図、第3図は同上要部拡大
断面正面図、第4図は本考案の他の実施例の要部
を示す断面図、第5図は従来の面対向形無整流子
電動機の例を示す一部断面斜面図である。 12……ロータ、13……ロータマグネツト、
14……ステータコア、18……メカシヤーシ、
20……駆動コイル、21……位置検出素子、1
4a,14b……透孔、15b……位置検出素子
取付部、15e……位置検出素子の位置決め孔、
15f……押え爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を嵌着したロータに保持された複数の磁
    極を有する円環状のロータマグネツトと、このロ
    ータマグネツトに近接配置された複数個の駆動コ
    イルと、この駆動コイルを配設した鉄材からなる
    平板状のステータコアと、このステータコアに配
    置され、前記ロータマグネツトの磁極位置を検出
    する位置検出素子を有してなり、前記ステータコ
    アは、前記ロータマグネツトとの対向面の範囲を
    無穴かつ前記ロータマグネツトとの間のエアーギ
    ヤツプを均一間隔に形成すると共に、上記対向面
    の範囲外に中央孔を穿設し、この中央孔には、前
    記駆動コイルの各リード線を各々挿通する複数の
    挿通孔を上記中央孔の周縁部に形成した合成樹脂
    製の絶縁部材を嵌着し、かつこの絶縁部材に前記
    位置検出素子を位置決めして装着する装着手段を
    一体に配置した素子取付部を上記対向面の範囲を
    半径方向にまたがせるように一体に延設して前記
    ステータコアに添設し、前記位置検出素子のリー
    ド端子を上記対向面の範囲外まで延出して取付て
    なる面対向形無整流子電動機。
JP12604881U 1981-08-26 1981-08-26 面対向形無整流子電動機 Granted JPS5831778U (ja)

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JPS5831778U JPS5831778U (ja) 1983-03-02
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