JPH0191583A - 多重伝送信号再生装置 - Google Patents

多重伝送信号再生装置

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JPH0191583A
JPH0191583A JP1836087A JP1836087A JPH0191583A JP H0191583 A JPH0191583 A JP H0191583A JP 1836087 A JP1836087 A JP 1836087A JP 1836087 A JP1836087 A JP 1836087A JP H0191583 A JPH0191583 A JP H0191583A
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孝敏 城杉
Tsutomu Noda
勉 野田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多重伝送システムに係り、特に映像信号にデ
ィジタル符号化した音声などを多重して伝送するに有効
な伝送信号を受信する多重伝送信号再生装置に関する。
〔従来の技術〕
ディジタル符号化されたPCM音声と映像信号を多重す
る方法については、昭和58年6月発行財団法人電波技
術協会編の衛星放送受信技術調査会報告書第1部「衛星
放送受信機」などで報告されているが、現行NTSCの
映像信号に5.7272M七の副搬送波を用いてPCM
音声を多重しているため、現行の地上テレビジョン放送
の帯域を満足せず、地上テレビジョン放送に用いること
は困難である。
一方、現行地上テレビジョン放送への多重伝送の可能性
を昭和58年1月に日本放送出版協会より発行された日
本放送協会編の放送技術双書2「放送方式」の205頁
に記載されているが、高品質音声2チヤネルを伝送する
ための約IMビット/秒の伝送容量を確保できる方式に
ついては記載されていなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、現行地上テレビジョン放送に高品質の
音声信号を多重伝送する方式が無かった。
本発明の目的は、振幅変調された信号に他の信号を多重
伝送する場合、それらの信号を安定に受信再生するため
の再生装置を提供することにあり、特に現行地上テレビ
ジ目ン放送に高品質なディジタル符号化した音声信号な
どの信号を多重伝送する伝送方式を安定に受信再生する
に有効な多重伝送信号再生装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、搬送波を振幅変調する信号以外の多重信号
で前記搬送波と直交位相関係を有した搬送波を変調した
後、前記振幅変調した搬送波と合成して多重伝送された
多重信号を復調する受信機において、搬送波再生回路と
同期検波回路により直交位相関係で多重伝送された多重
伝送信号を検波した後の信号を3値復調回路、またはデ
ィジタル復号回路を用いることにより達成される。また
前記振幅変調した搬送波の検波に搬送波再生型検波(擬
似同期検波ともいう)を用いているものは搬送波再生回
路を構成する搬送波周波数選択回路の選択帯域を搬送波
付近のスペクトルの抑圧された帯域以内に狭<L、PL
L同期検波を用いているものは搬送波再生回路を構成す
るPLLの応答周波数帯域を搬送波付近のスペクトルの
抑圧された帯域以内に狭帯域にすることにより達成され
る。
〔作 用〕
同期検波回路と搬送波再生回路により多重された信号を
検波し、その後2つのコンパレータを用いた3値復調回
路またはディジタル復号回路によって多重された信号を
再生することができ、多重伝送する信号の搬送波近傍の
スペクトルが抑圧された帯域内となるように搬送波再生
回路の応答帯域が狭くされているので、多重されて伝送
された信号を安定に再生できる。また、搬送波再生型検
波の場合は搬送波周波数の選択帯域を狭くすることによ
り、PLL同期検波の場合はPLLの応答周波数帯域を
狭くすることによって、振幅変調された搬送波と直交位
相関係の搬送波で多重伝送された直交多重信号からの振
幅変調した搬送波への妨害が軽減されるので、直交変調
信号によって引き起こされた位相変動による振幅変調し
た搬送波の位相変動を低減できる。
〔実施例〕
以下、本発明の受信機の一実施例として現状の地上放送
テレビジョンにディジタル符号化した音声信号を多重伝
送した場合の例を第1図に示す。
101はアンテナ、102は高周波増幅回路、103は
周波数変換回路、104は受信機用の再生IFフィルタ
、105は中間周波増幅回路、106は映像信号検波回
路、107は映像信号増幅回路、108は色差信号復調
回路、109は原色信号復調回路、110はブラウン管
、111は音声中間周波増幅回路、112は音声FM検
波回路、113は音声信号出力端子、114は帯域通過
フィルタ、115は同期検波回路、116は搬送波再生
回路、117は3値識別回路、118は2値変換回路、
119は符号識別回路、120はクロック再生回路、1
21はディジタル信号処理回路、122はディジタル・
アナログ変換回路(以下DACと略す)、123はディ
ジタル符号化して伝送された音声信号の出力端子である
アンテナ101より入力したテレビジョン信号を高周波
増幅回路102で増幅し1周波数変換回路103で復調
用の中間周波に周波数変換し、受信機用の再生IFフィ
ルタ104を介し、中間周波増幅回路105で増幅する
0選局は周波数変換回路103の局部発振周波数を変え
ることで行われる。中間周波増幅回路105で増幅され
た信号から映像信号帯域については映像信号検波回路1
06で検波し、映像信号増幅回路107の出力の輝度信
号と色差信号復調回路108の出力の色差信号とから原
色信号復調回路109でR,G。
