JPH0192028A - 高密度カーボン製円板の切断成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子機器に用いる高密度カーボン製円板ノズ
ルを作る為の高密度カーボン製円板の切断成形方法に関
する。

（従来の技術とその問題点） 従来、高密度カーボン製円板を切断成形するには、第　
図に示す如く高密度カーボン製角板１を一辺中間を加ニ
スタート点として実線矢印の如く円形にワイヤー放電加
工により切断成形していた。

然し、高密度カーボン製板ｌは、高温で加圧焼成されて
いる為、ワイヤー放電加工機にセットした時に僅かなむ
りでも大きな歪が生じ、ワイヤー加工中、特に角部２で
割れが生じるという問題点があった。

（発明の目的） 本発明は上記問題点を解決すべ（なされたもので、角部
を作らないで高密度カーボン製板から円板を切断成形し
て、割れを防止するこ゛とを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するための本発明の高密度カーボン製
板から円板を切断成形するに於いて、高密度カーボン製
板に角部を作らないで円形にワイヤー放電加工して切断
成形することを特徴とするものである。

（作用） 上記の如く本発明の高密度カーボン製円板の切断成形方
法は、高密度カーボン製板をワイヤー放電により円形に
切断成形する際、角部を作らないで円形に切断成形する
ので、加工歪が均一に分散し、割れが防止される。

（実施例） 本発明の高密度カーボン製円板の切断成形方法の一実施
例を第１．２図によって説明すると、厚さ５龍、−辺２
５０龍の方形の高密度カーボン製角板ｌを受具３に支持
し且つ外周の三辺中間を角板固定治具４に設けた締付金
具５にて押さえる０次に高密度カーボン製角板１の残る
一辺中間のワイヤー放電加工のスタート位置に高密度カ
ーボン製補助具６を配して密着させる。然る後窪み部７
をスタート点となして、高密度カーボン製角板１を角部
を作らないで実線矢印の如く直径２０（ｈａの円形ワイ
ヤー放電加工して切断成形した。

一方、上記実施例と同一寸法の高密度カーボン製角板１
を第３図に示す如（−道中間を加ニスタート点として実
線矢印の如く直径１０（ｈｎの円形にワイヤー放電加工
して切断成形した。

こうして得られた実施例及び従来例の高密度カーボン製
円板を各１００枚検査した処、従来例の高密度カーボン
製円板には切削角部２で割れの生じたものが９５枚あっ
たのに対し、実施例の高密度カーボン製円板は全く割れ
が生じなかった。

これはひとえに加ニスタート位置に同材質の補助具６を
配して密着し、窪み部７をスタート点として角部を作ら
ないで円形にワイヤー放電加工により切断成形すること
により、加工中の加工歪が均一に分散されるからに他な
らない。

（発明の効果） 以上の説明で判るように本発明の高密度カーボン製円板
の切断成形方法によれば、周面に全く割れを生じさせず
に高密度カーボン製角板を円形に切断成形できて、品質
良好な高密度カーボン製円板を得ることができるという
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高密度カーボン製円板の切断成形方法
を示す平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線縦断面図、第
３図は従来の高密度カーボン製円板の切断成形方法を示
す平面図である。 出願人　　田中貴金属工業株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高密度カーボン製板から円板を切断成形するに於いて、
   高密度カーボン製板に角部をつくらないで円形にワイヤ
   ー放電加工して切断成形することを特徴とする高密度カ
   ーボン製円板の切断成形方法。