Bの三原色を得、ブラウン管110に映し出す。
一方、音声信号帯域については、音声中間周波増幅回路
111で増幅し、音声FM検波回路112で検波復調し
て音声信号出力端子113に音声信号を得る0以上は従
来のテレビジョン受信機と同一である。
以上に加えてディジタル符号化した音声信号を復調する
ために1周波数変換回路103の出力を帯域通過フィル
タ114により多重伝送されたディジタル符号化した音
声信号帯域を選択して増幅し、同期検波回路115にお
いて、搬送波再生回路116で再生された搬送波に同期
した信号を用いて搬送波の振幅変調成分に直交した成分
で変調された信号を検波復調する。その復調波形を3値
識別回路117で+1.O,−1の3つの状態に識別す
る。この3値ディジタル信号を2値変換回路118で+
1,0の2値ディジタル信号に変換する。3値識別回路
117と2値変換回路118の詳しい説明はあとで行う
。2値変換回路118において2値に変換されたディジ
タル信号は符号識別回路119とクロック再生回路12
0を用いて誤り率の少ない点(いわゆるアイパターンの
最大開口部)でディジタル符号にする。ディジタル符号
はディジタル信号処理回路121で伝送途中で生じた誤
りを誤り検出訂正符号を用いて検出訂正する。誤り検出
訂正された後のディジタル信号をDAC122でアナロ
グ信号に変換して音声信号に戻し、ディジタル符号化し
た音声信号の出力端子123に得る0本実施例によれば
、搬送波再生回路116の搬送波周波数選択帯域または
PLLの応答周波数帯域は直交多重信号のスペクトルが
抑圧されている帯域内なので安定に直交多重信号を受信
できる効果がある。
上記受信機の一実施例で受信できる信号を発生する送信
機の例を第2図に示す。201は音声信号入力端子、2
02はFM変調器、203は音声信号搬送波発生器、2
04は映像信号入力端子、205はマトリックス回路、
206は輝度信号処理回路、207は色差信号処理回路
、208は加算回路、209は映像変調器、210は映
像信号搬送波発生器、211はディジタル符号化して伝
送する音声信号の入力端子、212はアナログ・ディジ
タル変換器(以下ADCと略す)、213はディジタル
信号処理回路、214は3値交換回路、215は低域通
過フィルタ、216は90度移相器、217はディジタ
ル符号化した音声信号用の変調器、218は加算器、2
19は残留側波帯振幅変調用の送信VSBフィルタ、2
20は加算器、221はアンテナ、222はイコライザ
である。
音声信号入力端子201からの音声信号で音声信号搬送
波発生器203からの音声用搬送波をFM変調器202
においてFM変調する。映像入力端子204に入力され
たRGBの三原色信号をマトリックス205で輝度信号
と色差信号とに分けおのおの輝度信号処理回路206と
色差信号処理回路207で処理した後、加算器208で
加算する。加算後の信号で映像信号搬送波発生器210
からの搬送波を映像変調器209を用いて変調し送信V
SBフィルタ219でテレビジョン放送帯域に帯域制限
して加算器220で音声信号と加算してアンテナ221
より送信する。
以上については、従来の地上伝送のテレビジョン放送と
同一である0以上の信号に高品質な音声を伝送するため
に以下を追加する。
多重する音声信号を入力端子211に加え、音声信号を
ADC212でディジタル信号に変換し、ディジタル信
号処理回路213で伝送中に生じる誤りを検出訂正する
ための符号を追加したり、インタリーブ処理をほどこす
。処理後のディジタル符号は3値変換回路214で+1
,0の2値ディジタル信号から+1.O,−1の3値デ
ィジタル信号に変換し、3値ディジタル信号のスペクト
ル帯域に適した低域通過フィルタ215を介して不要な
高域成分を削除する。このディジタル符号化した音声で
、移相器216を介して90度移相された映像信号搬送
波をディジタル符号化した音声信号用の変調器217で
変調し、受信機の再生1Fフイルタ104の特性による
直交性への影響を防ぐため再生IFフィルタの逆特性を
有したイコライザ222を通し、加算器218を用いて
映像信号で変調された搬送波と加算する。その結果、映
像用の搬送波は、映像信号とディジタル符号化した音声
信号と直交関係で変調されることとなる。
変調されるスペクトルを第3図に示し、映像搬送波の映
像信号とディジタル符号化した音声信号との変調状態の
ベクトル図を第4図に示す。
第3図の301は映像信号のVSBフィルタ後のスペク
トル、302はFM変調された音声信号のスペクトル、
303はディジタル符号化した音声信号のスペクトルを
示す、304については後で説明する。ここで、映像信
号スペクトル301とディジタル符号化した音声信号の
スペクトル302とは直交で多重するため第3図では2
段に分けて示し、ディジタル符号化した音声信号のスペ
クトルは、イコライザ222の影響を考慮していない。
第3図において、映像搬送波に対して−0,75MaX
以下のスペクトラムについては残留側波帯振幅変調とす
るVSBフィルタによって減衰されている、4.2MH
zまでは映像信号が4.5MHz近傍には音声搬送波が
FM変調されたスペクトラムが存在している。映像搬送
波に対して±0.75MHzについては両側波帯が送信
されるため、一般の振幅変調(DSB)と考えて良い。
その両側波帯を有している搬送波に直交して±0.75
MHz以内の信号をディジタル符号の1と0に相当させ
て振幅Aと−Aとで変調すると、搬送波のベクトルは映
像信号を1とした場合 eosωct  ±A sin (1)  ct   
 (1)となる、ここでωCは搬送波の角周波数である
このようすを第4図に示す。
ここで受信された映像信号へのディジタル符号化した音
声信号からの妨害を考える。映像信号検波回路がcos
ωatで同期検波しているものについてはAの値にかか
わらずCOSωatの係数のみ(すなわち映像信号のみ
)が再生され妨害とはならない、また映像信号検波回路
が包絡線検波をしているものについてはAの値を1より
下げることで妨害を軽減できる0例えばAを0.1とす
ると、8 : 1 、 OO5ト’t リ、1に比べて
0.005の信号(約−40dB)が影響するが。
映像信号のSN比は40dB以上あれば実用上問題ない
と考える。
一方、映像信号からディジタル符号化した音声への妨害
は、第1図に示すように同期検波回路115で搬送波に
直交した成分のみを復調することで排除できる。信号レ
ベル対雑音の比(以下SN比と呼ぶ)について考えると
、映像信号のSN比が40dBが実用レベルとすると、
帯域幅がディジタル符号化した音声信号の伝送帯域幅I
MHzに比べ約4倍であるため、ディジタル符号化した
音声信号のSN比は46dBとなるが、変調レベルAを
0.1とすると伝送SN比は26dB程度となる。
また、ディジタル信号のSN比とピットエラーレートと
の関係を一般的な二値信号で考えてもSN比が17.4
dBテ10−”t”アル、映像信号ノSN比が40dB
の場合にはディジタル符号化した音声信号の伝送SN比
は26dBであり、ディジタル信号の伝送として実用上
充分な値である。
次にディジタル符号化した音声信号のスペクトル303
及び3値変換回路214について考える。
ディジタル符号化した音声信号のスペクトル303は第
3図に示すように搬送波周波数付近のスペクトルを抑圧
したものとする。これは、変調器217で変調する前の
ベースバンドディジタル信号の低域成分を抑圧すること
で実現でき、3値変換回路214は2値のディジタル信
号を3値に変換することで、伝送容量を減らすことなく
低域成分を抑圧することができる。
第5図は上で述べた機能を有する3値変換回路214の
一例である。501は2値デイジタルデータ入力、50
2は遅延回路、503,504はインバータ、505,
506はAND回路、507はインバータ、508は加
算器、509は3値デイジタルデータ出力である。第5
図の動作を第6図のタイミングチャートを用いて説明す
る。
第6図(σ)は2値ディジタルデータ波形、(b)は遅
延回路502出力、(c)はAND回路505出力、(
d)はインバータ507出力、(e)は3値デイジタル
データ波形(加算器508出力)である。
(σ)図に示す2値デイジタルデータは遅延回路502
により時間τだけ遅延を受け(b)図に示すタイミング
波形となる。ここで時間τは1データ長Tよりも短い時
間とする。アンド回路505で2値デイジタルデータ(
σ)と遅延回路出力(b)のインバートのアンドをとり
2値デイジタルデータ(σ)の立ち上がりエツジを(c
)図のように検出する。同様にアンド回路506で2値
デイジタルデータのインバートと遅延回路出力(b)の
アンドをとり2値デイジタルデータ(σ)の立ち下がり
エツジを検出し、これをインバート507で反転して(
d)図の波形を得る。加算器508で(c)図の波形と
(d)図の波形を加算すると(6)図に示す3値デイジ
タルデータとなる。Ca)図と(e)図を見比べると、
3値デイジタルデータは2値ディジタルデータの立ち上
がりエツジでHigh(+ 1 )、立ち下がりエツジ
でLow(−1)のパルスをパルス幅τで発生し、その
他ではHighとLowの中間電位(0)となっている
ことがわかる、このように2値デイジタルデータを3値
デイジタルデータに変換することによりベースバンドデ
ィジタル信号の低域成分を抑圧することができ、これか
ら不要高周波成分をLPF215で除去して、ディジタ
ル符号化した音声信号用の変調器217で変調すること
により搬送波周波数付近のスペクトルを抑圧したディジ
タル符号化した音声信号のスペクトル303が得られる
次に第5図の回路構成で搬送波近傍の周波数成分を低減
した場合の効果について説明する。第3図304は、搬
送波再生型検波の場合は搬送波再生回路を構成する搬送
波周波数選択回路の搬送波周波数選択帯域を、あるいは
PLL同期検波の場合は搬送波再生回路を構成するPL
Lの周波数応答帯域を表す。帯域304内に搬送波周波
数成分以外の信号が含まれている場合、それらは搬送波
再生の妨害となり、映像検波特性を劣化させる原因とな
る。ディジタル符号化した音声信号のスペクトル303
はこの妨害成分となるため、応答帯域304の帯域内の
スペクトルがより多く抑圧されることが望ましい。この
ように、ディジタル符号化した音声信号のスペクトル3
03の搬送波周波数部分のスペクトルを抑圧した帯域内
に搬送波周波数選択帯域またはPLLの周波数応答帯域
を選ぶことにより直交多重したディジタル符号化した音
声信号からの妨害が軽減できる効果がある。
第7図は第1図の3値識別回路117及び2値変換回路
118の一実施例を示す。117は3値識別回路、11
8は2値変換回路であり、701は3値デイジタルデー
タ入力端子、702は直流カット用のコンデンサ、70
3は直流動作点をOV (GND)にするための抵抗、
704はアンプ、705,706はコンパレータ、70
7゜708は基準電圧源、709はR8−フリップフロ
ップ、710は2値デイジタルデータ出力端子である。
第8図は第7図の動作説明図である。第8図(σ)は帯
域制限を受けた3値デイジタルデータ(アンプ704出
力)、(b)はコンパレータ705出力、(C)はコン
パレータ706出力、(d)は2値デイジタルデータ(
R8−フリップフロップ709出力)である。入力端子
701より入力された3値デイジタルデータはコンデン
サ702で直流カットされる。3値デイジタルデータは
低域成分を含んでいないため抵抗703により動作点が
Ovとなり、アンプ704で増幅され第8図(σ)の波
形を得る。アンプ704の出力はコンパレータ705.
706によりそれぞれ基準電圧源707.7081’発
生する電圧v1.■2と第7図に示す極性で比較される
。基準電圧源707で発生する電圧V□及び基準電圧源
708で発生する電圧v2は第8図(σ)に示すように
それぞれ符号誤り率が最小となるよう電圧値に調整して
おく。コンパレータ705,706の出力はそれぞれ第
8図(b)、(Q)のようになり、コンパレータ705
は3値デイジタルデータの+1を、コンパレータ706
は3値デイジタルデータの−1を識別する。識別された
信号は2値変換回路118に送られる。今、3値デイジ
タルデータが第5図に示すように変調されているとする
と、2値変換回路118はR8−フリップフロップで構
成される。すなわち、3値デイジタルデータの+1は2
値デイジタルデータの立ち上りを、3値デイジタルデー
タの−1は2値デイジタルデータの立ち下りを意味する
ため、立ち上り情報であるコンパレータ705出力をR
3−フリップフロップのセット端子Sに、立ち下り情報
であるコンパレータ706出力をR8−フリップフロッ
プのリセット端子Rに入力することにより、R3−フリ
ップフロップの出力端子から第8図(d)に示す2値デ
イジタルデータを復調することができる。
第9図は3値識別回路117.2値変換回路118及び
符号識別回路119の機能をもった回路例である。第1
図、第7図と同一符号のものは同一機能を示し、901
はサンプル・ホールド回路(以下S/H回路と略す)9
02はクロック信号である。第9図の説明を第10図を
用いて行う。
第10図(σ)は3値デイジタルデータ、(b)はクロ
ック信号、(c)はS/H回路901出力、(d)はコ
ンパレータ705出力、(e)はコンパレータ706出
力、(f)は2値デイジタルデータ(R8−フリップフ
ロップ118出力)である、S/H回路901は第10
図(b)に示すようなりロック信号902の立ち上りエ
ツジでサンプルし、次のサンプルまでその値をホールド
する。クロック再生回路120で再生されたクロック信
号902は1データ長Tを1周期とした信号であり、ク
ロックの立ち上りは符号誤り率の少ない点(いわゆるア
イパターンの最大開口部)に位置する。S/H回路90
1出力は第10図(c)に示すものであり、入力端子7
01で入力した3値デイジタルデータをクロック信号9
02に同期した3値のディジタル符号に識別する。以下
3値ディジタル符号はコンパレータ705,706に入
力され第7図で説明した動作と同様に3値ディジタル符
号を+1゜02−1に識別し2値ディジタル符号(第1
0図(f))に変換する。第9図の回路を用いることに
より、第10図1001に示すようなノイズが生じた場
合においてもそのノイズの位置がS/H回路901のサ
ンプル点からはずれていれば全く復調した2値ディジタ
ル符号に影響をおよぼさず、符号誤り率特性を劣化させ
ない効果がある。
第11図は3値識別回路117.2値変換回路118及
び符号識別回路119の機能をもった他の回路例である
。第9図と同一符号のものは同一機能を示し、1101
はS/H回路、1102はウィンド・コンパレータ、1
103,1104は加算器1105は中間レベル検出信
号である。
第11図の基本動作は第9図と同様であるため、第9図
と異なる動作をする部分を第12図を用いて説明する。
第12図において(σ)は3値デイジタルデータ。
(b)はクロック信号、(c)はS/H回路901出力
、(d)はウィンド・コンパレータ出力(中間レベル検
出信号1105)である。今、アンテナ101で受けた
信号が空間伝送路や他の原因によりひずみを受けており
、そのため入力端子701に入力される3値デイジタル
データが第12図(σ)に示すように中間レベルに対し
て)Iighレベルのパルスの方がLowレベルのパル
スよりも高くなった場合を考える。この時、3値デイジ
タルデータはDC成分を含んだ信号となりコンデンサ7
02でDCカットし抵抗703で動作点を決めた場合、
第12図(σ)に示すような中間レベルが○Vとならな
い信号となる。この信号をS/H回路901を用いて第
12図(b)のクロック信号902の立ち上りエツジで
サンプルし次のサンプル点までその値をホールドすると
第12図(C)に示す波形となり、中間レベルでΔVの
オフセットを持つ信号となる。第12図(C)の信号は
コンパレータ705,706の入力となるとともに、ウ
ィンド・コンパレータ1102.S/H回路1101の
入力となる。ウィンドコンパレータ1102は第12図
(Q)の信号から中間レベル部分を検出しその期間だけ
!(ig hレベルを第12図(d)のように出力する
。なお、中間レベル検出信号1105はコンパレータ7
05,706出力からもつくることが可能である。S/
H回路1101はこのウィンド・コンパレータ1102
の出力を受はウィンド・コンパレータ1102の出力が
Highの期間でサンプルしLowの期間はホールドと
する。
このように動作することでS/H回路1101は3値デ
イジタルデータの中間レベルのオフセットΔVを抽出す
ることができる。ここで基準電圧源707の出力v1.
基準電圧源708の出力v2は0V(GND)を基準と
して設定されているため3値デイジタルデータの中間レ
ベルに△Vのオフセットがあるとそれだけ誤差となる。
したがってその誤差成分であるΔVを加算器1103゜
1104を用いてそれぞれ基準電圧源707出力V工、
基準電圧源708出力v2と加算すれば最適な基準電圧
をコンパレータ705,706に与えることができる1
以上述べたように第11図の回路構成によれば3値デイ
ジタルデータの中間レベルに対するHigh、 Lo%
lのパルス高のアンバランスの影響を打ち消すことがで
き、最適な基準電圧を用いて3値ディジタル信号の3値
識別を行うことができる。なお、第11図の誤差電圧打
ち消し回路は第7図の3値識別回路に用いることもでき
る。
本発明の他の実施例を第13図に示す、第1図と同一符
号のものは同一機能を表し、第1図と異なる点はクロッ
ク再生回路120の入力を2値変換回路118より得て
いる点である。この構成によるとクロック再生回路12
0をディジタル回路で構成できる効果がある。
第14図は本発明の他の実施例である。第1図と同一符
号は同一機能を表し、1401はディジタル復調回路で
ある。第1図と異なる点について説明する。同期検波回
路115により検波復調された信号は符号識別回路11
9とクロック再生回路120に入力され、符号識別回路
119とクロック再生回路120を用いて誤り率゛の少
ない点(いわゆるアイパターンの最大開口部)でディジ
タル符号にする。このディジタル符号は低域成分を抑圧
するようなディジタル変調を受けておりディジタル復調
回路1401を用いてこれを復調し変調前のディジタル
符号を得、ディジタル信号処理回路121で伝送途中で
生じた誤りを誤り検出訂正符号を用いて検出訂正しDA
C122でアナログ信号に変換して音声信号を出力端子
123より得る。
上記受信機の一実施例で受信できる信号を発生する送信
機の例を第15図に示す。第2図と同一符号は同一機能
を示し、1501はディジタル変調回路である。第2図
と異なる点について説明する。ディジタル信号処理回路
213により伝送中に生じる誤りを検出訂正するための
符号の追加やインタリーブ処理をほどこしたディジタル
符号はディジタル変調回路1501によって低域成分を
抑圧するようなディジタル変調方式1例えばFM変調方
式やZM変調方式を用いてディジタル変調を行う、なお
FM変調方式やZM変調方式については例えば1978
.12.11号日経エレクトロニクスP126〜P16
4 rディジタル磁気記録の変復調方式」に述べられて
いるためここでは説明を省略する。ディジタル変調回路
1501出力はLPF215で不要高周波成分を除去し
、ディジタル符号化した音声信号用の変調器217で変
調することにより搬送波周波数部分のスペクトルを抑圧
したディジタル符号化した音声信号のスペクトル第3図
303が得られる。以下第2図と同様の動作である。
第14図の実施例の場合良好なSN比で受信再生できる
効果がある。
第16図は本発明の他の実施例であり、第1図。
第14図と同一符号は同一機能を示し、1601は多値
復調回路である。本実施例で受信できる信号を発生する
送信機の例を第17図に示す。第2図、第15図と同一
符号は同一機能を示し、1701は多値変調回路である
。ディジタル変調回路15o1は第15図と同様の動作
であるが。
ディジタル変調を行うことにより低域成分を抑圧させる
ことができる反面、伝送容量を一定とすると伝送帯域が
広がってしまう、そこで多値変調回路1701により多
値方式やデュオバイナリ−符号などの符号間干渉を積極
的に利用するパーシャルレスポンス方式を用いて伝送帯
域の圧縮などを行い、伝送容量を改復することができる
。多値変調回路1701はLPF215に入力され、以
下は第15図と同様の動作である。第16図の受信回路
は第17図からの送信信号を受け、同期検波回路115
により検波復調された信号は、多値復調回路1601に
入力し、ディジタル変調されたディジタルデータを復調
する。以下は第14図の動作と同様である。なお、パー
シャルレスポンス方式については、昭和56年9月発行
オーム社版「現代ディジタル通信方式」のP137〜P
142などに示されているので詳細は省略する。第14
図の実施例によれば伝送容量を減らすことなく低域成分
を抑圧できる効果がある。
本発明の他の実施例を第18図に示す、第1図と同一符
号のものは同一機能を示し、1801は映像信号AGC
回路、18o2はディジタル音声系AGC回路である。
アンテナ101で入力される電波に強弱があると、それ
に応じて3値識別回路117の入力も変動し、その結果
3値識別回路117を構成するコンパレータ705,7
06の基準電圧源707,708の発生電圧V工、v2
の値が最適な基準電圧ではなくなる問題が第1図の実施
例では考えられる。第18図は第1図の受信機のディジ
タル音声系にAGC回路を設け、上記対策を行ったもの
である。また映像信号AGC回路1801は従来のテレ
ビジョン受信機に用いられており、ここでは説明の都合
上図に加えたものである。映像信号AGC回路1801
は検波された映像信号を利用して入力電波の強弱を判断
し、それに応じて高周波増幅回路102や中間周波増幅
回路105の利得を制御する。映像信号の電波の強弱と
映像信号と直交関係に変調されたディジタル符号化した
音声信号の強弱は比例しているため、映像信号AGC回
路1801のAGC制御電圧を用いてディジタル音声系
のAGCもかけることができる。AGC回路1802は
、映像信号AGC回路1801のAGC1制御信号を受
け、3値識別回路117の入力レベルを一定とするよう
に利得を制御する。本実施例によれば簡単な回路構成で
検波後のディジタルデータにAGCをかけることができ
、またAGC回路1802の動作帯域をベースバンド帯
域とすることができる効果がある。
本発明の他の実施例を第19図に示す。第18図と同一
符号のものは同一機能を示し、1901はディジタル音
声系AGC回路である。第19図も第1図の受信機のデ
ィジタル音声系にAGC回路を設けたものであり、映像
信号AGC回路1801のAGC制御電圧を用いる点は
第18図と同様であるがAGC回路の挿入位置をBPF
114と同期検波回路115の間とする点が第18図の
例と異なる。第19図の実施例によると簡単な回路構成
でディジタル音声系のAGCをかけることができ、また
同期検波回路115の入力レベルが一定となるようにA
GC回路1901は制御されるため、その一定レベルを
同期検波回路115の最適動作レベルとすれば、同期検
波回路115は常に最良の状態で動作することができる
効果がある。なお、BPF14の前にAGC回路を設け
たり、高周波増幅回路102の利得可変のみで従来テレ
ビジョン受信回路、ディジタル音声回路の両方ともAG
Cをかけることも考えられる。
本発明の他の実施例を第20図に示す。本実施例もディ
ジタル音声系のAGC回路に関する。第18図と同一符
号のものは同一機能を示し、2001はエンベロープ検
出回路である。第20図はAGC回路上802のAGC
制御信号をエンベロープ検出回路2001を用いて生成
する。エンベロープ検出回路2001の動作を第21図
及び第22図を用いて説明する。第21図のエンベロー
プ検出回路は3値識別回路の1部を利用して構成してい
る。第9図と同一符号は同一機能を表し、2101はS
/H回路、2102はAGC制御信号、21o3はAG
C制御信号出力端子である。第21図の3値識別回路と
しての動作は第9図と同様であり、エンベロープ検出動
作について第22図を用いながら説明する。第22図に
おいて(σ)は入力端子701より入力される3値デイ
ジタルデータ、(b)はクロック信号902、(c)は
S/H回路901出力、(d)はコンパレータ705出
力、(、)はS/H回路2101出力でありAGC制御
信号21o2である。今、3値デイジタルデータは第2
2図(σ)のように正、負のパルス高が第20図アンテ
ナ101に入力する電波の強弱に応じて変化していると
すると、クロック信号902によりサンプル・ホールド
された3値デイジタルデータも第22図(c)のように
パルス高が変化する。コンパレータ705により抽出さ
れたパルスHighの区間は第22図(d)のようにな
り、この信号のHighの期間にS/H回路2101は
サンプル動作Lowの期間にホールド動作をする。
これによりS/H回路2101は3値デイジタルデータ
のHigbレベルのエンベロープを第22図(e)に示
すように検出することができこの信号をAGC制御信号
に用いることができる。これと同様にコンパレータ70
6の出力をS/H回路2101の制御信号に用いれば3
値デイジタルデータのLowレベルのエンベロープを検
出でき、また、コンパレータ705,706出力のOR
をとったものをS/H回路2101の入力とし、S/H
回路2101の出力を余波整流すれば、3値デイジタル
データのHighレベルとLowレベルの両方をAGC
制御信号に用いることができる。
第20図の実施例によれば、ディジタル音声系の出力を
みなからAGCをかけるため、ディジタル音声系にとっ
て最適な状態で動作することができ、かつAGC回路1
802の動作帯域はベースバンドディジタルデータの帯
域にできる効果がある。
本発明の他の実施例を第23図に示す、第19図、第2
0図と同一符号のものは同一機能を示す。
本実施例もディジタル音声系のAGC回路に関し、エン
ベロープ検出回路2001を用いる点は第20図と同様
であるが、AGC回路の挿入位置をBPFI 14と同
期検波回路115の間とする点が第20図の例と異なる
。第23図の実施例によると、ディジタル音声系の出力
をみながらAGCをかけるため、ディジタル音声系にと
って最適な状態で動作することができ、また同期検波回
路115の入力レベルが一定となるようにAGC回路1
901は制御されるため、第19図と同様に同期検波回
路115は常に最良の状態で動作できる効果がある。
以上、第18図、第19図、第20図、第23図のAG
C回路の例は第1図の実施例に対して説明したが、第1
3図、第14図、第16図の実施例に対しても用いるこ
とが可能である。またAGC制御信号を用いて3値識別
回路117を構成するコンパレータ705,706の基
準電圧を制御して、入力レベルの強弱に応じてスライス
レベルを最適にすることもできる。第24図はその実施
例であり、第7図と同一符号は同一機能を示す。
2401はデータスライスレベル信号入力端子であり、
AGC制御信号と同様である。2402゜2403は基
準電圧制御回路であり、データスライスレベル信号24
01を受はコンパレータ705.706の基準電圧が最
適となるように調整する。第24図の例によれば、最適
なスライスレベルで3値識別ができる効果がある。
本発明の他の実施例を第25図に示す。
2501はフィルタ、2502は周波数変換回路であり
、第1図と同一符号のものは同一機能を示す。第1図と
異なる点は、ディジタル符号化して多重伝送された音声
信号を復調する周波数を映像信号復調用の周波数より下
げるために、フィルタ2501および周波数変換回路2
502を設けたことである。
本実施例によれば、周波数変換回路103の出力の中間
周波数(日本の地上放送テレビジョンでは58.75M
HEが一般的に多く用いられる)で映像信号の復調を行
ない、周波数変換回路2502の出力のさらに周波数の
低い中間周波(例えば5MHz程度)でディジタル符号
化して伝送された音声信号の復調を行なうので、同期検
波回路115に用いる搬送波再生回路116で再生され
た搬送波の回路遅延時間などによる位相誤差が周波数が
低くなることにより軽減され、安定にディジタル符号化
して伝送された音声信号を復調することのできる効果が
ある。
本発明のさらに他の実施例を第26図に示す。
受信信号は第1図の場合と同一であり、第1図および第
25図と同一符号のものは同一機能を示す。
2601は混合回路、2602は電圧制御形の局部発振
器、2603は基準信号発生器、2604は低域通過フ
ィルタ、第25図の周波数変換回路2502を混合回路
2601と電圧制御形の局部発振器2602で構成する
第25図と異なる点は、第25図では搬送波再生回路1
16で再生され搬送波の映像信号と直交されて変調され
ディジタル符号化して伝送された音声信号に同期して同
期検波回路115で検波しているのに比べ、第26図で
はディジタル符号化した音声信号による変調と映像信号
による変調とが直交関係にあり、ディジタル符号化した
音声信号による変調の直流成分が少ないことを利用して
、基準信号発生器26o3と搬送波を含む中間周波信号
との位相差を同期検波回路115と低域通過フィルタ2
604で検出し、電圧制御形の局部発振器2602に帰
還することで、中間周波数の搬送波を基準信号発生器の
出力と同期させて同期検波回路115の出力を検波出力
としていることにある。
本実施例によれば、基準信号発生器2603の周波数に
復調用の中間周波数が一致する負帰還ループであるため
、周波数変換回路103などの周波数ドリフトなどによ
るB P F 114の周波数ずれや復調周波数ドリフ
トが少なく、第25図に示す実施例よりさらに安定に復
調できる効果がある。
第25図、第26図の例は第1図の実施例に対して説明
したが第13図、第14図、第16図の実施例に対して
も用いることが可能である。
第27図は3値識別回路117.2値変換回路118、
符号識別回路119の機能をもった他の回路例である。
第1図、第7図と同一符号のものは同一機能を示し、2
701.2702はラッチである。第27図の説明を第
28図を用いて行う。
第28図において、(σ)は3値デイジタルデータ。
(b)はコンパレータ705出力、(C)はコンパレー
タ706出力、(d)はクロック信号、(e)はラッチ
1301出力、(f)はラッチ1302出力、(g)は
2値デイジタルデータ(R3−フリップフロップ709
出力)である。コンパレータ705゜706の出力が得
られるまでの動作は第7図と同様である。コンパレータ
705,706出力はラッチ2701.2702により
クロック再生回路120で再生されたクロック信号を用
いて第28図の(d)のタイミングでラッチされ、クロ
ック信号に同期したディジタル信号となる。以下ラッチ
2701.2702の出力をR8−フリップフロップ7
09に第27図のように入力し、第7図と同様の動作で
ディジタル信号に識別された2値ディジタル符号を復調
する。第27図によれば、簡単な回路構成であり、かつ
3値デイジタルデータに第28図(σ)の2801.2
802などの不要なノイズが混入した場合でもそれがク
ロック信号の立ち上りの場所になければ復調した2値デ
ィジタル符号に全く影響をおよぼさず、符号誤り率特性
を劣化させない効果がある。
第29図は3値識別回路117.2値変換回路118の
他の回路例である。第1図、第7図と同一符号のものは
同一機能を示し、2901゜2902はゲート、29o
3はゲート制御回路である。第30図は第29図の説明
のためのタイミング図であり、(σ)は3値デイジタル
データ、(b)はコンパレータ705出力、(C)はコ
ンパレータ706出力、(d)はゲート制御信号、(e
)はゲート2901出力、(f)はゲート29o2出力
、(g)は2値デイジタルデータ(R8−フリップフロ
ップ709出力)である。コンパレータ705゜706
の出力が得られるまでの動作は第7図と同様である。コ
ンパレータ705,706出力はゲート2901.29
02にそれぞれ入力されゲートをかけられる。ゲート信
号は、クロック再生回路120より得られるクロックを
用いてゲート制御回路2903でつくられ、第30図(
d)に示すようにコンパレータ705,706出力の正
常なデータの立ち上りをとらえるものとする。これによ
りコンパレータ705,706出力はそれぞれゲート2
901.2902により第30図(e)。
(f)のようにゲートをかけられ、R8−フリップフロ
ップ709に送られる。以下は第7図と同様の動作で2
値デイジタルデータを復調する。第29図の例によれば
、3値デイジタルデータに第30図(σ)の3001.
3002などの不要なノイズが混入した場合でもそれが
ゲート信号のゲートONの間になければ復調した2値デ
ィジタル符号に全く影響をおよぼさず、符号誤り率特性
を劣化させない効果がある。なお、ゲート制御回路29
03において、ゲート信号のゲートパルス間隔のちがう
ものを複数個設けておき、これを符号誤り率などを監視
することでどのパルス間隔を選らぶかを判別して符号誤
り率を最良の状態にすることもできる。またゲートパル
スタイミングを符号誤り率などを監視することで変化さ
せていき符号誤り率を最良の状態にすることもできる。
第31は3値識別回路117.2値交換回路118の他
の回路例である。第1図、第7図と同一符号のものは同
一機能を示し、3101゜3102はメモリ回路、31
03はメモリ制御回路、3104はディジタル信号処理
回路である。
第31図の例も第29図と同様に3値デイジタルデータ
に不要なノイズが混入した場合のノイズ除去機能を有す
る例である。クロック再生回路120よりデータ伝送周
期のn倍のクロック信号を再生し、これを用いてメモリ
制御回路3103はそれぞれコンパレータ705,70
6出力を1クロツク毎に分割してディジタルデータとし
メモリ回路3101.3102に記憶する。その後、デ
ィジタル信号処理回路3104で正規なデータサンプル
ポイントに近い、3値デイジタルデータのHighの部
分を示すセットパルス、またはLowの部分を示すリセ
ットパルスを選択し、3値デイジタルデータに混入した
不要ノイズを除去する。その後、R5−フリップフロッ
プ709で2値デイジタルデータに変換する。第31図
の実施例によれば、種々のディジタル処理をほどこし、
3値デイジタルデータに混入した不要ノイズを除去でき
る効果がある。なお、符号誤り率などを参考にして、前
記正規なデータサンプルポイントを調整して符号誤り率
が最良となる最適なサンプルポイントを選ぶこともでき
る。また、コンパレータ705.706出力をメモリ制
御回路3103.ディジタル信号処理回路3104に入
力し、セットパルスがリセットパルスがくる前に複数個
表れたときに、また、リセットパルスがセットパルスが
くる前に複数個表れたときに正規なデータサンプルポイ
ントを選びこともできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば振幅変調された搬送波と直交位相関係の
搬送波を搬送波近傍のスペクトルを低減して変調多重さ
れた信号と、前記振幅変調された搬送波を合成伝送され
た多重伝送信号から多重信号中の搬送波に同期した信号
で同期検波し、3値識別回路やディジタル復調回路など
で復調できるので前記振幅変調とは別の前記振幅変調す
る信号以外の信号を再生できる効果がある。さらに搬送
波再生回路の応答帯域を、直交多重信号のスペクトルの
搬送波近傍の抑圧された帯域内にできるので安定に搬送
波を再生でき、直交多重された信号を安定に復調できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のテレビジョン受信機のブロ
ック図、第2図はテレビジョン信号発生装置のブロック
図、第3図は本発明の説明のためのスペクトル図、第4
図は本発明の説明のためのベクトル図、第5図は第2図
の主要部分のブロック図、第6図は第5図の説明のため
のタイミング図、第7図は本発明の主要部分の一実施例
図、第8図は第7図の説明のためのタイミング図、第9
図は本発明の主要部分の他のブロック図、第10図は第
9図の説明のためのタイミング図、第11図は1本発明
の主要部分の他の例のブロック図、第12図は第11図
の説明のためのタイミング図、第13図は本発明の他の
実施例のテレビジョン受信機のブロック図、第14図は
本発明の他の実施例のテレビジョン受信機のブロック図
、第15図はテレビジョン信号発生装置の他の例のブロ
ック図、第16図は本発明の他の実施例のテレビジョン
受信機のブロック図、第17図はテレビジョン信号発生
装置の他の例のブロック図、第18図は本発の他の実施
例のテレビジョン受信機のブロック図、第19図は本発
明の他の実施例のテレビジョン受信機のブロック図、第
20図は本発明の他の実施例のテレビジョン受信機のブ
ロック図、第21図は第20図の主要部分のブロック図
、第22図は第21図の説明のためのタイミング図、第
23図は本発明の他の実施例のテレビジョン受信機のブ
ロック図、第24@は本発明の主要部分のブロック図、
第25゛図は本発明の他の実施例のテレビジョン受信機
のブロック図、第26図は本発明の他の実施例のテレビ
ジョン受信機のブロック図、第27図は、本発明の主要
部分の他の例のブロック図、第28図は、第27図の説
明のためのタイミング図、第29図は、本発明の主要部
分の他の例のブロック図、第30図は、第29図の説明
のためのタイミング図、第31図は、本発明の主要部分
の他の例のブロック図である。 117・・・3値識別回路、118・・・2値変換回路
、705.706・・・コンパレータ、707,708
・・・基準電圧源、709・・・R8−フリップフロッ
プ、901・・・S/H回路、1101・・・S/H回
路。 1102・・・ウィンドコンパレータ、1401・・・
ディジタル復調回路、1601・・・多値復調回路、1
802・・・AGC回路、1901・・・AGC回路、
2001・・・エンベロープ検出回路、2101・・・
S/H回路、2402,2403・・・基準電圧制御回
路、2701.2702・・・ラッチ、2901゜29
02・・・ゲート、2903・・・ゲート制御回路、3
101.3102・・・メモリ回路、3103・・・メ
モリ制御回路、31o4・・・ディジタル信号処理回路
。 躬 3国 筋4区 srn uJ(:亡 躬5膓 躬 62 第 ′7区 第 8図 (d) 第 9 国 躬10匿 (f) 躬77固 (む 千210 躬22固 (I)) (cり (e) 第24 In 躬2’711D 筋2g回 Cり 肩2!U;11.。1 躬30口 (仔) 躬31図 3ノO1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の搬送波を振幅変調して伝送された信号を受信
    再生する装置において、前記第1の搬送波を振幅変調す
    る信号以外の多重信号で前記第1の搬送波と直交位相関
    係を有した第2の搬送波を変調し、さらに、前記第2の
    搬送波近傍のスペクトルが低減された変調信号と、前記
    振幅変調した第1の搬送波と合成して伝送された多重伝
    送信号から搬送波を再生する搬送波再生回路、前記多重
    伝送信号を前記搬送波再生回路の出力で同期検波して直
    交成分に変調された前記変調信号を検波する同期検波回
    路、前記同期検波回路の出力から前記多重信号を復調す
    る処理回路を設けたことを特徴とする多重伝送信号再生
    装置。 2、第1の搬送波を振幅変調して伝送された信号を受信
    再生する装置において、前記第1の搬送波を振幅変調す
    る信号以外の多重信号で前記第1の搬送波と直交位相関
    係を有した第2の搬送波を変調しさらに、前記第2の搬
    送波近傍のスペクトルが低減された変調信号と、前記振
    幅変調した第1の搬送波と合成して伝送された多重伝送
    信号から搬送波を再生する搬送波再生回路、前記多重伝
    送信号を前記搬送波再生回路の出力で同期検波して直交
    成分に変調された前記変調信号を検波する同期検波回路
    、前記同期検波回路の出力から前記多重信号を復調する
    処理回路、振幅レベルを検出するレベル検出回路、利得
    を制御する利得制御回路を設けたことを特徴とする多重
    伝送信号再生装置。 3、特許請求の範囲第2項において、前記処理回路とし
    てコンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、フリ
    ップフロップを設けたことを特徴とする多重伝送信号再
    生装置。 4、特許請求の範囲第2項において前記処理回路として
    コンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、サンプ
    ル・ホールド回路、フリップフロップを設けたことを特
    徴とする多重伝送信号再生装置。 5、特許請求の範囲第2項において、前記処理回路とし
    て、コンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、サ
    ンプル・ホールド回路、ウインドコンパレータ、フリッ
    プフロップを設けたことを特徴とする多重伝送信号再生
    装置。 6、特許請求の範囲第2項において前記処理回路として
    、コンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、2つ
    のラッチ、フリップフロップを設けたことを特徴とする
    多重伝送信号再生装置。 7、特許請求の範囲第2項において前記処理回路として
    、コンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、ゲー
    ト、前記ゲートの制御回路、フリップフロップを設けた
    ことを特徴とする多重伝送信号再生装置。 8、特許請求の範囲第2項において前記処理回路として
    、コンパレータ、前記コンパレータの基準電圧源、メモ
    リ回路、前記メモリ回路を制御するメモリ制御回路、デ
    ィジタル信号処理回路を設けたことを特徴とする多重伝
    送信号再生装置。 9、特許請求の範囲第2項において、前記処理回路とし
    て低域成分を抑圧するようなディジタル変調された前記
    多重信号を復調するディジタル復調回路を設けたことを
    特徴とする多重伝送信号再生装置。 10、特許請求の範囲第2項において、前記処理回路と
    して低域成分を抑圧するようなディジタル変調された前
    記多重信号を復調するディジタル復調回路、符号間干渉
    を利用して伝送帯域を圧縮するパーシャルレスポンス符
    号を用いた前記多重信号を復調する復調回路を設けたこ
    とを特徴とする多重伝送信号再生装置。 11、特許請求の範囲第3項、第4項、第5項、第6項
    、第7項または第8項において、前記基準電圧源の一機
    能として前記レベル検出回路の出力を入力して前記基準
    電圧源の電圧を制御する制御回路を設けたことを特徴と
    した多重伝送信号再生装置。 12、特許請求の範囲第2項において、前記レベル検出
    回路としてサンプル・ホールド回路を用いることを特徴
    とする多重伝送信号再生装置。
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